JP3927225B1 - 飲料抽出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 日本茶、紅茶、中国茶、コーヒー等の各種飲料の原料から、熱湯で飲料を抽出する飲料抽出装置を提供する。
【解決手段】 第一弁機構を有する第一抽出手段と第二弁機構を有する第二抽出手段を備えた飲料抽出容器と、該飲料抽出容器内に着脱自在に設けた茶葉やコーヒーなどをろ過するバスケットと、ろ過された飲料を受ける受け容器と、該受け容器上に着脱自在に設けられ前記第一抽出手段で排出される飲料水を貯水するとともに第二抽出手段で排出される飲料水を下部に位置する受け容器へ排出する補助容器機構と、前記第一弁機構の開閉操作を行う第一操作手段と、前記第二弁機構の開閉操作をおこなう第二操作手段とよりなる飲料抽出装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、日本茶、紅茶、中国茶、コーヒー等の各種飲料の原料から、熱湯で飲料を抽出する飲料抽出装置に関するものである。
一般的に中国茶の抽出には急須が用いられているが、近年ではいわゆるコーヒーメーカーの原理を用いて、紅茶や中国茶などを生成する機器が考えられている。
これらの機器では飲料の葉を抽出容器に投入し、貯水槽に常温水を給水した後、電源スイッチを入れることによって、飲料の抽出を開始する構造となっている。
この抽出方法は、貯水槽に給水された常温水をヒータによって加熱して沸騰させ、その沸騰圧で熱湯を押し上げて給水管を通じて抽出用容器に滴下し、飲料の葉を貯留された熱湯に浸透させたのち抽出容器下方に置かれたサーバに抽出するようになっている(特許文献1)。
また、抽出する飲料が中国茶や紅茶、またはコーヒーかによって、温度検地手段と制御手段を用いた吐出口開閉手段により、抽出容器内で熱湯が茶葉に浸透する時間を切り替える機器も考えられている(特許文献2)。
また、中国茶の抽出用として受け容器の本体内部に着脱自在に取り付けられた内容器の縁に一体成型一中空貫通槽を結合し、該中空貫通槽に圧縮ばねを遊貫する押し棒を設け、押し棒の上端は上蓋より突出させ、且つ押し棒下端は一つのてこ運動を行う撥ね板を勾持するもととし、該撥ね板の別端で内容器本体底部の漏水口を閉塞可能な休止球を支承する構成の、押し棒により抽出調整が行える内容器を有する簡易的な抽出器具も考えられている(特許文献3)。
特許第3459580号公報 特許第3633036号公報 実登第3016739号公報
しかしながら、中国茶の中でもウーロン茶、プーアル茶など茶葉を一度熱湯で洗浄し、ちりやほこり、匂いなどを洗い流し、茶葉を開かせやすく蒸らしてから抽出するのが本来の飲み方とされている飲料を抽出する場合に、上記従来の構成のものはこの洗浄の作業が考慮されておらず、ちりやほこり、匂いなどがそのまま抽出されてしまい、不衛生で味わいが薄れるという課題を有している。また洗浄をするためには、洗浄した排水を受け容器から一度排出したのちに改めて本抽出をしなければならなないため、非常に手間がかかるという課題も有している。
本発明はこのような従来の構成が有している課題を解決するものであり、衛生的で風味のよい茶を自動的に抽出することができる飲料抽出装置を提供することを第一の目的としている。また、抽出する飲料がコーヒーの場合でも風味よく抽出できる飲料抽出装置を提供することを第二の目的としている。更に低コストでなおかつ衛生的で風味のよい飲料を抽出できる、簡易的な飲料抽出装置を提供することを第三の目的としている。
第一の目的を達成するための本発明の第一の手段は、貯水槽と、第一弁機構を有する第一抽出手段と第二弁機構を有する第二抽出手段を備えた飲料抽出容器と、該飲料抽出容器内に着脱自在に設けた茶葉やコーヒーなどをろ過するバスケットと、前記貯水槽の水を加熱し前記飲料抽出容器に給水する加熱手段と、ろ過された飲料を受ける受け容器と、該受け容器上に着脱自在に設けられ前記第一抽出手段で排出される飲料水を貯水するとともに第二抽出手段で排出される飲料水を下部に位置する受け容器へ排出する補助容器機構と、前記第一弁機構と前記第二弁機構の開閉を制御する開閉制御機構とよりなり、前記開閉機構は蒸らしや洗浄を含む初期作業における任意時間において第一弁機構のみを抽出状態とし、本抽出において前記第二弁機構のみを抽出状態とするように制御するものであることを特徴とした飲料抽出装置とするものである。
