JP3928062B2 - フロートバルブ - Google Patents

フロートバルブ Download PDF

Info

Publication number
JP3928062B2
JP3928062B2 JP19543197A JP19543197A JP3928062B2 JP 3928062 B2 JP3928062 B2 JP 3928062B2 JP 19543197 A JP19543197 A JP 19543197A JP 19543197 A JP19543197 A JP 19543197A JP 3928062 B2 JP3928062 B2 JP 3928062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
valve
case
space
main valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19543197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1137008A (ja
Inventor
潤 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Corp filed Critical Mikuni Corp
Priority to JP19543197A priority Critical patent/JP3928062B2/ja
Publication of JPH1137008A publication Critical patent/JPH1137008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3928062B2 publication Critical patent/JP3928062B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属するの技術分野】
本発明は、自動車の燃料タンク内に発生する燃料ガスをキャニスターに導くためフロートバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車においては、図9に示すように、燃料タンク70内の上部に、その燃料タンク内に発生する燃料ガスをキャニスター72に導くためのフロートバルブ74が備えられている。このフロートバルブ74には、燃料タンク70の内圧の急激な上昇を緩和すると共に給油口75から燃料の吹き返しを防止するために、キャニスター72へ至る通路断面を2段階の段階差動を行わせるものが種々提供されている。ここで、従来既知の段階差動を行わせるフロートバルブを図10に示す。フロートバルブ74は、内部に空間76を形成するケース78を有する。そのケース78の空間76の内部に、そのケース78と摺接するためのリブ80を外面に形成したフロート82と、そのフロート82の上部にフロート82に対して所定の範囲内で上下に変位可能な弁体84と、フロート82を上方に付勢するためのスプリング86とを備える。ケース78の側面には、ケース78の内外を連絡するための通気口88が形成され、ケース78の上部には、前記空間76からキャニスター72に燃料ガスを導くための連絡通路90が形成されている。
弁体84には前記連絡通路90より小さい断面の補助通路92が形成されており、弁体84がフロート82に対して最下端の位置にある時には補助通路92は閉鎖され、弁体84がフロート82に対して相対的に上方に変位した時には補助通路92は開かれるようになっている。ケース78の内壁において、前記連絡通路90の空間76への開口位置の周囲は、前記弁体84が接触する着座面94となっている。
【0003】
このフロートバルブの動作を図10乃至図13に基づいて説明する。
図10に示すような油面96が下位に位置する場合には、フロート82はケース78内で下位に位置し、弁体84は着座面94から充分離れている。この状態においては、ケース78の空間76とキャニスター72への連絡通路90とは弁体84で遮断されることはなく、燃料タンク70の内部に発生した燃料ガスは、通気口88から空間76と連絡通路90とを経てキャニスター72に導かれる。
【0004】
次に、給油による燃料タンク70内の燃料の増加や、自動車の過度の傾斜や転倒によって、油面96がケース78の内部に至ってフロート82が上昇し、そのフロート82と共に弁体84が上昇する。ここで、図11に示すように、弁体84が着座面94に接近した場合に、空間76から連絡通路90へ至る燃料ガスの流れに通路抵抗が生じ、その通路抵抗は吸い上げ力となって弁体84を浮き上がらせる。
段階差動を行わないフロートバルブにおいては、一般に弁体がフロートと一体に上下に移動する構成であり、弁体が着座面に接近した場合に、燃料ガスの吸い上げ力によって弁体とフロートが急に浮き上がって連絡通路を閉鎖させる。このように連絡通路を急に閉鎖すると、燃料タンク内の圧力が急上昇して、給油時に給油口から燃料が吹きこぼれる不具合があった。
