JP6447603B2 - 掘削装置、掘削刃プレートおよび掘削方法 - Google Patents

掘削装置、掘削刃プレートおよび掘削方法 Download PDF

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Description

本発明は、地中に止水、基礎用ソイルセメント壁等の連続壁を形成するためなどに用いられる掘削装置、掘削刃プレートおよび掘削方法に関するものである。
従来、地中を掘削し、連続溝を形成する掘削装置は、地上を走行するためのクローラを装着した下部走行体と、この下部走行体上に搭載される上部旋回体と、当該上部旋回体に備えられた門型フレームと、を備えている。この門型フレームは、上下に配置された一対の横行シリンダと、リーダーと、を備える。一対の横行シリンダは、リーダーを地面と平行な横方向にスライドさせる。更に、掘削装置は、カッターポストと、チェーン式カッターと、を備える。
カッターポストはリーダーから垂下されており、このカッターポストをガイドとしてチェーン式カッターが上下方向に沿って周回回転する。チェーン式カッターは、回転駆動されるエンドレスチェーンと、エンドレスチェーンの外周側に周回方向に沿って間隔をおいて配置された複数のビットプレートと、を備える。各ビットプレートには、複数の掘削ビットが配列されている。チェーン式カッターが周回回転されながら、地中でカッターポストが横方向に移動されることにより、その進行方向に溝が掘削される。
特許文献1には、ビットプレート(掘削撹拌翼)に装着される、偏平状のTスロット形状を有するプレートホルダと、エンドレスチェーンに装着されるベースプレートと、を備えた掘削装置が開示されている。当該掘削装置では、プレートホルダとベースプレートとがTスロット嵌合された上で、ビットプレートおよびエンドレスチェーンがボルトおよびナットで互いに固定される。
特開2007−56664号公報
特許文献1に記載された技術では、各ビットプレートとエンドレスチェーンとの結合部分に、プレートホルダおよびベースプレートが介在するため、チェーン式カッターの重量が増大する。このため、回転時にチェーンにかかる負荷が大きくなり、チェーンの損傷が発生しやすいという問題があった。また、プレートホルダおよびベースプレートの形状公差のバラつきや、プレートホルダおよびベースプレートを挟むように配置されるボルトの締結具合によって、複数の掘削ビットの相対位置が変動しやすく、掘削面が安定しないという問題があった。更に、ボルトとナットとの間にプレートホルダおよびベースプレートが介在しているため、掘削時にビットプレートにかかる反力によってボルトに強いせん断力がかかり、ボルトの緩みや外れが発生するという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、掘削刃プレートとチェーンとを固定する締結部材にかかるせん断力を小さくすることが可能な、掘削装置、掘削刃プレートおよび掘削方法を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る掘削装置は、地中に連続溝を形成する掘削装置であって、地上に配置される装置本体と、前記装置本体から垂下され、地中に配置される支持体と、前記支持体の外周上を所定の周回面に沿って所定の周回方向に移動可能なように、前記支持体に支持される無端状のチェーンと、前記チェーンの周回方向に沿って間隔をおいて前記チェーンの外周面に固定された複数の掘削刃プレートであって、前記チェーンの周回面および前記チェーンの周回方向とそれぞれ直交する前記チェーンの幅方向に沿って前記チェーンよりも長く延び、表面と裏面とを含むプレート本体と、前記プレート本体の前記表面において少なくとも前記幅方向の両端部に配置され前記地中の地山に対向する複数の掘削刃と、を備え、前記チェーンと一体的に周回移動することで前記地山を掘削する、複数の掘削刃プレートと、前記チェーンの外周面と前記プレート本体の裏面とが互いに圧接するように、前記チェーンと前記掘削刃プレートとを前記周回面と平行かつ前記幅方向と直交する方向に沿って締結する複数の締結部材と、前記チェーンを前記周回方向に沿って周回移動させるチェーン駆動部と、前記支持体を所定の進行方向に沿って移動させる支持体駆動部と、を有し、前記チェーンは、前記外周面を含み前記幅方向に間隔をおいて配置される一対の無端状の帯体と、前記帯体同士の前記間隔を一定に保持するように前記一対の帯体を互いに連結する連結部材と、を備え、前記掘削刃プレートは、前記プレート本体の裏面から突出し前記一対の帯体の間の空間に挿入される突起部であって、前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる内側面にそれぞれ面接触する一対の外側面を含む内側突起部を備える。
本構成によれば、地山の掘削中に、掘削刃が地山から受ける反力によって、掘削刃プレートがプレート本体と平行な面内において回転するようなモーメントが発生する場合であっても、内側突起部の外側面と一対の帯体の内側面との接触によって、掘削刃プレートの回転が規制される。このため、掘削刃プレートを固定する締結部材にかかるせん断力を小さくすることが可能となる。この結果、締結部材の緩み、外れおよび破損などを抑止することができる。
上記の構成において、前記掘削刃プレートは、前記内側突起部との間で前記一対の帯体を前記幅方向において挟むように前記プレート本体の裏面から突出した一対の突起部であって、前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる外側面に面接触する内側面をそれぞれ含む一対の外側突起部を更に備えることが望ましい。
本構成によれば、地山の掘削中に、外側突起部の内側面と一対の帯体の外側面との接触によって、掘削刃プレートの回転が更に規制される。この結果、締結部材の緩み、外れおよび破損などを更に抑止することができる。
上記の構成において、前記幅方向における前記支持体の幅をd、前記掘削刃プレートの両端部に配置された前記掘削刃同士の間の前記幅方向における間隔をLとした場合、L≧d×2.5の関係が満たされているものでもよい。
本構成によれば、地中において広幅の領域を掘削する場合でも、チェーンの周回移動および支持体の進行を安定して実行しながら、締結部材にかかるせん断力を小さくすることが可能となる。
また、本発明の他の局面に係る掘削刃プレートは、所定の幅方向に間隔をおいて配置される一対の無端状の帯体と、前記帯体同士の前記間隔を一定に保持するように前記一対の帯体を互いに連結する連結部材と、を備え、所定の支持体の外周上を所定の周回面に沿って所定の周回方向に移動可能なように前記支持体に支持される無端状のチェーンの外周面に固定される掘削刃プレートであって、前記チェーンの周回面および前記チェーンの周回方向とそれぞれ直交する前記チェーンの幅方向に沿って前記チェーンよりも長く延び、表面と裏面とを含むプレート本体と、前記プレート本体の前記表面において少なくとも前記 幅方向の両端部に配置され地中の地山に対向する複数の掘削刃と、前記プレート本体の裏面から突出し前記一対の帯体の間の空間に挿入される突起部であって、前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる内側面にそれぞれ面接触する一対の外側面を含む内側突起部と、を備え、前記チェーンの外周面と前記プレート本体の裏面とが互いに圧接するように、複数の締結部材によって前記周回面と平行かつ前記幅方向と直交する方向に沿って前記チェーンに締結される。
