JP3926578B2 - 緯編み機、特に丸編み機用のべら針 - Google Patents

緯編み機、特に丸編み機用のべら針 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、緯編み機、特に丸編み機用のべら針、殊に請求項1に発明の上位概念として規定したように、糸室に所属するフック内室を画成しかつフック先端で終わるフックと、前記糸室を閉鎖する閉鎖位置と前記糸室を解放する仰向け位置との間を旋回可能にべら針に支承されていて前記閉鎖位置では前記フックに当接する自由端を有するべらとを備えている形式の、敏感な糸でも使用可能なべら針に関する。
【0002】
【従来の技術】
べら針は例えば丸編み機において採用される。該べら針は一端にフックを有し、該フックの近傍でべらが、べら針の適当なべらスリット内に旋回可能に支承されている。該べらはその場合、閉鎖位置ではフック端部に沿ってまたは該フック端部上に載置して、前記フックによって部分的に制限される糸室を閉じるように配置されている。これに対してべらの開放位置ではべらは仰向け位置にあり、従って糸室を解放する。緯編み機では、このようなべら針が多数存在している。該べら針通路内に支承されており、緯編み機の操業中にべら針は前記通路内を縦方向に迅速な糸コース順序で往復動させられる。べらはその往復動時に開閉するので、そのためにべらは易動性でなければならず、易動性であるためにはべらは基本的にべら針に沿ってある程度の横方向遊びを有していることが必要条件となる。
【0003】
編成動作時にべら針のフックは糸を掴み、しかもはその場合戻り行程にある。仰向け位置にあるべらの後位で表面に位置している糸は先ずべらを閉鎖する。それに続く運動の経過中にこの糸はフックを超えて滑降する。その際に1つの編目が形成される。この動作時にフックによって掴まれた糸は、その際にフック内室へ滑り込むことができ、しかも糸室はべらによって閉鎖されねばならない。それに続くの逆方向運動時に始めてこの糸はフック内室から滑り出ることを許され、次いでべらを開き、ひいては糸室を開放する。べらがそれ以前にフックから離間されて糸室が開かれかつ糸がフック先端とべらとの間をすり抜けて糸室から離脱すると、落下編目(Fallmasche)が生じ、つまり不良品質の欠陥編成品が製造されることになる。
【0004】
べら針は、2本編み式編物を編成するためにも頻用される。しかし統一した外観を有する2本編み式編み物を編成するためには、べら針の糸室内で2本の糸が糸コース順序を取り違えないことが、決定的に重要である。2本編み式の編物、いわゆるプレイテッド(plaited)・ウェアは、しばしば異種の糸の組合せによって、例えば天然繊維糸をエラストマー糸と組合せて編成される。この場合エラストマー糸は原則として、後に可視不能のウェア側、例えばウェアの裏面側に位置していなければならない。糸がその位置を取り違えると、つまり糸コース順序が狂うと、この要求は満たされず、しかも所望されない柄が生じることになる。それというのは、原則として両糸が異なった形状および/または異なった色彩並びにその他異なった特性を有しているからである。
【0005】
更にまた自明のように、例えばエラストマー糸のようなモノフィラメント糸は特に損傷に対して極度に敏感に反応する。この種の糸はその表面に決して比較的深い掻き傷を受けることは許されない。糸表面の創傷がごく微小であっても糸切れが生じることになる。
【0006】
べら針は、例えばドイツ連邦共和国特許第1069812号明細書に基づいて公知である。該べら針は、旋回可能に支承されたべらを有し、該べらべらスプーン内には、1つの嵌合溝(Zasche)、つまりフック先端を受容するための凹みが形成されている。糸室を制限する内側輪郭に沿ってべらは真直ぐ形成されている。べらの内側輪郭は、べらが閉鎖位置にある場合、フック先端に直接接続する。
【0007】
