JP7488511B2 - 回転体、軸が挿入される部材、抜け止め部材、装置 - Google Patents

回転体、軸が挿入される部材、抜け止め部材、装置 Download PDF

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Description

本発明は回転体、軸が挿入される部材、抜け止め部材、装置に関する。
例えばシート材の給送などを行う給紙コロ等として、経時的劣化による交換などを可能とするため、回転軸の外周に回転体を着脱可能に装着するようにしたものがある。
従来、ローラ部の挿通穴に回転軸を挿通させて、回転軸の外周にローラ部を着脱可能に装着させるローラ部材において、ローラ部の挿通穴を通してローラ部の他端側に延出される回転軸の部分に凹部を設ける一方、ローラ部の他端側から弾性変形するスナップフィット部を軸方向外方に延出させると共に、このスナップフィット部に凹部に係合させる係合凸部を設け、スナップフィット部を延出方向と逆方向に弾性変形させた状態で、このスナップフィット部に設けられた係合凸部を回転軸に設けられた凹部に係合させ、スナップフィット部の弾性復帰力により、ローラ部の一端側を回転軸に設けられた位置決め保持部に押圧させるようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開2015-140218号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成にあっては、ローラ部を軸から取り外すためには、スナップフィット部を半径方向に広げて係合凸部を凹部から外した状態を保持したまま、ローラ部を軸から抜かなければならない。そのため、軸に対する回転体などの脱着作業の作業性が悪いという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、軸に対する脱着作業の作業性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る回転体は、
軸が挿入される回転体であって、
前記回転体の端部には前記回転体を前記軸に保持する保持手段を備え、
前記保持手段は、前記軸の端部に設けられた凹部に着脱可能に引っ掛かる引っ掛け部と、前記引っ掛け部を保持する回動可能な保持部と、を含み、
前記保持部は、前記引っ掛け部が弾性変形して前記凹部よりも軸方向外側の突部を乗り越えて移動するように、回動可能であり、
前記引っ掛け部と前記保持部とは材質が異なる
構成とした。
本発明によれば、軸に対する脱着作業の作業性を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る軸を回転体に挿入した回転部材の斜視説明図である。 同回転部材の分解斜視説明図である。 同回転部材の側面説明図である。 同回転部材の断面説明図である。 同回転部材の軸が挿入される部材である回転体の斜視説明図である。 同回転体のホルダ部材の正面説明図である。 同回転部材の凹部と引っ掛け部との係合部分の拡大説明図である。 同実施形態における回転体への軸の挿入過程の説明に供する断面説明図である。 同実施形態における回転体を軸から取り外すときの作用説明に供する側面説明図である。 ホルダ部を取り付けた状態の回転体の斜視説明図である。 ホルダ部の斜視説明図である。 同ホルダ部の分解斜視説明図である。 同ホルダ部の分解状態での側面説明図である。 引っ掛け部の平面説明図である。 同じく側面説明図である。 本発明に装置としての画像形成装置の一例の全体の構成を説明する説明図である。 同画像形成装置の作像部の説明図である。 同画像形成装置の中間転写部の説明図である。 給送装置の一例を示す説明図である。 給送装置のローラを軸に装着するときのローラ部分の斜視説明図である。 同じくローラを軸に装着した状態のローラ部分の斜視説明図である。 同じくローラを軸から取り外すときの状態のローラ部分の斜視説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について図1ないし図7を参照して説明する。図1は同実施形態に係る軸を回転体に挿入した回転部材の斜視説明図、図2は同回転部材の分解斜視説明図、図3は同回転部材の側面説明図、図4は同回転部材の断面説明図である。図5は同回転部材の軸が挿入される部材である回転体の斜視説明図、図6は同回転体のホルダ部材の正面説明図、図7は同回転部材の凹部と引っ掛け部との係合部分の拡大説明図である。なお、図3及び図4では回転体のホルダ部のスナップフィット部は簡略化して示している。
回転部材1は、回転体2と、回転体2に挿入された軸3とで構成される。
回転体2は、軸3を挿入する中空部材であるコロ保持部12と、中空部材に圧入で嵌め込んだ外周部材であるゴムなどで形成したコロ部(ローラ部)13と、本発明に係る保持手段を含み、本発明に係る抜け止め部材であるホルダ部14で構成されている。そして、回転体2は、軸3のストッパ部33とホルダ部14とによって軸3の端部に保持される。
