JP2009161873A - べら針 - Google Patents

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JP2009161873A
JP2009161873A JP2007341536A JP2007341536A JP2009161873A JP 2009161873 A JP2009161873 A JP 2009161873A JP 2007341536 A JP2007341536 A JP 2007341536A JP 2007341536 A JP2007341536 A JP 2007341536A JP 2009161873 A JP2009161873 A JP 2009161873A
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Kenji Kitahara
健治 北原
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Shima Seiki Mfg Ltd
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Shima Seiki Mfg Ltd
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Abstract

【課題】ループ長が小さい編目でもニードルループの比率を大きくして、編地の伸縮性を大きくすることが可能なべら針を提供する。
【解決手段】べら閉時のフック3の先端3aからべら4の先端4aまでの長さLを長くして、L:Hの比率が60%以上となるようにすることによって、ループ長が小さい編目でもニードルループの比率を大きくして、編地の伸縮性を大きくすることが可能となる。また、底部からフック3の上端3bまでのフック高Hさに対して、フック3の上端3bからべら4の先端4aまでの口開き部の高さAは、10%以上で20%以下の比率の範囲内である。口開き部の断面積も従来品と同等であり、外部からべら4を開く際にも問題は生じない。
【選択図】図1

Description

本発明は、編地の編成に使用するべら針に関する。
従来から、横編機による編地の編成には、図4に示すようなべら針1が広く使用されている(たとえば、特許文献1参照)。べら針1は、針幹2の先端側にフック3を有する。フック3は、先端3aで鈎状に屈曲する。鈎状部分と針幹2との間は、べら4で開閉する。べら4の開閉は、軸5を中心とする揺動変位で行われる。フック3の内側では、編糸を捕捉して形成する編目を係止可能である。横編機による編地の編成では、図の左右方向にべら針1が往復移動する。フック3内に編目を係止する状態で、べら針1が右方に移動すると、フック3内の編目は相対的に左方に移動する。べら4が閉じていれば、編目でべら4を開き、編目は針幹2の左方に移動する。新たな編糸がフック3内に供給されて、べら針1が左方に移動すると、フック3内に供給された編糸を引込んで新たな編目が形成される。針幹2の左方に移動していた編目は、右方に移動し、べら4でフック3を閉じる。さらに閉じたべら4の上を右方に移動する旧編目となり、ノックオーバ軌跡6aを通って、べら4の先端4aから離脱し、フック3内の新たな編目のみが、旧編目に連なる状態でべら針1に係止される。
べら針1による編目形成時のノックオーバのタイミングに関しては、べら4の先端4aからフック3の先端3aまでの長さLが重要となる。長さLが短いほどノックオーバが遅くなり、編目のうちでニードルループの比率が小さくなる傾向がある。ニードルループの比率が小さくなると、編地の伸縮性が小さくなり、仕上りが良くない。
