JP3925103B2 - 免震構造物の壁構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、構造物の中間階免震における、柱と壁の取合い構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地震動によって地盤から下部構造体に伝播した振動を、構造物の中間階の柱部分に免震装置を介装することにより、前記免震装置より上部の上部構造体への振動の伝播を低減する中間階免震構造が知られている。
【0003】
しかし、免震装置には地震時には、比較的大きな変形が生じる。従って、免震装置の取付けられた階に壁がある場合には、この変形を吸収するために、水平なスリットを設けて、壁を下部構造体と上部構造体との間で分離する必要がある。また、免震装置と近接する壁部分には、免震装置の変形を阻害しないための切欠かれた空間部を設ける必要がある。この切欠かれた空間部を塞いで、意匠性を高めた提案としては、特開2000−120297号公報に開示されているもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この先行技術は、免震装置と近接する壁の切欠かれた空間部を、連結部材によりヒンジを介して回動自在に連結している。このため、連結部材には、変形に追従するための充分な伸縮性能やヒンジ部の回転性能が要求される。本発明の解決しようとする問題点は、切欠かれた空間部を塞ぐ可動壁を変形追従機構が明快でかつ小型なものとしながら、意匠性を高めた免震構造物の壁構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、次のような構成を有する。請求項1の発明(例えば図1,2)は、柱2,3に介装された免震装置1によって、相対的に変位する柱と壁との取合い構造であって、免震装置1が設けられた柱2,3に近接して少なくとも一つの第1の壁5が設けられており、第1の壁5は免震装置1の設置高さの範囲内に上部と下部とを絶縁するための水平スリット6を有しており、免震装置1の周囲における第1の壁5に隣接する側には、水平スリット6が存在しない高さ位置に配されている直線移動案内手段であって上部構造体の柱2及び下部構造体の柱3のいずれか又は双方に取り付けられている直線移動案内手段41を介して第1の壁の面に平行なX方向に直線移動自在に介装された少なくとも一つの第2の壁21が設けられており、第1の壁5と第2の壁21との間には地震時における第2の壁21の変形を妨げない空間部7が設けられており、前記空間部7には平常時にこれを塞ぐ可動壁11が設けられており、可動壁11は第1の壁5と第2の壁21とのいずれかまたは双方に連結されており、地震時には第2の壁の変形を妨げずに第1の壁面に平行方向に第1の壁面に重なる位置に移動することを特徴とする。
【0006】
この請求項1記載の免震構造物の壁構造によれば、免震装置の変形を阻害することなく、可動壁により空間部を塞ぐことができる。また、平常時には可動壁は周囲の壁や柱に密着して塞ぐため意匠性を高めることができる。免震装置周囲の第2の壁は直線移動するため、より確実に可動壁を移動することが可能であり、また、可動壁の伸縮距離やヒンジ部の回転角度をより小さなものとすることができる。
【0007】
請求項2の発明(例えば図3)は、柱2,3に介装された免震装置1によって、相対的に変位する柱と壁との取合い構造であって、免震装置1が設けられた柱2,3に近接して少なくとも一つの第1の壁5が設けられており、第1の壁5は免震装置1の設置高さの範囲内に上部と下部とを絶縁するための水平スリット6を有しており、免震装置1の周囲においては、第1の壁5の面に平行な面をなし、水平スリット6が存在しない高さ位置に配されている直線移動案内手段であって上部構造体の柱2及び下部構造体の柱3のいずれか又は双方に取り付けられた直線移動案内手段を介して第1の壁5の面に垂直なY方向に直線移動自在に介装された少なくとも一つの平行壁24と、前記平行壁24に直線移動案内手段を介して接合され第1の壁5に隣接して第1の壁5の面に直角方向をなした直交壁23とが設けられており、第1の壁5と直交壁23との間には地震時における直交壁23の変形を妨げない空間部7が設けられており、前記空間部7には平常時にこれを塞ぐ可動壁12が設けられており、可動壁12は第1の壁5に連結されており、地震時には直交壁の変形を妨げずに第1の壁面に平行方向に第1の壁面に重なる位置に移動することを特徴とする。
【0008】
この請求項2記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1と同様の効果が得られるとともに、第1の壁と柱面とを同一な面に設けた場合にも、直交壁のY方向の移動範囲は、第1の壁と確実に接触する範囲内に収まる。従って、意匠性を高めるために柱面と壁面を同一面とした場合にも、可動壁を損傷させることなく確実に変形追従可能なものとすることができる。
