JP3931895B2 - 生体情報表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者について検出された2種類の生体情報を表示する生体情報表示装置に関する。
従来より、医療現場では、血圧や心拍数等といった被検者の生体情報を測定する装置が用いられている。また、この種の装置は、近年では、医療現場に限らず、例えば、日常的な健康管理や、車両を運転するドライバーの運転支援や疲労度の判定を行うための装置など、医療の専門家以外の者が利用する装置にも応用されている。
そして、医療現場で用いられる装置としては、血圧・心拍数・血中酸素濃度計などが知られており、一般的に、測定した患者の血圧や心拍数を、リアルタイムで数値表示したり、個々の生体情報毎に、測定値の時間変化をグラフ表示するように構成されている。
また、日常的な健康管理に用いられるものとしては、腕時計型の計測装置により心電波および脈波を検出し、その検出結果に基づいて算出される脈波の伝播時間から血圧を求め、求めた血圧データを数値やグラフにして表示する装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
更に、ドライバーの運転支援に用いるものとしては、ドライバーの生体情報として心拍数や心拍間隔の変動を検出し、その検出結果に異常がある場合に、ドライバの状態を判定するための処理を実行する装置(例えば、特許文献2参照。)や、検出結果を二次元座標に展開した場合の分布領域の時間的な推移傾向と心拍数とに基づいて、疲労度を判定し、その判定結果を表示したり、判定結果に応じた車両制御を実行する装置(例えば、特許文献3参照。)が知られている。
特開平4−200439号公報 特開2002−74599号公報 特開2002−65650号公報
しかし、医療現場で用いられる装置や、特許文献1に記載の装置では、血圧や心拍数といった生体情報を、個々に表示するものであるため、個々の生体情報の変化を把握することができるものの、専門的な知識を持たない一般の者では、その変化が何を意味するのかを直ちに把握したり、正しく判断することができないという問題があった。
また、特許文献2や3に記載の装置では、検出した生体情報に基づいてドライバの状態を判定しており、その判定結果が報知されたり各種制御に利用されるため、被験者は、その判定された状態に達したことを把握することができるものの、時々刻々と変化する自身の状態の変化をリアルタイムで把握することができないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、生体情報の変化をリアルタイムで把握でき、しかも、その変化の持つ意味を直ちに且つ正しく判断することが可能な生体情報表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の生体情報表示装置では、生体情報検出手段が、被検者の脈波信号及び心電信号に基づいて少なくとも2種類の生体情報を検出し、その検出された2種類の生体情報を、検出結果表示手段が、表示画面上に設定された二次元座標上の点に対応させて、過去の検出結果と共に表示する。
また、この検出結果表示手段による検出結果の表示に重ね合わせて、領域表示手段が、二次元座標上の点と被検者の状態との対応関係を示す複数の領域を表示画面上に表示する。
つまり、本発明の生体情報表示装置によれば、領域表示があることにより、医療の専門的な知識がなくても、二次元座標上の点として表示された生体情報から被検者の状態を簡単に把握することができ、しかも、検出された生体情報を過去の検出結果と共に表示することで、被検者の現在の状態や状態の変化をリアルタイムに把握することができる。
そして、特に請求項1に記載の生体情報表示装置は、検出結果表示手段に表示させる生体情報を選択する情報選択手段を備えており、領域表示手段は、表示情報選択手段での選択結果に応じた領域表示を行うように構成されている。
また、請求項2に記載の生体情報表示装置では、生体情報検出手段は、生体情報として少なくとも心拍数及び血圧を検出する。
即ち、心拍数と血圧は、健常者においては、高い正の相関があるが、疾患(特に高血圧、心臓疾患、自律神経失調症)を持つ者については、健常者に比べて相関が低くなることが知られている。また、心拍数と血圧の変化は、同時に起こるのではなく、どちらか一方が先行して変化し、その後、他方が変化する傾向が見られることが知られており、その変化の様子から疾患の種類や程度などを知ることができる。また、特に、ドライバーにおいては、眠気や居眠り時に、血圧の降下と心拍数の低下が同時に発生し、いらいらや興奮時に、血圧の上昇と心拍数の増加が同時に発生することが知られている。
従って、このような生体情報の変化を監視することにより、被検者(患者やドライバーなど)体調の状態や体調の変化を推定することができるのである。また、領域表示手段による領域表示は、これらの事項に基づいて設定すればよい。
また、請求項3に記載の生体情報表示装置では、生体情報検出手段は、生体情報として少なくとも交感神経活動量及び副交感神経活動量を検出する。
この場合、心拍数及び血圧と併用して用いることにより、心拍数や血圧の上昇が交感神経活動に基づくものか、それ以外の異常に基づくものかを判定することができ、被検者の状態をより精度良く判定することができる。
なお、本発明の生体情報表示装置において、検出結果表示手段は、過去の検出結果を、その検出結果の時系列を認識可能な表示形態にて表示することが望ましい。具体的には、例えば、生体情報に対応する二次元座標上の点の色,大きさ,形状などを、時系列に従って変化させる等すればよい。
この場合、被検者の生体情報の変化、ひいては被検者の状態の変化を、一目で把握することができる。
また、本発明の生体情報表示装置は、生体情報検出手段での検出結果に基づいて、設定された時間間隔内での生体情報の特徴を表す特徴値を算出する特徴値算出手段を備えていていもよい。この場合、検出結果表示手段は、特徴値算出手段にて算出された特徴値を、表示画面上に設定された二次元座標上の点に対応させ、且つ検出結果と識別可能な形態にて表示することが望ましい。なお、特徴値としては、例えば、生体情報の最高値,最低値,平均値等が考えられる。
このような設定された時間間隔内での特徴値を表示することにより、表示に示された被検者の状態の変化の傾向、例えば、一過性のものか慢性的なものであるか等を、より的確に把握することができる。
次に、本発明の生体情報表示装置は、外部からの指示入力に従って、表示画面上に設定される二次元座標の座標軸のスケール、及び表示画面の中心に位置する座標を変更する表示条件変更手段を備えていてもよい。
つまり、生体情報の通常時の値は、被検者によってばらつきがあるため、このような表示条件変更手段を備えることにより、被検者によらず常に見易い表示を行うことができる。