本構成によれば、地山の掘削中に、掘削刃プレートを固定する締結部材にかかるせん断力を小さくすることが可能となる。この結果、締結部材の緩み、外れおよび破損などを抑止することができる。
上記の構成において、前記内側突起部との間で前記一対の帯体を前記幅方向において挟むように前記プレート本体の裏面から突出した一対の突起部であって、前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる外側面に面接触する内側面をそれぞれ含む一対の外側突起部を更に備えるものでもよい。
本構成によれば、地山の掘削中に、掘削刃プレートを固定する締結部材にかかるせん断力を更に小さくすることが可能となる。この結果、締結部材の緩み、外れおよび破損などを更に抑止することができる。
また、本発明の他の局面に係る掘削方法は、所定の幅方向に間隔をおいて配置される一対の無端状の帯体と、前記帯体同士の前記間隔を一定に保持するように前記一対の帯体を互いに連結する連結部材と、を備え、前記幅方向と直交する所定の周回面に沿って所定の周回方向に移動する無端状のチェーンと、表面と裏面とを含むプレート本体と、少なくとも前記プレート本体の前記表面の両端部に配置され地中の地山に対向する複数の掘削刃と、をそれぞれ備え、前記チェーンの外周面に前記チェーンの周回方向に沿って間隔をおいて固定された複数の掘削刃プレートと、を所定の支持体回りに一体的に周回移動させることで、地中に連続溝を形成する掘削方法であって、前記掘削刃プレートの前記プレート本体の裏面から突出する内側突起部が前記一対の帯体の間の空間に進入し、前記内側突起部の前記周回方向に沿って延びる一対の外側面が前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる内側面にそれぞれ面接触するように、前記掘削刃プレートを前記チェーンに嵌め込み、前記一対の帯体の外周面と前記プレート本体の裏面とが互いに圧接するように、前記チェーンと前記掘削刃プレートとを前記周回面と平行かつ前記幅方向と直交する方向に沿って複数の締結部材によって締結する準備工程と、前記チェーンを前記支持体回りに周回移動させるとともに、前記支持体を所定の進行方向に沿って移動させ、前記掘削刃が前記地山から受ける反力によって前記掘削刃プレートがプレート本体と平行な面内で回転することを、前記内側突起部の前記外側面と前記一対の帯体の前記内側面との接触によって規制しながら、前記掘削刃によって前記地山を掘削する掘削工程と、を備える。
本構成によれば、地山の掘削中に、掘削刃プレートを固定する締結部材にかかるせん断力を小さく維持しながら、掘削作業を行うことができる。
上記の構成において、前記内側突起部に対して前記幅方向の両側に間隔をおいて前記プレート本体の裏面から突出する一対の外側突起部が、前記内側突起部との間で前記一対の帯体を前記幅方向において挟み、かつ、前記一対の外側突起部の前記周回方向に沿って延びる内側面が前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる外側面にそれぞれ面接触するように、前記準備工程において前記掘削刃プレートを前記チェーンに嵌め込み、前記チェーンと前記掘削刃プレートとを前記複数の締結部材によって締結し、前記掘削工程において、前記掘削刃が前記地山から受ける反力によって前記掘削刃プレートがプレート本体と平行な面内で回転することを、前記外側突起部の前記一対の内側面と前記一対の帯体の前記外側面との接触によって更に規制しながら、前記掘削刃によって前記地山を掘削するものでもよい。
本構成によれば、地山の掘削中に、掘削刃プレートを固定する締結部材にかかるせん断力を更に小さく維持しながら、掘削作業を行うことができる。
上記の構成において、前記幅方向における前記支持体の幅をd、前記掘削刃プレートの両端部に配置された前記掘削刃同士の間の前記幅方向における間隔をLとした場合、L≧d×2.5の関係が満たされるように、前記支持体および前記プレートのそれぞれの幅と、前記掘削刃の配置とを設定するものでもよい。
本構成によれば、地中において広幅の領域を掘削する場合でも、締結部材にかかるせん断力を小さく維持しながら、掘削作業を行うことができる。
本発明によれば、掘削刃プレートとチェーンとを固定する締結部材にかかるせん断力を小さくすることが可能な、掘削装置、掘削刃プレートおよび掘削方法が提供される。
本発明の一実施形態に係る掘削装置の全体構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置の全体構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置の支持体およびチェーン式カッターの構造を示す模式的な側面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置のチェーン式カッターの一部を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置のチェーン式カッターの一部を示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置のチェーン式カッターの一部を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置のチェーン式カッターの一部を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置のチェーン式カッターの一部を示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置の支持体およびチェーンの断面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置のチェーンの一部を拡大した正面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置のチェーンの一部を拡大した側面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置のチェーンおよび掘削刃プレートの断面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置の支持体およびチェーン式カッターの断面図である。 本発明の変形実施形態に係る掘削装置のチェーンおよび掘削刃プレートの断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る溝掘削機1(掘削装置)の側面図であり、図2は、溝掘削機1の正面図である。なお、以後、各図には、「上」、「下」、「前」および「後」の方向が示されているが、当該方向は、本発明に係る溝掘削機1の構造および掘削方法を説明するために便宜上示すものであり、溝掘削機1の使用態様などを限定するものではない。