【0005】
しかし、図10に示した段階差動を行う構造のものは、フロート82に対して弁体84を相対的に変位可能にしたので、図11のような弁体84が着座面94に接近した場合に、燃料ガスの吸い上げ力によって、弁体84のみが浮き上がりフロート82は浮き上がらないようにしている(図12)。
この図12の状態では、弁体84が着座面94に着座し、空間76から連絡通路90へ直接至る広い通路断面が弁体84によって閉鎖される。その際、弁体84の中央に形成された補助通路92が開かれ、その補助通路92を介して空間76から連絡通路90に燃料ガス導入される。即ち、空間76と連絡通路90とを連絡する断面が、図12の場合は図10の場合に比べて狭くなる。
その後、油面96が更に上昇することによってフロート82が上昇し、そのフロート82によって弁体84の補助通路92が閉鎖される(図13)。
このように、図10に示した段階差動を行う構造のものは、図10のような空間76と連絡通路90とを直接連絡する段階と、図12のような補助通路92を介して空間76と連絡通路90とを連絡する段階の2段階に変化し、連絡通路90が急激に閉鎖されるのを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図10に示した構成のものでは、図11に示すように、弁体84が着座面94に所定の距離まで接近しない限り、吸い上げ力による弁体84の吸い上げ効果が発生せず、段階効果が得られないという不具合があった。
また、吸い上げ力によって弁体84が着座面94に接触すると、弁体84を支持していたフロート82は弁体84の重量分だけ軽くなって、その分だけ浮き上がる。しかし、弁体84の吸い上げ発生位置が、図11に示すように、弁体84並びにフロート82が着座面94に接近した位置であるので、図11のフロート82の位置からフロート82が弁体84の重量分だけ軽くなって浮き上がると、フロート82は直ちに弁体84の補助通路92を閉じる位置付近に至り、急激な全閉に近い状態となる。この結果、差動が充分に得られないという欠点があった。
更に、フロート82はスプリング86とのバンラス上から、ある程度重量を必要とすることから肉厚となることが多く、しかもフロート82は樹脂の成形品であることが多いので、フロート82に成形収縮が生じ易かった。この結果、フロート82において、ケース78との摺接部であるリブ80の精度が出しにくく、閉弁時に着座部94への弁体84の芯ズレが生じたり、弁漏れが生じるという不具合があった。
その上、ケース78における連絡通路90の箇所の成形収縮により、着座面94の精度が悪くなって、弁漏れが生じるという問題もあった。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、急激な閉鎖のない段階的な差動を確実に行えるようにしたフロートバルブを提供することを目的とするものである。
本発明は更に、着座部と弁体との芯ズレを少なくするフロートバルブを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、内部に空間を形成したケースと、ケース内に形成されるもので前記空間と連絡する連絡孔と、ケース内に移動自在に備えられるフロートと、そのフロートに対して所定の範囲内で相対的に変位可能なメインバルブと、そのメインバルブを貫通して形成される補助通路と、前記連通孔と嵌合して前記空間とその連通孔とを連絡するものであって前記メインバルブに形成されるガイド部材と、前記メインバルブに形成されるものであり前記連絡孔と前記空間との通路断面を変化させるためのものであって前記連絡孔との間隔が所定の範囲内になった時に前記通路断面の変化に伴う通路抵抗の変化を利用して前記メインバルブを吸い上げる力を発生させる吸引力発生部材と、前記ケースの内面に備えられるものであって前記連絡孔の空間側への開口部の周囲に備えられる第一密閉部材と、前記メインバルブの上昇時にそのメインバルブと共に移動するものであって前記第一密閉部材と接触してその接触箇所を密閉する第二密閉部材とを有し、前記吸引力発生部材と前記連絡孔との間隔が所定範囲に達しない間は前記連絡孔と前記空間とを直接連絡し、前記吸引力発生部材と前記連絡孔との間隔が所定範囲内の間隔になると、前記メインバルブに吸い上げ力が働いてそのメインバルブを上昇させて前記第一密閉部材と前記第二密閉部材とを接触させ、前記メインバルブに形成した補助通路を介して前記空間と前記連通孔とを連絡するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係わるフロートバルブの一実施形態を示す断面図であり、図2は図1のフロートバルブの主要構成要素の斜視図である。
フロートバルブのケース10はその内部に空間12を有し、その空間12はケース10の上部に形成した連絡孔14を介して、図示しないキャニスターに通じる連絡通路16と連絡している。このケース10の下部には、穴18を形成したキャップ20が取り付けられる。このケース10は燃料タンクの内部に露出しており、ケース10内の空間12は前記キャップ20の穴18を通じて燃料タンクの内部と連絡している。ケース10の側面にはその内外に通じる通気口22が形成されており、ケース10の空間12へはその通気口22を通じて燃料タンク内の燃料ガスが導入される。