べら針1のべら4は、フック3内部の編目で内側から開くばかりではなく、外部から開くことも必要になる。たとえば、フック3内に編目を係止していない状態でべら4を開くために、横編機ではキャリッジに刷毛を設け、刷毛をべら4の先端4aに作用させるようにしている。また、目移しの際にも、編目を受ける側では、閉じているべら4の先端4a側から編目でべら4を開き、フック3内に捕捉する必要がある。刷毛や編目でべら4を開く際には、べら針1の底部からフック3の上端3bまでのフック高さHに対して、斜線を施して示す口開き部7の高さAの比率が重要となる。高さAは、べら4の先端4aから、フック3側の口開き部前端3cまでとなる。フック3側の口開き部前端3cは、べら4の先端4aからべら針1の底面に垂直な直線を引くときに、その直線にフック3の鈎状部分の上側で交わる点である。フック3の口開き部高さAを確保することができないと、目移しの編目を受ける際に、べら4の先端4aで編目を突刺して割ってしまうおそれもある。経験上、このA:Hの比率は10%以上で20%以下の範囲とする必要がある。このA:Hの比率を確保するために、べら4の先端4aからフック3の先端3aまでの長さLは、あまり長くすることはできない。現状では、充分な使用実績のあるべら針でのL:Hの比率は、30%程度となっている。
なお、編糸が口開き部7に進入する際には、楔状の形状に合うように変形する。口開き部7の楔状の形状の断面積が編糸の断面積に比較して小さすぎると、外部にはみ出した部分にべら4の先端4aが突刺さるおそれもある。口開き部7の断面積は、口開き部高さAとともに、べら4の先端4aからべら4の内側がフック3の鈎状部分の外側に接する位置までの奥行Bとで概算することができる。すなわち、この形状を三角形とし、口開き部高さAを底辺、奥行Bを高さとして、断面積を1/2×A×Bで計算することができる。また、フック3の鈎状部分の外周側の傾斜角度θも、ノックオーバの特性に影響する可能性がある。
特開平7−150451号公報
前述のように、べら4の先端4aからフック3の先端3aまでの長さLがフック高さHの30%程度となるべら針1は、充分な使用実績がある。フック3の高さHを基準として、標準と考えられる範囲の編目は、確実に編成可能であることが確認されている。しかしながら、編目のうちでニードルループと呼ばれる部分の比率が小さくなる傾向がある。同一のフック3に対して、べら4の長さを短くすれば、べら4の先端4aからフック3の先端3aまでの長さLを長くし、ニードルループの比率を大きくすることができる。しかしながら、べら4の長さが短くなると、先端4aの口開き部高さAも小さくなってしまい、べら4を外部から刷毛や目移しの編目などで安定に開くことが困難になる。
本発明の目的は、ニードルループの比率が大きくなる編目を安定して編成可能なべら針を提供することである。
本発明は、底部からフック上端までのフック高さHに対して、フック先端からべら先端までの長さLが60%以上、70%以下の範囲内であり、
フック高さHに対して、フック上端からべら先端までの口開き部の高さが10%以上で20%以下の範囲内である、
ことを特徴とするべら針である。
また本発明は、横編機の針床に、10ゲージ〜14ゲージの配列ピッチで使用され、目移し用の羽根を備えることを特徴とする。
また本発明は、前記フック上端から前記フック先端側への傾斜が、12°以下で8°以上であることを特徴とする。
本発明によれば、べら閉時のフック先端からべら先端までの長さLが、フック高さHに対して60%以上で70%以下の範囲に長くなるので、編目形成時のノックオーバのタイミングが早くなる。ノックオーバのタイミングが早くなるので、ニードルループの比率を大きくして、編地の伸縮性を大きくすることが可能となる。ノックオーバのタイミングが早くなっても、底部からフック上端までのフック高さに対して、フック上端からべら先端までの口開き部の高さは、10%以上で20%以下の範囲内となるので、べらを外部から開く際に問題が生じることはなく、安定して編目を編成することができる。
また本発明によれば、横編機での編目の編成も、目移しも良好に行うことができる。
また本発明によれば、フックの先端から鈎状に折返す部分の長さを長くして、べら閉時のフック先端からべら先端までの長さを長くすることができる。
図1〜図3は、本発明の実施の形態としてのべら針1を(a)で、実施の形態に対応する従来の形態を(b)で、それぞれ対比させて示す。各べら針1で対応する部分には、図4と同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。また、図1〜図3では図示を省略しているけれども、べら4の先端4aからフック3の先端3aまでの長さL、フック3の高さH、口開き部高さA、奥行B、および傾斜角度θは、それぞれ図4と同様の部分が対応している。ただし、口開き部7の図示も省略する。