この溝掘削機1は、地上面を移動可能なクローラ2を装着した下部走行体3と、この下部走行体3上に搭載された上部旋回体4(装置本体)と、この上部旋回体4に昇降自在に設けられたリーダー5と、このリーダー5から垂下され、地中に配置されるカッターポスト6(支持体)と、回転駆動装置7(チェーン駆動部)と、移動機構13Sと、パワーユニット1Pと、を有している。図3は、本実施形態に係る溝掘削機1のカッターポスト6およびチェーン式カッター10の構造を示す模式的な側面図である。
カッターポスト6は、直方体形状からなる箱材であり、複数のカッターポスト6が上下に連結されている。回転駆動装置7は、油圧で駆動する駆動ローラー8と、アイドラローラー9(図3)と、を備えている。駆動ローラー8は、連結されたカッターポスト6の上端部に配置され、アイドラローラー9は、連結されたカッターポスト6の下端部に配置されている。駆動ローラー8とアイドラローラー9との間にチェーン式カッター10が周回移動可能なように掛け渡されている。回転駆動装置7は、チェーン11を周回方向DA(図3)に沿って周回移動させる。パワーユニット1Pは、回転駆動装置7に対して油圧源供給を行う。
図3に示すように、チェーン式カッター10は、エンドレス(無端状)のチェーン11と、そのチェーン11の外周側に配列された複数のカッタービットプレート50とを備えている。チェーン11は、カッターポスト6の外周上を所定の周回面に沿って所定の周回方向に移動可能なように、カッターポスト6に支持されている。なお、チェーン11の周回面とは、図3の紙面と平行な面であり、チェーン11の一方の側縁が周回時に描く軌跡を含む面である。また、周回移動するチェーン11の周回方向は、図3において矢印DA、DBで示されている。また、チェーン11の幅方向とは、チェーン11の周回面および周回方向とそれぞれ直交する方向であり、図3の紙面と直交する方向(図3の左右方向)に相当する。
カッタービットプレート50は、チェーン11の周回方向に沿って間隔をおいてチェーン11の外周面に固定された、複数の板状部材である。カッタービットプレート50は、複数の掘削ビット12(図2)(掘削刃)を備えている。掘削ビット12は、少なくともカッタービットプレート50の幅方向の両端部に配置され、地中の地山に対向する。掘削ビット12は、超硬チップからなる。カッタービットプレート50は、チェーン11と一体的に周回移動されることで地山を掘削する。
駆動ローラー8には、そのチェーン11のテンションを調整するためのテンション調整機構が備えられている。図3において、チェーン式カッター10は、駆動ローラー8の回転駆動力をうけて、カッターポスト6の前側部分では矢印DA方向(鉛直下方向)に移動し、カッターポスト6の後側部分では矢印DB方向(鉛直上方向)に移動するように、周回移動される。なお、アイドラローラー9はチェーン式カッター10のチェーン11に従動して回転する。また、図3に示すように、駆動ローラー8は駆動ローラー軸8Aを備え、アイドラローラー9はアイドラローラー軸9Aを備えている。
上部旋回体4には門型フレーム13(図2)が取り付けられており、この門型フレーム13に移動機構13S(支持体駆動部)が配置されている。移動機構13Sは、門型フレーム13の上部に配置された横行上シリンダ14と、門型フレーム13の下部に配置された横行下シリンダ15と、を備える。横行上シリンダ14と横行下シリンダ15とはそれぞれ平行に配置されている。
横行下シリンダ15の推力FPLによって、カッターポスト6を所定の進行方向(前方向)に沿って移動させ、地山に押し付けることができるようになっており、このとき横行上シリンダ14は、横行下シリンダ15の押圧方向と逆方向のシリンダ保持力を発生させるようになっている。
図1の16,17は、リーダー5を支持している一対のバックステイ(手前側のみ図示)である。なお、作業者が搭乗するキャビン18は上部旋回体4に搭載されている。
溝掘削機1は、地中に挿入されたカッターポスト6を水平方向に押圧しつつチェーン式カッター10の掘削ビット12を略垂直方向に移動させ、カンナで削る原理によって1パターン毎に掘削を行う。なお、ここでいう1パターンとは、チェーン式カッター10において周回方向に沿って設けられた掘削ビット12の1群によって掘削される領域を意味する。
なお、上記の横行下シリンダ15の推力FPLが不足すると、掘削横行速度が低下し地盤の掘削ができなくなる。また、一例として、本実施形態に示す溝掘削機1の横行下シリンダ15の定格推力FPLは539kNである。
ここにVb:接線速度(mm/sec)、Ve:掘削速度(mm/Hr)、Lp:全断面掘削1パターン長(mm)、tpx:1パターン当たりの切込み深さ(mm)とするとき、
Lp:tpx=Vb:Ve・・・(式1)
の関係が満たされる。式1から下記の式2が導かれる。
px=Ve×Lp/Vb・・・(式2)
したがって、式2から1パターン当たりの切込み深さtpxが求められる。
図4は、本実施形態に係る溝掘削機1のチェーン式カッター10の一部(10A)を示す正面図であり、図5は、チェーン式カッター10の一部(10A)を示す上面図である。図6は、溝掘削機1のチェーン式カッター10の一部(10B)を示す正面図であり、図7は、チェーン式カッター10の一部(10B)を示す側面図であり、図8は、チェーン式カッター10の一部(10B)を示す上面図である。
本実施形態に係るチェーン式カッター10は、図4に示す第1カッターユニット10Aと、図6に示す第2カッターユニット10Bとが、チェーン式カッター10の周回方向に沿って、交互に連結されることで構成されている。なお、第1カッターユニット10Aおよび第2カッターユニット10Bの連結態様はこれに限定されるものではなく、2つの第1カッターユニット10Aが連続的に連結されるとともに、その次に第2カッターユニット10Bが連結されるなどの態様でもよい。本実施形態では、第1カッターユニット10Aおよび第2カッターユニット10Bが、前述の掘削ビット12の1群を構成する。
