JP2022123933A - 目地カバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】揺れ幅の大きい躯体と、揺れ幅が少ない躯体の間の目地部を確実に塞ぐことができるとともに、躯体の外観の美観を損ねることがない目地カバー装置を提供することを目的としている。【解決手段】目地カバー装置は、一方の躯体の壁面と、この壁面に対して対向する対向壁面を有する他方の躯体の間に存在する目地部を常時塞ぐ目地カバーを備える目地カバー装置であって、前記目地カバー装置は、前記他方の躯体に固定的に設けられたガイド部材と、前記ガイド部材に対して相対的に左右方向に摺動可能な被ガイド部材と、前記被ガイド部材の一端部に取り付けられていると共に、前記一方の躯体の壁面と略平行となるように延在し、かつ、前記一方の躯体の壁面に略当接する当接部材と、前記当接部材に取り付けられ、前記他方の躯体の前面に略当接する前記目地カバーと、前記当接部材を前記一方の躯体の壁面に略当接状態となるように位置させる位置決め手段とを含むことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は免震装置を有する一方の躯体と、目地部を介して設けられた基礎構造物である他方の躯体の間の壁面間の目地部を塞ぐ目地カバー装置に関する。
従来、左右の躯体の間の縦方向の目地部に設けられる目地装置としては、「左右の躯体間の目地部側の一方の躯体に後端部がヒンジ部材で回動可能に取付けられた一方の壁目地プレートと、該一方の壁目地プレートの先端部に一端部が取り付けられ、他端部が他方の躯体の壁面に取り付けられた、前記一方の壁目地プレートの先端部を内方に付勢する一方の付勢装置と、前記一方の壁目地プレートと対応する部位の他方の躯体に後端部がヒンジ部材で回動可能に、かつ、先端部が前記一方の壁目地プレートの先端部付近に位置するように取付けられた他方の壁目地プレートと、該他方の壁目地プレートの先端部に一端部が取り付けられ、他端部が一方の躯体の壁面に取り付けられた、前記他方の壁目地プレートの先端部を内方に付勢する他方の付勢装置と、前記一方の壁目地プレートの後端部付近に設けられ、内方への回動を制限する一方のストッパーと、該一方のストッパーと前記一方の壁目地プレート又は一方の躯体の壁面が磁力により吸着するように設けられたマグネットと、前記他方の壁目地プレートの後端部付近に設けられ、内方への回動を制限する他方のストッパーと、該他方のストッパーと前記他方の壁目地プレートあるいは他方の躯体の壁面が磁力により吸着するように設けられたマグネットとより構成され、前記一方の壁目地プレートの先端部にはワイヤーが通過可能なワイヤー通過溝が形成されるとともに、前記他方の付勢装置のワイヤーは、前記ワイヤー通過溝を通過して他方の壁目地プレートの先端部に固定され、左右の躯体間の目地部が狭くなった場合に、前記他方の付勢装置のワイヤーが前記一方の壁目地プレートのワイヤー通過溝を外方に押すことによって、前記一方の壁目地プレートが外方に回動し、前記一方の壁目地プレートと前記他方の
壁目地プレートが合掌状態で揺れ動きを吸収することを特徴とする壁面用目地装置」等が知られている(特許文献1)。
しかしながら、このような目地カバー装置は、例えば免震装置を有する揺れ幅の大きい躯体と、非免震構造の躯体のような比較的揺れ幅が少ない躯体の間の壁面間の目地部に設けるものではなく、それぞれ躯体の揺れ動きを吸収できるものの、揺れ動きに適切に追従できないおそれがあった。
また、構造が複雑で目地部のクリアランスが極めて小さくなる可能性がある場所については、ストッパー等を設置するためのスペースが確保できないおそれがあった。
なお、このような免震構造の躯体と非免震構造の躯体間の壁面間の目地部を塞ぐものとして、ばね鋼を蛇腹状に接続した目地カバー等が一般的に知られているが、躯体の外側の美観を損ねるという欠点があった。
特許第6005796号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、揺れ幅の大きい躯体と、揺れ幅が少ない躯体の間の目地部を確実に塞ぐことができるとともに、躯体の外観の美観を損ねることがない目地カバー装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の目地カバー装置は、一方の躯体の壁面と、この壁面に対して対向する対向壁面を有する他方の躯体の間に存在する目地部を常時塞ぐ目地カバーを備える目地カバー装置であって、前記目地カバー装置は、前記他方の躯体に固定的に設けられたガイド部材と、前記ガイド部材に対して相対的に左右方向に摺動可能な被ガイド部材と、前記被ガイド部材の一端部に取り付けられていると共に、前記一方の躯体の壁面と略平行となるように延在し、かつ、前記一方の躯体の壁面に略当接する当接部材と、前記当接部材に取り付けられ、前記他方の躯体の前面に略当接する前記目地カバーと、前記当接部材を前記一方の躯体の壁面に略当接状態となるように位置させる位置決め手段とを含むことを特徴とする。
