JPH09253297A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH09253297A
JPH09253297A JP6635396A JP6635396A JPH09253297A JP H09253297 A JPH09253297 A JP H09253297A JP 6635396 A JP6635396 A JP 6635396A JP 6635396 A JP6635396 A JP 6635396A JP H09253297 A JPH09253297 A JP H09253297A
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JP
Japan
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ball
prize
winning
balls
payout
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Withdrawn
Application number
JP6635396A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09253297A publication Critical patent/JPH09253297A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入賞領域の種別毎に異なる景品玉数の払出の
ために用いる入賞玉の記憶情報が消滅した場合における
遊技者の不利益を防ぐことが可能な弾球遊技機を提供す
ることである。 【解決手段】 パチンコ遊技機への電力の供給が開始さ
れた際において入賞玉がどの入賞領域に入賞したかの記
憶がなく、かつ、入賞玉を誘導する経路に入賞玉が存在
することが入賞玉検出器により検出された場合に、その
入賞玉に応じて複数種類の景品玉数のうちの最大個数
(15個)の景品玉を強制的に払出す制御を行なう(S
F4〜SF6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パチン
コ遊技機やコイン遊技機等で代表される弾球遊技機に関
し、詳しくは、電力の供給を受けて動作し、遊技領域に
打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技領域に複
数の入賞領域が設けられ、その複数の入賞領域のうちの
ある入賞領域に打玉が入賞したことによりたとえば5個
の景品玉が払出され、他の入賞領域に打玉が入賞したこ
とによりたとえば7個の景品玉が払出され、さらに他の
入賞領域に打玉が入賞したことにより15個の景品玉が
払出されるように構成されたものがあった。つまり、打
玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異なる複数
種別に分類される複数の入賞領域が、遊技領域に設けら
れていた。そして、この種の入賞領域に入賞した入賞玉
が入賞玉検出手段により検出され、その検出出力に基づ
いて、玉払出手段から景品玉を遊技者側に払出す制御が
行なわれていた。
【0003】このような入賞領域の種別ごとの払出制御
は、入賞領域へ入賞した入賞玉を記憶し、その記憶情報
を利用して、入賞領域の種別ごとに異なる景品玉数を払
出す制御動作をすることにより実現されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように入
賞玉の記憶情報に基づいて入賞領域の種別ごとに異なる
景品玉数を払出す制御をする従来の弾球遊技機では、次
のような問題があった。
【0005】景品玉の払出しにおいて入賞玉の記憶情報
を用いるため、停電等の原因により弾球遊技機への電力
の供給が断たれた場合には、記憶情報が消滅する。この
ため、特に払出し景品玉数が最も多い入賞領域への入賞
玉の入賞を記憶する場合において入賞後の景品玉の払出
前においてそのように記憶情報が消滅した場合には、払
出し景品玉数を特定できなかったり、一律に払出し景品
玉数が少なくなってしまったりして、遊技中の入賞によ
り本来遊技者が得られるはずの利益が電力供給の復旧後
に得られない状態が生じるので、遊技者が不利益を被る
という欠点があった。
【0006】この発明は、かかる実情に考え出されたも
のであり、その目的は、入賞領域の種別ごとに異なる景
品玉数の払出のために用いる入賞玉の記憶情報が消滅し
た場合における遊技者の不利益を防ぐことが可能な弾球
遊技機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、電力の供給を受けて動作し、遊技領域に打玉を打込
んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、前記遊技領
域に設けられ、打玉の入賞により払出される景品玉数が
互いに異なる複数種別に分類される複数の入賞領域と、
前記複数の入賞領域に入賞したすべての入賞玉を検出で
きる位置に設けられた入賞玉検出手段と、前記入賞玉を
前記入賞玉検出手段に誘導する入賞玉誘導路と、前記入
賞領域に入賞した入賞玉を記憶する手段であって、少な
くとも払出し景品玉数が最大の種別の入賞領域への入賞
玉について記憶する入賞玉記憶手段と、複数種類の個数
の景品玉を払出可能な景品玉払出手段と、前記入賞玉検
出手段により入賞玉が検出された場合に、入賞があった
前記入賞領域の種別に応じた個数の景品玉を払出すよう
に前記景品玉払出手段の制御を行なう手段であって、前
記入賞玉記憶手段に記憶がある場合にはその記憶に従っ
て景品玉を払出す制御を行なう景品玉払出制御手段とを
含み、該景品玉払出制御手段は、前記弾球遊技機への電
力の供給が開始された際において前記入賞玉記憶手段の
記憶がなく、かつ、前記入賞玉誘導路に入賞玉が存在す
ることが前記入賞玉検出手段により検出された場合に、
その入賞玉に応じて複数種類の景品玉数のうちの最大個
数の景品玉を強制的に払出す制御を行なうことを特徴と
する、弾球遊技機を特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記景品玉払出手段により前
記入賞玉誘導路に存在する入賞玉に応じて最大個数の景
品玉が強制的に払出される制御が行なわれている場合に
おいて、前記打玉の打込を禁止する打込禁止手段をさら
に含むことを特徴とする、請求項1記載の弾球遊技機を
特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記入賞玉記憶手段は、入賞
玉がどの種別に属する入賞領域への入賞玉かを前記複数
種別すべてについて区別して記憶するように構成されて
おり、前記景品玉払出制御手段は、前記最大個数の景品
玉の強制的な払出が行なわれていない状態において、前
記入賞玉記憶手段の記憶がなく、かつ、前記入賞玉検出
手段による入賞玉の検出があった場合に、異常が生じた
ことを判別する異常判別手段をさらに含むことを特徴と
する、請求項1記載の弾球遊技機を特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、打玉の入賞
により払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分
類される複数の入賞領域が遊技領域に設けられている。
入賞玉検出手段が、複数の入賞領域に入賞したすべての
入賞玉を検出できる位置に設けられている。入賞玉誘導
路の働きにより、入賞玉が入賞玉検出手段に誘導され
る。入賞玉記憶手段の働きにより、少なくとも払出し景
品玉数が最大の種別の入賞領域について、入賞領域に入
賞した入賞玉が記憶される。景品玉払出手段の働きによ
り、複数種類の個数の景品玉が払出可能にされる。景品
玉払出制御手段の働きにより、入賞玉検出手段により入
賞玉が検出された場合に、入賞があった入賞領域の種別
に応じた個数の景品玉を払出すように景品玉払出手段の
制御が行なわれ、その制御において、入賞玉記憶手段に
記憶がある場合にはその記憶に従って景品玉が払出され
る。景品玉払出制御手段のさらなる働きにより、弾球遊
技機への電力の供給が開始された際において入賞玉記憶
手段の記憶がなく、かつ、入賞玉誘導路に入賞玉が存在
することが入賞玉検出手段により検出された場合に、そ
の入賞玉に応じて複数種類の景品玉数のうちの最大個数
の景品玉を強制的に払出す制御が行なわれる。このた
め、遊技中に入賞領域への入賞があった後の景品玉の払
出前において弾球遊技機への電力の供給が断たれた場合
には、後の電力の供給の復旧時に複数種類の景品玉数の
うちの最大個数の景品玉が入賞玉に基づいて強制的に払
出される。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて次のように作用する。入
賞玉誘導路に存在する入賞玉に応じて最大個数の景品玉
が強制的に払出される制御が景品玉払出制御手段により
行なわれている場合において、打込禁止手段の働きによ
り、打玉の打込みが禁止される。このため、最大個数の
景品玉の強制的な払出が行なわれている場合には、新た
な入賞玉が生じず、その強制的な払出の対象となる入賞
玉が入賞玉誘導路に存在しなくなった時点で最大個数の
景品玉の強制的な払出制御が明確に終了する。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて次のように作用する。入
賞玉記憶手段のさらなる働きにより、入賞玉がどの種別
に属する入賞領域への入賞玉かが複数種別の入賞領域の
すべてについて区別して記憶される。また、異常判別手
段の働きにより、景品玉払出制御手段による最大個数の
景品玉の強制的な払出が行なわれていない状態におい
て、入賞玉記憶手段の記憶がなく、かつ、入賞玉検出手
段による入賞玉の検出があった場合に、異常が生じたこ
とが判別される。このため、不正行為によって入賞玉の
検出のみがなされた場合に、その不正行為が行なわれた
ことを判別できるため、そのような不正行為を防ぐこと
が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態で
は、弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示する
が、本発明は、これに限らず、コイン遊技機等であって
もよく、電力の供給を受けて動作し、遊技領域に打玉を
打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であればすべて対
象となる。
【0014】図1は、パチンコ遊技機の遊技盤を示す正
面図である。遊技盤の任意の前面には、区画レール3が
設けられており、この区画レール3に囲まれた部分が遊
技領域4となる。そして、遊技者が図示しない打球操作
ハンドルを操作することにより、パチンコ玉が1つこの
区画レール3の外レールと内レールとの間を通って遊技
領域4内に打込まれる。区画レール3の内レールの終端
に、逆流防止装置45が設けられており、これにより、
遊技領域4内に打込まれた玉が障害釘や障害物等に衝突
して跳ね返り内レールと外レールとの間に再び進入する
という逆流を防止することができる。
【0015】遊技領域4内のほぼ中央には、表示状態が
変化可能な可変表示装置5が設けられている。さらに遊
技領域4の下方位置には、遊技者にとって有利となる第
1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変
化可能な可変入賞球装置21が設けられている。遊技領
域4内に打込まれた打玉が始動口19に入賞すれば、そ
の始動入賞玉が始動玉検出器20により検出され、その
