JPH07127540A - 燃料カットオフ弁 - Google Patents

燃料カットオフ弁

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Publication number
JPH07127540A
JPH07127540A JP30124193A JP30124193A JPH07127540A JP H07127540 A JPH07127540 A JP H07127540A JP 30124193 A JP30124193 A JP 30124193A JP 30124193 A JP30124193 A JP 30124193A JP H07127540 A JPH07127540 A JP H07127540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
fuel
valve body
float
fuel tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP30124193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nano
義博 梛野
Joji Kasugai
条治 春日井
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication of JPH07127540A publication Critical patent/JPH07127540A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本燃料カットオフ弁20では、高い寸法精度
を必要としないで、優れたシール性を発揮する。 【構成】 本発明の燃料カットオフ弁20では、フロー
ト室Sに燃料タンクTの燃料が侵入して、燃料液面FL
が上昇すると、フロート室Sのフロート弁本体41が上
昇する。フロート弁本体41には、弁体60が装着され
ている。弁体60は、弁体支持部45でフロート弁本体
41に装着されており、その弁体支持部45の外周側に
着座部62が延設されている。着座部62は、連通孔2
3aの周囲に設けたシート部23bに接触状態の閉弁初
期状態からフロート弁本体41がさらに上昇すると、上
昇方向と反対方向へ撓む。したがって、着座部62は、
撓んだ状態でシート部23bに着座するからシール性が
高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクの液面が上
昇したときに燃料を燃料タンク外へ流出することを防止
する燃料カットオフ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料カットオフ弁とし
て、図7に示すものが知られている(実開平2−347
62号公報参照)。図7に示すように、燃料カットオフ
弁100は、燃料タンクTの上部に配置されたケース1
10内に設けられている。ケース110は、図示しない
キャニスタに接続されるキャニスタ側流出流路102に
連通する連通孔112を有する天板部114と、天板部
114から下方に向けて形成された円筒状の側壁部11
6と、側壁部116の下部に形成された底壁板118と
を備えており、天板部114、側壁部116及び底壁板
118とにより囲まれて弁室120が形成されている。
【0003】上記弁室120の下部には、燃料タンクT
に連通している連通孔130が設けられている。弁室1
20内には、上面に閉塞突起142を有するフロート弁
140が配設されている。フロート弁140は、コイル
ばね144により付勢されている。
【0004】こうした燃料カットオフ弁100の構成に
より、弁室120内に液状燃料が侵入しないときには、
フロート弁140は、弁室120内の底壁板118の上
面に位置し、燃料タンクTが連通孔130、弁室12
0、連通孔112、キャニスタ側流出流路102に接続
されていることになる。
【0005】一方、弁室120内に液状燃料が侵入した
ときには、フロート弁140は、液状燃料の液面の上昇
に伴う浮力により上昇する。そして、フロート弁140
の上部の閉塞突起142が連通孔112内に突入して連
通孔112を閉塞して、キャニスタ側流出流路102へ
の液状燃料の流出を防止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の燃
料カットオフ弁100では、閉塞突起142がフロート
弁140に樹脂で一体的に形成されているので、閉塞突
起142と連通孔112のシート部114aとのシール
性を高めようとすると、高い寸法精度が要求される。こ
うした高い寸法精度で製作するためには、後加工を必要
としたり、製造管理を厳密にする必要があり、コストア
ップの要因になっている。また、閉塞突起142がシー
ト部114aに頻繁に当たると、シート部114aに当
たる閉塞突起142の部位に、シール跡が形成され、シ
ール性が低下するという問題もあった。
【0007】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、シール面の後加工を必要としないで、優
れたシール性を発揮することができる燃料カットオフ弁
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、燃料タンクの上部に配設され、燃
料タンクからキャニスタへ連通する流出通路に設けた連
通開口を開閉する燃料カットオフ弁において、上記燃料
タンクの上部に設けられ上記流出通路に連通するフロー
ト室と、該フロート室内に液状燃料が侵入したとき、燃