左右針床式の丸編み機、つまり単面形の丸編み機は、リブディスクの代わりに、抑えシンカーを備えたシンカー・リングを有している。このシンカー・リングもしくは抑えシンカーは、編成物を保持するために必要とされる。このために、緯編みがその都度最上位の位置に在る場合に前記抑えシンカーは、の編目形成部分に沿って案内されて最終編成の編目を抑える。緯編みは編成時に、例えば緯編み機の高い作業速度に基づいて、編成加工すべき糸に基づいて、および浸食摩耗その他の影響によって高い摩耗に曝されている。この摩耗の結果大抵は、べら支承部の遊びは軸方向でも半径方向でも、時間の経過につれて益々大きくなり、ひいてはべらは操業中に横方向に振れることになる。緯編み機の円筒体の回転によってべらに生じるコリオリの力は、編み機のべらの横振れを増強させることになる。べらの振れが、シンカーとべらとの間の遊びよりも大きくなると、両者は互いに摩擦し合い、べらヘッドの側面が摩滅される結果になる。
【0008】
前掲のドイツ連邦共和国特許第1069812号明細書に基づいて公知のような、嵌合溝を有する針べらは、このような摩滅に対して格別敏感である。前記の摩滅に基づいて、以前は丸く面取りされていたべらヘッドから、鋭利な嵌合溝エッジをもったべらスプーンが生じる。それに伴って糸を損傷するリスクが生じ、例えばエラストマー糸のような損傷や裂損に敏感な糸の場合は、糸切れという特に重大な結果を惹起することになる。
【0009】
これに対して、フックに嵌合溝を形成したがドイツ連邦共和国特許出願公開第2834558号明細書に基づいて公知になっている。このは、嵌合溝の切られていないべらスプーンを有し、しかもべらべらヘッドは、べらをフックの嵌合溝内へ嵌合させるように形成されている。フックは、べらが閉鎖位置にある場合にべらヘッドを収容するに足る深い嵌合溝を有している。フックとべらとによって画定される、閉鎖した糸室の内側輪郭は、べらからフックへの移行点に、フック内室への糸運動を妨げる段差部を有している。
【0010】
このようなべら針の操業時の挙動も、例えば2本糸編み式の編物を編成するために、複数本の糸を同時に加工する場合に、問題が生じる。
【0011】
UK特許出願公開第2232689号明細書に基づいて、2本糸編み式の編物用のべら針が公知になっている。該べら針は、旋回可能に支承されたべらを有し、該べらはその内側に、フック室内へ張出す斜面もしくは突端部を備えている。べらステムはその場合、前記突端部を起点として、丸く面取りの施されたほぼべらステム端部に至るまで実質的に一定の高さを有している。べらはその自由端部に、凹み(嵌合溝)を有するスプーンを有し、該嵌合溝はフック先端の一部分を収容するために使用される。突端部は、フック先端の方に向かう傾斜面として形成されており、かつ2本糸編み式編物の糸のための支持面として働く。
【0012】
前記支持面はフック内室の方に向いており、かつ殊に糸が糸室の、べら軸受寄りの縁部に接触する場合に、前記支持面は糸と接触する。
【0013】
編成中に糸は、の往復運動によって、糸室のべら軸受寄り端部から、フック内室の方へ移される。その場合に発生するプレイティング(Plaiting)・エラーも可能な限り回避されねばならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来技術を出発点とする本発明の課題は、べら針を改良して、多面的に使用可能に構成しかつ所期の品質を備えた緯編み製品を編成できるようにすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
明細書冒頭に記載した形式のべら針における前記課題を解決する本発明の構成手段は、請求項1の特徴部に記載したように、フックが、閉鎖位置に位置するべらの自由端のための嵌合溝を有しており、べらの自由端の側面に扁平面取りが施されており、べらの自由端が、フックの嵌合溝に入り込むようになっており、べらの自由端に接続した、糸室から見 て凹面状に滑らかに湾曲している内側輪郭が、嵌合溝の所で始まる張出し部によって形成されていて、該張出し部に1つの突端部が設けられており、べらがその閉鎖位置に位置している場合に、突端部が、フックのフック先端に近接していて、内側輪郭に沿って擦過する糸がフック内縁上へ滑らかに移行するように、張出し部が、糸に対してフック先端を隠蔽している点にある。
【0016】