検出出力に従って、前記可変表示装置5が可変開始す
る。この可変表示装置5は、左可変表示部と中可変表示
部と右可変表示部とを有し、打玉の始動入賞に伴ってす
べての可変表示部が可変開始し、所定時間経過後にまず
左可変表示部が停止され、次に右可変表示部が停止さ
れ、最後に中可変表示部が停止される。可変表示装置5
は、図示するように、上段中段下段の横方向3本と斜め
対角線上に2本との合計5本の当りラインが定められて
おり、各可変表示部の停止時の表示結果が、この5本の
当りラインのうちのいずれかの当りライン上において特
定の識別情報の組合せ(たとえば777)となれば、特
定遊技状態が発生して、可変入賞球装置21を第1の状
態にする大当り制御が行なわれる。
【0016】可変入賞球装置21は、開口23を開閉す
る開閉板24が設けられており、通常時はこの開閉板2
4が開口23を閉鎖して打玉が入賞不可能な遊技者にと
って不利な第2の状態となっている。そして前記特定遊
技状態が発生すれば、ソレノイド25が励磁されて開閉
板24が開成して打玉が開口23内に入賞可能な遊技者
にとって有利な第1の状態となる。この可変入賞球装置
21の第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の
経過または所定個数(たとえば30個)の打玉の入賞に
より終了して第2の状態となる。開口23内の所定箇所
には特定領域(Vポケット)26(図2参照)が設けら
れており、第1の状態となっている可変入賞球装置21
内に進入した打玉がこの特定領域26に入賞すれば、繰
返し継続条件が成立し、その回の第1の状態が終了して
第2の状態になってから可変入賞球装置21が再度第1
の状態に繰返し継続制御される。この繰返し継続制御の
上限回数は、たとえば16回と定められている。そし
て、その現時点における繰返し実行回数が回数表示器3
4により表示される。また玉が特定領域26に入賞した
ことがV表示LED33により表示される。さらに可変
入賞球装置21内に入賞した入賞玉の合計個数が個数表
示器LED35により表示される。
【0017】可変表示装置5の上方部分には通常の入賞
口7が設けられており、さらにその少し下方部分にはワ
ープ入口8が設けられている。このワープ入口8に玉が
入賞すれば、ワープ通路9a,9bのいずれかを通って
その玉がワープ出口10a,10bのいずれかから放出
され、その放出された玉が始動口19に入賞しやすいよ
うに構成されている。可変表示装置5の可変表示中に再
度打玉が始動口19に入賞して始動玉検出器20により
検出されれば、その始動入賞が記憶されて、可変表示装
置5の可変表示が停止した後再度可変開始可能な状態に
なってからその始動入賞記憶に基づいて可変表示装置5
が再度可変表示される。その始動入賞記憶の上限値はた
とえば「4」と定められており、現時点における始動入
賞記憶数が始動記憶表示器12により表示される。可変
入賞球装置21の左右にも、始動口36a,36bがも
うけられており、この始動口36a,36bにパチンコ
玉が入賞すれば始動玉検出器36c,36dにより検出
されてその検出出力が始動玉検出器20と同様に可変表
示装置5を可変開始させるのに利用される。
【0018】遊技領域4内には、さらに、通常の入賞口
39a,39bが設けられている。前記始動口19に打
玉が入賞した場合には5個の景品玉が払出され、前記可
変入賞球装置21内に打玉が入賞した場合には15個の
景品玉が払出され、それ以外の入賞口に打玉が入賞した
場合には7個の景品玉が払出される。
【0019】図中13はライン表示LEDであり、前記
大当りが発生する特定の識別情報の組合せが成立した当
りラインの両端に位置するライン表示LED13が点灯
または点滅して、どの当りライン上で特定の識別情報の
組合せが成立したかが表示される。さらに17はドラム
ランプであり、3×3の9個がマトリックス状に配設さ
れており、前記特定の識別情報の組合せが成立すれば、
その成立した特定の識別情報を表示している図柄を背面
側から明るく照らすためのものである。図中16は、可
変表示装置5の遊技盤2表面に取付けるための取付基板
であり、40a,40bはサイドランプであり、37は
アタッカーランプであり、38a,38bは風車ランプ
であり、42a,42bはサイド装飾板であり、41
a,41bは袖ランプであり、43はレール飾りランプ
である。また遊技領域4内に打込まれた打玉がいずれの
入賞口や可変入賞球装置にも入賞しなかった場合には、
アウト玉としてアウト口44から回収される。
【0020】図2は、遊技盤の裏面構造を示す背面図で
ある。遊技盤の裏面側には、前述した各種の入賞領域か
ら入賞した入賞玉を誘導して集合させる入賞玉集合カバ
ー体47が設けられている。この入賞玉集合カバー体4
7には、入賞玉を誘導するための誘導通路48a,48
b,50a,50b,51が設けられている。そして、
入賞口7,39a,39bに入賞した入賞玉が誘導通路
48a,48b,50a,50bにより誘導され、可変
入賞球装置21に入賞した入賞玉が誘導通路51により
誘導される。誘導通路48a,48bで誘導されてきた
入賞玉は入賞情報スイッチ49a,49bにより検出さ
れる。図中5は可変表示装置であり、44はアウト口で
あり、36a,36bは始動口である。その始動口36
a,36bに入賞した始動入賞玉が始動玉検出器36
d,36cにより検出される。
【0021】図3は、可変入賞球装置21の構造を説明
するための斜視図である。可変入賞球装置21は取付基
板22を有し、この取付基板22により遊技盤の前面に
取付けられる。取付基板22には開口23が形成されて
おり、その開口23を開閉板24が開閉する。開口23
内には、通常入賞口27a,27bと特定領域26とが
設けられている。そして特定領域(Vポケット)に入賞
した入賞玉が特定玉検出器28により検出され、通常入
賞口27a,27bに入賞した入賞玉が入賞玉検出器2
9a,29bにより検出される。
【0022】前記開閉板24の内側面には、誘導片32
a,32bと貯留部30と貯留片31とが形成されてい
る。そして上方から落下してきた玉が開閉板24の内側
面に衝突して、その玉が誘導片32a,32bにより貯
留部30側に誘導される。その誘導された玉が貯留部3
0上に貯留されて貯留片31で支えられた状態となる。
そして開閉板24が閉塞する際に、貯留部30に貯留さ
れている玉が特定領域26に入賞するように構成されて
いる。この貯留玉の特定領域26への入賞により前述し
た繰返し継続制御が行なわれる。なお、図中36a,3
6bは始動口である。
【0023】図4は、パチンコ遊技機の一部内部構造を
示す全体背面図である。パチンコ遊技機1の遊技盤2の
裏面側には機構板52が設けられている。この機構板5
2の上方位置に玉タンク53が設けられており、その下
方右側に、玉払出装置60が設けられている。そして、
玉タンク53内に貯留されているパチンコ玉が屈曲樋5
5,玉留め通路58を介して玉払出装置60に供給さ
れ、この玉払出装置60が作動することにより景品玉が
パチンコ遊技機1前面側に設けられている玉貯留皿(上
皿)に払出される。
【0024】また、玉止め通路58は、その中央部で左
右に湾曲状となって内部を流下する景品玉の玉圧を弱め
るように形成されるとともに、その下部に玉止め操作部
58aが設けられている。この玉止め操作部58aは、
通常の使用状態において、図示しないストッパ片が2列
の通路から退避した状態となっているので、2列の通路
を流下する景品玉は、下流側の玉払出装置60に供給さ
れるが、玉止め操作部58aを操作することにより、ス
トッパ片の先端が2列の通路に突出するようになり、こ
れがため、2列の通路を流下する景品玉は、下流側の玉
払出装置60に供給されることはない。このように、玉
止め操作部58aは、玉払出装置60に景品玉を供給し
たり、あるいはその供給を停止したりするものである
が、たとえば、玉払出装置60が故障したときに、玉止
め操作部58aを操作した後に、玉払出装置60を取外
すことにより、従来のように、すべての景品玉の玉抜き
操作を終了してからでないと玉払出装置を取外すことが
できないものに比較して、極めて簡単かつ迅速に玉払出
装置60を取外すことができる。
【0025】図中57は玉抜き通路であり、屈曲樋55
部分に設けられている玉抜き装置56を作動させること
により、屈曲樋55部分から玉がこの玉抜き通路57内
に流れ込み、機外に玉を抜取ることが可能となる。ま
た、玉払出装置60の下方に設けられている下部カバー
体90には、長孔92が形成されており、この長孔92
内から操作ピン80が突出している。遊技場の係員が、
この操作ピン89を長孔92に沿って操作することによ
り、図5に示すように玉払出の流路が切換えられて玉払
出装置60の下流側から玉を機外に抜取ることが可能と
なる。図中82はアウト玉誘導樋であり、アウト口44
からのアウト玉を誘導して機外に排出するためのもので
ある。98は入賞玉処理装置110(図5参照)をカバ
ーする入賞玉処理装置用カバーである。100は払出制
御回路基板であり、玉払出装置60を作動して玉を払出
制御するためのものである。103は打球発射機構であ
り、打球操作ハンドル(図示せず)の操作に応じて玉を
1つずつ遊技領域4内に打込むためのものである。10
2は下皿用開口であり、玉貯留皿(上皿)が満杯となり
それ以上貯留できなくなった余剰玉を下皿に流下させる
ためのものである。図中101は電源インタフェース基
板であり、外部電源からの電力がこの電源インタフェー
ス基板101を介して弾球遊技機1に供給される。
【0026】図5は、景品玉を払出すための機構を示す
構成図である。入賞玉集合カバー体47により集合され
た入賞玉が入賞玉集合樋80上に落下して入賞玉誘導通
路81に導かれる。その入賞玉誘導通路81で誘導され
てきた入賞玉は入賞玉流下路112を通って入賞玉処理
装置110の玉送り部材115のところまで流下する。
そして玉送り部材115により入賞玉の流下が阻止さ
れ、その状態で入賞玉が入賞玉検出器113により検出
される。そして、その入賞玉に基づいて所定個数の景品
玉の払出しが行なわれて後述するようにソレノイド12
0が励磁されて玉送り部材115が玉開放姿勢に切換え
られてそれまで流下阻止されていた入賞玉がaの矢印で
示すように下方に流下して機外に排出される。
【0027】入賞玉検出器113の検出に基づいて、玉
払出装置60が作動し、景品玉が景品玉排出通路84内
に排出されてcで示す矢印のように流下し、上皿連通口
85から上皿(玉貯留皿)内に景品玉が払出される。一
方、上皿(玉貯留皿)が満杯となりそれ以上貯留できな
くなった余剰玉は、dに示す矢印のように、連絡通路9
3,余剰玉排出通路94を通って下皿に排出される。こ
の余剰玉排出通路94に、満タン検知部材95が軸96
により回動自在に設けられており、下皿も満タン状態に
なって景品玉が余剰玉排出通路94内に溜まってくれ
ば、その玉圧により満タン検知部材95が時計周り方向
に回動して、その回動を満タン検出器97が検出して景
品玉の払出しを停止する。
【0028】アウト口44から回収されたアウト玉はア
ウト玉誘導樋82を通ってbで示す矢印のようにアウト
玉通路から機外に排出される。玉抜き装置56を玉抜き
姿勢側に切換えれば、玉が玉抜き通路57を通ってeの
矢印で示すように、機外に排出される。また、玉払出装
置60の下方位置には、流路切換部材87が支軸88を
中心として回動自在に設けられており、操作ピン89
(図4参照)を操作して流路切換部材87を反時計回り
方向に揺動させた状態で、玉払出装置60を作動させる
ことにより、玉がfの矢印で示すように副玉抜き通路8
6から玉抜き通路57側に抜取られて機外に排出され
る。
【0029】玉止め通路58の上流側には、玉払出装置
