JP3934002B2 - 部品実装順序最適化方法、部品実装順序最適化プログラム、及び部品実装装置 - Google Patents

部品実装順序最適化方法、部品実装順序最適化プログラム、及び部品実装装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円周に沿って部品保持部材が回転しながら部品の保持及び装着を行ういわゆるロータリー式の部品実装装置に関し、かつ該部品実装装置にて実行される部品実装動作を最適化するための部品実装順序最適化方法、該最適化方法を実行させる部品実装順序最適化プログラム、及び該部品実装順序最適化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
図26に示す、いわゆるロータリー式の部品実装装置1が存在する。該部品実装装置1は、大別して、直交テーブル9と、部品供給装置3と、供給テーブル4と、部品保持装置5と、基板搬送装置8と、制御装置10と、部品認識装置11とを備える。上記直交テーブル9は、回路基板2を保持し、該回路基板2への電子部品の実装のため回路基板2を位置決めするためのテーブルであり、互いに直交するX,Y方向に移動可能である。上記部品供給装置3は、電子部品を収納したテープを巻回したリールから電子部品を連続的に供給する機構を備えたいわゆるリール式のパーツカセット3aにて構成され、図示するように上記X方向に沿って複数の上記パーツカセット3aが並設されている。上記供給テーブル4は、上記部品供給装置3を着脱自在に搭載し、上記X方向に延在するレール6に沿ってX方向に可動である。尚、供給テーブル4には、それぞれの上記パーツカセット3aを搭載するX方向における位置を認識するための一意な番号(以下、Z番号とする)が付されている。
上記部品保持装置5は、いわゆるロータリーヘッドタイプであり円筒形状の回転体に、複数の装着ヘッド5aと、該各装着ヘッド5a毎に電子部品を吸着にて保持するための複数のノズル5bとを備え、矢印7にて示す、回転中心軸の軸周り方向へ回転するが、上記X,Y方向に移動することはない。尚、それぞれのノズル5bは、その延在方向に沿って昇降可能である。上記基板搬送装置8は当該部品実装装置1へ回路基板2を搬入し当該部品実装装置1から回路基板2を搬出する装置である。上記制御装置10は、上述した各構成部分の動作制御を行い回路基板2への電子部品実装動作を制御する。上記部品認識装置11は、パーツカセット3aからノズル5bにて電子部品を保持した後、回路基板2へ実装する前に、ノズル5bにおける電子部品の保持姿勢を撮像する装置である。
【0003】
このように構成される部品実装装置1における部品実装は、以下のように行われる。上述のように部品保持装置5は上記X,Y方向に移動不可であるので、図27に示すように、供給テーブル4は、回路基板2へ実装するための所望の電子部品を有するパーツカセット3aを上記ノズル5bにて電子部品が吸着可能な部品保持位置に移動させ、一方、電子部品を保持したノズル5bが回路基板2上の所望の実装位置に位置決めされるように、上記直交テーブル2が上記X,Y方向に移動する。そして、部品保持装置5のノズル5bは、位置決めされたパーツカセット3aから電子部品を保持した後、上記矢印7に沿って上記軸周り方向へ回転し、その途中で部品認識装置11にて部品保持姿勢が撮像され、上記実装位置の上方まで回転移動する。そして部品保持装置5は、上記ノズル5bを下降して上記実装位置に電子部品を実装する。該実装後、ノズル5bは、再び矢印7に沿って回転し、パーツカセット3aの上方へ戻る。それぞれの装着ヘッド5aにおけるノズル5bについて上述の動作が実行され、回路基板2上にそれぞれの電子部品が実装されていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の部品実装装置1では、部品保持装置5はX,Y方向に移動することなく一定箇所で回転することから、ノズル5bがパーツカセット3aから電子部品を保持した後、上記実装位置の上方までの回転移動、及び部品実装後、パーツカセット3aの上方へ戻るまでの回転動作は、部品保持装置5の機械特性にて決定される。しかしながら、その回転速度は、ノズル5bからの部品脱落等の問題発生を防止するため、ノズル5bが保持する電子部品によって異ならせる必要がある。又、上述のようにノズル5bが所望の電子部品を保持するためには、供給テーブル4にて所望のパーツカセット3aを上記部品保持位置へ移動させる必要がある。
従って従来では、部品実装に要するサイクルタイムを短縮するため、部品保持装置5の回転速度が同一となる電子部品を供給する各パーツカセット3aを一群として、上記回転速度毎にグループA、グループB、…のようにグループ化し、さらに各グループ内では部品供給数が多いパーツカセット3aを上記部品保持位置に近い方へ位置させて供給テーブル4に配列している。
【0005】
しかしこの従来の方法では、上記各グループ内では、各電子部品が実装される回路基板2における上記実装位置との関連を考慮することなく、供給テーブル4に各パーツカセット3aを配置していることから、結果的に、部品保持から部品実装までに要する時間が長くなってしまう場合も生じる。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、従来に比べて実装時間の短縮を図ることができる、部品実装順序最適化方法、部品実装順序最適化プログラム、部品実装順序最適化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び部品実装装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様の部品実装順序最適化方法は、並列されかつ移動可能に配置されて部品を供給する複数の部品供給部の内、円周上に位置する部品保持位置に配置した一つの部品供給部から部品を保持し、上記円周上に位置する部品実装位置まで上記保持した部品を上記円周に沿って移送し、X、Y軸方向に移動して上記部品実装位置に配置された回路基板の実装点に実装する部品実装動作における部品実装順序最適化方法において、
上記回路基板の上記実装点について、X、Y座標値、及び上記部品供給部の配列位置を示すZ軸の3つの値の各分散値の積を、上記Z値を変化させて求め、該分散積がより小さくなる上記部品供給部の配列を求めることにより、上記部品供給部の配列の最適化を行い、
上記部品供給部の最適化を行った後、部品供給部が最適化された配列の下で、回路基板への部品実装経路の最適化を行う
ことを特徴とする。
【0009】
又、上記分散積をより小さくする上記配列の作成方法は、
上記部品供給部の第1配列について第1分散積を求める第1工程と、
上記第1配列とは異なる第2配列について第2分散積を求める第2工程と、
上記第1分散積と上記第2分散積とを比較していずれか小さい方を新たな第1分散積とする第3工程と
を有し、以後、上記第2工程と第3工程とを繰り返して、より小さな新たな第1分散積を求めて行うことができる。
【0015】
さらに本発明の第2態様の部品実装順序最適化プログラムは、並列されかつ移動可能に配置されて部品を供給する複数の部品供給部の内、円周上に位置する部品保持位置に配置した一つの部品供給部から部品を保持し、上記円周上に位置する部品実装位置まで上記保持した部品を上記円周に沿って移送し、X、Y軸方向に移動して上記部品実装位置に配置された回路基板の実装点に実装する部品実装動作における部品実装順序最適化方法をコンピュータに実行させるための部品実装順序最適化プログラムにおいて、
