JP3929428B2 - 電力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流回路と交流回路との間で双方向の電力変換を行う電力変換回路を備えた電力制御装置に係り、特に、その発生損失の低減を図るものである。
直流電源と発電電動機との間で双方向の電力変換を行う従来の電力制御装置では、例えば、特許文献1では、発電動作時ダイオードの過熱状態をサーミスタにより検知し、過熱状態がある時間継続した場合発電動作を停止するようにしている。
ダイオードの発生損失を低減させるものとして、例えば、特許文献2には、交流発電機の整流装置であって、ダイオードに並列にスイッチング素子を接続する回路が開示されている。
特開平10−191691号公報(段落0025〜0034参照) 特開平11−196577号公報(図3、段落0017、0036参照)
特許文献1に示された電力制御装置においては、発電動作時ダイオードの温度がある一定時間ある閾値を超えていると、過熱による焼損を防止するために発電動作を停止しなければならず、大きな電力を扱う発電動作を長時間継続することができないという課題があった。すなわち、発電動作時に動作するダイオードのオン電圧(順方向電圧)が高いため、ダイオードでの損失が大きいという課題があった。
また、特許文献2では、スイッチング素子を並列に接続することでダイオードの発生損失が低減するが、このスイッチング素子はもっぱら発電動作(整流動作)専用に使用されるもので、本願が前提とする双方向変換装置、即ち、直流電力を交流電力に変換するインバータ動作と、交流電力を直流電力に変換する整流(発電)動作との双方向の変換を行う装置には適用できないという課題があった。
この発明は以上のような課題を解決するためになされたもので、直流回路と交流回路との間で双方向の電力変換を行う装置にあって、安価、簡便に素子の発生損失、発熱の低減を可能とすることを目的とする。
この発明に係る電力制御装置は、直流回路と交流回路との間に接続され、双方向に通電可能なスイッチング素子およびこのスイッチング素子と並列に接続されたダイオードからなる電力変換回路を備え、
上記スイッチング素子をスイッチング制御することにより上記直流回路からの直流電力を交流電力に変換して上記交流回路へ出力するインバータ動作と、上記ダイオードにより上記交流回路からの交流電力を直流電力に変換して上記直流回路に出力する整流動作とを行う電力制御装置において、
上記整流動作における上記ダイオードの通電期間内に当該ダイオードに並列に接続されている上記スイッチング素子を当該ダイオードと同一の方向に通電させるようにし
上記電力変換回路は、それぞれ上記スイッチング素子とダイオードとの並列接続体からなる高圧側スイッチング回路と低圧側スイッチング回路とを直列に接続したものを3相分、上記直流回路の高圧側端子と低圧側端子との間に接続し、上記高圧側および低圧側スイッチング回路の各直列接続点を3相の上記交流回路の各相端子に接続してなる3相電力変換回路とし、
上記3相交流回路の各相の電圧および上記直流回路の電圧を検出し、これら電圧検出値に基づく比較演算により上記各ダイオードの通電開始タイミングを検出する第1の検出手段を備え、この第1の検出手段で検出した通電開始タイミングで当該ダイオードに並列に接続された上記スイッチング素子をオンさせるようにし、
上記3相交流回路の各相の内、上記スイッチング素子をオンさせた相(以下、当該相という)から(2/3)π位相角が遅れた相(以下、次相という)の電圧および上記直流回路の電圧を検出し、これら電圧検出値に基づく比較演算により上記次相のダイオードの通電開始タイミングを検出する第2の検出手段を備え、この第2の検出手段で検出した通電開始タイミングで上記当該相のスイッチング素子をオフさせるようにしたものである。
この発明に係る電力制御装置においては、本来、専らインバータ動作のためのスイッチング制御を担っており整流動作時には動作させないスイッチング素子を、整流動作時のダイオード通電期間内に通電させるようにしたので、新たにスイッチング素子を付加することなく安価に、電流経路の抵抗が低下し、ダイオードの損失は勿論、整流動作時の発生損失を低減させることが出来る。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における電力制御装置の全体構成を示している。3相の電力変換回路1は、制御回路3により双方向の電力変換動作を行う。Vpnは、直流電源のDC電圧を示し、端子間はバッテリー等のエネルギー蓄積源に接続されている。発電電動機であるモータ/ジェネレータ2は、電力変換回路1をインバータ動作させることにより、エネルギー蓄積源からモータ/ジェネレータ2へ電力を移行し、モータ/ジェネレータ2が回転駆動力を発生させ、車軸等を回転させる(モータ駆動動作)。また、外部からの動力によりモータ/ジェネレータ2は回転され、3相の交流電力を発生し、発生された交流電力は電力変換回路1により整流され、バッテリー等のエネルギー蓄積源への充電を行う(発電動作)。