第1カッターユニット10Aおよび第2カッターユニット10Bを構成するチェーン11は、チェーン11の幅方向に間隔をおいて配置された一対のリンク110Aまたはハーフリンク110Bが周回方向に沿って複数配置され、互いに連結されることで形成されている(図7参照)。本実施形態では、17個のリンク110A群の間に、1つのハーフリンク110Bが介在するように配置されている。隣接するリンク110Aまたはハーフリンク110Bは、固定ピン150(図7)によって互いに連結されている。このようなチェーン11について換言すれば、チェーン11は、幅方向に間隔をおいて配置される一対の無端状の帯体11A、11B(図6)と、帯体同士の間隔を一定に保持するように一対の帯体11A、11Bを互いに連結する固定ピン150と、を備えている。帯体11A、11Bの外周面が、チェーン11の外周面に相当する。帯体11A、11Bは、それぞれ周回方向に沿って隣接して配置された複数のリンク110A(ハーフリンク110B)と、隣接するリンク110A同士を結合する固定ピン150と、を備える。すなわち、固定ピン150は、幅方向に沿って隣接する帯体11A、11B同士を連結するとともに、周回方向に沿って隣接するリンク110A同士を連結する。
第1カッターユニット10Aは、チェーン式カッター10が地山を掘削する掘削幅W(図13参照)のうち、幅方向内側の領域を掘削する機能を備えている。第1カッターユニット10Aは、前述のチェーン11上に固定された、複数の第1カッタービットプレート50Aを備えている。本実施形態では、1つの第1カッターユニット10Aに対して、8つの第1カッタービットプレート50Aが配置されている。第1カッタービットプレート50Aは、カッタービットプレート50の一態様である。第1カッタービットプレート50Aは、チェーン11のリンク110A上に、複数(4つ)のシューボルトS1およびナットS2によって固定されている(図4、図12)。第1カッターユニット10Aの複数の第1カッタービットプレート50Aの幅方向の長さは、互いに異なるように設定されている。なお、一部の第1カッタービットプレート50A同士の幅は、同じ値に設定されてもよい。
第1カッタービットプレート50A上には、第1掘削ビット12Aが固定されている。本実施形態では、第1カッターユニット10Aの第1掘削ビット12Aの最大幅Kは、850mmに設定されている。図5に示すように、複数の第1カッタービットプレート50Aを周回方向DAに沿って見た場合、各第1カッタービットプレート50Aに備えられた第1掘削ビット12Aは、最大幅Kの幅方向全体に亘って連続的に配置されている。この結果、地山の掘削幅Wのうち、最大幅Kに対応した領域が、第1カッターユニット10Aによって掘削される。
図6〜図8を参照して、第2カッターユニット10Bは、チェーン式カッター10が地山を掘削する掘削幅W(図13参照)のうち、幅方向外側の領域を掘削する機能を備えている。
第2カッターユニット10Bは、前述のチェーン11上に固定された、複数の第2カッタービットプレート50Bを備えている。第2カッタービットプレート50Bは、カッタービットプレート50の一態様である。本実施形態では、1つの第2カッターユニット10Bが、3つの第2カッタービットプレート50Bを備えている。なお、図6の両端部に現れているカッタービットプレートは、隣接する第1カッターユニット10Aの第1カッタービットプレート50A(図4)である。第2カッタービットプレート50Bは、チェーン11のリンク110A上に、複数のシューボルトS1およびナットS2によって固定される(図7、図12)。
複数の第2カッタービットプレート50Bの幅方向の長さは、第1カッタービットプレート50Aの幅方向の長さとは僅かに異なるように設定されている。第2カッタービットプレート50B上には、第2掘削ビット12Bが固定されている。本実施形態では、第2掘削ビット12Bの最大幅Lは、1000mmに設定されている。図8に示すように、複数の第2カッタービットプレート50Bを周回方向DAに沿って見た場合、各第2カッタービットプレート50Bに備えられた第2掘削ビット12Bが、最大幅Lの幅方向の両端部に集約して配置されている。この結果、地山の掘削幅Wのうち、最大幅Lの両端部に対応した領域が、第2カッターユニット10Bによって掘削される。
更に、第2カッターユニット10Bは、スクラムプレート115を備えている。図6、図7に示すように、1つの第2カッタービットプレート50Bの周回方向DAの上下流側に、一対のスクラムプレート115が配置されている。スクラムプレート115は、複数(4つ)のシューボルトS1およびナットS2によってリンク110Aに固定されている。一対のスクラムプレート115は、第2カッタービットプレート50Bを挟むように配置され、スクラムプレート115の側縁と第2カッタービットプレート50Bの側縁とは互いに接している。
図9は、本実施形態に係る溝掘削機1のカッターポスト6およびチェーン11の断面図である。図10は、溝掘削機1のチェーン11の一部を拡大した正面図であり、図11は、溝掘削機1のチェーン11の一部を拡大した側面図である。図12は、溝掘削機1のチェーン11および第2カッタービットプレート50Bの断面図である。
図9を参照して、カッターポスト6は、一対の側壁60と、一対の側壁60を接続する一対の支持壁61と、一対の対向壁62と、摺動部63と、カッターポスト凸部64と、を備える。なお、図9では、カッターポスト6の前端側の端部を拡大して示しているが、カッターポスト6の後端側にも、図9と同様の支持壁61、対向壁62、摺動部63およびカッターポスト凸部64が配置されている。
支持壁61は、カッターポスト6のうち、チェーン式カッター10を支持する壁面である。一対の対向壁62は、支持壁61の左右方向の両端部から前方に突出するように配置された壁部である。一対の対向壁62の間に、チェーン11が収容されている。一対の摺動部63は、一対の対向壁62の内側において、支持壁61に固定された板状部材である。摺動部63には、摩擦抵抗の少ない、摺動性の高い部材が用いられている。カッターポスト凸部64は、一対の摺動部63の間において支持壁61から突出した突起部である。カッターポスト凸部64は、一対のリンク110Aの間に配置されている。なお、対向壁62、摺動部63およびカッターポスト凸部64は、カッターポスト6の上下方向の全体に亘って長く延びており、チェーン11の周回運動をガイドする機能を備えている。
図9および図12に示すように、チェーン11の周回移動方向と直交する断面で見た場合、一対のリンク110Aおよび固定ピン150は、略H型形状を備えている。一対のリンク110Aは、それぞれ、リンク凸部110Sと、リンク摺動面110Tと、を備えている。リンク凸部110Sは、リンク110Aのうち対向壁62よりも高く突出した領域である。リンク凸部110Sの先端面(外周面)には、プレート支持面Xが形成されている。プレート支持面Xは、カッタービットプレート50を支持する機能を備えている。リンク摺動面110Tは、リンク110Aの基端面であり、チェーン11の周回移動に伴って、摺動部63と摺動する。
図10、図11では、チェーン11のうち、1つのハーフリンク110Bの両側にリンク110Aが配置された領域が拡大して示されている。前述のように、リンク110Aおよびハーフリンク110Bは、互いに、固定ピン150によって連結されている。このため、リンク110Aおよびハーフリンク110Bの両端部には、それぞれ、固定ピン150が挿入されるピン挿入部STが形成されている(図11)。更に、リンク110Aは、前述のプレート支持面Xと、リンク穴部SKと、シューボルト用穴部SHと、を備える。リンク穴部SKは、チェーン11の周回方向において一対のピン挿入部STの間に開口されている。シューボルト用穴部SHは、リンク穴部SKからプレート支持面Xまで延びる、ボルト締結用の穴部である。