上記回路基板の上記実装点について、X、Y座標値、及び上記部品供給部の配列位置を示すZ軸の3つの値の各分散値の積を、上記Z値を変化させて求め、該分散積がより小さくなる上記部品供給部の配列を求めることにより、上記部品供給部の最適化を行う手順と、
上記部品供給部の最適化を行った後、部品供給部が最適化された配列の下で、回路基板への部品実装経路の最適化を行う手順と、
を実行させることを特徴とする。
【0016】
さらに、本発明の第3態様の記録媒体は、並列されかつ移動可能に配置されて部品を供給する複数の部品供給部の内、円周上に位置する部品保持位置に配置した一つの部品供給部から部品を保持し、上記円周上に位置する部品実装位置まで上記保持した部品を上記円周に沿って移送し、X,Y軸方向に移動して上記部品実装位置に配置された回路基板の実装点に実装する部品実装動作における部品実装順序最適化方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
上記実装点の情報を考慮して上記部品供給部の配列の最適化を行う手順と、
上記部品供給部が最適化された配列の下で、回路基板への部品実装経路の最適化を行う手順と、
を実行させるための部品実装順序最適化プログラムを記録したことを特徴とする。
【0017】
さらに、本発明の第4態様の部品実装装置は、並列されかつ移動可能に配置されて部品を供給する複数の部品供給部の内、円周上に位置する部品保持位置に配置した一つの部品供給部から部品を保持し、上記円周上に位置する部品実装位置まで上記保持した部品を上記円周に沿って移送し、X、Y軸方向に移動して上記部品実装位置に配置された回路基板の実装点に実装する部品実装装置において、
上記回路基板の上記実装点について、X、Y座標値、及び上記部品供給部の配列位置を示すZ軸の3つの値の各分散値の積を、上記Z値を変化させて求め、該分散積がより小さくなる上記部品供給部の配列を求めることにより、上記部品供給部の最適化を行い、
上記部品供給部の最適化を行った後、部品供給部が最適化された配列の下で、回路基板への部品実装経路の最適化を行う制御装置を備えたことを特徴とする。
又、部品供給を行う並設された複数の供給部を有し、部品保持位置に位置決めされた1台の上記供給部から部品供給を行う部品供給装置と、
部品保持部材を有し、円周上に位置する上記部品保持位置及び部品実装位置の間で上記部品保持部材を周回させ、上記供給部から供給された部品を上記部品保持部材で上記部品保持位置にて保持し上記部品実装位置にて回路基板の実装点に実装する部品移載装置と、
上記回路基板を保持してX,Y軸方向に移動して上記部品実装位置に上記実装点を配置させる直交テーブルと、
上記供給部から上記回路基板への部品の実装動作の最適化を行う制御装置であって、上記実装点の情報を考慮して上記供給部の配列の最適化を行う配列最適化部と、最適化された上記供給部の配列の下で、上記回路基板への部品実装経路の最適化を行う実装経路最適化部と、を有する制御装置と、
を備えたことを特徴とする。
【0018】
又、上記第4態様において、上記配列最適化部は、上記回路基板の上記実装点について、X,Y座標値、及び上記供給部の配列位置を示すZ値の3つの値の各分散値の積を、上記Z値を変化させて求め、該分散積がより小さくなる上記部品供給部の配列を求めるように構成してもよい。
【0019】
又、上記第4態様において、上記配列最適化部は、
上記供給部の第1配列について第1分散積を求め、上記第1配列とは異なる第2配列について第2分散積を求め、上記第1分散積と上記第2分散積とを比較していずれか小さい方を新たな第1分散積とし、以後、上記比較を繰り返してより小さな新たな第1分散積を求めて、上記分散積がより小さくなる上記配列を求めるように構成してもよい。
【0020】
又、上記第4態様において、上記配列最適化部は、
より小さい上記分散積を求めて上記供給部の配列の最適化を行った後、さらに、上記部品保持位置に近接する第1供給部から供給される部品が実装される基準実装位置と、上記第1供給部以外の第2供給部から供給される部品が実装される対象実装位置との間の距離に基づいて上記第2供給部の配列を変更して上記供給部の配列を更に最適化するように構成してもよい。
【0021】
又、上記第4態様において、上記第2供給部の配列変更は、上記第2供給部を順次変更しながら上記距離をそれぞれ求め、上記距離が最短となる上記第2部品供給部を上記第1部品供給部に隣接して配列するように構成してもよい。
【0022】
又、上記第4態様において、上記実装経路最適化部は、2つの上記実装点を結ぶ実装経路の内から2つを選択し該2つの実装経路の組換えを行い、組換え前後で実装経路長の短い方を選択することで最適化を行うように構成してもよい。
【0023】
又、上記第4態様において、上記実装経路最適化部は、上記実装経路の上記組換え後における新実装経路について、該新実装経路を構成する実装点の実装順序を、上記新実装経路に対応して変更するように構成してもよい。
【0024】
又、上記第4態様において、上記制御装置は、上記部品実装経路の最適化後、再び上記供給部の配列を入れ換えて、上記部品実装経路の最適化を行うように構成してもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態である、部品実装順序最適化方法、部品実装順序最適化プログラム、部品実装順序最適化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び部品実装装置について、図を参照しながら以下に詳しく説明する。ここで、上記部品実装順序最適化プログラムは、上記部品実装順序最適化方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、上記部品実装装置は、上記部品実装順序最適化方法を実行して部品実装動作を実行する装置である。又、各図において同じ構成部分については同じ符号を付している。
又、上記部品実装順序最適化とは、部品実装の経路を最短にするために部品実装順序の最適化を図ることである。
【0026】
まず、一実施形態の部品実装装置について説明する。図21及び図22に示すように、本実施形態の部品実装装置101は、下記の部品移載装置105に備わる部品保持部材が円周上を周回しながら部品実装を行う、いわゆるロータリー式の部品実装装置であり、基本的構成として、部品供給装置103と、供給テーブル104と、部品移載装置105と、制御装置180とを備え、当該部品実装装置101では、さらに、基板搬送装置108と、直交テーブル109と、部品認識装置111とを備える。
【0027】
上記部品供給装置103は、電子部品を収納したテープを巻回したリールから上記電子部品175を連続的に供給する機構を有するいわゆるリール式のパーツカセット103aと、該パーツカセット103aを着脱自在に搭載してX軸方向に沿って並設する供給テーブル104とを備える。尚、パーツカセット103aは、供給部の機能を果たす一例に相当する。又、本実施形態の部品実装順序最適化方法を実行するためには、最低、2台のパーツカセット103aを設けることが前提である。尚、各パーツカセット103aから供給される電子部品の種類はそれぞれ相違する場合もあるし、同一種類の電子部品を複数のパーツカセット103aから供給する場合もあり、各パーツカセット103aから供給される電子部品の種類の如何は問わない。又、本実施形態でも、図23に示すように、それぞれのパーツカセット103aは、部品移載装置105における回転速度が同一である電子部品175を供給するパーツカセット103aを一群として、上記回転速度毎にグループA、グループB、…のようにグループ化されて供給テーブル4に配列される。但し、各グループ内におけるパーツカセット103aの配列は、詳細後述する、パーツカセット103aの配列最適化方法にて決定され、該決定に基づき配列される。供給テーブル104は、例えばボールネジ機構を有する駆動装置104aにて、上記X軸方向に延在するレール106に沿ってX軸方向に可動であり、上記部品移載装置105に対して所望の電子部品175を供給する1台のパーツカセット103aを、図22に示すように部品保持位置171に位置決めする。尚、供給テーブル104には、それぞれのパーツカセット103aを搭載するX軸方向における位置を認識するための一意な番号の上記Z番号が付されている。
