JP3931769B2 - 地中連続溝の掘削方法および地中連続溝掘削機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、軟弱地盤内の支持層上に連続壁を形成するための地中連続溝の掘削方法および地中連続溝掘削機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地中連続壁を造成する工法の一つとしてTRD(Trench-cutting Re-mixing Deep Wall Method)工法が知られている。
【0003】
このTRD工法は、カッターチェーンを周回可能に装着したカッターポストを地盤に建て込み、駆動するカッターを地盤に押し付けながら横方向に移動するとともに、カッターポストに内蔵されたノズルから固化液を掘削溝内に吐出することによって掘削土と固化液を混合、撹拌させ、連続するソイルセメント壁を地中に造成するものである。
【0004】
この地中連続壁工法において地中深くに止水壁または山留壁を造成する場合、不透水層または支持地盤への着底管理が極めて重要になってくる。
【0005】
ところが、ボーリングデータは一般に施工現場の特定の場所でしか得られないため、深度方向の地層変化が大きいような場合、不透水層または支持地盤へ着底した状態で溝掘削が行われているかどうかは推測に頼らざるを得ない。したがって、現状では不透水層または支持地盤のレベルが変化しても確実に着床状態が得られるように掘削深さをより深くして溝掘削を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように常に余分な深さまで溝掘削を行うと、施工コストが高くなるだけでなく工期が長くなり、指定された納期に間に合わなくなる虞れがある。
【0007】
なお、支持地盤を検出する方法として、例えば特開平11−280055号公報が知られている。この地盤改良方法は、先端に撹拌翼を取り付けた撹拌軸をリーダに沿わせて鉛直にするとともに、地中の所定深度まで撹拌貫入した後に、撹拌翼による撹拌と撹拌軸の先端から改良材を吐出しながら撹拌軸を引き上げ、地盤中に改良柱体を形成するいわゆる深層混合処理工法であるが、この工法においても予めボーリング調査して得られた支持地盤の掘削基準エネルギーと支持地盤近傍で求めた掘削エネルギーとを比較し、一致したときに支持地盤に到達したと判断するため、地層の変化が著しい場合には、推定結果が掘削地盤を代表しない場合がある。
【0008】
本発明は以上のような従来の地中連続溝掘削における課題を考慮してなされたものであり、地盤の変化をより正確に推定しながら効率良く掘削を行うことができる地中連続溝の掘削方法および地中連続溝掘削機を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の地中連続溝の掘削方法は、掘削具を備えたカッターポストを地中に挿入する鉛直方向の掘削と、この鉛直方向の掘削の後、カッターポストを支持するベースマシンを水平方向に移動させて行う水平方向の掘削とによって掘削溝を連続して形成する地中連続溝掘削方法において、上記鉛直方向の掘削では、カッターポストを所定の深度まで貫入しながら貫入抵抗を求め、その貫入抵抗に基づいて深度方向の地盤強度を推定し、この推定された地盤強度に釣り合う推力で掘削を行うことを要旨とする。
【0010】
上記掘削方法に従えば、カッターポストを貫入する際に貫入抵抗を求め、深度方向の地盤強度を推定し、その推定値を参照しながら掘削を行うため、地盤の性状を把握した適性な掘削が行えるようになる。
【0011】
上記掘削方法において、貫入抵抗に基づいて単位深度当たりに要する掘削エネルギーを求めれば、連続溝掘削機の能力に見合った掘削を行うことができる。
【0012】
また、掘削エネルギーから地盤の強度を表すN値を推定すれば、掘削断面のすべてにおいてN値を得ることができるため、ボーリング調査によって得られた一部のN値に従って掘削を行う従来工法に比べ、地盤をより正確に評価することができる。