更に、本発明の生体情報表示装置は、判定手段が、生体情報検出手段での検出結果に従って、被検者の状態を判定し、その判定結果に基づいて、実行手段が、被検者の行動を支援したり、被検者の状態を改善するための制御を実行するように構成してもよい。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、車両を運転するドライバーの体調をモニタする体調モニタシステムの構成を示すブロック図、図2は、車両内に設置された体調モニタシステムの各部の配置を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態の体調モニタシステム1は、各種指令やデータを入力するための操作入力部3と、操作手順やデータ入力画面,測定結果,判定結果などを表示する表示部5と、心電センサ7a及び脈波センサ7bを用いてドライバの心電信号及び脈波信号を検出する信号計測部7と、信号計測部7からの心電信号及び脈波信号を解析して、血圧,心拍数,自律神経活動量などの生体情報を求める信号解析部11と、信号解析部11が求めた生体情報に基づいて、ドライバーの体調や状態を判定する体調・状態判定部13と、信号解析部11での解析結果(生体情報)や体調・状態判定部13での判定結果、体調・状態判定部13にて判定を行う際の判定条件、表示部5に表示を行う際の表示条件等を記憶するデータ蓄積部15と、体調・状態判定部13での判定結果に従って、各種制御を実行するアクチュエーション部17と、操作入力部3やアクチュエーション部17からの指令に従って、信号解析部11が求めた生体情報や、データ蓄積部15に蓄積された各種データを表示部5に表示する表示制御部19とを備えている。
なお、操作入力部3及び表示部5として、具体的には、図2に示すように、車両に搭載されたナビゲーション装置の入力パネルPNLやディスプレイDSPが用いられている。
また、操作入力部3からは、少なくとも、表示部5に生体情報の測定結果を表示する際の表示形式(マトリックス表示/トレンド表示,絶対表示/相対表示)や、表示する生体情報(血圧−心拍数表示/自律神経活動表示)を指定できるようにされている。
つまり、表示する生体情報を、血圧及び心拍数にするか、自律神経活動(交感神経活動及び副交感神経活動)にするかを選択でき、また、その選択した二つの生体情報の値を2次元座標上の点として表すマトリックス表示とするか、縦軸を生体情報の値、横軸を時間として、二つの生体情報を二本の折線グラフで表すトレンド表示とするかを選択できるようにされている。更に、マトリックス表示を選択した場合には、生体情報の値を絶対表示とするか、相対表示とするか、また、生体情報の最高値,最低値を表示するか否か等を選択できるようにされている。
更に、操作入力部3からは、少なくとも、血圧及び心拍数をマトリックス表示する際に使用する表示条件や、体調・状態判定部13にて後述する血圧異常判定処理、眠気・いらいら判定処理を実行する際に使用する判定条件を設定できるようにされている。
このうち、表示条件としては、表示画面内に表示する血圧や心拍数の範囲(上限値,下限値)や、表示画面の中心に位置する座標値(以下「中心座標」と称する)Cを指定するための初期血圧BPr,初期心拍数HRrといった座標の設定に関するものの他、データ表示の更新周期Mt、過去データ(履歴)の表示時間Htといった時間データが用意されている。
また、判定条件としては、血圧異常判定では、血圧異常判定周期T1や、血圧の正常範囲を規定する高血圧しきい値BPU、低血圧しきい値BPDが用意されている。また、眠気・いらいら判定では、眠気・いらいら判定周期T2や、血圧比(判定周期T2内における平均血圧と予め設定された基準血圧との比)の正常範囲を規定する血圧比上限しきい値RBPU1,RBRPU2、血圧比下限しきい値RBPD1,RBPD2、心拍数比(判定周期T2内における平均心拍数と予め設定された基準心拍数との比)の正常範囲を規定する心拍数比上限しきい値RHRU1,RHRU2、心拍数比下限しきい値RHRD1,RHRD2が用意されている。
次に、信号計測部7を構成する心電センサ7aは、図2及び図3(a)に示すように、ステアリングSにおいて、右手で把持される部位、及び左手で把持される部位にそれぞれ埋め込まれた各一対の電極DR1,DR2,DL1,DL2を検出電極として心電信号を検出するように構成されている。また、脈波センサ7bは、図2及び図3(b)に示すように、ドライバの手首に装着される腕時計タイプのものであり、血管の容積変化を光学的に検出する周知の光学式容積脈波計からなる。
そして、信号計測部7は、心電センサ7aが検出する心電信号及び脈波センサ7bが検出する脈波信号を、いずれも予め設定されたサンプリング間隔(本実施形態では10ms)でサンプリングして、信号解析部11に供給するように構成されている。
また、信号解析部11,体調・状態判定部13,データ蓄積部15,アクチュエーション部17,表示制御部19は、その実体は、CPU,ROM,RAMからなるマイクロコンピュータを中心に構成された電子制御装置(ECU)10からなり、特に、信号解析部11,体調・状態判定部13,表示制御部19,アクチュエーション部17は、CPUが実行する処理として実現され、また、データ蓄積部15は、RAM又はその他の記憶装置上に構成される。
以下、CPUが実行する処理について説明する。
まず、信号解析部11に相当する心電信号解析処理、脈波信号解析処理、心拍数解析処理、血圧解析処理を、図4〜図7に示すフローチャートに沿って説明する。
なお、心電信号解析処理、脈波信号解析処理は、当該体調モニタシステム1への電源投入時に起動され、また、心拍数解析処理及び血圧解析処理は、心電信号解析処理及び脈波信号解析処理の両方から解析結果が得られる毎に起動される。
心電信号解析処理では、図4に示すように、まず、解析タイミングであるか否かを判断する(S100)。なお、本実施形態では解析タイミングは1[sec]間隔に設定されている。
そして、解析タイミングであれば、過去10[sec]間の心電信号のサンプリング値(以下単に「心電信号」と称する)を解析対象として差分処理を実行する(S110)。この差分処理では、時刻tにてサンプリングされた心電信号をX(t)、2回前にサンプリングされた心電信号をX(t−2)として、(1)式により、心電差分信号Y(t)を算出する。
Y(t)=X(t)−X(t−2) (1)
ここで、心電信号の一例を図12(a)に示し、この心電信号を差分処理して求めた心電差分信号を図12(b)に示す。
また、ここでは、解析タイミング毎に、10[sec]間分の心電差分信号Y(t)をまとめて算出しているが、信号計測部7から心電信号(サンプリングデータ)が供給される毎に逐次算出するように構成してもよい。
