JP2008007931A - べら針 - Google Patents

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Abstract

【課題】ループ形成機械用の改良されたべら針を提供する。
【解決手段】本発明のべら針(1)はラッチ(7)にラッチヘッド(9)を有し、ラッチヘッド(9)には、フック(4)の先端部の一部を受ける凹部即ちくぼみ(12)が設けられている。フック(4)の先端部は円錐台形状を有する。ラッチヘッド(9)の幅はラッチ(7)のラッチシャフト(8)の幅よりも大きいが、針シャフト(20)の幅よりもはるかに小さい。この手段により、とじプロセスの際にループが広がりすぎるのを防ぎ、ラッチヘッドが他の構成要素、例えばシンカと衝突するリスクを低減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、平らな織物を製造するためのループ形成機械、特に編機用のべら針(メリヤス針、ラッチニードル)に関する。
少なくとも1本の糸のループを形成するために、いわゆるべら針が機械、特に編機で用いられており、作動モードにおいて針は高速で連続的に往復移動される。その際、このようなべら針に設けられたラッチが連続して高速で糸受けスペースを開閉する。ラッチが閉位置から背面位置に変わる際、ラッチヘッドは円弧の形の遥動運動を行う。その際、ラッチはフックに衝突して閉位置を生じ、べら針のシャフト(柄)に衝突して開位置即ち背面位置を生じる。ラッチはこの衝突を高速で連続して交互に生じる。
この糸受けスペースは、開閉するラッチと相互作用すると共に針ベース本体とその一端に設けられたフックによって定められる。いわゆる小さな溝付きのべら針が用いられる場合、フックの先端部はラッチの端部にあるラッチスプーン(noucat)の凹部に入り込む。フックの先端部をラッチヘッドの凹部内に受けることにより、フック先端部はラッチヘッドによってほぼ完全に覆われることが確実になる。このことにより、ラッチヘッドを介する半ループのとじ(casting off) が容易になり、ひいてはループ形成が容易になる。とじプロセスの際、半ループは針の上部からラッチシャフトをわたってラッチヘッド上にスライドする。比較的幅の広いラッチヘッドは、ラッチ軸受の公差が大きい場合でも、ラッチヘッドがフックに確実に衝突するという点でラッチヘッド及びフックの相互作用を容易にする。
べら針は往復移動できるように針支持体に保持されており、針はループを形成するためにカムによって制御され、長手方向に往復移動される。高速の往復運動を確実にするために、べら針のシャフトの幅は針に関連する針溝の幅よりもわずかに小さい。針溝の現行の製造公差と針のシャフトの幅によって、べら針は丸編機の針支持体の回転の影響を受け、ガイド溝の中心軸に対して傾斜する可能性がある。
丸編機に関しては、最高で6000本の編機針が狭い間隔で配置されることがある。また、それぞれの2本の針の間には、ループ形成プロセスに必要なシンカが1つある。このシンカは、閉状態のラッチをわたるループのいわゆるとじを促す一方でニット製品を押し下げる。
針床のガイド溝とラッチ軸受の領域に公差があるため、編機針とそのラッチはそれぞれ理想的な位置からずれてしまう。これらの公差は、編機針を長く使用すると生じる摩耗によって増加し、従ってラッチの横方向のずれも大きくなってしまう。遥動運動の際にラッチが針とシンカとの間を通るための中間スペースが殆どない編機に関しては、ラッチヘッドとこれに隣接するシンカが接触する場合がある。その際にシンカ及びラッチヘッドは摩耗するため、この接触は不利である。
この接触を防ぐために、いわゆる雄型ラッチ−雌型フックタイプのべら針が提案されている。DE OS 28 34 558は、先端領域に比較的深い凹部を備えたフックを有する編機針を開示している。この凹部はラッチスプーンの一部を受ける。凹部は、互いに鋭角を成すように配置された2つの側面によって制限されており、これらの側面は、ラッチが閉位置にあるときに部分的にラッチスプーンを越えて延びる。ラッチの幅はフックの幅よりも小さく、よって針シャフトの幅よりもはるかに小さい。しかし、この構成により、とじプロセスの際に、ラッチヘッドによって覆われていないフック先端部の部分で半ループが引っ張られ、最悪の場合ではこの部分に引っ掛かり、とじプロセスが中断してしまう。このことはループの形成に影響を及ぼす。