【0013】
なお、N値とは標準貫入試験によって得られた値であり、このN値の深度方向の分布を見れば、掘削深度の範囲で地盤強度の高い箇所、低い箇所を把握することができる。
【0014】
また、換算N値に基づいて水平方向の地盤反力における平均の深度を算出し、この平均深度から水平方向の平均地盤反力を算出し、鉛直下方向の掘削投影面積と水平方向掘削時の掘削投影面積を算出し、上記掘削投影面積に作用する面圧と掘削速度との関係式から水平方向掘削時の掘削速度を算出すれば、鉛直方向の掘削速度の結果から水平方向の掘削速度を推定することができるため、施工計画の策定が容易に行えるようになる。
【0015】
また、上記水平方向の掘削については、カッターポストによる水平方向掘削時の地盤反力を算出し、この地盤反力から単位水平距離における掘削エネルギーを算出することにより掘削負荷を計測しつつ掘削を行えば、水平方向の掘削を行いながらその掘削に費やされるエネルギー量が求められるため、その掘削エネルギーの変化に基づいて水平方向の掘削状態を容易に把握することができるようになる。
【0016】
また、水平方向の掘削によって経時的に算出される単位水平距離における掘削エネルギーの時間に対する変化量が所定範囲内に収まるように掘削を制御すれば、地盤の状況が変化しても、一定の品質の連続溝を掘削することが可能になる。
【0017】
また、カッターポストを支持層に挿入した状態で水平方向に移動させて溝掘削を行い、単位水平距離における掘削エネルギーの時間に対する変化量が所定範囲内に収まるようにカッターポストを深度方向に制御すれば、透水層や地盤などの支持層のレベルが上下に変化していてもその支持層に追従して一定の深さの連続溝を掘削することができるようになる。
【0018】
また、単位水平距離における掘削エネルギーの変化量が所定範囲を逸脱したときに上記カッターポストの傾斜角度の変更または前記カッタチェーンの走行方向の変更のための調整掘削を行えば、過負荷を招くことなく掘削を行うことができるようになる。
【0019】
また、本発明の地中連続溝掘削機は、掘削具を備えたカッターポストを地中に挿入する鉛直方向の掘削と、カッターポストを支持するベースマシンを水平方向に移動させて行う水平方向の掘削とによって掘削溝を連続して形成する地中連続溝掘削機において、上記鉛直方向の掘削についてカッターポストを所定の深度まで貫入しながら貫入抵抗を求める貫入抵抗算出手段と、その貫入抵抗に基づいて単位深度当たりの掘削エネルギーを算出する掘削エネルギー算出手段と、この掘削エネルギーから深度方向の地盤強度を推定する地盤強度推定手段と、この推定された地盤強度に釣り合う推力で掘削を行う掘削制御手段とを備えたことを要旨とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の地中連続溝の掘削方法に使用される連続溝掘削機の構成を示したものである。
【0022】
両図において、連続溝掘削機1は、ベースマシンとして、地上を走行するためのクローラ2aを装着した下部走行体2上に上部旋回体3を搭載しており、その下部走行体2に門型フレーム4が取り付けられている。
【0023】
この門型フレーム4には、図示しない一対の横行上シリンダおよび横行下シリンダが上下に平行して配置されており、リーダ5に垂下されたカッターポスト6に対して横行掘削推力を与えるようになっている。このカッターポスト6をガイドとしてカッターチェーン(掘削具)7が回転するようになっている。
【0024】
上記カッターポスト6は、連結された長尺の箱形フレームで構成されており、その上端部に設けられた回転駆動装置8によって駆動輪9が回転する。この駆動輪9とカッターポスト6の下端部に設けられた遊動輪10との間に上記カッターチェーン7のエンドレスチェーン11が掛け渡されており、このチェーン11の外周側にビットプレートを介して多数の掘削ビット12が配列されている。なお、回転駆動装置8はリーダ5に配置された昇降シリンダによって昇降させることができるようになっている。