【0028】
上記部品移載装置105は、いわゆるロータリーヘッドタイプであり、部品保持部材の機能を果たす一例に相当し、電子部品175を吸着にて保持するノズル105bを有する。具体的には、部品移載装置105は、円筒形状の回転体105cの周縁部に複数の装着ヘッド105aを配設し、該各装着ヘッド105a毎に複数のノズル105bを設け、矢印107にて示す、回転中心軸の軸周り方向へ回転体105cを回転させる。但し、上記X,Y軸方向に移動することはない。又、それぞれのノズル105bは、その軸方向に沿って昇降可能である。このように構成される部品移載装置105では、上記回転により、装着ヘッド105aの円周上に位置する部品保持位置171及び部品実装位置172の間でノズル105bを周回させ、部品保持位置171に位置決めされたパーツカセット103aが供給する電子部品175をノズル105bにて保持し、部品実装位置172にて回路基板2の実装点173に実装する。
【0029】
上記基板搬送装置108は、X軸方向に沿って延在し直交テーブル109へ回路基板2を搬入し、当該部品実装装置101から回路基板2を搬出する装置である。上記直交テーブル109は、基板搬送装置108を介して搬入された回路基板2を保持し、該回路基板2への電子部品175の実装動作のため回路基板2における上記実装点173を上記部品実装位置172に位置決めするためのテーブルであり、例えばボールネジ機構を有する2つの駆動装置109a、109bにて、互いに直交するX,Y軸方向に移動可能である。
上記部品認識装置111は、部品移載装置105におけるノズル105bの周回経路の下方に配置され、パーツカセット103aからノズル105bにて電子部品175を保持した後、回路基板2へ実装する前に、ノズル105bに保持されている電子部品175の姿勢を撮像する装置である。
【0030】
上記制御装置180は、図24に示すように、記憶装置185に記憶されている、電子部品データ、回路基板データ、実装位置データ、実装動作順序データ等を有するいわゆるNCプログラムに従い、上述した各構成部分の動作制御を行い回路基板2への電子部品実装動作を制御する。さらに本実施形態の特徴的な動作の一つとして、制御装置180は、供給テーブル104におけるパーツカセット103aの配列を考慮した部品実装順序の最適化動作、即ちパーツカセット103aの配列を考慮した上で回路基板2への実装経路長が最短になる経路を求める動作を実行する。該部品実装順序の最適化動作を実行するプログラムは、予め、記憶装置185に格納しておいてもよいし、例えばCD−ROM等の記録媒体187に上記プログラムを記録し当該部品実装装置101に備わる読取装置186にて読み取っても良い。さらに、通信回線を介して記憶装置185にダウンロードしてもよい。
【0031】
上述のように構成された部品実装装置101における動作について以下に説明する。以下の各動作は、制御装置180にて動作制御される。又、当該部品実装装置101にて実行される部品実装動作そのものについては、従来の動作と変わらないので、ここでの説明は省略する。よって以下では、制御装置180にて制御され実行される、上記パーツカセット103aの配列を考慮した部品実装順序の最適化動作について主に説明し、さらに上記部品実装順序最適化動作を含めて部品実装動作について簡単に説明する。又、上記部品実装順序最適化動作は、実際に部品実装動作が開始される前に予め実行され、最適化した部品実装順序を求める動作であり、求まった、最適化された部品実装順序は、記憶装置185に格納され、上記NCプログラム内の一つのプログラムとして制御装置180にて実行される。
【0032】
上述の部品実装順序の最適化方法の概略は、図1に示すように、ステップ(図内では「S」にて示す)100からステップ400にて構成される。ここで、必須の動作は、ステップ100〜300であり、ステップ400を実行するのがより好ましい。
まずステップ100について説明する。
上記ステップ100では、部品供給装置103の供給テーブル104へ各パーツカセット103aの搭載するときの配列について、回路基板2の実装点173の位置情報を考慮して配列が求められる。本実施形態においても、上述した従来の場合と同様に、部品移載装置105における回転速度毎にパーツカセット103aはグループ化することから、上記配列は、各グループ内におけるパーツカセット103aの配列を求めることを意味する。
【0033】
回路基板2の実装点173の位置情報を考慮して上記配列を求める方法として、本実施形態では統計処理に用いられる「分散」処理を用いる。具体的に説明すると、例えば、回路基板2の実装点173−a、173−bには、供給テーブル104における上記Z番号1に配置されたパーツカセット103aから供給された電子部品が実装され、次に回路基板2の実装点173−cには、Z番号2に配置されたパーツカセット103aからの電子部品が実装され、次に回路基板2の実装点173−d、173−eには、Z番号3に配置されたパーツカセット103aからの電子部品が実装される場合を例に採る。この場合、各パーツカセット103aの配置を示すZ番号を、3次元空間を表すZ軸に、回路基板2の平面をX,Y軸にそれぞれ取ると、上記各実装点173−a〜173−eの実装動作は、図2に示すように3次元で表すことができる。又、図2と同様に作図した図3と、図2とを比較するとわかるように、Z番号2のパーツカセット103aと、Z番号3のパーツカセット103aとを入れ換えた方が、実装経路長がより短くなり実装動作はよりスムーズになる。
【0034】
一方、上述の3次元での説明を平易化するため、回路基板2に垂直な方向、つまり図3に示す矢印176の方向から3つの回路基板2を一つにまとめて見ることで、各実装点173は図4に示すように2次元で図示することができる。尚、図4は概念図であり、図2又は図3に示す実装点を図示したものではない。図4、及び上述のZ番号2とZ番号3との入れ換えに関する説明から明らかになるように、図4に示すように各実装点173を2次元で図示したとき、できるだけ実装点173を密集させた方が実装経路長がより短くなり実装動作はよりスムーズになることがわかる。
【0035】
本実施形態はこの点に着目したもので、実装点173の分布の広がりを定量的に評価する方法として、換言すると実装点173の分布を密集させる方法として、本実施形態では上記分散の概念を採用した。つまり、図4を参照して2次元で考える場合、各実装点173の分布を包囲する方形状の領域177を考えたとき、該領域177の縦方向における実装点173の分散σ1と、横方向における実装点173の分散σ2との乗算値ができるだけ小さくなるように、供給テーブル104におけるパーツカセット103aの適切な配列を求める。
【0036】