電力変換回路1は、UVWの3相インバータであり、制御回路3が発生するゲート信号によりコントロールされている。U相の電力を供給する回路は、高電圧ラインとU相の接続を制御するパワーMOSFET UFETh、このMOSFET UFEThを駆動するドライバ回路UGateC_h、低電圧ラインとU相の接続を制御するパワーMOSFET UFETl、このMOSFET UFETlを駆動するドライバ回路UGateC_l、MOSFET UFEThに並列に接続されMOSFET UFEThとで高圧側スイッチング回路を形成するダイオードUDh、MOSFET UFETlに並列に接続されMOSFET UFETlとで低圧側スイッチング回路を形成するダイオードUDlで構成されている。
同様に、V相の回路は、パワーMOSFET VFETh、VFETl、ドライバ回路VGateC_h、VGateC_l、ダイオードVDh、VDlで構成され、W相の回路は、パワーMOSFET WFETh、WFETl、ドライバ回路WGateC_h、WGateC_l、ダイオードWDh、WDlで構成されている。上記ドライバ回路は、パワーMOSFETを駆動するため、制御GND基準で送られてきた電圧信号の電圧レベル変換と駆動力増幅を行っている。本実施の形態では、ダイオードUDh、UDl、VDh、VDl、WDh、WDlが各パワーMOSFETに並列に接続されているが、MOSFET内部に形成される寄生ダイオードを利用する場合、これらダイオードを別途配置しなくてもよい。
以上で説明した範囲は、従来からの電力制御装置と同様である。即ち、スイッチング素子であるMOSFETをスイッチング制御することにより、直流電源からの直流電力を交流電力に変換してモータ/ジェネレータ2へ出力し、モータ/ジェネレータ2はこの交流電力を受け電動機として回転駆動する。また、ダイオードにより発電機として動作するモータ/ジェネレータ2からの交流電力を直流電力に変換して直流電源に出力する。
この発明は、この後者の動作、即ち、通常ではスイッチング素子が使用されていない発電(整流)動作時に着目し、この整流動作自体には必要とされないスイッチング素子をダイオードの通電期間内であえて通電させることで、ダイオードに流れる電流をスイッチング素子にも分流させ、ダイオードは勿論、スイッチング素子を含めた発生損失、発熱を低減するものである。
即ち、元々、インバータ動作のために設置されているスイッチング素子をこの発明で新たに発電動作時に使用利用するもので、変換回路としては、新たにスイッチング素子を設けることなく、従って、素子の発生損失、発熱の低減が、安価、簡便に実現できるわけである。
次に、本発明の第1の実施の形態の要部である同期整流信号発生回路、即ち、発電動作時にダイオードの通電電流を低減すべくMOSFETをスイッチング制御するための信号を発生する回路を中心とした構成を図2に示す。U相のみの構成が示されている。制御回路3はマイコンであり、制御GND基準で動作している。制御回路出力線UHは、抵抗R2を介してドライバ回路UGateC_hの入力端子UHinに接続され、ドライバ回路UGateC_hの入力端子UHinはダイオードD1のカソードに、ダイオードD1のアノードは抵抗R1を介して制御GND基準の電源端子Vcc、コンパレータCP1、CP2の出力端子、およびMOSFETSw1のドレインに接続されている。
制御回路出力線ULは、抵抗R4を介してドライバ回路UGateC_lの入力端子ULinに接続され、ドライバ回路UGateC_lの入力端子ULinはダイオードD2のカソードに、ダイオードD2のアノードは抵抗R3を介して電源端子Vcc、コンパレータCP3、CP4の出力端子、およびMOSFETSw2のドレインに接続されている。
電圧Vpnを抵抗R6とR7とで分圧した電圧Vpn×R7/(R6+R7)がコンパレータCP1のマイナス入力端子とコンパレータCP2のプラス入力端子に入力されている。U相電圧VuをR10とR11とで分圧した電圧Vu×R11/(R10+R11)がコンパレータCP1のプラス入力端子とコンパレータCP3のマイナス入力端子に入力されている。V相電圧VvをR12とR13とで分圧した電圧Vv×R13/(R12+R13)がコンパレータCP2のマイナス入力端子とコンパレータCP4のプラス入力端子に入力されている。また、電圧VpnをR8とR9とで分圧した電圧Vpn×R9/(R8+R9)がコンパレータCP3のプラス入力端子とコンパレータCP4のマイナス入力端子に入力されている。
電圧Vpn×R7/(R6+R7)は、電圧Vu×R11/(R10+R11)の最大値より0.5V〜1V小さい値に設定され、電圧Vpn×R9/(R8+R9)は、電圧Vu×R11/(R10+R11)の最小値より0.5V〜1V大きな値に設定されている。