そして、差分処理の結果として得られる心電差分信号から、予め設定されたしきい値より大きなピークをR波ピークとして検出し(S120)、検出したR波ピークのピーク間隔RRIの平均値PPIavを算出し、過去10[sec]間に算出された10個の平均値PPIavの移動平均を心拍数HRIとして算出する(S130)。これと共に、解析対象の心電信号を、S120にて検出されたR波ピーク以外の部分を全てゼロに設定し、これをFFT処理することで、R波ピークの繰り返し周波数FRPを求め、過去10[sec]間に算出された10個の周波数FRPの移動平均の逆数を心拍数HRFとして算出して(S140)、S100に戻る。
つまり、心電信号解析処理を実行することにより、解析タイミング(1[sec])毎に、心電信号のR波ピーク間隔から求めた心拍数HRIと、心電信号をFFTして求めた心拍数HRFが得られることになる。
次に、脈波信号解析処理では、図5に示すように、まず、解析タイミングであるか否かを判断する(S200)。なお、本実施形態では解析タイミングは、心電信号の場合と同様に1[sec]間隔に設定されている。
そして、解析タイミングであれば、過去10[sec]間の脈波信号のサンプリング値(以下単に「脈波信号」と称する)を解析対象として、心電信号の場合と同様に、脈波信号の差分処理を実行し(S210)、差分処理の結果として得られる脈波差分信号から、予め設定されたしきい値より大きなピークを最大変化点として検出する(S220)。
続けて、検出した最大変化点の間隔(脈波差分信号のピーク間隔)PIの平均値PIavを算出し、過去10[sec]間に算出された10個の平均値PIavの移動平均を心拍数PRIとして算出する(S230)。これと共に、解析対象となった脈波信号をFFT処理することで脈波の繰り返し周波数FPIを求め、過去10[sec]間に算出された10個の周波数FPIの移動平均の逆数を心拍数PRFとして算出して(S240)、S200に戻る。
つまり、脈波信号解析処理を実行することにより、解析タイミング(1[sec])毎に、脈波信号の最大変化点の間隔から求めた心拍数PRIと、脈波信号をFFTして求めた心拍数PRFが得られることになる。
次に、心拍数解析処理では、図6に示すように、まず、心電信号をFFTして得られた心拍数HRFと、心電信号のR波ピーク間隔から得られた心拍数HRIとの差の絶対値が、心拍数HRFの10%以下であるか否かを判断し(S300)、否定判定された場合は、心電信号をFFT処理して得られた心拍数HRFと、脈波信号をFFT処理して得られた心拍数PRFとの差の絶対値が、心拍数PRFの10%以下であるか否かを判断する(S310)。
そして、S300又はS310のいずれかにて肯定判定された場合は、心電信号をFFT処理して得られた心拍数HRFを、検出心拍数HR(i)として(S330)、本処理を終了する。なお、HR(i)は、最新の検出値を表し、k回前の解析タイミングでの検出値をHR(i−k)で表すものとする(以下、他のパラメータでも同様)。
一方、S310にて否定判定された場合は、脈波信号をFFT処理して得られた心拍数PRFと、脈波信号の最大変化点の間隔から得られた心拍数PRIが、心拍数PRFの10%以下であるか否かを判断し(S320)、肯定判定された場合は、脈波信号をFFT処理して得られた心拍数PRFを、検出心拍数HR(i)として(S340)、本処理を終了する。
また、S320にて否定判定された場合は、前回の解析タイミングで得られた解析結果HR(i−1)を、検出心拍数HR(i)として(S350)、本処理を終了する。
なお、本処理により得られた検出心拍数HR(i)は、体調・状態判定部13及び表示制御部19に供給されると共に、データ蓄積部15に保存される。
次に、血圧解析処理では、図7に示すように、まず、先の心電信号解析処理にて検出されたR波ピークの発生時間ECGRt(i)を検出する(S400)と共に、先の脈波信号解析処理にて検出された最大変化点の発生時間PULSEt(i)を検出し(S410)、最大変化点の発生時間PULSEt(i)からR波ピークの発生時間ECGRt(i)を減算することにより、脈波伝達時間PTT(i)を算出する(S420)。
なお、発生時間ECGRt,PULSEtと脈波伝達時間PTTとの関係を、図13に示す。但し、図13では、図面を見易くして理解を容易にするために、最大変化点の代わりにピークの発生時間を示している。また、脈波伝達時間PTTの算出には、脈波の最大変化点又はピークのいずれを用いてもよく、最大変化点の代わりにピークを用いた場合には、脈波伝達時間PTTから血圧を算出する際の変換係数が異なるだけである。
そして、過去一定期間(本実施形態では60[sec])の間に算出された脈波伝達時間PTTの平均値PTTavを算出し(S430)、更に、S420にて算出された脈波伝達時間PTT(i)、S430にて算出された脈波伝達平均時間PTTav、後述する表示条件設定処理にて設定される初期血圧BPrに基づき、(2)式を用いて、検出血圧BP(i)を算出して(S440)、本処理を終了する。
BP(i)=(PTT(i)−PTTav)×(−0.5)+BPr (2)
なお、本処理により得られた検出血圧BP(i)は、検出心拍数HR(i)と同様に、体調・状態判定部13及び表示制御部19に供給されると共に、データ蓄積部15に保存される。
次に、表示制御部19に相当する表示条件設定処理、マトリックス表示処理を、図8,9に示すフローチャートに沿って説明する。なお、表示条件設定処理は、操作入力部3にて、表示情報として血圧−心拍数表示が選択された場合に起動され、マトリックス表示処理は、操作入力部3にて、更に、表示方法としてマトリックス表示が選択された場合に起動される。
このうち、表示条件設定処理では、図8に示すように、まず、操作入力部3にて、表示条件として、当該体調モニタシステム1の前回起動時に使用されていた値(以下「前回使用値」と称する)を用いる旨の設定がなされているか否かを判断し(S500)、そのような設定がなされていなければ、表示を最新データに更新するデータ更新周期Mt及び過去データ(履歴)の表示を保持する時間を表す履歴データ表示時間Htからなる時間データの初期設定を行う(S510)。なお、本実施形態では、Mt=1[sec]、Ht=60[sec]に設定する。
次に操作入力部3にて絶対表示が選択されているか否かを判断し(S520)、絶対表示が選択されている場合、初期血圧BPrを、予め設定された血圧基準値に設定すると共に、初期心拍数HRrを、予め設定された心拍数基準値に設定する(S530)。なお、血圧基準値及び心拍数基準値は、一般的な平均値を予め設定しておいてもよいし、当該システム1の使用者の安静時における平均値を予め設定しておいてもよい。
一方、S520にて絶対表示が選択されていないと判定された場合、即ち、相対表示が選択されているか、或いは絶対表示又は相当表示のいずれも選択されていない場合は、相対表示を行うものとして、初期血圧BPrをゼロに設定すると共に、初期心拍数HRrを、先に説明した心拍数解析処理での解析結果に従って設定する(S540)。具体的には、当該体調モニタシステム1の起動後、予め設定された一定時間内(例えば、60[sec])に得られた解析結果の平均値を設定する。