第二の目的を達成するための本発明の第二の手段は、本発明の第一の手段を構成する開閉制御機構が本抽出状態のみの可動となる第二モードへの切替手段を有するものであることを特徴とした飲料抽出装置とするものである。
第三の目的を達成するための本発明の第三の手段は、第一弁機構を有する第一抽出手段と第二弁機構を有する第二抽出手段を備えた飲料抽出容器と、該飲料抽出容器内に着脱自在に設けた茶葉やコーヒーなどをろ過するバスケットと、ろ過された飲料を受ける受け容器と、該受け容器上に着脱自在に設けられ前記第一抽出手段で排出される飲料水を貯水するとともに第二抽出手段で排出される飲料水を下部に位置する受け容器へ排出する補助容器機構と、前記第一弁機構の開閉操作を行う第一操作手段と、前記第二弁機構の開閉操作をおこなう第二操作手段とよりなる飲料抽出装置とするものである。
本発明の第一の手段は自動的に茶葉の蒸らしや洗浄を行うことができ、衛生的で風味のある中国茶を抽出することができる飲料抽出装置を実現できるものである。本発明の第二の手段は中国茶だけでなく紅茶やコーヒーも抽出することができる飲料抽出装置を実現できるものである。本発明の第三の手段は低コストで簡単な構造で衛生的で風味のある中国茶やコーヒー、紅茶を抽出することができる飲料抽出装置を実現できるものである。
発明の実施するための最良の形態
以下本発明の第一の実施例について説明する。図1、図2は本実施例の構成を示している。1は本実施例の飲料抽出装置の本体(以下単に本体と称する)で、常温水を貯める貯水槽2と、飲料抽出容器3と、貯水槽2から飲料抽出容器3内に熱湯を案内する給水管6と、貯水槽2の水を前記飲料抽出容器3内に沸騰給水する加熱手段であるヒータ10と、第一ソレノイド11と第二ソレノイド12と、各ソレノイドで作動する弁機構と、各ソレノイドを制御する開閉制御機構13とを備えている。飲料抽出容器3には、茶葉を収納し水を透過するメッシュフィルタ15を備えたバスケット14を着脱自在に設けている。また図3で示しているように、飲料抽出容器3の底部には第一吐出口4および第二吐出口5を設けている。本体1の底部は受け容器17の支持台となっており、受け容器17は前記第二吐出口5の下部にセットされるようになっている。
また給水管6は、逆止弁16を介して貯水槽2の底部に接続しており、ヒータ10によって貯水槽2から案内した水を沸騰させる加熱部7と、加熱部7から沸騰によって上昇する水を飲料抽出容器3に案内する案内部8とを有している。このとき逆止弁16は、給水管6から貯水槽2内へ水が逆流しないように作用している。前記案内部8の先端は給湯部9となっている。
また図3、図4で示すとおり、受け容器17には、隆起した中央の給水口19が縁部20よりも低い位置となる補助容器機構18を着脱自在に設けており、また中央に通水口22と、該通水口22の外周には底面が傾斜した凹部23と、該凹部23の最も低い位置に排水口24を有する蓋21を設けている。前記飲料抽出容器3の底部に設けられた第二吐出口5の下部には蓋21の中央に設けられた通水口22があり、さらに該通水口22の下部には補助容器機構18に設けられた給水口19がセットされるようになっている。また前記飲料抽出容器3の底部に設けられた第一吐出口4の下部には蓋21の底面が傾斜した凹部23があり、さらに該凹部23の下には補助容器機構18がセットされるようになっている。このとき補助容器機構18に設けられた給水口19は縁部20よりも低い位置にあり、補助容器機構18が満水になったとき水は受け容器17に排出されるようになっており、補助容器機構18のオーバーフローを防ぐ作用をしている。
また図5で示すように、前記飲料抽出容器3に設けてある第一吐出口4は第一抽出手段によって、第二吐出口5は第二抽出手段によってそれぞれ開閉されるようになっている。本実施例では第一抽出手段は、先端に第一吐出口4覆う第一球体28を有して第一吐出口4を開閉する第一押圧部27と、第一スプリング30の符勢力を第一枢支ピン31を介して第一押圧部27に伝達する第一伝達部29と、第一伝達部29に系合する第一作動ピン32からなる第一弁機構と、第一作動ピン32を上方向に変位させる第一ソレノイド11とから構成している。同じく第二抽出手段は、先端に第二吐出口5覆う第二球体35を有して第二吐出口5を開閉する第二押圧部34と、第二スプリング37の符勢力を第二枢支ピン38を介して第二押圧部34に伝達する第二伝達部36と、第二伝達部36に系合する第二作動ピン39からなる第二弁機構と、第二作動ピン39を上方向に変位させる第二ソレノイド12とから構成している。ソレノイド11およびソレノイド12に対する通電は、前記開閉制御機構13の指示により行われるものである。
