JP3930645B2 - 外壁用ガスケット、外壁用ガスケットの設置構造および外壁用ガスケットの設置方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外壁に形成された開口部の縁部のうち、前記外壁の目地溝の延長上に位置する開口縁部に沿って設けられる外壁用ガスケット、該外壁用ガスケットの設置構造、並びに外壁用ガスケットの設置方法に関するものである。
【0002】
【背景の技術】
住宅等の建築物においては、躯体を構成する外壁本体の表面側に、防水、防火や外観意匠性向上のために、外壁材を貼設している。該外壁材を貼設する場合、それらの間の隙間を塞ぐための目地構造として、例えば、特開平8−253975号公報に記載のものが知られている。
この公報に記載の目地構造は、外壁材の隙間(目地溝)内に注入される不定形シーリング材と、該不定形シーリング材の外方側に配置され、前記隙間を構成する外壁材の端面に密着されて前記隙間を塞ぐ定形シーリング材とを含むものである。
【0003】
ところで、近年、住宅の建築分野では工業化が進んでおり、例えばパネル工法においては、住宅の外壁を構成する外壁パネルに、工場で予めサイディング(外壁材)を取付けておき、該サイディングが取付けられた外壁パネルを現場に搬送して組み立てることが一部で行われている。
外壁パネルにサイディングを取付ける場合、サイディングの継ぎ目である目地溝には、上述した目地構造や通常の不定形シーリング(コーキング)や定形シーリングを使用したものが採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、外壁パネルにサッシ枠を取付けるための開口部を形成する場合、これに伴ってサイディングにも開口部を形成する。この開口部の開口縁部に、サイディングとサッシ枠との間の防水をとるための、ガスケットを予め取付けておけば、工業化をさらに推し進めることができるが、サッシ枠を取りつける前に、ガスケットを開口縁部に設けるのは困難であるという問題がある。
【0005】
一方、サイディングに開口部を形成する場合、サイディングの目地溝の延長上に前記開口部の開口縁部が位置するようにすれば、サイディングの目地溝と開口縁部が一直線状になって、サイディングの外観意匠性が好ましいものとなるが、サイディングの目地溝の処理に使用される目地材と、前記開口縁部へ取付けるガスケットとは別の部材であり、別々に施工しているので、目地溝とガスケットとの接続部を秀麗に仕上げるのに手間がかかるという問題がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ガスケットを外壁材に形成された開口部の開口縁部に容易かつ確実に設けることができるとともに、目地溝とガスケットとの接続を秀麗に仕上げることができる外壁用ガスケット、外壁用ガスケットの設置構造および外壁用ガスケットの設置方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の外壁用ガスケットは、例えば図1〜図3に示すように、外壁材4に形成された開口部5の開口縁部のうち、前記外壁材4の目地溝6の延長上に位置する開口縁部5aに沿って設けられる外壁用ガスケット1であって、
前記目地溝6から前記開口縁部5aに亙って設けられる目地部2と、この目地部2の上部に該目地部2の長手方向に沿って形成されたガスケット部3とを備え、
該ガスケット部3を、少なくとも前記目地溝6に配設された部分が該目地溝3の深さ方向に圧潰可能に形成したものである。
【0008】
前記目地部2には、目地溝6の幅方向に延び、弾性的に撓んで目地溝6の側面に弾性的に接して、止水を行う襞部2bを形成する。また、この襞部2bは外壁材4の開口部に取付けられるサッシ枠にも接して止水を行う機能も有する。
また、前記目地部2の、前記サッシ枠側を向く側面には、図5および図6に示すように、前記襞部2bに代えて、サッシ枠への接着と止水を同時に行う粘着層13を設けてもよい。
前記ガスケット部3は、上方から押え付けることで圧潰する構造のものであれば、どのような構造のものでもよいが、圧潰した際には塑性変形して元に戻らないものとする。
【0009】
請求項1の外壁用ガスケット1にあっては、その両端部の目地部2を、前記外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5aの両端側に位置する目地溝6の底部に密接した状態で挿入し、該目地溝6に挿入された目地部2の上部に形成されているガスケット部3を目地溝6の深さ方向に圧潰することで、該ガスケット部3を目地部2とともに目地溝6の底部に配置することができ、前記開口縁部5aには、外壁用ガスケット1がその長手方向中央部にあるガスケット部3(3a)を圧潰しない状態で配設される。
したがって、ガスケット部3が外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5aに容易かつ確実に設けられる。
【0010】