【0010】
ケース10の空間12には、フロート24と、そのフロート24と前記キャップ20との間に介在するスプリング26とが備えられる。フロート24は、図2乃至図4に示すように、内側に位置する逆コップ状の主重量部28と、その主重量部28の外側にある筒状の外周部30と、主重量部28と外周部30とを連絡する連結腕32とから成る。前記外周部30の外面には、前記ケース10の内壁と摺接するための複数個の摺接部としてのリブ34と、後述するメインバルブの移動範囲を規制するための係止突起36とが形成される。
この主重量部28は、逆コップ状に配置されているので、フロート24全体として上部側の方が下部側より体積が多くなっている。
【0011】
コップ状の底面に相当するフロート24の上面には、図2に示すように、円盤状でその中央に上方に伸びる突起38を一体に形成したサブバルブ40が備えられる。そのサブバルブ40を載せたフロート24の上から、メインバルブ42がフロート24に被せられる。
メインバルブ42は、図2に示すように、逆コップ状の基部44と、その基部44より下方に伸びる係止脚46と、その基部44より上方に伸びる放射状の複数枚のフィンから成るガイド部材48と、その基部44より上方に伸び前記ガイド部材48より長さが短くしかもガイド部材48の外面よりも内側に位置する吸引力発生部材としてのスリーブ50とから構成される。基部44の中央にはそこを貫通する補助通路52(図1)が形成される。係止脚46は先端が閉鎖された状態の溝54(図2)を有し、その溝54が前記フロート24に形成された係止突起36に係合し、その係合によってメインバルブ42はフロート24に対して所定の距離内で相対的に変位可能となっている。
【0012】
前記ガイド部材48は、メインバルブ42がどの位置に移動しても、必ず前記ケース10に形成された連絡孔14に嵌合するよう設定される。連絡孔14と嵌合しているガイド部材48は放射状の複数枚のフィンから成るので、図1の状態では連絡孔14は空間12と連絡通路16とを連絡する。
前記スリーブ50は、その先端部と前記連絡孔14との間で、空間12と連絡孔14との間の通路断面を変化させるものである。その通路断面はメインバルブ42の移動に応じて変化し、その通路断面の変化に伴って通路抵抗が変化し、所定以上の通路抵抗が生じるとメインバルブ42を上昇させるものである。なお、前記スリーブ50は、放射状の複数枚のフィンから成るガイド部材48の全周にわたるものであっても、部分的なものであっても良い。
【0013】
放射状に配置されるガイド部材48の周囲に、弾力性を有する素材からなる第二密閉部材としての環状のバルブシート56が備えられる。この環状のバルブシート56は、断面が均等の厚さのものでも良いが、図5に示すように、バルブシート56の上面に上方に突出する環状のリブ58を形成すると共に、バルブシート56の下面に下方に突出する環状のリブ60を形成したものでも良い。この場合、これら環状のリブ58の直径と環状のリブ60の直径とは異なる大きさに設定する。また、バルブシート56の下面には、前記環状のリブ60の他にバランスの点から切欠を設けたリブ62を設けても良い。
ケース10の内壁には、前記連絡孔14の空間12側への開口部の周囲に、前記バルブシート56と接触するための第一密閉部材としての着座面64が形成される。
【0014】
以上のように構成されたフロートバルブによれば、図1に示すように、油面66が下位に位置する場合には、フロート24がケース10内で最下位に位置し、スリーブ50の先端と連絡孔14との距離は最大となっている。従って、この図1の状態においては、連絡孔14と前記空間12との間には通路抵抗が生じない。
その後、油面66が上昇すると、図6に示すように、フロート24とメインバルブ42が上昇し、スリーブ50の先端部が連絡孔14に近づき、それに伴って空間12と連絡孔14との通路断面が徐々に狭くなり、通路抵抗が大きくなる。通路抵抗が所定範囲になると、メインバルブ42に吸い上げ力が働き、その吸い上げ力によってメインバルブ42が上昇させられて図7の状態になる。
前記スリーブ50の高さは予め任意に設定できるものであり、図6において、バルブシート56と着座面64との間の距離Hが充分に長い状態でも、スリーブ50の先端部と連絡孔14の開口部との距離hを短くすることができる。
【0015】
吸い上げ力によってメインバルブ42が上昇させられた図7の状態では、バルブシート56は一方をメインバルブ42に接触すると共に他方を着座面64に接触し、しかもバルブシート56は着座面64とメインバルブ42とによって両面が圧迫される。具体的には、バルブシート56の上面の環状のリブ58は着座面64と接触し、下面の環状のリブ60はメインバルブ42と接触する。これら環状のリブ58,60は弾力性を有するので、樹脂成形で形成される着座面64やメインバルブ42にうねりがあっても、環状のリブ58,60は確実に着座面64やメインバルブ42に接触する。これによって、環状のバルブシート56の両面の外側と内側とは気密性を保った状態で密閉される。