スイッチSw1、Sw2のソース端子は制御GNDに接続され、ゲート端子は制御回路3のCont端子に接続されている。制御線UH、ULは制御回路3のUH端子、UL端子に接続されている。ドライバ回路UGateC_h、UGateC_lはパワーMOSFET UFETh、UFETlを駆動するためにUHin、ULinに入力された信号をレベルシフトし、かつ、駆動能力を増加させパワーMOSFETのゲートに信号を伝えている。制御回路3のCont端子は抵抗R5を介して電源Vccに接続され、制御回路3内でスイッチを介して制御GNDに接続されている。
Cont端子の役割について説明する。モータ駆動(電力変換回路1はインバータ動作)時においては、制御回路3内のスイッチTC、TH2、TL2はオフされ、Cont端子とGND間はハイインピーダンス状態となり、信号Contラインの電圧は、電源端子の電圧Vccとなる。Contラインが電圧Vccになると、スイッチSw1,Sw2のゲートはハイ電圧になってオン状態となり、ダイオードD1,D2のアノード端子電圧がGND(ゼロ)電圧に固定される。この結果、後述するコンパレータCP1〜CP4がどのように動作しても、ダイオードD1,D2のアノード端子電圧がGND電圧であるため、ドライバ回路の入力端子UHin、ULinではこれらの影響を受けることはない。
そして、モータ駆動時には、制御回路3内のスイッチTH1,TH2,TL1,TL2は、PWMモータ制御に基づくオンオフ動作を行い、UH,UL信号がドライブ回路の入力端子UHin,ULinにそのまま伝達され、電力変換回路1は所望の交流電圧を発生しモータが駆動される。
次に、発電時の動作について説明する。発電時は、制御回路3内のスイッチTC,TH2,TL2は、図示のとおり、共にオンの状態になっており、スイッチSw1,Sw2も共にオフ状態となる。従って、コンパレータCP1、CP2およびCP3、CP4で形成される信号は、そのままドライバ回路UGateC_h、UGateC_lの入力端子UHin、ULinに伝達されることになる。
図3に、UVW相の検出電圧Vu×R11/(R10+R11)、Vv×R13/(R12+R13)、UVW相電流、ドライバ回路UGateC_h、UGateC_l、VGateC_h、VGateC_l、WGateC_h、WGateC_lの入力UHin、ULin、VHin、VLin、WHin、WLinの電圧が示されている。電流の方向は図1に示したように電力変換回路1からモータ/ジェネレータ2へ流れる方向を正としている。
先ず、パワーMOSFET UFEThの動作について説明する。U相電流Iuの電流方向がプラスからマイナスになると、U相電圧は約−1Vから約Vpn+1Vに上昇する。U相電圧が電圧Vpn以上になっている期間ダイオードUDhが導通している。U相検知電圧Vu×R11/(R10+R11)が比較電圧Vpn×R7/(R6+R7)を超えた時(時刻T1)、第1の検出手段としてのコンパレータCP1の出力はハイ電圧となり、電圧VccをR1とR2とで分圧した電圧がドライバ回路UGateC_hの入力端子UHinに入力される。ドライバ回路UGateC_hは、この電圧をハイ電圧と認識し、パワーMOSFET UFEThのゲートにハイ電圧が出力されオン状態となる。このとき、ダイオードUDhに流れていた電流がMOSFET UFEThにも流れる。
次に、V相電流Ivの電流方向がプラスからマイナスになる。V相電圧も同様に約−1Vから約Vpn+1Vに上昇し、ダイオードVDhに電流が流れ始める。V相検知電圧Vv×R13/(R12+R13)が比較電圧Vpn×R7/(R6+R7)を超えた時(時刻T2)、第2の検出手段としてのコンパレータCP2の出力はロウ電圧となり、パワーMOSFET UFEThのゲートにロウ電圧が出力されオフ状態となる。このとき、パワーMOSFET FEThはオフするが、U相電流IuはダイオードUDhを通って流れ続ける。
パワーMOSFET UFETlの動作について説明する。U相電流Iuの電流方向がマイナスからプラスになると、U相電圧は約Vpn+1Vから約−1Vに低下する。U相電圧が電圧0V以下になっている期間ダイオードUDlが導通している。U相検知電圧Vu×R11/(R10+R11)が比較電圧Vpn×R9/(R8+R9)より低下した時(時刻T3)、第1の検出手段としてのコンパレータCP3の出力はハイ電圧となり、電圧VccをR3とR4とで分圧した電圧がドライバ回路UGateC_lの入力端子ULinに入力される。ドライバ回路UGateC_lはこの電圧をハイ電圧と認識し、パワーMOSFET UFETlのゲートにハイ電圧が出力されオン状態となる。このとき、ダイオードUDlに流れていた電流がMOSFET UFETlにも流れる。
次にV相電流Ivの電流方向がマイナスからプラスになる。V相電圧も同様に約Vpn+1Vから約−1Vに低下し、ダイオードVDlに電流が流れ始める。V相検知電圧Vv×R13/(R12+R13)が比較電圧Vpn×R9/(R8+R9)より低下した時(時刻T4)、第2の検出手段としてのコンパレータCP4の出力はロウ電圧となり、パワーMOSFET UFETlのゲートにロウ電圧が出力されオフ状態となる。このとき、パワーMOSFET FETlはオフするが、U相電流IuはダイオードUDlを通って流れ続ける。