電気回路の構成を図6に示し、開閉制御機構13には時計手段41が内蔵されているとともに、該開閉制御機構13の入力ポートにはスタートスイッチ42、モード切替スイッチ43がそれぞれ接続され、出力ポートにはヒータ10、第一ソレノイド11、第二ソレノイド12がそれぞれ接続されている。
以下本実施例の動作を説明する。貯水槽2内に所要量の常温水を給水しバスケット14に所要量の茶葉を収容して、スタートスイッチ42をオンにして電源を投入すると、装置は動作を開始する。貯水槽2内の水は、逆止弁16を介して給水管6に流れ込み、ヒータ10によって加熱されるものである。こうして給水管6の加熱部7で沸騰した水は、案内部8から給湯部9を通ってバスケット14・飲料抽出容器3に注ぎ込まれる。同時に開閉制御機構13は第一ソレノイド11に対して直ちに通電を指示するとともに、内部に有している時計手段41を駆動して初期作業の所定時間の時計を開始する。第一ソレノイド11が動作すると、第一弁機構を構成する第一作動ピン32が上方向に変位し、第一伝達部29が第一スプリング30の符勢力に打ち勝って上方に変位する。この変位は第一枢支ピン31から第一押圧部27に伝達され、第一押圧部27は下方に変位して、先端に設けている第一球体28が第一吐出口4から離れるものである。つまり第一吐出口4が開放されるものである。換言すれば第一抽出手段が、第一吐出口4を開放するものである。またこのとき飲料抽出容器3の底部の第二吐出口5は、第二抽出手段を構成する第二弁機構の第二球体35によって閉塞されている。
これにより飲料抽出容器3に注ぎ込まれた沸騰水は、バスケット14内の茶葉を蒸らしながら洗浄し第一吐出口4から排出される。第一吐出口4から排出された排水は、前記飲料抽出容器3の下部にセットされた受け容器17に設けられた蓋21の凹部23に滞留しながら、排水口24を経由して、前記蓋21の下部にセットされた補助容器機構18に貯留される。前記開閉制御機構13は初期作業の所定時間の時計を終了すると、第一ソレノイド11に対して通電を停止する。つまり茶葉を十分に蒸らしながら洗浄が行われる時間を所定の時間として定めているものである。第一ソレノイド11の通電が停止すると、第一弁機構を構成する第一スプリング30の符勢力により第一伝達部29が下方向に変位し第一作動ピン32が下方向に変位する。この変位は第一枢支ピン31から第一押圧部27に伝達され、第一押圧部27は上方に変位して、先端に設けている第一球体28が第一吐出口4に接するものである。つまり第一吐出口4が閉塞されるものである。換言すれば第一抽出手段が、第一吐出口4を閉塞するものである。
このように第一吐出口4が閉塞されると、前記給水管6の加熱部7で沸騰した水は、案内部8から給湯部9を通ってバスケット14・飲料抽出容器3に注ぎ込まれ貯留される。従って、バスケット14内の茶葉は熱湯中に浸されているものである。また上記開閉制御機構13は、初期作業が終了すると内部に有している時計手段41を駆動して第二ソレノイド12に対して本抽出の所定時間の時計を開始する。つまり初期作業で十分に蒸らされ洗浄された茶葉が熱湯に浸され、茶成分の抽出が十分行われる時間を所定の時間として定めているものである。この本抽出の所定時間の時計を終了すると、開閉制御機構13は第二ソレノイド12に通電を指示する。第二ソレノイド12が動作すると、第二弁機構を構成する第二作動ピン39が上方向に変位し、第二伝達部36が第二スプリング37の符勢力に打ち勝って上方に変位する。この変位は第二枢支ピン38から第二押圧部34に伝達され、第二押圧部34は下方に変位して、先端に設けている第二球体35が第二吐出口5から離れるものである。つまり第二吐出口5が開放されるものである。換言すれば第二抽出手段が、第二吐出口5を開放するものである。第二吐出口5が開放されると、飲料抽出容器3内に溜まっていた茶は第二吐出口5から前記飲料抽出容器3の下部にセットされた受け容器17の蓋21の中央にある通水口22を経由し、さらにその下部の補助容器機構18に設けられた給水口19を経由して、受け容器17内に吐出される。このとき、バスケット14のメッシュフィルタ15によって茶葉が受け容器17内に入ることは阻止されるものである。