【発明の効果】
本発明のべら針べらを有し、該べらはその内側輪郭に、すなわち糸室に対面した方の側に1つの突端部を有している。該突端部は、糸の引戻し時に、例えば編目脱出時に糸を背面の方向でフック内室へ案内し、従ってフック先端から離間案内する。この突端部は、糸室内に位置していて脱出時に1つの編目を形成する糸をフック内室へ案内するものであって、フック先端とべらスプーンとの間に楔のように糸が入り込んで、その結果としてフック先端とべらスプーンとの間から糸が脱出することを回避させている。このようにして落下編目を確実に回避することが可能である。
【0017】
このことは1本糸編み式の編物についてのみならず、例えば天然繊維糸のような比較的太い直径を有する糸と、比較的細い直径を有するエラストマー糸とを互いに組合せるような2本糸編み式の編物についても特にあてはまる。細いエラストマー糸もフック内室から離脱することはなく、従って落下編目を形成することもない。
【0018】
更にまた、糸がフック先端へ向かって走行して該フック先端にひっかかることも回避される。それに伴って糸損傷は低下または回避される。2本糸編み式の編物の場合に、一方の糸がフック先端に引っかかったままになって他方の糸に追い越されるような事態は防止される。従ってプレイティング・エラーは排除され、あるいは減少される。
【0019】
更にまた本発明のべら針を用いれば、べらの内側輪郭に成形した突端部によって、両方の糸は原初の糸コース順序でフック内室へ入ることが保証される。糸室の内側輪郭は比較的平滑であるので、いかなる糸も編成動作時にエッジまたは段差突起に引っかかることはない。その理由は特に、べらに設けられた突端部がフック先端の方に向いており、かつ該フック先端によって補されて、糸室の実質的に平滑な内側輪郭を形成するからに他ならない。従って、べら突端部とそれに続くべら域は、べらが閉鎖している場合、つまりべらスプーンが嵌合溝内に支承されている場合、いわば糸をフック内室へ移送するためのブリッジを形成する。それに伴ってべらステム下縁(べらの内側輪郭)からフック先端の下縁およびそれに続く内縁へ推移する移行点は、ほぼ隙間なく形成されている。糸がすり抜けること(落下編目)も、糸コース順序を取り違える要因(捩れ)が生じることもない。
【0020】
この作用は、べらが閉鎖位置に位置している場合に、突端部がフック先端に隣接して配置されているような特別な形式で得られる。フック先端と突端部との間に残存する中間室は特に小さく構成することができる。有利には、この中間室または楔形部は対向位置にある糸室の内壁またはフック内室に向かって開放している。有利にはこの場合突端部はアンダカット部を有しておらず、これによってべらの開放時に糸の妨害が生じることがない。
【0021】
前記突端部は、フック内側円弧もしくはフックの内面形状(「内縁」)の仮想延長線の下へ糸室内に張出す1つの凸設部によって形成されているのが有利である。これは落下編目も糸捩れも共に回避する。
【0022】
べら針は、フックに嵌合溝の切られたであるのが有利である。該フックには、フック先端近傍のフック外面に、スプーン端またはスプーンヘッドを収容するための凹み(嵌合溝)が設けられている。このようにフックに嵌合溝の切られたべら針は、既に述べた利点以外に、なお摩耗発生率が比較的低いという利点を付加的に有している。前掲のドイツ連邦共和国特許第1069812号明細書に関連してすでに述べたように、嵌合溝の切られたべらに側面研磨を惹起させることになるような左右針床式の丸編み機における苛酷な使用条件下では特に、本発明のようにフックに嵌合溝の切られたべら針は顕著な利点を有している。べらの端部側面には、幾分扁平面取りが施されており、従って該べらはフックよりも狭幅であり、かつ該べらは嵌合溝を有していない。べらの側面遊びが増大してべらが事実上シンカーと接触するとしても、嵌合溝の切られたべらの場合のように、べらヘッドがシャープに尖鋭化することはない。こうして糸の損傷を阻止することが可能である。例えばエラストマー糸あるいはその他のモノフィラメント糸のような敏感な糸は、表面損傷に対して敏感に反応し、極微小な損傷も糸切れの要因となるので、本発明の構成手段は、このように損傷に対して敏感な糸の場合に特に有利に作用する。従ってまた本発明の構成手段に基づいて、べら針を用いて編成される緯編物の品質改良が得られる。