60に供給される玉を検出する玉検出器59が設けられ
ており、この玉検出器59により玉が検出されない玉切
れ状態になれば、後述する第1〜第4賞球態様のうち指
令があった賞球態様に相当する個数の景品玉を玉払出装
置60が払出した段階で玉払出装置60の動作を停止さ
せる制御が行なわれる。
【0030】次に、玉払出装置60を図6ないし図9に
基づいて説明する。図6を参照して、玉払出装置60
は、筐体としてのケーシング61a,61bと、そのケ
ーシング61a,61b内部に設けられるステッピング
モータ71などから構成されている。ケーシング61
a,61bは、左部と右部との2つに分割されている。
ケーシング61a,61bには、玉タンク53から供給
されてくる玉を受入れる玉供給路63a,63bが設け
られており、この玉供給路63a,63bから受入れた
玉が湾曲面64a,64b上を流下する。そして図中7
7a,77bは離壁であり、ステッピングモータ71が
設けられる空間と玉が流下する空間とを区画するための
ものであり、湾曲面64a,64bを流下してきた玉が
ステッピングモータ70が設けられている空間内に入り
込まないようにするためのものである。66a,66b
は玉送り水平路であり、この玉送り水平路66a,66
b上の玉が横送りされて玉排出路65a,65bから下
方に排出されるように構成されている。
【0031】ステッピングモータ71はモータ取付板7
2に取付けられており、そのステッピングモータ71の
回転軸にスクリュー70が一体的に設けられている。こ
のスクリュー70の外周には、螺旋突状70aが形成さ
れている。そしてスクリュー70の先端側には切欠き部
74が設けられている。モータ取付板72をケーシング
61a,61bのモータ固定部73に差込むことによ
り、図7に示すように、ステッピングモータ71とスク
リュー70とがケーシング61a,61b内で固定され
る。その状態では、図8に示すように、スクリュー70
の一部が玉送り水平路66a,66bに入り込んだ状態
となり、スクリュー70が回転することにより、玉送り
水平路66a,66b上の玉が螺旋突状70aによって
玉排出通路65a,65b側に横送りされる。なお、7
6はコネクタであり、このコネクタ76とステッピング
モータ71とが配線75により電気的に接続されてい
る。また図6に示すように、コネクタ76と受光素子6
9,発光素子68とが電気的に接続されている。
【0032】この受光素子69,発光素子68は、玉圧
緩衝部材67に設けられており、この玉圧緩衝部材67
がケーシング61a,61bに設けられた状態で、図
7,図8に示すように、発光素子68がスクリュー70
の切欠き部74内に位置する状態となり、受光素子69
が切欠き部74の外部に位置する状態となる。図中62
は位置決め具であり、玉払出装置60を機構板52側に
取付ける際の位置決めの役割を果たすものである。
【0033】図7,図8に示すように、玉供給路63
a,63bから入り込んできた玉は、玉圧緩衝部材67
により図8に示す左右方向に広がりながら湾曲面64
a,64b上を流下していく。その際に、玉供給路63
a,63bから上方に位置するパチンコ玉の自重による
玉圧が緩衝される。
【0034】ステッピングモータ71が回転することに
よりスクリュー70が回転し、スクリュー70が半回転
するごとに発光素子68と受光素子69とを結ぶ線とス
クリュー70の切欠き部74の切欠き溝の方向とが一致
する状態なり、その状態で、発光素子68からの発光が
受光素子69により受光され、そのたびにスクリュー7
0が半回転したことが検出できる。
【0035】図9は、スクリュー70の回転による玉の
横送り動作状態を説明するための説明図である。スクリ
ュー70が回転することにより玉送り水平路66a,6
6b上の玉が螺旋突状70aにより横送りされ、たとえ
ば図9(a)に示すように、まず玉送り水平路66b上
の玉が玉排出路65bに排出されて、その状態からスク
リュー70が半回転することにより、図9(b)に示す
ように、玉送り水平路66a上の玉が玉排出路65aに
排出される。このように、スクリュー70が半回転する
ごとに、玉送り水平路66aまたは66bから互い違い
に1つずつ玉が排出される。
【0036】図10は、入賞玉処理装置110の構成お
よび動作を説明するための構成図である。入賞玉処理装
置110の取付基板111には、入賞玉誘導通路81
(図5参照)から誘導されてきた入賞玉が流下する入賞
玉流下路112が設けられており、その入賞玉流下路1
12の終端部分に、係止爪114により係止されて取付
けられた入賞玉検出器113と玉送り部材115とが配
設されている。玉送り部材115は、連結ピン116を
中心として回動自在に構成されており、その玉送り部材
115を回動させるためのソレノイド120が取付フッ
ク124により取付けられている。このソレノイド12
0のプランジャ121が連通杆122により玉送り部材
115に連結されている。なお123はスプリングであ
る。
【0037】この状態で、ソレノイド120が励磁され
ていないときには、入賞玉流下路112を流下してきた
玉が玉送り部材115の下部停止部117によって流下
が停止された状態となり、その状態で玉P1が入賞玉検
出器113により検出される(図10(a)参照)。
【0038】その入賞玉P1により所定個数の景品玉の
払出動作が行なわれることにより、ソレノイド120が
励磁されて図10(b)のように、玉送り部材115が
反時計回り方向に回動して下部停止部117が退避して
入賞玉P1が下方に流下するとともに玉送り部材115
の上部停止部118により後続の入賞玉P2の流下が停
止される。そして、入賞玉P1が下方に流下したことが
確認された状態でソレノイド120の励磁が解除されて
再び図10(a)の姿勢に復帰し、後続の入賞玉P2が
下部停止部117により停止された状態となる。そして
その入賞玉P2により所定個数の景品玉の払出動作が行
なわれ、その入賞玉P2の流下動作が行なわれるのであ
る。入賞玉処理装置110は、このような入賞玉の1個
宛処理を行なう。
【0039】図11は、パチンコ遊技機の遊技状態を制
御するための遊技制御回路基板99に設けられた遊技制
御回路を示すブロック図である。遊技制御回路は、CP
U,ROM,RAM,I/Oポート等を含む基本回路1
30を有する。この基本回路130は、カウンタ131
も有しており、後述する入賞玉検出器からの検出信号に
基づいて入賞玉を計数することができるように構成され
ている。遊技制御基板99には、さらに、基本回路13
0からのアドレスデータをデコードするアドレスデコー
ド回路133と、電源投入時に基本回路130のCPU
をリセットするための初期リセット回路134と、基本
回路130のCPUを定期的(たとえば2msec毎)
にリセット信号をCPUに与え、CPUを定期的にリセ
ットするためのクロック用リセットパルス発生回路13
5が設けられている。このクロック用リセットパルス発
生回路135は、可変表示装置5の可変表示動作を制御
するためのサブ基本回路132に設けられているCPU
にも定期的にリセット信号を与えるものである。このサ
ブ基本回路132は、CPUのほかに、ROM,RA
M,I/Oポート等を含む。
【0040】基本回路には、以下のような信号が入力さ
れる。入賞情報が入賞情報入力回路136を介して基本
回路130に入力される。入賞玉検出器(10カウント
スイッチ)29a,29b,入賞情報スイッチ49a,
49b,特定領域スイッチ28,始動口スイッチ(始動
玉検出器)20,36c,36dの検出信号が入賞玉セ
ンサ回路140を介して基本回路130に入力される。
【0041】基本回路130は、以下の各種機器に信号
を出力する。賞球個数情報出力回路137を介して賞球
個数情報を払出制御回路基板100側に出力する。7セ
グ・LEDランプ駆動回路138を介して、開成回数表
示器34,個数表示LED35,飾りLED18,V表
示LED33,ライン表示LED13,始動記憶LED
12に表示制御信号を出力する。ランプ・ソレノイド・
情報出力回路139を介して、ソレノイド25,サイド
ランプ40a,40b,レール飾りランプ43,アタッ
カーランプ37,遊技効果ランプ46,風車ランプ38
a,38bに制御信号を出力するとともに、遊技場のホ
ストコンピュータであるホール用管理コンピュータに、
大当り情報,当り情報,有効始動情報を出力する。基本
回路130は、可変表示装置5の可変表示指令信号をサ
ブ基本回路132に出力する。また、サブ基本回路13
2は、可変表示装置5に設けられているドラムセンサ1
6a〜16cからの検出信号をセンサ入力回路143を
介して入力する。このセンサ入力回路143からの検出
信号は基本回路132にも入力される。ドラムセンサ1
6a〜16cは、可変表示装置に設けられている回転ド
ラムの基準位置を検出するものである。サブ基本回路1
30には、ドラムランプ回路141を介してドラムラン
プ17に制御用信号を出力するとともに、ドラムモータ
回路142を介してドラムモータ(ステッピングモー
タ)15a〜15cにドラム回転用制御信号を出力す
る。
【0042】遊技制御基板99に設けられている遊技制
御回路には、電源回路145aから所定の直流電流が供
給される。さらに、ドラムランプ用電源145bから所
定の直流電流がドラムランプ17に供給される。
【0043】図12は、遊技制御回路基板99と払出制
御回路基板100との間でのデータのやり取りを行なう
制御回路を示す図である。払出制御回路基板100に
は、払出制御用マイクロコンピュータ(図示せず)が設
けられており、その払出制御用マイクロコンピュータに
賞球回路149が接続されている。その賞球回路149
には、入賞玉検出器(SW1)113(図5,図10参
照)からの検出信号が入賞玉センサ回路146を介して
入力される。この入力信号に応答して、払出制御用マイ
クロコンピュータは賞球回路149を介してフォトカプ
ラ147に入賞があった旨の入賞情報を出力する。そし
てその電気信号からなる入賞情報がフォトカプラ147
により一旦光信号に変換された後再度電気信号に変換さ
れて、その電気信号に変換された入賞情報が入賞情報入
力回路136を介して基本回路130(図11参照)に
入力される。
【0044】一方、打玉が始動口19,36a,36b
に入賞して始動玉検出器(SW2)20,36c,36
dにより検出されれば、その検出信号が入賞玉センサ回
路140を介して入賞個数カウンタ131に入力され、
その始動入賞玉の個数が計数される。さらに、打玉が可
変入賞球装置21内の通常領域27a,27bに入賞す
れば入賞玉検出器(SW3)29a,29bにより検出
され、さらに特定領域(Vポケット)26に入賞すれば
特定玉検出器(SW3)28により検出され、それらの
検出信号が入賞玉センサ回路140を介して入賞個数カ
ウンタ131に入力され、それらの入賞玉が計数され
る。通常の入賞口39a,39b,7への入賞玉が入賞
情報スイッチ(SW4)49a,49bにより検出され
れば、その検出信号が入賞玉センサ回路140を介して
入賞個数カウンタ131に入力され、それらの入賞玉が
計数される。
【0045】基本回路130は、入賞情報入力回路13
6からの入賞情報が入力されれば、後述するように、入
賞個数カウンタ131の計数状態に応じて、払出すべき
景品玉個数を特定する賞球データを賞球個数情報出力回
路137から出力する。この賞球個数情報出力回路13
7は、D0〜D3の4ビットのデータの形で賞球情報を
払出制御回路基板100側に出力する。払出制御回路基
板100側では、それらの4ビットのデータをそれぞれ
入力するフォトカプラ148a〜148dが設けられて
いる。そしてこれらのフォトカプラ148a〜148d