【0025】
上記カッターチェーン7を駆動させつつ地中でカッターポスト6を横方向(X方向)に移動させることにより、その進行方向に溝Tを掘削する。
【0026】
その際、カッターポスト6の下端に設けられた吐出口より掘削液を吐出して溝Tの掘削を補助し、或いは、吐出口より地盤固化液を吐出して掘削土等と混合撹拌し、ソイルセメント壁を形成する。
【0027】
溝掘削とソイルセメント壁を形成するにあたっては、両者を併せて連続的に行ういわゆる1パス施工、溝Tの掘削が完了した後に溝Tに沿ってソイルセメント壁を形成する2パス施工、或いは溝Tの掘削完了後にカッターポスト6を掘削開始位置まで再移動させ、形成された溝Tに沿ってソイルセメント壁を形成する3パス施工等があり、施工状況に応じていずれかの施工方法が適宜選択される。
【0028】
図2は、溝掘削の制御を行う構成図を示したものである。
【0029】
同図において、カッターポスト6の上部には横行上シリンダ13と横行下シリンダ14が平行に配置されており、横行下シリンダ14の推力によってカッターポスト6を地盤に押し付けることができるようになっている。ただし、横行上シリンダ13は横行下シリンダ14の押圧力と逆向きのシリンダ保持力を発生する。
【0030】
また、横行上シリンダ13には作動圧を検知するための圧力センサ13aと、シリンダストロークを検知するためのストロークセンサ13bがそれぞれ備えられている。横行下シリンダ14も同様に圧力センサ14aとストロークセンサ14bが備えられている。
【0031】
カッターポスト6を昇降させる昇降シリンダ15,16の一方のシリンダ16にも、圧力センサ16aとストロークセンサ16bが備えられ、このストロークセンサ16bは深度計として機能する。
【0032】
上記各センサによって検知された圧力信号、ストローク信号はインターフェイス17を介して制御装置18に与えられる。
【0033】
なお、位置測定装置19は、例えばGPS(Global Positioning System)や自動追尾測距儀などから構成され、掘削位置を測定して制御装置18に与える。
【0034】
上記各センサ以外に制御装置18の入力側にはキーボード等から構成される入力装置20が接続され、各種指令や掘削条件等を入力することができるようになっている。
【0035】
制御装置18の出力側には例えば液晶表示装置等から構成されるモニタ21が接続され、掘削条件の設定や掘削内容を画面上に表示してガイダンス表示するとともに、横行掘削時には掘削状態をグラフィック表示するようになっている。
【0036】
また、制御装置18は掘削制御装置22に対して掘削指令を出力し、掘削制御装置22は例えば地盤強度に釣り合う推力を発生させるべく横行シリンダ13,14を制御したり、掘削深度を調整すべく昇降シリンダ15,16を制御する。この制御装置18は、貫入抵抗算出手段、掘削エネルギー算出手段、地盤強度推定手段、掘削制御手段として機能し、以下に説明する各手順を実行する。
【0037】
次に、上記連続溝掘削機1の動作および制御装置18の制御について説明する。
【0038】
制御装置18による制御は、A N値を得る処理と、B 水平方向掘削時の推定横行速度を導出する処理と、C 水平方向掘削時の負荷変化を計測する処理をこの順に行うものである。
A 鉛直下方向の掘削を行うことにより実掘削対象地盤のN値を推定する。
手順1.貫入抵抗Fzの算出
自力貫入作業を実施した際に、制御装置18は、昇降シリンダ16に取り付けられている圧力センサ16aからその昇降シリンダ16に作用している荷重Fudを得る。
【0039】
一方、作業者は泥水をサンプリングすることによりカッターポスト周りの液比重ρを計測し、計測結果を入力装置20から入力する。
【0040】
制御装置18は、地中部のカッターポスト体積Vを計算する。cを単位深度ポスト体積、Hを掘削深度とするとき、カッターポスト体積V=cHの関係式によって求められる。