このようにS530又はS540にて初期血圧BPr及び初期心拍数HRrが設定されると、これら初期心拍数HRrをx軸の値、初期血圧BPrをy軸の値とする座標を、表示部5の表示画面の中心位置に対応する中心座標Cとして設定する(S550)。
また、この中心座標Cを中心として、BPr±100[mmHg]、HRr±60[回]の範囲が、表示部5の表示画面に表示されるように、x軸及びy軸の表示スケールを設定する(S560)。
つまり、S510〜S560により、表示条件として、データ更新周期Mt、履歴データ表示時間Ht、初期血圧BPr、初期心拍数HRr、中心座標C、表示スケールが、自動的に初期設定される。なお、このようにして初期設定された値は、前回使用値として、データ蓄積部15に記憶される。
一方、先のS500にて、前回の使用値で表示条件を初期設定する旨の設定がなされていると判定された場合には、データ蓄積部15から前回使用値を読み出して、上記表示条件の初期設定を行う(S570)。
このようにして初期設定が行われた後、操作入力部3にて、絶対表示か相対表示かを選択する表示切替操作が行われたか否かを判断し(S580)、表示切替操作が行われたのであれば、S520に戻り、その操作で選択された表示設定に従って、初期血圧BPr,初期心拍数HRr,中心座標C,表示スケールを再度初期設定する(S520〜S560)。
一方、S580にて表示切替操作が行われていないと判定された場合、操作入力部3にて、中心座標Cを入力する操作が行われたか否か(S590)、表示画面内に表示すべき血圧及び心拍数の表示範囲を入力する操作が行われたか否か(S610)、時間データMt,Htを入力する操作が行われたか否か(S630)を判断し、いずれの操作も行われていなければ、S580に戻る。
一方、S590にて、中心座標Cを入力する操作が行われたと判定された場合には、その操作により入力された値にて中心座標C、及び初期心拍数HRr,初期血圧BPrを更新して(S600)、S580に戻る。
また、S610にて、表示範囲を入力する操作が行われたと判定された場合には、その操作により入力された表示範囲(血圧の最大値,最小値、心拍数の最大値,最小値)が、表示画面内に表示されるように表示スケールを更新して(S610)、S620に戻る。
また、S630にて、時間データMt,Htを更新する操作が行われたと判定された場合には、その操作により入力されたデータにより、時間データMt,Htを更新して(S640)、S580に戻る。なお、S600,S620,S640では、表示条件が更新されると、その都度、データ蓄積部15に記憶された前回使用値も、同様に更新するようにされている。
つまり、表示条件設定処理では、表示条件の初期設定を、予め設定された初期値、又は前回使用値のいずれかで行うことができ、また、一旦設定された表示条件を、操作入力部3を介して任意に変更できるようにされている。
次に、マトリックス表示処理では、図9に示すように、まず、血圧の最高値BPmaxを0[mmHg]、最低値BPminを200[mmHg]に初期化する(S700)。
その後、先の表示条件設定処理にて設定,更新されたデータ更新周期Mtに従って、データ更新タイミングであるか否か(S710)、操作入力部3にて、血圧の最高値BPmax,最低値BPminをクリアする操作が行われたか否か(S720)を判断し、いずれも否定判定された場合には、S710に戻って、S710,S720を繰り返し実行することで待機する。また、S720にて、肯定判定された場合には、S700に戻って、血圧の最高値BPmax,最低値BPminを再度初期化する。なお、血圧の最高値BPmax,最低値BPminのクリアは、予め設定されたクリアタイミング毎に実行するように構成してもよい。
一方、S710にて、データ更新タイミングであると判定された場合には、先の表示条件設定処理により設定,更新された中心座標C,表示スケールに従って、表示部5の表示画面上に二次元座標を設定すると共に、設定した二次元座標に従って、表示画面上に、二次元座標の各点とドライバーの体調・状態との対応関係を示した領域表示を行う(S730)。この領域表示は、図14に示すように、心拍数HRによらず血圧が初期血圧BPrより予め設定された所定値以上である領域を「危険状態(高血圧異常)領域」、同じく血圧が初期血圧BPrより予め設定された所定値以下である領域を「危険状態(低血圧異常)領域」、中心座標Cを中心として、右上及び左下に長い楕円で表された領域を「通常状態領域」、それ以外の領域を「身体不良領域」として、各領域をその領域名称と共に表示するものである。また、特に、「通常状態領域」のうち、右上部分には「興奮」「いらいら」、左下部分には「眠気」「睡眠(居眠り)」との表示も行う。但し、領域名称やその他の文字を省略して、領域のみを表示してもよい。
なお、図14に示す領域設定は、一般健常者では、血圧と心拍数が高い相関を持ち、検出データP(i)の軌跡は、右上がり或いは左下がりを描き、疾患者の場合や体調に急変があった場合は、この傾向から外れた軌跡を描くという事実、及びドライバーに眠気が生じている状態や、居眠り状態の時には、血圧の低下と心拍数の減少が同時に生じ、逆に、いらいら状態や興奮状態の時には、血圧の上昇と心拍数の増加が同時に生じるという事実に基づく。
つまり、検出データP(i)の軌跡と領域表示とを重ね合わせて見ることにより、体調が健常状態(図15中の領域1内で遷移)であるか、領域2内で遷移しているときには体調が不良・異常状態(図15中の領域2内で遷移)であるかを判断することが可能となりまた、健常状態にある場合には、更に、比較的平静な状態か、興奮,いらいら状態か、眠気,居眠り状態かを判断することが可能となる。
次に、このように領域表示がされた二次元座標上に、心拍数解析処理での解析結果である心拍数HR(i)をx座標、血圧解析処理での解析結果である血圧BP(i)をy座標とする検出データP(i)を表示すると共に、この検出データP(i)をデータ蓄積部15に保存する(S740)。
但し、心拍数HR(i),血圧BP(i)は、データ更新周期Mtが心電信号及び脈波信号の解析周期(1[sec])以下である場合は、心拍数解析処理及び血圧解析処理での最新の解析結果(検出データ)をそのまま使用し、データ更新周期Mtが心電信号及び脈波信号の解析周期(1[sec])より長い場合は、データ更新周期Mtの間に得られた検出データの平均値を使用する。
そして、履歴データ表示時間Htをデータ更新周期Mtで割ることで、二次元座標上に表示する履歴データP(j)の個数kを求めると共に、変数jに、S740にて表示された心拍数HR(i),血圧BP(i)を特定するための変数iを代入する(S750)。
その後、変数jを1だけデクリメント(S760)し、変数jで特定される心拍数HR(j),血圧BP(j)をx座標,y座標とする履歴データP(j)を、データP(j+1)のポイント色より1/k階調下げた色で、二次元座標上に表示する(S770)。
