JP3924434B2 - 給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等で使用される給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の複写機、ファクシミリ、プリンタなどの給紙装置では、使用者が容易に給紙コロの交換が可能なようにする目的で、給紙トレイと一体に給紙コロが装置本体から挿抜可能なものが提案されていた。
【0003】
このような給紙装置は、給紙トレイの全幅に渡る軸を有し、その略中央に給紙コロを支持した構成であるので、軸中央で給紙コロと軸とが一体に回転するように嵌合させることが必要であると共に、使用者が給紙コロを容易に取り外せることが必須となる。
【0004】
従来では、図6に示すように、軸51の中央に小径の穴52を穿いてスプリングピン53を圧入し、軸外径から突出したスプリングピン53に給紙コロ54の凹部を嵌合させて回転方向の一体化を行っていた。また軸心方向の固定としては、軸51の溝55に給紙コロ54自身に設けた爪56が引っ掛かることによって行う方法や、軸51に設けた溝55に止め輪をセットして行う方法などがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
軸51にスプリングピン53の穴52を空けたり溝55を掘るには、工作機械を換えたり、工作工程数、作業時間を増やす必要があり、部品コストを上昇させる原因となっていた。特にスプリングピン53の圧入は手作業で行うため作業が繁雑となり、部品コストを上昇させていた。
【0006】
また、止め輪による固定では、使用者が給紙コロを交換する際に止め輪を無くしてしまったりし、作業が繁雑になると共に、予備の止め輪を用意するなどの対策を行うことによって、不要なコストが生じるなどの不具合があった。
【0007】
本発明の目的は、給紙コロの交換が容易であり、安価な給紙装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、駆動される軸の軸中央に配される給紙コロを有し、給紙コロと軸が一体に回転するため、給紙コロと軸が嵌合する嵌合手段を有する給紙装置において、前記嵌合手段は、軸および給紙コロとそれぞれに嵌合する嵌合部材であり、前記嵌合部材は、軸に対して着脱可能に構成され、給紙コロを嵌合させたときには軸に対して取り外し不可能となるように構成されており、更に、前記嵌合部材は、断面がC型のリング状に構成され、内形はD型、外形は円周面より突出する一つ以上の突起部を有する形状に構成されたものであり、前記軸は、嵌合部材のD型に相応するD型部を有し、前記給紙コロは、嵌合部材の外形円周部に被さる円筒形状であり、かつ嵌合部材の突起部と嵌合する凹部を有している。
【0009】
したがって、簡素な構成で軸への給紙コロの取付時の作業工数を少なくでき、また使用者による給紙コロの交換性も容易な安価な給紙装置を提供することができる。更に軸と給紙コロとの分解も容易となり省資源、環境保護にも貢献できる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の給紙装置において、嵌合部材は、軸のD型部の長さに相応する幅寸法を有し、給紙コロには嵌合部材の端部外周に引っ掛かる爪部を有することにより給紙コロの軸方向の位置決めがなされる。
【0013】
したがって、軸の構成が更に簡素になり、給紙装置のより一層の低価格化を達成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図3に基づいて説明する。図1に示すように、本発明の給紙トレイ1は積載された用紙を繰り出すための給紙コロ2が設けられており、給紙トレイ1のほぼ全幅に渡る軸3のほぼ中央に軸支されている。軸3は端部に設けられたカップリング4が、図示しない駆動部と連結されることにより回転され、さらに軸3に支持された給紙コロ2が回転することで置載された用紙を次工程へ搬送する。軸3はその両端側を軸受6,7により軸支されている。
【0015】
次に給紙コロ2と軸3の締結方法について説明する。軸3の中央部には断面がD型となるようなフライス面3aが形成されている。また、この部分に嵌合するように嵌合部材であるジョイント10が設けられている。ジョイント10は樹脂で成形され、そのリング状の断面は円周の一部が途切れた形状をしている。また内形には軸3のフライス面3aに対応する平面部10aを有している。ジョイント10は弾性変形しながら軸3にセットされ、軸3のフライス面3aにはまり込むことによって、回転方向および軸方向ともに規制される。フライス面3aの幅寸法(軸3の軸心方向の長さ寸法)とジョイント10の幅寸法は略同じに設定されている。
【0016】
