JP2006305274A - コーヒー蒸らし注湯器 - Google Patents

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JP2006305274A
JP2006305274A JP2005160395A JP2005160395A JP2006305274A JP 2006305274 A JP2006305274 A JP 2006305274A JP 2005160395 A JP2005160395 A JP 2005160395A JP 2005160395 A JP2005160395 A JP 2005160395A JP 2006305274 A JP2006305274 A JP 2006305274A
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Masanobu Nunogaki
昌伸 布垣
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Abstract

【課題】所要量の湯を一括して入れると、半自動的に約40秒間程度の蒸らし過程の後、美味なコーヒーが抽出できるところの、ドリップ式コーヒー抽出器具(2)の補助器としてのコーヒー蒸らし注湯器を構成する。
【解決手段】上室(5)と下室(6)から成るコーヒー蒸らし注湯器(1)の上部から湯水(3)を一括して入れると、約1分間は蒸らすための少量の湯水のみが小面積の下室流出口(8)からコーヒー粉(4)に落下し、その後、上室(5)の湯水量の減少を特定のトリガーとして作動するバネ(11)により下室大流出口(9)の栓(10)が開き、残る大部分の湯がコーヒー粉(4)に速やかに落下する構成とした。
【選択図】 図1

Description

発明の詳細な説明
産業上の利用分野
台所用品。
従来、ドリップ式のコーヒー抽出カップと紙フィルターなどを用いて芳醇なコーヒーを抽出するためには、蛇口の細い水注し器を用いて極く少量の湯水をコーヒー粉全体にゆっくりと注ぐことにより、コーヒー粉を十分に蒸らす過程を経ることが極めて重要であるとされた。したがって、人が掛かりっきりで、注湯に専念する必要があり大変面倒であった。特に個人の出勤時や多忙な喫茶店などで、気が急くときや労働衛生上の面からも解決策が求められていた。
発明が解決しようとする課題
最初に一括して所要量の湯水をセットしておくと、数10秒〜1分間程度のコーヒーの蒸らし過程とその後のコーヒー抽出過程を半自動で遂行する、取り扱い及び構造が簡単で、見る人の心を和ませる効果もあるようなコーヒー蒸らし注湯器の開発を目的とした。
課題を解決するための手段
美味なコーヒーを抽出するためには、焙煎の程度やコーヒーの量により数10秒〜1分間程度の蒸らし過程がコーヒー抽出の初期過程として不可欠とされる。一般論として小容量の貯水容器の底に流出口を設ける場合、流出量は流出速度に比例し、速度は水深に伴う水圧に比例する。従って、流出速度、即ち、流出量は最初は大きく、時間とともに減少する。蒸らし効果を発現させるためには、初めは湯の落下量をコーヒー粉を湿らす程度の少量とし、蒸らし時間経過後に、残る部分の湯を落下させる必要があるので、落下湯量の時間的変化に工夫を要した。
即ち、注湯器を上下の2室から構成し、下室の流出口を上室のそれより小さくする。その結果、下室の貯水量は当初ゼロで時間とともに増大し、下室からの流出量の時間特性は上室のそれとは逆になる。この際、所要の蒸らし時間に対応して下室の流出口を小さくして、コーヒー粉を適当な蒸らし状態にする。また、下室に別途に設けた大流出口を閉塞していた湯水栓が蒸らし時間経過時の上室の湯水の減少をトリガーとして作動させ、下室の大流出口を開放する構成とすると、蒸らし時間経過とともに残る大部分の湯水を全てコーヒー粉に落下供給することができる。
即ち、以上の構成により、上室に所要量の湯を当初一括して注湯しておくと、下室に流入した湯の一部が下室底部の流出口からコーヒー粉に少しずつ落下してコーヒーを蒸らす。下室の流出量は上室のそれよりも少ないので上室の湯水は下室に滞溜するが、その湯は蒸らし時間経過後作動するような強さに設定されたバネにより、蒸らし時間経過後、速やかにコーヒー粉に落下する。
発明の実施の形態例1
図1により説明する。蒸らし注湯器(1)は上室(5)を下室(6)に軽く嵌めこんだ構造とし、各室の底板には数個の流出口を設ける。但し、流出口の大きさについては▲1▼上室流出口(7)の面積は、湯が徐々に、且つ、湯水の表面張力による通水不良を起こすことなく自由に下室に落下できる程度の、例えば、丸孔なら直径1.3〜2mm程度以上の大きさとする。▲2▼蒸らし湯を出す下室流出口(8)は底板の厚さにも関係するが、湯が少量ずつコーヒー粉(4)に落下して粉全体を湿らせるように1.2mm〜程度の小面積とし、コーヒー粉の量と蒸らし時間の要件に応じて複数個を分散して設ける。▲3▼下室の上部側面に通気穴(12)を設けて、下室内が負圧となって落水を妨げることがないようにする。一方、▲4▼上室(5)と下室(6)の間に特定の強さのバネ(11)を挟み込み、コーヒー粉の蒸らし時間(概ね40秒程度と言われている)経過後、下室の底部の大面積の下室大流出口(9)を閉じていた上室に連繋した栓(10)が蒸らし時間と対応関係にある上室の湯水量の減少によりバネが作動して栓を開く機能を持たせ、当初一括して入れた所要湯量から蒸らしに消費した湯量(コーヒー粉1人分で30〜50cc程度)を差し引いた全湯が最終的にコーヒーとして抽出される。
発明の実施の形態例2
実施形態例1では、蒸らし終了後、残る大部分の湯をコーヒー粉に給湯するのに板バネを利用したが、ぜんまいバネや錘などに蓄積したエネルギーを歯車やカム、レバー、或いは、水(砂)時計と組み合わせる手法により、焙煎状態や個々人の好みのコーヒー味に合わせて蒸らし時間を調節できるようにすることもできる。これらの手法はコーヒーを喫する状況の憩いの雰囲気造りに有効な製品の斬新な意匠を凝らす要素を提供する側面もある。
具体的な実施例2を図2を用いて説明する。蒸らし湯溜め(2)及び蒸らし湯流出口(3)を図2のように上部貯湯室(1)内に設ける。一括注湯口(12)に湯を一杯に入れると蒸らし湯溜め(2)にも湯が給湯され、その部分の湯は蒸らし湯流出口(3)から傘状の分配板(14)を滑り落ちて直ちにコーヒー粉を蒸らす。一方、ゼンマイばね(4)、歯車(5)、カム(6)を組み合わせた蒸らし制御部(8)を設ける構成により、巻き上げノブ(7)により好みに合わせて選択した蒸らし時間が経過後、上部貯湯室流出口(9)が開放される機能を付与することもできる。(図2参照)。
発明の実施の形態例3
蒸らし湯の給湯、及び、蒸らし終了後に作動する湯栓の開閉制御を電池により行う構成の請求項1記載の構成とすることもできる。
発明の効果
最初に所要の湯量を一括して、注湯器に注いでおくだけで、蒸らしの効いた芳醇な味と香りをもつコーヒーが簡単に抽出することが出来る。また、汎用されている幾種類かのドリップ式コーヒー抽出器具の補助器として直ちに利用できる。使用法及び各部の洗浄が簡単にでき、料理の最中や夜遅くの帰宅時、急いでいる出勤前などに重宝な調理用品となる。
図1は本発明の実施形態例1の概念図である。 図2は実施例2の概念図である。
符号の説明
〔図1の符号の説明〕
1・・・コーヒー蒸らし注湯器、 2・・・ドリップ式コーヒー抽出器具、
3・・・湯水、 4・・・コーヒー粉
5・・・上室 6・・・下室
7・・・上室流出口 8・・・下室流出口
9・・・下室大流出口 10・・・栓
11・・・バネ 12・・・通気穴
13・・・フイルター 14・・・コーヒー抽出口
〔図2の符号の説明〕
1・・・上部貯湯室、 2・・・蒸らし湯溜め、
3・・・蒸らし湯流出口、 4・・・ぜんまいバネ、
5・・・歯車、 6・・・カム
7・・・巻き上げノブ、 8・・・蒸らし制御部
9・・・上部貯湯室流出口栓、 10・・・上部注湯室流出口
11・・・下部貯湯室、 12・・・一括注湯口、
13・・・湯落下口、 14・・・分配板。