雄型ラッチ−雌型フックタイプの針のもう1つの欠点は、比較的幅の狭いラッチヘッドがフック上を横方向にスライドしてフックの内側スペースを越える傾向があることである。このリスクは、ラッチ軸受の摩耗が大きくなるにつれて高まる。
雄型ラッチ−雌型フックタイプの針の更なる欠点は、ラッチが閉位置にあるときにラッチシャフトの内側からフック先端部への遷移において段が形成されていることにある。この構成により、特にプレーティング(添え糸)、即ち2本の糸で編む際に、これら2本の糸の一方が閉状態のラッチとフックとの間からすり抜けてしまうリスクが高まる。その結果、不良品ができてしまう。
DE 100 57 765は、この問題を解決する方法を開示している。この問題を解決するために、ラッチシャフトの内側に突起を設けることが提案されている。これにより、ラッチシャフトの内側からフック内側のスペースへの段のない遷移が可能になる。この解決法は多くのケースに用いられているが、この突起によってラッチのサイズが大きくなってしまうため、特に編機では不利である。
同様に、米国特許第2,282,824号及び第773,722号は、前述の欠点を示す雄型ラッチ−雌型フックタイプの編機針を開示している。
DE OS 28 34 558 DE 100 57 765 米国特許第2,282,824号明細書 米国特許第773,722号明細書
このような問題点を考慮し、本発明の目的はループ形成機械用の改良されたべら針を提供することである。
請求項1によると、この目的は、可能な限り幅を狭くしたラッチスプーンを有するべら針によって達成される。とじプロセスの際、このべら針により、半ループが比較的幅の狭いラッチヘッドをわたってスライドする際の広がりを最も小さくすることができる。また、ラッチヘッドの幅を小さくしたことにより、公知のべら針と比較して、隣接部品(シンカ)からの距離、ひいてはシンカとラッチヘッドが接触するリスクが小さくなる。ラッチヘッドにおけるエッジの鋭い境界の形成が防止される。ループ形成に使用される糸を傷つける可能性のある鋭いエッジは形成されない。特に、最悪の場合を考えると、糸の離脱、即ち不良品の製造と、これに付随する欠陥ラインが防止される。本発明のべら針は、雄型ラッチ−雌型フックタイプの針の利点に小さな溝付きべら針の利点を組み合わせたものである。
本発明のべら針はラッチを有し、そのラッチヘッドはファセットの形をとる平行な側面によって定められている。これらの側面間の距離はラッチヘッドの幅を表している。側面は、ラッチ又は編機針の中心軸を通ってラッチの長手方向に延びる想像上の面と平行である。側面からラッチヘッドの裏面への遷移はエッジを形成せずに構成されている、即ち丸みを帯びている。その結果、閉状態のラッチ裏面における半ループの緩やかなスライド移動が確実になる。ラッチヘッドの裏面の反対側には、くぼみ、即ち小さな溝状の凹部がある。この溝状の凹部はべら針のフックの先端部の少なくとも一部を受け、フックの形状に適合していることが好ましい。ラッチヘッドの溝状凹部は、フックの先端部を逆にした形状であることが理想的である。
比較的幅の狭いラッチシャフトからラッチヘッドへの遷移は2つのファセットによって形成されている。従来のべら針と同様に、これらのファセットはラッチの長手方向に分岐して配置されている。また、更に多くのファセットをラッチシャフトからラッチヘッドへの遷移領域に設け、受けファンネルの特殊な形状をラッチシャフトに設けることができる。