により4ビットからなる賞球データが一旦光信号に変換
された後再度電気信号に変換されて、その電気信号に変
換された4ビットの賞球データが賞球回路149を介し
て払出制御用マイクロコンピュータに入力される。払出
制御用マイクロコンピュータは、入力された賞球データ
に相当する個数だけの景品玉を玉払出装置60から払出
すための制御を行なう。このように払出制御回路基板1
00と遊技制御回路基板99との間での情報のやり取り
を、フォトカプラを介して行なうために、一方の制御基
板での故障等に起因した異常電圧が他方の制御基板に直
接入力されてその悪影響を被ることが防止できる。この
図12に示した制御回路では、4ビットのデータとして
賞球データが出力されるために、0000から1111
までの賞球データすなわち十進数に直せば0〜15の賞
球個数データを送信することができる。これ以上の個数
の賞球データを送信する場合には、図13に示す回路を
用いる必要がある。
【0046】また、打球操作ハンドルの操作に応じて動
作し、パチンコ玉を発射する打球発射モータ103が、
交流電源200から交流電力の供給を受けて動作する。
交流電源200から打球発射モータ103への電力の供
給経路には、電磁式のリレー150が設けられている。
リレー150は、賞球回路149により制御される。賞
球回路149は、通常状態においてリレー150を閉状
態にし、交流電源200から打球発射モータ103へ電
力を供給させる制御を行なう。その賞球回路149は、
パチンコ遊技機の電源投入時において入賞玉センサ回路
146から与えられる入賞情報がある場合に、リレー1
50を開状態にし、交流電源200から打球発射モータ
103への電力の供給を断つ制御を行なう。このような
打球発射モータ103の制御に関しては、後述する図1
9において詳細に説明する。
【0047】なお、図12においては、景品玉の払出に
関し、遊技制御回路基板99と、払出制御回路基板10
0との間で双方向のデータのやり取りを行なう構成を説
明したが、これに限らず、賞球の払出に関するデータ
は、次に示すような遊技制御回路基板99から払出制御
回路基板100への一方向のデータの伝達を行なうよう
にしてもよい。すなわち、入賞玉センサ回路146は、
遊技制御回路基板99に設けられ、その出力信号が基本
回路130および賞球回路149の両方に供給されるよ
うに構成してもよい。
【0048】そのような構成を採用する場合には、フォ
トカプラ147から入賞情報入力回路136への入賞情
報の供給経路を設けず、遊技制御回路基板99に設けら
れた入賞玉センサ回路146から入賞情報入力回路13
6に直接的に入賞情報が供給される。その場合、賞球回
路149は、入賞玉センサ回路146からの検出信号
を、賞球個数情報出力回路137から与えられる賞球情
報が妥当な情報であるか否かを確認するために用いる。
このような構成を採用した場合には、景品玉の払出に関
する情報の伝達方向が遊技制御回路基板99から払出制
御回路基板100への一方向の情報伝達になる。このた
め、遊技制御を不正に変更することを目的として不正行
為者によりなされるおそれがある払出制御基板100の
側から遊技制御回路基板99の側(特に基本回路13
0)への不正な情報の入力を防ぐことができる。その結
果として、このような構成を採用した場合には、遊技制
御に関する不正行為を防ぐことができる。
【0049】図13は、図12に示した制御回路の他の
例であり、図12と異なる点は、賞球個数情報出力回路
137から賞球回路149に出力される賞球データが、
D0〜D5の6ビットのデータとして送信される点であ
る。これにより、より多くの賞球個数データの送信が可
能となる。具体的には、後述する図17の場合に用いら
れる。また、この図13に示した制御回路においても、
図12に示した制御回路の説明において示した遊技制御
回路基板99から払出制御基板100への一方向の情報
の伝達形式を行なう構成を採用してもよい。
【0050】図14は、図12に示した制御回路の場合
の基本回路130の制御動作を示すフローチャートであ
る。まず、ステップSG(以下単にSGという)1によ
り、現在がパチンコ遊技機の電源投入時であるか否かの
判断がなされる。SG1により電源投入時であると判断
された場合は、図19に示す最大賞球個数払出処理のS
F4に進む。一方、SG1により、電源投入時ではない
と判断された場合は、SG2に進む。
【0051】SG2では、入賞情報の入力があったか否
かの判断がなされる。SG2により、入賞情報の入力が
ないと判断された場合は、この制御動作が終了する。一
方、払出制御基板100側から入賞情報が入賞情報入力
回路136を介して基本回路130に入力されたことが
SG2により判断されれば、SG2によりYESの判断
がなされてSG3に進む。
【0052】SG3では、カウンタ2が「0」であるか
否かの判断がなされる。カウンタ2は、入賞個数カウン
タ131内に設けられたカウンタであり、特定玉検出器
28や入賞玉検出器29a,29b(SW3)からの検
出信号がある毎にカウントアップしてそれらの入賞玉個
数を計数するものである。このカウンタ2が「0」でな
い場合、すなわち、図12に示すスイッチSW3からの
検出信号があった場合には、SG3によりNOの判断が
なされてSG10に進み、第2賞球態様の指令信号を払
出制御基板100に出力する処理がなされる。この第2
賞球態様の指令信号は、景品玉15個を払出指令するた
めの賞球データを含んでいる。次にSG11に進み、カ
ウンタ2を「1」減算する処理が行なわれる。その後、
この制御動作が終了する。
【0053】前述したSG3により、カウンタ2が
「0」であると判断された場合は、SG4に進み、カウ
ンタ1が「0」であるか否かの判断がなされる。このカ
ウンタ1は、入賞個数カウンタ131内に設けられたカ
ウンタであり、始動玉検出器20,36c,36d(S
W2)からの検出信号が入力される毎に、カウントアッ
プしてその始動入賞玉個数を計数するものである。カウ
ンタ1が「0」でないと判断された場合、すなわち、図
12に示すスイッチSW2からの検出信号が入力された
場合には、SG4によりNOの判断がなされてSG8に
進む。SG8では、第3賞球態様の指令信号が払出制御
基板100に出力される。この第3賞球態様の指令信号
は、景品玉を5個払出指令するための賞球データを含ん
でいる。次に、SG9に進み、カウンタ1を「1」減算
する処理が行なわれる。その後、この制御動作が終了す
る。
【0054】次に、前述したSG4により、カウンタ1
が「0」であると判断された場合は、SG5に進み、カ
ウンタ3が「0」であるか否かの判断がなされる。この
カウンタ3は、入賞個数カウンタ131内に設けられた
カウンタであり、通常の入賞口7,39a,39bに入
賞した入賞玉を検出する入賞情報スイッチ49a,49
b(SW4)からの検出信号が入力される毎に、カウン
トアップしてその入賞玉個数を計数するものである。
【0055】カウンタ3が「0」の場合には、SG5に
よりYESの判断がなされて、図18に示すSF1に進
み、エラー処理がなされる。これは、遊技領域に設けら
れた複数の入賞領域のうちのいずれかに打玉が入賞して
SW1で検出され、玉払出制御基板100側から遊技制
御基板99側に入賞情報があってSG2によりYESの
判断がなされたのにも拘らず、図12に示したSW2〜
SW4のいずれの玉検出器からも検出信号が入力されな
いという異常状態が発生した場合であり、このような場
合には、図18に示したエラー処理が行なわれる。
【0056】一方、SG5によりカウンタ3が「0」で
はないと判断された場合、すなわち、図12に示したス
イッチSW4からの検出信号が入力された場合は、SG
5によりNOの判断がなされてSG6に進み、第1賞球
態様の指令信号を景品玉払出装置100側に出力する処
理がなされる。この第1賞球態様の指令信号は、景品玉
を7個払出指令するための賞球データを含んでいる。次
に、SG7に進み、カウンタ3を「1」減算する処理が
なされる。その後、この制御動作が終了する。
【0057】このように、カウンタ2の値に従って第2
賞球態様指令信号が出力され、カウンタ1の値に従って
第3賞球態様指令信号が出力され、カウンタ3の値に従
って第1賞球態様指令信号が出力される。このようなカ
ウンタを用いた賞球態様指令信号を出力することについ
ては、第2,第3,第1の順に、賞球態様指令信号の出
力に優先順位が付けられている。
【0058】すなわち、打玉の入賞により払出される景
品玉数が互いに異なる複数種別に分類される複数の入賞
領域において、当該複数種別に対応する個数の景品玉
が、一定の優先順位に基づいて払出制御される。具体的
には、可変入賞球装置21の開口23への入賞玉、始動
口19,36a,36bへの入賞玉、通常の入賞口7,
39a,39bの順に景品玉の払出の優先順位が付けら
れている。これにより、遊技者が興味をもつ度合いが大
きい入賞順に景品玉を払出すことができる。
【0059】なお、図14の制御動作においては、カウ
ンタ2,カウンタ1,カウンタ3の順に優先順位を付け
て払出制御を行なうようにしたが、これに限らず、次の
ような優先順位で払出制御を行なうようにしてもよい。
すなわち、可変入賞球装置の開口23への入賞個数と、
それ以外の1箇所の入賞領域への入賞個数とをそれぞれ
別のカウンタに記憶し、それらのカウンタのいずれかを
優先し、払出制御を行なうようにしてもよい。
【0060】また、図14の制御動作においては、景品
玉数の種類が3種類であり、それらの景品玉数を払出す
ためにすべての入賞領域への入賞玉を記憶するようにし
たが、これに限らず、景品玉数の種類が可変入賞球装置
21の開口23への入賞と、それ以外のすべての入賞領
域への入賞との間でのみ景品玉数が異なるような景品玉
数の種類が2種類の場合には、開口23への入賞玉のみ
を記憶するようにし、その記憶に基づいて、景品玉の払
出制御を行なうようにしてもよい。その場合において、
入賞個数カウンタの情報が消滅した場合には、景品玉数
が多い方(たとえば開口23の方の入賞)の景品玉数を
強制的に払出す制御を行なうようにしてもよい。
【0061】図15は、図12に示した制御回路を用い
た場合の基本回路130の制御動作の他の例を示すフロ
ーチャートであり、前記複数種別に対応する複数の入賞
領域への入賞玉が記憶されている場合に、当該複数種別
に対応する個数の景品玉を代わる代わるに払出制御する
ものである。
【0062】まず、ステップS(以下単にSという)1
により、現在がパチンコ遊技機の電源投入時であるか否
かの判断がなされる。SG1により、電源投入時である
と判断された場合は、図19を用いて後述する最大賞球
個数払出処理に進む。一方、S1により、電源投入時で
はないと判断された場合は、S2に進み、入賞情報の入
力があったか否かの判断がなされる。そして、払出制御
基板100側から入賞情報が入賞情報入力回路136を
介して基本回路130に入力されれば、S2によりYE
Sの判断がなされてS3に進み、カウンタ4が「0」で
あるか否かの判断がなされる。
【0063】このカウンタ4は、始動口19,36a,
36bへの入賞に基づいた景品玉の払出制御と、可変入
賞球装置21(特定領域26,通常領域27a,27
b)への入賞に基づいた景品玉の払出制御と、それら以
外の通常の入賞口39a,39b,7への入賞に基づい
た景品玉の払出制御とを、代わる代わる交互に行なうた
めのカウンタである。まずこのカウンタ4が「0」であ
る場合には、S3によりYESの判断がなされてS4に
進み、カウンタ1が「0」であるか否かの判断がなされ
る。カウンタ1が「0」のときにはS5に進み、カウン
タ4に「1」を加算する処理がなされる。次にS6に進