また、前記圧潰されたガスケット部3(3b)上に、化粧目地材7を、前記圧潰されていないガスケット部3(3a)とほぼ面一になるように設けることで、該化粧目地材7とガスケット部3とが段差なく連続することになり、よって、目地溝6とガスケット部3との接続部が秀麗に仕上がる。
【0011】
請求項2の外壁用ガスケット1は、請求項1において、
前記ガスケット部3を中空状に形成し、その長手方向の所望の位置で切断可能に構成したものである。
前記ガスケット部3の形状は中空状であれば、どのような形状でもよいが、目地溝6は通常横断面凹状であるので、この凹部に嵌まるような四角筒状とするのが望ましい。
【0012】
請求項2の外壁用ガスケット1においては、その両端部の目地部2を、前記外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5aの両端側に位置する目地溝6の底部に密接した状態で挿入した後、ガスケット部3を、前記開口縁部5aの両端位置で切断することで、中央部3aとその両脇部3b,3bの3つのピースに分断することができる。
したがって、中央部のガスケット部3aを、前記開口縁部5aの長さに容易に合わせることができる。
また、両脇部のガスケット部3bは、それが中空状であり、中央部のガスケット部3aと分断されているので、目地溝6の深さ方向に容易に圧潰して、目地溝6の底部に配設することができる。
【0013】
請求項3の外壁用ガスケットの設置構造は、例えば図3に示すように、請求項1または2記載の外壁用ガスケット1を、外壁材4の目地溝6から該目地溝6の延長上に位置する開口縁部5aに沿って設置する外壁用ガスケットの設置構造であって、
前記目地溝6には、前記外壁用ガスケット1が、その目地部2を前記目地溝6の底部の内側面に密接した状態で挿入され、前記目地溝6に挿入された外壁用ガスケット1のガスケット部3は目地溝6の深さ方向に圧潰され、
前記開口部縁部5aには、前記外壁用ガスケット1がそのガスケット部3を圧潰しない状態で配設され、
さらに、前記圧潰されたガスケット部3b上には、化粧目地材7が、前記圧潰されていないガスケット部3aとほぼ面一になるように設けられているものである。
【0014】
請求項3の外壁用ガスケットの設置構造においては、外壁材4に形成された目地溝6に外壁用ガスケット1の目地部2が挿入されるとともに、該目地部2の上部に形成されているガスケット部3が目地溝6の深さ方向に圧潰され、さらに、前記目地溝6の延長上に位置する開口縁部5aに沿って前記外壁用ガスケット1が配設されるので、該開口縁部5aには、外壁用ガスケット1の圧潰されていないガスケット部3aが配設されることになる。
したがって、ガスケット部3が外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5aに容易かつ確実に設けられる。
【0015】
また、前記圧潰されたガスケット部3b上に、化粧目地材7を、前記圧潰されていないガスケット部3aとほぼ面一になるように設けることで、該化粧目地材7とガスケット部3aとが段差なく連続することになり、よって、目地溝6とガスケット部3との接続部が秀麗に仕上がる。
【0016】
請求項4の外壁用ガスケットの設置方法は、請求項2記載の外壁用ガスケット1を、外壁材4の目地溝6から該目地溝6の延長上に位置する開口縁部5aに沿って設置する外壁用ガスケットの設置方法であって、
まず、前記外壁材4の目地溝6に、前記外壁用ガスケット1を、その目地部2が前記目地溝6の底部の内側面に密接するように配設するとともに、前記目地溝6の延長上にある前記開口縁部5aに沿って配設し、
次いで、前記外壁用ガスケット1のガスケット部3を、前記開口縁部5aの両端位置で切断し、その切断位置より外側に位置するガスケット部3bを目地溝6の深さ方向に圧潰し、
次いで、この圧潰されたガスケット部3b上に、化粧目地材7を、前記圧潰されていないガスケット部3aとほぼ面一になるように設けることを特徴としている。
【0017】
請求項4の外壁用ガスケットの設置方法においては、外壁用ガスケット1の目地部2を前記外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5aの両端側に位置する目地溝6の底部に密接した状態で挿入した後、ガスケット部1を、前記開口縁部5aの両端位置で切断することで、中央部3aとその両脇部3b,3bの3つのピースに分断することができる。
したがって、中央部のガスケット部3aを、前記開口縁部5aの長さに容易に合わせることができる。
また、両脇部のガスケット部3bは、それが中空状であり、中央部のガスケット部3aと分断されているので、目地溝6の深さ方向に容易に圧潰して、目地溝6の底部に配設することができる。
【0018】
請求項5の外壁用ガスケットの設置構造は、図5および図6に示すように、請求項3において、
前記外壁用ガスケット11が配設された前記開口縁部5aと直交する他の開口縁部5bには、第2外壁用ガスケット21が配設され、
前記外壁用ガスケット11の、前記開口縁部5aの端部に位置する側面には、ジョイナーピース15が固定され、このジョイナーピース15の表面には止水性と接着性を有する粘着層17が形成され、
この粘着層17には、前記第2外壁用ガスケット21の端面が当接されているものである。
