JP3935516B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、たとえば、パチンコ遊技機やコイン遊技機等で代表される弾球遊技機に関し、詳しくは、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知られているものに、たとえば、遊技領域に複数の入賞領域が設けられ、その複数の入賞領域のうちの或る入賞領域に打玉が入賞したことによりたとえば5個の景品玉が払出され、他の入賞領域に打玉が入賞したことによりたとえば7個の景品玉が払出され、さらに他の入賞領域に打玉が入賞したことにより15個の景品玉が払出されるように構成されたものがあった。つまり、打玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分類される複数の入賞領域が遊技領域に設けられていた。そして、この複数の入賞領域に入賞した入賞玉が入賞玉検出手段により検出され、その検出出力に基づいて、玉払出手段から景品玉を遊技者側に払出す制御が行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の弾球遊技機においては、前述したように複数の入賞領域に入賞した入賞玉が入賞玉検出手段により検出され、その検出出力に基づいて、玉払出手段から景品玉を遊技者側に払出す制御が行なわれていた。
【0004】
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、入賞玉検出手段を検出誤動作させる不正を防止できる弾球遊技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、
前記遊技領域に設けられ、打玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分類される複数の入賞領域と、
該複数の入賞領域に入賞した入賞玉を検出可能な複数の入賞玉検出手段と、
複数種類の個数の景品玉を払出可能な景品玉払出手段と、
前記複数の入賞玉検出手段のうちいずれかにより入賞玉が検出されたことを条件として、前記景品玉払出手段により景品玉を払出す制御を行なう制御手段と、
前記複数の入賞玉検出手段よりも下流に設けられ、前記複数の入賞領域に入賞したすべての入賞玉を検出可能な全入賞玉検出手段と、
該全入賞玉検出手段により入賞玉が検出されたときに、前記複数の入賞玉検出手段のうちいずれかにより入賞玉が検出されているか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により前記複数の入賞玉検出手段のうちいずれによっても入賞玉が検出されていないと判定されたときに、異常が発生した旨の報知を行なう異常報知手段とを含むことを特徴とする。
【0008】
【作用】
請求項1に記載の本発明によれば、打玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分類される複数の入賞領域が遊技領域に設けられており、その複数の入賞領域に入賞した入賞玉が複数の入賞玉検出手段により検出可能となる。景品玉払出手段の働きにより、複数種類の個数の景品玉が払出可能となる。制御手段の働きにより、複数の入賞玉検出手段のうちいずれかにより入賞玉が検出されたことを条件として、景品玉払出手段により景品玉を払出す制御が行なわれる。複数の入賞玉検出手段よりも下流に設けられた全入賞玉検出手段の働きにより、複数の入賞領域に入賞したすべての入賞玉が検出可能となる。判定手段の働きにより、全入賞玉検出手段により入賞玉が検出されたときに、複数の入賞玉検出手段のうちいずれかにより入賞玉が検出されているか否かが判定される。異常報知手段の働きにより、判定手段により複数の入賞玉検出手段のうちいずれによっても入賞玉が検出されていないと判定されたときに、異常が発生した旨の報知が行なわれる。
【0011】
【実施例】
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例では、弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示するが、本発明はこれに限らず、コイン遊技機等であってもよく、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であればすべて対象となる。
【0012】
図1は、パチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。遊技盤の任意の前面には、区画レール3が設けられており、この区画レール3に囲まれた部分が遊技領域4となる。そして、遊技者が図示しない打球操作ハンドルを操作することにより、パチンコ玉が1つこの区画レール3の外レールと内レールとの間を通って遊技領域4内に打込まれる。区画レール3の内レールの終端に、逆流防止装置45が設けられており、これにより、遊技領域4内に打込まれた玉が障害釘や障害物等に衝突して跳ね返り内レールと外レールとの間に再び進入するという逆流を防止することができる。
【0013】
遊技領域4内のほぼ中央には、表示状態が変化可能な可変表示装置5が設けられている。さらに遊技領域4の下方位置には、遊技者にとって有利となる第1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置21が設けられている。遊技領域4内に打込まれた打玉が始動口19に入賞すれば、その始動入賞玉が始動玉検出器20により検出され、その検出出力に従って、前記可変表示装置5が可変開始する。この可変表示装置5は、左可変表示部と中可変表示部と右可変表示部とを有し、打玉の始動入賞に伴ってすべての可変表示部が可変開始し、所定時間経過後にまず左可変表示部が停止され、次に右可変表示部が停止され、最後に中可変表示部が停止される。可変表示装置5は、図示するように、上段中段下段の横方向3本と斜め対角線上に2本との合計5本の当りラインが定められており、各可変表示部の停止時の表示結果が、この5本の当りラインのうちのいずれかの当りライン上において特定の識別情報の組合せ(たとえば777)となれば、特定遊技状態が発生して、可変入賞球装置21を第1の状態にする大当り制御が行なわれる。
【0014】
可変入賞球装置21は、開口23を開閉する開閉板24が設けられており、通常時はこの開閉板24が開口23を閉鎖して打玉が入賞不可能な遊技者にとって不利な第2の状態となっている。そして前記特定遊技状態が発生すれば、ソレノイド25が励磁されて開閉板24が開成して打玉が開口23内に入賞可能な遊技者にとって有利な第1の状態となる。この可変入賞球装置21の第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過または所定個数(たとえば30個)の打玉の入賞により終了して第2の状態となる。開口23内の所定箇所には特定領域(Vポケット)26(図2参照)が設けられており、第1の状態となっている可変入賞球装置21内に進入した打玉がこの特定領域26に入賞すれば、繰返し継続条件が成立し、その回の第1の状態が終了して第2の状態になってから可変入賞球装置21が再度第1の状態に繰返し継続制御される。この繰返し継続制御の上限回数は、たとえば16回と定められている。そして、その現時点における繰返し実行回数が回数表示器34により表示される。また玉が特定領域26に入賞したことがV表示LED33により表示される。さらに可変入賞球装置21内に入賞した入賞玉の合計個数が個数表示器LED35により表示される。
【0015】