ラッチシャフトの幅は、互いに平行に配置された2つの側面によって定められている。ラッチシャフトは、編機針のラッチスリット内の軸受構成に支持されている。この軸受構成を、シャフト顎部を構成するピボットピン、ペグ又はハーフピンを有する別個のシャフトとして設計することができる。ラッチスリット内でのラッチの滑らかな動きを確実にするために、ラッチシャフトの側面を、ラッチヘッドの方向に、互いに鋭角を成すように配置させることができる。その結果、ラッチシャフトをやや楔状にすることができる。そして、シャフトの幅はラッチヘッドの方向に減少する。その際、幅の減少は数千分の1ミリに限定される。ラッチシャフトの側面は互いに鋭角を成すように配置されており、この角度の開く方向はラッチヘッドから離れる方向に向いている。テーパー付けされたラッチシャフトを有するラッチを考えると、ラッチヘッドの側面は垂直方向のみにおいてラッチシャフトの側面と平行である。ラッチヘッドの側面の想像上の延長線は、隣接するラッチシャフトの側面と共に0°よりも大きい鋭角を形成する。この角度の開く方向はラッチヘッドの方向に向いている。即ち、ラッチヘッドの側面及びラッチシャフトの側面は180°よりも小さい鈍角を定めている。
ラッチシャフトが移動可能に取り付けられたラッチスリットは編機針の長手方向に設けられており、針の横方向に測定される針の幅に対して針シャフトの中央に位置することが好ましい。ラッチスリットは対向する2つの側面によって定められている。これらの表面は針シャフトのシャフト壁部に設けられており、スリット幅はこれらの側壁間で測定される。ラッチスリットはシャフト壁部間に位置する。
針シャフトの幅は、シャフトの側面に対して垂直に測定される。このシャフト幅は、編機針の長手方向の可動性を確実にするように、編機の針ロケータの幅にほぼ一致するか又はこれよりもわずかに小さい。
本発明のべら針に関しては、ラッチヘッドの幅は針シャフトの幅よりもはるかに小さいことが好ましい。ラッチヘッドの幅は針シャフトの幅の80%を占めることが好ましい。針シャフトの幅を発端にラッチヘッドの幅が既に5%減少していることで、距離に関してかなりの利点が提供される。ラッチヘッドの幅は針シャフトの70%から90%に及ぶことが理想的である。その結果、ラッチの遥動運動の際に、ラッチヘッドを定める側面と、この側面に隣接する編機の部分との間に十分なスペースがあることが確実になる。
本発明に従ったラッチヘッドのもう1つの利点はその設計にある。編機の他の構成要素と接触した場合、ラッチヘッドの平行な側面は面状当接を提供する。このような当接は、点状の接触部位と比較して摩耗の傾向が低い、即ち生じうる摩耗を最小に抑える。よって、鋭いエッジがラッチヘッドの領域に形成されるリスクがかなり小さくなる。
本発明のべら針のラッチヘッドの溝状凹部が針のフックの端部を受けるように、針のフックは先細の先端部を有する。この先端部は先細の円錐として形状づけられている。フックの断面をみてみると、この円錐は先端部に向かって細くなっている。この先端部は丸みがつけられているため、糸と接触しても糸を傷つけない。
本発明の有利な実施の形態の更なる詳細は、図面、説明及び/又は請求の範囲から明らかである。
図面は本発明の例示的な実施の形態を示す。
図1はべら針1を示しており、べら針1は、フック4を設けたループ形成部3を端部に有する針本体2を含む。フック4は先端部14において終端をなす。
ループ形成部3において、針本体2はラッチスリット5を有し、ラッチ7の端部15がこのスリット内に延びている。ラッチ6は、旋回可能に支持されるようにラッチスリット5内の軸受構成6によって保持されている。軸受構成6は、例えばラッチスリット5を貫通して延びる軸受シャフトからなる。軸受ピン、好ましくは針本体2に継目なしで結合される単一又は複数の部品からなるペグとして、この軸受シャフトを構成することができる。ラッチ7は、この軸受構成6を中心に、図1左側に示す閉位置から図1右側に示す背面位置まで旋回できるように支持されている。フック内側スペース10は、閉位置から開位置に変化する際にそれぞれ閉められ、開けられる。
ラッチは幅の狭いシャフト8を含む。シャフト8は平行な側面によって定められることが好ましく、ラッチスリット5の幅よりもわずかに小さい幅を有する。ラッチ7は、その端部23がフック4の上部に達し、部分的にこの上部を越えて延びることのできるような長さを有する。その際、フック4に面する凹形の成形面25が端部23に設けられており、この成形面は、図1の例示的な実施の形態に従って、フック4の少なくとも一部を受けるくぼみ12を形成する。成形面25をフック先端部14の上部17の形状に対応させ、これに適合させることができる。全体的な構成として、くぼみ12は円錐形の先端部の一部のみを受け、それ以外の部分は受けないようにすることが好ましい。