【0019】
前記第2外壁用ガスケット21は、前記外壁用ガスケット11と同断面形状のものを使用するが、異なる断面形状のものでもよい。但し、第2外壁用ガスケット21と外壁用ガスケット11とはその高さを等しく設定する。
前記ジョイナーピース15は、例えば、硬質樹脂で形成されたジョイナーピース本体16と、このジョイナーピース本体16の表面側に形成された粘着層17とからなる2層構造とされる。
【0020】
請求項5の外壁用ガスケットの設置構造においては、外壁用ガスケット11が配設された前記開口縁部5aと直交する他の開口縁部5bに、第2外壁用ガスケット21が配設され、この第2外壁用ガスケット21の端部が、外壁用ガスケット11の端部側面に固定されたジョイナーピース15の粘着層17に当接されるので、外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5a,5bの直交部を秀麗に仕上げることができるとともに、該直交部の止水性を十分に確保することができる。
【0021】
請求項6の外壁用ガスケットの設置構造は、例えば図10に示すように、請求項3において、
前記外壁用ガスケット11が配設された前記開口縁部5aと直交する他の開口縁部5bには、第2外壁用ガスケット21が配設され、
前記外壁用ガスケット11の、前記開口縁部5aの端部に位置する側面には、ジョイナーピース25が固定され、このジョイナーピース25の表面には、突出部27と止水性と接着性を有する粘着層28が形成され、
前記突出部27に前記第2外壁用ガスケット21の端面の上部開口がはめ込まれて固定され、前記粘着層28に前記第2外壁用ガスケット21の端面の下面が当接されているものである。
【0022】
前記ジョイナーピース25は、例えば、硬質樹脂で形成されたジョイナーピース本体26と、このジョイナーピース本体26の上部表面側に形成された突出部27と、前記ジョイナーピース本体26の下部表面側に形成された粘着層28とから構成され、前記突出部27は第2外壁用ガスケット21の端面の上部開口の大きさとほぼ等しいか、若干小さく形成される。
【0023】
請求項6の外壁用ガスケットの設置構造においては、外壁用ガスケット11が配設された前記開口縁部5aと直交する他の開口縁部5bに、第2外壁用ガスケット21が配設され、この第2外壁用ガスケット21の端部の上部開口が、外壁用ガスケット11の端部側面に固定されたジョイナーピース25の突出部27にはめ込まれるので、外壁用ガスケット11に対する第2ガスケット21の端部の位置決めが容易となり、また、第2外壁用ガスケット21の端面の下面が前記粘着層28に当接されるので、該直交部の止水性を十分に確保することができる。
【0024】
請求項7の外壁用ガスケットの設置構造は、請求項5または6において、
前記ジョイナーピース15,25は前記外壁用ガスケット11に、それらの一方に形成された凸部18と、他方に形成された凹部12との凹凸嵌合によって係合しているものである。
【0025】
請求項7の外壁用ガスケットの設置構造においては、外壁用ガスケット11の端部側面に固定されたジョイナーピース15,25と、該外壁用ガスケット11とが、それらの一方に形成された凸部18と、他方に形成された凹部12との凹凸嵌合によって係合しているので、外壁用ガスケット11に対するジョイナーピース15,25の位置決めが容易であるとともに、前記第2外壁用ガスケット21の端部が前記ジョイナーピース15,25の粘着層に当接されているので、外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5a,5bの直交部の止水性をより確実なものとすることができる。
【0026】
請求項8の外壁用ガスケットの設置構造は、請求項5〜7のいずれかにおいて、前記ジョイナーピース15,25の裏面側には押圧凸部19が形成されており、この押圧凸部19によって前記外壁用ガスケット11の側面が押圧されているものである。
【0027】
請求項8の外壁用ガスケットの設置構造においては、ジョイナーピース15,25の押圧凸部19によって外壁用ガスケット11の側面が押圧されているので、この押圧された部分が窪んで押圧凸部19に密着するとともに、押圧されていない部分が若干突出して外壁用ガスケット11に密着し、これによって、ジョイナーピース15,25と外壁用ガスケット11との間には隙間が生じないので、前記直交部の化粧性を保つことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例について説明する。
(第1実施形態例)
図1は本発明の外壁用ガスケットの第1例を示す斜視図である。この図に示す外壁用ガスケット1は、合成樹脂で形成された長尺なものであり、目地部2と、この目地部2の上部に一体的に形成されたガスケット部3とで構成されている。
【0029】
前記目地部2は、2本の脚部2a,2aを有しており、該脚部2a,2aは外壁用ガスケット1の長手方向に延在して形成されている。各脚部2aには、外側に突出する襞部2b,2bが上下に所定間隔で形成されており、該襞部2bは外壁用ガスケット1の長手方向に延在して形成されている。