可変表示装置5の上方部分には通常の入賞口7が設けられており、さらにその少し下方部分にはワープ入口8が設けられている。このワープ入口8に玉が入賞すれば、ワープ通路9a,9bのいずれかを通ってその玉がワープ出口10a,10bのいずれかから放出され、その放出された玉が始動口19に入賞しやすいように構成されている。可変表示装置5の可変表示中に再度打玉が始動口19に入賞して始動玉検出器20により検出されれば、その始動入賞が記憶されて、可変表示装置5の可変表示が停止した後再度可変開始可能な状態になってからその始動入賞記憶に基づいて可変表示装置5が再可変表示される。その始動入賞記憶の上限値はたとえば「4」と定められており、現時点における始動入賞記憶数が始動記憶表示器12により表示される。可変入賞球装置21の左右にも、始動口36a,36bがもうけられており、この始動口36a,36bにパチンコ玉が入賞すれば始動玉検出器36c,36dにより検出されてその検出出力が始動玉検出器20と同様に可変表示装置5を可変開始させるのに利用される。
【0016】
遊技領域4内には、さらに、通常の入賞口39a,39bが設けられている。前記始動口19に打玉が入賞した場合には5個の景品玉が払出され、前記可変入賞球装置21内に打玉が入賞した場合には15個の景品玉が払出され、それ以外の入賞口に打玉が入賞した場合には7個の景品玉が払出される。
【0017】
図中13はライン表示LEDであり、前記大当りが発生する特定の識別情報の組合せが成立した当りラインの両端に位置するライン表示LED13が点灯または点滅して、どの当りライン上で特定の識別情報の組合せが成立したかが表示される。さらに17はドラムランプであり、3×3の9個がマトリックス状に配設されており、前記特定の識別情報の組合せが成立すれば、その成立した特定の識別情報を表示している図柄を背面側から明るく照らすためのものである。図中16は、可変表示装置5の遊技盤2表面に取付けるための取付基板であり、40a,40bはサイドランプであり、37はアタッカーランプであり、38a,38bは風車ランプであり、42a,42bはサイド装飾板であり、41a,41bは袖ランプであり、43はレール飾りランプである。また遊技領域4内に打込まれた打玉がいずれの入賞口や可変入賞球装置にも入賞しなかった場合には、アウト玉としてアウト口44から回収される。
【0018】
図2は、遊技盤の裏面構造を示す背面図である。遊技盤の裏面側には、前述した各種の入賞領域から入賞した入賞玉を誘導して集合させる入賞玉集合カバー体47が設けられている。この入賞玉集合カバー体47には、入賞玉を誘導するための誘導通路48a,48b,50a,50b,51が設けられている。そして、入賞口7,39a,39bに入賞した入賞玉が誘導通路48a,48b,50a,50bにより誘導され、可変入賞球装置21に入賞した入賞玉が誘導通路51により誘導される。誘導通路48a,48bで誘導されてきた入賞玉は入賞情報スイッチ49a,49bにより検出される。図中5は可変表示装置であり、44はアウト口であり、36a,36bは始動口である。その始動口36a,36bに入賞した始動入賞玉が始動玉検出器36d,36cにより検出される。
【0019】
図3は、可変入賞球装置21の構造を説明するための斜視図である。可変入賞球装置21は取付基板22を有し、この取付基板22により遊技盤の前面に取付けられる。取付基板22には開口23が形成されており、その開口23を開閉板24が開閉する。開口23内には、通常入賞口27a,27bと特定領域26とが設けられている。そして特定領域(Vポケット)に入賞した入賞玉が特定玉検出器28により検出され、通常入賞口27a,27bに入賞した入賞玉が入賞玉検出器29a,29bにより検出される。
【0020】
前記開閉板24の内側面には、誘導片32a,32bと貯留部30と貯留片31とが形成されている。そして上方から落下してきた玉が開閉板24の内側面に衝突して、その玉が誘導片32a,32bにより貯留部30側に誘導される。その誘導された玉が貯留部30上に貯留されて貯留片31で支えられた状態となる。そして開閉板24が閉塞する際に、貯留部30に貯留されている玉が特定領域26に入賞するように構成されている。この貯留玉の特定領域26への入賞により前述した繰返し継続制御が行なわれる。なお、図中36a,36bは始動口である。
【0021】
図4は、パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面図である。パチンコ遊技機1の遊技盤2の裏面側には機構板52が設けられている。この機構板52の上方位置に玉タンク53が設けられており、その下方右側に、玉払出装置60が設けられている。そして、玉タンク53内に貯留されているパチンコ玉が屈曲樋55,玉留め通路58を介して玉払出装置60に供給され、この玉払出装置60が作動することにより景品玉がパチンコ遊技機1前面側に設けられている玉貯留皿(上皿)に払出される。
【0022】
また、玉止め通路58は、その中央部で左右に湾曲状となって内部を流下する景品玉の玉圧を弱めるように形成されるとともに、その下部に玉止め操作部58aが設けられている。この玉止め操作部58aは、通常の使用状態において、図示しないストッパ片が2列の通路から退避した状態となっているので、2列の通路を流下する景品玉は、下流側の玉払出装置60に供給されるが、玉止め操作部58aを操作することにより、ストッパ片の先端が2列の通路に突出するようになり、これがため、2列の通路を流下する景品玉は、下流側の玉払出装置60に供給されることはない。このように、玉止め操作部58aは、玉払出装置60に景品玉を供給したり、あるいはその供給を停止したりするものであるが、たとえば、玉払出装置60が故障したときに、玉止め操作部58aを操作した後に、玉払出装置60を取外すことにより、従来のように、すべての景品玉の玉抜き操作を終了してからでないと玉払出装置を取外すことができないものに比較して、極めて簡単かつ迅速に玉払出装置60を取外すことができる。
【0023】
図中57は玉抜き通路であり、屈曲樋55部分に設けられている玉抜き装置56を作動させることにより、屈曲樋55部分から玉がこの玉抜き通路57内に流れ込み、機外に玉を抜取ることが可能となる。また、玉払出装置60の下方に設けられている下部カバー体90には、長孔92が形成されており、この長孔92内から操作ピン80が突出している。遊技場の係員が、この操作ピン89を長孔92に沿って操作することにより、図5に示すように玉払出の流路が切換えられて玉払出装置60の下流側から玉を機外に抜取ることが可能となる。図中82はアウト玉誘導樋であり、アウト口44からのアウト玉を誘導して機外に排出するためのものである。98は入賞玉処理装置110(図5参照)をカバーする入賞玉処理装置用カバーである。100は払出制御回路基板であり、玉払出装置60を作動して玉を払出制御するためのものである。103は打球発射機構であり、打球操作ハンドル(図示せず)の操作に応じて玉を1つずつ遊技領域4内に打込むためのものである。102は下皿用開口であり、玉貯留皿(上皿)が満杯となりそれ以上貯留できなくなった余剰玉を下皿に流下させるためのものである。図中101は電源インタフェース基板であり、外部電源からの電力がこの電源インタフェース基板101を介して弾球遊技機1に供給される。
【0024】