請求項2に記載の目地カバー装置の前記当接部材は、前記一方の躯体の壁面に滑り材を介して略当接していることを特徴とする。
請求項3に記載の目地カバー装置の前記目地カバーの前面には、化粧板が設けられていることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明においては、位置決め手段、ガイド部材、被ガイド部材及び当接部材により、目地カバーは左右方向の揺れ動きに対しては一方の躯体と同調して揺れ動き、かつ、前後方向の揺れ動きに対しては一方の他方の躯体と同調して揺れ動くため、一方の躯体の揺れ動きが他方の躯体の揺れ動き幅と大きく異なっても、目地カバー装置に無理な力が働くことなく目地部を塞ぐことができる。
(2)請求項2に記載の発明においても、前記(1)と同様な効果が得られるとともに、よりスムーズに地震による揺れ動きに追従することができる。
(3)請求項3に記載の発明においても、前記(1)~(2)と同様な効果が得られるとともに、躯体の外壁等と同様の模様の化粧板等を設けることにより、外観の美観を損ねることを防止することができる。
図1乃至図7は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図8及び図9は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図10乃至図15は本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
第1の実施形態を示す目地カバー装置の正面図。 図1の2-2線に沿う断面図。 ガイド部材の説明図。 当接部材、被ガイド部材及び目地カバー及び位置決め手段の説明図。 地震で目地部が狭くなった状態の平面視側からの動作説明図。 地震で目地部が広くなった状態の平面視側からの動作説明図。 地震で左右の躯体が異なる前後方向に揺れ動いた状態の平面視側からの動作説明図。 第2の実施形態を示す目地カバー装置の平面図。 図8の9-9線断面図。 第3の実施形態を示す目地カバー装置の平面図。 図10の11-11線断面図。 図11の12-12線拡大断面図。 地震で目地部が狭くなった状態の平面視側からの動作説明図。 地震で目地部が広くなった状態の平面視側からの動作説明図。 地震で左右の躯体が異なる前後方向に揺れ動いた状態の平面視側からの動作説明図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図7に示す本発明を実施するための第1の形態の目地カバー装置1は、一方の躯体3の壁面3aと、この壁面に対して対向する対向壁面4aを有する他方の躯体4の間に存在する目地部2を常時塞ぐ目地カバー8を備える。
そして、前記目地カバー装置1は、前記他方の躯体4に略水平状態で固定的に設けられた長尺状のガイド部材5と、前記他方の躯体4が前記目地部2の幅を変化(増減)する方向に揺れた際に、前記ガイド部材5に対して相対的に左右方向に摺動可能な長尺状の被ガイド部材5と、前記被ガイド部材5の一端部に取り付けられていると共に、前記一方の躯体の壁面3aと略平行となるように延在し、かつ、該一方の躯体3の壁面3aに略当接する当接部材7と、前記当接部材に取り付けられ、前記他方の躯体4の前面の壁面4bに略当接する前記目地カバー8と、前記当接部材7を前記一方の躯体3の壁面3aに略当接状態となるように位置させる位置決め手段9とから成る。
なお、縦方向の目地部2とは、躯体3、4の壁面間の目地部2をいうものであり、本発明はこのような目地部2が通常時及び地震発生時においても開口することなく塞ぐことができるものである。また、左右方向とは図1(平面視)における左右方向であり、前後方向とは図2における下方向が前方向で上方向が後方向であり、上下方向とは図1における上下方向をいう。また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。また、「略当接」とは、接触している状態だけでなく、わずかな間隙を隔てて接近している状態も含むものである。
一方の躯体3は、本実施形態では、免震装置(図示せず)を備える免震構造の構造物であって、正面視において下部に非免震構造物である他方の躯体4が目地部2を介して入り込めるような切り欠き状の形状に形成されている。この切り欠き状の部位の他方の躯体4と対向する壁面3aと、他方の躯体4の壁面4aの隙間が目地部2となる。
例えば、免震構造である一方の躯体3から外方に突出した犬走り等を形成し、この犬走りの下部に目地部2を介して他方の躯体4が位置するような構造が考えられる。
他方の躯体4は、本実施形態では前述のような非免震構造の構造物であり、一方の躯体3と縦方向の目地部2を介して対向するように設けられている。本実施形態では他方の躯体4は、基礎部分及び立設するように設けられた厚みのある壁面状の構造物等からなるが、詳細な説明においては壁面状の構造物を他方の躯体4として説明する。
すなわち、特段の説明がない場合にはこの壁面状の構造物を他方の躯体4とし、この壁面状の構造物(他方の躯体4)の一方の躯体3側の壁面3aに略平行に対向する対向壁面4aと、前記壁面3aとの間の縦方向の隙間が目地部2となる。