続けて、変数jがi−k以上であるか否かを判断し(S780)、肯定判定された場合には、S760に戻って、履歴データP(j)を表示する処理を繰り返し、一方、否定判定された場合、即ち、k個の履歴データP(i−1)〜P(i−k)の表示が終了した場合には、操作入力部3を介して、血圧の最高値BPmax,最低値BPminの表示を行う最高/最低表示設定がされているか否かを判断する(S790)。
そして、最高/最低表示設定がされていなければS710に戻り、最高/最低表示設定がされていれば、血圧BP(i)が血圧最高値BPmaxより大きいか否かを判断し(S800)、肯定判定された場合には、血圧最高値BPmaxを、血圧BP(i)で更新すると共に、二次元座標上の血圧最高値BPmaxの表示を更新し、更に、血圧最高値BPmaxをその検出時刻と共にデータ蓄積部15に保存する(S810)。
続けて、血圧BP(i)が血圧最低値BPminより小さいか否かを判断し(S820)、肯定判定された場合には、血圧最低値BPminを、血圧BP(i)で更新すると共に、二次元座標上の血圧最低値BPminの表示を更新し、更に、血圧最低値BPminをその検出時刻と共にデータ蓄積部15に保存して(S830)、S720に戻る。
つまりマトリックス表示処理では、S730〜S780の処理により、図16〜図18に示すように、表示部5の表示画面に設定された二次元座標上に、検出データP(i)、及びk個の履歴データP(i−1)〜P(i−k)が、領域表示と共に表示され、しかも、履歴データP(i−1)〜P(i−k)は、古いものほど低階調となるように表示される。また、血圧の最高値BPmax,最低値BPminは、任意に表示/非表示を切り替えることができ、また、血圧の最高値BPmax,最低値BPminを任意にクリアできるようにされている。但し、図16〜図18では、図面を見やすくするために領域表示を省略している。
なお、図16は、絶対表示の場合であり、中心座標Cは、(80,100)、即ち、初期心拍数がHRr=80,初期血圧がBPr=100[mmHg]、表示スケールは、x軸がHRr±50、y軸がBPr±60に設定されている場合を示す。また、図17は、相対表示の場合であり、中心座標Cは、(0,0)、表示スケールは、図16と同様に、x軸がHRr±50、y軸がBPr±60に設定されている場合を示す。
図18には、血圧の最高値及び最低値を表示する設定となっている場合に、S800〜S830の処理によって、血圧の最高値及び最低値が表示されている様子を示す。なお、血圧の最高値及び最低値は×印で表示され、即ち、○印で表示される検出データや履歴データとは識別可能な形態にて表示される。
なお、ここでは、表示する生体情報が、血圧−心拍数である場合のマトリックス表示処理について説明したが、表示する生体情報が自律神経活動である場合のマトリックス表示も同様である。但し、二次元座標のx軸(横軸)に交換神経活動、y軸(縦軸)に副交換神経活動が割り当てられ、領域表示は、図19に示すように、中心座標を中心として、右下及び左上に長い楕円で表された領域を「通常状態領域」、それ以外の領域のうち、左上半分を「身体活性領域」、右下半分を「身体不良領域」として、これら各領域をその領域名称と共に表示する。また、特に、「通常状態領域」のうち、左上部分には「眠気」「睡眠(居眠り)」、右下部分には「興奮」「いらいら」との表示も行う。但し、領域名称やその他の文字を省略して領域のみを表示してもよい。
つまり、生体情報が血圧−心拍数である場合の領域表示と比較すると、図20に示すように、一般的には、血圧−心拍数表示における第一,第三象限が、それぞれ自律神経活動表示の第四,第二象限に対応することになる。
つまり、自律神経活動表示において、検出データP(i)の軌跡は、一般健常者では、右下がり或いは左上がりを描くことになるが、疾患者の場合や体調に急変があった場合は、この傾向から外れた軌跡を描くことになる。
そして、これら自律神経活動表示と血圧−心拍数表示とを併用し、適宜切り替えて表示することにより、心拍数や血圧の上昇が、交換神経活動の結果によるものか、その他の異常によるものかを識別することも可能となる。
次に、体調・状態判定部13に相当する血圧異常判定処理、眠気・いらいら判定処理を、図10,11に示すフローチャートに沿って説明する。なお、血圧異常判定処理及び眠気・いらいら判定処理は、当該体調モニタシステム1への電源投入時に起動される。
このうち、血圧異常判定処理では、図10に示すように、まず、操作入力部3にて、血圧異常判定条件として、当該体調モニタシステム1の前回起動時に使用されていた値(前回使用値)を用いる旨の設定がなされているか否かを判断し(S800)、そのような設定がなされていなければ、血圧異常の判定を実行する判定周期T1を予め設定された初期値(本実施形態では60[sec])に設定する(S810)。なお、血圧異常判定周期T1は、安定した判定結果を得るために、データ更新周期Mtより十分に大きな値(例えば10倍以上)に設定することが望ましい。
そして、操作入力部3にて絶対表示が選択されているか否かを判断し(S820)、絶対表示が選択されている場合、血圧の異常を判定するための高血圧しきい値BPUを、予め設定された所定値(本実施形態では200[mmHg])に、低血圧しきい値BPDを予め設定された所定値(本実施形態では70[mmHg])に設定する(S830)。
一方、S820にて絶対表示が選択されていないと判定された場合、即ち、相対表示が選択されているか、或いは絶対表示又は相当表示のいずれも選択されていない場合は、高血圧しきい値BPUを予め設定された所定値(本実施形態では100[mmHg])に、低血圧しきい値BPDを予め設定された所定値(本実施形態では−50[mmHg])に設定する(S840)。
つまり、S810〜S840により、血圧異常判定条件として、血圧異常判定周期T1,高血圧しきい値BPU,低血圧しきい値BPDが自動的に初期設定される。なお、このようにして初期設定された値は、前回使用値として、データ蓄積部15に蓄積される。
一方、先のS800にて、前回の使用値で血圧異常判定条件を初期設定する旨の設定がなされていると判定された場合には、データ蓄積部15から前回使用値を読み出して、上記血圧異常判定条件の初期設定を行う(S850)。
このようにして、初期設定が行われた後、設定されている血圧異常判定周期T1に従って、血圧異常の判定タイミングであるか否か(S860)、操作入力部3にて、血圧異常判定条件(血圧異常判定周期T1,高血圧しきい値BPU,低血圧しきい値BPD)を入力する操作が行われたか否か(S870)、操作入力部3にて、表示方法(絶対表示/相対表示)を切り替える操作が行われたか否か(S880)を判断し、いずれも否定判定された場合には、S860に戻って、S860〜S880を繰り返し実行することで待機する。