この際、サブバルブ40はメインバルブ42とは離れた状態となり、メインバルブ42の補助通路52は開放される。この結果、補助通路52を介して空間12と連絡孔14とが連絡される。補助通路52によって空間12と連絡孔14とが連絡される図7の状態は、図6の状態と比べて空間12から連絡孔14への通路断面が狭くなり、段階差動を確保することができる。この図7の油面66の高さを、オートロック時の油面高さに設定する。
【0016】
図7のように、メインバルブ42が吸い上げられた際に、フロート24はメインバルブ42やバルブシート56の重量分だけ上昇する。しかし、バルブシート56と着座面64との間隔H(図6)を長く設定することができるので、補助通路52を介して空間12と連絡孔14とを連絡する状態を長く確保することができ、直ちに全閉になることを防止することができる。
また、図1並びに図2に示すように、前記フロート24は、内側の逆コップ状の主重量部28と、その主重量部28の外側にある筒状の外周部30との内外2重の構成部材から構成し、それら主重量部28と外周部30とを連結腕32で連結したものである。外側の外周部30に比べて内側の主重量部28にフロート24の肉厚(重量)を集中してあるので、肉厚の主重量部28に成形収縮が生じても、外周部30とその外部のリブ34には成形収縮の影響は少ない。従って、前記ケース10と摺接するリブ34の精度を従来のように確保でき、閉弁時での着座面64へのバルブシート56の芯ズレや弁漏れの発生を防止することができる。
また、主重量部28における肉厚箇所を逆コップ状として上位に配置するので、図3並びに図4に示すように、油面66の下位になる可能性のあるフロート24の容積を少なくすることができ、メインバルブ42が吸い上げられた際のフロート24浮き上がりを少なくすることができる。
図の状態から継ぎ足し給油がされると、油面66が上昇してフロート24とサブバルブ40が更に上昇し、サブバルブ40によって補助通路52が閉鎖されて、燃料タンクが満タン状態となる(図8)。
【0017】
前記ケース10の上部にはキャニスターに連絡する連絡通路16が一体に形成されるが、一般にその連絡通路16はケース10の上部で水平に曲げられる。ここで、ケース10において水平に曲がった箇所を管部68とすれば、管部68の外壁に当たる箇所とそれに対向する位置のケース10の上面に当たる箇所との間は従来は隙間無く一体になっている。しかし、本発明では図1に示すように、管部68の外壁とそれに対向する位置のケース10の上壁とを区画し、その間に外部と通じる隙間69を形成する。この隙間69を形成することによって、成形時のケース10の変形を阻止して、ケース10の成形収縮による着座面64のズレの発生を少なくすることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係わるフロートバルブによれば、従来のような弁体と着座面とが接近しない限り吸い上げ効果が発生しないものと違って、バルブシートと着座面との距離が長い場合でも吸い上げ効果を発揮できる。
また、狭い通路断面の状態から全閉まで間のフロートの上昇距離を長く確保することができるので、急激な全閉を防止することができ、燃料の吹きこぼれを防ぐことができる。
更に、フロートは、内側の肉厚のある主重量部と外側の比較的肉厚の薄い外周部とから構成し、成形収縮の影響の少い外周部にケースと摺接するリブを形成したので、閉弁時にバルブシートと着座部との芯ズレや弁漏れを防止することができる。
その上、ケースの上部に形成する連絡通路の管部と、それに対向する位置のケース上面との間に外部と通じる隙間を形成することによって、成形時のケースの変形を防止して、着座面の位置ズレの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるフロートバルブの一実施形態を示す断面図である。
【図2】図1のフロートバルブの主要構成要素の斜視図である。
【図3】図1におけるフロートのX−X線断面図である。
【図4】図1におけるフロートのY−Y線断面図である。
【図5】本発明に使用するバルブシートの拡大断面図である。
【図6】図1の状態から油面が上昇した状態を示すフロートバルブの断面図である。
【図7】図6の状態から吸い上げによってメインバルブが着座面に接触した状態を示すフロートバルブの断面図である。
【図8】図7の状態から油面が上昇して通路が全閉になった状態を示すフロートバルブの断面図である。
【図9】燃料タンクとフロートバルブとキャニスターの位置関係を示す構成図である。
【図10】従来のフロートバルブの断面図である。
【図11】図10の状態から油面が上昇した状態を示すフロートバルブの断面図である。
【図12】図11の状態から吸い上げによってメインバルブが着座面に接触した状態を示すフロートバルブの断面図である。