【0009】
請求項3の発明(例えば図4)は、柱2,3に介装された免震装置1によって、相対的に変位する柱と壁との取合い構造であって、免震装置1が設けられた柱2,3に近接して少なくとも一つの第1の壁5が設けられており、第1の壁5は免震装置1の設置高さの範囲内に上部と下部とを絶縁するための水平スリット6を有しており、免震装置1の周囲においては、第1の壁5の面に平行な面をなし、水平スリット6が存在しない高さ位置に配されている直線移動案内手段であって上部構造体の柱2及び下部構造体の柱3のいずれか又は双方に取り付けられた直線移動案内手段を介して第1の壁5の面に垂直なY方向に直線移動自在に介装された少なくとも一つの平行壁24と、第1の壁5と平行壁24との間には地震時における変形を妨げない空間部7とが設けられており、空間部7は平常時に平行壁24から延出した閉塞壁13により塞がれていることを特徴とする免震構造物の壁構造。
【0010】
この請求項3記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1または2と同様の効果が得られるとともに、直線移動案内手段を用いているため空間部を閉塞壁により簡単に塞ぐことがで、平行壁と閉塞壁の一体性を高めることができる。
【0011】
請求項4の発明(例えば図5)は、柱2,3に介装された免震装置1によって、相対的に変位する柱と壁との取合い構造であって、免震装置1が設けられた柱2,3に近接して少なくとも一つの第1の壁5が設けられており、第1の壁5は免震装置1の設置高さの範囲内に上部と下部とを絶縁するための水平スリット6を有しており、免震装置1の周囲においては、第1の壁5の面に平行な面をなし、水平スリット6が存在しない高さ位置に配されているヒンジであって上部構造体の柱2及び下部構造体の柱3のいずれか又は双方に取り付けられたヒンジ35を介して回動自在に介装された少なくとも一つの回転壁25と、第1の壁5と回転壁25との間には地震時における変形を妨げない空間部7とが設けられており、空間部7は平常時に回転壁25から延出した閉塞壁14により塞がれていることを特徴とする免震構造物の壁構造。
【0012】
この請求項4記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜3と同様の効果が得られるとともに、ヒンジを用いているため回転壁の取付けをより簡略化することができ、回転壁と閉塞壁の一体性を高めることができる。
【0013】
請求項5の発明(例えば図6)は、柱2,3に介装された免震装置1によって、相対的に変位する柱と壁との取合い構造であって、免震装置1が設けられた柱2,3に近接して少なくとも一つの第1の壁5が設けられており、第1の壁5は免震装置1の設置高さの範囲内に上部と下部とを絶縁するための水平スリット6を有しており、免震装置1の周囲においては、第1の壁5の面に平行な面をなし、水平スリット6が存在しない高さ位置に配されている直線移動案内手段であって上部構造体の柱2及び下部構造体の柱3のいずれか又は双方に取り付けられた直線移動案内手段41を介してヒンジ35により回動自在に介装された少なくとも一つの回転壁25と、第1の壁5と回転壁25との間には地震時における変形を妨げない空間部7とが設けられており、空間部7は平常時に回転壁25から延出した閉塞壁15により塞がれていることを特徴とする免震構造物の壁構造。
【0014】
この請求項5記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜4と同様の効果が得られるとともに、直線移動案内手段とヒンジを用いて回転壁を取付けているため、回転壁と閉塞壁の損傷をより少なくすることができる。
【0015】
請求項6の発明(例えば図7)は、請求項1〜5いずれかに記載の免震構造物の壁構造において、前記可動壁11,12は、隣り合う柱間に介装された第2の壁21または直交壁23に渡って少なくとも2つの可動壁により連続して設けられているか、あるいは前記閉塞壁は、隣り合う柱間に介装された平行壁24または回転壁25に渡って、連続して設けられていることを特徴とする。
【0016】
この請求項6記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜5と同様の効果が得られるとともに、可動壁および閉塞壁は隣り合う柱の間に渡って介装されているので、隣り合う柱間の免震装置の設置高さの略範囲内の空間部を簡単に塞ぐことができる。
【0017】