図5は、景品玉を払出すための機構を示す構成図である。入賞玉集合カバー体47により集合された入賞玉が入賞玉集合樋80上に落下して入賞玉誘導通路81に導かれる。その入賞玉誘導通路81で誘導されてきた入賞玉は入賞玉流下路112を通って入賞玉処理装置110の玉送り部材115のところまで流下する。そして玉送り部材115により入賞玉の流下が阻止され、その状態で入賞玉が入賞玉検出器113により検出される。そして、その入賞玉に基づいて所定個数の景品玉の払出しが行なわれて後述するようにソレノイド120が励磁されて玉送り部材115が玉開放姿勢に切換えられてそれまで流下阻止されていた入賞玉がaの矢印で示すように下方に流下して機外に排出される。
【0025】
入賞玉検出器113の検出に基づいて、玉払出装置60が作動し、景品玉が景品玉排出通路84内に排出されてcで示す矢印のように流下し、上皿連通口85から上皿(玉貯留皿)内に景品玉が払出される。一方、上皿(玉貯留皿)が満杯となりそれ以上貯留できなくなった余剰玉は、dに示す矢印のように、連絡通路93,余剰玉排出通路94を通って下皿に排出される。この余剰玉排出通路94に、満タン検知部材95が軸96により回動自在に設けられており、下皿も満タン状態になって景品玉が余剰玉排出通路94内に溜まってくれば、その玉圧により満タン検知部材95が時計周り方向に回動して、その回動を満タン検出器97が検出して景品玉の払出しを停止する。
【0026】
アウト口44から回収されたアウト玉はアウト玉誘導樋82を通ってbで示す矢印のようにアウト玉通路から機外に排出される。玉抜き装置56を玉抜き姿勢側に切換えれば、玉が玉抜き通路57を通ってeの矢印で示すように、機外に排出される。また、玉払出装置60の下方位置には、流路切換部材87が支軸88を中心として回動自在に設けられており、操作ピン89(図4参照)を操作して流路切換部材87を反時計回り方向に揺動させた状態で、玉払出装置60を作動させることにより、玉がfの矢印で示すように副玉抜き通路86から玉抜き通路57側に抜取られて機外に排出される。
【0027】
玉止め通路58の上流側には、玉払出装置60に供給される玉を検出する玉検出器59が設けられており、この玉検出器59により玉が検出されない玉切れ状態になれば、後述する第1〜第4賞球態様のうち指令があった賞球態様に相当する個数の景品玉を玉払出装置60が払出した段階で玉払出装置60の動作を停止させる制御が行なわれる。
【0028】
次に、玉払出装置60を図6ないし図9に基づいて説明する。図6を参照して、玉払出装置60は、筐体としてのケーシング61a,61bと、そのケーシング61a,61b内部に設けられるステッピングモータ71などから構成されている。ケーシング61a,61bは、左部と右部との2つに分割されている。ケーシング61a,61bには、玉タンク53から供給されてくる玉を受入れる玉供給路63a,63bが設けられており、この玉供給路63a,63bから受入れた玉が湾曲面64a,64b上を流下する。そして図中77a,77bは離壁であり、ステッピングモータ71が設けられる空間と玉が流下する空間とを区画するためのものであり、湾曲面64a,64bを流下してきた玉がステッピングモータ70が設けられている空間内に入り込まないようにするためのものである。66a,66bは玉送り水平路であり、この玉送り水平路66a,66b上の玉が横送りされて玉排出路65a,65bから下方に排出されるように構成されている。
【0029】
ステッピングモータ71はモータ取付板72に取付けられており、そのステッピングモータ71の回転軸にスクリュー70が一体的に設けられている。このスクリュー70の外周には、螺旋突状70aが形成されている。そしてスクリュー70の先端側には切欠き部74が設けられている。モータ取付板72をケーシング61a,61bのモータ固定部73に差込むことにより、図7に示すように、ステッピングモータ71とスクリュー70とがケーシング61a,61b内で固定される。その状態では、図8に示すように、スクリュー70の一部が玉送り水平路66a,66bに入り込んだ状態となり、スクリュー70が回転することにより、玉送り水平路66a,66b上の玉が螺旋突状70aによって玉排出通路65a,65b側に横送りされる。なお、76はコネクタであり、このコネクタ76とステッピングモータ71とが配線75により電気的に接続されている。また図6に示すように、コネクタ76と受光素子69,発光素子68とが電気的に接続されている。
【0030】
この受光素子69,発光素子68は、玉圧緩衝部材67に設けられており、この玉圧緩衝部材67がケーシング61a,61bに設けられた状態で、図7,図8に示すように、発光素子68がスクリュー70の切欠き部74内に位置する状態となり、受光素子69が切欠き部74の外部に位置する状態となる。図中62は位置決め具であり、玉払出装置60を機構板52側に取付ける際の位置決めの役割を果たすものである。
【0031】
図7,図8に示すように、玉供給路63a,63bから入り込んできた玉は、玉圧緩衝部材67により図8に示す左右方向に広がりながら湾曲面64a,64b上を流下していく。その際に、玉供給路63a,63bから上方に位置するパチンコ玉の自重による玉圧が緩衝される。
【0032】
ステッピングモータ71が回転することによりスクリュー70が回転し、スクリュー70が半回転するごとに発光素子68と受光素子69とを結ぶ線とスクリュー70の切欠き部74の切欠き溝の方向とが一致する状態なり、その状態で、発光素子68からの発光が受光素子69により受光され、そのたびにスクリュー70が半回転したことが検出できる。
【0033】
図9は、スクリュー70の回転による玉の横送り動作状態を説明するための説明図である。スクリュー70が回転することにより玉送り水平路66a,66b上の玉が螺旋突状70aにより横送りされ、たとえば図9(a)に示すように、まず玉送り水平路66b上の玉が玉排出路65bに排出されて、その状態からスクリュー70が半回転することにより、図9(b)に示すように、玉送り水平路66a上の玉が玉排出路65aに排出される。このように、スクリュー70が半回転するごとに、玉送り水平路66aまたは66bから互い違いに1つずつ玉が排出される。
【0034】
図10は、入賞玉処理装置110の構成および動作を説明するための構成図である。入賞玉処理装置110の取付基板111には、入賞玉誘導通路81(図5参照)から誘導されてきた入賞玉が流下する入賞玉流下路112が設けられており、その入賞玉流下路112の終端部分に、係止爪114により係止されて取付けられた入賞玉検出器113と玉送り部材115とが配設されている。玉送り部材115は、連結ピン116を中心として回動自在に構成されており、その玉送り部材115を回動させるためのソレノイド120が取付フック124により取付けられている。このソレノイド120のプランジャ121が連通杆122により玉送り部材115に連結されている。なお123はスプリングである。
【0035】
この状態で、ソレノイド120が励磁されていないときには、入賞玉流下路112を流下してきた玉が玉送り部材115の下部停止部117によって流下が停止された状態となり、その状態で玉P1が入賞玉検出器113により検出される(図10(a)参照)。
【0036】
その入賞玉P1により所定個数の景品玉の払出動作が行なわれることにより、ソレノイド120が励磁されて図10(b)のように、玉送り部材115が反時計回り方向に回動して下部停止部117が退避して入賞玉P1が下方に流下するとともに玉送り部材115の上部停止部118により後続の入賞玉P2の流下が停止される。そして、入賞玉P1が下方に流下したことが確認された状態でソレノイド120の励磁が解除されて再び図10(a)の姿勢に復帰し、後続の入賞玉P2が下部停止部117により停止された状態となる。そしてその入賞玉P2により所定個数の景品玉の払出動作が行なわれ、その入賞玉P2の流下動作が行なわれるのである。入賞玉処理装置110は、このような入賞玉の1個宛処理を行なう。