【図13】図12の状態から油面が上昇して通路が全閉になった状態を示すフロートバルブの断面図である。
【符号の説明】
10 ケース
12 空間
14 連絡孔
16 連絡通路
22 通気口
24 フロート
28 主重量部
30 外周部
34 リブ
40 サブバルブ
42 メインバルブ
48 ガイド部材
50 スリーブ
52 補助通路
56 バルブシート
58 環状リブ
60 環状リブ
64 着座面
68 管部
69 隙間

Claims (6)

  1. 内部に空間を形成したケースと、ケース内に形成されるもので前記空間と連絡する連絡孔と、ケース内に移動自在に備えられるフロートと、そのフロートに対して所定の範囲内で相対的に変位可能なメインバルブと、そのメインバルブを貫通して形成される補助通路と、前記連通孔と嵌合して前記空間とその連通孔とを連絡するものであって前記メインバルブに形成されるガイド部材と、前記メインバルブに形成されるものであり前記連絡孔と前記空間との通路断面を変化させるためのものであって前記連絡孔との間隔が所定の範囲内になった時に前記通路断面の変化に伴う通路抵抗の変化を利用して前記メインバルブを吸い上げる力を発生させる吸引力発生部材と、前記ケースの内面に備えられるものであって前記連絡孔の空間側への開口部の周囲に備えられる第一密閉部材と、前記メインバルブの上昇時にそのメインバルブと共に移動するものであって前記第一密閉部材と接触してその接触箇所を密閉する第二密閉部材とを有し、前記吸引力発生部材と前記連絡孔との間隔が所定範囲に達しない間は前記連絡孔と前記空間とを直接連絡し、前記吸引力発生部材と前記連絡孔との間隔が所定範囲内の間隔になると、前記メインバルブに吸い上げ力が働いてそのメインバルブを上昇させて前記第一密閉部材と前記第二密閉部材とを接触させ、前記メインバルブに形成した補助通路を介して前記空間と前記連通孔とを連絡するようにしたことを特徴とするフロートバルブ。
  2. 前記フロートと前記メインバルブとの間にそのメインバルブに対して相対的に変位可能なサブバルブを備え、前記補助通路を介して前記空間と前記連通孔とを連絡した状態の後に、前記フロートの上昇によって前記サブバルブで前記補助通路を閉鎖することを特徴とする請求項1記載のフロートバルブ。
  3. 前記第一密閉部材を前記ケースの内面に形成される着座面とし、前記第二密閉部材を前記ガイド部材の周囲に備えられた弾力性を有する素材から成る環状のバルブシートとすることを特徴とする請求項1記載のフロートバルブ。
  4. 前記バルブシートが一方の側面に環状のリブを設けると共に他方の側面に環状のリブを有し、それら両側の環状のリブの直径を異なるものとしたことを特徴とする請求項3記載のフロートバルブ。
  5. 内側の主重量部とその外側の比較的重量の少ない外筒部とそれら主重量部と筒状部とを連結する連結腕とから前記フロートを構成し、その外筒部の外面に前記ケースの内面と摺接するための摺接部を形成したことを特徴とする請求項1記載のフロートバルブ。
  6. 前記ケース内に前記連絡孔を中心に前記空間の反対側に連絡通路を形成し、その連絡通路を構成する前記ケースの一部としての管部と前記ケースの上面との間に、外部と連絡できる隙間を形成したことを特徴とする請求項1記載のフロートバルブ。
JP19543197A 1997-07-22 1997-07-22 フロートバルブ Expired - Fee Related JP3928062B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19543197A JP3928062B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 フロートバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19543197A JP3928062B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 フロートバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1137008A JPH1137008A (ja) 1999-02-09
JP3928062B2 true JP3928062B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=16340957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19543197A Expired - Fee Related JP3928062B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 フロートバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3928062B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL128937A (en) * 1999-03-11 2002-09-12 Raval Agriculture Coop Soc Ltd Multi-purpose valve