ホルダ部14は、コロ保持部12の他面に接着又は熱カシメ、超音波溶着等により固定された取付け部41と、取付け部41にヒンジ部42を介して回動可能に保持した保持手段(抜け止め部)であるスナップフィット部43とを備えている。
スナップフィット部43は、2つの引っ掛け部44、44を含む引っ掛け部材431と、引っ掛け部44を含む引っ掛け部材431を保持して回動可能な保持部である保持部材432とを連結して構成している。
引っ掛け部材431の引っ掛け部44は、軸3の径方向に弾性変形可能で、軸3の端部に設けられた凹部31に軸2の径方向から係合可能である。引っ掛け部44、44は爪形状を有している。スナップフィット部43の引っ掛け部44、44が軸3の凹部31に引っ掛かることで、回転体2は軸3の端部に保持される。
保持部材432は、ヒンジ部42を介して取付け部41に回動可能に保持されている。これにより、スナップフィット部43は、図7に示すように、引っ掛け部44が凹部31より軸方向外側の壁部32を乗り越えて軸心方向に移動するように、取付け部41(回転体2の端部)に回動可能に保持されている。壁部32は、凹部31よりも径が大きい部位であり、凹部31よりも軸の径方向に突出する突部である。
引っ掛け部材431には、引っ掛け部44を挟んでスナップフィット部43(保持部材432)の回動支点となるヒンジ部42と反対側に操作部としての摘み部46が設けられている。
また、取付け部41にはヒンジ部42と軸3を挟んで反対側にフック部47が設けられ、スナップフィット部43の摘み部46の近傍にはフック部47を係止する係止部48が設けられている。スナップフィット部43の引っ掛け部44を軸3の凹部31に係合した姿勢で、スナップフィット部43の係止部48にフック部47が嵌まり込んで係止される。
回転体2のコロ保持部12にはホルダ部14のラジアル方向の位置決めを行なう突起部39が設けられている。一方、ホルダ部14の取付け部41には、コロ保持部12の突起部39が嵌合する複数の穴49が設けられている。この取付け部41の複数の穴49として、穴径及び穴間距離の異なる穴を有することで、多種類のコロ保持部12に位置決めしながら取付けることが可能になる。
次に、本実施形態における回転体2を軸3に装着するときの作用について図8も参照して説明する。図8は回転体への軸の挿入過程の説明に供する断面説明図である。
図8(a)に示すように、回転体2を軸3の端部に嵌め入れて、相対的に、回転体2を矢印方向に押すことで、ホルダ部14のスナップフィット部43の引っ掛け部44が軸3の端面に当接する。
この状態から、更に回転体2を矢印方向に押し込むと、スナップフィット部43の引っ掛け部44が弾性変形し、引っ掛け部44、44が半径方向外側に広がる。
そして、引っ掛け部44、44の内径が軸3の壁部32の外径より広がると、軸31の端面よりも奥まで回転体2を押し込むことができるようになる。
そして、図8(b)に示すように、弾性変形して広がった引っ掛け部44、44が壁部32を乗り越え、軸3の凹部31の位置に達したとき、引っ掛け部44、44の弾性変形した形状が変形前の形状に戻る。これにより、スナップフィット部43の引っ掛け部44、44が軸3の凹部31に係合して、回転体2が軸3にスラスト方向にガタのない状態で位置決め保持される。
この場合、スナップフィット部43をフック部47に係止した状態(閉じた状態)のまま回転体2を軸3に押し込むことで、引っ掛け部44が凹部31に引っ掛かる。また、スナップフィット部43を開いた状態で回転体2を軸3に押し込んだ後、スナップフィット部43を閉じることでも引っ掛け部44が凹部31に引っ掛かる。
次に、本実施形態における回転体2を軸3から取り外すときの作用について図9も参照して説明する。図9は同説明に供する側面説明図である。なお、図9においもスナップフィット部は図示を簡略化して示している。
回転体2を軸3から取り外すときには、図9に示すように、スナップフィット部43の摘み部46を矢印で示す軸方向外側に引っ張ることで、スナップフィット部43の引っ掛け部44、44が弾性変形して広がる。
そして、スナップフィット部43の摘み部46を更に引っ張ることで、図7(b)に示すように、引っ掛け部44が凹部31から外れて外側の壁部32に乗り上げて、軸3の端部から外れて図7(a)に示す状態になる。
これにより、回転体2を軸3から軸方向へ抜き取ることができる。
このとき、摘み部46は回転体2の端面から離れる方向に傾斜しているので、摘み部46の操作が容易である。
このように、スナップフィット部43を引っ掛け部44が凹部31の軸心方向外側の壁部32を乗越える方向に回動させることで、スナップフィット部43と軸3との係合が外れるので、回転体2を軸3から取り外すときの操作性や作業性が向上する。
次に、本発明に係る保持手段を含む抜け防止部材としてホルダ部14の詳細について図10ないし図14も参照して説明する。図10はホルダ部材を取り付けた状態の回転体の斜視説明図、図11はホルダ部材の斜視説明図、図12は同ホルダ部材の分解斜視説明図、図13は同ホルダ部材の分解状態での側面説明図である。
ホルダ部14は、取付け部41と保持手段である抜け防止部材でもあるスナップフィット部43とを有している。スナップフィット部43は、前述したように、引っ掛け部材431と保持部材432とを連結して構成されている。
