JP2001348763A - 編み機ニードル - Google Patents

編み機ニードル

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JP2001348763A
JP2001348763A JP2001116806A JP2001116806A JP2001348763A JP 2001348763 A JP2001348763 A JP 2001348763A JP 2001116806 A JP2001116806 A JP 2001116806A JP 2001116806 A JP2001116806 A JP 2001116806A JP 2001348763 A JP2001348763 A JP 2001348763A
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JP
Japan
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knitting machine
hook
needle
yarn
machine needle
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JP2001116806A
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English (en)
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Kurt Juentner
ユントナー コート
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Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
Original Assignee
Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/02Knitting tools or instruments not provided for in group D04B15/00 or D04B27/00
    • D04B35/04Latch needles
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B37/00Auxiliary apparatus or devices for use with knitting machines
    • D04B37/02Auxiliary apparatus or devices for use with knitting machines with weft knitting machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 その終端がフックポイント(8、20)にな
っているフック(5、19)を一方の端に備えているシ
ャンク(2)をもつ編み機ニードルにおいて、ニードル
のフックに挿入された糸が、ニット編み時に、その糸が
存在しているべき領域として期待されている領域に、常
に存在できるようになることを可能ならしめ、これによ
って、信頼のある平編みニットウェアの添え編みを達成
できる編み機ニードルを提供する。 【解決手段】 フック(5、19)が、2つの糸支持領
域(16と17又は、22と23)を区画する、少なく
とも1つの分離エッジ(15、21)を、その内側に有
している編み機ニードルによって課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その終端がフック
ポイントになっているフックを一方の端に備えているシ
ャンクをもつ編み機ニードルに関する。
【0002】
【従来の技術】ニット技術の分野では、2またはそれ以
上の糸がニードル(編み針)に同時に給糸されて、特殊
な効果が得られるようにすることがよく行われている。
これらの効果の1つは、平編みニットウェアの添え編み
(platingまたはplaiting) と呼ばれるものである。この
場合、2つの糸は、一方の糸が製品の表側に、特にニッ
トウェアの右側に置かれ、他方の糸がニットウェアの左
側、つまり、裏側に置かれるようにニードルに給糸され
ている。
【0003】異なる特性をもつ糸、例えば、異なるカラ
ーの糸や、異なる材料から作られた糸を使用すると、製
品の表側と裏側に異なる効果と視覚的印象が得られる。
表側を形成する糸は「添え糸(plaiting thread )」と
呼ばれ、添え糸で覆われた裏側を形成する糸は「地糸
(base thread )」と呼ばれている。ただし、問題とな
るのは、どちらの糸が製品のどちら側に置かれ、見える
ように設計されるかだけであるので、これらの糸の名称
は基本的には重要でない。
【0004】平編みニットウェアの製造は、2またはそ
れ以上の糸を別々にニードル(編み針)に給糸すること
によって、つまり、相互に対してあらかじめ選択した間
隔を置いてニードルのフックに糸を導くことによって行
われている。
【0005】このようにすると、一方の糸は可能な限り
ニードルのシャンクに近い側に、他方の糸は可能な限り
ニードルのフックポイント(hook point)に近い側に置
かれるようになるため、良好な分離効果が達成されてい
る。
【0006】特殊なケースでは、DE2014229A