FR2791927B1 (fr) * 1999-04-09 2005-02-04 Freudenberg Nok Gp Garniture flexible pour soupape de commande actionnee par un niveau de liquide
DE10017323C2 (de) * 2000-03-31 2002-09-19 Freudenberg Nok Gp Vorrichtung zur Steuerung des Kraftstoffdampfaustritts aus einem Kunststofftank
JP4433580B2 (ja) * 2000-07-17 2010-03-17 Nok株式会社 液体遮断弁装置
JP4576706B2 (ja) * 2000-12-04 2010-11-10 Nok株式会社 液体遮断弁装置
JP4518022B2 (ja) * 2005-12-28 2010-08-04 豊田合成株式会社 燃料遮断弁
JP4819660B2 (ja) * 2006-12-06 2011-11-24 株式会社パイオラックス リリーフバルブ
JP5461087B2 (ja) * 2009-07-10 2014-04-02 京三電機株式会社 燃料遮断弁
JP6765937B2 (ja) * 2016-11-04 2020-10-07 株式会社パイオラックス 燃料タンク用弁装置
CN106917701A (zh) * 2017-04-20 2017-07-04 苏州欧迪科汽车设计有限公司 一种多功能控制阀
JP7010651B2 (ja) * 2017-10-16 2022-01-26 株式会社パイオラックス 燃料タンク用弁装置
CN110700970B (zh) * 2019-10-16 2020-09-08 黄山市徽州和顺实业有限公司 一种适用于汽车燃油蒸发排放系统的碳罐截止阀

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1137008A (ja) 1999-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3928062B2 (ja) フロートバルブ
EP0997674B1 (en) Two-stage fuel tank vapor recovery vent valve and method of making same
EP1617113B1 (en) Fuel vapor vent valve float assembly and method of making same
JP3931291B2 (ja) 燃料タンクの燃料流出規制装置
KR100907167B1 (ko) 증기 벤트 밸브 조립체 및 증기 벤트 제어 방법
KR101194726B1 (ko) 밸브 장치
US20060108000A1 (en) Fuel cut off valve
JP5437784B2 (ja) 燃料タンク用弁装置
US6913295B2 (en) Fuel tank connector
JP5874601B2 (ja) 燃料遮断弁
US6481592B2 (en) Fuel tank vent valve
JP4767675B2 (ja) 燃料漏れ防止弁
CA2690931C (en) Vent control valve for a fuel tank
JP4331503B2 (ja) フロート弁装置
US7963296B2 (en) Fuel cutoff valve
EP1515072B1 (en) Fuel vapor vent valve and method of attaching same to a tank
JPH11229984A (ja) フロートバルブ
KR20060051953A (ko) 연료탱크용 밸브
JP5123816B2 (ja) フロート弁装置
JP2000028010A (ja) バルブ装置
CN114599905A (zh) 阀装置
JP3877915B2 (ja) 液体遮断弁
JPH07127540A (ja) 燃料カットオフ弁
KR101784622B1 (ko) 연료탱크용 과충전 방지 도출밸브
JP3503290B2 (ja) 液体遮断弁

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20040614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070213

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140316

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees