JP5300252B2 - 丸編機用メリヤス針 - Google Patents

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Description

本発明は、丸編機において使用されるメリヤス針(以下、単に「メリヤス針」という)に関するものである。
従来のメリヤス針のフックは、丸フック、フックの中心が針背に近いリバースプレーティングフック、フックの中心が針背から遠いプレーティングフックの3種類に大別される。本発明は、その中の1つリバースプレーティングフックに関するものである。
従来のリバースプレーティングフックでは、28ゲージや32ゲージまたはそれ以上のファインゲージにおいて安定した二重ループ編地を編成することが困難であった。その問題を解決するため、下記特許文献1及び2では、新規な形状のフックを有するメリヤス針を提案している。
下記特許文献1のメリヤス針は、フック内に突起を形成し、地糸と添え糸を振り分ける構造になっている。
下記特許文献2のメリヤス針は、フック内に糸を分離して保持するための分離エッジを有する。
実開平6−33986 特開2001−348763
上記の特許文献1及び2のメリヤス針を製造するためには、フック内という微小な空間に突起やエッジを形成しなければならないが、そのような加工は技術的に困難であり、特別な加工が必要となる。また、従来のメリヤス針では、地糸と添え糸を意図した通りにフック内の位置に安定させることが困難であった。
本発明は、比較的に簡単な構造で、しかもファインゲージにおいて安定した二重ループ編地を編成することが可能な丸編機用メリヤス針を提供することを目的とする。
本発明の丸編機用メリヤス針は、少なくとも1つのバット部と、針幹部の少なくとも片方の端に設けられたチークと、このチークから針背よりも高い位置にある接続部を介して設けられたフックと、前記チークに軸支され旋回可能なラッチを有する丸編機用メリヤス針において、 前記接続部と前記フックの間に凹部を設けると共に、前記フックの前記凹部と接する内側壁の延長線と前記接続部の上面の直線部分の延長線が形成する角度αを55度よりも小としたことを特徴とする。
本発明は、丸編機用メリヤス針のフックの根元に凹部を設け、かつ、地糸が凹部に確実に案内されるようにフック内側壁を直線に近い状態にして角度を付けている。そのため、先にフック内に入る地糸は凹部に案内され、遅れてフック内に入る添え糸との距離が離されるので、安定した二重ループ編地を編成することができる。
本発明によれば、後記比較実験で記載するように、従来技術針では困難であった二重ループ編地(例えば、綿80番手とポリウレタン弾性糸22デシテックスの二重ループ編地)もきれいに編成することができた。
本発明では、メリヤス針のフック内に凹部を設け、針がステッチすることによって、上側から給糸されフック内に先に入ってくる地糸が凹部に確実に案内されるように、フック内側壁を直線に近い状態にして、かつ、フックと接続部とが形成する角度が鋭角になるようにする。
前記凹部は、フック内を糸が滑らかに移動できる範囲内で、接続部の上面よりもできるだけ大きく凹ませることが好ましい。そのように構成することにより、地糸と添え糸の距離を離すことができるからである。前記凹部と前記接続部の上面との段差、すなわち凹み量は少なくとも0.03mmあることが好ましく、より好ましくは0.04〜0.06mm、特に0.05mmが好ましい。凹部を形成する曲線の半径は0.25mmよりも小であることが好ましく、より好ましくは0.10〜0.20mm、特に0.15mm程度が好ましい。
前記フックの前記内側壁は、フック内を糸が滑らかに移動できる範囲内で、直線に近い状態にすることが好ましい。そのように構成することにより、地糸が凹部に確実に案内されるようになるからである。前記フックの前記内側壁の半径は少なくとも1.0mmあることが好ましく、より好ましくは1.2〜1.8mm、特に1.5mm程度が好ましい。前記フックの前記内側壁が接続部の上面と形成する角度は55度よりも小とすることが必須で、好ましくは、40〜50度、特に45度程度が好ましい。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明第1実施例のメリヤス針7の全体図である。図2は、そのフックの拡大図である。図3は、このメリヤス針を使用した編成過程を示す斜視図である。
図1に示すように、本発明のメリヤス針7も従来のメリヤス針と同様に基本的な構成部品として、針頭部Aと、針幹部2と、少なくとも1つのバット1と、針後端部16が設けられている。
図2に示すように、針頭部Aは、フック5と、フック5を開閉させるラッチ6と、ラッチ6を旋回可能に軸支するチーク3と、チーク3とフック5の間を接続する接続部4からなる。接続部4は、針背9よりも少し高い位置にある。
本発明の特徴は、接続部4とフック5の間に凹部8を設けるとともに、フック5の内側壁10が接続部4の上面11と形成する角度αを55度よりも小としたことである。
凹部8を形成するために、凹部8の外側壁12は接続部4の下面13よりも針背9側に突起させている。
さらに、フック5の内側壁10の半径Raを少なくとも1.0mm、かつ、凹部8を形成する曲線の半径Rbを0.25mmよりも小、かつ、凹部8と接続部4の上面11との段差Hを少なくとも0.03mmとしている。
このようにして形成されたメリヤス針7を使用すると、図3に示すように、地糸14は上から給糸され、先にフック5内に入り、メリヤス針7が矢印Pの方向に移動しながら下降していくと、フック内側壁10によって確実に凹部8に案内される。添え糸15は下側から給糸され、遅れてフック内に入ってくる。したがって、本発明によるメリヤス針を使用することによって、地糸と添え糸の距離を離すことができる。
従来針と本発明針を使用して、効果確認実験をおこなった。編成条件は次のとおりである。ここで使用した「従来針」とは、本発明の特徴を有さない点のみで本発明針と相違する針である。
使用した編機:(株〉福原精機製作所のOD2−VXC−3FA、34インチ、36ゲ
ージ機
使用したメリヤス針:従来のメリヤス針と本発明によるメリヤス針
使用した糸:綿80/1番手(糸長は240mm/100ウエール)、ポリウレタン弾性糸22デシテックス(糸長は82mm/100ウエール
編成した編地:二重ループ編地
本願発明のメリヤス針による編地と従来針による編地の拡大写真をそれぞれ図4(a)、4(b)として示す。従来のメリヤス針を使用した編地(図4(b))では、中央部において水平にループが凹んだような部分がある。これはミスプレーティングしている部分であり、綿糸とポリウレタン弾性糸(ライクラ(登録商標)やロイカ(登録商標)など)がフック内で入れ替わってしまったために凹んだように見えるのである。本願発明のメリヤス針による編地(図4(a))ではそのような編み傷はなく、きれいに編成することができた。
本発明第1実施例の丸編機用メリヤス針の全体図である。 本発明第1実施例のフック拡大図である。 本発明第1実施例における編成工程図である。 本願発明のメリヤス針による編地の拡大写真である。 従来針による編地の拡大写真である。
符号の説明
1 バット
2 針幹部
3 チーク
4 接続部
5 フック
6 ラッチ
7 メリヤス針
8 凹部
9 針背
10 フック内側壁
11 上面
12 外側壁
13 下面
14 地糸
15 添え糸
16 針後端部
H 段差
Ra 半径
Rb 半径
α 角度