また、S880にて、肯定判定された場合には、S820に戻り、操作の結果として設定された表示方法に従って、高血圧しきい値BPU,低血圧しきい値BPDを再設定する。
また、S870にて、肯定判定された場合には、入力された値に従って、血圧異常判定条件を更新して(S890)、S860に戻る。なお、S890では、血圧異常判定条件が更新されると、その都度、データ蓄積部15に記憶された前回使用値も、同様に更新するようにされている。また、特に、高血圧しきい値BPU又は低血圧しきい値BPDが更新された場合は、その更新値に応じて、領域表示の「危険状態(高血圧異常)領域」や「危険状態(低血圧異常)領域」の境界を変更するように構成してもよい。
一方、S860にて肯定判定された場合、即ち、血圧異常の判定タイミングである場合には、血圧異常判定周期T1の間に算出された血圧BP(i)の平均値(以下「血圧平均値」と称する)TBPを算出し(S900)、血圧平均値TBPが高血圧しきい値BPU以上であるか否か(S910)、血圧平均値TBPが低血圧しきい値BPD以下であるか否かを判断し(S930)、いずれも否定判定された場合は、そのままS860に戻る。
また、S910にて肯定判定された場合には、ドライバーは高血圧異常状態にあるものとして、高血圧異常フラグBPUE_RELを1に設定し(S920)、一方、S930にて肯定判定された場合には、ドライバーは低血圧異常状態にあるものとして低血圧異常フラグBPDE_RELを1に設定して(S940)、S860に戻る。なお、S920,S930にて異常フラグが設定された場合は、その異常フラグの種類と異常が検出された時刻とがデータ蓄積部15に蓄積される。
つまり、血圧異常判定処理では、血圧異常判定周期T1毎に血圧異常の判定を行うようにされている。また、血圧異常判定条件の初期設定を、予め設定された初期値、又は前回使用値のいずれかで行うことができ、また、一旦設定された血圧異常判定条件を、操作入力部3を介して任意に変更できるようにされている。
次に、眠気・いらいら判定処理では、図11に示すように、まず、操作入力部3にて、眠気・いらいら判定条件として、当該体調モニタシステム1の前回起動時に使用されていた値(前回使用値)を用いる旨の設定がなされているか否かを判断し(S1000)、そのような設定がなされていなければ、眠気・いらいらの判定を実行する判定周期T2を予め設定された初期値(本実施形態では30[sec])に設定する(S1010)。
そして、眠気・いらいらを判定するための血圧比第1上限しきい値RBPU1を予め設定された所定値(本実施形態では1.2)に、血圧比第2上限しきい値RBPU2を予め設定された所定値(本実施形態では1.4)に、血圧比第1下限しきい値RBPD1を予め設定された所定値(本実施形態では0.85)に、血圧比第2下限しきい値RBPD2を予め設定された所定値(本実施形態では0.8)に、心拍数比第1上限しきい値RHRU1を予め設定された所定値(本実施形態では1.2)に、心拍数比第2上限しきい値RHRU2を予め設定された所定値(本実施形態では1.4)に、心拍数第1下限しきい値RHRD1を予め設定された所定値(本実施形態では0.85)に、心拍数第2下限しきい値RHRD2を予め設定された所定値(本実施形態では0.8)に設定する(S1020)。
つまり、S1010〜S1020により、眠気・いらいら判定条件として、眠気・いらいら判定周期T2、しきい値RBPU1,RBPU2,RBPD1,RBPD2,RHRU1,RHRU2,RHRD1,RHRD2が自動的に初期設定される。なお、このようにして初期設定された値は、前回使用値として、データ蓄積部15に蓄積される。
一方、先のS1000にて、前回の使用値で眠気・いらいら判定条件を初期設定する旨の設定がなされていると判定された場合には、データ蓄積部15から前回使用値を読み出して、上記眠気・いらいら判定条件の初期設定を行う(S1030)。
このようにして初期設定が行われた後、設定されている眠気・いらいら判定周期T2に従って、眠気・いらいらの判定タイミングであるか否か(S1040)、操作入力部3にて、眠気・いらいら判定条件を入力する操作が行われたか否か(S1050)を判断し、いずれも否定判定された場合には、S1040に戻って、S1040〜S1050を繰り返し実行することで待機する。
また、S1050にて、肯定判定された場合には、入力された値に従って、眠気・いらいら判定条件を更新して(S1060)、S1040に戻る。なお、S1060では、眠気・いらいら判定条件が更新されると、その都度、データ蓄積部15に記憶された前回使用値も、同様に更新するようにされている。
一方、S1040にて肯定判定された場合、即ち、眠気・いらいらの判定タイミングである場合には、眠気・いらいら判定周期T2の間の血圧平均比TBPR及び心拍数平均比THRRを算出する(S1070)。なお、血圧平均比TBPRは、表示方法として絶対表示が選択されている場合は(3)式で、相対表示が選択されている場合は(4)式で求め、また、心拍数平均比THRPは、表示方法によらず(5)式で求める。
但し、nは、判定周期T2の間に、取得される血圧BP(i),心拍数HR(i)の数を表す。
そして、S1070にて算出した血圧平均比TBPR及び心拍数平均比THRRが条件1又は条件2を満たすか否かを判断し(S1080)、条件1又は条件2を満たす場合、即ち、血圧平均比TBPRが血圧比第1上限しきい値RBPU1以上であり、且つ心拍数平均比THRRが心拍数比第1下限しきい値RHRD1以下である場合(条件1:TBRP≧RBPU and THRR≦RHRD1)、または、血圧平均比TBPRが血圧第1下限しきい値以下であり、且つ心拍数平均比THRRが心拍数比第1上限しきい値RHRU以上である場合(条件2:TBPR≦RBPD1 and THRR≧RHRU1)は、身体不良であるとして、身体不良フラグBAD_RELを1に設定して(S1090)、S1040に戻る。
S1080にて条件1及び条件2をいずれも満たさないと判定された場合、血圧平均比TBPR及び心拍数平均比THRRが条件3を満たすか否かを判断する(S1100)。そして、条件3を満たす場合、即ち、血圧平均比TBPRが血圧比第1上限しきい値RBPU1以上、血圧比第2上限しきい値RBPU2以下であり、且つ心拍数平均比THRRが心拍数比第1上限しきい値RHRU1以上、心拍数比第2上限しきい値RHRU2以下である場合(条件3:RBPU1≦TBPR≦RBPU2 and RHRU1≦THRR≦RHRU2)は、いらいら状態であるとして、いらいら状態フラグIRAIRA_RELを1に設定して(S1110)、S1040に戻る。
S1100にて条件3を満たさないと判定された場合、血圧平均比TBPR及び心拍数平均比THRRが条件4を満たすか否かを判断する(S1120)。そして、条件3を満たす場合、即ち、血圧平均比TBPRが血圧比第2上限しきい値RBPU2より大きく、且つ心拍数平均比THRRが心拍数比第2上限しきい値RHRU2より大きい場合(条件4:TBPR>RBPU2 and THRR>RHRU2)は、興奮状態であるとして興奮状態フラグEXCI_RELを1に設定して(S1130)、S1040に戻る。