1に開示されているように、例えば、通常の、比較的太
いヤーン(糸)と、例えば、弾性力のある細いヤーン
(例えば、エラストマ)は同時に処理され、その後、太
いヤーンはニードルのシャンクの近くで給糸され、他
方、細いヤーンはフックポイントの近くで給糸されるこ
とがよく行われている。
【0007】上記のように糸をガイドすることは比較的
簡単なように見えるが、平編みニットウェア製品の製造
には、いくつかの困難な問題が依然として残っている。
その主な理由の1つは、ニット編み時に、糸ガイドの特
殊な構成によって糸がニードルのフックに挿入されると
き、糸が糸に与えられた位置を常に保っているとは限ら
ないため、添え編みが無目的に変化することがよくあ
り、糸が表側または裏側に交互に位置するためと思われ
る。
【0008】ニードルのフックを通常の丸い形状とは異
なり、上部領域のある個所までテ−パになった形状に
し、糸がその位置からすべり出るのを防止することによ
って、上記困難な問題を回避する試みも行われている。
また、DE4012710A1で提案されているよう
に、ラッチタイプのニードルも知られている。これによ
れば、ラッチは通常のラッチよりもある長さにわたって
幅広くし、ニット編み時に一方の糸が他方の糸の下に滑
り込むのを防止するようにしている。
【0009】このような解決方法は理論的には十分な意
味があるが、このタイプのニードルはまだ実用に供され
てはいない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する技術的課題は、その終端がフックポイントになって
いるフックを一方の端に備えているシャンクをもつ編み
機ニードルにおいて、ニードルのフックに挿入された糸
が、ニット編み時に、その糸が存在しているべき領域と
して期待されている領域に、常に存在できるようになる
ことを可能ならしめ、これによって、信頼のある平編み
ニットウェアの添え編みを達成できる編み機ニードルを
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による編み機ニードルは、2つの糸支持領域
を区画する(例えば、分離させる)ことを目的とした、
少なくとも1つの分離エッジをニードルのフックの内側
に設けたことを特徴としている。
【0012】すなわち、請求項1に係る編み機ニードル
は、その終端がフックポイント8、20になっているフ
ック5、19を一方の端に備えているシャンク2をもつ
編み機ニードルにおいて、フック5、19は、2つの糸
支持領域16と17又は、22と23を区画する、少な
くとも1つの分離エッジ15、21を、その内側に有し
ていることを特徴とするものである。
【0013】請求項2に係る編み機ニードルは、請求項
1に記載の編み機ニードルにおいて、分離エッジ15が
フックの内側に備えられている位置は、当該分離エッジ
15からシャンク2までの間隔より、当該分離エッジ1
5からフックポイント8までの間隔の方が小さいことを
特徴とするものである。
【0014】請求項3に係る編み機ニードルは、請求項
1に記載の編み機ニードルにおいて、分離エッジ21は
フック19のほぼ中央に位置していることを特徴とする
ものである。
【0015】請求項4に係る編み機ニードルは、その終
端がフックポイントになっているフック27を一方の端
に備えているシャンク2をもつ編み機ニードルにおい
て、フック27は、3つの糸支持領域28、29、30
を区画する、2つの分離エッジ31、32をその内側に
有していることを特徴とするものである。
【0016】請求項5に係る編み機ニードルは、請求項
1、2、4のいずれか一項に記載の編み機ニードルにお
いて、糸支持領域は、異なる長さの編み目を形成するた
めに必要な少なくとも1ステップ分、それぞれ、編み機
ニードルの長手方向に、相互に対して変位されているこ
とを特徴とするものである。
【0017】請求項6に係る編み機ニードルは、請求項
3に記載の編み機ニードルにおいて、糸支持領域22、
23は、編み機ニードルの長手方向に変位されることな
く、一方が他方の上になるように配置されていることを
特徴とするものである。
【0018】請求項7に係る編み機ニードルは、請求項
1乃至6のいずれか一項記載の編み機ニードルにおい
て、分離エッジ15、21、31、32はその先端側に
丸みが付けられていることを特徴とするものである。
【0019】請求項8に係る編み機ニードルは、請求項
1乃至7のいずれか一項記載の編み機ニードルにおい
て、ニードルはラッチタイプのニードルとして形成され
ていることを特徴とするものである。
【0020】本発明は、ニードルのフックの内側に設け
られた分離エッジ15、21、31、32によって、空
間的に区画される(すなわち、分離される)少なくとも
2つのゾーン(糸支持領域)形成し、この中の一つのゾ
ーン(糸支持領域)が一種類の糸(例えば、地糸)を受
け入れ、他のゾーン(糸支持領域)が他の糸(例えば、
添え編み糸)を受け入れるようにする考え方から出発し
ている。
【0021】分離エッジがニードルのフックの内側に置
かれているので、特に、糸がニット編みのために引き出
されるとき効果的であり、一方の糸をニードルシャンク
の近くのゾーン(糸支持領域)に保ち、他方の糸をフッ
クポイントの近くのゾーン(糸支持領域)に保つことが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好ましい実施形態について詳しく説明する。
【0023】なお、図面において、本発明を理解する上