実際には、上述のように、回路基板2の実装点におけるX,Y座標と、パーツカセット103aの配列における上記Z番号つまりZ座標値とから構成される3次元における実装点173の分布について、次元数に対応して3つの分散の乗算値を求める。つまり、回路基板2の各実装点のX座標値について分散を求め、各実装点のY座標値について分散を求め、各実装点のZ座標値について分散を求め、これら3つの分散の積を求める。本実施形態では、3つの分散積は、下記の3次元の分散行列の行列式を利用して求める。
【0037】
【数1】
νij= (1/N)Σa=r N (Xi(a)−<Xi>)・(Xj(a)−<Xj>)
【0038】
ここで、Xi(a)は、a番目の実装点の第i成分、つまりx、y、zのいずれかの座標値であり、<Xi>は、第i成分の平均値である。行列νは対象行列である。上述のように3次元の分散行列を考えているので、i,jは、1から3の数字であり、νij自体が行列の中身の数字である。つまり、
【0039】
【数2】
{ν11 ν12 ν13}
{ν21 ν22 ν23}
{ν31 ν32 ν33}
【0040】
となり、iは行列の行、jは行列の列の数である。そして、上記数1の数式により、各νの値を計算して上の行列に代入し、その行列の行列式を求める。すなわち、
【0041】
【数3】
Figure 0003934002
【0042】
という式で値を求める。尚、行列の中身の数字である、ν11やν12等は、行列の成分になる。
【0043】
上述の分散が小さい、パーツカセット103aの配列を求めるための動作、つまり上記ステップ100の動作について、図5を参照してより詳しく以下に説明する。上記配列を求めるステップ100及びステップ200の動作は、制御装置180に含まれる配列最適化部181にて制御され実行される。
まずステップ101では、各パーツカセット103aは、上述の各グループ毎に、部品保持装置105の回転速度の速いグループからZ番号の小さい場所へ供給テーブル104に搭載、配置される。尚、以下に説明するようにパーツカセット103aの配列は入れ替わるので、ステップ101の段階において、各グループ内における各パーツカセット103aの配列順に決まりはなく、どのような配列順であってもかまわない。ステップ102では、供給テーブル104におけるパーツカセット103aの配置の入換回数を初期値として0にセットする。ステップ103では、上述の分散行列式の値を求める。即ち、実装点173のX,Y座標値、及びパーツカセット103aの配置位置を示すZ番号について、各値毎にそれぞれ分散を求め、さらに、これら3つの分散値の積を求め、Doldに代入する。
【0044】
ステップ104では、乱数を用いて、配置の入れ換えを行うパーツカセット103aを2つ選択し、ステップ105にて、それらの配置換えを行う。ステップ106では、ステップ105にて配置換え後のパーツカセット103aについて、上述したように分散行列式の値を求め、Dnewに代入する。
次のステップ107では、上記Doldの値と、上記Dnewの値とを比較し、ステップ108において、Dnewの値がDoldの値よりも小さいとき、即ちより良い配置になったときには、入換後のパーツカセット103aの配列情報を保存する。一方、Dnewの値がDoldの値よりも大きいとき、即ち逆に悪い配置になったときには、入換前の元のパーツカセット103aの配列情報に戻す。
【0045】
次のステップ109では、上記配置入換回数に1を加え、ステップ105に戻り、上記配置入換回数が設定値に達するまで、ステップ105からステップ109を繰り返す。上記配置入換回数が設定値に達した時点で処理を終了する。該処理が終了したときのパーツカセット103aの配列情報を、ステップ110にて、仮の配列情報として、上記記憶装置185に記憶する。
【0046】
以上のステップ100の動作を実行することで、平均的にみて、パーツカセット103のZ番号が増加するとともに、上記実装点173におけるX座標値又はY座標値若しくはその線形和が増加する、あるいは減少するという性質が見られる。該性質は、ステップ100を実行する上述のアルゴリズムから得られる、パーツカセット103のZ方向配列による特徴である。
【0047】
次に上記ステップ200について説明する。
ステップ200では、ステップ100で求めたパーツカセット103aの仮配列に修正を加えて配列の最適化を実行する。即ち、上記仮配列による部品実装動作では、図4に示すような実装点173の分布の周辺部分における実装点では実装経路が長くなるという現象があり、該現象は、可能な限り短い経路を作成するという観点からすると好ましくない。当該ステップ200の動作では、上述のような経路ロスを低減するための修正を行う。尚、ステップ100では、上述したように、上記グループ毎に該グループ内でのパーツカセット103aの仮配列を求めたことから、ステップ200における上記修正動作も各グループ毎に上記仮配列に対して実行される。
【0048】
ステップ200における上記修正動作の概念は、経路の始点、例えばZ=0に配置されたパーツカセット103aから供給された部品の実装点の一つを固定して、該実装点に対して回路基板2のX、Y平面内の距離で最も近い実装点に実装される部品を供給する別のパーツカセット103aをZ座標の大きいほうからZ=1に入れ換えるものである。該動作を繰り返すことにより、上記分布周辺部分に見られる経路ロスを低減する。言い換えると、図6に示すように、上記部品保持位置171又は該位置171に近接する第1パーツカセット103a−1から供給される電子部品が実装される上記回路基板2の基準実装位置178と、上記第1パーツカセット103a−1以外の第2パーツカセット103a−2から供給される部品が実装される上記回路基板の対象実装位置179との間の距離に基づいて上記第2パーツカセット103a−2の配列を変更して上記部品供給部の配列を更に最適化する。又、第2パーツカセット103a−2の配列変更は、第2パーツカセット103a−2を順次変更しながら上記距離をそれぞれ求め、上記距離がより短くなる第2パーツカセット103a−2を上記第1パーツカセット103a−1に隣接して配列する。
【0049】
このような動作を行うステップ200における本実施形態での具体的なアルゴリズムについて、図7を参照して以下に説明する。尚、ステップ200の動作は、上記仮配列されたパーツカセット103aについて、つまり上述のように一つの上記グループ内に配列されるパーツカセット103aについて、上記Z番号を0から最大値nとしたとき、0からn/2までの部分と、(n+1)/2からnまでの部分とに分けて実行される。以下では0からn/2までの部分を例に説明する。
尚、このように上記グループを半分に分けてステップ200を実行する理由は、ステップ200による、いわゆる手繰り寄せ手法に起因するものであり、2つの領域においてそれぞれ基準となるパーツカセット103aについて手繰り寄せを行うことで上記分布を小さくすることができるからである。
【0050】
ステップ201では、上記Z番号つまりZ座標値が0に配置されているパーツカセット103aから順に、供給する電子部品が1又は2個あるか否かを調べる。電子部品があるときには次のステップ202へ進み、ないときにはZ座標値を1ずつ増して上述と同様の動作を行う。次のステップ202では、ステップ201にて1又は2個の供給部品の存在が最初に確認されたパーツカセット103aのZ座標値を基準Z1とし、次のステップ203にて、該基準Z1に配置されるパーツカセット103aから供給された電子部品の実装点173を上記基準実装位置178とする。
【0051】