【0041】
昇降シリンダ16に取り付けられている回転駆動装置8、カッターポスト6などの全質量Wを計算する。
【0042】
貫入抵抗Fzを次式、Fz[kN]=W−Fud−ρV−Ffzから算出する。
【0043】
Fudは昇降シリンダ荷重であり持ち上げ側を正、貫入側を負とする。また、Ffzは鉛直下方向の摩擦抵抗であり、着底していない宙に浮いた状態で昇降シリンダ15,16を作動させることによって求められる。この着底していない状態での昇降シリンダ荷重をFudoとすると、上記摩擦抵抗FfzはFfz=W−Fudo−ρVによって求められる。
【0044】
なお、貫入抵抗Fz(>0)は一定サンプリング毎にFzi[kN](>0)として計算する。
手順2.単位深度当たりに要する掘削エネルギーを算出する。
【0045】
サンプリングタイム毎に求められた貫入抵抗Fziについて、サンプリングタイムが1/n[min]の場合、Fziをnで割り、n回累積する。その結果を1分間の平均値Fzj[kN/min]とする。
【0046】
その平均値Fzjを、単位深度L[m]掘削するのに必要な時間T=L/v[min]分、累積演算し、FzL[kNm]を得る。
【0047】
L[m]が1[m]の場合に求められるFzlを単位深度当たりに要する掘削エネルギーとする。
手順3.推定換算N値の算出
推定換算N値と単位深度当たりの掘削エネルギーFzlとの関係式からN値を換算する。
【0048】
換算N値=aFz1 ただし、aは比例定数であり実現場での実績とボーリングデータにより決定する。
【0049】
なお、以降の説明において使用する記号を下記のように定義する。
【0050】
Ez:縦方向を掘削するのに必要とする掘削エネルギー
Ex:横方向を掘削するのに必要とする掘削エネルギー
なお、掘削する体積が互いに同じであれば基本的にEz=Exと仮定する。
【0051】
Fz:縦方向の平均荷重(実績値)
Sz:縦方向の断面積(計算値)
Rx:横方向の平均荷重(掘削深度から計算)
Sx:横方向の断面積(計算値)
B 鉛直下方向の掘削により水平方向掘削時の推定横行速度を導出する。
手順4.鉛直下方向の掘削時に得られる各値
掘削エネルギーFz1を0mから掘削深度まですべて累積し、総掘削エネルギーFzHとする。
【0052】
すべての深度を掘削するのに要した時間Tと掘削深度Hから平均鉛直下方向掘削速度Vzav[m/min]を求める。
【0053】
Vzav=H/T
同様に、鉛直下方向の平均貫入抵抗Fzav=[kN]も求める。
【0054】
Fzav=FzH/H
手順5.水平方向の地盤反力における平均深度の導出
上記手順3で得られた各深度における推定換算N値から下記モーメントを計算し、地盤反力平均深度を求める。
【0055】
Hav=Σ(N[i]・h[i])/ΣN[i]
ただし、Hav:地盤反力平均深度(横行時)
N[i]:各深度でのN値
h[i]:各深度(0〜H[m])
下記条件ではHavは4.211[m]となる。
手順6.水平方向の平均地盤反力Fxavを求める。
【0056】
水平方向の横行シリンダ最大推力をFpLmaxとする(機械仕様で決定される)
水平方向の横行上シリンダ13と横行下シリンダ14の取り付け間隔をLA(機械仕様で決定される)とする(図2参照)。横行シリンダの地上高をLB(機械仕様で決定される)とする。
【0057】
下記のモーメント計算により水平方向の平均地盤反力Fxavを求める。
【0058】
FpLmax×LA=Fxav×(Hav+LB)
Fxav[kN]=FpLmax・LA/(Hav+LB)
手順7.鉛直下方向の掘削投影面積と水平方向掘削時の掘削投影面積を算出する。
【0059】
鉛直下方向の掘削投影面積Szは、
Sz=Bcp(カッターポスト幅)×B(掘削幅)
水平方向の掘削投影面積Sxは、
Sx=H(掘削深度)×B(掘削幅)
によってそれぞれ求められる。
手順8.水平方向掘削時の推定速度を求める。
【0060】
面圧が掘削速度に比例すると考えると、上記手順5、6、7より下記関係式が成立する。