電力制御装置は、電流1周期のうち1/2周期ダイオードに電流が流れる。本発明においては、電流1周期のうち1/3周期、即ち、ダイオード導通期間の2/3、MOSFETがONする。ダイオード導通時、MOSFETをオンし電流の流れる経路を低抵抗化することにより、電流による電力損失を抑え発熱を抑えている。
図4は、波形の観測結果を示す。ここでは、MOSFET UFETlのドレインーソース間電圧Vdsを例にとって示しているが、ドライバ回路UGateC_lへの入力ULinがハイの期間でMOSFET UFETlがオンし、電圧Vdsがこの期間でほぼ零になり、従って、素子の発生損失が大きく低減していることが判る。
なお、以上では、U相の構成についてのみ述べたが、V相、W相についても同様であり、自分の相の電圧を検知することによりダイオード導通に合わせてパワーMOSFETをオンし、(2/3)π位相角が遅れた他相(U相ならばV相、V相ならばW相、W相ならばU相)の電圧を検知しパワーMOSFETをオフしている。
以上のように、この発明の実施の形態1では、3相交流回路の各相の電圧および直流回路の電圧を検出し、これら電圧検出値に基づく比較演算により各ダイオードの通電開始タイミングを検出する第1の検出手段を備え、この第1の検出手段で検出した通電開始タイミングで当該ダイオードに並列に接続されたスイッチング素子をオンさせるようにした
ので、たとえ、回路の電圧の絶対値や周波数に変化が生じても、スイッチング素子をそれに並列接続されたダイオードの通電開始タイミングに合わせて確実にオンさせることが出来る。
また、3相交流回路の各相の内、スイッチング素子をオンさせた当該相から(2/3)π位相角が遅れた次相の電圧および直流回路の電圧を検出し、これら電圧検出値に基づく比較演算により次相のダイオードの通電開始タイミングを検出する第2の検出手段を備え、この第2の検出手段で検出した通電開始タイミングで当該相のスイッチング素子をオフさせるようにしたので、たとえ、回路の電圧の絶対値や周波数に変化が生じても、スイッチング素子をそれに並列接続されたダイオードの通電期間内で確実に通電させることが出来る。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、ドライバ回路の入力がハイアクティブ(ハイ電圧でパワーMOSFETのゲートにハイ電圧を供給)の場合の回路構成について述べた。この実施の形態2では、ロウアクティブ(ロウ電圧でパワーMOSFETのゲートにハイ電圧を供給)の場合の回路構成について説明する。図5に、U相高電圧側の構成について示す。ドライバ回路の入力がロウアクティブの場合でも、低電圧側、他相の構成は同様であることは言うまでもない。
コンパレータCP1、CP2、抵抗R5、R6、R7、R10、R11、R12、R13の接続は、実施の形態1と同様である。コンパレータCP1とCP2の出力端子は、抵抗R101を介して電源VccおよびスイッチSw103のゲートに接続されている。スイッチSw103のソースはGNDに接続され、ドレインは抵抗R114を介して電源Vcc、かつ、ダイオードD101のカソード端子に接続されている。ダイオードD101のアノード端子は抵抗R2を介して制御回路端子UHに接続され、かつ、ドライバ回路UGateC_hの入力端子UHinに接続されている。
モータ駆動動作時にこの同期整流信号発生回路の動作を無効にするための制御回路端子Contは、スイッチSw101のゲートに接続される。このスイッチSw101のソースはGNDに接続され、ドレインはコンパレータCP1のプラス入力端子に接続されている。低電圧側のスイッチは、コンパレータCP4のプラス入力端子に接続されている。
モータ駆動時において、Cont端子は制御回路3内でハイインピーダンス状態となる。従って、スイッチSw101がオンすることにより、コンパレータCP1の出力端子がGND電圧になり、スイッチSw103がオフしダイオードD101のカソード電圧が常時Vccになる。この結果、電圧Vu,Vvが変化しても、ドライバ回路入力UHinに発生するモータ駆動用パルスに影響を及ぼすことはない。低電圧側も同様である。発電動作時には、制御回路端子Contは、制御回路3内でGNDに接続され、スイッチSw101はオフし、同期整流信号発生回路が動作することになる。この発電動作時の制御回路出力UHはVcc電圧に固定されている。
動作は基本的には実施の形態1の場合と同様である。即ち、上述のようにU相、V相電圧と基準電圧とを比較してコンパレータの出力に矩形電圧波形が現れる。この矩形電圧波形によりスイッチSw103を動作させる。コンパレータ出力がハイ電圧のときドライバ回路UGateC_hの入力端子UHinはロウ電圧になり、ロウ電圧のときドライバ回路UGateC_hの入力端子UHinはハイ電圧になる。低電圧側および他相の動作もこれと同様である。
実施の形態3.