引っ掛け部材431は、軸3を挟んで対向する2つの引っ掛け部44、44と、2つの引っ掛け部44、44を連結する連結部50とを有し、連結部50の一部で前述した摘み部46を形成している。
保持部材432はヒンジ部42を介して取付け部41に回動可能に取り付けられている。ヒンジ部42は、保持部材432側のヒンジ片42aと取付け部41側のヒンジ片42bとを接着などで接合して構成している。なお、保持部材432と取付け部41との接合は、接着以外にも、熱溶着、超音波溶着、二体成型などでも行うことができる。
保持部である保持部材432は、引っ掛け部44を含む引っ掛け部材431との連結位置において、軸3の軸方向における位置決めを行う第1位置決め面52を有している。一方、引っ掛け部44を含む引っ掛け部材431は、保持部材432の第1位置決め面52と当接して軸方向における位置決めを行う第2位置決め面51を有している。
そして、保持部材432には第1位置決め面52の面方向における位置決めを行う係合部となる係合穴54を有し、引っ掛け部材431の第2位置決め面51には係合穴54に係合される被係合部となる係合凸部53を有する。なお、保持部材432側に係合凸部53を、引っ掛け部材431側に係合穴54を設けてもよい。
この場合、2つの引っ掛け部44、44を有しているので、第1位置決め面52及び第2位置決め面51には、それぞれ係合穴54、係合凸部53が設けられている。つまり、第1位置決め面52と第2位置決め面51には、位置決めを行う係合部及び被係合部をそれぞれ複数有する構成としている。
ここで、前述した図6を参照して、2つの連結位置(係合凸部53の中心)を結ぶ線aが軸3の軸心Oを通過するように2つの連結位置を配置している。
一方、2つの引っ掛け部44、44の中心を結ぶ線bは、軸3の軸心Oを通過せず、ヒンジ部42に対して軸心Oよりも離れた位置を通過するように引っ掛け部44、44を配置している。
これにより、引っ掛け部44はヒンジ部42側が軸3の凹部31に深く嵌合することになり、軸3に嵌め込んだ後に引っ掛け部44が外れ難くなる
このように、本実施形態では、スナップフィット部43を構成する引っ掛け部44を含む引っ掛け部材431と、引っ掛け部材431を回動可能に保持する保持部である保持部材432とを別部材としている。
そして、引っ掛け部44を含めて引っ掛け部材431と保持部材432とは、異なる材質としている。
例えば、引っ掛け部材431には、POM(ポリアセタール)、ABS、PBTなどを使用している。一方、保持部材432には、PP(ポリプロピレン)、PA(ポリアミド)、ETFE、PTFEなどを使用している。なお、取付け部41も保持部材432と同じ材質としている。
このとき、引っ掛け部材431は、保持部材432よりも耐摩耗性が高い材質とすることが好ましい。
このように、引っ掛け部44と保持部(保持部材432)とを別部材とすることで、引っ掛け部44と保持部材432とを異なる材質とすることができる。これにより、回転体2の脱落防止、耐久性の向上を図ることができる。
つまり、引っ掛け部44(引っ掛け部材431)と保持部材432を一体成型する場合、言い換えればスナップフィット部43を1つの部材で形成する場合、型構造上の制約などから同一材質とすることになる。この場合、形状的にヒンジ部42を設けるために弾性力が必要であり、結果として柔らかい材質を使うことになる。
そのため、引っ掛け部44の強度が低下し、回転中に軸3と接触する箇所の接触面不足による力の集中が生じ、また、ヒンジ部42が戻る力や通紙中のスラスト力で材質が柔らかいために削れやすくなる。
その結果、回転体2を一度外すと、スナップフィット部43によって回転体2を軸3にロックする力が弱くなるという不都合が生じるおそれがある。
これに対し、本実施形態のように、引っ掛け部44を保持部材432と別体とすることで、引っ掛け部44を含む引っ掛け部材431は摺動性があり保持部材432よりも固い材質とし、保持部材432は弾性力のある柔らかい材質とすることができる。
また、引っ掛け部44と保持部材432とを一体成型とする場合、抜き型の構造上、引っ掛け部44の面積増加の余地が小さく、軸3側の凹部31との接触面積を確保しづらい。また、引っ掛け部44の形状の自由度がないため、軸3の凹部31に係合させるとき、引っ掛け部44に負荷が掛かりやすく、引っ掛け部44が変形し易くなる。
これに対し、引っ掛け部44を保持部材432と別体とすることで、引っ掛け部44は独自の型形状とすることができ、形状の自由度が高くなり、軸3との接触面積を増加する形状とできる。これにより、耐久性が向上する。
このように、引っ掛け部44の接触面積が増えることでの耐久性の向上、引っ掛け部44を相対的に固い材質にすることでのロック力の再現性を確保しながら、保持部材432の材質が柔らかいため、スナップフィット部43をロックするときの操作力の増加を抑制できる。
また、本実施形態では、2つの引っ掛け部44、44を連結する連結部50に摘み部46を設けている。これにより、保持部材432(保持部)の破損を防止できるようになる。