請求項7の発明(例えば図2〜7)は、請求項1〜6いずれかに記載の免震構造物の壁構造において、前記可動壁11,12および閉塞壁13,14,15および回転壁25には、原点位置に復帰するための原点復帰手段43,49が設けられていることを特徴とする。
【0018】
この請求項7記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜6と同様の効果が得られるとともに、原点位置に復帰するための原点復帰手段を備えているので、地震がおさまった後に可動壁を元の位置に戻すことができる。
【0019】
請求項8の発明(例えば図1〜7)は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の免震構造物の壁構造において、前記水平スリット6は、免震装置1の設置高さの上端部に設けられるとともに、直線移動案内手段41又はヒンジ35は下部構造体3に設けられているか、または、前記水平スリット6は、免震装置1の設置高さの下端部に設けられるとともに、直線移動案内手段41又はヒンジ35は上部構造体2に設けられていることを特徴とする。
【0020】
この請求項8記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜7と同様の効果が得られるとともに、第1の壁と柱面とを同一な面に設けた場合にも、第2の壁のY方向での移動範囲は、第1の壁と確実に接触する範囲内に収まる。また閉塞壁は上部構造体の変形によって第1の壁とぶつかることはない。従って、意匠性を高めるために柱面と壁面を同一面とした場合にも、可動壁を損傷させることなく確実に変形追従可能なものとすることができる。
【0021】
請求項9の発明(例えば図8)は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の免震構造物の壁構造において、前記水平スリット6は、免震装置1の設置高さの上端部と下端部との中間位置に設けられ、直線移動案内手段41又はヒンジ35は上部構造体2と下部構造体3のいずれかまたは双方に設けられていることを特徴とする。
【0022】
この請求項9記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜8と同様の効果が得られると共に、可動壁の移動距離と回転角度をより小さなものとすることができる。
【0023】
請求項10の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の免震構造物の壁構造において、前記可動壁11,12および閉塞壁13,14,15および回転壁25は、一方から他方への火災の延焼を防止するための耐火性能を有していることを特徴とする。
【0024】
この請求項10記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜9と同様の効果が得られると共に、平常時に空間部は塞がれているので火災の延焼を防止することができる。
【0025】
請求項11の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の免震構造物の壁構造において、前記可動壁7および閉塞壁13,14,15および回転壁25は、一方から他方への水の浸入を防止するための耐水性能を有していることを特徴とする。
【0026】
この請求項11記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜10と同様の効果が得られると共に、平常時に空間部は塞がれているので内部への雨水の浸入を防止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る免震構造物における免震構造物の壁構造の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態の縦断面図であり、図2(a)は平常時の平断面図、同(b)は地震時の平断面図である。
下部構造体の柱3と上部構造体の柱2との間に免震支承1が設けられている。
上部構造体の柱2と下部構造体の柱3は図1に示すように長方形であり、免震支承1はその中心に取付けられている。免震支承1は、上部構造体の柱2を水平方向に移動自在に支持している。図2(b)には、上部構造体2の変形後の位置を点線で示している。また、紙面左右をX方向、紙面上下をY方向としている。免震支承1の外周には、これを覆う第2の壁21が取付けられている。
【0029】
第2の壁21は、下部構造体の柱3に設けられたX方向の直線移動案内手段41およびフレーム42に取付けられて、X方向に直線移動自在に介装されている。また、柱3の下辺と上辺に取付けられた壁22は、同様に上部構造体の柱2または下部構造体の柱3に設けられたY方向の直線移動案内手段により、Y方向に直線移動自在に介装されている。直線移動案内手段41には、原点復帰手段としてのバネ43が取付けられており、このバネ43の他端は第2の壁21に接続されている。