また、ラッチ7の端部23の構成は図2、図3及び図4からも明らかである。端部23は、ラッチ7に形成された端部側のスプーン形状の裏側を表す裏面24を有する。このスプーン形状の幅はラッチ7の端部23を示す。このスプーン形状の幅16は、平行な側面を本質的に有するラッチシャフト8の幅BSよりも大きい(図3)。ラッチヘッドの幅16は、ラッチヘッド9の第1の側面21と第2の側面22との間の距離によって定められており、これらに対して垂直に測定される。この幅はラッチシャフト8の幅BSよりも大きい。第1の平らな側面27と第2の平らな側面28との間の距離によって定められた幅BSを有するラッチシャフト8は、段を形成せずにラッチヘッド9において終端をなすことが好ましい。平らな側面27及び28に対して垂直に測定されるラッチヘッド8の幅BSは遷移領域において徐々に増加し、ラッチヘッド9の幅16に達する。ラッチシャフト8の幅BSは、連続的にラッチヘッド9の幅16において終端をなすことができる。その結果、等脚台形の形状を有する好ましくは成形面26をラッチシャフト8の各側に形成することができる(図2)。成形面26は平らな形状をとることが望ましい。しかし、成形面はわずかに凹形又は凸形の湾曲を示すこともできる。
ラッチヘッド9がヘッド下のフック4の部分又は針シャフト20(図3の平面図を参照)よりも小さい幅を有するため、ラッチ7は針シャフト20の形状内に完全に入る形状を定めている。ラッチ7には、針シャフト20を越えて横方向に延びる部分がない。
ラッチヘッド9の側面21、22は、ラッチヘッドのほぼ全長に延びることのできる平らな表面であることが好ましい。この側面は、段を形成せずに成形面26及びラッチシャフト8において終端をなす。側面21及び22は互いに平行に配置されている。よって、ラッチヘッド9の幅16は本質的に一定である。側面21及び22はそれぞれ、ラッチシャフト8の側面27及び28が位置する別の面と平行に配置された面に位置する。
ラッチヘッド9はくぼみ即ち受けスペース12を有し、このスペース12は、ラッチ7が閉位置にあるときにフック4の先端部14の少なくとも一部を受ける。その際、受けスペース12及びフック先端部14は、フック先端部14の前部領域が受けスペース12内にほぼ完全に入り込むように互いに形状が適合されている。その結果、糸は妨害されることなくフック先端部の下にスライドし、フック内スペース10に入ることができる。また、フック先端部14の下部は、ラッチが閉位置にあるとき(図2)にラッチヘッド9の下部エッジに対して突出するエッジを形成しない。これにより、糸は抵抗せずにスライドしてフック先端部の下のフック内側スペースに入ることができ、糸がエッジに引っ掛かることはない。
針シャフト20の幅11(図3)は、第1の側面18と第2の側面19との間を延びている。この幅は、針溝の幅と同一かこれよりもわずかに小さく、針溝内ではべら針1が往復移動できるように支持されている。側面18、19は、べら針1の想像上の長手方向中心軸と平行に配置されている。これら2つの側面18及び19は、互いに平行に配置されている。従って、幅11はべら針1の大部分にわたって一定である。ラッチヘッド9の側面21と側面22との間の幅16は、べら針1の幅11よりもはるかに小さい。幅16は、べら針1の幅11の約75%を占めることが好ましい。このことは、例えば軸受構成6において測定されるループ形成部3の領域の幅に少なくとも当てはまる。また、幅16はフック4の先端部の真下で測定される幅11よりも小さいことが好ましい。
ラッチヘッド9の受けスペース12は、フック4のフック先端部14の前部領域を完全に収容するように構成されている(図4)。受けスペース12は、フック先端部14の表面に適合した成形面30を有する。フック先端部14が受けスペース12に入り込むために、成形面30には互いから離れるように分岐する斜面が設けられている。例えば、成形面はファンネル(漏斗)の形状を有する。