先の実施の形態1および2において、ダイオード導通期間内のパワーMOSFETのオン期間が、ダイオード全通電期間の2/3の割合であることについて述べた。このオン期間が長くなればさらに素子の発熱を抑えることができる。本実施の形態3では、このオン期間を長くするための回路構成および動作について述べる。
図6に、実施の形態3の構成を示す。U相高電圧側のみの構成が示されている。低電圧側、他相の構成も同様である。コンパレータCP1、CP2、抵抗R2、R5、R6、R7、R10、R11、R12、R13、スイッチSw1、ダイオードD1の接続は、実施の形態1と同様である。
コンパレータCP1とCP2の出力端子は、抵抗R201を介して電源Vcc、かつ、NOR回路IC201の一方の入力端子、かつ、抵抗R215に接続されている。NOR回路IC201のもう一方の入力端子は抵抗R216を介して電源Vcc、かつ、コンパレータCP203の出力端子に接続されている。抵抗R215のもう一方の端子はコンデンサC201、かつ、コンパレータCP203のプラス入力端子に接続されている。コンデンサC201のもう一方はGNDに接続されている。抵抗R217とR218とで電圧Vccを分圧した電圧がコンパレータCP203のマイナス入力端子に入力されている。NOR回路IC201の出力端子はスイッチSw202のゲートに接続され、スイッチSw202のソースはGNDに接続されている。ドレインは抵抗R214を介して電源Vcc、かつ、スイッチSw1のドレイン、かつ、ダイオードD1のアノードに接続されている。
次に動作、特に発電時の動作について説明する。図7に回路の各ポイントの電圧を時系列で示す。V1はコンパレータCP1、CP2の出力電圧、V2はコンパレータCP203のプラス入力電圧、V3はコンパレータCP203のマイナス入力電圧、V4はコンパレータCP203の出力電圧、V5はNOR回路IC201の出力電圧、UHinはドライバ回路UGateC_hの入力電圧を示す。
電圧V1は、上述のようにダイオードUDhが導通してから電流の1/3周期分の期間ハイ電圧になる。電圧V2は、抵抗R215とコンデンサC201の影響で図7に示したように、電圧V1の立ち上がり、立ち下がりが鈍った波形になる。電圧V3は、基準の電圧であり、コンパレータCP203により電圧V2とV3とを比較することにより、図に示したような電圧波形V4を得ることができる。電圧V1とV4とを入力するNOR回路IC201の出力V5は、電圧V1の立ちあがりと同時刻で立ち下がり、電圧V1の立ち下がりポイントより遅れ、電圧V4の立ち下がりと同時刻で立ち上がる電圧波形になる。この電圧V5をスイッチSw202のゲートに入力することにより、その信号の反転信号がドライバ回路UGateC_hの入力UHinに入力される。
その結果、実施の形態1、2の場合よりもパワーMOSFET FEThのオン期間が長くなり、素子発熱をさらに抑えることができる。モータ駆動動作時の同期整流信号発生回路の無効化動作は先の実施の形態と同じである。
ここで、R215を390kΩ、C201を1000pF、電圧V3をVcc×0.41とした場合の3相交流電流の周波数とON角度の関係について示す。ON角度は、電流一周期に対するパワーMOSFETオン時間の割合に360°を掛けた値である。図8に結果を示す。本電力制御装置で想定される発電電流周波数において150°〜179°のON角度になることがわかる。実施の形態1および2では、このON角度が120°であったことから、オン期間を1.25倍以上に大きくしていることがわかる。ON角度が180°以上になると高電圧側、低電圧側のパワーMOSFETの同時オン状態が発生してしまい、発電電力を低下させてしまうので、ON角度は180°以下に設定しなければならない。
低電圧側および他相の構成、動作もこれと同様である。
以上のように、この発明の実施の形態3では、当該相のスイッチング素子をオフさせるタイミングを、当該相のダイオードの通電期間内で所定時間遅らせる遅延手段を備えたので、素子の発生損失および発熱を一層抑制することが出来る。
なお、ここでいう遅延手段は、図6を参照して説明すると、電圧V1の波形を鈍らせる、抵抗R217とコンデンサC201とからなるCR回路、抵抗R217,R218からなる基準信号発生回路、CR回路の出力V2と基準信号発生回路の出力V3とを比較するコンパレータCP203、および電圧V1とコンパレータCP203の出力V4とのNORを出力するNOR回路IC201から構成されている。
実施の形態4.
先の実施の形態3では、ドライバ回路の入力がハイアクティブ(ハイ電圧でパワーMOSFETのゲートにハイ電圧を供給)の場合の回路構成について述べた。この実施の形態4では、ロウアクティブ(ロウ電圧でパワーMOSFETのゲートにハイ電圧を供給)の場合の回路構成について説明する。図9に、U相高電圧側の構成について示す。ドライバ回路の入力がロウアクティブの場合でも、低電圧側、他相の構成は同様であることは言うまでもない。
図9において、スイッチSw101と、低圧側の同期整流信号発生回路を無効化するスイッチ(図示せず)と、ダイオードD101の接続は実施の形態2の場合と同様であり、実施の形態2と同じ部分とOR回路IC301以外は実施の形態3と同様である。動作はOR回路IC301の出力V5が実施の形態3の反転信号になり、UHinの信号も反転信号になる。もちろん効果は実施の形態3の場合と同じである。
実施の形態5.