次のステップ204では、上記Z座標値がn/2に配置されているパーツカセット103aから順に、供給する電子部品が1又は2個あるか否かを調べる。あるときには次のステップ205へ進み、ないときにはZ座標値を1ずつ減じて上述と同様に部品の有無の確認を行う。次のステップ205では、ステップ204にて1又は2個の供給部品の存在が最初に確認されたパーツカセット103aのZ座標値を対象Z2とし、次のステップ206にて、該対象Z2に配置されるパーツカセット103aから供給された電子部品の実装点173を上記対象実装位置179とする。
【0052】
次のステップ207では、基準実装位置178と対象実装位置179とのXY平面における距離を求める。もし、同じパーツカセット103aから供給する電子部品が2個あるときには、図8に示すように、第1距離191に、それら2つの対象実装位置179間のXY平面における第2距離192をも加える。次のステップ208では、ステップ207で求めた距離の値をLとして保存するとともに、Z座標値を1つ減じてステップ204に戻る。ここで、上記対象Z2のZ座標値が上記基準Z1のZ座標値に達したときには、次のステップ209に進む。又、当該ステップ208において、既に求めた上記距離値Lが存在するときには、既存の距離値Loと、今回求まった距離値Lnとを比較し、今回の距離値Lnの方が小さいときのみ、今回の距離値Lnを距離値Lとする。
【0053】
次のステップ209では、最小の距離値Lを与えた対象Z2のZ座標値に存在するパーツカセット103aを、基準Z1+1のZ座標位置に配置する。尚、元にあった、基準Z1+1及びそれ以降のZ座標位置に配列されていた各パーツカセット103aは、そのまま一つずつ後ろへ移動させる。その後、ステップ201へ戻る。このようにして上記基準Z1がn/2に達した時点で、ステップ210にて当該修正動作を終了する。
同様にして、残りの(n+1)/2からnまでに配列されているパーツカセット103aについて、配列の修正を行う。
以上の動作にて、一つの上記グループにおけるパーツカセット103aの配列について、最短の実装経路を与える可能性が高い配列を求めることができる。尚、以上の動作にて求めたパーツカセット103aの配列を、初期部品カセット配置ZO1と呼ぶことにする。
上述と同様にして、全てのグループにおけるパーツカセット103aの配列について、最短の実装経路を与える可能性が高い配列を求める。
【0054】
次に上記ステップ300について説明する。
次のステップ300では、上述のステップ100及びステップ200にて最適化されたパーツカセット103aの配列の下で、回路基板2への部品実装経路がより短くなる経路を求める。本実施形態では、上述したように、最適実装経路を求めるに当たりパーツカセット103aの配列を分離して考えるために、実装順序という概念を導入する。実装順序は、実装点173の実装される順番を与えるものであり、パーツカセット103aの配列と組み合わせることで、3次元経路である実装経路が決まるというものである。すなわち、パーツカセット103aの配列を変えたとき、実装順序は変化しないが、実装経路は変化する。
ステップ300の本実施形態での動作は、2つの実装点173を結ぶ実装経路の内から2つを選択し該2つの実装経路の組換えを行い、組換え前後で実装経路長の短い方を選択することで実装経路の最適化を行う。ステップ300における本実施形態での具体的なアルゴリズムについて、図9、図10、及び図11を参照して以下に説明する。尚、図10と図11とは、紙面の都合上、二図に分割したものであり、両図は、符号Iから符号IVにてそれぞれつながる。又、上記部品実装経路を求めるステップ300の動作は、制御装置180に含まれる実装経路最適化部182にて制御され実行される。
【0055】
図9に示すステップ301では、初期の実装順序O1を与える。尚、この実装順序は、どのような順序でもよい。次のステップ302では、例えば、第1実装点から第2、第3、…、第n実装点までの各距離、第2実装点から第3、第4、…、第n実装点までの各距離、というように、回路基板2に存在するそれぞれの実装点173から全ての実装点173までの距離を求め保存しておく。さらに、上述のステップ100及びステップ200にて求めたパーツカセット103aの配列の下で、上記初期の実装順序O1に基づき、初期の実装経路P1を求める。次のステップ303では、上述の各実装点173間の上記距離を利用して、上記初期実装経路P1の経路長を求め、上記初期実装経路P1を「実装経路P」に、初期実装経路P1の経路長を「最適実装経路長Lopt」にそれぞれ代入する。次のステップ304では、上記初期実装順序O1を「実装順序O」及び「最適実装順序Oopt」にそれぞれ代入する。次のステップ305では、ステップ100及びステップ200にて求めたパーツカセット103aの配列である上記初期部品カセット配置ZO1を、「部品カセット配置ZO」及び「最適部品カセット配置ZOopt」に代入する。次のステップ306では、下記のステップ307の動作内における「組換え繰り返し回数a」に0を代入する。
【0056】
次のステップ307では、実装経路Pの最適化を行うことで実装順序Oの最適化を行うため、組換え法を利用して実装順序Oの最適化を行い、新しい実装順序Onew及び新しい実装経路Pnewを求める。上記組換え法とは、以下に詳しく説明するように、実装経路内から2つの単位経路を選択し、選択した単位経路における始点と終点とを変更することで新たな経路を作成し、変更前の経路における経路長に比して新経路の経路長の方が短い場合に、上記新経路を採用する方法である。上記組換え法について、図10及び図11に示すステップ320〜ステップ330、及び図12〜図14を参照して以下に説明する。
【0057】
ステップ320及びステップ321では、上記初期実装順序O1において、iを第1実装点に、つまりi=1とし、実装点jについてj=i+1とする。又、実装点iの次に部品実装される実装点は、実装点iBottomであり、実装点jの次に部品実装される実装点は実装点jBottomである。ステップ322では、実装点iと実装点iBottomとを結ぶ第1単位経路u1、及び実装点jと実装点jBottomとを結ぶ第2単位経路u2を、経路組換えの対象に選ぶ。以下の説明において、経路の表記方法として、例えば上記第1単位経路u1の場合、u1(i,iBottom)と表記し、及び上記第2単位経路の場合では、u2(j,jBottom)と表記する。図12を参照して具体的に説明する。実装点が173−1〜173−5の5つであり、初期の実装順として、実装点173−1→実装点173−5の順が設定されているとしたとき、例えば実装点173−1を実装点iとすると、実装点jは、実装点173−2となる。又、実装点iBottomとしては実装点173−2が相当し、実装点jBottomとしては実装点173−3が相当する。このような条件の下では、上記第1単位経路u1は(173−1,173−2)となり、第2単位経路u2は(173−2,173−3)となる。
【0058】
次のステップ323では、上記第1単位経路u1(173−1,173−2)及び上記第2単位経路u2(173−2,173−3)の長さの和を、上述のステップ302にて保存した各実装点173間の距離情報を参照して求め、その値を「Dorg」に保存する。
次のステップ324では、上述のように組み換え対象に選んだ単位経路u1(i,iBottom)及び単位経路u2(j,jBottom)について、実際に組み換えを行う前に、組み換え後の単位経路長さをステップ302にて保存した各実装点173間の距離情報に基づいて求め、その値を「Dpara」に代入する。