【0037】
図11は、パチンコ遊技機の遊技状態を制御するための遊技制御回路基板99に設けられた遊技制御回路を示すブロック図である。遊技制御回路は、CPU,ROM,RAM,I/Oポート等を含む基本回路130を有する。この基本回路130は、カウンタ131も有しており、後述する入賞玉検出器からの検出信号に基づいて入賞玉を計数することができるように構成されている。遊技制御基板99には、さらに、基本回路130からのアドレスデータをデコードするアドレスデコード回路133と、電源投入時に基本回路130のCPUをリセットするための初期リセット回路134と、基本回路130のCPUを定期的(たとえば2msec毎)にリセット信号をCPUに与え、CPUを定期的にリセットするためのクロック用リセットパルス発生回路135が設けられている。このクロック用リセットパルス発生回路135は、可変表示装置5の可変表示動作を制御するためのサブ基本回路132に設けられているCPUにも定期的にリセット信号を与えるものである。このサブ基本回路132は、CPUのほかに、ROM,RAM,I/Oポート等を含む。
【0038】
基本回路には、以下のような信号が入力される。入賞情報が入賞情報入力回路136を介して基本回路130に入力される。入賞玉検出器(10カウントスイッチ)29a,29b,入賞情報スイッチ49a,49b,特定領域スイッチ28,始動口スイッチ(始動玉検出器)20,36c,36dの検出信号がスイッチ回路140を介して基本回路130に入力される。
【0039】
基本回路130は、以下の各種機器に信号を出力する。賞球個数情報出力回路137を介して賞球個数情報を払出制御回路基板100側に出力する。7セグ・LEDランプ駆動回路138を介して、開成回数表示器34,個数表示LED35,飾りLED18,V表示LED33,ライン表示LED13,始動記憶LED12に表示制御信号を出力する。ランプ・ソレノイド・情報出力回路139を介して、ソレノイド25,サイドランプ40a,40b,レール飾りランプ43,アタッカーランプ37,遊技効果ランプ46,風車ランプ38a,38bに制御信号を出力するとともに、遊技場のホストコンピュータであるホール用管理コンピュータに、大当り情報,当り情報,有効始動情報を出力する。基本回路130は、可変表示装置5の可変表示指令信号をサブ基本回路132に出力する。また、サブ基本回路132は、可変表示装置5に設けられているドラムセンサ16a〜16cからの検出信号をセンサ入力回路143を介して入力する。このセンサ入力回路143からの検出信号は基本回路132にも入力される。ドラムセンサ16a〜16cは、可変表示装置に設けられている回転ドラムの基準位置を検出するものである。サブ基本回路130には、ドラムランプ回路141を介してドラムランプ17に制御用信号を出力するとともに、ドラムモータ回路142を介してドラムモータ(ステッピングモータ)15a〜15cにドラム回転用制御信号を出力する。
【0040】
遊技制御基板99に設けられている遊技制御回路には、電源回路145aから所定の直流電流が供給される。さらに、ドラムランプ用電源145bから所定の直流電流がドラムランプ17に供給される。
【0041】
図12は、遊技制御回路基板99と払出制御回路基板100との間でのデータのやり取りを行なう制御回路を示す図である。払出制御回路基板100には、払出制御用マイクロコンピュータ(図示せず)が設けられており、その払出制御用マイクロコンピュータに賞球回路149が接続されている。その賞球回路149には、入賞玉検出器(SW1)113(図5,図10参照)からの検出信号が入賞玉センサ回路146を介して入力される。この入力信号に応答して、払出制御用マイクロコンピュータは賞球回路149を介してフォトカプラ147に入賞があった旨の入賞情報を出力する。そしてその電気信号からなる入賞情報がフォトカプラ147により一旦光信号に変換された後再度電気信号に変換されて、その電気信号に変換された入賞情報が入賞情報入力回路136を介して基本回路130(図11参照)に入力される。
【0042】
一方、打玉が始動口19,36a,36bに入賞して始動玉検出器(SW2)20,36c,36dにより検出されれば、その検出信号が入賞玉センサ回路140を介して入賞個数カウンタ131に入力され、その始動入賞玉の個数が計数される。さらに、打玉が可変入賞球装置21内の通常領域27a,27bに入賞すれば入賞玉検出器(SW3)29a,29bにより検出され、さらに特定領域(Vポケット)26に入賞すれば特定玉検出器(SW3)28により検出され、それらの検出信号が入賞玉センサ回路140を介して入賞個数カウンタ131に入力され、それらの入賞玉が計数される。通常の入賞口39a,39b,7への入賞玉が入賞情報スイッチ(SW4)49a,49bにより検出されれば、その検出信号が入賞玉センサ回路140を介して入賞個数カウンタ131に入力され、それらの入賞玉が計数される。
【0043】
基本回路130は、入賞情報入力回路136からの入賞情報が入力されれば、後述するように、入賞個数カウンタ131の計数状態に応じて、払出すべき景品玉個数を特定する賞球データを賞球個数情報出力回路137から出力する。この賞球個数情報出力回路137は、D0〜D3の4ビットのデータの形で賞球情報を払出制御回路基板100側に出力する。払出制御回路基板100側では、それらの4ビットのデータをそれぞれ入力するフォトカプラ148a〜148dが設けられている。そしてこれらのフォトカプラ148a〜148dにより4ビットからなる賞球データが一旦光信号に変換された後再度電気信号に変換されて、その電気信号に変換された4ビットの賞球データが賞球回路149を介して払出制御用マイクロコンピュータに入力される。払出制御用マイクロコンピュータは、入力された賞球データに相当する個数だけの景品玉を玉払出装置60から払出すための制御を行なう。このように払出制御回路基板100と遊技制御回路基板99との間での情報のやり取りを、フォトカプラを介して行なうために、一方の制御基板での故障等に起因した異常電圧が他方の制御基板に直接入力されてその悪影響を被ることが防止できる。この図12に示した制御回路では、4ビットのデータとして賞球データが出力されるために、0000から1111までの賞球データすなわち十進数に直せば0〜15の賞球個数データを送信することができる。これ以上の個数の賞球データを送信する場合には、図13に示す回路を用いる必要がある。
【0044】
図13は、図12に示した制御回路の他の例であり、図12と異なる点は、賞球個数情報出力回路137から賞球回路149に出力される賞球データが、D0〜D5の6ビットのデータとして送信される点である。これにより、より多くの賞球個数データの送信が可能となる。
【0045】