先の実施の形態3、4において、パワーMOSFETのON角度が150°〜179°になる方式について説明した。本実施の形態5は、どのような発電電流の周波数であっても常に180°弱にON角度を設定することができる。図10に本実施の形態5の回路構成の一部を示す。図6に示した実施の形態3の信号V1とV5とのポイント間に配置された回路を図10の回路で置き換えた構成になっている。
信号V1は、f/V変換部の入力端子、NOR回路IC401の入力端子、スイッチSw403(MOSFET)およびスイッチSw404(MOSFET)のゲートに接続されている。スイッチSw403のソースはGNDに、ドレインはオペアンプOPA401のマイナス入力端子に接続され、また抵抗R417を介して電源Vccに接続されている。オペアンプOPA401のプラス入力端子は、電圧Vccを抵抗R418とR419とで分圧した電圧が入力され、マイナス入力端子はコンデンサC402を介して出力端子に接続されている。
オペアンプOPA401の出力(V2*)は、スイッチSw404のドレインとコンパレータCP403のプラス入力端子に接続されている。スイッチSw404のソースはGNDに接続されている。f/V変換部の出力端子(V3*)は、コンパレータCP403のマイナス入力端子に接続され、コンパレータCP403の出力端子は抵抗R420を介して電源Vccに、またNOR回路IC401のもう一方の入力端子に接続されている。NOR回路IC401の出力信号は信号V5になる。
上記f/V変換部は周波数/電圧変換回路部であり、単安定マルチバイブレータと抵抗、コンデンサ等で構成されている。信号V1の立ち上がりでどのような周波数であっても一定パルス幅の信号を、単安定マルチバイブレータを用いて形成し、その信号を平滑化することにより周波数/電圧変換を行っている。一定傾斜で減衰する信号を形成するために、オペアンプOPA401を用い積分回路が構成されている。
次に動作、特に発電時の動作について説明する。図11に各電圧ポイントにおける電圧波形を示す。上述のように、電圧V1はON角度120°の矩形波形である。電圧V2*はオペアンプOPA401の出力電圧であり、電圧V1がハイの期間、スイッチSw404がオン状態であるため電圧V2*はGND電圧になっている。電圧V1がロウになると、スイッチSw403、Sw404がオフ状態になり、電圧V2*は、Vcc×R419/(R418+R419)に一瞬上昇し、図に示すように一定傾斜で低下する。スイッチSw404の寄生ダイオードの効果とオペアンプOPA401の動作電源のマイナス電圧入力がGND電圧であるため、電圧V2*はGND電圧以下になることはない。
一方、電圧V3*は上述のように、矩形パルス電圧V1の周波数に依存して電圧値が変化する。周波数が低く周期が長い場合、電圧V3*は低い電圧になり、周波数が高く周期が短い場合、電圧V3*は高い電圧になる。電圧V2*とV3*とをコンパレータCP403で比較することにより、電圧V1の立ち下がり時刻と立ち上がり時刻が一致し、周波数に依存したパルス幅を有した矩形電圧V4*を得ている。電圧V4*のパルス幅は、電圧V1の周波数が低くなると長くなり、周波数が高くなると短くなる。
電圧V4*とV1とをNOR回路IC401に入力することにより信号V5を形成し、図6に示したスイッチSw202のゲートに信号V5が入力され、パワーMOSFETのゲート駆動信号が形成されている。
本方式は、f/V変換回路の定数設定と電圧V2*の電圧傾斜の定数設定により、250Hz〜2.5kHzの範囲でON角度を常に180°弱に設定することができる。本実施の形態5により、さらに発電動作時の発熱を低減することができる。
低電圧側および他相の構成、動作もこれと同様である。
以上のように、この発明の実施の形態5では、遅延手段で遅延させる遅延時間を、交流回路の周波数に応じて変化させることにより、スイッチング素子の位相角で表した通電期間が、周波数の如何に拘わらず一定となるようにしたので、周波数が変化しても、素子の発生損失、発熱を最大限低減することが出来る。
なお、実施の形態5では、ドライバ回路の入力がハイアクティブの回路構成について述べたが、先の実施の形態4(図9)と同様、IC401のNOR論理回路をOR論理回路に入れ替え、ドライバ回路の入力部の回路構成を図9と同様に構成すれば、ドライバ回路の入力がロウアクティブでも動作可能である。また、低電圧側および他相の構成、動作もこれと同様である。
実施の形態6.