み、カウンタ4が「1」であるか否かの判断がなされ、
この場合には「1」であるために、S7に進み、カウン
タ2が「0」であるか否かの判断がなされる。このカウ
ンタ2が「0」のときにはS8に進み、カウンタ4に
「1」を加算する処理がなされ、S9に進む。S9で
は、カウンタ3が「0」であるか否かの判断がなされ
る。
【0064】カウンタ3が「0」の場合には図18に示
すSF1に進み、エラー処理がなされる。これは、遊技
領域に設けられた複数の入賞領域のうちのいずれかに打
玉が入賞してSW1で検出され、玉払出制御基板100
側から遊技制御基板99側に入賞情報があってS2によ
りYESの判断がなされたにもかかわらず、図12に示
したSW2〜SW4のいずれの玉検出器からも検出信号
が入力されないという異常状態が発生した場合であり、
このような場合には、図18に示したエラー処理が行な
われる。
【0065】一方、図12に示したスイッチSW3から
の検出信号が入力されれば、カウンタ3が「0」でなく
なるために、S9によりNOの判断がなされてS10に
進み、第1賞球態様の指令信号を景品玉払出装置100
側に出力する処理がなされる。この第1賞球態様の指令
信号は、景品玉を7個払出指令するための賞球データを
含んでいる。次にS11に進み、カウンタ3を「1」減
算し、S12に進み、カウンタ4をクリアする処理がな
される。
【0066】次に、図12に示すスイッチSW2からの
検出信号が入力された場合には、カウンタ1が「0」で
なくなるために、S1,S2,S3,S4と制御が進ん
でS4によりNOの判断がなされてS16に進む。S1
6では、第3賞球態様の指令信号が払出制御基板100
に出力される。この第3賞球態様の指令信号は、景品玉
を5個払出指令するための賞球データを含んでいる。次
にS17に進み、カウンタ1を「1」減算し、S18に
進み、カウンタ4を「1」加算する処理が行なわれる。
【0067】次に入賞情報があってS3に進んだ段階で
は、カウンタ4が「1」となっているためにS3により
NOの判断がなされてS6に進み、S6でYESの判断
がなされてS7に進み、カウンタ2が「0」であるか否
かの判断がなされ、図12に示すスイッチSW3からの
検出信号があった場合には、S7によりNOの判断がな
されてS13に進み、第2賞球態様の指令信号を払出制
御基板100に出力する処理がなされる。この第2賞球
態様の指令信号は、景品玉15個を払出指令するための
賞球データを含んでいる。次にS14に進み、カウンタ
2を「1」減算し、S15により、カウンタ4に「1」
を加算する処理が行なわれる。その結果、カウンタ4は
「2」となる。
【0068】この状態で、入賞情報があれば、S3,S
6,S9に進み、前記第1賞球態様指令信号を出力する
か否かのカウンタ3の値を判別する処理が実行されるこ
ととなる。このように、カウンタ4の値に従って、第1
賞球態様指令信号を出力するか否かのカウンタ3の値の
判別,第2賞球態様指令信号を出力するか否かのカウン
タ2の値の判別,第3賞球態様指令信号を出力するか否
かのカウンタ1の値の判別というように、打玉の入賞に
より払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分類
される複数の入賞領域において、当該複数種別に対応す
る個数の景品玉が代わる代わるに払出制御されるように
構成されている。これにより、いずれかの種別に対応す
る個数の景品玉が未払出のままになるのを防止できる。
【0069】図16は、図12に示した制御回路を用い
た場合の基本回路130の制御動作の他の例を示すフロ
ーチャートであり、前記複数種別に対応する複数の入賞
領域への入賞玉が記憶されている場合に、当該複数種別
に対応する払出景品玉の個数の合計個数の景品玉を1度
に払出制御するものである。
【0070】まず、ステップSC(以下単にSCとい
う)1により、現在がパチンコ遊技機の電源投入時であ
るか否かの判断がなされる。SC1により、電源投入時
であると判断された場合は、図19を用いて後述する最
大賞球個数払出処理に進む。一方、SC1により、電源
投入時ではないと判断された場合は、SC2に進み、入
賞情報の入力があったか否かの判断がなされ、払出制御
基板100側から入賞情報が入賞情報入力回路136を
介して基本回路130に入力されれば、SC2によりY
ESの判断がなされてSC3に進み、カウンタ1が
「0」であるか否かの判断がなされる。このカウンタ1
が「0」のときにはSC4に進み、カウンタ2が「0」
であるか否かの判断がなされる。カウンタ2が「0」の
ときにはSC5に進み、カウンタ3が「0」であるか否
かの判断がなされる。そして、カウンタ3が「0」であ
る場合には、前述と同様の理由により、図18に示すエ
ラー処理が行なわれる。
【0071】一方、カウンタ3が「0」でない場合に
は、SC6に進み、前記SG6,S10と同様に第1賞
球態様指令信号を出力する。
【0072】また、SC3においてカウンタ1が「0」
でない場合にはSC8に進み、第3賞球フラグがセット
され、SC9により、カウンタ2が「0」であるか否か
の判断がなされ、「0」の場合にはSC11に進み、第
3賞球フラグがセットされているか否かの判断がなさ
れ、この場合にはセットされているためにSC12に進
み、前記SG8,S16と同様の第3賞球態様の指令信
号が払出制御回路基板100に出力される。次にSC1
3に進み、第3賞球フラグをクリアし、SC14に進
み、カウンタ1を「1」減算する。一方、カウンタ2が
「0」でない場合にはSC10により第2賞球フラグが
セットされた後SC11に進む。次にSC15に進み、
第2賞球フラグがセットされているか否かの判断がなさ
れ、セットされている場合にはSC16に進み、セット
されていない場合にはそのまま制御が終了する。
【0073】一方、カウンタ1が「0」であり、カウン
タ2が「0」でない場合にはSC4によりNOの判断が
なされてSC10に進み、第2賞球フラグがセットさ
れ、SC11に進み、第3賞球フラグがセットされてい
るか否かの判断がなされ、この場合にはセットされてい
ないために、SC15に進み、第2賞球フラグがセット
されているか否かの判断がなされ、この場合にはセット
されているためにSC16に進み、前記SG10,S1
3と同様の第2賞球態様の指令信号が払出制御回路基板
100に出力される。
【0074】次に、始動口19と可変入賞球装置21と
に連続的に玉が入賞した場合を説明する。その場合に
は、カウンタ1とカウンタ2ともに「0」でなくなって
いるために、まずSC3によりNOの判断がなされてS
C8に進み、第3賞球フラグがセットされ、SC9に進
み、カウンタ2が「0」であるか否かの判断がなされ、
この場合には「0」でないためにSC10に進み、第2
賞球フラグがセットされ、SC11に進み、第3賞球フ
ラグがセットされているか否かの判断がなされる。この
場合には、セットされているためにSC12に進み、第
3賞球態様の指令が出力され、SC13に進み、第3賞
球フラグがクリアされ、SC14に進み、カウンタ1を
「1」減算し、SC15に進み、第2賞球フラグがセッ
トされているか否かの判断がなされる。この場合にはセ
ットされているために、SC16に進み、第2賞球態様
の指令が出力され、SC17に進み、第2賞球フラグが
クリアされ、SC18に進み、カウンタ2を「1」減算
し、次にSC19に進み、カウンタ3が「0」であるか
否かの判断がなされ、「0」の場合にはそのまま制御が
終了するが、「0」でない場合には前記SC6に進む。
【0075】このように、始動口19,36a,36b
と可変入賞球装置21とにほぼ同時にまたは短期間の間
に玉が入賞した場合には、第3賞球態様の指令が出力さ
れた後すぐに第2賞球態様の指令が出力されるのであ
り、この場合には、払出制御回路基板100側では、第
3賞球態様指令に伴う5個の賞球数と第2賞球態様指令
に伴う15個の賞球との合計20個の賞球数に基づい
て、一度に20個の景品玉を玉払出装置60から払出制
御する。また、さらに入賞口7,39a,39bにもほ
ぼ同時にまたは短期間の間に玉が入賞した場合には、第
3賞球態様の指令が出力された後すぐに第2の賞球態様
の指令が出力され、その後すぐに第1賞球態様の指令が
出力されるのであり、この場合には、払出制御回路基板
100側では、第3賞球態様指令に伴う5個の賞球数と
第2賞球態様指令に伴う15個の賞球数と第1賞球態様
指令に伴う7個の賞球数との合計27個の賞球数に基づ
いて、一度に27個の景品玉を玉払出装置60から払出
制御する。このようにすれば、景品玉の払出順序に規制
をうけないため各景品玉の迅速な払出が可能となると共
に全体の払出能力も同時に向上することができる。
【0076】図17は、図13に示した制御回路を用い
た場合の基本回路130の制御動作を示すフローチャー
トである。図17に示すフローチャートは、図16に示
したフローチャートと類似しており、ここでは主に相違
点について説明する。始動口19,36a,36bと可
変入賞球装置29との両者にほぼ同時にまたは短期間の
間に連続して玉が入賞した場合には、カウンタ1とカウ
ンタ2がともに「0」でなくなる。その場合にはSD3
によりNOの判断がなされてSD8に進み、第3賞球フ
ラグがセットされてSD9によりNOの判断がなされて
SD10に進み、第2賞球フラグがセットされる。そし
てSD11に進み、第3賞球フラグがセットされている
か否かの判断がなされる。この場合にはセットされてい
るために、SD12に進み、第3カウンタが「0」であ
るか否かの判断がなされる。第3カウンタが「0」の場
合にはSD23に進み、第6賞球態様の指令信号が払出
制御回路基板100に出力される。この第6賞球態様の
指令信号は、玉が始動口19,36a,36bに入賞し
た場合の賞球数5個と玉が可変入賞球装置21に入賞し
た場合の賞球数15個との和である20個の景品玉を払
出指令するための賞球データを含んでいる。
【0077】次にSD24に進み、第2,第3賞球フラ
グをクリアし、SD25に進み、カウンタ2,3を
「1」減算して制御が終了する。払出制御回路基板10
0側では、この第6賞球態様指令を受けて、20個の景
品玉を一度に玉払出装置60から払出す制御を行なう。
【0078】次に、可変入賞球装置21と通常の入賞口
7,39a,39bのいずれかに打玉が連続的に入賞し
た場合には、カウンタ2とカウンタ3とがともに「0」
でなくなる。その場合には、SD4によりNOの判断が
なされてSD10により第2賞球フラグがセットされ、
SD11により第3賞球フラグがセットされているか否
かの判断がなされ、この場合にはセットされていないた
めに、SD13に進み、カウンタ3が「0」であるか否
かの判断がなされる。この場合には「0」でないために
SD17に進み、第5賞球態様の指令信号を玉払出制御
回路100に出力する処理がなされる。この第5賞球態
様の指令信号は、可変入賞球装置21への打玉の入賞に
伴う賞球数15個と通常入賞口7,39a,39bへの
入賞に伴う賞球数7個との和である22個の景品玉を一
度に払出指令するための賞球データを含んでいる。次に
SD18に進み、第2賞球フラグをクリアし、SD19
に進み、カウンタ1,2を「1」減算して制御が終了す
る。
【0079】次に、始動口19,36a,36bと通常
入賞口7,39a,39bとのいずれかに連続的に打玉
が入賞した場合には、カウンタ1とカウンタ3とがとも
に「0」でなくなる。その場合には、SD3によりNO
の判断がなされてSD8に進み、第3賞球フラグがセッ
トされ、SD9に進み、カウンタ2が「0」であるか否
かの判断がなされ、この場合には「0」であるためにS
D26に進み、カウンタ3が「0」であるか否かの判断
がなされ、この場合には「0」でないためにSD27に