前記ガスケット部3は、四角筒状をなすものであり、上方から押さえ付けることで、圧潰可能となっている。また、ガスケット部3は、その長手方向の所望の位置でカッター等によって切断可能となっている。
【0030】
前記構成の外壁用ガスケット1は、図2に示すように、外壁材4…に形成された開口部5のうち、外壁材4の目地溝6の延長上に位置する開口縁部5aに沿って設けられるようになっている。なお、前記外壁材4は、上下に長い長方形状をなすもので、住宅の躯体に縦張りで取付けられ、互いに横方向に隣接する外壁材4,4の間に前記目地溝6が形成されている。
【0031】
図3は、前記外壁用ガスケット1を前記開口部5の開口縁部5aに沿って設けた状態を示す斜視図であり、該外壁用ガスケット1は、外壁材4,4の間に形成された目地溝6,6から前記開口縁部5aに亙って配設されている。
前記目地溝6,6の底部には、外壁用ガスケット1の両端側の目地部2,2が挿入されており、該目地部2,2の前記襞部2b…は、弾性的に撓んで目地溝6の側面つまり対向する外壁材4,4の側端面に弾性的に接している。これによって、目地溝6の止水が行われている。
【0032】
また、前記外壁用ガスケット1を前記目地溝6,6の底部に挿入した後に、該外壁用ガスケット1のガスケット部3は、前記開口縁部5aの両端位置でカッター等によって切断されており、これによって、前記ガスケット部3は、中央部3aとその両脇部3b,3bの3つのピースに分断されている。
上記のように、ガスケット部3を前記開口縁部5aの両端位置でカッター等によって切断することで、ガスケット部3の中央部3aの長さを開口縁部5aの長さに容易に合わせることができる。
【0033】
そして、前記ガスケット部3の両脇部3b,3bは、図4(a)、(b)に示すように、上方から作業者によって押し付けられることで、目地溝6の深さ方向に圧潰されて、目地溝6の底部に配置される。
前記ガスケット部3の両脇部3b,3bは、それが中空状であり、ガスケット部3の中央部3b,3bと分断されているので、該両脇部3b,3bを目地溝6の深さ方向に容易に圧潰して、目地溝6の底部に配置することができる。
【0034】
一方、前記ガスケット部3の中央部3aは、圧潰されない状態で前記開口縁部5aに沿って配設されている。
また、前記圧潰されたガスケット部3の両脇部3b,3b上には、化粧目地材7が、前記圧潰されていないガスケット部3の中央部とほぼ面一になるように設けられている。
【0035】
このように、前記外壁用ガスケット1の両端部の目地部2,2を目地溝6,6に挿入することで、外壁用ガスケット1のガスケット部3を外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5aに容易かつ確実に設けることができる。
また、ガスケット部3の圧潰された両脇部2b,2b上に、化粧目地材7を、前記ガスケット部3の中央部3aとほぼ面一になるように設けたので、該化粧目地材7とガスケット部3の中央部3aとが段差なく連続することになり、よって、目地溝6とガスケット部3との接続部を秀麗に仕上げることができる。
【0036】
(第2実施形態例)
図5は本発明の外壁用ガスケットの第2例を示すものである。この図に示す外壁用ガスケット11が、前記外壁用ガスケット1と異なる点は、目地部2の構成であり、その他の構成および該外壁用ガスケット11を前記目地溝6および開口部5の開口縁部5aに設置した構造は同一であるので、共通部分には同一符号を付してその説明を省略または簡略化する。
【0037】
前記外壁用ガスケット11は、四角筒状をなすガスケット部3と目地部2とから構成されており、この目地部2は、2本の脚部2a,2aを有しており、一方の脚部2aには、外側に突出する襞部2b,2bが上下に所定間隔で形成されている。また、他方の脚部2aの外側を向く側面には、溝部(凹部)12が形成されている。この溝部12は、外壁用ガスケット11の長手方向に沿って延在して形成されたもので、その横断面はかぎ穴状になっている。
【0038】
また、前記他方の脚部2aの外側を向く側面には、前記溝部12を挟むようにして、粘着層13,13が上下に離間して形成されている。
この粘着層13は、止水性と接着性を有するものであり、例えば、ブチルゴムで形成された接着テープを前記他方の脚部2aの側面に貼り付けることで形成されたものである。
【0039】
図6は、前記外壁用ガスケット11を前記開口部5の開口縁部5aに沿って設けた状態を示す斜視図であり、該外壁用ガスケット11は、外壁材4,4の間に形成された目地溝6,6から前記開口縁部5aに亙って配設されている。
前記目地溝6,6の底部には、外壁用ガスケット11の両端側の目地部2,2が挿入されており、各目地部2の一方の脚部2aに形成された襞部2b,2bは、図6における左側の外壁材4の側端面に弾性的に接しており、また、他方の脚部2aに形成された粘着層13は、右側の外壁材4の側端面に当接して接着されている。これによって、目地溝6の止水が行われている。
【0040】