料液面と共に上昇するフロート弁本体と、該フロート弁
本体に装着されて該フロート弁本体の上昇により上記連
通開口の周囲に設けたシート部に着座する可撓性の弁体
と、を備え、上記弁体には、上記フロート弁本体に支持
される弁支持部及び弁支持部の外周側に延設された着座
部を形成し、該着座部がシート部に接触した閉弁初期状
態からフロート弁本体がさらに上昇したときに該上昇方
向と反対方向へ撓むように該着座部を形成したこと、を
特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の燃料カットオフ弁では、フロート室に
燃料タンクの燃料が侵入して、燃料液面が上昇すると、
フロート室内に設けたフロート弁本体がシート部側へ移
動する。フロート弁本体には、可撓性の弁体が装着され
ている。弁体は、弁支持部でフロート弁本体に装着され
ており、その弁支持部の外周側に着座部が延設されてい
る。着座部は、連通開口の周囲に設けたシート部に接触
状態の閉弁初期状態からフロート弁本体がさらに上昇す
ると、上昇方向と反対方向へ撓む。したがって、着座部
は、撓んだ状態でシート部に着座するからシール性が高
い。
【0010】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0011】図1は燃料タンクTの上部に取り付けられ
た燃料カットオフ弁20の開弁状態を示す断面図であ
る。燃料カットオフ弁20は、燃料タンクTのタンク上
壁部TPに取り付けられており、ケース本体21内に設
けられている。ケース本体21は、キャニスタ側流出流
路CTに連通する連通孔23aを有する上壁部23と、
上壁部23に一体に形成された側壁部24とを備えてい
る。側壁部24の下部には、ケース下開口26が形成さ
れている。ケース下開口26は、支持部材30により閉
じられている。
【0012】支持部材30の外周部には、複数の爪部3
4aが形成されており、該爪部34aが側壁部24のケ
ース下切欠き24aに係合することにより、支持部材3
0が側壁部24に支持されている。上記ケース本体21
及び支持部材30により囲まれたスペースは、フロート
室Sになっている。
【0013】上記上壁部23の連通孔23aの下面周囲
には、フロート室S側に向けて突設されたシート部23
bが形成されている。側壁部24の上部には、通気孔2
8が形成されている。この通気孔28は、燃料タンクT
の燃料蒸気をフロート室Sに導入するものである。
【0014】上記支持部材30は、底板部34と、筒状
立壁部35と、円錐斜面凹所36とを備え、これを樹脂
で一体的に形成したものである。上記底板部34には、
燃料連通孔37が形成されており、この燃料連通孔37
を介して燃料タンクTの液状燃料をフロート室S内に導
入する。
【0015】上記フロート室Sには、フロート弁体40
が収納されている。フロート弁体40は、フロート弁本
体41と、ゴム製の弁体60とから構成されている。フ
ロート弁本体41は、筒状壁部43と、上面部44とに
囲まれて樹脂で一体形成されており、その内側スペース
が浮力室46になっている。また、上記上面部44に
は、弁体支持部45が形成されている。弁体支持部45
は、脚部45aと、水平支持部45bとからなり、水平
支持部45bに、弁体60を支持する弁体支持開口45
cが形成されている。
【0016】上記弁体60は、図3に示すように、有底
孔61aを有する皿状部61と、弁体支持開口45cを
設けた支持段部61cと、着座部62とを有し、これら
をゴムにより一体成形したものである。上記着座部62
は、平板状であり、フロート弁体40の水平支持部45
bとの間に間隙Lが形成されている。よって、この間隙
Lにより、着座部62は、シート部23bに着座したと
きに、水平支持部45bに当接する方向へ撓むように形
成されている。
【0017】また、上記支持部材30の円錐斜面凹所3
6には、ステンレス製のボール70が載置されており、
このボール70は、フロート弁本体41の上面部44に
当接している。このボール70は、図6に示すように、
燃料タンクTが傾き円錐斜面凹所36を登ったときに、
該ボール70に当接しているフロート弁体40を閉弁方
向へ移動させることになる。
【0018】上記実施例における燃料カットオフ弁20
では、図1に示すように、燃料タンクTの燃料液面がフ
ロート室Sに達していないときには、燃料タンクTを通
気孔28、フロート室S及び連通孔23aを介してキャ
ニスタ側流出流路CTに連通させている。
【0019】一方、図2に示すように、燃料タンクTへ
の給油によりその燃料液面FLが上昇して、燃料連通孔
37を介して浮力室46に液状燃料Fが浸入すると、フ
ロート弁体40に浮力が生じて、該フロート弁体40が
上昇する。そして、フロート弁体40に装着されている
弁体60の着座部62が図3に示す状態から上昇して、
図4に示すようにシート部23bに接触する。さらに、
燃料液面FLが上昇すると、ゴム製の着座部62は、図
5に示すように、水平支持部45bとの間隙Lを狭める
ように撓んで連通孔23aを閉じる。これにより、燃料
カットオフ弁20は、燃料タンクTとキャニスタ側流出
流路CTとの間を閉じることになる。
【0020】上記実施例において、弁体60の着座部6
2は、閉弁方向と反対方向へ撓んだ状態でシート部23
bに着座し、その接触面積が大きいから高いシール性で
連通孔23aを閉じることができる。したがって、閉弁
時に液状燃料がキャニスタに漏れないからキャニスタの
吸着特性の劣化を招かない。しかも、弁体60の着座部
62が平面でありシート部23bが山状突起であるの
で、シール性が一層向上する。
【0021】また、弁体60の着座部62がゴムで形成