【0023】
この品質改良に更に寄与するためにべらの内側輪郭は、本発明の有利な実施形態では丸く面取りの施された側縁を有している。この丸く面取りの施された側縁は、フックに嵌合溝の切られたべら針の場合べらの狭幅構造に基づいて、研削ひいては先鋭化されることに対して比較的耐久的に防護されている。
【0024】
フックに嵌合溝の切られたべら針の有利な実施形態では嵌合溝は、少なくともフック先端において(しかし有利には全体的に)、いかなる部位においてもフック肉厚の1/2よりも深くならないように、フラットに形成されている。こうしてフック先端の弱化が防止される。更にまた、べらの内側輪郭に設けた突端部に基づいて、べらからフック内室へ平滑な移行点が得られるにも拘わらず、フック先端にシャープなエッジが形成されることが回避される。
【0025】
本発明のその他の有利な実施形態は、請求項2以降の記載から容易に推考することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
【0027】
図1に概略的に図示したべら針1のステム2は、一端にフック3を備えている。該フック3は、背面10から離反する方向に屈曲されており、かつフック先端4で終わっている。該フック先端は、特に図5から判るように、ほぼ球面状に湾曲されており、従って丸く面取りして形成されている。しかし該フック先端4は、図5とは異なった形状、例えば先細になる円錐形状を有することもできる。図1から更に判るように、ステム2とフック3との間に形成された前胸部5は、上面20へ段差なくスムーズに移行している。前胸部5にはべらスリット6が形成されている。該べらスリット6内にべら7が旋回可能に支承されている。図3に示唆したように、べら7は2つの位置間を衝撃的に往復運動することができる。第1の位置は閉鎖位置I(図2)であり、第2の位置は仰向け位置IIである。べら支承のためには、詳細な図示を省いたピンが使用され、該ピンは旋回軸線8を確定している。閉鎖位置Iにおいて、フック3とべら7によって糸室9が画定されている。べら7が仰向け位置IIに在る場合には、糸室9は解放されており、つまり開いている。糸室9の一部分はフック3によって画定され、かつ、フック内室9aと呼ばれる。
【0028】
べら針1は、フック嵌合溝型である。要するにフック3が、そのフック先端4の近傍に1つの嵌合溝11を有しており、該嵌合溝は、べらスプーン端12を収容するための凹みを有している。嵌合溝11は、図5から判るように比較的浅く、かつ殊に有利には両縦辺側に残存する嵌合溝側壁によって縁取りされた溝底14を有している。該溝底は、フック横断面の仮想中心線15には到達していないのが有利である。しかしまた、嵌合溝11が例えばフック先端4の領域では前記仮想中心線15に到達するか、あるいは交差するようにした実施形態も可能である。
【0029】
フック3は、特に図5から判るような内側輪郭を有しており、該内側輪郭は、屈曲域16を起点として、フック3が実質的に真直ぐな内縁17を有する領域へ移行している。この真直ぐな内縁17は、フック先端4の相応な曲面終端点18で終わっている。フック先端4を残りのフック3から識別するために、図5には識別ライン19が書込まれている。嵌合溝11のほぼ中点には別のライン21が書込まれており、該ラインの部位で嵌合溝11はその最大深さを有し、しかもその場合フック厚の1/2よりも小さく、殊に有利にはフック厚の約1/3を占めている。
【0030】
本発明のべら針1では、特に図4および図5から判るようにべら7は1つの突端部22を有している。該突端部22は、べら7の内側輪郭23を、図4および図5では中断して図示した仮想鎖線24から偏位させることによって形成される。該仮想鎖線24は、嵌合溝11の溝底14の仮想延長線を表わす。嵌合溝11の溝底14に、べら7はその当接面25(図4参照)でもって当接している。前記突端部22は、べら7の閉鎖位置において嵌合溝11に係合するべらスプーン端12で直接始まるのが有利である。これによって突端部22はフック先端4を遮蔽するので、べら7が閉じられた場合に糸が前記フック先端4に接触することはあり得ない。