【0030】
下部構造体の柱3に接して、第1の壁5が設けられ、また、上部構造体の柱2に接して壁4が設けられている。免震装置1の上端部設置高さには、上部と下部を絶縁するための水平スリット6が設けられている。第1の壁5と第2の壁21の間には、地震時における第2の壁21の変形を妨げない空間部7が設けられている。
【0031】
空間部7には、平常時にこれを塞ぐ可動壁11が設けられている。可動壁11の左端は、ヒンジ31により第2の壁21に回動自在に連結され、右端はレール32と保持器33により直線移動自在に第1の壁5に連結されている。保持器33は固定部材34により弾性的に壁5に固定されている。
【0032】
これによれば、免震支承1のXY両方向の変位に対しても、第2の壁21は、X方向のみに変位する。従って、この第2の壁21に回動自在に連結され、かつ壁5に直線移動自在に連結された可動壁11は、より確実で滑らかにに移動することが可能となる。また、可動壁の伸縮距離やヒンジ部の回転角度をより小さなものとすることができる。また、可動壁11は、比較的大きな石材等で表面を構成することができるため意匠性の優れたものとすることができる。
【0033】
図示はしないが、第2の壁21や可動壁11および水平スリット6の分割面には、耐火性と水密性を有するパッキンが設けられている。また、図示はしないが、可動壁11の内側には耐火性材料が設けられている。この耐火性材料は、可撓性を有するロックウール・セラミックファイバーブランケット・ガラスクロス・耐火性不織布等の耐火性材料、その他の好適な組み合わせから構成されている。また、可動壁11の表面は剛性材料や耐水性材料とすることができる。
これにより、免震構造物の壁構造には防塵効果・防水効果・耐火性能が付与される。
【0034】
(第2の実施の形態)
図3は、本実施の形態の免震構造物の壁構造を示す平断面図である。同図(a)は平常時の状態を、(b)は地震時の状態を示す。
【0035】
本実施の形態の免震構造物の壁構造においては、免震支承1,上下部構造体の柱2・3,第1の壁5,水平スリット6および空間部7は、第1の実施の形態と同様に構成されている。
下部構造体の柱3の下辺には、平行壁24が直線移動案内手段41およびフレーム42を介してY方向に、直線移動自在に介装されている。直線移動案内手段41には、原点復帰手段としてのバネ43が取付けられており、このバネ43の他端は平行壁24に接続されている。また、平行壁24には、直線移動案内手段44およびフレーム45を介して、第1の壁5に略直角方向をなした直交壁23がX方向に直線移動自在に介装されている。直線移動案内手段44には、原点復帰手段としてのバネ46が取付けられており、このバネ46の他端は直交壁23に接続されている。
【0036】
空間部7には、平常時にこれを塞ぐ可動壁12が設けられている。可動壁12の左端は、パッキン51により直交壁23と密着しており、右端はバネ49により壁5と連結されている。可動壁12の下端は、レール47と保持器48により直線移動自在に第1の壁5に連結されている。保持器48と可動壁12は弾性固定部材50により弾性的に壁5に固定されている。
【0037】
これによれば、免震支承1のXY両方向の変位に対しても、直交壁23は、X方向とY方向の紙面下側のみに変位する。従って、この直交壁23に密着して設けられ、かつ壁5に直線移動自在に連結された可動壁12は、より確実で滑らかに移動することが可能となる。また、可動壁の伸縮距離やヒンジ部の回転角度をより小さなものとすることができる。また、可動壁12は、比較的大きな石材等で表面を構成することができるため意匠性の優れたものとすることができる。
【0038】
図示はしないが、平行壁24,直交壁23,可動壁12および水平スリット6の分割面には、耐火性と水密性を有するパッキンが設けられている。また、図示はしないが、可動壁12の内側には耐火性材料が設けられている。この耐火性材料は、可撓性を有するロックウール・セラミックファイバーブランケット・ガラスクロス・耐火性不織布等の耐火性材料、その他の好適な組み合わせから構成されている。また、可動壁12の表面は剛性材料や耐水性材料とすることができる。
これにより、免震構造物の壁構造には防塵効果・防水効果・耐火性能が付与される。
【0039】
(第3の実施の形態)
図4は、本実施の形態の免震構造物の壁構造を示す平断面図である。同図(a)は平常時の状態を、(b)は地震時の状態を示す。
【0040】