実施の形態5において、どのような発電電流の周波数であっても常に180°弱にON角度を設定することができる方式について述べた。本実施の形態6も、常に180°弱にON角度を設定できる他の構成について示す、図12に、本実施の形態6の同期整流信号発生回路のU相高電圧側の回路構成を示す。
ドライバ回路UGateC_h、抵抗R2、ダイオードD1、制御回路3のUH端子、Cont端子、スイッチSw1、抵抗R5の接続、そして、コンパレータCP1、抵抗R6、R7、R10、R11の接続は実施の形態1(図2)と同じである。
コンパレータCP1の出力(V1)は、抵抗R521を介して電源Vccと、f/V変換回路の入力と、コンデンサC504の端子に接続されている。コンデンサC504のもう一方の端子は、抵抗R525、ダイオードD502のカソード、そして単安定マルチバイブレータIC502の入力端子に接続されている。抵抗R525、ダイオードD502のアノードはGNDに接続されている。
単安定マルチバイブレータIC502の出力(V2)端子は、スイッチSw505(MOSFET)およびスイッチSw506(MOSFET)のゲートに接続されている。スイッチSw505のソースはGNDに、ドレインはオペアンプOPA502のマイナス入力端子に接続され、また抵抗R522を介して電源Vccに接続されている。オペアンプOPA502のプラス入力端子は、電圧Vccを抵抗R523とR524とで分圧した電圧が入力され、マイナス入力端子はコンデンサC503を介して出力端子に接続されている。スイッチSw506のソースはGNDに、ドレインはオペアンプOPA502の出力(V3)端子と、コンパレータCP504のプラス入力端子に接続されている。コンパレータCP504のマイナス入力端子は、f/V変換回路の出力(V4)端子に接続され、出力(V5)端子はダイオードD1のアノードと、抵抗R526を介して電源Vccに接続されている。
上記f/V変換部は、周波数/電圧変換回路部であり、先の実施の形態5で述べたのと同じものである。また、一定傾斜で減衰する信号を形成するために、オペアンプOPA502を用い積分回路が構成されている。
次に動作、特に発電動作について説明する。図13に各電圧ポイントにおける電圧波形を示す。コンパレータCP1の働きにより、主回路ダイオードUDhの導通開始と立ち上がりのタイミングが一致した信号V1を得ることができる。電圧V1の立ち上がりを利用して、モータ電流周波数に依存しない一定パルス幅の信号V2を形成する。信号V2により、オペアンプOPA502で構成する積分回路を毎回リセットすることで信号V3を形成する。f/V変換回路により形成されたDC電圧(信号)V4と、信号V3とをコンパレータCP504で比較することにより、ON角度180°弱のパワーMOSFETのゲート駆動信号を形成している。
低電圧側および他相の構成、動作もこれと同様である。
以上のように、この発明の実施の形態6では、スイッチング素子をオンさせた後、当該スイッチング素子に並列に接続されたダイオードの通電期間内で設定される所定のオン時間後当該スイッチング素子をオフさせるオン時間設定手段を備え、このオン時間設定手段で設定するオン時間を、交流回路の周波数に応じて変化させることにより、スイッチング素子の位相角で表した通電期間が、周波数の如何に拘わらず一定となるようにしたので、電圧検知の回路が簡単になると共に、周波数が変化しても、素子の発生損失、発熱を最大限低減することが出来る。
実施の形態6においては、ドライバ回路の入力がハイアクティブの回路構成について述べた。実施の形態2(図5)と同様、コンパレータCP1の出力信号を論理反転させれば、ドライバ回路の入力がロウアクティブでも動作可能である。また、低電圧側および他相の構成、動作もこれと同様である。
最後に、本発明の効果について述べる。図14には、ダイオードが導通するときにパワーMOSFETをオンしない場合と、実施の形態1、2の場合と、実施の形態3、4の場合と、実施の形態5、6の場合における、モータ電流(UVW相に流れる電流)と素子全部の発熱量(W)の関係の一例を示している。図より、本発明により大幅に装置の発熱を抑えることができることがわかる。この内、実施の形態3、4の場合の特性に幅が存在しているのは、周波数によってON角度が変化するためである(図8参照)。
なお、以上の説明では、スイッチング素子としてMOSFETを使用しているが、モータ駆動を行うインバータ動作と、発電整流時に並列接続されているダイオードと同一の方向に通電してダイオードに流れる電流を低減させる動作とが共に達成できるよう、双方向に通電可能なスイッチング素子であれば、MOSFETに限られるものではなく、他の種別の素子を適用してもよい。
この発明の実施の形態1における電力制御装置の全体構成を示す主回路図である。 実施の形態1の同期整流信号発生回路を示す図である。 実施の形態1の動作を説明するための波形図である。 波形の観測結果である。 この発明の実施の形態2における電力制御装置の同期整流信号発生回路を一部省略して示す図である。 この発明の実施の形態3における電力制御装置の同期整流信号発生回路を一部省略して示す図である。 実施の形態3の動作を説明するための波形図である。 ON角度と周波数の関係を示す図である。 この発明の実施の形態4における電力制御装置の同期整流信号発生回路を一部省略して示す図である。 この発明の実施の形態5における電力制御装置の同期整流信号発生回路の要部を示す図である。 実施の形態5の動作を説明するための波形図である。 この発明の実施の形態6における電力制御装置の同期整流信号発生回路を一部省略して示す図である。 実施の形態6の動作を説明するための波形図である。 この発明の各実施の形態における、発明の効果(素子の損失軽減)を示す図である。