以上のように本実施例によれば、開閉制御機構13によって飲料抽出容器3内に熱湯が供給されるのと同時に、第一抽出手段を駆動して蒸らしや洗浄の初期作業が所定時間行われ、初期作業が終了すると前記第一抽出手段は駆動を停止して本抽出が開始される。本抽出では上記開閉制御機構13によって、第一抽出手段の駆動が停止してからから本抽出の所定時間が経過した時点で、第二抽出手段を駆動するようになっており、さらに洗浄された排水は補助容器機構18に、本抽出された茶は受け容器17にそれぞれ分離して貯留することができるようになっているため、十分に蒸らされ洗浄された茶葉を熱湯に浸して抽出ができ、衛生的で風味のよいお茶を自動的に得ることができるものである。
続いて本発明の第二の実施例について説明する。本実施例では図7で示しているように、飲料抽出容器3内にコーヒー抽出専用のコーヒバスケット44を着脱自在に設けている。該バスケット44は断面形状をほぼ円錐形としており、この頂点付近に孔45を設けているものである。
以下本実施例の動作について説明する。使用者がコーヒーを抽出する場合は、上記モード切替スイッチ43によって抽出する飲料をコーヒーと選択し、コーヒーバスケット44内に図示していないペーパーフィルタを装着し所要量の粉末コーヒーを収容して、スタートスイッチ42をオンにして電源を投入すると、装置は動作を開始する。実施例1で説明したようにヒータ10によって加熱された水は沸騰し、給水管6の案内部8から給湯部9を通ってコーヒーバスケット44・飲料抽出容器3に注ぎ込まれるものである。このときモード切替スイッチ43の情報により、開閉制御機構13は直ちに第二ソレノイド12に通電する。第二ソレノイド12の通電によって、第二抽出手段が、飲料抽出容器3の第二吐出口5を開放する。このとき第一吐出口4は、第一抽出手段を構成する第一弁機構の第一球体28により閉塞されている。このためコーヒーバスケット44に注がれた熱湯は、粉末コーヒーを浸透し、ペーパーフィルタを透過して孔45から順次滴下する。滴下したコーヒーの抽出液は、飲料抽出容器3の第二吐出口5が開いているため蓋21の通水口22を経由して直ちに受け容器17内に貯留されるものである。このとき受け容器17内に補助容器機構18を装着する必要はないが、誤って装着されていても飲料抽出容器3の第一吐出口4は閉塞されているため、給水口19を経由してコーヒーの抽出液は受け容器17内に貯留されるものである。
以上のように本実施例によれば、抽出する飲料が中国茶や紅茶だけでなくコーヒーの場合でもバスケットを交換するだけで簡単にコーヒーメーカーとして使用することができる飲料抽出容器を実現しているものである。
続いて本発明の第三の実施例について説明する。図8、図9は本実施例の構成を示している。1は本実施例の本体(以下単に本体と称する)で、飲料抽出容器3と、第一操作手段と第二操作手段と、第一操作手段で動作する第一弁機構と、第二操作手段で動作する第二第一弁機構から構成されている。飲料抽出容器3には、茶葉を収納し水を透過するメッシュフィルタ15を備えたバスケット14を着脱自在に設けている。飲料抽出容器3の底部には第一吐出口4および第二吐出口5を設けている。本体1の底部は受け容器17の支持台となっており、受け容器17は前記第二吐出口5の下部にセットされるようになっている。なお、受け容器17と該受け容器17に着脱自在に設けられた補助容器機構18は実施例1の図4で示したものと同じ構成となっている。