【0061】
Vxav:Vzav=Fxav/Sx:Fzav/Sz=Fxav×Bcp:Fzav×H
上記式より
Vxav=Vzav×Fxav×Bcp/(Fzav×H)
C.水平方向掘削時の負荷変化を計算する。
手順9.水平方向掘削時の地盤反力の求め方
水平方向掘削時の横行下シリンダ推力FpL(絶対値)を圧力センサ14aで計測する。
【0062】
水平方向掘削時の横行上シリンダ推力FpU(絶対値)を圧力センサ13aで計測する。
【0063】
下記の式により地盤反力Rxを求める。
【0064】
Rx=FpL−FpU
手順10.単位水平距離掘削エネルギーを求める。
【0065】
サンプリングタイム毎に水平地盤反力Rxi値を導出する。
【0066】
サンプリングタイムが1/n[min]の場合、Rxiをnで割り、n回累積する→Rxj[kN/min]を1分間の平均値とする。
【0067】
Rxjを単位水平距離L[m]掘削するのに必要な時間分T=L/V[min]累積演算し、Rxl[kNm]を得る。
【0068】
L[m]が1[m]の場合Rxlを単位水平距離当たりの掘削エネルギーとする。
手順11.負荷変化に応じて掘削を制御する。
【0069】
手順10の単位水平距離当たりの掘削エネルギーRxlを例えば0.1[m]単位に移動平均しながら更新し、Rxlの値を表示することで負荷変化をオペレータに認識させる。
【0070】
Rx1を計算することから地盤反力における平均深度Havも下記式により計算できる。
【0071】
Hav=FpL×LA/Rxl−LB
Rxlの値やHavの値を地盤変化の評価指数と捉える。
【0072】
Rxlの値が常にほぼ一定値になるように掘削制御装置22は自動的に深度を調節する。
【0073】
また、カッターポスト6の下端を不透水層や支持地盤などの支持層に挿入して水平方向の掘削を行う場合において、Rxlの値が所定の範囲に収まるようにカッターポスト6を深度方向に制御すれば、支持層のレベルが上下に変化しているような場合であっても、支持層に挿入するカッターポスト6の深さを支持層のレベルに追従してほぼ一定に保つことができるようになり、着床管理を行うことができる。
【0074】
また、掘削エネルギーRx1の値が所定の範囲を逸脱したときは、掘削制御装置22はカッターポスト6の傾斜を変更したり、カッターチェーンの走行方向を変えるなどの調整掘削を行う。
【0075】
図3はモニタ21の画面上に表示される施工モード画面を示したものである。
【0076】
モニタ21の表示画面30の左側には面内モニタ部30a、中央には面外モニタ部30bが配置されている。
【0077】
面内モニタ部30aは、その左端に傾斜計設置深度、下端部に現在の深度を表示している。
【0078】
また、ベースマシン本体傾斜計と駆動部傾斜計によって測定された角度をそれぞれ表示し、その右側に変位を表示する。
【0079】
地山掘削線L1は、各傾斜計の位置を〇印とし、それらを結ぶ直線で表示される。
【0080】
上記〇印は、カッターポスト6が横方向に変位したときに横方向に移動し、それに応じて地山掘削線L1も移動するようになっている。
【0081】
面内モニタ部30aにおいて、右方向に掘削が行われる場合、地山掘削線L1を基準としてその右側は地山を表す例えば茶色で塗りつぶされ、溝掘削済みの左側は例えばベージュ色で塗りつぶされる。もちろん、カッターポスト6の下端から下方についても茶色で塗りつぶされる。
【0082】
このようにして掘削済み領域と未掘削領域の境界面が可視化表示される。また、掘削ビットが新規に掘削しているポイントは位置測定装置19によって割り出されるようになっており、その掘削ポイントにおける掘削エネルギーと掘削体積が計算される。掘削エネルギーは、横行シリンダ13,14、昇降シリンダ15,16、回転駆動装置8の油圧モータの出力から求められる。一方、掘削体積は、掘り始めの境界面形状と掘り終わりの境界面形状の差から求められる。
【0083】