図1〜図3では、べら4の先端4aが二点鎖線で示すように旋回して開いた状態を符号4bで示す。図1〜図3は、べら針1の針幹2で、開いた状態のべら4bよりもフック3から離れる側に設けられる肩2aも示す。肩2aは、目移し時に目移し用の編目が係止される段差となる。肩2a付近の針幹2の一側方には、羽根8も設けられる。羽根8は、板ばねであり、先端が針幹2の側面に接触するように付勢される。肩2aの位置付近では、羽根8と針幹2の側面との間に隙間が設けられ、この隙間に目移しで編目を受ける側のべら針1のフック3を進入させることができる。受ける側のフック3は、べら4で閉じているので、肩2aで係止する編目で開いてフック3内に編目を捕捉させる。このような目移し時にも、外部からべら4を開く必要があり、フック3の先端形状が影響する。
横編機では、針床に一定のピッチで編針が配列される。針床での24.5mm(1インチ)当りの編針の配列数は、ゲージで示され、数値が大きいほどループ長が短い細かい編目、数値が小さいほどループ長が長い粗い編目が編成される。
図1、図2および図3は、10ゲージ、12ゲージおよび14ゲージのフック高さHに相当するべら針1としての実施の形態を、各図の(a)で示し、各図の(b)で従来からの対応する形態を示す。
次の表は、図1〜図3の(a)で示す本発明の実施の形態と、(b)で示す従来からの形態とで、各部を比較して示す。単位は、寸法がmm、比率が%、傾斜角度が°、断面積がmmである。各項目のうち、(a)と(b)とが共通しているものは単一の数値で示し、異なるものは、”(a)の数値/(b)の数値”の形式で示す。
Figure 2009161873
以上の表から、図1〜図3の(a)に示す各実施の形態では、べら閉時のフック3の先端3aからべら4の先端4aまでの長さLが、フック3の高さHの60%以上で67%以下であることが判る。L/Hが70%程度までは、同様にニードルループの比率を大きくして、編地の伸縮性を大きくすることが可能となることが判明している。また、(a)の各実施の形態は、(b)の従来の形態と同様に、底部からフック3の上端3bまでのフック高Hさに対して、フック3の上端3bからべら4の先端4aまでの口開き部の高さAが10%以上で20%以下の比率の範囲内であることも判る。また、口開き部の断面積も同等であると考えられる。したがって、外部からべら4を開くのは、実施の形態も従来の形態も同等である。
図1〜図3では、(a)の実施の形態で、傾斜角度θも12°以下で8°以上の範囲となり、(b)の従来の形態よりも傾斜が緩くなるけれども、べら4からノックオーバされた編目がフック3から離脱するには問題が無いことが確認されている。傾斜角度θが緩くなるので、フック3の鈎状部分の長さが長くなっても、フック3の先端3aでの曲率が小さくならないようにすることができる。
本発明の実施の第一形態のべら針1と同等のフック高さを有する従来の形態として示す部分的な正面図である。 本発明の実施の第二形態のべら針1と同等のフック高さを有する従来の形態 と対比して示す部分的な正面図である。 本発明の実施の第三形態のべら針1と同等のフック高さを有する従来の形態 と対比して示す部分的な正面図である。 従来からのべら針1の部分的な正面図である。
符号の説明
1 べら針
2 針幹
3 フック
3a 先端
3b 上端
3c 口開き部前端
4 べら
4a 先端
8 羽根

Claims (3)

  1. 底部からフック上端までのフック高さHに対して、フック先端からべら先端までの長さLが60%以上、70%以下の範囲内であり、
    フック高さHに対して、口開き部の高さAが10%以上で20%以下の範囲内である、
    ことを特徴とするべら針。
  2. 横編機の針床に、10ゲージ〜14ゲージの配列ピッチで使用され、目移し用の羽根を備えることを特徴とする請求項1記載のべら針。
  3. 前記フック上端から前記フック先端側への傾斜が、12°以下で8°以上であることを特徴とする請求項1または2記載のべら針。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2581478A1 (en) 2011-10-03 2013-04-17 Shima Seiki Mfg. Ltd. Method of knitting a knitted fabric

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