で不可欠な編み機ニードルの部分、特に、フック状に曲
がったヘッドまたはエンド部分と、それに隣接するシャ
ンク部分だけが示されている。編み機ニードルの他の部
分は、通常の編み機ニードルと同じ設計にすることがで
きるので、その部分は、一般的に、この分野の精通者に
公知であり、図示、説明を省略する。
【0024】図1〜図4図示の編み機ニードルは、ラッ
チタイプのニードル(latch-type needle )1として設
計されているものであり、一方の端にバット3とガイド
4を備え、終端がフックポイント8になっているフック
5を他方の端に備えているシャンク2をもった編み機ニ
ードル1である。
【0025】ラッチ7は、フック5付近に位置するシャ
ンク2の部分内と、このシャンクのスリット内で、通常
の軸6によってピボット回転可能に装着されている。こ
のラッチ7は、ニット編みの過程でフックポイント8に
突き当たることによって、公知のようにフック5を開閉
する作用をする。
【0026】図2では、その厚さ方向から見たときの、
フックポイント8は自由端側に向かってくさび状にテー
パになっているのに対し、ラッチ7は、図1と図3乃至
図6に破線で示すように、その自由端にくぼみ10をも
つスプーン9を有し、このスプーン9は、フック5が閉
じた状態にあるとき(図4)フックポイント8をほぼ完
全に受け入れるようになっている。
【0027】フック5は、図1〜図4図示のように、円
周角がほぼ180度の円弧状になった内側11を有し、
ラッチ7によってフック5が閉じられた状態にあると
き、このフック5の内側11と、シャンクセクション
と、ラッチ7とで、図1、図3および図4に示す糸1
2、14を受け入れる空間が形成される。
【0028】なお、一方の糸は、例えば、太い地糸12
に、他方の糸は細いエラストマ糸14になっている。
【0029】本発明の編み機ニードル1においては、フ
ック5は、2つの糸支持領域16と17を区画する、少
なくとも1つの分離エッジ(separation edge )15
を、その内側11に有している。分離エッジ15は、フ
ック5の内側11から突出した段部(shoulder)または
突部として設計されており、分離エッジ15は、ラッチ
7によってフック5が閉じられ、フック5の内側11
と、シャンクセクションと、ラッチ7とで形成される、
糸12、14を受け入れる空間の中に突出し(あるい
は、入り込んで)、糸12と14のための2つの空間
(糸支持領域16、17)を区画する働きをする。
【0030】図1、3、4図示のように、糸12は比較
的太いので、糸支持領域16は、糸12を受け入れやす
くするために、フック5の高さ方向に比較的広い面積に
なっているのに対し(図1に示す寸法h)、糸支持領域
17は、糸14の断面が小さいために、高さ方向に比較
的小さい面積になっている。
【0031】また、糸支持領域17は、図1、3、4図
示のように、糸支持領域16に対して編み機ニードル1
の長手方向に少なくとも1ステップだけ変位(オフセッ
ト)されている。この編み機ニードル1の長手方向にお
ける少なくとも1ステップの変位(オフセット)によっ
て、異なる長さの編み目を形成するすることが可能にな
る。
【0032】更に、図1、3、4図示のように、糸支持
領域16は、高さ方向に見たときシャンク2に近い側に
位置しているのに対し、糸支持領域17はフックポイン
ト8に近い側に位置している。言い換えれば、糸支持領
域16と編み機ニードル1の背面18との間隔、つま
り、編み機ニードル1の背面18からの想像上の延長線
から糸支持領域16までの間隔は、糸支持領域17と編
み機ニードル1の背面18との間隔よりも小さくなって
いる。すなわち、分離エッジ15がフック5の内側11
に備えられている位置は、分離エッジ15からシャンク
2までの間隔より、分離エッジ15からフックポイント
8までの間隔の方が小さくなっている。
【0033】添え編みニットウェアを製造するには、糸
12、14はサイドから別々に給糸されるが、その場
合、編み機ニードル1の長手方向と軸6の両方に直交す
る方向に間隔s(図1)が糸12、14間で保たれるよ
うになっていると好都合である。糸12、14間の間隔
t(図1)を編み機ニードル1の長手方向に平行に、軸
6に直交するように設けることも1つの可能な方法であ
る。
【0034】糸12、14がフック5に挿入されると
き、編み機ニードル1に近い側で給糸される糸12は、
シャンク2に近い側に位置するようになり、編み機ニー
ドル1から離れた位置にある糸14は、フックポイント
8に近い側に位置することになる。
【0035】編み機ニードル1が公知のように、矢印v
の方向に、動かされて、図1、図3および図4に示すよ
うに、ラッチ7が徐々に閉じていきながらニット編みさ
れるとき、糸12は糸支持領域16側に置かれ、糸14
は糸支持領域17側に置かれることになる。そこで、そ
の後のニット編み時でも、分離エッジ15によって糸1
2、14が別々の位置(領域)に保たれることになる。
【0036】このようにすると、良好な添え編みが得ら
れ、その結果、糸12はニットウェアの右側(製品の表
側)に置かれ、糸14は左側(製品の裏側)に置かれる
ようになる。
【0037】2つの糸支持領域16、17は、図1、
3、4図示のように、異なる長さの編み目を形成するた
めに必要な少なくとも1ステップ分、それぞれ、編み機
ニードルの長手方向(矢印vの方向)に、相互に対して
変位されているので、ニット編み時には、糸14は、糸