さらに、掘削体積と掘削時間およびビットロードを用いて微小切込理論から地盤の強度を精度良く求めることができる。また、ビットロードの精度を高める手段として歪計のデータを利用することができる。
【0084】
一方、面外モニタ部30bは、直線L2の左側が溝掘削機の本体側を示し、右側が外側を示している。
【0085】
ベースマシン本体傾斜計と駆動部傾斜計によって測定された角度は左側に表示され、変位は右側に表示される。
【0086】
また、画面左下の範囲30cには単位平均地盤反力Rx[kN]と平均地盤反力深度Hav[m]がそれぞれ数値で表示される。
【0087】
この単位平均地盤反力Rxと平均地盤反力深度Havが上述した地盤変化の評価指数となる。
【0088】
図4は自力貫入画面を示したものである。
【0089】
モニタ画面40左側の面内モニタ部40aにカッターポスト6の地中貫入状態が示され、貫入深度が表示される。
【0090】
画面左端には貫入時の各値が表示される。具体的には、d3には駆動部・カッターポスト自重W、d4には比重ρ、d5にはカッターポストの地中部体積Vc、d6にはそのカッターポストに働く浮力、d7には貫入抵抗、d8には単位深度貫入抵抗時間積分値、d9には換算N値、d10には総貫入抵抗積分値、d11には推定横行(水平)速度がそれぞれ表示される。
【0091】
駆動部・カッターポスト自重Wは上述したように貫入抵抗の計算に必要であり、比重ρはカッターポスト6の浮力を計算するのに必要であり、地中部体積Vcは浮力計算においてカッターポストの地中部分の特定に必要である。
【0092】
これらの値によって浮力が求められ、貫入抵抗Fzが求められ、総貫入抵抗積分値FzHが求められ、最終的に水平方向の掘削において指標となる推定横行速度Vxavが求められる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、請求項1の本発明によれば、カッターポストを所定の深度まで貫入しながら貫入抵抗を求め、その貫入抵抗に基づいて深度方向の地盤強度を推定し、この推定された地盤強度に釣り合う推力で掘削を行うため、地盤の性状を把握した適性な掘削が行えるようになる。
【0094】
請求項2の本発明によれば、貫入抵抗に基づいて単位深度当たりに要する掘削エネルギーを求めることにより、連続溝掘削機の能力に見合った掘削を行うことができる。
【0095】
請求項3の本発明によれば、掘削断面のすべてにおいてN値を推定することができるため、ボーリング調査によって得られた一部のN値に従って掘削を行う場合に比べ、地盤をより正確に評価することができる。
【0096】
請求項4の本発明によれば、鉛直方向の掘削速度の結果から水平方向の掘削速度を推定することができるため、施工計画の策定が容易に行えるようになる。
【0097】
請求項5の本発明によれば、水平方向の掘削を行いながらその掘削に費やされるエネルギー量が求められるため、その掘削エネルギーの変化に基づいて水平方向の掘削状態を容易に把握することができるようになる。
【0098】
請求項6の本発明によれば、水平方向の掘削によって経時的に算出される単位水平距離における掘削エネルギーの変化量が所定範囲内に収まるように掘削を制御するため、地盤の状況が変化しても、一定の品質の連続溝を掘削することが可能になる。
【0099】
請求項7の本発明によれば、透水層や地盤などの支持層のレベルが上下に変化していてもその支持層に追従して一定の深さの連続溝を掘削することができるようになる。
【0100】
請求項8の本発明によれば、単位水平距離における掘削エネルギーの変化量が所定範囲を逸脱したときに調整掘削を行うため、過負荷を招くことなく掘削を行うことができるようになる。
【0101】
請求項9の本発明によれば、連続溝掘削機の制御装置に貫入抵抗算出手段、掘削エネルギー算出手段、地盤強度粋推定手段、掘削制御手段を備えることにより、地盤の性状を把握した適性な掘削が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地中連続溝掘削機による溝掘削を説明した正面図である。