更にジョイント10の外周には突起部10bが形成されている。給紙コロ2にはこれに対応する凹部2aを有しており、軸端から挿入されジョイント10と嵌合することで軸3と一体で回転することが可能となる。凹部2aは放射状に複数設けることで、突起部10bを探る手間が減少し、セット性が向上する。また突起部10bを複数個設ければ、回転方向の締結力を増すこともできる。
【0017】
給紙コロ2の軸方向の位置決めは、奥方向ではジョイント10の突起部10bと給紙コロ2の凹部2a、またはジョイント10の左端部と給紙コロ2の内径の端部の突き当てによっている。抜き方向については、給紙コロ2に設けられた爪部2bが軸3に設けられた溝3bに掛かることにより位置決めされている。使用者はこの爪部2bを半径方向外側へ撓ませることで、容易に給紙コロ2をジョイント10及び軸3から抜くことが可能である。このような構成をするためには、給紙コロ2のハブ部はジョイント10同様、弾性を有する樹脂製であることが望ましい。
【0018】
また、給紙コロ2の凹部2aの形状を従来のスプリングピンと嵌合するように寸法を合わせることにより、互換性を保つことが可能であり、現流機とのコンパチ性(両立性)を保つことで不要な旧部品の在庫管理が不要となり、省資源化や低コスト化に繋げることも可能となる。
【0019】
ジョイント10は給紙コロ2が嵌合しているときは、その外径を給紙コロ2が覆っているため軸3から取り外すことは不可能である。また、回転負荷によって広げられて軸3との締結が弱まることも、給紙コロ2が外径を押さえることによって阻止されている。一方、給紙コロ2を外せば、ジョイント10を軸3から外すことは容易であり、分解破棄する際の作業が省力化される。とはいえ、ジョイント10は消耗品ではなく、使用者が交換する必要はないため、軸3との嵌合力はある程度以上の強さを有することが望ましい。
【0020】
つぎに、本発明の第2の実施の形態を図4及び図5に基づいて説明する。なお、図1ないし図3において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する。本実施の形態では、給紙コロ2の爪部2cを第1の実施の形態の爪部2bとは反対側に設け、それをジョイント10の端部に掛かることによって位置決めしている。これによって軸3に溝を設ける必要が無くなり、部品コストを安くすることが可能となる。使用者が爪部2cを撓ませて給紙コロ2を外すことが出来るのは第1の実施の形態と同じである。
【0021】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、簡素な構成として軸への給紙コロの取付時の作業工数を少なくでき、また使用者による給紙コロの交換性も容易な安価な給紙装置を提供することができ、さらに、軸と給紙コロとの分解も容易となり省資源、環境保護にも貢献できる。
【0023】
請求項2記載の発明によれば、軸の構成が更に簡素になり、給紙装置のより一層の低価格化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の給紙装置を備えた給紙トレイを示す斜視図である。
【図2】給紙装置を示す断面図である。
【図3】給紙装置を示す分解斜視図であり、(a)は軸、(b)はジョイント、(c)は給紙ローラである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の給紙装置を示す断面図である。
【図5】給紙装置を示す分解斜視図であり、(a)は軸、(b)はジョイント、(c)は給紙ローラである。
【図6】従来例の給紙装置を示す断面図である。
【符号の説明】
2 給紙コロ
2a 凹部
2c 爪部
3 軸
10 嵌合部材
10b 突起部
Claims (2)
- 駆動される軸の軸中央に配される給紙コロを有し、給紙コロと軸が一体に回転するため、給紙コロと軸が嵌合する嵌合手段を有する給紙装置において、
前記嵌合手段は、軸および給紙コロとそれぞれに嵌合する嵌合部材であり、
前記嵌合部材は、軸に対して着脱可能に構成され、給紙コロを嵌合させたときには軸に対して取り外し不可能となるように構成されており、
更に、前記嵌合部材は、断面がC型のリング状に構成され、内形はD型、外形は円周面より突出する一つ以上の突起部を有する形状に構成されたものであり、
前記軸は、嵌合部材のD型に相応するD型部を有し、
前記給紙コロは、嵌合部材の外形円周部に被さる円筒形状であり、かつ嵌合部材の突起部と嵌合する凹部を有していることを特徴とする給紙装置。 - 嵌合部材は、軸のD型部の長さに相応する幅寸法を有し、給紙コロには嵌合部材の端部外周に引っ掛かる爪部を有することにより給紙コロの軸方向の位置決めがなされることを特徴とする請求項1の給紙装置。
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