図14は、図12に示した制御回路の場合の基本回路130の制御動作を示すフローチャートである。まず、ステップS(以下単にSという)1により、入賞情報の入力があったか否かの判断がなされる。そして、払出制御基板100側から入賞情報が入賞情報入力回路136を介して基本回路130に入力されれば、S1によりYESの判断がなされてS2に進み、カウンタ4が「0」であるか否かの判断がなされる。このカウンタ4は、始動口19,36a,36bへの入賞に基づいた景品玉の払出制御と可変入賞球装置21(特定領域26,通常領域27a,27b)への入賞に基づいた景品玉の払出制御とそれら以外の通常の入賞口39a,39b,7への入賞に基づいた景品玉の払出制御とを、代わる代わる交互に行なうためのカウンタである。まずこのカウンタ4が「0」である場合には、S2によりYESの判断がなされてS3に進み、カウンタ1が「0」であるか否かの判断がなされる。このカウンタ1は、入賞個数カウンタ131内に設けられたカウンタであり、始動玉検出器20,36c,36d(SW2)からの検出信号が入力されるごとに、カウントアップしてその始動入賞玉個数を計数するものである。カウンタ1が「0」のときにはS4に進み、カウンタ4に「1」を加算する処理がなされる。次にS5に進み、カウンタ4が「1」であるか否かの判断がなされ、この場合には「1」であるために、S6に進み、カウンタ2が「0」であるか否かの判断がなされる。カウンタ2は、入賞個数カウンタ131内に設けられたカウンタであり、特定玉検出器28や入賞玉検出器29a,29b(SW3)からの検出信号があるごとにカウントアップしてそれらの入賞玉個数を計数するものである。このカウンタ2が「0」のときにはS7に進み、カウンタ4に「1」を加算する処理がなされ、S8に進む。S8では、カウンタ3が「0」であるか否かの判断がなされる。このカウンタ3は、入賞個数カウンタ131内に設けられたカウンタであり、通常の入賞口7,39a,39bに入賞した入賞玉を検出する入賞情報スイッチ49a,49b(SW4)からの検出信号が入力されるごとに、カウントアップしてその入賞玉個数を計数するものである。
【0046】
カウンタ3が「0」の場合には図17に示すSF1に進み、エラー処理がなされる。これは、遊技領域に設けられた複数の入賞領域のうちのいずれかに打玉が入賞してSW1で検出され、玉払出制御基板100側から遊技制御基板99側に入賞情報があってS1によりYESの判断がなされたにもかかわらず、図12に示したSW2〜SW4のいずれの玉検出器からも検出信号が入力されないという異常状態が発生した場合であり、このような場合には、図17に示した異常処理が行なわれる。
【0047】
一方、図12に示したスイッチSW3からの検出信号が入力されれば、カウンタ3が「0」でなくなるために、S8によりNOの判断がなされてS10に進み、第1賞球態様の指令信号を景品玉払出装置100側に出力する処理がなされる。この第1賞球態様の指令信号は、景品玉を7個払出指令するための賞球データを含んでいる。次にS11に進み、カウンタ3を「1」減算し、S12に進み、カウンタ4をクリアする処理がなされる。
【0048】
次に、図12に示すスイッチSW2からの検出信号が入力された場合には、カウンタ1が「0」でなくなるために、S1,S2,S3と制御が進んでS3によりNOの判断がなされてS16に進む。S16では、第3賞球態様の指令信号が払出制御基板100に出力される。この第3賞球態様の指令信号は、景品玉を5個払出指令するための賞球データを含んでいる。次にS17に進み、カウンタ1を「1」減算し、S18に進み、カウンタ4を「1」加算する処理が行なわれる。
【0049】
次に入賞情報があってS2に進んだ段階では、カウンタ4が「1」となっているためにS2によりNOの判断がなされてS5に進み、S5でYESの判断がなされてS6に進み、カウンタ2が「0」であるか否かの判断がなされ、図12に示すスイッチSW3からの検出信号があった場合には、S6によりNOの判断がなされてS13に進み、第2賞球態様の指令信号を払出制御基板100に出力する処理がなされる。この第2賞球態様の指令信号は、景品玉15個を払出指令するための賞球データを含んでいる。次にS14に進み、カウンタ2を「1」減算し、S15により、カウンタ4に「1」を加算する処理が行なわれる。その結果、カウンタ4は「2」となる。
【0050】
この状態で、入賞情報があれば、S1,S2,S5,S8に進み、前記第1賞球態様指令信号を出力するか否かのカウンタ3の値を判別する処理が実行されることとなる。このように、カウンタ4の値に従って、第1賞球態様指令信号を出力するか否かのカウンタ3の値の判別,第2賞球態様指令信号を出力するか否かのカウンタ2の値の判別,第3賞球態様指令信号を出力するか否かのカウンタ1の値の判別というように、打玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分類される複数の入賞領域において、当該複数種別に対応する個数の景品玉が代わる代わるに払出制御されるように構成されている。これにより、いずれかの種別に対応する個数の景品玉が未払出のままになるのを防止できる。
【0051】
図15は、図12に示した制御回路を用いた場合の基本回路130の制御動作の他の例を示すフローチャートであり、前記複数種別に対応する複数の入賞領域への入賞玉が記憶されている場合に、当該複数種別に対応する払出景品玉の個数の合計個数の景品玉を一度に払出制御するものである。まずSC1により、入賞情報の入力があったか否かの判断がなされ、払出制御基板100側から入賞情報が入賞情報入力回路136を介して基本回路130に入力されれば、SC1によりYESの判断がなされてSC2に進み、カウンタ1が「0」であるか否かの判断がなされる。このカウンタ1が「0」のときにはSC3に進み、カウンタ2が「0」であるか否かの判断がなされる。カウンタ2が「0」のときにはSC4に進み、カウンタ3が「0」であるか否かの判断がなされる。そして「0」である場合には前述と同様の理由により、図17に示す異常処理が行なわれる。
一方、カウンタ3が「0」でない場合にはSC5に進み、前記S10と同様に第1賞球態様指令信号を出力する。
【0052】
また、SC2においてカウンタ1が「0」でない場合にはSC7に進み、第3賞球フラグがセットされ、SC8により、カウンタ2が「0」であるか否かの判断がなされ、「0」の場合にはSC10に進み、第3賞球フラグがセットされているか否かの判断がなされ、この場合にはセットされているためにSC11に進み、前記S16と同様の第3賞球態様の指令信号が払出制御回路基板100に出力される。次にSC12に進み、第3賞球フラグをクリアし、SC13に進み、カウンタ1を「1」減算する。一方、カウンタ2が「0」でない場合にはSC9により第2賞球フラグがセットされた後SC10に進む。次にSC14に進み、第2賞球フラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされている場合にはSC15に進み、セットされていない場合にはそのまま制御が終了する。
【0053】
一方、カウンタ1が「0」であり、カウンタ2が「0」でない場合にはSC3によりNOの判断がなされてSC9に進み、第2賞球フラグがセットされ、SC10に進み、第3賞球フラグがセットされているか否かの判断がなされ、この場合にはセットされていないために、SC14に進み、第2賞球フラグがセットされているか否かの判断がなされ、この場合にはセットされているためにSC15に進み、前記S13と同様の第2賞球態様の指令信号が払出制御回路基板100に出力される。
【0054】
次に、始動口19と可変入賞球装置21とに連続的に玉が入賞した場合を説明する。その場合には、カウンタ1とカウンタ2ともに「0」でなくなっているために、まずSC2によりNOの判断がなされてSC7に進み、第3賞球フラグがセットされ、SC8に進み、カウンタ2が「0」であるか否かの判断がなされ、この場合には「0」でないためにSC9に進み、第2賞球フラグがセットされ、SC10に進み、第3賞球フラグがセットされているか否かの判断がなされる。この場合には、セットされているためにSC11に進み、第3賞球態様の指令が出力され、SC12に進み、第3賞球フラグがクリアされ、SC13に進み、カウンタ1を「1」減算し、SC14に進み、第2賞球フラグがセットされているか否かの判断がなされる。この場合にはセットされているために、SC15に進み、第2賞球態様の指令が出力され、SC16に進み、第2賞球フラグがクリアされ、SC17に進み、カウンタ2を「1」減算し、次にSC18に進み、カウンタ3が「0」であるか否かの判断がなされ、「0」の場合にはそのまま制御が終了するが、「0」でない場合には前記SC5に進む。