【0031】
仮想鎖線24からの内側輪郭23の偏位部は、殊に有利には嵌合溝11の所で始まる凸設部26によって形成され、該凸設部はべら7の内側輪郭23を段差なくフック3の内縁17へ移行させる。このことは特に、フック3の真直ぐな内縁17がフック先端4へ移行する面終端18と、突端部22がべら7の内側輪郭23へ移行する移行点29との間に結合線27を書込んである図5に基づいて明らかである。前記移行点29はもちろんまた糸室9内へ変位されていてもよい。すなわち突端部22は、必要に応じて、図4および図5に図示したよりも著しく大きく形成しておくことができる。前記移行点29は、結合線27がべら針の作業方向に対してほぼ平行に、従ってべら針のステム2の長手方向に対して平行になるように構成されているのが有利である。特別の場合には、前記結合線27がべら針のステム2の長手方向に対して鋭角を成すように、前記移行点29を構成することも可能であり、その場合、角度の先端はフック先端4から離反した方向に向いている。
【0032】
べら7の内側輪郭23、すなわちべら7の適当な内面区分は、単数または複数の糸をフック内室9aに支障なく引渡すための、該糸の案内面を形成している。前記内側輪郭23はフック内室9の側から見れば凹面状に湾曲されかつシャンツェ(スキージャンプ台)状である。
【0033】
図3に示したように、突端部22はアンダーカット部を有していない。すなわち該突端部は内側輪郭23および当接面25に対してそれぞれ鈍角α,βを形成している。この場合の鈍角βは鈍角αよりも幾分大きいのが有利である。べら支承点から見れば、これによってべら7には、仮想鎖線24から糸室9内へ延びる内側輪郭23が生じる。
【0034】
図4および図5から判るように、フック先端4と突端部22との間には、側面図で見てほぼ三角形状または楔形状のギャップ32が形成されており、該ギャップはほぼ等辺三角形を形成している。該ギャップは比較的狭く、殊に有利には糸が侵入できないほど狭い。これは取りも直さず、フック先端曲面終端点18と移行点29との間隔が、べら針1によって加工すべき最も細い糸の直径よりも小さい(図2)ことを意味している。更にまたフック3の内縁17も、べら7の内側輪郭23も共に、(特にべらの側縁33では)丸く面取りが施されている。
【0035】
以上説明したべら針1は、次のように作業する。すなわち:
べら針1は操業において、慣用のべら針1と同様に、特に代替物として、あるいは慣用のべら針に代わるものとしても、使用することができ、またその他のべら針と同様に、通常の使用条件下で、慣用のスレッドおよびヤーンを加工するためにも適している。しかし本発明のべら針は、そればかりでなく、損傷を受け易い敏感な糸、例えばエラストマー糸のようなモノフィラメント糸を加工するため、およびプレイテッド・ウェア、つまり2本糸編みまたは複数本糸編みの編物を編成するために特に適している。
【0036】
糸を受け取るためにべら針1は駆出方向に動かされ、これによって、図3に図示したようにべら7は、フック内室9a内に位置する糸によって仰向け位置IIへ動かされる。それに続く運動経過中に該糸は、背面10から離反した方の、上面20の側に達するまで、べら7の内側輪郭23を超えて滑動する。いまやフック3は例えば2本の糸35,36を捕捉できるので(図2)、次いでべら針1はその戻り行程を始める。これによってべら7は閉鎖位置Iへ旋回して、糸室9を閉鎖する。図2では等しい直径で図示されているが、相互に相異した異なった直径を有することもできる2本の糸35,36は、いまは糸室9内に収容されており、かつ該糸室内を動くことができる。その場合両糸がべらの内側輪郭23に沿って、フック3によって囲まれたフック内室9a内へ侵入する場合、両糸は、突端部22とフック先端4との間に形成された三角形状のギャップ32を横切るが、その際に糸はフック先端4の方に向かって走行することはない。むしろシャンツェまたはブリッジのような凸設部26が、内側輪郭23から内縁17への過渡的な移行点を形成している。従って糸35,36は、その糸コース順序を取り違えることなく、ギャップ32を円滑に超えて走行する。