また、前記外壁用ガスケット11を前記目地溝6,6の底部に挿入した後に、該外壁用ガスケット1のガスケット部3は、前記開口縁部5aの両端位置でカッター等によって切断されることで、中央部3aとその両脇部3b,3bの3つのピースに分断されている。
そして、前記ガスケット部3の両脇部3b,3bは、上方から作業者によって押し付けられることで、目地溝6の深さ方向に圧潰されて、目地溝6の底部に配置される。
【0041】
一方、前記ガスケット部3の中央部3aは、圧潰されない状態で前記開口縁部5aに沿って配設されている。
また、前記圧潰されたガスケット部3の両脇部3b,3b上には、化粧目地材7が、前記圧潰されていないガスケット部3の中央部とほぼ面一になるように設けられている。
【0042】
このように、前記外壁用ガスケット11の両端部の目地部2,2を目地溝6,6に挿入することで、外壁用ガスケット11のガスケット部3を外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5aに容易かつ確実に設けることができる。
また、ガスケット部3の圧潰された両脇部2b,2b上に、化粧目地材7を、前記ガスケット部3の中央部3aとほぼ面一になるように設けたので、該化粧目地材7とガスケット部3の中央部3aとが段差なく連続することになり、よって、目地溝6とガスケット部3との接続部を秀麗に仕上げることができる。
【0043】
また、前記外壁用ガスケット11の、前記開口縁部5aの端部に位置する側面には、ジョイナーピース15が固定されている。
このジョイナーピース15は、縦の長さが前記外壁用ガスケット11の高さと等しく、横の長さが外壁用ガスケット11の幅と等しい略長方形状をなすもので、図7(a)、(b)に示すように、硬質樹脂で形成されたジョイナーピース本体16と、このジョイナーピース本体16の表面側に形成された粘着層17とからなる2層構造となっている。
前記粘着層17は、止水性と接着性を有するものであり、例えば、ブチルゴムで形成された接着テープを前記ジョイナーピース本体16の表面に貼り付けることで形成されたものである。
【0044】
また、前記ジョイナーピース本体16の裏面側には、凸条(凸部)18が形成されている。この凸条18は前記外壁用ガスケット11に形成された溝部12に嵌合するもので、ジョイナーピース本体16の幅方向に沿って延在するようにして形成されている。
さらに、前記ジョイナーピース本体16の裏面側には、押圧凸部19が形成されている。この押圧凸部19はジョイナーピース16を外壁用ガスケット11の側面に固定した際に、該外壁用ガスケット11の側面を押圧するものであり、ジョイナーピース本体16の幅方向に延在するようにして形成されている。
【0045】
そして、前記構成のジョイナーピース15を外壁用ガスケット11の側面に固定するには、ジョイナーピース本体16の凸条18を、外壁用ガスケット11の溝部12に嵌合するとともに、ジョイナーピース本体16の裏面下部を外壁用ガスケット11の粘着層13,13に当接して接着することで固定されている。このように、ジョイナーピース15を外壁用ガスケット11の側面に固定する際に、凸条18と溝部12との凹凸嵌合を用いることで、外壁用ガスケット11に対するジョイナーピース15の位置決めを容易に行うことができる。
なお、ジョイナーピース15を外壁用ガスケット11の側面に固定した際には、前記押圧凸部19が外壁用ガスケット11のガスケット部3の側面に当接している。
【0046】
また、前記外壁用ガスケット11が配設された前記開口縁部5aと直交する他の開口縁部5bには、図5に示すように、第2外壁用ガスケット21が配設されている。
この第2外壁用ガスケット21は、前記外壁用ガスケット11と同一構成のものであり、ガスケット部3と目地部2とで構成され、目地部2の側面には粘着層13,13が形成されている。
そして、前記第2外壁用ガスケット21は、その端面を前記ジョイナーピース15の粘着層17の表面に当接して接着することで、該ジョイナーピース15を介して前記外壁用ガスケット11の側面に固定されている。
【0047】
これによって、前記外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5a,5bの直交部において、外壁用ガスケット11と第2外壁用ガスケット21とが接続され、その接続部においては前記粘着層17、13、凸条18と溝部12の凹凸嵌合によって止水性が十分に確保される。
なお、前記直交部における外壁用ガスケット11と第2外壁用ガスケット21との接続は、図8に示すように、開口部5の4つの隅部の全てで行う。
【0048】
このように、前記開口部5の開口縁部5bに配設された第2外壁用ガスケット21の端部が、開口縁部5aに配設された外壁用ガスケット11の端部側面にジョイナーピース15を介して接続されているので、外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5a,5bの直交部を秀麗に仕上げることができるとともに、該直交部の止水性を十分に確保することができる。
【0049】