次のステップ325では、上記「Dorg」の値と、上記「Dpara」の値とを比較し、「Dpara」の値が小さいときのみ上記2つの単位経路の組み換えを、次のステップ326にて実行する。
【0059】
ステップ326では、上記単位経路u1(i,iBottom)及び単位経路u2(j,jBottom)の始点及び終点を入れ換えて、第3単位経路u3(i,j)、及び第4単位経路u4(iBottom,jBottom)の実装経路を形成し、形成された実装経路を実装順序に反映する。
尚、図12に示す上述の例では、実装点iBottomと実装点jとが同じ実装点(173−2)であることから、現状、上記「Dorg」値と、上記「Dpara」値とは同じであるので、ステップ326は実行されず、次のステップ327に進む。
【0060】
ステップ326における上述の、実装経路の実装順序への反映動作について、以下に説明する。まず、実装点173−1〜173−9について、実装順序1から実装順序9に対応して、実装点173−1から実装点173−9が最初に割り当てられているとすると、実装経路は図15に示すように、実装点173−1から実装点173−9への順番となる。又、該順番により実装経路も決定される。そして、ステップ302〜ステップ307にて上述したように実装経路の組み換えを行うことで実装経路の最適化が行われる。図15に示す例における経路について最適化を行うことで、経路(173−2、173−3)及び経路(173−7、173−8)に比べ、経路(173−2、173−7)及び経路(173−3、173−8)の方が経路長を短縮できるため、実装経路は、経路(173−2、173−7)及び経路(173−3、173−8)に変更される。
【0061】
しかしながら、このように実装経路を変更しても、実装順序を変更しなければ、図15と同じ実装経路にて実装が行われてしまう。一方、実装順序は、プログラムのステップをインクリメントして指定される。よって、最適化された実装経路を、上記インクリメントされ指定される実装順序に対応させるため、ステップ326では、実装経路に対応するように実装点の入れ換えを行う。該入れ換えは、最適化された2つの実装経路と、該2つの実装経路間に存在する経路との実装順序が連続するように実行される。即ち、上記例では、単に、経路(173−2、173−3)及び経路(173−7、173−8)を、経路(173−2、173−7)及び経路(173−3、173−8)に変更しただけでは、図16に示すように、経路(173−2、173−7)及び経路(173−3、173−8)と、実装点173−3から実装点173−7に至る経路とでは実装順序が連続しない。つまり実装点173−3では、実装順序が実装点173−4及び実装点173−8の両方へ向かうことになり、さらに、実装点173−7では、実装順序が実装点173−6及び実装点173−2の両方から来ることになる。
【0062】
よって、上記実装順序の連続性を確保するため、つまり最適化された実装経路が実装順序に反映されるよう、上記例では図17に示すように、実装順序3〜実装順序7に対応する実装点を変更する。つまり、最適化前に、実装順序3〜実装順序7に対応していた実装点173−3〜実装点173−7を、図18に示すように実装順序3〜実装順序7に対応して実装点173−7〜実装点173−3に逆転する。このようにステップ326にて、最適化された実装経路を実装順序に反映することで、実装順序1から実装順序9へ順に実装を行ったとき、図17に示す最適化された経路を通ることになる。
【0063】
ステップ327は、上記実装点jが総実装点から1を減じた値よりも小さい場合に実行され、大きい場合には、次のステップ328へ進む。ステップ327では、上記実装点jに1が加算された後、上記ステップ322へ戻る。具体的に説明すると、実装点jに1を加えると、図13に示すように、実装点jは実装点173−2から実装点173−3になり、実装点jBottomは、実装点173−4となる。そしてステップ322へ戻り、単位経路u1(173−1、173−2)と単位経路u5(173−3、173−4)とを組換え対象に選ぶ。ステップ323では、単位経路u1及び上記単位経路u5の和を上記距離情報に基づいて求める。ステップ324では、上述のように経路(i,iBottom)及び経路(j,jBottom)を、経路(i,j)及び経路(iBottom,jBottom)へ組み換え、上記単位経路u1と上記単位経路u5との組み換え後の経路である単位経路u6(173−1、173−3)及び単位経路u7(173−2、173−4)の和を上記距離情報に基づいて求める。次に上記ステップ325、上記ステップ326を実行し、上記「Dpara」値が小さい場合のみ組み換えを実行し、単位経路u6(173−1、173−3)及び単位経路u7(173−2、173−4)の実装経路を形成する。そして再びステップ327を実行する。
【0064】
ステップ327において、実装点jに1を加えることで得られる単位経路として本例では、上述の(173−3、173−4)の他に、図14に示すように、実装点jが実装点173−4となり、実装点jBottomが実装点173−5となる場合も存在する。尚、本例では、総実装点数を5としていることから、実装点jを実装点173−5とすると実装点jBottomは存在しなくなるので、ステップ327では、実装点jが実装点173−4までとなる。よって、ステップ322にて、組換え対象となる単位経路は、上述の(173−1、173−2)と(173−3、173−4)、及び(173−1、173−2)と(173−4、173−5)になる。そして、単位経路(173−1、173−2)と(173−4、173−5)について、再びステップ322〜ステップ236が実行される。
このようにして、実装点jを変化させて、その都度、組み換え後の経路について経路長を求めることで、実装経路長がより短い経路を求めていく。
又、ステップ327において、実装点jが実装点173−4を超えた時点で次のステップ328へ進む。
【0065】
上記ステップ327では、実装点iは変化させずに実装点jのみを変化させて、より短くなる実装経路を求めたが、ステップ328では、実装点iに1を加えて実装点iも変化させた後、上記ステップ321へ戻り、より短くなる実装経路を求める。具体的に説明すると、上述のステップ327までの説明では、単位経路(173−1、173−2)と単位経路(173−2、173−3)、単位経路(173−1、173−2)と単位経路(173−3、173−4)、及び単位経路(173−1、173−2)と単位経路(173−4、173−5)の順で比較を行ったが、ステップ328の実行により、単位経路(173−2、173−3)と単位経路(173−3、173−4)、及び単位経路(173−2、173−3)と単位経路(173−4、173−5)のそれぞれについて、ステップ322〜ステップ237が実行される。
このステップ328では、実装点iが実装点173−4となると、実装点jは実装点173−5となり実装点jBottomが存在しなくなることから、実装点iは実装点173−3まで、つまり総実装点から2を減じた値までとなる。そして実装点iが実装点173−3を超えた時点で次のステップ329へ進む。
このようにして、ステップ328では、実装点i及び実装点jの両方を変化させながら、より短くなる実装経路を求めていく。
【0066】