進み、第7賞球態様の指令信号を払出制御回路100に
出力する処理がなされる。この第7賞球態様の指令信号
は、賞球数5個と賞球数7個との合計である12個の景
品玉を払出指令する賞球データを含んでいる。
【0080】次にSD31に進み、第1,第3賞球フラ
グをクリアする処理がなされ、SD32に進み、カウン
タ1,3を「1」減算する処理がなされて制御が終了す
る。
【0081】次に、始動口19,36a,36bと可変
入賞球装置21と通常入賞口7,39a,39bとに打
玉が連続的に入賞した場合には、カウンタ1,カウンタ
2,カウンタ3ともに「0」でなくなるために、SD3
によりNOの判断がなされてSD8に進み、第3賞球フ
ラグがセットされ、SD9によりNOの判断がなされて
SD10に進み、第2賞球フラグがセットされ、SD1
1によりYESの判断がなされ、SD12によりNOの
判断がなされてSD20に進み、第4賞球態様の指令信
号を払出制御回路基板100に出力する処理がなされ
る。この第4賞球態様の指令信号は、賞球数5個と賞球
数15個と賞球数7個との合計である27個の景品玉を
払出指令する賞球データを含んでいる。次にSD21に
進み、第2,第3賞球フラグをクリアする処理がなさ
れ、SD22に進み、カウンタ1,2,3を「1」減算
する処理がなされる。
【0082】図18は、入賞玉検出にもかかわらず入賞
玉の記憶がない場合のエラー処理を行なうフローチャー
トであり、ステップSF(以下単にSFという)1によ
り、エラー報知をして払出動作を停止させ、SF2によ
りリセットがあるか否かの判断がなされ、リセット待ち
状態となる。そして、遊技場の係員がリセット操作を行
なえば、SF3に進み、エラー報知が解除されるととも
に、払出動作の停止が解除される。このように、入賞玉
検出にもかかわらず入賞玉の記憶がない場合エラー停止
状態とすることで電波等による検出誤動作の不正を防止
することができる。
【0083】図19は、最大賞球個数払出処理の制御動
作を示すフローチャートであり、図14,図15,図1
6,図17の制御動作において共通的に用いられるプロ
グラムのフローチャートである。SF4により、入賞情
報の入力があったか否かの判断がなされる。SF4によ
り、入賞情報がないと判断された場合は、後述するSF
6に進む。一方、入賞情報があると判断された場合は、
SF5に進み、このパチンコ遊技機における最大の賞球
(景品玉)個数(15個)を払出すために、15個の賞
球数(景品玉数)を払出す指令信号を出力する処理がな
される。その後、SF6に進む。
【0084】SF6では、始動玉検出器20,36c,
36d(SW2)、特定玉検出器28,入賞玉検出器2
9a,29b(SW3)、および、入賞情報スイッチ4
9a,49b(SW4)のいずれかの入賞センサ(以
下、これらの入賞センサを総称して個別入賞センサとい
う)からの検出信号が入力されたか否か(個別入賞セン
サがON状態になったか否か)の判断がなされる。SF
6により、個別入賞センサがON状態になっていないと
判断された場合は、前述のSF4に戻り、SF4〜SF
6の処理が繰返し行なわれる。一方、SF6により、個
別入賞センサがON状態になったと判断された場合は、
図14,図15,図16,図17の各々の制御動作にお
いて最大賞球個数払出制御動作が終了する。
【0085】このように、図19に示される最大賞球個
数払出処理においては、パチンコ遊技機の電源投入時に
おいて入賞情報がない場合に、通常の賞球払出制御動作
が実行され、一方、電源投入時に入賞情報があった場合
に、入賞情報がなくなるまで最大の賞球(景品玉)個数
(15個)を払出す制御を行なう。そして、そのような
最大の賞球(景品玉)個数の払出制御は、入賞情報がな
くなり、かつ、新たな入賞による個別入賞センサの検出
があるまで継続して実行される。
【0086】ここで、パチンコ遊技機の電源投入時に入
賞情報がある場合とは、パチンコ遊技機の遊技中におい
て、打玉の入賞があった後のその打玉の入賞に対応する
景品玉の払出が行なわれる前に、停電等によってパチン
コ遊技機への電力の供給がなくなった事態になり、その
後に電力の供給が復旧した場合に生じる。すなわち、そ
のような場合には、まだ景品玉の払出が行なわれていな
い入賞玉が入賞玉流下路112または入賞玉流下路11
2および入賞玉誘導通路81内に残っており、そのよう
な入賞玉がパチンコ遊技機の電源投入時に入賞玉検出器
(SW1)113により検出されることにより、電源投
入時において入賞情報が入賞情報入力回路136に入力
されるのである。
【0087】そのように電力の供給が絶たれた場合に
は、入賞個数カウンタ131の各カウンタの値が消滅す
るため、入賞情報があるのにも拘らず、入賞玉がどの入
賞領域に入賞したものであるか特定することができな
い。もし、このような場合に最大の賞球個数以外の個数
の景品玉を入賞情報に応じて払出すとすれば、遊技者が
不利益を被る場合がある。このため、図19に示す最大
賞球個数払出処理においては、遊技中に電力供給が絶た
れた後の電力供給の復旧時において、入賞情報に応じて
最大の賞球個数を払出す処理を行なうことにより、遊技
者が不利益を被らないようにすることができる。
【0088】また、最大賞球個数払出処理においては、
遊技者が不利益を被らないようにするための最大賞球個
数の払出の処理を、新たな打玉の入賞があった時期に終
了させることにより、最大賞球個数払出処理の終了時期
を明確にするとともに、無駄な景品玉の払出を防ぐこと
ができる。
【0089】図20は、払出制御回路基板の制御動作を
示すフローチャートであり、図14,図15,図16,
図17の制御動作に共通的に用いられるプログラムのフ
ローチャートである。
【0090】まず、ステップSE(以下単にSEとい
う)1により、現在がパチンコ遊技機の電源投入時であ
るか否かの判断がなされる。SE1により、電源投入時
であると判断された場合は、後述するSE12に進む。
一方、SE1により、電源投入時ではないと判断された
場合は、SE2に進む。
【0091】SE2により入賞玉センサがONになった
か否かの判断がなされ、入賞玉検出器113が入賞玉を
検出すればSE3に進み、カウンタ5が「0」であるか
否かの判断がなされる。このカウンタ5は、後述するS
E8により加算され、後述するSE9により「1」ずつ
減算されるものである。カウンタ5が「0」の場合には
SE4に進み、前回の景品玉の払出動作が完了したか否
かの判断がなされ、完了するまで待機する。そして玉払
出装置60が作動して前回における所定個数の景品玉の
払出しが完了すればSE5に進み、遊技制御回路基板9
9へ今回の入賞に伴う入賞情報の出力を行なう。遊技制
御回路基板99では、前述したように、第1,第2,第
3,第4,第5,第6あるいは第7賞球態様指令信号を
払出制御回路基板100側に返信する。そして賞球態様
指令信号の返信があればSE7に進み、その受信した賞
球数だけ景品玉を払出すために玉払出装置60のステッ
ピングモータ71を回転駆動させる制御を行なう。な
お、図16に示したように、始動口19,36a,36
bと可変入賞球装置21と通常入賞口7,39a,39
bとからなる3種類の種別のうち2種類以上の種別に属
する入賞口に連続的に玉が入賞して第1,第2または第
3賞球態様指令のうちのいずれか2つ以上の賞球態様指
令が連続的に送信された場合には、それらの両賞球態様
指令信号を一度にSE6により受信し、それらの両賞球
態様指令信号に含まれている賞球データを加算してその
合計個数の景品玉を一度に払出すための制御がSE7に
より行なわれるのである。
【0092】次に、SE8に進み、受信した賞球態様に
応じた所定の値をカウンタ5に加算する処理が行なわれ
る。遊技制御回路基板99から送信されてくる各賞球態
様指令データの中には、カウンタ5に加算する値を示す
データが含まれている。たとえば、第1賞球態様指令,
第2賞球態様指令,第3賞球態様指令の各データの中に
は、それぞれに、「1」をカウンタ5に加算するための
データが含まれている。ゆえに、図16の実施の形態に
おいて2つまたは3つの賞球態様指令が連続的に送信さ
れてきた場合には、カウンタ5の加算結果は「2」また
は「3」になる。また、図17の実施の形態において、
第5賞球態様,第6賞球態様,第7賞球態様の各データ
の中には、それぞれ「2」をカウンタ5に加算するため
のデータが含まれており、第4賞球態様指令データの中
には、「3」をカウンタ5に加算するためのデータが含
まれている。次にSE9に進み、カウンタ5を「1」減
算し、SE10により、入賞玉処理装置110のソレノ
イド120(図10参照)を励磁させて入賞玉を1個下
方に落下させる制御がなされる。
【0093】遊技制御回路基板99から送信されてきた
賞球態様指令信号が図17に示す第5,第6または第7
賞球態様指令信号であった場合には、カウンタ5に
「2」が加算されているために、SE9によりカウンタ
5から「1」を減算した後SE10により入賞玉を1個
流下させ、さらにその後に後続の入賞玉が入賞玉検出器
113により検出されてSE3に進んだ段階で、カウン
タ5の値が「1」となっているためにSE9に進み、カ
ウンタ5を「1」減算した後に再度SE10に進み、ソ
レノイド120を再度励磁して入賞玉を1個下方に流下
させる制御がなされる。すなわち、図16に示したSC
12による第3賞球態様指令の後すぐにSC16に示し
た第2賞球態様指令が送信されてきた場合あるいは図1
7に示した第5、第6または第7賞球態様指令が送信さ
れた場合には、払出制御回路基板100では、始動口1
9に入賞した入賞玉と可変入賞球装置21に入賞した入
賞玉との2個分の入賞玉に相当する個数の景品玉を一度
に払出制御するために、その払出制御が終了した段階で
入賞玉を2個下方に流下させなければならず、その場合
にはカウンタ5に「2」を加算し、SE3によりNOの
判断がなされるようにして再度ソレノイド120を励磁
して2個目の入賞玉を下方に流下させるのである。
【0094】また、第4賞球態様指令が送信された場合
には、払出制御回路100では3個分の入賞玉に相当す
る個数の景品玉を一度に払出制御するために、その払出
制御が終了した段階で入賞玉を3個下方に流下させなけ
ればならず、その場合にはカウンタ5に「3」を加算
し、SE3により2回NOの判断がなされるようにして
ソレノイド120を3回励磁して3個の入賞玉を下方に
流下させる。
【0095】次に、前述したSE10によるソレノイド
120の駆動制御の開始後、所定期間が経過するまでこ
の払出制御基板の制御動作の終了がSE11により待た
れる。すなわち、SE11では、所定期間が経過するま
で制御動作の終了を待つ。その理由は、ソレノイド12
0が励磁された入賞玉が完全に流下するまでの時間を確
保するためである。
【0096】また、前述したSE1により、電源投入時
であると判断された場合に実行されるSE12では、前
記個別入賞センサがON状態であるか否かが判断され
る。SE12により、入賞玉検出器113である入賞玉
センサがON状態(入賞玉を検出した状態)になったか
否かの判断がなされる。ここで、入賞玉検出器113が
入賞玉を検出すればSE13に進み、打球発射モータの
動作が強制的に停止される。これは、電源投入時に入賞
玉検出器113が入賞玉を検出した場合には前述した図
19に示される最大賞球個数払出処理が行なわれるの
で、その最大賞球個数払出処理の実行中に新たな打玉の
入賞をさせないために打球発射モータ103の動作を強
制的に停止させるためである。具体的には、図12で前
述したリレー150を開状態にする。
【0097】次に、SE15に進み、入賞玉検出器11
3への入賞玉の誘導経路(入賞玉流下路112,入賞玉
誘導通路81)中に電源投入時において残留している入