【図2】本発明の地中連続溝掘削機による掘削制御の構成を示すブロック図である。
【図3】図2のモニタに表示される施工モード画面である。
【図4】図2のモニタに表示される自力貫入画面である。
【符号の説明】
1 連続溝掘削機
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 門型フレーム
5 リーダ
6 カッターポスト
7 カッターチェーン
8 回転駆動装置
9 駆動輪
10 遊動輪
11 チェーン
12 掘削ビット
13 横行上シリンダ
14 横行下シリンダ
15,16 昇降シリンダ
18 制御装置
19 位置測定装置
20 入力装置
21 モニタ
22 掘削制御装置
Claims (9)
- 掘削具を備えたカッターポストを地中に挿入する鉛直方向の掘削と、この鉛直方向の掘削の後、カッターポストを支持するベースマシンを水平方向に移動させて行う水平方向の掘削とによって掘削溝を連続して形成する地中連続溝掘削方法において、
上記鉛直方向の掘削では、上記カッターポストを所定の深度まで貫入しながら貫入抵抗を求め、その貫入抵抗に基づいて深度方向の地盤強度を推定し、この推定された地盤強度に釣り合う推力で掘削を行うことを特徴とする地中連続溝の掘削方法。 - 上記鉛直方向の掘削では、上記貫入抵抗に基づいて単位深度当たりに要する掘削エネルギーを求めることを特徴とする請求項1記載の地中連続溝の掘削方法。
- 上記鉛直方向の掘削では、上記掘削エネルギーから地盤の強度を表すN値を推定することを特徴とする請求項2記載の地中連続溝の掘削方法。
- 上記換算N値に基づいて水平方向の地盤反力における平均の深度を算出し、この平均深度から水平方向の平均地盤反力を算出し、鉛直下方向の掘削投影面積と水平方向掘削時の掘削投影面積を算出し、上記掘削投影面積に作用する面圧と掘削速度との関係式から水平方向掘削時の掘削速度を推定することを特徴とする請求項3記載の地中連続溝の掘削方法。
- 上記水平方向の掘削では、上記カッターポストによる水平方向掘削時の地盤反力を算出し、この地盤反力から単位水平距離における掘削エネルギーを算出することにより掘削負荷を計測しつつ掘削を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の地中連続溝の掘削方法。
- 水平方向の掘削によって経時的に算出される上記単位水平距離における掘削エネルギーの時間に対する変化量が所定範囲内に収まるように掘削を制御することを特徴とする請求項5記載の地中連続溝の掘削方法。
- 上記カッターポストを支持層に挿入した状態で水平方向に移動させて溝掘削を行い、上記単位水平距離における掘削エネルギーの時間に対する変化量が所定範囲内に収まるように上記カッターポストを深度方向に制御することを特徴とする請求項6記載の地中連続溝の掘削方法。
- 上記単位水平距離における掘削エネルギーの時間に対する変化量が所定範囲を逸脱したときに上記カッターポストの傾斜角度の変更または前記カッタチェーンの走行方向の変更のための調整掘削を行うことを特徴とする請求項6記載の地中連続溝の掘削方法。
- 掘削具を備えたカッターポストを地中に挿入する鉛直方向の掘削と、カッターポストを支持するベースマシンを水平方向に移動させて行う水平方向の掘削とによって掘削溝を連続して形成する地中連続溝掘削機において、
上記鉛直方向の掘削について上記カッターポストを所定の深度まで貫入しながら貫入抵抗を求める貫入抵抗算出手段と、その貫入抵抗に基づいて単位深度当たりの掘削エネルギーを算出する掘削エネルギー算出手段と、この掘削エネルギーから深度方向の地盤強度を推定する地盤強度推定手段と、この推定された地盤強度に釣り合う推力で上記鉛直方向の掘削を行う掘削制御手段とを備えたことを特徴とする地中連続溝掘削機。
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