ステップ329では、上述のステップ328までの動作にて求まった組換え後の経路において、総実装経路長Lを求め、次のステップ330にて、該総実装経路長Lの値と、上記「最適実装経路長Lopt」の値とを比較する。比較の結果、両者が等しいときには処理を終了し、等しくないときには、上記「組換え繰り返し数a」の値に1を加えて上記ステップ320に戻る。そして再び上述の組換え動作を実行する。これは、ある実装経路に対して上記ステップ330までの動作を実行することで当然に経路は短くなっている。しかしながら該経路が最小か否かは不明であるため、再度、同一の動作を行うものである。尚、組換え動作の度に、そのときの総実装経路長Lの値が前回動作における総実装経路長Lに相当する最適実装経路長Loptの値よりも僅かずつ短くなるような場合、処理時間を浪費することになるので、「組換え繰り返し数a」の値が設定値に達した時点で処理を終了する。
以上のステップ320からステップ329の動作にて、上記ステップ300の動作が終了する。
【0067】
次にステップ400について、図19及び図20を参照して以下に説明する。尚、図19及び図20は、紙面の都合上、二図に分割したもので、両図は符号V及び符合VIにてつながる。
該ステップ400では、より良い部品実装順序を求めるための修正を加えるための動作であり、上記ステップ100及びステップ200にて求めた、パーツカセット103aの配列について、さらに任意の2箇所を入れ換え、該入れ換え後の配列にて、再度、実装経路、実装順序、及び実装経路長を求めることで、より良い部品実装順序を求める。以下に詳しく説明する。
【0068】
ステップ401では、上記ステップ200にて求めたパーツカセット103aの配列から、乱数を用いて任意の2つのパーツカセット103aを選択し、これら2つの配置を入れ換える。次のステップ402では、上記「最適実装順序Oopt」に、上述したステップ300にて求めた実装順序Oを採用し、ステップ401にて入れ換えた部品カセット配置による部品カセット配置ZOを、「最適部品カセット配置ZOopt」に代入する。次のステップ403では、上述の入れ換えた配置について、上述のステップ307を実行し、実装順序の最適化を組換え法にて行う。尚、組換えの回数は、組換えの繰り返し回数aが設定値に達するまでである。そして次のステップ404では、ステップ403にて求まった、新実装経路Pnewの新実装経路長Lnewを求める。
【0069】
次のステップ405では、現状での最適実装経路長Loptと、上記新実装経路長Lnewとの比較を行う。該比較の結果、上記最適実装経路長Loptの方が短いときには、ステップ406にて、上記新実装経路長Lnew、入れ換えた部品カセット配置ZO、及び入れ換えた部品カセット配置に基づく実装順序Onewを破棄する。一方、上記新実装経路長Lnewの方が短いときには、ステップ407にて、実装順序Onewを「最適実装順序Oopt」に代入し、部品カセット配置ZOを「最適部品カセット配置ZOopt」に代入し、新実装経路長Lnewを「最適実装経路長さLopt」に代入する。
【0070】
次のステップ408では、ステップ401における任意の2つのパーツカセット103aの配置換えを、設定回数行ったか否かを判断し、設定回数に満たないときには、再びステップ401に戻る。一方、設定回数に達したときには、ステップ409へ進み、最適部品カセット配置、及び最適実装順序Ooptをそれぞれ最適部品カセット配置、最適実装順序として記憶し、ステップ400を終了する。
【0071】
以上説明したように、本実施形態では、上記ステップ100及びステップ200にて、回路基板2における実装位置との関連を考慮して各パーツカセット103aの配列を求めたことから、従来に比べて実装時間の短縮を図ることができる。さらに、求めたパーツカセット103aの配列の下で、ステップ300、さらにはステップ400を実行することで、上記実装位置への実装経路を最適化して実装順序の最適化を図ることができる。したがって、従来に比べてさらに実装時間の短縮を図ることが可能である。
【0072】
図25には、上述した本実施形態による部品実装順序最適化方法にて部品実装を行った場合の各部分の移動量と、本実施形態以外の実装方法A,Bによる移動量との比較を示している。尚、図25に示す「XY移動距離」は、回路基板上での実装経路長をmm単位で示したものであり、「3次元移動距離」は、パーツカセット103aの配列の1ピッチを22mmとして各Z番号を長さに換算した場合の、実装動作に要するノズル105bの総移動距離をmm単位で示したものであり、「総Zシフト」は、各パーツカセット103aの移動距離をZ番号単位で数えたものであり、例えば、Z番号1,3,5にパーツカセット103aが配置されZ番号1→3→5の順に各パーツカセット103aから部品が取られたとすると、「総Zシフト」は、4(=2+2)となる。図25から明らかなように、「総Zシフト」では、他の実装方法Aの方が本実施形態の場合に比べて値が小さくなる場合もあるが、全体の移動距離を示す「3次元移動距離」の値では、本実施形態の方が短くなっている。したがって、本実施形態によれば、従来に比べて全体の実装経路を短縮化することができ、よって実装時間を従来に比して短縮化可能であることがわかる。
【0073】
以上説明した部品実装順序最適化方法にて最適化された部品実装順序が求まった後、該部品実装順序に従い、制御装置180は、供給テーブル104の駆動装置104aの駆動を制御して上記部品保持位置171に所望のパーツカセット103aを配置し、かつ直交テーブル109の駆動装置109a、109bの駆動を制御して上記部品実装位置172に回路基板2の所望の実装点173を配置させて、回路基板2への電子部品実装動作が実行される。このとき、上述のステップ400の動作まで実行した場合には該ステップ400の動作の終了後、又は、上記ステップ400を実行せずステップ300まで実行した場合にはステップ300の終了後、ステップ400又はステップ300にて求まった、最適化されたパーツカセット103aの配列に従い、作業者は各パーツカセット103aを供給テーブル104に並べる。該配列終了後、上記最適化された部品実装順序に従い、当該部品実装装置101にて回路基板2への電子部品の実装動作が実行される。
尚、ステップ300まで実行しステップ400を実行しない場合には、ステップ100及びステップ200の終了後、ステップ300の終了を待たずに、求まったパーツカセット103aの最適化された配列に従い、作業者は各パーツカセット103aを供給テーブル104に並べることもできる。
【0074】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の第1態様の部品実装順序最適化方法、第2態様の部品実装順序最適化プログラム、第3態様の記録媒体、及び第4態様の部品実装装置によれば、部品供給装置、部品移載装置、及び制御装置を備え、上記制御装置にて、回路基板の実装点の位置情報を考慮して部品供給装置に備わる部品供給部の配列の最適化を行った後、該配列の下で、回路基板への実装経路の最適化を行うようにした。したがって、部品供給部の配列を求めるに際し実装点の位置情報が考慮されていることから、従来のように回路基板上のみの実装経路を最適化する場合に比べると、無駄な実装経路が減少し、実装時間の短縮化を図ることができる。
【0075】
上記部品供給部の配列を最適化する方法として分散積を用いることで、部品供給部の配列を含めた3次元での実装点の分布を容易に凝縮させることができる。
【0076】
又、上記分散積を用いて上記部品供給部の配列を求めた後、該配列にて配置された部品供給部から部品実装するときの経路長に基づいて部品供給部の配列を修正するようにした。該動作により、さらに適切な部品供給部の配列を求めることができ、無駄な実装経路がさらに減少し、実装時間の短縮化を図ることができる。
【0077】