12よりも奥に引き込まれ、結果として糸12よりも大
きなステッチ(編み目)が形成されることになる。
【0038】しかし、糸14が弾力性のあるエラストマ
糸であっても、糸14はニット編みした後、即時に糸1
2と同じステッチサイズにスプリング力で戻るので、そ
れが原因で問題が起こることはない。従って、図1乃至
図4に示す実施例は、十分に弾力性のある糸14を使用
するときに好都合である。
【0039】図5に示す他の実施形態では、図1乃至図
4図示の実施形態におけるのと同一の部品には、同じ参
照符号を付けある。
【0040】図5に示す他の実施形態では、その終端が
フックポイント20になっているフック19を一方の端
に備えているシャンク2をもつ編み機ニードルにおい
て、フック19は、2つの糸支持領域22と23を区画
する分離エッジ21を、その内側に有している。
【0041】ここで、分離エッジ21はフック19のほ
ぼ中央に位置している。つまり、シャンクセクションと
フックポイント20の間の中央に置かれていて、2つの
糸支持領域22と23は、ほぼ同じ大きさになってい
る。従って、太さがほぼ同じである2つの糸24、25
を使用することも可能である。
【0042】また、糸支持領域22、23は、一方(糸
支持領域22)が他方(糸支持領域23)の上になるよ
うに配置されている。
【0043】しかし、糸支持領域22、23は、編み機
ニードルの長手方向(矢印vの方向)に変位されること
なく配置されている。すなわち、2つの糸支持領域2
2、23は、それそれの終端が編み機ニードルの長手方
向に直交する同一平面に位置するようになっている。そ
こで、ニット編み時に、両方の糸24、25が等長のス
テッチを形成するという利点が得られる。
【0044】他の面では、図5に示す編み機ニードルの
設計と使用方法は図1乃至図4に示す編み機ニードル1
とほぼ同じであり、糸24、25は、図4図示の状態と
同じように、ニット編み時に、糸支持領域22と23と
に置かれることになる。
【0045】図6に示す更に他の実施形態では、図1乃
至図4図示の実施形態におけるのと同一の部品には、同
じ参照符号を付けある。
【0046】図6に示す更に他の実施形態では、その終
端がフックポイントになっているフック27を一方の端
に備えているシャンク2をもつ編み機ニードルにおい
て、フック27は、3つの糸支持領域28、29、30
を区画する、2つの分離エッジ31、32をその内側に
有している。
【0047】糸支持領域28、29、30は、一方が他
方の上になるように、すなわち、糸支持領域29が糸支
持領域28の上になり、糸支持領域30が糸支持領域2
9の上になるように配置されている。
【0048】そして、糸支持領域28、29、30は、
異なる長さの編み目を形成するために必要な少なくとも
1ステップ分、それぞれ、編み機ニードルの長手方向
(矢印vの方向)に、相互に対して変位されている。
【0049】糸支持領域28、29、30は図6図示の
ように、異なるサイズにすることが可能であり、そのよ
うにすると、太い方の糸34を中央で使用し、細い方の
2つの糸33、35でそのサイドを覆うことができる。
【0050】その他については、図1乃至図5を参照し
て説明したものと同じである。つまり、糸33、34、
35は、編み機ニードルが矢印v方向に移動するとき、
分離エッジ31、32によって分離され、それぞれ、糸
支持領域28、29、30に置かれることになる。
【0051】本発明は上述してきた実施形態に限定され
るものではなく、種々態様に変更することが可能であ
る。
【0052】具体的には、分離エッジは、必要ならば、
図5図示の分離エッジ21のように、その先端側に丸み
を付けることが可能である。
【0053】また、分離エッジは、図示のものよりも長
くすることも可能である。分離エッジの高さ(長さ)、
つまり、分離エッジが糸受け入れ空間に入り込む寸法
は、ケースバイケースで要求される機能に応じた寸法に
し、大きくすることも、小さくすることも可能である。
【0054】分離エッジの位置を、図示したものとは別
の位置に変えることも可能であり、具体的には、ニード
ルネックまで延長させることが可能である。
【0055】さらに、図示のものとは異なる、他のニー
ドル形状を使用することも可能であり、このことは、特
に、シャンク領域とバットの数と配置だけでなく、特殊
なフックとラッチの形状の場合にも妥当する。
【0056】スプーン付きのラッチではなく、スプーン
がなく、その端がフック先端に形成されたスリットに入
り込むようにしたラッチを使用することも可能である。
【0057】ニードルヘッドは、上方に曲がるようにす
ることも、全体を直線(フラット)にすることも可能で
ある。
【0058】さらに、本発明は、通常のものとは異なる
ラッチタイプのニードル、特にスライドニードル(slid
e needle)、または組み合わせニードル(compound nee
dle)、ダブルヘッドニードル、ダブルラッチニードル
で実現することも、平編みニットウェア以外のニットウ
ェア、例えば、右/右ウェア(right/right wear)を製
造する際に使用することも可能である。
【0059】さらに、本発明による編み機ニードルは、
平編み機でも、丸編み機でも使用することができる。
【0060】最後に、当然に理解されるように、本発明
の種々の特徴は、図示し、上述してきたものとは異なる
組み合わせで使用することもできる。
【0061】
【発明の効果】この発明によれば、その終端がフックポ