S1120にて条件4を満たさないと判定された場合、血圧平均比TBPR及び心拍数平均比THRRが条件5を満たすか否かを判断する(S1140)。そして、条件5を満たす場合、即ち、血圧平均比TBPRが血圧比第2下限しきい値RBPD2以上、血圧比第1下限しきい値RBPD1以下であり、且つ心拍数平均比THRRが心拍数比第2下限しきい値RHRD2以上、心拍数比第1下限しきい値RHRD1以下である場合(条件5:RBPD2≦TBPR≦RBPD1 and RHRD2≦THRR≦RHRD1)は、眠気状態であるとして眠気状態フラグDROW_RELを1に設定して(S1150)、S1040に戻る。
S1140にて条件5を満たさないと判定された場合、血圧平均比TBPR及び心拍数平均比THRRが条件6を満たすか否かを判断する(S1160)。そして、条件6を満たす場合、即ち、血圧平均比TBPRが血圧比第2下限しきい値RBPD2より小さく、且つ心拍数平均比THRRが心拍数比第2下限しきい値RHRD2より小さい場合(条件6:TBPR<RBPD2 and THRR<RHRD2)は、居眠り状態であるとして居眠り状態フラグSLEE_RELを1に設定して(S1170)、S1040に戻る。
また、S1160にて条件6を満たさないと判定された場合は、S1040に戻る。
つまり、眠気・いらいら判定処理では、眠気・いらいら判定周期T2毎に、身体不良,いらいら状態,興奮状態,眠気状態,居眠り状態の判定を行うようにされている。また、眠気・いらいら判定条件の初期設定を、予め設定された初期値、又は前回使用値のいずれかで行うことができ、また、一旦設定された眠気・いらいら判定条件を、操作入力部3を介して任意に変更できるようにされている。
なお、ここでは、血圧及び心拍数に基づく判定のみを行っているが、自律神経活動に基づく判定や、血圧,心拍数,自律神経活動を複合的に用いた判定を行ってもよい。具体的には、例えば、検出データP(i)の座標が、血圧−心拍数表示では第一象限にあるときに、これと対応する検出データの座標が、自律神経活動表示では第四象限から大きく外れる場合、また、血圧−心拍数表示では第三象限にあるときに、自律神経活動表示では第二象限から大きく外れる場合に、体調不良であると判定する等してもよい。
そして、体調・状態判定部13(即ち、血圧異常判定処理や眠気・いらいら判定処理)での判定結果、即ち、高血圧異常フラグBPUE_REL,低血圧異常フラグBPDE_REL,身体不良フラグBAD_REL,いらいら状態フラグIRAIRA_REL,興奮状態フラグEXCI_REL,眠気状態フラグDROW_REL,居眠り状態フラグSLEE_RELは、アクチュエーション部17に提供され、アクチュエーション部17では、判定結果(各フラグの設定状態)から特定される異常や状態に応じた制御を実行する。
具体的には、身体不良(BAD_REL=1)であると判定された場合は、例えば、その旨を表す警告表示や警告音の発生、予め指定された連絡先への現在位置の自動通報、その通報先の表示、最寄りの医療機関や車両を駐車させることが可能な場所への案内表示等が考えられる。
また、いらいら状態(IRAIRA_REL=1)や興奮状態(EXCI_REL=1)であると判定された場合は、例えば、その旨を表す警告表示や警告音の発生、リラックス効果のある音楽の再生等が考えられる。
また、眠気状態(DROW_REL=1)や居眠り状態(SLEE_REL=1)と判定された場合は、その旨を表す警告表示や警告音の発生、高揚感のある音楽の再生の他、ドライバーを覚醒させるための各種制御(例えば、ウィンドの開放、エアコンの温度,風向き,風力制御)等が考えられる。
以上説明したように本実施形態の体調モニタシステム1においては、電極がステアリングSに設けられた心電センサ7a及び光学式の脈波センサ7bを用いて心電信号,脈波信号を検出し、これら心電信号,脈波信号から生体情報(血圧,心拍数,交感神経活動)を得るようにされている。
このため、ドライバーに身体的負担をかけたり、運転の妨げになったりすることなく、生体情報を連続的に取得することができる。
また、本実施形態の体調モニタシステム1では、連続的に取得される2種類の生体情報からなる検出データP(i)を、二次元座標上の点に対応させて、二次元座標上の点とドライバーの状態との対応関係を示す領域表示、及び履歴データP(i−1)〜P(i−k)と共に表示画面上に表示するようにされている。
従って、本実施形態の体調モニタシステム1によれば、領域表示があることにより、医療の専門的な知識がなくても、二次元座標上の点として表示された検出データP(i)からドライバーの体調や状態を簡単に把握することができ、しかも、検出データP(i)が履歴データP(i−1)〜P(i−k)と共に表示されることで、ドライバーの現在の状態や状態の変化をリアルタイムに把握することができる。
更に、本実施形態の体調モニタシステム1では、解析結果HR(i)BP(i)を用いてドライバーの体調や状態を判定するようにされているため、ドライバーが検出データP(i)の表示を見落としていたとしても、その判定結果に従って適切な処置を施すことができる。
また、本実施形態の体調モニタシステム1では、表示する生体情報、生体情報の表示形式(マトリックス表示/トレンド表示、絶対表示/相対表示)、最高値/最低値表示の有無、表示条件や判定条件の初期値の設定方法を選択でき、また、表示条件や判定条件を任意に変更することができるため、個々のドライバーに適した表示や判定が行われるように適宜カスタマイズすることができる。
なお、本実施形態において、信号計測部7が生体情報検出手段、S740〜S780が検出結果表示手段、S730が領域表示手段、S800〜S830が特徴値算出手段、操作入力部3が情報選択手段、S590〜S640が表示条件変更手段、体調・状態判定部13が判定手段、アクチュエーション部17が実行手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な態様にて実施可能である。
例えば、上記実施形態では、脈波センサ7bとして、ドライバーの手首に取り付ける携帯式(腕時計タイプ)の脈波センサを用いたが、例えば、図21に示すように、ステアリングSにおいて、掌が接触する部位に内蔵した固定式の脈波センサ7cを用いてもよい。
また、上記実施形態では、本発明を車両に搭載する体調モニタシステムに適用したが、医療現場で用いる医療用測定装置に適用してもよく、この場合、信号計測部7は、例えば、動脈留置カテーテルや、SPO2(血中酸素濃度)計,心電図,間欠式血圧計(コロトコフ、オシロメトリック法)等を用いることができる。