最適化された部品供給部の配列の下で回路基板への実装経路の最適化を行うことから、無駄な実装経路が減少し、実装時間の短縮化を図ることができる。又、上記実装経路の最適化は、2つの実装経路の組換えを行い組換え前後での実装経路長の短い方の実装経路を採用するようにしたことから、より短い経路を容易に見つけることができる。
【0078】
さらに、上述のように実装経路の最適化を行った後、再び部品供給部の配列を見直して、再び実装経路の最適化を行うようにしたことから、さらに実装時間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である部品実装順序最適化方法を示すフローチャートである。
【図2】 図1に示すステップ100の動作を説明するための図である。
【図3】 図1に示すステップ100の動作を説明するための図であり、図2に示す一部を入れ換えた場合を示している。
【図4】 図1に示すステップ200の動作を説明するための図であり、図3に示す矢印方向から各実装点を平面的に見た図である。
【図5】 図1に示すステップ100の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】 図1に示すステップ200の動作を説明するための図であり、パーツカセットの配列と、回路基板の実装点との関係を説明するための図である。
【図7】 図1に示すステップ200の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】 図7のステップ207における動作を補足説明するための図である。
【図9】 図1に示すステップ300の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】 図9に示すステップ307における詳細な動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】 図9に示すステップ307における詳細な動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】 図10及び図11にて説明する実装経路の組換えを具体的に説明するための図である。
【図13】 図10及び図11にて説明する実装経路の組換えを具体的に説明するための図である。
【図14】 図10及び図11にて説明する実装経路の組換えを具体的に説明するための図である。
【図15】 図10及び図11の動作による組換え前の実装経路を示す図である。
【図16】 図15に示す経路において組換え後の実装経路を示す図であって、実装経路を実装順序に反映する必要性を説明するための図である。
【図17】 図16に示す経路において組換え後の実装経路を実装順序に反映した図である。
【図18】 図17に示す実装順序と実装点との関係を示す図である。
【図19】 図1に示すステップ400の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。
【図20】 図1に示すステップ400の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。
【図21】 図1に示す本実施形態の部品実装順序最適化方法を実行する部品実装装置の斜視図である。
【図22】 図21に示す部品供給装置、及び部品移載装置、等の部分をより詳しく示した平面図である。
【図23】 図21に示す部品供給装置におけるパーツカセットの配列の一例を示す図である。
【図24】 図21に示す制御装置における制御上の関連を説明するための図である。
【図25】 図1に示す本実施形態の部品実装順序最適化方法を実行した場合の効果を説明するための図である。
【図26】 従来の部品実装装置の斜視図である。
【図27】 図26に示す部品供給装置、及び部品移載装置、等の部分をより詳しく示した平面図である。
【符号の説明】
2…回路基板、101…部品実装装置、103…部品供給装置、
103a…パーツカセット、105…部品移載装置、
171…部品保持位置、172…部品実装位置、173…実装点、
175…電子部品、178…基準実装位置、179…対象実装位置、
180…制御装置、181…配列最適化部、182…実装経路最適化部。

Claims (4)

  1. 並列されかつ移動可能に配置されて部品を供給する複数の部品供給部の内、円周上に位置する部品保持位置に配置した一つの部品供給部から部品を保持し、上記円周上に位置する部品実装位置まで上記保持した部品を上記円周に沿って移送し、X、Y軸方向に移動して上記部品実装位置に配置された回路基板の実装点に実装する部品実装動作における部品実装順序最適化方法において、
    上記回路基板の上記実装点について、X、Y座標値、及び上記部品供給部の配列位置を示すZ軸の3つの値の各分散値の積を、上記Z値を変化させて求め、該分散積がより小さくなる上記部品供給部の配列を求めることにより、上記部品供給部の配列の最適化を行い、
    上記部品供給部の最適化を行った後、部品供給部が最適化された配列の下で、回路基板への部品実装経路の最適化を行う
    ことを特徴とする部品実装順序最適化方法。
  2. 上記分散積をより小さくする上記配列の作成方法は、
    上記部品供給部の第1配列について第1分散積を求める第1工程と、
    上記第1配列とは異なる第2配列について第2分散積を求める第2工程と、
    上記第1分散積と上記第2分散積とを比較していずれか小さい方を新たな第1分散積とする第3工程と
    を有し、以後、上記第2工程と第3工程とを繰り返して、より小さな新たな第1分散積を求めて行う、請求項1記載の部品実装順序最適化方法。
  3. 並列されかつ移動可能に配置されて部品を供給する複数の部品供給部の内、円周上に位置する部品保持位置に配置した一つの部品供給部から部品を保持し、上記円周上に位置する部品実装位置まで上記保持した部品を上記円周に沿って移送し、X、Y軸方向に移動して上記部品実装位置に配置された回路基板の実装点に実装する部品実装動作における部品実装順序最適化方法をコンピュータに実行させるための部品実装順序最適化プログラムにおいて、
    上記回路基板の上記実装点について、X、Y座標値、及び上記部品供給部の配列位置を示すZ軸の3つの値の各分散値の積を、上記Z値を変化させて求め、該分散積がより小さくなる上記部品供給部の配列を求めることにより、上記部品供給部の最適化を行う手順と、
    上記部品供給部の最適化を行った後、部品供給部が最適化された配列の下で、回路基板への部品実装経路の最適化を行う手順と、
    を実行させるための部品実装順序最適化プログラム。
  4. 並列されかつ移動可能に配置されて部品を供給する複数の部品供給部の内、円周上に位置する部品保持位置に配置した一つの部品供給部から部品を保持し、上記円周上に位置する部品実装位置まで上記保持した部品を上記円周に沿って移送し、X、Y軸方向に移動して上記部品実装位置に配置された回路基板の実装点に実装する部品実装装置において、
    上記回路基板の上記実装点について、X、Y座標値、及び上記部品供給部の配列位置を示すZ軸の3つの値の各分散値の積を、上記Z値を変化させて求め、該分散積がより小さくなる上記部品供給部の配列を求めることにより、上記部品供給部の最適化を行い、
    上記部品供給部の最適化を行った後、部品供給部が最適化された配列の下で、回路基板への部品実装経路の最適化を行う制御装置を備えたことを特徴とする部品実装装置。
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