賞玉に応じた入賞情報の出力を遊技制御回路基板99へ
向けて行なう。次に、SE16に進み、賞球態様指令信
号の受信を待つ。そして、賞球態様指令信号の返信があ
ればSE17に進み、その受信した賞球(景品玉)数
(最大賞球個数)だけ景品玉を払出すために玉払出装置
60のステッピングモータ71を回転駆動させる制御を
行なう。
【0098】次に、前述したSE10の場合と同様に、
ソレノイド120を励磁して入賞玉を流下させる制御が
なされる。そして、前述したSE11と同様に、SE1
9により、所定期間の経過を待つ。そして、所定期間が
経過した後に前述したSE12に戻る。その場合におい
て、SE12により、入賞玉検出器113が入賞玉を検
出しなくなるまで、前述したSE13〜SE19の処理
が繰返し行なわれる。これにより、電源投入時に入賞玉
検出器113が入賞玉を検出した場合には、入賞玉検出
器113への入賞玉の誘導経路に残留している入賞玉が
なくなるまでその残留している入賞玉に対して最大個数
の景品玉の払出が行なわれ、その払出が行なわれている
最中には、打球発射モータの強制的な停止により、遊技
領域4へのパチンコ玉の打込が禁止される。
【0099】そして、入賞玉の誘導経路に残留している
入賞玉がなくなった時点で、SE12によりNOの判断
がなされてSE20に進み、打球発射モータ103の動
作の強制的な停止状態が解除され、図19に示された最
大賞球個数払出処理に対応する払出制御回路基板の制御
動作が終了する。
【0100】このように、図20に示された制御動作に
おいては、図19に示される最大賞球個数払出処理が行
なわれている最中において打球発射モータ103の動作
が強制的に停止されることにより新たな入賞玉が生じな
いため、図19に示される最大賞球個数払出処理の終了
時を明確にすることができる。
【0101】次に、図14〜図20に示された制御動作
の特徴的な制御タイミングを概略的に説明する。図21
は、このパチンコ遊技機における景品玉の払出に関する
特徴的な制御動作のタイミングチャートである。図21
には、入賞玉センサ(入賞玉検出器113)の検出状態
(ON,OFF)、個別入賞センサ(始動玉検出器2
0,36c,36d、入賞玉検出器20a,29b、特
定玉検出器28、入賞玉検出器29a,29b)の検出
状態(ON,OFF)、打球発射モータ103の動作状
態(動作可,動作不可)、賞球態様指令信号(各賞球態
様指令信号をまとめて示したもの)の出力(ON),非
出力(OFF)、賞球払出モータ(ステッピングモータ
71)の稼働(ON),非稼働(OFF)、および、1
5個払出モード(図19に示される最大賞球個数の強制
的な払出動作状態)の実行(ON),非実行(OFF)
のそれぞれの動作のタイミングが示されている。
【0102】ここでは、図21のタイミングチャートの
時間経過に従って説明を行なう。電源投入時において個
別入賞センサの検出出力がOFF状態であるのにも拘ら
ず、入賞玉センサの検出出力がON状態になった場合に
は、15個払出モードがON状態になり、その15個払
出モードを実行するために、入賞玉センサの出力の立上
がりから微少時間経過後に最大賞球個数払出のための賞
球態様指令信号がON状態になる。そして、その賞球態
様指令信号の立上がりから微少時間経過後に賞球払出モ
ータがON状態になる。これにより、最大賞球個数の強
制的な払出が実行される。そのような最大賞球個数の払
出は、入賞玉センサの検出出力がなくなるまで繰返し継
続して実行される。そのような最大賞球個数の強制的な
払出が行なわれている最中には、打球発射モータ103
の動作が不可となる。
【0103】そして、そのような入賞玉センサの出力が
途絶えた場合に、打球発射モータ103の動作が可能に
される。その打球発射モータ103の動作状態が可能に
されたことにより打玉の遊技領域への打込が可能とな
り、その打玉の入賞があると、個別入賞センサがON状
態になる。その個別入賞センサの検出出力の立上がりに
応答して15個払出モードがOFF状態になり、強制的
な最大賞球個数の払出が終了する。
【0104】15個払出モードがOFF状態になった後
に個別入賞センサの検出出力がON状態になると、その
後に入賞玉センサの検出出力がON状態になる。そし
て、その入賞玉センサの検出出力の立上がりから微少時
間経過後に通常時の賞球の払出を行なうための賞球態様
指令信号がON状態になり、その賞球態様指令信号に応
答して、賞球払出モータがON状態になる。これによ
り、入賞領域の種別に応じた通常の賞球払出動作が行な
われる。
【0105】次に、電源投入時よりも後の時期において
個別入賞センサの検出出力がOFFであるのにも拘ら
ず、入賞玉センサの検出出力がON状態になっている場
合には、図18に示されるエラー処理が行なわれ、景品
玉の払出動作が停止される。
【0106】次に、本発明の変形例等を以下に列挙す
る。 (1) 入賞領域(可変入賞球装置21の開口23,始
動口19,36a,36b、通常の入賞口39a,39
b,7)に入賞した入賞玉を記憶する手段であって、少
なくとも払出し景品玉数が最大の種別の入賞領域への入
賞玉について記憶する入賞玉記憶手段が、図14〜図1
7に示されるカウンタ1〜カウンタ3により構成されて
いる。この入賞玉記憶手段は、すべての種別の入賞領域
への入賞玉を記憶してもよく、一部の種別の入賞領域へ
の入賞玉を記憶してもよい。そのように一部の種別の入
賞領域への入賞玉を記憶する場合の具体例としては、特
定の入賞領域(可変入賞球装置21の開口23)と、そ
の他の入賞領域(始動口19等)とで入賞により景品玉
数が異なる場合において、その特定の入賞領域(払出し
景品玉数が最大の種別の入賞領域)への入賞玉のみを記
憶するようにしてもよい。その場合には、弾球遊技機へ
の電力の供給が開始された際(電源投入時)において入
賞玉記憶手段の記憶がなく、かつ、その入賞玉を入賞玉
検出手段(入賞玉検出器113)へ誘導する入賞玉誘導
路(入賞玉誘導通路81,入賞玉流下路112)内に入
賞玉が存在することが検出されたときに、その入賞玉に
応じて景品玉の個数が多い方の入賞領域である特定入賞
領域への入賞に応じて払出される個数の景品玉を強制的
に払出す制御を行なえばよい。
【0107】(2) 可変表示装置5は、本実施例で
は、回転ドラム式のものを示したが、それに代えて、液
晶表示装置,CRTあるいはエレクトロルミネッセンス
等による電気的な表示装置により可変表示装置5を構成
してもよい。可変入賞球装置21の第1の状態は、開閉
板24が連続的に開成するものを示したが、その代わり
に、開閉板24が連続的に開閉動作する状態であっても
よい。また可変入賞球装置21の第2の状態は、打玉が
入賞不可能なものを示したが、その代わりに、打玉が入
賞可能ではあるが入賞困難な状態であってもよい。
【0108】始動口19,36a,36b,特定領域2
6,通常領域27,入賞口7,39a,39bにより、
前記遊技領域に設けられ、打玉の入賞により払出される
景品玉数が互いに異なる複数種別に分類される複数の入
賞領域が構成されている。始動玉検出器20,36c,
36d(SW2),特定玉検出器28,入賞玉検出器2
9a,29b(SW3),入賞情報スイッチ49a,4
9b(SW4)により、前記複数の入賞領域に入賞した
入賞玉を検出する複数の入賞検出手段が構成されてい
る。この入賞検出手段は、入賞玉がどの種別に属する入
賞玉であるかを検出するための種別特定用入賞玉検出手
段、換言すれば、景品玉の払出数を特定するための景品
玉払出数特定用入賞玉検出手段である。前記入賞玉検出
器113(SW1)により、入賞玉を検出して入賞玉が
発生した旨の信号を後述する遊技制御手段に出力する入
賞玉発生検出手段、換言すれば、景品玉の払出制御を実
行させるための景品玉払出制御用入賞玉検出手段が構成
されている。
【0109】(3) 図3に示したように、可変入賞球
装置21には、入賞玉を貯留する玉貯留部と、該玉貯留
部に玉を誘導する玉誘導部とが設けられており、可変入
賞球装置21が第2の状態に切換わることにより、前記
玉貯留部に貯留されている玉が特定入賞領域に入賞する
ように構成されている。
【0110】玉払出装置60により、複数種類の個数の
景品玉を払出し可能な景品玉払出手段が構成されてい
る。この玉払出装置60は、遊技者の玉貸操作等に応じ
て貸玉を払出す機能も有してもよい。この玉払出手段の
玉流下下手側に、玉を遊技者側に排出する状態と玉を機
外に排出する状態とに切換え可能な排出流路切換手段
(流路切換部材87,操作ピン89)が設けられてい
る。発光素子68,受光素子69により、前記景品玉払
出手段により玉の払出を検出する玉払出検出手段が構成
されている。入賞玉処理装置110により、入賞玉を受
付けて前記玉払出手段により景品玉の払出を行なうため
の処理を行なう入賞玉受付処理手段が構成されている。
この入賞玉受付処理手段は、入賞玉を検出する入賞玉検
出手段(入賞玉検出器113)と、入賞玉を1個宛流下
させる入賞玉1個宛流下手段(玉送り部材115,ソレ
ノイド120)とを有する。
【0111】(4) 玉払出制御回路基板100に設け
られている玉払出制御回路により、後述する入賞玉記憶
手段の記憶に従って前記景品玉払出手段により景品玉を
払出す制御を行なう玉払出制御手段が構成されている。
遊技制御回路基板99に設けられている遊技制御回路に
より、遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段が構成
されている。この遊技制御手段は、前記玉払出制御手段
から送信されてきた入賞情報に従って、その入賞に伴っ
て払出すべき景品玉の個数を特定する賞球情報を前記玉
払出制御手段に出力する。入賞個数カウンタ131によ
り、前記入賞玉検出手段により検出された入賞玉を一時
的に記憶する入賞玉記憶手段が構成されている。この入
賞玉記憶手段は、入賞検出手段(SW2〜SW4)によ
る入賞玉の検出に応じて種別毎に加算記憶するととも
に、前記遊技制御手段から前記賞球情報が出力された
後、その賞球情報に対応する入賞玉の記憶を消去、すな
わち、種別毎に記憶されている入賞玉数から減算する。
なお、この入賞玉記憶手段による入賞玉の記憶の消去
は、前記玉払出手段による景品玉の払出動作が完了した
後記憶の消去を行なうようにしてもよい。図12,図1
3に示した回路により、前記遊技制御手段と玉払出制御
手段との間で情報の伝送を行なう情報伝送手段が構成さ
れている。この情報伝送手段は、前記情報を伝送できな
がらも前記遊技制御手段と前記玉払出制御手段との間で
電気的な絶縁を行なう電気的絶縁手段(フォトカプラ1
48a〜148e,147)を有する。
【0112】(5) 図16に示したフローチャート、
図20に示したフローチャート、または図17に示した
フローチャートと図20に示したフローチャートによ
り、前記入賞記憶手段に、或る種別に属する入賞領域へ
の入賞玉の記憶と他の種別に属する入賞領域への入賞玉
の記憶とがある場合に、前記或る種別に属する入賞領域
への入賞玉と前記他の種別に属する入賞領域への入賞玉
それぞれについて払出すべき景品玉数の合計の景品玉を
前記景品玉払出手段により一度に払出す制御を行なう払
出制御手段が構成されている。この払出制御手段は、前
記SE7による所定個数の景品玉の払出動作が完了した
後に、SE9の動作が行なわれて入賞玉が下方に流下さ
れるのであるが、その代わりに、景品玉の払出動作開始
と同時あるいは払出動作途中の段階でそれに対応する入
賞玉を下方に流下させるようにしてもよい。このように
すれば、入賞玉の排出処理に必要な時間の一部または全
部が景品玉の払出動作時間に含まれるようになるので、
その次の入賞玉に対応する景品玉の払出動作の開始時間