【0037】
更にまた、一方の糸がギャップ32内に締め込まれてべら7を開いたり、あるいはフック先端4とべらスプーン端12との間を滑り抜けたりする恐れはない。従って糸質や糸性状あるいは加工すべき糸の本数に基づく困難な条件下でも、かつ、要求される高い品質条件下でも、本発明のべら針1によって、落下編目や糸捩れのない相応品質の編物が編成される。更にべら7が細くかつ嵌合溝なく形成されているので、べらの側面遊びが時間の経過に伴って増大した場合でも、べら側縁33がシャープになるリスクはなく、従って敏感な糸が損傷を受ける危険もない。
【0038】
本発明のべら針1の別の実施形態は図6に基づいて明らかである。この実施形態のべら針は、べら7の自由端を形成するべらスプーン端12が嵌合溝11aを有しているような、べらに嵌合溝の切られたである。べら7のべらスプーン端12がフック3に当接する場合に、前記嵌合溝11a内にフック3が係合する。嵌合溝11aはエッジ14aによって囲まれており、該エッジの直線的な仮想延長線は、図6において鎖線24として図示されている。凸設部26は、やはりフック内室の方向に向かって前記仮想延長線24を超えて突出している。この凸設部は、図6に示したように、1つの突端部22でもって、嵌合溝11aのエッジ14aへ移行することができる。しかしまた、べら7のエッジ14aがほぼ移行点29の部位を起点として、べら12の先端へほぼ真直ぐに延びるように、べら7の内側輪郭を確定することも可能である。この場合に重要な点は、べら7が閉鎖位置に在る場合に、該べらがフック3と共に、実質的に滑らかな輪郭を確定することである。換言すれば、内縁17は実質的にべらの内側輪郭23に実質的に滑らかに接続することである。明確にするために図6には、真直ぐな内縁17に続くフック先端曲面終端点18を、実質的に真直ぐな内側輪郭23が終わる移行点29と結合する結合線27が念のために書込まれている。該結合線27の方位は、背面の方位とほぼ合致している。
【0039】
本発明のべら針では、べら7の内側輪郭23に突端部22が形成されており、該突端部は、内側輪郭23に沿って擦過する糸をフック内室9a内へ滑らかに移行させることを可能にするために役立つ。突端部22は、内縁17もしくはフック先端4に滑らかに面整合するか、あるいは糸室9内へ幾分張出している。こによってプレイテッド・ウェア編成時に落下編目(Fallmaschen)または糸捩れを生成するリスクが低下する。更にまた、特に敏感な糸のために使用する場合には、を、フックに嵌合溝の切られたべら針として構成することが好ましい。この場合のべら7は特にそのべらスプーン端12において、フック3よりも幅広ではなく、かつ嵌合溝を有していないので、側面研削によってエッジがシャープになる(鋭角的な楔形エッジ形成)リスクも大幅に低下される。従って本発明のべら針では、摩耗の増大に起因したシャープなエッジの形成、ひいては糸損傷のリスクは低下されている。このことは取りも直さず、本発明のべら針1によって編成された編物の品質を向上させることに他ならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるべら針の概略的な斜視図である。
【図2】 べらを閉鎖して糸室内に2本の糸を位置させた状態で示した図1のべら針部分の概略的な拡大斜視図である。
【図3】 べらを開放した仰向きの位置で異なった尺度で示した図1および図2のべら針の部分的な概略側面図である。
【図4】 べらを閉鎖した位置で異なった尺度で示した図1のべら針の部分的な概略側面図である。
【図5】 べらの閉鎖位置を更に拡大して示した図4のべら針の部分的な概略側面図である。
【図6】 べらに嵌合溝の切られた別の実施形態によるべら針の部分的な概略側面図である。
【符号の説明】