なお、本実施形態では、他方の躯体4の上端部と、この他方の躯体4の上側に位置する一方の躯体3との間の縦方向の間隙は、約60mmとなっており、地震時に一方の躯体3と他方の躯体4が左右又は前後方向に揺れ動いても、干渉しないように配置されている。
ガイド部材5は、本実施形態では、図3に示すように、例えば断面ハット型のレール状の部材で、他方の躯体4の正面側の壁面4bとは反対側に相当する背面側(後方側)の壁面4cに左右方向に延在するように固定されている。このガイド部材5は、角パイプ状、円筒状、半管状等のレール状の部材を用いてもよい。また、例えば断面ハット型やクランク状の金具を左右方向に所定間隔を隔てて複数個固定し、ガイド部材5としてもよい。
被ガイド部材6は、本実施形態では、図4に示すように長尺の角柱状の部材で、その長さは少なくとも左右の躯体の左右方向の揺れ動き幅の2倍以上であり、一方の躯体3の壁面3a側の端部に当接部材7が接続されている。
また、他端部には位置決め手段9としてコイルスプリング9(付勢手段)が固定されている。このコイルスプリング9は、付勢バネ(付勢手段)の一例であり、その一端部が被ガイド部材6の他端部に固定され、他端部が他方の躯体4の後方側の壁面4cに固定されており、常時被ガイド部材6を一方の躯体3の壁面3a側へ付勢し、当接部材7を常時一方の躯体3の壁面3aに略当接させている。
本実施形態では、ガイド部材5、被ガイド部材6及びコイルスプリング9はそれぞれ1つずつ設けられているが、下方向に間隔を隔てて2つ、又は2つ以上(複数個)もうけてもよい。
当接部材7は、図4に示すようにパネル状の部材で、想定される前後方向の揺れ動き幅の少なくとも2倍以上の長さを有している。この当接部材7の前方側の端部には、当接部材7と略直交するように目地カバー8が取り付けられている。
なお、被ガイド部材6は、目地カバー8が常時他方の躯体4の前方の壁面4bと略当接状態となるように当接部材7に取り付けられている。
また、当接部材7は、本実施形態ではローラーやベアリングのような滑り材10を介して常時一方の躯体3の壁面3aと略当接状態となっている。
なお、当接部材7は地震による揺れ動きで、前方側に露出する部分は板状の部材で形成することが望ましいが、目地部2の内部に侵入できないように構成すればよく、例えば格子状の部材を当接部材としてもよい。
目地カバー8は、図4に示すように、正面視において略長方形状の板状の部材で、その一端部が当接部材7の前方側端部に固定状態で取り付けられており、常時目地部2を塞いでいる。この目地カバー8は、本実施形態では、枠状のフレーム部材11と、このフレーム部材11の前面に固定された化粧板12とで構成されている。この化粧板は、他方の躯体4の前方の壁面4bや一方の躯体3の前方の壁面3bと同様の質感や模様が施されていることが望ましい。なお、このような構成ではなく、模様等を有さない単なる1枚板を目地カバー8としてもよい。
目地カバー8の左右方向の長さは、地震による揺れ動きによって最大となる目地部2の幅よりも長くなるように形成されており、本実施形態では、通常時(図1の状態)の目地部2の幅の2倍以上の寸法としている。
また、目地カバー8の前面と一方の躯体3の前方側の壁面3bが略面一となるように配置されている。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、図5に示すように、目地カバー8は、他方の躯体4との重なり幅が大きくなるように左右方向にスライド移動し、地震による揺れ動きを吸収する。なお、目地部2には当接部材7のみが配置されているため、この当接部材7の左右方向の寸法(厚さ寸法)まで左右の躯体3、4が接近しても躯体や目地カバー装置1が破損することなく揺れ動きを吸収することができる。
地震による揺れ動きが終了すると、目地カバー8は位置決め手段9であるコイルスプリング9の付勢力によって通常時の位置に復帰する。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、図6に示すように、目地カバー8は、コイルスプリング9の付勢力によって一方の躯体3の壁面3aに略当接するように押圧され、他方の躯体4との重なり幅が小さくなるように左右方向にスライド移動し、目地部2を開口させることなく地震による揺れ動きを吸収する。
地震で躯体3、4が異なる前後方向に揺れ動くと、図7に示すように、目地カバー8は他方の躯体4と同調して揺れ動き、地震による揺れ動きを吸収する。なお、当接部材7を板状の部材や格子状の部材で構成することにより、揺れ動きの際に瞬間的に目地部2が開口することも防止することができる。