Claims (3)

  1. ドリップ式コーヒー抽出器具(2)の補助器としてのコーヒー蒸らし注湯器(1)に関して、所要量の湯水(3)を一括してコーヒー蒸らし注湯器(1)にいれると、当初数10秒〜1分間程度の所謂コーヒー粉(4)の「蒸らし過程」では、コーヒー粉(4)を蒸らすために必要な程度の少量の湯水のみがコーヒー粉(4)に落下し、上記蒸らし時間経過後に残る大部分の湯水がコーヒー粉(4)に落下するように構成されたコーヒー蒸らし注湯器(1)。(図1参照)
  2. コーヒー蒸らし注湯器(1)を上室(5)と下室(6)から成る構造とする。上室流出口(7)よりも下室流出口(8)を小さくすることにより、上室(5)に一種のダム的機能をもたせ、蒸らし過程でのコーヒー粉(4)への湯水の給湯量を少なくした請求項1記載のコーヒー蒸らし注湯器。(図1参照)
  3. 蒸らし過程が経過した時の上室の湯量の減少をトリガーとするバネ(11)の解放力により下室大流出口(9)の栓(10)が開き、残る大部分の湯を落下させる構成の請求項1記載のコーヒー蒸らし注湯器。(図1参照)
JP2005160395A 2005-04-28 2005-04-28 コーヒー蒸らし注湯器 Pending JP2006305274A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200478513Y1 (ko) 2014-04-24 2015-10-15 박종진 더치커피 추출 장치
KR101619740B1 (ko) * 2014-11-20 2016-05-12 김현희 휴대용 드립커피 제조기

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