上記実施形態では、二次元座標上にプロットする履歴データの色(階調)を段階的に変化させることにより、時系列的な変化を一目で把握できるようにされているが、プロットの色の代わりに、形や大きさを変化させるようにしてもよい。
上記実施形態では、検出データや履歴データ以外に、血圧の最高点,最低点を表示するようにされているが、例えば、予め設定された時間間隔内での平均値等を表示してもよい。
上記実施形態において、体調・状態判定部13では、各種判定しきい値と比較することで体調や状態を判定するようにされているが、血圧,心拍数の低下領域と、通常領域との間を一定時間内に行ったり来たりする様子から運転中の眠気との葛藤状態を検出するなど、時間的要素を考慮した判定を行うように構成してもよい。
上記実施形態では、生体情報として、血圧、心拍数、自律神経活動を求めているが、更に、心電信号等に基づいて不整脈を検出し、他の生体情報と併用して、身体異常をより詳細に判定するように構成してもよい。
上記実施形態では、マトリックス表示処理で用いる表示条件や、血圧異常判定処理や眠気・いらいら判定処理で用いる判定条件の初期データとして、予め設定された初期値又は前回使用値を用いているが、運転開始または停車中から一定時間内に得られるデータや、通常の運転開始時に得られるデータを蓄積しておき、その蓄積したデータの平均値に基づいて設定するように構成してもよい。
体調モニタシステムの構成を示すブロック図である。 車両内における体調モニタシステム各部の配置を示す説明図である。 心電センサ及び脈波センサの外観を示す説明図である。 心電信号解析処理の内容を示すフローチャートである。 脈波信号解析処理の内容を示すフローチャートである。 心拍数解析処理の内容を示すフローチャートである。 血圧解析処理の内容を示すフローチャートである。 表示条件設定処理の内容を示すフローチャートである。 マトリックス表示処理の内容を示すフローチャートである。 血圧異常判定処理の内容を示すフローチャートである。 眠気・いらいら判定処理の内容を示すフローチャートである。 心電信号,心電差分信号を示すと共に、心電信号解析処理の内容を例示する説明図である。 血圧解析処理で得られる脈波伝達時間PTTの算出方法を示す説明図である。 血圧−心拍数のマトリックス表示にて用いられる領域表示を示した説明図である。 図14に示す領域表示を用いた判定例を示す説明図である。 検出データ及び履歴データのマトリックス表示を絶対表示で行った例を示すグラフである。 検出データ及び履歴データのマトリックス表示を相対表示で行った例を示すグラフである。 検出データ及び履歴データのマトリックス表示に、血圧最高点及び血圧最低点の表示を加えた例を示すグラフである。 自律神経活動量のマトリックス表示にて用いられる領域表示を示した説明図である。 血圧−心拍数のマトリックス表示と、自律神経活動量のマトリックス表示とで、領域の対応関係を示す説明図である。 脈波センサの他の設置例を示す説明図である。
符号の説明
1…体調モニタシステム、3…操作入力部、5…表示部、7…信号計測部、7a…心電センサ、7b,7c…脈波センサ、11…信号解析部、13…体調・状態判定部、15…データ蓄積部、17…アクチュエーション部、19…表示制御部、DR1,DR2,DL1,DL2…電極、DSP…ディスプレイ、PNL…入力パネル、S…ステアリング。

Claims (7)

  1. 被検者の脈波信号及び心電信号に基づいて少なくとも2種類の生体情報を検出する生体情報検出手段と、
    該生体情報検出手段にて検出された2種類の生体情報を、表示画面上に設定された二次元座標上の点に対応させて、過去の検出結果と共に表示する検出結果表示手段と、
    該検出結果表示手段による検出結果の表示に重ね合わせて、前記二次元座標上の点と被検者の状態との対応関係を示す複数の領域を前記表示画面上に表示する領域表示手段と、
    前記検出結果表示手段に表示させる生体情報を選択する情報選択手段と、
    を備え、前記領域表示手段は、前記表示情報選択手段での選択結果に応じた領域表示を行うことを特徴とする生体情報表示装置。
  2. 被検者の脈波信号及び心電信号に基づいて少なくとも2種類の生体情報を検出する生体情報検出手段と、
    該生体情報検出手段にて検出された2種類の生体情報を、表示画面上に設定された二次元座標上の点に対応させて、過去の検出結果と共に表示する検出結果表示手段と、
    該検出結果表示手段による検出結果の表示に重ね合わせて、前記二次元座標上の点と被検者の状態との対応関係を示す複数の領域を前記表示画面上に表示する領域表示手段と、
    を備え、前記生体情報検出手段は、前記生体情報として少なくとも心拍数及び血圧を検出することを特徴とする生体情報表示装置。
  3. 被検者の脈波信号及び心電信号に基づいて少なくとも2種類の生体情報を検出する生体情報検出手段と、
    該生体情報検出手段にて検出された2種類の生体情報を、表示画面上に設定された二次元座標上の点に対応させて、過去の検出結果と共に表示する検出結果表示手段と、
    該検出結果表示手段による検出結果の表示に重ね合わせて、前記二次元座標上の点と被検者の状態との対応関係を示す複数の領域を前記表示画面上に表示する領域表示手段と、
    を備え、前記生体情報検出手段は、前記生体情報として少なくとも交感神経活動量及び副交感神経活動量を検出することを特徴とする生体情報表示装置。
  4. 前記検出結果表示手段は、過去の検出結果を、該検出結果の時系列を認識可能な形態にて表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の生体情報表示装置。
  5. 前記生体情報検出手段での検出結果に基づいて、設定された時間間隔内での前記生体情報の特徴を表す特徴値を算出する特徴値算出手段を備え、
    前記検出結果表示手段は、前記特徴算出手段にて算出された特徴値を、前記表示画面上に設定された二次元座標上の点に対応させ、且つ前記検出結果と識別可能な形態にて表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の生体情報表示装置。
  6. 外部からの指示入力に従って、前記表示画面上に設定される二次元座標の座標軸のスケール、及び前記表示画面の中心に位置する座標を変更する表示条件変更手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の生体情報表示装置。
  7. 前記生体情報検出手段での検出結果に従って、被検者の状態を判定する判定手段と、
    該判定手段での判定結果に基づいて、被検者の行動を支援したり、被検者の状態を改善するための制御を実行する実行手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の生体情報表示装置。
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