地震による揺れ動きが終了すると、目地カバー8は他方の躯体4と同調して前後方向における通常状態の位置に復帰するとともに、位置決め手段9によって左右方向における通常状態の位置も復帰する。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図8乃至図15に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図8及び図9に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、一端部を他方の躯体4の後方側の壁面4cに固定し、他端部を当接部材7に固定したコイルスプリングを用いた位置決め手段9Aにした点で、このような目地カバー装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図10乃至図15に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、一方の躯体3の壁面3aに前後方向に延在するように設けられ、当接部材7を前後方向に摺動可能に係合状態でガイドするガイドレール13と、当接部材7に設けられ、前記ガイドレール13に係合する係合部材14とで位置決め手段9Bを構成した点で、このような目地カバー装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
このガイドレール13は、本実施形態では、断面略C字状(チャンネル形鋼)の鋼材で、一方の躯体3の壁面3aに上下方向に間隔を隔てて2つ固定されている。本実施形態では、美観を向上させるため、一方の躯体3の前面側の壁面3bと面一になる端部には、ガイドレール13を隠すためのカバーを設けている。このガイドレール13は、単一方の躯体3の壁面3aに固定しても良いし、本実施形態のようにガイドレール13の外側面と一方の躯体3の壁面3aが略フラットになるように壁面3aに埋没状態で設けてもよい。また、ガイドレール13は1つだけ設けてもよいし、2つ以上設けてもよい。
さらに、本実施形態では、前述のようにチャンネル形鋼状のガイドレール13を用いているが、例えばアングル状のガイドレール13を一方の躯体3の壁面3aに上下一対とりつけ、この上下一対のガイドレール13で当接部材7を上下方向から挟み込むように係合しても良い。
係合部材14については、本実施形態では、滑り材10を上下に設けた係合部材14を用いて前記ガイドレール13と前後方向にスライド移動可能に係合させている。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、図13に示すように、目地カバー8、当接部材7等は、係合部材14によって一方の躯体3と同調して揺れ動き、他方の躯体4との重なり幅が大きくなるように左右方向にスライド移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、図14に示すように、目地カバー8は、係合部材14によって一方の躯体3と同調して揺れ動き、他方の躯体4との重なり幅が小さくなるように左右方向にスライド移動し、目地部2を開口させることなく地震による揺れ動きを吸収する。
地震で躯体3、4が異なる前後方向に揺れ動くと、図15に示すように、目地カバー8は他方の躯体4と同調して揺れ動き、地震による揺れ動きを吸収する。
なお、本発明の実施形態では、当接部材と一方の躯体の壁面との間にのみ滑り材を設けたが、例えば目地カバーの背面と他方の躯体の壁面との間や、被ガイド部材とガイド部材の間、被ガイド部材と他方の躯体の壁面との間にもローラーやベアリング等の滑り材を設けてもよい。
本発明は目地カバー装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C:目地カバー装置、
2:目地部、 3:一方の躯体、
3a:一方の躯体の壁面、 4:他方の躯体、
4a:他方の躯体の対向壁面、 5:ガイド部材、
6:被ガイド部材、 7:当接部材、
8:目地カバー、 9、9A、9B:位置決め手段、
10:滑り材、 11:フレーム部材、
12:化粧板、 13:係合部、
14:ガイドレール、 15:被係合部。

Claims (3)

  1. 一方の躯体の壁面と、この壁面に対して対向する対向壁面を有する他方の躯体の間に存在する目地部を常時塞ぐ目地カバーを備える目地カバー装置であって、前記目地カバー装置は、前記他方の躯体に固定的に設けられたガイド部材と、前記ガイド部材に対して相対的に左右方向に摺動可能な被ガイド部材と、前記被ガイド部材の一端部に取り付けられていると共に、前記一方の躯体の壁面と略平行となるように延在し、かつ、前記一方の躯体の壁面に略当接する当接部材と、前記当接部材に取り付けられ、前記他方の躯体の前面に略当接する前記目地カバーと、前記当接部材を前記一方の躯体の壁面に略当接状態となるように位置させる位置決め手段とを含む目地カバー装置。
  2. 前記当接部材は、前記一方の躯体の壁面に滑り材を介して略当接していることを特徴とする請求項1に記載の目地カバー装置。
  3. 前記目地カバーの前面には、化粧板が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の目地カバー装置。
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