図5はラッチ7の変更形態を示している。ラッチヘッド9において、ラッチ7は、側面21、22及び成形面26の他に更なるファセット29を有する。このファセット29は、ラッチシャフト8からラッチヘッド9への遷移領域におけるラッチヘッド9の断面を減少させる。ラッチヘッド9をわたるループのとじを妨げないように、表面21、22、26及び29は段や遷移を形成せずに互いにおいて終端をなす。ファセット29を形成するしてラッチヘッド9の断面を減少させることにより、ラッチが開位置のときにラッチが部分的に入り込むラッチシャフトの受けスペース(図示せず)を最適にすることができる。一方のファセットが側面21に関連し、もう一方のファセットが側面22に関連する2つのファセット29がラッチヘッド9に設けられることが好ましい。
図6は本発明のべら針の変更形態を示している。この形態では、前述の説明及び参照番号が同様に適用される。しかし、側面21、22にはわずかな湾曲がついているため、凸形の形状を帯びている。しかし、これらの側面は凹形の形状を有することもできる。
全ての実施の形態に共通な点は、最小のあそびを示す軸受構成6が設けられていることである。ラッチヘッドにおいて測定されるラッチ7の横方向のあそびは、閉位置において幅16の半分よりも小さいことが好ましい。
べら針1は、下記のように作用するよう配置される。
べら針1は、針支持体、例えば丸編機の編みシリンダの針床の針溝内に位置する。べら針は、その針シャフト20に沿って往復移動される。べら針が針溝から出るように駆動されると、ラッチ7は反対の位置で衝突する。そのとき開いたフック内側スペース10に配置された半ループは、開状態のラッチ7をわたって針シャフト20までスライドすることができる。この状態で、フック4は別の糸を捕らえることができる。
べら針1の戻りストロークの際、ラッチ7は閉位置に移動される。その際、ラッチ7はフック4に向かって旋回する。ラッチヘッド9はフック先端部14の上部を受けスペース12に受け、ラッチヘッド9自体をフック先端部14に抗するように配置する。この状態で、図7に示すように、糸Fの形成された半ループがスライドしてラッチ7の閉位置に入ることができる。図7に示すように、ラッチヘッド9がシャフト及び更にフック4よりもはるかに小さいため、糸Fの形成された半ループは、特にラッチヘッド9をわたってスライドする際に、半ループの移動方向に対して横断する方向にわずかに広がる。この広がりは、ラッチヘッド9の幅がフック4よりも大きい、既存の小さな溝付きべら針よりもはるかに小さい。このことによってニット材料の質が高まり、又はこの技術を用いて編成品質を意識的に改善することができる。
本発明のべら針1はラッチ7にラッチヘッド9を有し、ラッチヘッド9には、フック4の先端部の一部を受ける凹部即ちくぼみ12が設けられている。フック4の先端部は円錐台形状を有する。ラッチヘッド9の幅はラッチ7のラッチシャフト8の幅よりも大きいが、針シャフト20の幅よりもはるかに小さい。この手段により、とじプロセスの際にループが広がりすぎるのを防ぎ、ラッチヘッドが他の構成要素、例えばシンカと衝突するリスクを低減する。
2つの平らな側面間に延びる幅を有する針ラッチを含む編機用べら針の細部の概略側面図であり、ラッチの閉位置及び背面位置を示している。 異なる縮尺で示され、ラッチが閉位置にある図1のべら針のラッチヘッドの概略側面図である。 図1のべら針の細部の概略平面図である。 異なる縮尺で示された、図2のラッチヘッドのラインBBに沿った断面図である。 異なる縮尺で示された、図1の小さな溝付きべら針のラッチの変更形態である。 異なる縮尺で示された、本発明の小さな溝付きべら針のラッチの変更形態である。 半ループがとじられる際の、図1のべら針の正面図である。
符号の説明
1 べら針
2 針本体
3 ループ形成部
4 フック
5 ラッチスリット
6 軸受構成
7 ラッチ
8 ラッチシャフト
9 ラッチヘッド
10 フック内側スペース
12 受けスペース
14 フック先端部
15 ラッチ端部
16 ラッチヘッドの幅
17 フックの上部
18 針シャフトの側面
19 針シャフトの側面
20 針シャフト
21 ラッチヘッドの側面
22 ラッチヘッドの側面