本実施の形態の免震構造物の壁構造においては、免震支承1,上下部構造体の柱2・3,第1の壁5,水平スリット6および空間部7は、第2の実施の形態と同様に構成されている。
下部構造体の柱3の下辺には、平行壁24が直線移動案内手段41およびフレーム42を介してY方向に、直線移動自在に介装されている。直線移動案内手段41には、原点復帰手段としてのバネ43が取付けられており、このバネ43の他端は平行壁24に接続されている。また、同様に下部構造体の柱3の右辺と左辺には、第2の壁21が直線移動案内手段41およびフレーム42を介してX方向に、直線移動自在に介装されている。直線移動案内手段41には、原点復帰手段としてのバネ43が取付けられており、このバネ43の他端は第2の壁21に接続されている。
【0041】
空間部7には、平行壁24から延出されて平常時にこれを塞ぐ閉塞壁13が設けられている。閉塞壁13の端部は、パッキン51により第1の壁5と密着している。
【0042】
これによれば、免震支承1のXY両方向の変位に対しても、平行壁24は、Y方向の紙面下側のみに変位する。従って、この平行壁24から延出された閉塞壁13は、第1の壁5と干渉することはない。また、平行壁24および閉塞壁13は、一体として比較的大きな石材等で表面を構成することもできるため意匠性の優れたものとすることができる。
【0043】
図示はしないが、平行壁24,第2の壁21,閉塞壁13および水平スリット6の分割面には、耐火性と水密性を有するパッキンが設けられている。また、図示はしないが、閉塞壁13の内側には耐火性材料が設けられている。この耐火性材料は、可撓性を有するロックウール・セラミックファイバーブランケット・ガラスクロス・耐火性不織布等の耐火性材料、その他の好適な組み合わせから構成されている。また、閉塞壁13の表面は剛性材料や耐水性材料とすることができる。
これにより、免震構造物の壁構造には防塵効果・防水効果・耐火性能が付与される。
【0044】
(第4の実施の形態)
図5は、本実施の形態の免震構造物の壁構造を示す平断面図である。同図(a)は平常時の状態を、(b)は地震時の状態であり、(c)はA部分の断面図を示す。
【0045】
本実施の形態の免震構造物の壁構造においては、免震支承1,上下部構造体の柱2・3,第1の壁5,水平スリット6および空間部7は、第3の実施の形態と同様に構成されている。
下部構造体の柱3の下辺には、回転壁25がヒンジ35を介して、回動自在に介装されている。回転壁25には、原点復帰手段としてのバネ43が取付けられており、このバネ43の他端は柱3に接続されている。また、同様に下部構造体の柱3の右辺と左辺には、回転壁25が回動自在に介装されている。
空間部7には、回転壁25から延出されて平常時にこれを塞ぐ閉塞壁14が設けられている。閉塞壁14の端部は、パッキン51により第1の壁5と密着している。
【0046】
これによれば、免震支承1のXY両方向の変位に対しても、回転壁25は、Y方向の紙面下側のみに回転する。従って、この回転壁25から延出された閉塞壁14は、第1の壁5と干渉することはない。また、回転壁25および閉塞壁14は、一体として比較的大きな石材等で表面を構成することもできるため意匠性の優れたものとすることができる。
【0047】
(第5の実施の形態)
図6は、本実施の形態の免震構造物の壁構造を示す平断面図である。同図(a)は平常時の状態を、(b)は地震時の状態であり、(c)はA部分の断面図を示す。
【0048】
下部構造体の柱3の下辺には、直線移動案内手段41が介装され、回転壁25と直線移動案内手段41はヒンジ35により回動自在に連結されている。回転壁25には、原点復帰手段としてのバネ43が取付けられており、このバネ43の他端は柱3に接続されている。また、同様に下部構造体の柱3の右辺と左辺には、回転壁25が介装されている。
空間部7には、回転壁25から延出されて平常時にこれを塞ぐ閉塞壁15が設けられている。閉塞壁15の端部は、パッキン51により第1の壁5と密着している。
【0049】
これによれば、免震支承1のXY両方向の変位に対しても、回転壁25は、Y方向の紙面下側のみに直線移動と回転を行う。従って、この回転壁25から延出された閉塞壁15は、第1の壁5と干渉することはない。また、回転壁25および閉塞壁15は、一体として比較的大きな石材等で表面を構成することもできるため意匠性の優れたものとすることができる。
【0050】
(第6の実施の形態)
図7は、本実施の形態の免震構造物の壁構造を示す、地震時の平断面図である。本実施の形態は、免震支承1周囲の平行壁24が、第3の実施の形態と同様に直線移動案内手段41およびフレーム42を介して、直線移動自在に介装されている。ただし、空間部7は隣り合う柱間の免震装置1の設置高さの略範囲内に拡大され、従って第1の壁5は免震装置1の下端の高さで略水平に切断されている。