また、外壁用ガスケット11の端部側面に、第2外壁用ガスケット21をジョイナーピース15を介して接続固定する際に、ジョイナーピース15の押圧凸部19によって、外壁用ガスケット11のガスケット部3の側面が押圧されるので、この押圧された部分が窪んで押圧凸部19に密着するとともに、押圧されていない部分が若干突出してガスケット部3に密着すし、これによって、ジョイナーピース15とガスケット部3との間には隙間が生じないので、前記直交部の化粧性を保つことができる。
【0050】
(第3実施形態例)
図9および図10は、上記外壁用ガスケット11と第2外壁用ガスケットとの直交部において、前記ジョイナーピース15に代えて別のジョイナーピース25を使用した例を示すものである。
前記ジョイナーピース25は、縦の長さが前記外壁用ガスケット11の高さと等しく、横の長さが外壁用ガスケット11の幅と等しい略長方形状をなすもので、硬質樹脂で形成されたジョイナーピース本体26と、このジョイナーピース本体26の上部表面側に形成された突出部27と、前記ジョイナーピース本体26の下部表面側に形成された粘着層28とを有している。
【0051】
前記粘着層28は、止水性と接着性を有するものであり、例えば、ブチルゴムで形成された接着テープを前記ジョイナーピース本体26の表面下部に貼り付けることで形成されたものである。
また、前記突出部28は、先端側の方ほど縮径する四角環状のもので、前記第2外壁用ガスケット21のガスケット部3の端面開口の大きさとほぼ等しいか、若干小さく形成されている。
【0052】
また、前記ジョイナーピース本体26の裏面側には、凸条(凸部)18が形成されている。この凸条18は前記外壁用ガスケット11に形成された溝部12に嵌合するもので、ジョイナーピース本体26の幅方向に沿って延在するようにして形成されている。
さらに、前記ジョイナーピース本体26の裏面側には、押圧凸部19が形成されている。この押圧凸部19はジョイナーピース26を外壁用ガスケット11の側面に固定した際に、該外壁用ガスケット11の側面を押圧するものであり、ジョイナーピース本体26の幅方向に延在するようにして形成されている。
また、前記ジョイナーピース本体26の下縁部には、係合片29が形成されており、この係合片29は前記外壁用ガスケット11の下端部に係合するようになっている。
【0053】
そして、前記構成のジョイナーピース25を外壁用ガスケット11の側面に固定するには、図10に示すように、ジョイナーピース本体26の凸条18を、外壁用ガスケット11の溝部12に嵌合するとともに、ジョイナーピース本体26の裏面下部を外壁用ガスケット11の粘着層13,13に当接して接着することで固定されている。なお、前記ジョイナーピース25の係合片29は、外壁用ガスケット11の下端部に係合されている。
このように、ジョイナーピース25を外壁用ガスケット11の側面に固定する際に、凸条18と溝部12との凹凸嵌合を用いることで、外壁用ガスケット11に対するジョイナーピース25の位置決めを容易に行うことができる。
【0054】
また、前記第2外壁用ガスケット21は、そのガスケット部3の端面開口を前記ジョイナーピース25の突出部27にはめ込んで固定するとともに、目地部2の端面をジョイナーピース25の粘着層28の表面に当接して接着することでジョイナーピース25を介して前記外壁用ガスケット11の側面に固定されている。
これによって、前記外壁材4に形成された開口部5の開口縁部5a,5bの直交部において、外壁用ガスケット11と第2外壁用ガスケット21とが接続され、その接続部においては前記粘着層28、13、凸条18と溝部12の凹凸嵌合によって止水性が十分に確保される。
【0055】
また、第2外壁用ガスケット21のガスケット部3の端面開口が、ジョイナーピース25の突出部27にはめ込まれるので、外壁用ガスケット11に対する第2ガスケット21の端部の位置決めが容易となる。
さらに、ジョイナーピース25の押圧凸部19によって、外壁用ガスケット11のガスケット部3の側面が押圧されるので、この押圧された部分が窪んで押圧凸部19に密着するとともに、押圧されていない部分が若干突出してガスケット部3に密着すし、これによって、ジョイナーピース25とガスケット部3との間には隙間が生じないので、前記直交部の化粧性を保つことができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の外壁用ガスケットによれば、目地溝から開口部の開口縁部に亙って設けられる目地部と、この目地部の上部に形成されたガスケット部とを備え、該ガスケット部を、少なくとも前記目地溝に配設された部分が該目地溝の深さ方向に圧潰可能に形成したので、前記目地部を目地溝の底部に密接した状態で挿入し、該目地溝に挿入された目地部の上部に形成されているガスケット部を目地溝の深さ方向に圧潰することで、該ガスケット部を目地部とともに目地溝の底部に配設することができ、前記開口縁部には、ガスケット部を圧潰しない状態で配設することができる。
【0057】
したがって、ガスケット部を外壁材に形成された開口部の開口縁部に容易かつ確実に設けることができる。