23 ラッチ端部
24 裏面
25 成形面
26 成形面
27 ラッチシャフトの側面
28 ラッチシャフトの側面
29 ファセット
30 成形面
BS ラッチシャフトの幅
F 糸

Claims (16)

  1. 編機のようなループ形成繊維機械用のべら針(1)であって、
    第1の側面(18)と第2の側面(19)との間で測定されるシャフト幅(11)を有する針シャフト(20)を含み、フック(4)、ラッチスリット(5)及び該ラッチスリット(5)に配置された軸受構成(6)を含むループ形成部(3)を有する針本体(2)と、
    前記軸受構成(6)において旋回可能に支持され、ラッチヘッド(9)を有するラッチシャフト(8)を含むラッチ(7)であって、前記ラッチヘッド(9)には前記フック(4)の先端部(14)を受ける受けスペース(12)が設けられており、前記ラッチヘッド(9)は第1の側面(21)と第2の側面(22)との間で測定される幅を有し、背面位置と閉位置との間を旋回可能に支持されており、該閉位置において、前記ラッチヘッド(9)の前記受けスペース(12)はフック内側スペース(10)を形成するために前記フック(4)の前記先端部(14)と相互作用する、ラッチ(7)と、
    を含み、
    前記ラッチヘッド(9)の幅(16)が前記針シャフト(20)の幅(11)の95%よりも小さい、
    べら針。
  2. 前記ラッチヘッド(9)の前記幅(16)が前記針シャフト(20)の前記幅(11)の70%から80%の範囲にあり、好ましくは75%である、請求項1に記載のべら針。
  3. 前記ラッチヘッド(9)の前記側面(21、22)が互いと平行に配置されている、請求項1に記載のべら針。
  4. 前記ラッチシャフト(8)が第1の側面(27)及び第2の側面(28)によって定められており、前記ラッチシャフト(8)の幅(BS)が前記第1の側面(27)と前記第2の側面(28)との間で測定される、請求項1に記載のべら針。
  5. 前記ラッチシャフト(8)の前記側面(27、28)が互いに平行に配置されている、請求項4に記載のべら針。
  6. 前記ラッチシャフト(8)の前記側面(27、28)が鋭角を形成するように互いに対して配置されており、該鋭角の開く方向が前記ラッチヘッド(9)から離れる方向に延びている、請求項4に記載のべら針。
  7. 前記ラッチヘッド(9)の前記側面(21又は22)が1つの面に位置し、前記ラッチシャフト(8)の前記側面(27又は28)が別の面に位置し、これら2つの前記面が互いに平行に配置されている、請求項4に記載のべら針。
  8. 前記ラッチヘッド(9)の前記側面(21又は22)が1つの面に位置し、前記ラッチシャフト(8)の前記側面(27又は28)が別の面に位置し、これら2つの前記面が共にある角度を定める、請求項4に記載のべら針。
  9. 前記側面(21、22)が平らな表面である、請求項1に記載のべら針。
  10. 前記ラッチヘッド(9)の前記幅(16)が前記側面(21、22)に沿って一定である、請求項1に記載のべら針。
  11. 前記側面(21、22)に湾曲がつけられている、請求項1に記載のべら針。
  12. 前記針シャフト(20)の前記側面(18、19)が互いに平行に配置されている、請求項1に記載のべら針。
  13. 前記ラッチヘッド(9)の前記側面(21又は22)が1つの面に位置し、前記針シャフト(20)の前記側面(18又は19)が別の面に位置し、これら2つの前記面が互いに平行に配置されている、請求項1に記載のべら針。
  14. 前記ラッチ(7)が閉位置にあるときに、前記ラッチヘッド(9)が前記フック先端部(14)を少なくとも部分的に受ける、請求項1に記載のべら針。
  15. 前記ラッチヘッド(9)の前記幅(16)が前記ラッチシャフト(8)の前記幅(BS)よりも大きい、請求項4に記載のべら針。
  16. 前記ラッチヘッド(9)の前記幅(16)が前記ラッチスリット(5)によって定められる幅よりも大きい、請求項1に記載のべら針。
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