空間部7には、隣り合う柱の平行壁24から延出されて平常時にこれを塞ぐ閉塞壁13が設けられている。
これによれば、閉塞壁13は隣り合う柱間に渡って連続して取付けられているため、より密閉性が高まる。第4および第5の実施の形態も同様の構成とすることが可能である。
【0051】
また、第1の実施の形態(図2)において、可動壁11を、隣り合う柱間に渡って連続して取付けることも可能である。この場合は、左右の第2の壁21の変形に追従するため、可動壁11の中間部分には少なくとも一つの伸縮手段としてのレール32と保持器33が設けられる。
【0052】
また、同様に第2の実施の形態(図3)において、可動壁12を、隣り合う柱間に渡って連続して取付けることも可能である。この場合は、左右の直交壁23の変形に追従するため、可動壁12の中間部分には少なくとも一つの伸縮手段としての保持器48等が設けられる。
【0053】
(第7の実施の形態)
図8は、本実施の形態の免震構造物の壁構造を示す縦断面図である。本実施の形態は、第1の実施の形態に加えて、上部構造体の柱2に直線移動案内手段41を設けたものである。水平スリット6は、免震装置1の設置高さの中間部に設けられている。他の構成は、第1の実施の形態に同様である。
【0054】
これによれば、可動壁の移動距離と回転角度をより小さなものとすることができる。
【0055】
なお、本発明の免震構造物の壁構造は上記の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良ならびに設計の変更を行っても良い。
例えば、原点復帰手段は、磁石またはアクチュエーター等を併用しても良い。また、第2の壁21や平行壁24等の形状は、柱を円形とした場合には半円筒状であってもよい。また、直線移動手段は、直動ベアリング或いは、その他レール及びスライダーを用いても良い。また、隙間を覆う可撓性の耐火被覆材やパッキンは適宜取付けて良い。
また、第2の壁21や直交壁24はフレーム42,45に回動自在に連結しても良い。また、可動壁11,12等には、防犯性能を確保するための防犯センサーを取付けても良い。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載の免震構造物の壁構造によれば、免震装置の変形を阻害することなく、可動壁により空間部を塞ぐことができる。また、平常時には可動壁は周囲の壁や柱に密着して塞ぐため意匠性を高めることができる。免震装置周囲の第2の壁は直線移動するため、より確実に可動壁を移動することが可能であり、また、可動壁の伸縮距離やヒンジ部の回転角度をより小さなものとすることができる。
【0057】
請求項2記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1と同様の効果が得られるとともに、第1の壁と柱面とを同一な面に設けた場合にも、直交壁のY方向の移動範囲は、第1の壁と確実に接触する範囲内に収まる。従って、意匠性を高めるために柱面と壁面を同一面とした場合にも、可動壁を損傷させることなく確実に変形追従可能なものとすることができる。
【0058】
請求項3記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1または2と同様の効果が得られるとともに、直線移動案内手段を用いているため空間部を閉塞壁により簡単に塞ぐことがで、平行壁と閉塞壁の一体性を高めることができる。
【0059】
請求項4記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜3と同様の効果が得られるとともに、ヒンジを用いているため回転壁の取付けをより簡略化することができ、回転壁と閉塞壁の一体性を高めることができる。
【0060】
請求項5記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜4と同様の効果が得られるとともに、直線移動案内手段とヒンジを用いて回転壁の取付けているため、回転壁と閉塞壁の損傷をより少なくすることができる。
【0061】
請求項6記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜5と同様の効果が得られるとともに、可動壁および閉塞壁は隣り合う柱の間に渡って介装されているので、隣り合う柱間の免震装置の設置高さの略範囲内の空間部を簡単に塞ぐことができる。
【0062】
請求項7記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜6と同様の効果が得られるとともに、原点位置に復帰するための原点復帰手段を備えているので、地震がおさまった後に可動壁を元の位置に戻すことができる。