また図10で示すとおり、前記飲料抽出容器3に設けてある第一吐出口4は第一抽出手段によって、第二吐出口5は第二抽出手段によってそれぞれ開閉されるようになっている。本実施例では第一抽出手段は、先端に第一吐出口4覆う第一球体28を有して第一吐出口4を開閉する第一押圧部27と、第一スプリング30の符勢力を、第一枢支ピン31を介して第一押圧部27に伝達する第一伝達部29とからなる第一弁機構と、第一伝達部29を上方に変位させる第一操作手段とから構成している。該第一操作手段を詳細に説明すると、手動の圧力を受ける第一ボタン部48と、加圧した状態を保持する第一ロック部49を有する第一伝達軸50と、該第一伝達軸50の圧力を第一ピン51を中心に回転して、第一弁機構の第一伝達部29に伝達する第一連動杆52から構成されている。同じく第二抽出手段は、先端に第二吐出口5覆う第二球体35を有して第二吐出口5を開閉する第二押圧部34と、第二スプリング37の符勢力を、第二枢支ピン38を介して第二押圧部34に伝達する第二伝達部36とからなる第二弁機構と、第二伝達部36を上方に変位させる第二操作手段とから構成している。該第二操作手段を詳細に説明すると、手動の圧力を受ける第二ボタン部53と加圧した状態を保持する第二ロック部54を有する第二伝達軸55と、該第二伝達軸55の圧力を第二ピン56を中心に回転して、第二弁機構の第二伝達部36に伝達する第二連動杆57から構成されている。
以下本実施例の動作を説明する。バスケット14内に所要量の茶葉を収容して、該バスケット14・飲料抽出容器3内に初期作業に必要な所要量の沸騰水を注ぎ込んだ後、図11で示すとおり、使用者が第一ボタン部48を加圧し水平方向に90度回転させると、第一ロック部49によって第一伝達軸50は下方に変位した状態を保持する。この変位は第一ピン51により第一連動杆52を回転させ、第一弁機構を構成する第一伝達部29が第一スプリング30の符勢力に打ち勝って上方に変位する。この変位は第一枢支ピン31から第一押圧部27に伝達され、第一押圧部27は下方に変位して、先端に設けている第一球体28が第一吐出口4から離れるものである。つまり第一吐出口4が開放されるものである。換言すれば第一抽出手段が、第一吐出口4を開放するものである。またこのとき飲料抽出容器3の底部の第二吐出口5は、第二抽出手段を構成する第二弁機構の第二球体35によって閉塞されている。
これにより飲料抽出容器3に注ぎ込まれた沸騰水は、バスケット14内の茶葉を蒸らしながら洗浄し第一吐出口4から排出される。第一吐出口4から排出された排水は、前記飲料抽出容器3の下部にセットされた受け容器17に設けられた蓋21の凹部23に滞留しながら、排水口24を経由して、前記蓋21の下部にセットされた補助容器機構18に貯留される。初期作業が終了した後、使用者が再び第一ボタン部48を水平方向に90度回転させると、第一ロック部49によって第一伝達軸50は下方に変位した状態が解除され、第一弁機構を構成する第一スプリング30の符勢力により第一伝達部29が下方向に変位する。この変位は第一枢支ピン31から第一押圧部27に伝達され、第一押圧部27は上方に変位して、先端に設けている第一球体28が第一吐出口4に接するものである。つまり第一吐出口4が閉塞されるものである。換言すれば第一抽出手段が、第一吐出口4を閉塞するものである。
次に使用者が本抽出に必要な所要量の沸騰水をバスケット14・飲料抽出容器3に注ぎ込むと本抽出を開始する。初期作業で十分に蒸らされ洗浄された茶葉を任意の時間熱湯に浸し、茶成分の抽出が十分行われた後に、使用者が第二ボタン部53を加圧し水平方向に90度回転させると、第二ロック部54によって第二伝達軸55は下方に変位した状態を保持する。この変位は第二ピン56により第二連動杆57を回転させ、第二弁機構を構成する第二伝達部36が第二スプリング37の符勢力に打ち勝って上方に変位する。この変位は第二枢支ピン38から第二押圧部34に伝達され、第二押圧部34は下方に変位して、先端に設けている第二球体35が第二吐出口5から離れるものである。つまり第二吐出口5が開放されるものである。換言すれば第二抽出手段が、第二吐出口5を開放するものである。第二吐出口5が開放されると、飲料抽出容器3内に溜まっていた茶は第二吐出口5から前記飲料抽出容器3の下部にセットされた受け容器17の蓋21の中央にある通水口22を経由し、さらにその下部の補助容器機構18に設けられた給水口19を経由して、受け容器17内に吐出される。このとき、バスケット14のメッシュフィルタ15によって茶葉が受け容器17内に入ることは阻止されるものである。
以上のように本実施例によれば、飲料抽出容器3内に熱湯を供給した後、第一操作手段によって第一抽出手段を駆動して蒸らしや洗浄の初期作業を行い、初期作業が終了すると前記第一抽出手段の駆動を停止し、飲料抽出容器3内に再び熱湯を供給し本抽出を開始する。任意の時間が経過した時点で、第二操作手段により第二抽出手段を駆動するようになっており、さらに洗浄された排水は補助容器機構18に、本抽出された茶は受け容器17にそれぞれ分離して貯留することができるようになっているため、十分に蒸らされ洗浄された茶葉を熱湯に浸して抽出ができ、衛生的で風味のよいお茶を簡単に得ることができるものである。
また図12で示しているように、実施例2で説明したように飲料抽出容器3内にコーヒー抽出専用のコーヒーバスケット44を装着し、第二操作手段により第2抽出手段のみを駆動させ、熱湯を供給することにより、コーヒーメーカーとしても使用できる。
なお本発明は特に上記実施例の内容に限定するものではなく、例えば、第一操作手段および第二操作手段の構成は、発条などを用いて駆動時間を調整するなど、さまざまな応用もできる。
本発明の内部構造を示す縦断面図 本発明の抽出手段の構成を示すA−A方向にみた横断面図 本発明の使用状態を示すB−B方向にみた縦断面図 本発明の斜視図 本発明の抽出手段の構成を示す斜視図 本発明の電気回路の構成を示すブロック図 本発明の第二の実施例であるコーヒーバスケットの使用状態を示す縦断面図 本発明の第三の実施例である飲料抽出装置の内部構造を示す縦断面図 本発明の第三の実施例である飲料抽出装置の使用状態を示す縦断面図 本発明の第三の実施例である抽出手段の構成を示す斜視図 本発明の第三の実施例である抽出手段の動作を示す縦断面図 本発明の第三の実施例であるコーヒーバスケットの使用状態を示す縦断面図
符号の説明
1 本体
2 貯水槽
3 飲料抽出容器
4 第一吐出口
5 第二吐出口
6 給水管
7 加熱部
8 案内部
9 給湯部
10 ヒータ
11 第一ソレノイド
12 第二ソレノイド
13 開閉制御機構
14 バスケット
15 メッシュフィルタ
16 逆止弁
17 受け容器
18 補助容器機構
19 給水口
20 縁部
21 蓋
22 通水口
23 凹部
24 排水口
27 第一押圧部
28 第一球体
29 第一伝達部
30 第一スプリング
31 第一枢支ピン
32 第一作動ピン
34 第二押圧部
35 第二球体
36 第二伝達部
37 第二スプリング
38 第二枢支ピン
39 第二作動ピン
41 時計手段
42 スタートスイッチ
43 モード切替スイッチ
44 コーヒーバスケット
45 孔
48 第一ボタン部
49 第一ロック部
50 第一伝達軸
51 第一ピン
52 第一連動杆
53 第二ボタン部
54 第二ロック部
55 第二伝達軸
56 第二ピン
57 第二連動杆

Claims (3)

  1. 貯水槽と、第一弁機構を有する第一抽出手段と第二弁機構を有する第二抽出手段を備えた飲料抽出容器と、該飲料抽出容器内に着脱自在に設けた茶葉やコーヒーなどをろ過するバスケットと、前記貯水槽の水を加熱し前記飲料抽出容器に給水する加熱手段と、ろ過された飲料を受ける受け容器と、該受け容器上に着脱自在に設けられ前記第一抽出手段で排出される飲料水を貯水するとともに第二抽出手段で排出される飲料水を下部に位置する受け容器へ排出する補助容器機構と、前記第一弁機構と前記第二弁機構の開閉を制御する開閉制御機構とよりなり、前記開閉機構は蒸らしや洗浄を含む初期作業における任意時間において第一弁機構のみを抽出状態とし、本抽出において前記第二弁機構のみを抽出状態とするように制御するものであることを特徴とする飲料抽出装置。
  2. 開閉制御機構が本抽出状態のみの可動となる第二モードへの切替手段を有するものであることを特徴とする請求項1記載の飲料抽出装置。
  3. 第一弁機構を有する第一抽出手段と第二弁機構を有する第二抽出手段を備えた飲料抽出容器と、該飲料抽出容器内に着脱自在に設けた茶葉やコーヒーなどをろ過するバスケットと、ろ過された飲料を受ける受け容器と、該受け容器上に着脱自在に設けられ前記第一抽出手段で排出される飲料水を貯水するとともに第二抽出手段で排出される飲料水を下部に位置する受け容器へ排出する補助容器機構と、前記第一弁機構の開閉操作を行う第一操作手段と、前記第二弁機構の開閉操作をおこなう第二操作手段とよりなる飲料抽出装置。
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