べら針、 2 ステム、 3 フック、 4 フック先端、 5 前胸部、 6 べらスリット、 7 べら、 8 旋回軸線、 9 糸室、 9a フック内室、 10 背面、 11,11a 嵌合溝、 12 べらスプーン端、 14 溝底、 14a エッジ、 15 フック横断面の仮想中心線、 16 屈曲域、 17 真直ぐな内縁、 18 フック先端曲面終端点、 19 識別ライン、 20 上面、 21 嵌合溝の中点を示すライン、 22 突端部、 23 べらの内側輪郭、 24 仮想鎖線、 25 当接面、 26 凸設部、 27 仮想結合線、 29 移行点、 32 三角形状または楔形状のギャップ、 33 べらの側縁、 35,36 糸、 I 閉鎖位置、 II 仰向け位置

Claims (10)

  1. 糸室(9)に所属するフック内室(9a)を画成しかつフック先端(4)で終わるフック(3)と、前記糸室(9)を閉鎖する閉鎖位置(I)と前記糸室(9)を解放する仰向け位置(II)との間を旋回可能にべら針(1)に支承されていて前記閉鎖位置(I)では前記フック(3)に当接する自由端(12)を有するべら(7)とを備えている形式の、敏感な糸(35,36)でも使用可能なべら針(1)において、
    フック(3)が、閉鎖位置(I)に位置するべら(7)の自由端(12)のための嵌合溝(11)を有しており、べら(7)の自由端(12)の側面に扁平面取りが施されており、べらの自由端(12)が、フックの嵌合溝(11)に入り込むようになっており、
    べら(7)の自由端(12)に接続した、糸室(9)から見て凹面状に滑らかに湾曲している内側輪郭(23)が、嵌合溝(11)の所で始まる張出し部(26)によって形成されていて、該張出し部(26)に1つの突端部(22)が設けられており、べら(7)がその閉鎖位置(I)に位置している場合に、突端部(22)が、フック(3)のフック先端(4)に近接していて、内側輪郭(23)に沿って擦過する糸がフック内縁(17)上へ滑らかに移行するように、張出し部(26)が、糸(35,36)に対してフック先端(4)を隠蔽している、ことを特徴とする、べら針
  2. 突端部(22)が、べら(7)の内側輪郭(23)へ推移する移行点(29)を確定しており、しかも前記突端部(22)が前記移行点(29)で次のような高さ、すなわち前記移行点(29)と、フック先端(4)およびフック先端曲面が終わるフック先端曲面終端点(18)とを結合する仮想結合線(27)が背面(10)に対して1つの平行線を形成するような高さを有している、請求項1記載のべら針
  3. 突端部(22)が、べら(7)の内側輪郭(23)へ推移する移行点(29)を確定しており、しかも前記突端部(22)が前記移行点(29)で次のような高さ、すなわち前記移行点(29)と、フック先端(4)およびフック先端曲面が終わるフック先端曲面終端点(18)とを結合する仮想結合線(27)が背面(10)に対して鋭角を形成するような高さを有し、しかも凸設部(26)がフック内室(9a)内へ張出している、請求項1記載のべら針
  4. フック(3)が、丸く面取りされたフック先端(4)を有し、該フック先端(4)とべら(7)の突端部(22)との間にギャップ(32)が形成されており、該ギャップの内法幅が、加工すべき糸の直径よりも小さい、請求項1記載のべら針
  5. べら(7)の自由端(12)が当接面(25)を有し、該当接面の仮想延長線が、突端部(22)の張出す分の基線(24)を成している、請求項1記載のべら針
  6. べら(7)がその内側輪郭(23)に沿って、丸く面取りの施された側縁(33)を有している、請求項1記載のべら針
  7. 嵌合溝(11)が少なくともフック先端(4)では、当該部位におけるフック(3)の厚さの1/2よりも小さい深さを有している、請求項1記載のべら針
  8. 嵌合溝(11)が、フック(3)のいかなる部位においても、当該部位におけるフック(3)の厚さの1/2よりも大きくない深さを有している、請求項1記載のべら針
  9. べら(7)の高さが、べら端(12)の方へ向かって減少している、請求項1記載のべら針
  10. べら(7)の幅が、べら端(12)の方へ向かって減少している、請求項1記載のべら針
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