【0063】
請求項8記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜7と同様の効果が得られるとともに、第1の壁と柱面とを同一な面に設けた場合にも、第2の壁のY方向での移動範囲は、第1の壁と確実に接触する範囲内に収まる。また閉塞壁は上部構造体の変形によって第1の壁とぶつかることはない。従って、意匠性を高めるために柱面と壁面を同一面とした場合にも、可動壁を損傷させることなく確実に変形追従可能なものとすることができる。
【0064】
請求項9記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜8と同様の効果が得られると共に、可動壁の移動距離と回転角度をより小さなものとすることができる。
【0065】
請求項10記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜9と同様の効果が得られると共に、平常時に空間部は塞がれているので火災の延焼を防止することができる。
【0066】
請求項11記載の免震構造物の壁構造によれば、請求項1〜10と同様の効果が得られると共に、平常時に空間部は塞がれているので内部への雨水の浸入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の免震構造物の壁構造の一例を示す地震時の縦断面図である。(実施例1)
【図2】免震構造物の壁構造の一例を示す平断面図であり、(a)は平常時の状態(b)は地震時の状態を示す。(実施例1)
【図3】免震構造物の壁構造の他の一例を示す平断面図であり、(a)は平常時の状態(b)は地震時の状態を示す。(実施例2)
【図4】免震構造物の壁構造のさらに他の一例を示す平断面図であり、(a)は平常時の状態(b)は地震時の状態を示す。(実施例3)
【図5】免震構造物の壁構造のさらに他の一例を示す平断面図であり、(a)は平常時の状態(b)は地震時の状態、(c)はA部分の断面図を示す。(実施例4)
【図6】免震構造物の壁構造のさらに他の一例を示す平断面図であり、(a)は平常時の状態(b)は地震時の状態、(c)はA部分の断面図を示す。(実施例5)
【図7】免震構造物の壁構造のさらに他の一例を示す地震時の平断面図である。(実施例6)
【図8】本発明のさらに他の一例を示す地震時の縦断面図である。(実施例7)
【符号の説明】
1 免震支承
2 上部構造体の柱
3 下部構造体の柱
4 壁
5 第1の壁
6 水平スリット
7 空間部
11,12 可動壁
13,14,15 閉塞壁
21 第2の壁
23 直交壁
24 平行壁
25 回転壁
31,35 ヒンジ
32,47 レール
33,48 保持器
34,50 固定部材
41,44 直線移動案内手段
42,45 フレーム
43,46,49 バネ

Claims (11)

  1. 柱に介装された免震装置によって、相対的に変位する柱と壁との取合い構造であって、免震装置が設けられた柱に近接して少なくとも一つの第1の壁が設けられており、第1の壁は免震装置の設置高さの範囲内に上部と下部とを絶縁するための水平スリットを有しており、免震装置の周囲における第1の壁に隣接する側には、水平スリットが存在しない高さ位置に配されている直線移動案内手段であって上部構造体の柱及び下部構造体の柱のいずれか又は双方に取り付けられている直線移動案内手段を介して第1の壁の面に平行方向に直線移動自在に介装された少なくとも一つの第2の壁が設けられており、第1の壁と第2の壁との間には地震時における第2の壁の変形を妨げない空間部が設けられており、前記空間部には平常時にこれを塞ぐ可動壁が設けられており、可動壁は第1の壁と第2の壁とのいずれかまたは双方に連結されており、地震時には第2の壁の変形を妨げずに第1の壁面に平行方向に第1の壁面に重なる位置に移動することを特徴とする免震構造物の壁構造。
  2. 柱に介装された免震装置によって、相対的に変位する柱と壁との取合い構造であって、免震装置が設けられた柱に近接して少なくとも一つの第1の壁が設けられており、第1の壁は免震装置の設置高さの範囲内に上部と下部とを絶縁するための水平スリットを有しており、免震装置の周囲においては、第1の壁の面に平行な面をなし、水平スリットが存在しない高さ位置に配されている直線移動案内手段であって上部構造体の柱及び下部構造体の柱のいずれか又は双方に取り付けられた直線移動案内手段を介して第1の壁の面に垂直方向に直線移動自在に介装された少なくとも一つの平行壁と、前記平行壁に直線移動案内手段を介して接合され第1の壁に隣接して第1の壁の面に直角方向をなした直交壁とが設けられており、第1の壁と直交壁との間には地震時における直交壁の変形を妨げない空間部が設けられており、前記空間部には平常時にこれを塞ぐ可動壁が設けられており、可動壁は第1の壁に連結されており、地震時には直交壁の変形を妨げずに第1の壁面に平行方向に第1の壁面に重なる位置に移動することを特徴とする免震構造物の壁構造。