されて撓んで着座することから、高いシール性を得るた
めに高い寸法精度を必要としない。したがって、従来の
技術のように、成形時の高い加工精度や、後加工も不要
であり、製造工程が簡単になる。
【0022】さらに、従来の技術のように、弁体60が
樹脂で形成されていないので、弁体60の面にシール跡
が形成されることがなく、シール性の劣化が少ない。
【0023】また、上記実施例では、車両の横揺れ等に
より、燃料タンクTが傾いたときに、図6に示すように
ボール70が支持凹所61b上に沿って上方へ移動して
フロート弁体40を上方へ押し上げ、弁体60で連通孔
23aを閉じるから、燃料タンクTの液状燃料Fをキャ
ニスタ流出流路CTへ流出するのを防止できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃料カッ
トオフ弁によれば、フロート弁本体に設けた弁体を、シ
ート部に接触状態の閉弁初期状態からフロート弁本体が
さらに上昇したときに、上昇方向と反対方向へ撓むよう
に形成することにより、燃料タンクのシール性が高く、
また、高いシール性を実現するのに後加工等も不要であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る燃料カットオフ弁の開
弁状態を示す断面図。
【図2】同実施例に係る燃料カットオフ弁の閉弁状態を
示す断面図。
【図3】燃料カットオフ弁の開弁状態を拡大して示す断
面図。
【図4】燃料カットオフ弁の閉弁初期状態を拡大して示
す断面図。
【図5】燃料カットオフ弁の閉弁状態を拡大して示す断
面図。
【図6】車両の横揺れ等に伴う燃料カットオフ弁の閉弁
状態を示す断面図。
【図7】従来の燃料カットオフ弁を示す断面図。
【符号の説明】
20…燃料カットオフ弁 21…ケース本体 23…上壁部 23a…連通孔 23b…シート部 24…側壁部 26…ケース下開口 28…通気孔 30…支持部材 34…底板部 34a…爪部 35…筒状立壁部 36…円錐斜面凹所 37…燃料連通孔 40…フロート弁体 41…フロート弁本体 43…筒状壁部 44…上面部 45…弁体支持部 45a…脚部 45b…水平支持部 45c…弁体支持開口 46…浮力室 60…弁体 61…皿状部 61a…有底孔 61b…支持凹所 61c…支持段部 62…着座部 70…ボール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの上部に配設され、燃料タン
    クからキャニスタへ連通する流出通路に設けた連通開口
    を開閉する燃料カットオフ弁において、 上記燃料タンクの上部に設けられ上記流出通路に連通す
    るフロート室と、 該フロート室内に液状燃料が侵入したとき、燃料液面と
    共に上昇するフロート弁本体と、 該フロート弁本体に装着されて該フロート弁本体の上昇
    により上記連通開口の周囲に設けたシート部に着座する
    可撓性の弁体と、 を備え、 上記弁体には、上記フロート弁本体に支持される弁支持
    部及び弁支持部の外周側に延設された着座部を形成し、
    該着座部がシート部に接触した閉弁初期状態からフロー
    ト弁本体がさらに上昇したときに該上昇方向と反対方向
    へ撓むように該着座部を形成したこと、 を特徴とする燃料カットオフ弁。
JP30124193A 1993-11-05 1993-11-05 燃料カットオフ弁 Pending JPH07127540A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30124193A JPH07127540A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 燃料カットオフ弁
US08/526,679 US5678590A (en) 1993-11-05 1995-09-11 Fuel cutoff valve

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30124193A JPH07127540A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 燃料カットオフ弁

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Publication Number Publication Date
JPH07127540A true JPH07127540A (ja) 1995-05-16

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ID=17894481

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JP30124193A Pending JPH07127540A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 燃料カットオフ弁

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JP (1) JPH07127540A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6062276A (en) * 1994-08-24 2000-05-16 G.T. Products, Inc. Two-stage ORVR control valve
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