【0055】
このように、始動口19,36a,36bと可変入賞球装置21とにほぼ同時にまたは短期間の間に玉が入賞した場合には、第3賞球態様の指令が出力された後すぐに第2賞球態様の指令が出力されるのであり、この場合には、払出制御回路基板100側では、第3賞球態様指令に伴う5個の賞球数と第2賞球態様指令に伴う15個の賞球との合計20個の賞球数に基づいて、一度に20個の景品玉を玉払出装置60から払出制御する。また、さらに入賞口7,39a,39bにもほぼ同時にまたは短期間の間に玉が入賞した場合には、第3賞球態様の指令が出力された後すぐに第2の賞球態様の指令が出力され、その後すぐに第1賞球態様の指令が出力されるのであり、この場合には、払出制御回路基板100側では、第3賞球態様指令に伴う5個の賞球数と第2賞球態様指令に伴う15個の賞球数と第1賞球態様指令に伴う7個の賞球数との合計27個の賞球数に基づいて、一度に27個の景品玉を玉払出装置60から払出制御する。このようにすれば、景品玉の払出順序に規制をうけないため各景品玉の迅速な払出が可能となると共に全体の払出能力も同時に向上することができる。
【0056】
図16は、図13に示した制御回路を用いた場合の基本回路130の制御動作を示すフローチャートである。図16に示すフローチャートは、図15に示したフローチャートと類似しており、ここでは主に相違点について説明する。始動口19,36a,36bと可変入賞球装置29との両者にほぼ同時にまたは短期間の間に連続して玉が入賞した場合には、カウンタ1とカウンタ2がともに「0」でなくなる。その場合にはSD2によりNOの判断がなされてSD7に進み、第3賞球フラグがセットされてSD8によりNOの判断がなされてSD9に進み、第2賞球フラグがセットされる。そしてSD10に進み、第3賞球フラグがセットされているか否かの判断がなされる。この場合にはセットされているために、SD11に進み、第3カウンタが「0」であるか否かの判断がなされる。第3カウンタが「0」の場合にはSD22に進み、第6賞球態様の指令信号が払出制御回路基板100に出力される。この第6賞球態様の指令信号は、玉が始動口19,36a,36bに入賞した場合の賞球数5個と玉が可変入賞球装置21に入賞した場合の賞球数15個との和である20個の景品玉を払出指令するための賞球データを含んでいる。
【0057】
次にSD23に進み、第2,第3賞球フラグをクリアし、SD24に進み、カウンタ2,3を「1」減算して制御が終了する。払出制御回路基板100側では、この第6賞球態様指令を受けて、20個の景品玉を一度に玉払出装置60から払出す制御を行なう。
【0058】
次に、可変入賞球装置21と通常の入賞口7,39a,39bのいずれかに打玉が連続的に入賞した場合には、カウンタ2とカウンタ3とがともに「0」でなくなる。その場合には、SD3によりNOの判断がなされてSD9により第2賞球フラグがセットされ、SD10により第3賞球フラグがセットされているか否かの判断がなされ、この場合にはセットされていないために、SD12に進み、カウンタ3が「0」であるか否かの判断がなされる。この場合には「0」でないためにSD16に進み、第5賞球態様の指令信号を玉払出制御回路100に出力する処理がなされる。この第5賞球態様の指令信号は、可変入賞球装置21への打玉の入賞に伴う賞球数15個と通常入賞口7,39a,39bへの入賞に伴う賞球数7個との和である22個の景品玉を一度に払出指令するための賞球データを含んでいる。次にSD17に進み、第2賞球フラグをクリアし、SD18に進み、カウンタ1,2を「1」減算して制御が終了する。
【0059】
次に、始動口19,36a,36bと通常入賞口7,39a,39bとのいずれかに連続的に打玉が入賞した場合には、カウンタ1とカウンタ3とがともに「0」でなくなる。その場合には、SD2によりNOの判断がなされてSD7に進み、第3賞球フラグがセットされ、SD8に進み、カウンタ2が「0」であるか否かの判断がなされ、この場合には「0」であるためにSD25に進み、カウンタ3が「0」であるか否かの判断がなされ、この場合には「0」でないためにSD26に進み、第7賞球態様の指令信号を払出制御回路100に出力する処理がなされる。この第7賞球態様の指令信号は、賞球数5個と賞球数7個との合計である12個の景品玉を払出指令する賞球データを含んでいる。
【0060】
次にSD30に進み、第1,第3賞球フラグをクリアする処理がなされ、SD31に進み、カウンタ1,3を「1」減算する処理がなされて制御が終了する。
【0061】
次に、始動口19,36a,36bと可変入賞球装置21と通常入賞口7,39a,39bとに打玉が連続的に入賞した場合には、カウンタ1,カウンタ2,カウンタ3ともに「0」でなくなるために、SD2によりNOの判断がなされてSD7に進み、第3賞球フラグがセットされ、SD8によりNOの判断がなされてSD9に進み、第2賞球フラグがセットされ、SD10によりYESの判断がなされ、SD11によりNOの判断がなされてSD19に進み、第4賞球態様の指令信号を払出制御回路基板100に出力する処理がなされる。この第4賞球態様の指令信号は、賞球数5個と賞球数15個と賞球数7個との合計である27個の景品玉を払出指令する賞球データを含んでいる。次にSD20に進み、第2,第3賞球フラグをクリアする処理がなされ、SD21に進み、カウンタ1,2,3を「1」減算する処理がなされる。
【0062】
図17は、入賞玉検出にもかかわらず入賞玉の記憶がない場合のエラー処理を行なうフローチャートであり、SF1により、エラー報知をして払出動作を停止させ、SF2によりリセットがあるか否かの判断がなされ、リセット待ち状態となる。そして、遊技場の係員がリセット操作を行なえば、SF3に進み、エラー報知が解除されるとともに、払出動作の停止が解除される。このように、入賞玉検出にもかかわらず入賞玉の記憶がない場合エラー停止状態とすることで電波等による検出誤動作の不正を防止することができる。
【0063】
図18は、払出制御回路基板の制御動作を示すフローチャートであり、図14,図15,図16ともに共通的に用いられるプログラムのフローチャートである。SE1により入賞玉センサがONになったか否かの判断がなされ、入賞玉検出器113が入賞玉を検出すればSE2に進み、カウンタ5が「0」であるか否かの判断がなされる。このカウンタ5は、後述するSE7により加算され、後述するSE8により「1」ずつ減算されるものである。カウンタ5が「0」の場合にはSE3に進み、前回の景品玉の払出動作が完了したか否かの判断がなされ、完了するまで待機する。そして玉払出装置60が作動して前回における所定個数の景品玉の払出しが完了すればSE4に進み、遊技制御回路基板99へ今回の入賞に伴う入賞情報の出力を行なう。遊技制御回路基板99では、前述したように、第1,第2,第3,第4,第5,第6あるいは第7賞球態様指令信号を払出制御回路基板100側に返信する。そして賞球態様指令信号の返信があればSE6に進み、その受信した賞球数だけ景品玉を払出すために玉払出装置60のステッピングモータ71を回転駆動させる制御を行なう。なお、図15に示したように、始動口19,36a,36bと可変入賞球装置21と通常入賞口7,39a,39bとからなる3種類の種別のうち2種類以上の種別に属する入賞口に連続的に玉が入賞して第1,第2または第3賞球態様指令のうちのいずれか2つ以上の賞球態様指令が連続的に送信された場合には、それらの両賞球態様指令信号を一度にSE5により受信し、それらの両賞球態様指令信号に含まれている賞球データを加算してその合計個数の景品玉を一度に払出すための制御がSE6により行なわれるのである。
【0064】
次に、SE7に進み、受信した賞球態様に応じた所定の値をカウンタ5に加算する処理が行なわれる。遊技制御回路基板99から送信されてくる各賞球態様指令データの中には、カウンタ5に加算する値を示すデータが含まれている。たとえば、第1賞球態様指令,第2賞球態様指令,第3賞球態様指令の各データの中には、それぞれに、「1」をカウンタ5に加算するためのデータが含まれている。ゆえに、図15の実施例において2つまたは3つの賞球態様指令が連続的に送信されてきた場合には、カウンタ5の加算結果は「2」または「3」になる。また、図16の実施例において、第5賞球態様,第6賞球態様,第7賞球態様の各データの中には、それぞれ「2」をカウンタ5に加算するためのデータが含まれており、第4賞球態様指令データの中には、「3」をカウンタ5に加算するためのデータが含まれている。次にSE8に進み、カウンタ5を「1」減算し、SE9により、入賞玉処理装置110のソレノイド120(図10参照)を励磁させて入賞玉を1個下方に落下させる制御がなされる。
【0065】
遊技制御回路基板99から送信されてきた賞球態様指令信号が図16に示す第5,第6または第7賞球態様指令信号であった場合には、カウンタ5に「2」が加算されているために、SE8によりカウンタ5から「1」を減算した後SE9により入賞玉を1個流下させ、さらにその後に後続の入賞玉が入賞玉検出器113により検出されてSE2に進んだ段階で、カウンタ5の値が「1」となっているためにSE8に進み、カウンタ5を「1」減算した後に再度SE9に進み、ソレノイド120を再度励磁して入賞玉を1個下方に流下させる制御がなされる。すなわち、図15に示したSC11による第3賞球態様指令の後すぐにSC15に示した第2賞球態様指令が送信されてきた場合あるいは図16に示した第5、第6または第7賞球態様指令が送信された場合には、払出制御回路基板100では、始動口19に入賞した入賞玉と可変入賞球装置21に入賞した入賞玉との2個分の入賞玉に相当する個数の景品玉を一度に払出制御するために、その払出制御が終了した段階で入賞玉を2個下方に流下させなければならず、その場合にはカウンタ5に「2」を加算し、SE2によりNOの判断がなされるようにして再度ソレノイド120を励磁して2個目の入賞玉を下方に流下させるのである。
【0066】
また、第4賞球態様指令が送信された場合には、払出制御回路100では3個分の入賞玉に相当する個数の景品玉を一度に払出制御するために、その払出制御が終了した段階で入賞玉を3個下方に流下させなければならず、その場合にはカウンタ5に「3」を加算し、SE2により2回NOの判断がなされるようにしてソレノイド120を3回励磁して3個の入賞玉を下方に流下させる。
【0067】
次に、以上説明した実施例の特徴や変形例等を以下に列挙する。
(1) 可変表示装置5は、本実施例では、回転ドラム式のものを示したが、それに代えて、液晶表示装置,CRTあるいはエレクトロルミネッセンス等による電気的な表示装置により可変表示装置5を構成してもよい。可変入賞球装置21の第1の状態は、開閉板24が連続的に開成するものを示したが、その代わりに、開閉板24が連続的に開閉動作する状態であってもよい。また可変入賞球装置21の第2の状態は、打玉が入賞不可能なものを示したが、その代わりに、打玉が入賞可能ではあるが入賞困難な状態であってもよい。
【0068】
始動口19,36a,36b,特定領域26,通常領域27,入賞口7,39a,39bにより、前記遊技領域に設けられ、打玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分類される複数の入賞領域が構成されている。始動玉検出器20,36c,36d(SW2),特定玉検出器28,入賞玉検出器29a,29b(SW3),入賞情報スイッチ49a,49b(SW4)により、前記複数の入賞領域に入賞した入賞玉を検出する複数の入賞玉検出手段が構成されている。この入賞玉検出手段は、入賞玉がどの種別に属する入賞玉であるかを検出するための種別特定用入賞玉検出手段、換言すれば、景品玉の払出数を特定するための景品玉払出数特定用入賞玉検出手段である。前記入賞玉検出器113(SW1)により、入賞玉を検出して入賞玉が発生した旨の信号を後述する遊技制御手段に出力する入賞玉発生検出手段、換言すれば、景品玉の払出制御を実行させるための景品玉払出制御用入賞玉検出手段が構成されている。
【0069】
(2) 図3に示したように、可変入賞球装置21には、入賞玉を貯留する玉貯留部と、該玉貯留部に玉を誘導する玉誘導部とが設けられており、可変入賞球装置21が第2の状態に切換わることにより、前記玉貯留部に貯留されている玉が特定入賞領域に入賞するように構成されている。
【0070】
玉払出装置60により、複数種類の個数の景品玉を払出し可能な玉払出手段が構成されている。この玉払出装置60は、遊技者の玉貸操作等に応じて貸玉を払出す機能も有してもよい。この玉払出手段の玉流下下手側に、玉を遊技者側に排出する状態と玉を機外に排出する状態とに切換え可能な排出流路切換手段(流路切換部材87,操作ピン89)が設けられている。発光素子68,受光素子69により、前記玉払出手段により玉の払出を検出する玉払出検出手段が構成されている。入賞玉処理装置110により、入賞玉を受付けて前記玉払出手段により景品玉の払出を行なうための処理を行なう入賞玉受付処理手段が構成されている。この入賞玉受付処理手段は、入賞玉を検出する入賞玉検出手段(入賞玉検出器113)と、入賞玉を1個宛流下させる入賞玉1個宛流下手段(玉送り部材115,ソレノイド120)とを有する。
【0071】
(3) 玉払出制御回路基板100に設けられている玉払出制御回路により、後述する入賞玉記憶手段の記憶に従って前記玉払出手段により景品玉を払出す制御を行なう玉払出制御手段が構成されている。遊技制御回路基板99に設けられている遊技制御回路により、遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段が構成されている。この遊技制御手段は、前記玉払出制御手段から送信されてきた入賞情報に従って、その入賞に伴って払出すべき景品玉の個数を特定する賞球情報を前記玉払出制御手段に出力する。入賞個数カウンタ131により、前記入賞玉検出手段により検出された入賞玉を一時的に記憶する入賞玉記憶手段が構成されている。この入賞玉記憶手段は、入賞玉検出手段(SW2〜SW4)による入賞玉の検出に応じて種別毎に加算記憶するとともに、前記遊技制御手段から前記賞球情報が出力された後、その賞球情報に対応する入賞玉の記憶を消去、すなわち、種別毎に記憶されている入賞玉数から減算する。なお、この入賞記憶手段による入賞玉の記憶の消去は、前記玉払出手段による景品玉の払出動作が完了した後記憶の消去を行なうようにしてもよい。図12,図13に示した回路により、前記遊技制御手段と玉払出制御手段との間で情報の伝送を行なう情報伝送手段が構成されている。この情報伝送手段は、前記情報を伝達できながらも前記遊技制御手段と前記玉払出制御手段との間で電気的な絶縁を行なう電気的絶縁手段(フォトカプラ148a〜148e,147)を有する。
【0072】
(4) 図15に示したフローチャート、図18に示したフローチャート、または図16に示したフローチャートと図18に示したフローチャートにより、前記入賞記憶手段に、或る種別に属する入賞領域への入賞玉の記憶と他の種別に属する入賞領域への入賞玉の記憶とがある場合に、前記或る種別に属する入賞領域への入賞玉と前記他の種別に属する入賞領域への入賞玉それぞれについて払出すべき景品玉数の合計の景品玉を前記玉払出手段により一度に払出す制御を行なう払出制御手段が構成されている。この払出制御手段は、前記SE6による所定個数の景品玉の払出動作が完了した後に、SE8の動作が行なわれて入賞玉が下方に流下されるのであるが、その代わりに、景品玉の払出動作開始と同時あるいは払出動作途中の段階でそれに対応する入賞玉を下方に流下させるようにしてもよい。このようにすれば、入賞玉の排出処理に必要な時間の一部または全部が景品玉の払出動作時間に含まれるようになるので、その次の入賞玉に対応する景品玉の払出動作の開始時間が早まることとなり、景品玉の払出の迅速化をさらに促進することができる。
【0073】
図14に示したように、前記玉払出制御手段は、前記入賞玉記憶手段が、前記複数種別に属する複数の入賞領域への入賞玉を記憶している場合に、当該複数種別の入賞記憶に対応する複数種類の払出制御を順次実行する機能を有する。
【0074】
また、図15,図16に示したように、前記玉払出制御手段は、前記入賞玉記憶手段が、前記複数種別に属する複数の入賞領域への入賞玉を記憶している場合に、当該複数種別に対応する払出景品玉の個数の合計個数の景品玉を前記玉払出手段から一度に払出制御する機能を有する。
【0075】
さらに、図17に示したフローチャートにより、入賞玉が発生したことが判別されたにもかかわらず前記入賞玉記憶手段による入賞玉の記憶がない場合には、異常を判定する異常判定手段が構成されている。この異常判定手段は、異常が発生した旨の報知を行なう異常報知手段と、異常が判定された場合に前記玉払出手段による玉の払出動作を停止させる払出動作停止手段を含んでいる。
【0076】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、全入賞玉検出手段により入賞玉が検出されたときであって、複数の入賞玉検出手段のうちいずれによっても入賞玉が検出されていないという異常が発生したときに、異常が発生した旨の報知が行なわれる。これにより、電波等による検出誤動作の不正を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面を示す正面図である。
【図2】遊技盤の裏面構造を示す背面図である。
【図3】可変入賞球装置の構成を示す斜視図である。
【図4】パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面図である。
【図5】景品玉の払出しに関する機構を示す構成図である。
【図6】玉払出装置の分解斜視図である。
【図7】玉払出装置の縦断面図である。
【図8】玉払出装置の縦断面図である。
【図9】玉払出装置の横断面図である。
【図10】入賞玉処理装置の構成を示す構成図である。
【図11】パチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。
【図12】遊技制御回路基板と払出制御回路基板との間でのデータのやり取りを行なう回路を示す図である。
【図13】図12に示した回路の他の例を示す図である。
【図14】図11に示した制御回路の動作を示すフローチャートである。
【図15】図11に示した制御回路の動作を示すフローチャートである。
【図16】図11に示した制御回路の動作を示すフローチャートである。
【図17】図11に示した制御回路の動作を示すフローチャートである。
【図18】払出制御回路基板に設けられた払出制御回路の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1は弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機、2は遊技盤、4は遊技領域、5は可変表示装置、21は可変入賞球装置、19,36a,36bは入賞領域の一例の始動口、26は入賞領域の一例の特定領域、27a,27bは入賞領域の一例の通常領域、7,39a,39bは入賞領域の一例の入賞口、36c,36dは入賞玉検出手段の一例の始動玉検出器、28は入賞玉検出手段の一例の特定玉検出器、29a,29bは入賞玉検出手段の一例の入賞玉検出器、113は入賞玉検出器、60は玉払出手段の一例の玉払出装置、110は入賞玉処理装置、99は遊技制御回路基板、100は払出制御回路基板、130は基本回路、131は入賞玉記憶手段の一例の入賞個数カウンタである。
Claims (1)
- 遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、
前記遊技領域に設けられ、打玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分類される複数の入賞領域と、
該複数の入賞領域に入賞した入賞玉を検出可能な複数の入賞玉検出手段と、
複数種類の個数の景品玉を払出可能な景品玉払出手段と、
前記複数の入賞玉検出手段のうちいずれかにより入賞玉が検出されたことを条件として、前記景品玉払出手段により景品玉を払出す制御を行なう制御手段と、
前記複数の入賞玉検出手段よりも下流に設けられ、前記複数の入賞領域に入賞したすべての入賞玉を検出可能な全入賞玉検出手段と、
該全入賞玉検出手段により入賞玉が検出されたときに、前記複数の入賞玉検出手段のうちいずれかにより入賞玉が検出されているか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により前記複数の入賞玉検出手段のうちいずれによっても入賞玉が検出されていないと判定されたときに、異常が発生した旨の報知を行なう異常報知手段とを含むことを特徴とする、弾球遊技機。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15367395A JP3935516B2 (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 弾球遊技機 |
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JPH09708A JPH09708A (ja) | 1997-01-07 |
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Family
ID=15567676
Family Applications (1)
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JP15367395A Expired - Lifetime JP3935516B2 (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3935516B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP15367395A patent/JP3935516B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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JPH09708A (ja) | 1997-01-07 |
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