また、前記圧潰されたガスケット部上に、化粧目地材を、前記圧潰されていないガスケット部とほぼ面一になるように設けることで、該化粧目地材とガスケット部とが段差なく連続することになり、よって、目地溝とガスケットとの接続部を秀麗に仕上げることができる。
【0058】
請求項2の外壁用ガスケットによれば、請求項1と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記ガスケット部を中空状に形成し、その長手方向の所望の位置で切断可能に構成したので、ガスケット部を、前記開口縁部の両端位置で切断することで、中央部とその両脇部の3つのピースに分断することができる。したがって、中央部のガスケット部を、前記開口縁部の長さに容易に合わせることができる。
また、両脇部のガスケット部は、それが中空状であり、中央部のガスケット部と分断されているので、目地溝の深さ方向に容易に圧潰して、目地溝の底部に配設することができる。
【0059】
請求項3の外壁用ガスケットの設置構造によれば、外壁材に形成された目地溝に外壁用ガスケットの目地部が挿入されるとともに、該目地部の上部に形成されているガスケット部が目地溝の深さ方向に圧潰され、さらに、前記目地溝の延長上に位置する開口縁部に沿って前記外壁用ガスケットが配設されるので、該開口縁部には、外壁用ガスケットの圧潰されていないガスケット部が配設されることになる。
【0060】
したがって、ガスケット部を外壁材に形成された開口部の開口縁部に容易かつ確実に設けることができる。
また、前記圧潰されたガスケット部上に、化粧目地材を、前記圧潰されていないガスケット部とほぼ面一になるように設けることで、該化粧目地材とガスケット部とが段差なく連続することになり、よって、目地溝とガスケットとの接続部が秀麗に仕上げることができる。
【0061】
請求項4の外壁用ガスケットの設置方法によれば、外壁用ガスケットの目地部を前記外壁材に形成された開口部の開口縁部の両端側に位置する目地溝の底部に密接した状態で挿入した後、ガスケット部を、前記開口縁部の両端位置で切断することで、中央部とその両脇部の3つのピースに分断することができる。
したがって、中央部のガスケット部を、前記開口縁部の長さに容易に合わせることができる。
また、両脇部のガスケット部は、それが中空状であり、中央部のガスケット部と分断されているので、目地溝の深さ方向に容易に圧潰して、目地溝の底部に配設することができる。
【0062】
請求項5の外壁用ガスケットの設置構造によれば、請求項3と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、外壁用ガスケットが配設された前記開口縁部と直交する他の開口縁部に、第2外壁用ガスケットが配設され、この第2外壁用ガスケットの端部が、外壁用ガスケットの端部側面に固定されたジョイナーピースの粘着層に当接されるので、外壁材に形成された開口部の開口縁部の直交部を秀麗に仕上げることができるとともに、該直交部の止水性を十分に確保することができる。
【0063】
請求項6の外壁用ガスケットの設置構造によれば、請求項3と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、外壁用ガスケットが配設された前記開口縁部と直交する他の開口縁部に、第2外壁用ガスケットが配設され、この第2外壁用ガスケットの端部の上部開口が、外壁用ガスケットの端部側面に固定されたジョイナーピースの突出部にはめ込まれるので、外壁用ガスケットに対する第2ガスケットの端部の位置決めが容易となり、また、第2外壁用ガスケットの端面の下面が前記粘着層に当接されるので、該直交部の止水性を十分に確保することができる。
【0064】
請求項7の外壁用ガスケットの設置構造によれば、請求項5または6と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、外壁用ガスケットの端部側面に固定されたジョイナーピースと、該外壁用ガスケットとが、それらの一方に形成された凸部と、他方に形成された凹部との凹凸嵌合によって係合しているので、外壁用ガスケットに対するジョイナーピースの位置決めが容易であるとともに、前記第2外壁用ガスケットの端部が前記ジョイナーピースの粘着層に当接されているので、外壁材に形成された開口部の開口縁部の直交部の止水性をより確実なものとすることができる。
【0065】
請求項8の外壁用ガスケットの設置構造によれば、請求項5〜7のいずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、ジョイナーピースの押圧凸部によって外壁用ガスケットの側面が押圧されているので、この押圧された部分が窪んで押圧凸部に密着するとともに、押圧されていない部分が若干突出して外壁用ガスケットに密着し、これによって、ジョイナーピースと外壁用ガスケットとの間には隙間が生じないので、前記直交部の化粧性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外壁用ガスケットの第1例を示すもので、外壁用ガスケットの斜視図である。
【図2】本発明の外壁用ガスケットの設置構造の第1例を示すもので、外壁用ガスケットを外壁材に設置した状態を示す正面図である。