符号の説明
1 電力変換回路、2 モータ/ジェネレータ、3 制御回路、
UFETh等 パワーMOSFET、UDh等 ダイオード、
UGateC_h等 ドライバ回路、CP1〜CP4 コンパレータ、Vu U相電圧、
Vv V相電圧、Vpn 直流回路の電圧、Vcc 基準電圧。

Claims (7)

  1. 直流回路と交流回路との間に接続され、双方向に通電可能なスイッチング素子およびこのスイッチング素子と並列に接続されたダイオードからなる電力変換回路を備え、
    上記スイッチング素子をスイッチング制御することにより上記直流回路からの直流電力を交流電力に変換して上記交流回路へ出力するインバータ動作と、上記ダイオードにより上記交流回路からの交流電力を直流電力に変換して上記直流回路に出力する整流動作とを行う電力制御装置において、
    上記整流動作における上記ダイオードの通電期間内に当該ダイオードに並列に接続されている上記スイッチング素子を当該ダイオードと同一の方向に通電させるようにし
    上記電力変換回路は、それぞれ上記スイッチング素子とダイオードとの並列接続体からなる高圧側スイッチング回路と低圧側スイッチング回路とを直列に接続したものを3相分、上記直流回路の高圧側端子と低圧側端子との間に接続し、上記高圧側および低圧側スイッチング回路の各直列接続点を3相の上記交流回路の各相端子に接続してなる3相電力変換回路とし、
    上記3相交流回路の各相の電圧および上記直流回路の電圧を検出し、これら電圧検出値に基づく比較演算により上記各ダイオードの通電開始タイミングを検出する第1の検出手段を備え、この第1の検出手段で検出した通電開始タイミングで当該ダイオードに並列に接続された上記スイッチング素子をオンさせるようにし、
    上記3相交流回路の各相の内、上記スイッチング素子をオンさせた相(以下、当該相という)から(2/3)π位相角が遅れた相(以下、次相という)の電圧および上記直流回路の電圧を検出し、これら電圧検出値に基づく比較演算により上記次相のダイオードの通電開始タイミングを検出する第2の検出手段を備え、この第2の検出手段で検出した通電開始タイミングで上記当該相のスイッチング素子をオフさせるようにしたことを特徴とする電力制御装置。
  2. 上記当該相のスイッチング素子をオフさせるタイミングを、上記当該相のダイオードの通電期間内で所定時間遅らせる遅延手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力制御装置。
  3. 上記遅延手段で遅延させる遅延時間を、上記交流回路の周波数に応じて変化させることにより、上記スイッチング素子の位相角で表した通電期間が、上記周波数の如何に拘わらず一定となるようにしたことを特徴とする請求項2記載の電力制御装置。
  4. 直流回路と交流回路との間に接続され、双方向に通電可能なスイッチング素子およびこのスイッチング素子と並列に接続されたダイオードからなる電力変換回路を備え、
    上記スイッチング素子をスイッチング制御することにより上記直流回路からの直流電力を交流電力に変換して上記交流回路へ出力するインバータ動作と、上記ダイオードにより上記交流回路からの交流電力を直流電力に変換して上記直流回路に出力する整流動作とを行う電力制御装置において、
    上記整流動作における上記ダイオードの通電期間内に当該ダイオードに並列に接続されている上記スイッチング素子を当該ダイオードと同一の方向に通電させるようにし、
    上記電力変換回路は、それぞれ上記スイッチング素子とダイオードとの並列接続体からなる高圧側スイッチング回路と低圧側スイッチング回路とを直列に接続したものを3相分、上記直流回路の高圧側端子と低圧側端子との間に接続し、上記高圧側および低圧側スイッチング回路の各直列接続点を3相の上記交流回路の各相端子に接続してなる3相電力変換回路とし、
    上記3相交流回路の各相の電圧および上記直流回路の電圧を検出し、これら電圧検出値に基づく比較演算により上記各ダイオードの通電開始タイミングを検出する第1の検出手段を備え、この第1の検出手段で検出した通電開始タイミングで当該ダイオードに並列に接続された上記スイッチング素子をオンさせるようにし、
    上記スイッチング素子をオンさせた後、当該スイッチング素子に並列に接続されたダイオードの通電期間内で設定される所定のオン時間後当該スイッチング素子をオフさせるオン時間設定手段を備え、上記オン時間設定手段で設定するオン時間を、上記交流回路の周波数に応じて変化させることにより、上記スイッチング素子の位相角で表した通電期間が、上記周波数の如何に拘わらず一定となるようにしたことを特徴とする電力制御装置。
  5. 上記直流回路は、充放電可能な直流電源を備え、上記交流回路は、機械動力の交流電力への変換と交流電力の機械動力への変換とを行う発電電動機を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電力制御装置。
  6. 上記スイッチング素子は、MOSFETであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の電力制御装置。
  7. 上記ダイオードは、上記MOSFETの寄生ダイオードであることを特徴とする請求項6記載の電力制御装置。
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