イントになっているフックを一方の端に備えているシャ
ンクをもつ編み機ニードルにおいて、ニードルのフック
に挿入された糸が、ニット編み時に、その糸が存在して
いるべき領域として期待されている領域(糸支持領域)
に、常に存在できるようになることを可能ならしめ、こ
れによって、信頼のある平編みニットウェアの添え編み
を達成できる編み機ニードルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による編み機ニードルの第1の好ましい
実施形態を示す側面図。
【図2】ラッチが完全に開いた状態にあるときの、図1
の編み機ニードルの平面図。
【図3】図1図示の編み機ニードルの一部を拡大した側
面図。
【図4】図1図示の編み機ニードルの一部を拡大した側
面図であって、フックが閉じられた状態の一部を拡大し
た側面図。
【図5】本発明による編み機ニードルの第2の好ましい
実施形態の一部を拡大した側面図。
【図6】本発明による編み機ニードルの第3の好ましい
実施形態の一部を拡大した側面図。
【符号の説明】
2 シャンク 5、19、27 フック 8、20 フックポイント 11 フックの内側 15、21 分離エッジ 16、17 糸支持領域 22、23 糸支持領域 28、29、30 糸支持領域 31、32 分離エッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591027710 ジプラ パテントエントビクルングス−ウ ント ベタイリグングスゲゼルシャフト エムベーハー SIPRA PATENTENTWICK LUNGS−UND BETEILIGU NGS−GESELLSCHAFT MI T BESCHRANKTER HAFT UNG ドイツ連邦共和国 ディー−7470 アルブ シュタット 2 エミル−メイヤー−スト ラーセ 10 (72)発明者 コート ユントナー ドイツ連邦共和国 ディー−72475 ビッ ツツェアー アイゼングリューブ 50 Fターム(参考) 4L054 AA01 LA02 NA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その終端がフックポイント(8、20)
    になっているフック(5、19)を一方の端に備えてい
    るシャンク(2)をもつ編み機ニードルにおいて、フッ
    ク(5、19)は、2つの糸支持領域(16と17又
    は、22と23)を区画する、少なくとも1つの分離エ
    ッジ(15、21)を、その内側に有していることを特
    徴とする編み機ニードル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の編み機ニードルにおい
    て、分離エッジ(15)がフックの内側に備えられてい
    る位置は、当該分離エッジ(15)からシャンク(2)
    までの間隔より、当該分離エッジ(15)からフックポ
    イント(8)までの間隔の方が小さいことを特徴とする
    編み機ニードル。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の編み機ニードルにおい
    て、分離エッジ(21)はフック(19)のほぼ中央に
    位置していることを特徴とする編み機ニードル。
  4. 【請求項4】 その終端がフックポイントになっている
    フック(27)を一方の端に備えているシャンク(2)
    をもつ編み機ニードルにおいて、フック(27)は、3
    つの糸支持領域(28、29、30)を区画する、2つ
    の分離エッジ(31、32)をその内側に有しているこ
    とを特徴とする編み機ニードル。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、4のいずれか一項に記載
    の編み機ニードルにおいて、糸支持領域は、異なる長さ
    の編み目を形成するために必要な少なくとも1ステップ
    分、それぞれ、編み機ニードルの長手方向に、相互に対
    して変位されていることを特徴とする編み機ニードル。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の編み機ニードルにおい
    て、糸支持領域(22、23)は、編み機ニードルの長
    手方向に変位されることなく、一方が他方の上になるよ
    うに配置されていることを特徴とする編み機ニードル。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項記載の編
    み機ニードルにおいて、分離エッジ(15、21、3
    1、32)はその先端側に丸みが付けられていることを
    特徴とする編み機ニードル。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項記載の編
    み機ニードルにおいて、ニードルはラッチタイプのニー
    ドルとして形成されていることを特徴とする編み機ニー
    ドル。
JP2001116806A 2000-04-14 2001-04-16 編み機ニードル Pending JP2001348763A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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