が早まることとなり、景品玉の払出の迅速化をさらに促
進することができる。
【0113】図15に示したように、前記玉払出制御手
段は、前記入賞玉記憶手段が、前記複数種別に属する複
数の入賞領域への入賞玉を記憶している場合に、当該複
数種別の入賞記憶に対応する複数種類の払出制御を順次
実行する機能を有する。
【0114】また、図16,図17に示したように、前
記玉払出制御手段は、前記入賞玉記憶手段が、前記複数
種別に属する複数の入賞領域への入賞玉を記憶している
場合に、当該複数種別に対応する払出景品玉の個数の合
計個数の景品玉を前記玉払出手段から一度に払出制御す
る機能を有する。
【0115】さらに、図18に示したフローチャートに
より、入賞玉が発生したことが判別されたにもかかわら
ず前記入賞玉記憶手段による入賞玉の記憶がない場合に
は、異常を判定する異常判定手段が構成されている。こ
の異常判定手段は、異常が発生した旨の報知を行なう異
常報知手段と、異常が判定された場合に前記玉払出手段
による玉の払出動作を停止させる払出動作停止手段を含
んでいる。
【0116】
【課題を解決するための手段の具体例】図1および図3
に示された始動口19,36a,36b,特定領域2
6,通常領域27,入賞口7,39a,39bにより、
遊技領域に設けられ、打玉の入賞により払出される景品
玉数が互いに異なる複数種別に分類される複数の入賞領
域が構成されている。図5に示された入賞玉検出器11
3により、複数の入賞領域に入賞したすべての入賞玉を
検出できる位置に設けられた入賞玉検出手段が構成され
ている。入賞玉誘導通路81,入賞玉流下路112によ
り、入賞玉を入賞玉検出手段に誘導する入賞玉誘導路が
構成されている。図12または図13に示した入賞個数
カウンタ131に含まれるカウンタ1〜3により、入賞
領域に入賞した入賞玉を記憶する手段であって、少なく
とも払出景品玉数が最大の種別の入賞領域への入賞玉に
ついて記憶する入賞玉記憶手段が構成されている。玉払
出装置60により、複数種類の個数の景品玉を払出可能
な景品玉払出手段が構成されている。
【0117】図12または図13に示された玉払出制御
回路基板100に設けられている賞球回路149を含む
玉払出制御回路により、入賞玉検出手段により入賞玉が
検出された場合に、入賞があった入賞領域の種別に応じ
た個数の景品玉を払出すように景品玉払出手段の制御を
行なう手段であって、入賞玉記憶手段に記憶がある場合
にはその記憶に従って景品玉を払出す制御を行なう景品
玉払出制御手段が構成されている。その景品玉払出制御
手段は、図14〜図19に示すように、弾球遊技機(パ
チンコ遊技機)への電力の供給が開始された際(電源投
入時)において入賞玉記憶手段の記憶がなく、かつ、入
賞玉誘導経路に入賞玉が存在することが入賞玉検出手段
により検出された場合に、その入賞玉に応じて複数種類
の景品玉数のうちの最大個数の景品玉を強制的に払出す
制御を行なう。
【0118】(2) 賞球回路149により実行される
SE12〜SE19のステップと、リレー150によ
り、前記景品玉払出制御手段により、前記入賞玉誘導経
路に存在する入賞玉に応じて最大個数の景品玉を強制的
に払出す制御が行なわれている場合において、打玉の打
込を禁止する打込禁止手段が構成されている。
【0119】(3) 図14,図15,図16,または
図17に示されるカウンタ1〜カウンタ3により、入賞
玉がどの種別に属する入賞領域への入賞玉かを複数種別
すべてについて区別して記憶する入賞玉記憶手段が構成
されている。図18に示したフローチャートにより、最
大個数の景品玉の強制的な払出が行なわれていない状態
において、前記入賞玉記憶手段の記憶がなく、かつ、前
記入賞玉検出手段による入賞玉の検出があった場合に、
異常が生じたことを判別する異常判別手段が構成されて
いる。
【0120】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、弾球遊技機への電力の供給が開始された際
において入賞玉記憶手段の記憶がなく、かつ、入賞玉誘
導路に入賞玉が存在することが入賞玉検出手段で検出さ
れた場合に、その入賞玉に応じて、複数種類の景品玉数
のうちの最大個数の景品玉が強制的に払出される制御が
行なわれる。このため、入賞領域の種別毎に異なる景品
玉数の払出のために用いる入賞玉の記憶情報が消滅した
場合でも、最大個数の景品玉が強制的に払出されるの
で、遊技者の不利益を防ぐことができる。
【0121】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて次のような効果を得ることができる。すなわ
ち、最大個数の景品玉の強制的な払出の制御が行なわれ
ている場合に、打玉の打込が禁止されるため、新たな入
賞玉が生じないので、その強制的な払出の対象となる入
賞玉が入賞玉誘導路に存在しなくなった時点が強制的な
払出制御の終了時期になる。このため、最大個数の景品
玉の強制的な払出制御の終了時点を明確にすることがで
きる。
【0122】請求項3に関しては、請求項1に関する効
果に加えて次のような効果を得ることができる。すなわ
ち、入賞玉記憶手段の記憶がなく、かつ、入賞玉検出手
段による入賞玉の検出があったことが最大個数の景品玉
の強制的な払出が行なわれていない状態において生じた
場合に、異常が発生したことを判別することができる。
その結果、不正行為によって、入賞玉の記憶がないのに
もかかわらず入賞玉の検出のみがなされた場合に、その
不正行為が行なわれたことを判別できるので、そのよう
な不正行為を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面を示
す正面図である。
【図2】遊技盤の裏面構造を示す背面図である。
【図3】可変入賞球装置の構成を示す斜視図である。
【図4】パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面
図である。
【図5】景品玉の払出しに関する機構を示す構成図であ
る。
【図6】玉払出装置の分解斜視図である。
【図7】玉払出装置の縦断面図である。
【図8】玉払出装置の縦断面図である。
【図9】玉払出装置の横断面図である。
【図10】入賞玉処理装置の構成を示す構成図である。
【図11】パチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図
である。
【図12】遊技制御回路基板と払出制御回路基板との間
でのデータのやり取りを行なう回路を示す図である。
【図13】図12に示した回路の他の例を示す図であ
る。
【図14】図11に示した制御回路の動作を示すフロー
チャートである。
【図15】図11に示した制御回路の動作を示すフロー
チャートである。
【図16】図11に示した制御回路の動作を示すフロー
チャートである。
【図17】図11に示した制御回路の動作を示すフロー
チャートである。
【図18】図11に示した制御回路の動作を示すフロー
チャートである。
【図19】図11に示した制御回路の動作を示すフロー
チャートである。
【図20】払出制御回路基板に設けられた払出制御回路
の動作を示すフローチャートである。
【図21】このパチンコ遊技機における景品玉の払出に
関する特徴的な制御動作のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1は弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機、2は遊技盤、
4は遊技領域、5は可変表示装置、21は可変入賞球装
置、19,36a,36bは入賞領域の一例の始動口、
26は入賞領域の一例の特定領域、27a,27bは入
賞領域の一例の通常領域、7,39a,39bは入賞領
域の一例の入賞口、36c,36dは入賞玉検出手段の
一例の始動玉検出器、28は入賞玉検出手段の一例の特
定玉検出器、29a,29bは入賞玉検出手段の一例の
入賞玉検出器、113は入賞玉検出器、60は玉払出手
段の一例の玉払出装置、110は入賞玉処理装置、99
は遊技制御回路基板、100は払出制御回路基板、13
0は基本回路、131は入賞玉記憶手段の一例の入賞個
数カウンタである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力の供給を受けて動作し、遊技領域に
    打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、打玉の入賞により払出される
    景品玉数が互いに異なる複数種別に分類される複数の入
    賞領域と、 前記複数の入賞領域に入賞したすべての入賞玉を検出で
    きる位置に設けられた入賞玉検出手段と、 前記入賞玉を前記入賞玉検出手段に誘導する入賞玉誘導
    路と、 前記入賞領域に入賞した入賞玉を記憶する手段であっ
    て、少なくとも払出し景品玉数が最大の種別の入賞領域
    への入賞玉について記憶する入賞玉記憶手段と、 複数種類の個数の景品玉を払出可能な景品玉払出手段
    と、 前記入賞玉検出手段により入賞玉が検出された場合に、
    入賞があった前記入賞領域の種別に応じた個数の景品玉
    を払出すように前記景品玉払出手段の制御を行なう手段
    であって、前記入賞玉記憶手段に記憶がある場合にはそ
    の記憶に従って景品玉を払出す制御を行なう景品玉払出
    制御手段とを含み、 該景品玉払出制御手段は、前記弾球遊技機への電力の供
    給が開始された際において前記入賞玉記憶手段の記憶が
    なく、かつ、前記入賞玉誘導路に入賞玉が存在すること
    が前記入賞玉検出手段により検出された場合に、その入
    賞玉に応じて複数種類の景品玉数のうちの最大個数の景
    品玉を強制的に払出す制御を行なうことを特徴とする、
    弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記景品玉払出手段により前記入賞玉誘
    導路に存在する入賞玉に応じて最大個数の景品玉が強制
    的に払出される制御が行なわれている場合において、前
    記打玉の打込を禁止する打込禁止手段をさらに含むこと
    を特徴とする、請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記入賞玉記憶手段は、入賞玉がどの種
    別に属する入賞領域への入賞玉かを前記複数種別すべて
    について区別して記憶するように構成されており、 前記景品玉払出制御手段は、前記最大個数の景品玉の強
    制的な払出が行なわれていない状態において、前記入賞
    玉記憶手段の記憶がなく、かつ、前記入賞玉検出手段に
    よる入賞玉の検出があった場合に、異常が生じたことを
    判別する異常判別手段をさらに含むことを特徴とする、
    請求項1記載の弾球遊技機。
JP6635396A 1996-03-22 1996-03-22 弾球遊技機 Withdrawn JPH09253297A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4538880B2 (ja) * 2000-01-26 2010-09-08 豊丸産業株式会社 遊技機
JP2011183220A (ja) * 2011-06-29 2011-09-22 Heiwa Corp パチンコ機の賞球払出装置
JP2013188620A (ja) * 2013-07-01 2013-09-26 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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