Claims (7)

  1. 少なくとも1つのバット部(1)と、針幹部(2)の少なくとも片方の端に設けられたチーク(3)と、このチーク(3)から針背(9)よりも高い位置にある接続部(4)を介して設けられたフック(5)と、前記チーク(3)に軸支され旋回可能なラッチ(6)を有する丸編機用メリヤス針(7)において、
    前記接続部(4)と前記フック(5)の間に凹部(8)を設けると共に、前記フック(5)の前記凹部(8)と接する内側壁(10)の延長線と前記接続部(4)の上面(11)の直線部分の延長線が形成する角度(α)を55度よりも小としたことを特徴とする丸編機用メリヤス針。
  2. 請求項1記載の丸編機用メリヤス針(7)において、前記凹部(8)を形成する曲線の半径(Rb)が0.25mmよりも小で、かつ、前記凹部(8)の最下点と前記接続部(4)の上面(11)の直線部分との段差(H)が少なくとも0.03mmであることを特徴とする丸編機用メリヤス針。
  3. 請求項2記載の丸編機用メリヤス針(7)において、前記凹部(8)を形成する曲線の半径(Rb)が0.10〜0.20mm、かつ、前記凹部(8)の最下点と前記接続部(4)の上面(11)の直線部分との段差(H)が0.04〜0.06mmであることを特徴とする丸編機用メリヤス針。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載の丸編機用メリヤス針(7)において、前記凹部(8)を形成するために、前記凹部(8)の外側壁(12)が前記接続部(4)の下面(13)の最上部よりも前記針背(9)側に突起していることを特徴とする丸編機用メリヤス針。
  5. 請求項1ないし4の何れかに記載の丸編機用メリヤス針(7)において、前記フック(5)の前記凹部(8)と接する前記内側壁(10)の曲率半径(Ra)が少なくとも1.0mmであることを特徴とする丸編機用メリヤス針。
  6. 請求項5記載の丸編機用メリヤス針(7)において、前記フック(5)の前記凹部(8)と接する前記内側壁(10)の曲率半径(Ra)が1.2〜1.8mmであることを特徴とする丸編機用メリヤス針。
  7. 請求項1ないし6の何れかに記載の丸編機用メリヤス針(7)において、前記フック(5)の前記凹部(8)と接する前記内側壁(10)の延長線と前記接続部(4)の上面(11)の直線部分の延長線が形成する角度が40〜50度であることを特徴とする丸編機用メリヤス針。
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