一方、図12を参照して、チェーン11に固定される第2カッタービットプレート50Bは、プレート本体501と、プレート中央凸部502(内側突起部)と、プレートサイド凸部503(外側突起部)と、前述の第2掘削ビット12Bと、を備える。
プレート本体501は、チェーン11の幅方向(左右方向)においてチェーン11よりも長く延びる板状部分であり、地山に対向する表面と、表面とは反対側の裏面とを備える。プレート本体501の表面の両端部には、第2掘削ビット12Bが固定されている。プレート本体501の裏面(図12の後側面)には、被支持面Yが形成されている。被支持面Yは、左右方向に延びる平面であって、チェーン11のプレート支持面X(外周面)に当接し、支持される。プレート中央凸部502は、被支持面Yの左右方向の中央部から突出した突起部である。プレートサイド凸部503は、チェーン11の幅方向(左右方向)においてプレート中央凸部502に対向するように被支持面Xから突出した一対の突起部である。一対のプレートサイド凸部503は、それぞれ、プレート中央凸部502に対して所定の間隔をおいて配置されている。プレートサイド凸部503は、プレート中央凸部502との間で一対のリンク110Aを幅方向において挟むように配置されている。
図10を参照して、ハーフリンク110Bよりも上側の一対のリンク110Aの周囲には、第2カッタービットプレート50Bの装着位置が、一点鎖線で示されている。第2カッタービットプレート50Bがチェーン11に装着されるにあたって、プレート中央凸部502は、一対のリンク110Aの間の空間に挿入される。この際、プレート中央凸部502の外側面502Aは、一対のリンク110Aの周回方向に沿って延びる内側面に対して幅方向に向かって面接触する。一方、一対のプレートサイド凸部503は、プレート中央凸部502とともに一対のリンク110Aを幅方向(左右方向)に沿って挟持するとともに、一対のプレートサイド凸部503の内側面503Aが、一対のリンク110Aの周回方向に沿って延びる外側面に対してそれぞれ幅方向に向かって面接触する。この結果、チェーン11の幅方向(左右方向)に沿って、一対のプレートサイド凸部503と、一対のリンク110Aと、プレート中央凸部502とが、密接するように配置される。更に、図12に示すように、第2カッタービットプレート50Bの被支持面Yが、チェーン11のプレート支持面Xによって支持される。
一対のリンク110Aに第2カッタービットプレート50Bが装着されると、図12に示すように、カッタービットプレート50のプレート側ボルト穴50HにシューボルトS1が挿通される。シューボルトS1の先端は、チェーン11のシューボルト用穴部SHを貫通して、リンク穴部SKに露出する。作業者によってチェーン11の側方からリンク穴部SKに挿入されたナットS2が、シューボルトS1の先端部に装着、固定されることで、第2カッタービットプレート50Bがチェーン11に固定される。前述のように、第2カッタービットプレート50Bは、それぞれ4本のシューボルトS1およびナットS2によってチェーン11に固定される(図10)。このとき、シューボルトS1およびナットS2は、チェーン11(帯体11A、11B)の外周面とプレート本体501の裏面とが互いに圧接するように、チェーン11と第2カッタービットプレート50Bとをチェーン11の周回面と平行かつチェーン11の幅方向と直交する方向(前後方向)に沿って締結する。
なお、本実施形態では、第2カッターユニット10Bの第2カッタービットプレート50Bが、図12に示すような構造をもってチェーン11に固定される。一方、第1カッターユニット10Aの第1カッタービットプレート50Aは、図12のうち、プレート中央凸部502およびプレートサイド凸部503を備えていない。すなわち、第1カッタービットプレート50Aの裏側には、左右方向に沿って平坦な被支持面Yが形成されている。この場合も、上記と同様に、4本のシューボルトS1およびナットS2によって、第1カッタービットプレート50Aがチェーン11に固定される。この際、チェーン11のプレート支持面Xによって、第1カッタービットプレート50Aの被支持面Yが支持される。
図13は、本実施形態に係る溝掘削機1のカッターポスト6および第2カッターユニット10Bの上面図である。なお、図13では、図12のプレート中央凸部502およびプレートサイド凸部503の図示を省略している。前述のように、第2カッターユニット10Bは、チェーン式カッター10が地山を掘削する掘削幅W(図13)のうち、幅方向外側の領域を掘削する機能を備えている。すなわち、第2カッターユニット10Bによって、チェーン式カッター10の掘削幅Wが決定される。従来、地中に止水、基礎用ソイルセメント壁等の連続壁を形成するためなどに用いられる掘削装置では、掘削幅Wは850mm以内に設定されることが多かった。一方、近年、このような連続壁を土止め用壁、基礎用壁に加え、本壁としての採用することが期待されており、掘削幅Wの拡大が求められている。
図13に示すように、カッターポスト6の幅dが固定されたまま、掘削幅Wが増大されると、第2カッタービットプレート50Bの姿勢が不安定となりやすい。第2カッタービットプレート50Bの一対の第2掘削ビット12Bが地山Mから受ける反力Rに差があると、第2カッタービットプレート50Bには、矢印DSで示すような回転モーメント(チェーン式カッター10の周回移動方向と直交する断面において第2カッタービットプレート50Bが回転するようなモーメント)が付与される。また、第2カッタービットプレート50Bがチェーン11とともにカッターポスト6の周囲を移動すると、第2掘削ビット12Bが地山Mに接触する接触抵抗によって、第2カッタービットプレート50Bには、図6の矢印DTで示すような回転モーメント(チェーン式カッター10の周回移動方向およびチェーン11の幅方向を含む平面において第2カッタービットプレート50Bが回転するようなモーメント)が付与される。このような回転モーメントが第2カッタービットプレート50Bに付与されると、第2カッタービットプレート50Bとチェーン11とを固定しているシューボルトS1に大きなせん断力が掛かり、シューボルトS1の緩み、外れ、破断などが発生しやすくなる。なお、このような回転モーメントは、第1カッタービットプレート50Aよりも幅方向の長さが大きく設定された第2カッタービットプレート50Bにおいて顕著に発生する。