  3. 柱に介装された免震装置によって、相対的に変位する柱と壁との取合い構造であって、免震装置が設けられた柱に近接して少なくとも一つの第1の壁が設けられており、第1の壁は免震装置の設置高さの範囲内に上部と下部を絶縁するための水平スリットを有しており、免震装置の周囲においては、第1の壁の面に平行な面をなし、水平スリットが存在しない高さ位置に配されている直線移動案内手段であって上部構造体の柱及び下部構造体の柱のいずれか又は双方に取り付けられた直線移動案内手段を介して第1の壁の面に垂直方向に直線移動自在に介装された少なくとも一つの平行壁と、第1の壁と平行壁との間には地震時における変形を妨げない空間部とが設けられており、空間部は平常時に平行壁から延出した閉塞壁により塞がれていることを特徴とする免震構造物の壁構造。
  4. 柱に介装された免震装置によって、相対的に変位する柱と壁との取合い構造であって、免震装置が設けられた柱に近接して少なくとも一つの第1の壁が設けられており、第1の壁は免震装置の設置高さの範囲内に上部と下部とを絶縁するための水平スリットを有しており、免震装置の周囲においては、第1の壁の面に平行な面をなし、水平スリットが存在しない高さ位置に配されているヒンジであって上部構造体の柱及び下部構造体の柱のいずれか又は双方に取り付けられたヒンジを介して回動自在に介装された少なくとも一つの回転壁と、第1の壁と回転壁との間には地震時における変形を妨げない空間部とが設けられており、空間部は平常時に回転壁から延出した閉塞壁により塞がれていることを特徴とする免震構造物の壁構造。
  5. 柱に介装された免震装置によって、相対的に変位する柱と壁との取合い構造であって、免震装置が設けられた柱に近接して少なくとも一つの第1の壁が設けられており、第1の壁は免震装置の設置高さの範囲内に上部と下部とを絶縁するための水平スリットを有しており、免震装置の周囲においては、第1の壁の面に平行な面をなし、水平スリットが存在しない高さ位置に配されている直線移動案内手段であって上部構造体の柱及び下部構造体の柱のいずれか又は双方に取り付けられた直線移動案内手段を介してヒンジにより回動自在に介装された少なくとも一つの回転壁と、第1の壁と回転壁との間には地震時における変形を妨げない空間部とが設けられており、空間部は平常時に回転壁から延出した閉塞壁により塞がれていることを特徴とする免震構造物の壁構造。
  6. 前記可動壁は、隣り合う柱間に介装された第2の壁または直交壁に渡って少なくとも2つの可動壁により連続して設けられているか、あるいは前記閉塞壁は、隣り合う柱間に介装された平行壁または回転壁に渡って、連続して設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の免震構造物の壁構造。
  7. 前記可動壁および閉塞壁および回転壁には、原点位置に復帰するための原点復帰手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の免震構造物の壁構造。
  8. 前記水平スリットは、免震装置の設置高さの上端部に設けられるとともに、直線移動案内手段又はヒンジは下部構造体に設けられているか、または、前記水平スリットは、免震装置の設置高さの下端部に設けられるとともに、直線移動案内手段又はヒンジは上部構造体に設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の免震構造物の壁構造。
  9. 前記水平スリットは、免震装置の設置高さの上端部と下端部との中間位置に設けられ、直線移動案内手段又はヒンジは上部構造体と下部構造体とのいずれかまたは双方に設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の免震構造物の壁構造。
  10. 前記可動壁および閉塞壁および回転壁は、一方から他方への火災の延焼を防止するための耐火性能を有していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の免震構造物の壁構造。
  11. 前記可動壁および閉塞壁および回転壁は、一方から他方への水の浸入を防止するための耐水性能を有していることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の免震構造物の壁構造。
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