【図3】同、外壁用ガスケットを外壁材に設置した状態を示す要部の斜視図である。
【図4】同、外壁用ガスケットの横断面図である。
【図5】本発明の外壁用ガスケットの第2例を示すもので、外壁用ガスケットの斜視図である。
【図6】本発明の外壁用ガスケットの設置構造の第2例を示すもので、外壁用ガスケットを外壁材に設置した状態を示す要部の斜視図である。
【図7】同、ジョイナーピースを示すもので、(a)はジョイナーピースの断面図、(b)はジョイナーピースの正面図である。
【図8】同、外壁用ガスケットを外壁材に設置した状態を示す正面図である。
【図9】本発明の外壁用ガスケットの設置構造の第3例に使用するジョイナーピースを示すもので、(a)はジョイナーピースの斜視図、(b)は側面図である。
【図10】本発明の外壁用ガスケットの設置構造の第3例を示すもので、直交部を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11 外壁用ガスケット
2 目地部
3 ガスケット部
4 外壁材
5 開口部
5a,5b 開口縁部
6 目地溝
7 化粧目地材
15,25 ジョイナーピース
17,28 粘着層
12 溝部(凹部)
18 凸条(凸部)
19 押圧凸部
Claims (8)
- 外壁材に形成された開口部の開口縁部のうち、前記外壁材の目地溝の延長上に位置する開口縁部に沿って設けられる外壁用ガスケットであって、
前記目地溝から前記開口縁部に亙って設けられる目地部と、この目地部の上部に該目地部の長手方向に沿って形成されたガスケット部とを備え、
該ガスケット部は、少なくとも前記目地溝に配設された部分が該目地溝の深さ方向に圧潰可能に形成されたものであることを特徴とする外壁用ガスケット。 - 請求項1記載の外壁用ガスケットにおいて、
前記ガスケット部が中空状に形成され、その長手方向の所望の位置で切断可能であることを特徴とする外壁用ガスケット。 - 請求項1または2記載の外壁用ガスケットを、外壁材の目地溝から該目地溝の延長上に位置する開口縁部に沿って設置する外壁用ガスケットの設置構造であって、
前記目地溝には、前記外壁用ガスケットが、その目地部を前記目地溝の底部の内側面に密接した状態で挿入され、前記目地溝に挿入された外壁用ガスケットのガスケット部は目地溝の深さ方向に圧潰され、
前記開口部縁部には、前記外壁用ガスケットがそのガスケット部を圧潰しない状態で配設され、
さらに、前記圧潰されたガスケット部上には、化粧目地材が、前記圧潰されていないガスケット部とほぼ面一になるように設けられていることを特徴とする外壁用ガスケットの設置構造。 - 請求項2記載の外壁用ガスケットを、外壁材の目地溝から該目地溝の延長上に位置する開口縁部に沿って設置する外壁用ガスケットの設置方法であって、
まず、前記外壁材の目地溝に、前記外壁用ガスケットを、その目地部が前記目地溝の底部の内側面に密接するように配設するとともに、前記目地溝の延長上にある前記開口縁部に沿って配設し、
次いで、前記外壁用ガスケットのガスケット部を、前記開口縁部の両端位置で切断し、その切断位置より外側に位置するガスケット部を目地溝の深さ方向に圧潰し、
次いで、この圧潰されたガスケット部上に、化粧目地材を、前記圧潰されていないガスケット部とほぼ面一になるように設けることを特徴とする外壁用ガスケットの設置方法。 - 請求項3記載の外壁用ガスケットの設置構造において、
前記外壁用ガスケットが配設された前記開口縁部と直交する他の開口縁部には、第2外壁用ガスケットが配設され、
前記外壁用ガスケットの、前記開口縁部の端部に位置する側面には、ジョイナーピースが固定され、このジョイナーピースの表面には止水性と接着性を有する粘着層が形成され、
この粘着層には、前記第2外壁用ガスケットの端面が当接されていることを特徴とする外壁用ガスケットの設置構造。 - 請求項3記載の外壁用ガスケットの設置構造において、
前記外壁用ガスケットが配設された前記開口縁部と直交する他の開口縁部には、第2外壁用ガスケットが配設され、
前記外壁用ガスケットの、前記開口縁部の端部に位置する側面には、ジョイナーピースが固定され、このジョイナーピースの表面には、突出部と止水性と接着性を有する粘着層が形成され、
前記突出部に前記第2外壁用ガスケット端面の上部開口がはめ込まれて固定され、前記粘着層に前記第2外壁用ガスケット端面の下面が当接されていることを特徴とする外壁用ガスケットの設置構造。 - 請求項5または6記載の外壁用ガスケットの設置構造において、
前記ジョイナーピースは前記外壁用ガスケットに、それらの一方に形成された凸部と、他方に形成された凹部との凹凸嵌合によって係合していることを特徴とする外壁用ガスケットの設置構造。 - 請求項5〜7のいずれかに記載の外壁用ガスケットの設置構造において、
前記ジョイナーピースの裏面側には押圧凸部が形成され、この押圧凸部によって前記外壁用ガスケットの側面が押圧されていることを特徴とする外壁用ガスケットの設置構造。
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