一方、図13において、第2カッタービットプレート50Bの姿勢を安定させるために、カッターポスト6の幅dを拡大し、カッターポスト6を図13の点線で示すような形状とすることが考えられる。しかしながら、この場合、第2掘削ビット12Bの裏側(第2カッタービットプレート50Bの両端部の裏側)にカッターポスト6が配置されることとなる。この場合、第2掘削ビット12Bによって掘削された地山の土砂が、矢印DJで示すように流動することが妨げられる。この結果、第2カッタービットプレート50Bの周囲に大きな圧力がかかってしまい、チェーン式カッター10の周回移動や前方への進行が困難となる。換言すれば、図13に示すように、カッターポスト6の幅dに対して、第2カッタービットプレート50Bの第2掘削ビット12Bの最大幅が大きく設定されている場合には、掘削された土砂の流動(矢印DJ)が円滑となり、広幅の掘削幅Wにおける掘削作業は円滑に実行可能とされる。なお、本発明者は、複数の実験を重ねた結果、第2カッタービットプレート50Bの一対の第2掘削ビット12B同士の最大幅L(図6)が1000mm以上の場合、L≧d×2.5の関係が満たされていることによって、上記の効果が大きく発現されることを知見した。一方、このような構造が採用された場合には、前述のように、第2カッタービットプレート50Bに係る回転モーメントおよびシューボルトS1へのせん断力が問題となる。
このような問題を解決するために、本実施形態では、第2カッタービットプレート50Bが図10〜図12に示すような構造を備えている。すなわち、第2カッタービットプレート50Bが、地山Mを掘削しながら、チェーン11とともにカッターポスト6の周囲を周回する際に、プレート中央凸部502の外側面502Aがリンク110Aの内側面に密着している。更に、一対のプレートサイド凸部503の内側面503Aが、リンク110Aの外側面に密着している。地山の掘削中に、第2掘削ビット12Bが地山から受ける反力Rによって、第2カッタービットプレート50Bがプレート本体501と平行な面内において回転するようなモーメント(図6の矢印DT)が発生しやすい場合であっても、プレート中央凸部502の外側面502Aとリンク110A(一対の帯体11A、11B)の内側面との接触によって、カッタービットプレート50の回転が規制される。このため、カッタービットプレート50を固定するシューボルトS1にかかるせん断力を小さくすることが可能となる。この結果、シューボルトS1の緩み、外れおよび破損などを抑止することができる。換言すれば、本実施形態では、チェーン式カッター10の周回移動方向と直交する断面において第2カッタービットプレート50Bの回転を抑止するように、プレート中央凸部502の外側面502Aがリンク110Aの内側面に密着し、一対のプレートサイド凸部503の内側面が、リンク110Aの外側面に密着している。
なお、本実施形態では、図6、図7で示すように、各第2カッタービットプレート50Bが、一対のスクラムプレート115によって密着され挟まれるように配置されている。このため、第2カッタービットプレート50Bに対して、図6の矢印DTで示すような回転モーメントが更に発生しにくい。
また、本実施形態では、図12に示すように、プレート中央凸部502とリンク110Aとの当接部、ならびにプレートサイド凸部503とリンク110Aとの当接部が、それぞれ、前後方向および上下方向に所定の長さをもって面状に設定されている(面接触)。このため、第2カッタービットプレート50Bに対して、図13の矢印DSで示すような回転モーメントが発生しにくい。この結果、シューボルトS1にかかるせん断力を小さくすることが可能となり、シューボルトS1の緩み、外れ、破断などの発生が更に抑止される。
また、図10で示すように、第2カッタービットプレート50Bのプレート中央凸部502は、一対のリンク110Aの間の空間に嵌りこむ形状に設定されている。このため、作業者は第2カッタービットプレート50Bをチェーン11の所定の位置に容易に装着することができる。また、プレート中央凸部502がチェーン11のリンク110A同士の間の空間に嵌りこみ、一対のプレートサイド凸部503が一対のリンク110Aの外側に嵌りこむため、チェーン11の形状が規制されチェーン11の緩みが抑止される。この際、プレート中央凸部502のうち一対の外側面502Aと直交する端面は、固定ピン150に対向して配置される(図10)。
更に、本実施形態では、掘削ビット12を備えるカッタービットプレート50が、チェーン11に直接装着される。このため、カッタービットプレート50とチェーン11との間に、他の位置決め部材が配置される場合と比較して、チェーン式カッター10の重量を小さくすることが可能となり、周回移動中にチェーン11にかかる負荷を低減することができる。
更に、図6の第2掘削ビット12Bの最大幅Lと、図13のカッターポスト6の幅dとの間に、L≧d×2.5の関係が満たされていることによって、地中において広幅の領域を掘削する場合でも、チェーン11の周回移動およびカッターポスト6の進行を安定して実行しながら、シューボルトS1にかかるせん断力を小さくすることが可能となる。
なお、上記のように、本実施形態に係る第2カッタービットプレート50Bは、所定の幅方向に間隔をおいて配置される一対の無端状の帯体11A、11Bと、帯体11A、11B同士の間隔を一定に保持するように一対の帯体11A、11Bを互いに連結する固定ピン150と、を備え、所定のカッターポスト6の外周上を所定の周回面に沿って所定の周回方向に移動可能なようにカッターポスト6に支持される無端状のチェーン11の外周面に固定される。そして、第2カッタービットプレート50Bは、チェーン11の周回面およびチェーン11の周回方向とそれぞれ直交するチェーンの幅方向に沿ってチェーン11よりも長く延び、表面と裏面とを含むプレート本体501と、プレート本体501の表面において少なくとも幅方向の両端部に配置され地中の地山に対向する複数の第2掘削ビット12Bと、プレート本体501の裏面から突出し一対の帯体11A、11Bの間の空間に挿入される突起部であって、一対の帯体11A、11Bの周回方向に沿って延びる内側面にそれぞれ面接触する一対の外側面502Aを含むプレート中央凸部502と、を備えている。そして、複数のシューボルトS1、ナットS2によってチェーン11の周回面と平行かつチェーン11の幅方向と直交する方向に沿って、第2カッタービットプレート50Bがチェーン11に締結される。この結果、チェーン11の外周面とプレート本体501の裏面とが互いに圧接する。
更に、本実施形態に係る第2カッタービットプレート50Bは、プレート中央凸部502との間で一対の帯体11A、11Bをチェーン11の幅方向において挟むようにプレート本体501の裏面から突出した一対の突起部であって、一対の帯体11A、11Bの周回方向に沿って延びる外側面に面接触する内側面503Aをそれぞれ含む一対のプレートサイド凸部503を更に備える。
また、本実施形態に係る掘削方法は、所定の幅方向に間隔をおいて配置される一対の無端状の帯体11A、11Bと、帯体同士の間隔を一定に保持するように一対の帯体11A、11Bを互いに連結する固定ピン150と、を備え、上記幅方向と直交する所定の周回面に沿って所定の周回方向に移動する無端状のチェーン11と、表面と裏面とを含むプレート本体501と、少なくともプレート本体501の表面の両端部に配置され地中の地山に対向する複数の第2掘削ビット12Bと、をそれぞれ備え、チェーン11の外周面にチェーンの周回方向に沿って間隔をおいて固定された複数の第2カッタービットプレート50Bと、を所定のカッターポスト6回りに一体的に周回移動させることで、地中に連続溝を形成する掘削方法である。当該掘削方法は、準備工程と、掘削工程とを含む。準備工程では、第2カッタービットプレート50Bのプレート本体501の裏面から突出するプレート中央凸部502が一対の帯体11A、11Bの間の空間に進入し、プレート中央凸部502の周回方向に沿って延びる一対の外側面502Aが一対の帯体11A、11Bの周回方向に沿って延びる内側面にそれぞれ面接触するように、第2カッタービットプレート50Bをチェーン11に嵌め込み、一対の帯体11A、11Bの外周面とプレート本体501の裏面とが互いに圧接するように、チェーン11と第2カッタービットプレート50Bとを周回面と平行かつ幅方向と直交する方向に沿って複数のシューボルトS1およびナットS2によって締結する。掘削工程では、チェーン11をカッターポスト6回りに周回移動させるとともに、カッターポスト6を所定の進行方向に沿って移動させ、第2掘削ビット12Bが地山から受ける反力Rによって第2カッタービットプレート50Bがプレート本体501と平行な面内で回転することを、プレート中央凸部502の外側面502Aと一対の帯体11A、11Bの内側面との接触によって規制しながら、第2掘削ビット12Bによって地山を掘削する。
更に、上記の準備工程では、プレート中央凸部502に対して幅方向の両側に間隔をおいてプレート本体501の裏面から突出する一対のプレートサイド凸部503が、プレート中央凸部502との間で一対の帯体11A、11Bを幅方向において挟み、かつ、一対のプレート中央凸部502の周回方向に沿って延びる内側面502Aが一対の帯体の周回方向に沿って延びる外側面にそれぞれ面接触するように、第2カッタービットプレート50Bをチェーン11に嵌め込み、チェーン11と第2カッタービットプレート50Bとを複数のシューボルトS1によって締結する。また、掘削工程では、第2掘削ビット12Bが地山から受ける反力Rによって第2カッタービットプレート50Bがプレート本体501と平行な面内で回転することを、プレートサイド凸部503の一対の内側面503Aと一対の帯体11A、11Bの外側面との接触によって更に規制しながら、第2掘削ビット12Bによって地山を掘削する。
このような掘削方法によれば、地山の掘削中に第2カッタービットプレート50Bに付与されるモーメントであって、第2カッタービットプレート50Bがチェーン11の周回方向およびチェーン11の幅方向を含む平面において回転するようなモーメントを小さくすることができる。このため、第2カッタービットプレート50Bを固定するシューボルトS1にかかるせん断力を小さくすることが可能となる。
また、当該掘削方法では、幅方向におけるカッターポスト6の幅をd、第2カッタービットプレート50Bの両端部に配置された第2掘削ビット12B同士の間の幅方向における間隔をLとした場合、L≧d×2.5の関係が満たされるように、カッターポスト6および第2カッタービットプレート50Bのそれぞれの幅と、第2掘削ビット12Bの配置とを設定することを特徴とする。
このような掘削方法によれば、地山に対して広幅の領域を掘削する場合でも、チェーン11の周回移動およびカッターポスト6の進行を安定して実行しながら、シューボルトS1にかかるせん断力を小さくすることが可能となる。
以上、本発明の一実施形態に係る溝掘削機1、第2カッタービットプレート50Bおよびこれを用いた地山の掘削方法について説明した。なお、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。本発明では、以下のような変形実施形態が可能である。
(1)上記の実施形態では、第2カッタービットプレート50Bが、プレート中央凸部502およびプレートサイド凸部503を備える態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第2カッタービットプレート50Bは、プレート中央凸部502のみを備えるものでもよく、一対のプレートサイド凸部503のみを備えるものでもよい。また、図14は、本発明の変形実施形態に係るカッタービットプレート50Mがチェーン11に固定された様子を示す断面図である。本変形実施形態では、先の実施形態の第2カッタービットプレート50Bと比較して、プレート中央凸部502の代わりに、一対のプレート内側凸部504(内側突起部)が配置されている点で相違する。このような場合も、一対のプレート内側凸部504の外側面が、リンク110Aの内側面に対してチェーン11の周回方向に沿って当接(面接触)する。このため、カッタービットプレート50Mに対して、図6の矢印DTで示すような回転モーメントが発生しにくい。このため、シューボルトS1にかかるせん断力を小さくすることが可能となり、シューボルトS1の緩み、外れ、破断などの発生が抑止される。
(2)また、上記の実施形態では、第1カッタービットプレート50Aが、第2カッタービットプレート50Bのようなプレート中央凸部502およびプレートサイド凸部503を備えていない態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第1カッタービットプレート50Aにおいても、プレート中央凸部502、プレートサイド凸部503のような形状を備えることで、第1カッタービットプレート50Aにかかる回転モーメントを小さくすることができる。
1 溝掘削機
2 クローラ
3 下部走行体
4 上部旋回体(装置本体)
5 リーダー
6 カッターポスト(支持体)
7 回転駆動装置(チェーン駆動部)
8 駆動ローラー
9 アイドラローラー
10 チェーン式カッター
10A 第1カッターユニット
10B 第2カッターユニット
11 チェーン
110 チェーン部材
110A リンク
110B ハーフリンク
110S リンク凸部
110T リンク摺動面
11A、11B 帯体
115 スクラムプレート
150 固定ピン(連結部材)
12 掘削ビット(掘削刃)
12A 第1掘削ビット
12B 第2掘削ビット
13 門型フレーム
14 横行上シリンダ(支持体駆動部)
15 横行下シリンダ(支持体駆動部)
16,17 バックステイ
18 キャビン
50 カッタービットプレート(掘削刃プレート)
501 プレート本体
502 プレート中央凸部(内側突起部)
503 プレートサイド凸部(外側突起部)
504 プレート内側凸部(内側突起部)
50A 第1カッタービットプレート
50B 第2カッタービットプレート
51 ハーフリンクプレート
M 地山
S1 シューボルト(締結部材)
S2 ナット(締結部材)
SH シューボルト用穴部
SK リンク穴部
ST ピン挿入部
X プレート支持面
Y 被支持面

Claims (8)

  1. 地中に連続溝を形成する掘削装置であって、
    地上に配置される装置本体と、
    前記装置本体から垂下され、地中に配置される支持体と、
    前記支持体の外周上を所定の周回面に沿って所定の周回方向に移動可能なように、前記支持体に支持される無端状のチェーンと、
    前記チェーンの周回方向に沿って間隔をおいて前記チェーンの外周面に固定された複数の掘削刃プレートであって、前記チェーンの周回面および前記チェーンの周回方向とそれぞれ直交する前記チェーンの幅方向に沿って前記チェーンよりも長く延び、表面と裏面とを含むプレート本体と、前記プレート本体の前記表面において少なくとも前記幅方向の両端部に配置され前記地中の地山に対向する複数の掘削刃と、を備え、前記チェーンと一体的に周回移動することで前記地山を掘削する、複数の掘削刃プレートと、
    前記チェーンの外周面と前記プレート本体の裏面とが互いに圧接するように、前記チェーンと前記掘削刃プレートとを前記周回面と平行かつ前記幅方向と直交する方向に沿って締結する複数の締結部材と、
    前記チェーンを前記周回方向に沿って周回移動させるチェーン駆動部と、
    前記支持体を所定の進行方向に沿って移動させる支持体駆動部と、
    を有し、
    前記チェーンは、前記外周面を含み前記幅方向に間隔をおいて配置される一対の無端状の帯体と、前記帯体同士の前記間隔を一定に保持するように前記一対の帯体を互いに連結する連結部材と、を備え、
    前記掘削刃プレートは、前記プレート本体の裏面から突出し前記一対の帯体の間の空間に挿入される突起部であって、前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる内側面にそれぞれ面接触する一対の外側面を含む内側突起部を備える、掘削装置。
  2. 前記掘削刃プレートは、前記内側突起部との間で前記一対の帯体を前記幅方向において挟むように前記プレート本体の裏面から突出した一対の突起部であって、前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる外側面に面接触する内側面をそれぞれ含む一対の外側突起部を更に備える、請求項1に記載の掘削装置。
  3. 前記幅方向における前記支持体の幅をd、前記掘削刃プレートの両端部に配置された前記掘削刃同士の間の前記幅方向における間隔をLとした場合、L≧d×2.5の関係が満たされている、請求項1または2に記載の掘削装置。
  4. 所定の幅方向に間隔をおいて配置される一対の無端状の帯体と、前記帯体同士の前記間隔を一定に保持するように前記一対の帯体を互いに連結する連結部材と、を備え、所定の支持体の外周上を所定の周回面に沿って所定の周回方向に移動可能なように前記支持体に支持される無端状のチェーンの外周面に固定される掘削刃プレートであって、
    前記チェーンの周回面および前記チェーンの周回方向とそれぞれ直交する前記チェーンの幅方向に沿って前記チェーンよりも長く延び、表面と裏面とを含むプレート本体と、
    前記プレート本体の前記表面において少なくとも前記幅方向の両端部に配置され地中の地山に対向する複数の掘削刃と、
    前記プレート本体の裏面から突出し前記一対の帯体の間の空間に挿入される突起部であって、前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる内側面にそれぞれ面接触する一対の外側面を含む内側突起部と、
    を備え、
    前記チェーンの外周面と前記プレート本体の裏面とが互いに圧接するように、複数の締結部材によって前記周回面と平行かつ前記幅方向と直交する方向に沿って前記チェーンに締結される、掘削刃プレート。
  5. 前記内側突起部との間で前記一対の帯体を前記幅方向において挟むように前記プレート本体の裏面から突出した一対の突起部であって、前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる外側面に面接触する内側面をそれぞれ含む一対の外側突起部を更に備える、請求項4に記載の掘削刃プレート。
  6. 所定の幅方向に間隔をおいて配置される一対の無端状の帯体と、前記帯体同士の前記間隔を一定に保持するように前記一対の帯体を互いに連結する連結部材と、を備え、前記幅方向と直交する所定の周回面に沿って所定の周回方向に移動する無端状のチェーンと、
    表面と裏面とを含むプレート本体と、少なくとも前記プレート本体の前記表面の両端部に配置され地中の地山に対向する複数の掘削刃と、をそれぞれ備え、前記チェーンの外周面に前記チェーンの周回方向に沿って間隔をおいて固定された複数の掘削刃プレートと、を所定の支持体回りに一体的に周回移動させることで、地中に連続溝を形成する掘削方法であって、
    前記掘削刃プレートの前記プレート本体の裏面から突出する内側突起部が前記一対の帯体の間の空間に進入し、前記内側突起部の前記周回方向に沿って延びる一対の外側面が前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる内側面にそれぞれ面接触するように、前記掘削刃プレートを前記チェーンに嵌め込み、前記一対の帯体の外周面と前記プレート本体の裏面とが互いに圧接するように、前記チェーンと前記掘削刃プレートとを前記周回面と平行かつ前記幅方向と直交する方向に沿って複数の締結部材によって締結する準備工程と、
    前記チェーンを前記支持体回りに周回移動させるとともに、前記支持体を所定の進行方向に沿って移動させ、前記掘削刃が前記地山から受ける反力によって前記掘削刃プレートがプレート本体と平行な面内で回転することを、前記内側突起部の前記外側面と前記一対の帯体の前記内側面との接触によって規制しながら、前記掘削刃によって前記地山を掘削する掘削工程と、を備える掘削方法。
  7. 前記内側突起部に対して前記幅方向の両側に間隔をおいて前記プレート本体の裏面から突出する一対の外側突起部が、前記内側突起部との間で前記一対の帯体を前記幅方向において挟み、かつ、前記一対の外側突起部の前記周回方向に沿って延びる内側面が前記一対の帯体の前記周回方向に沿って延びる外側面にそれぞれ面接触するように、前記準備工程において前記掘削刃プレートを前記チェーンに嵌め込み、前記チェーンと前記掘削刃プレートとを前記複数の締結部材によって締結し、
    前記掘削工程において、前記掘削刃が前記地山から受ける反力によって前記掘削刃プレートがプレート本体と平行な面内で回転することを、前記外側突起部の前記一対の内側面と前記一対の帯体の前記外側面との接触によって更に規制しながら、前記掘削刃によって前記地山を掘削する、請求項6に記載の掘削方法。
  8. 前記幅方向における前記支持体の幅をd、前記掘削刃プレートの両端部に配置された前記掘削刃同士の間の前記幅方向における間隔をLとした場合、L≧d×2.5の関係が満たされるように、前記支持体および前記プレートのそれぞれの幅と、前記掘削刃の配置とを設定する、請求項6または7に記載の掘削方法。
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