つまり、保持部材432側に取っ手形状(摘み部46)を設けると、柔らかい保持部材432に強い力がかかったときに変形し易くなる。そのため、引っ掛け部材431と保持部材432が分離してしまうおそれがある。そこで、固い材質の引っ掛け部材431側にスナップフィット部43を操作する操作部としての摘み部46を設けている。
次に、引っ掛け部44の形状について図14及び図15を参照して説明する。図14は同説明に供する引っ掛け部の平面説明図、図15は同じく側面説明図である。
引っ掛け部44は、軸3の周方向の端部44a、及び、軸3の長手方向の端部44bがテーパー形状に形成されている。
このように、引っ掛け部44は軸3の周方向の端部44aがテーパー形状に形成されていることにより、軸3に対する抜き差しの操作性が向上する。また、引っ掛け部44の軸3の長手方向の端部44bがテーパー形状に形成されていることにより、軸3のテーパー形状の端部32aと引っ掛け部44のテーパー形状の端部44bの当接角度が浅くなるため、引っ掛け部44を軸3にセットするときの抵抗が抑えられ、軸3へのセット操作が容易になる。
なお、上記実施形態では、ヒンジを使用してスナップフィット部(保持手段の保持部、抜け止め部)を回動可能とするため、コロ保持部12とは別の取付け部41を備えているが、コロ保持部12或いは回転体2に直接スナップフィット部(保持手段の保持部、抜け止め部)を回動可能に設ける場合には、取付け部を設けないでもよい。また、スナップフィット部(保持手段の保持部、抜け止め部)は、回転体又はその構成部材に支軸保持部を形成し、当該支軸保持部に取り付けた支軸で回動可能に保持することもできる。
次に、本発明に係る回転体を含む回転部材を備える装置としての画像形成装置の一例について図16ないし図18を参照説明する。図16は同画像形成装置の画像形成装置全体の構成を説明する説明図、図17は同画像形成装置の作像部の説明図、図18は同画像形成装置の中間転写部の説明図である。
画像形成装置本体100は、中央には、中間転写ベルトユニット115が設置されている。中間転写ベルトユニット115の中間転写ベルト108に対向するように、黒色(ブラック)に対応した1つのプロセスカートリッジで構成される作像部106が着脱可能に配設されている。
作像部106は、図17に示すように、被帯電体となる像担持体としての感光体ドラム101と、感光体ドラム101の周囲に配設された帯電ローラを含む帯電部104、現像部105、クリーニング部102、除電部等で構成されている。
そして、感光体ドラム101上で、帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程の作像プロセスが行われて、感光体ドラム101上に画像(トナー像)が形成されることになる。
感光体ドラム101は、駆動モータによって矢印で示す反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部104の位置で、感光体ドラム101の表面が一様に帯電される(帯電工程)。帯電部104は、接触帯電、非接触帯電のいずれでもよい。その後、感光体ドラム101の表面は、露光部107から発せられたレーザ光171の照射位置に達して、この位置での露光走査によって静電潜像が形成される(露光工程)。
その後、感光体ドラム101の表面は、現像部105との対向位置に達して、この位置で現像ローラ151からトナーが供給されて静電潜像が現像されて、トナー像が顕像化される(現像工程。)。
その後、感光体ドラム101の表面は、被転写体である中間転写ベルト108及び1次転写ローラ109の対向位置に達して、この位置で感光体ドラム101上のトナー像が中間転写ベルト108上に転写される(1次転写工程)。このとき、感光体ドラム101上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム101の表面は、クリーニング部102との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム101上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード102aによってクリーニング部102内に回収される(クリーニング工程)。
最後に、感光体ドラム101の表面は、除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム101上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム101上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
中間転写ベルトユニット115は、図18を参照して、中間転写ベルト108を備える。中間転写ベルト108は、1次転写ローラ109、駆動ローラ112A、2次転写対向ローラ112B、3つのテンションローラ112C~112E、補正ローラ113、外周面側テンションローラ111、クリーニング対向ローラ114によって張架・支持される。そして、中間転写ベルト108は、駆動ローラ112Aの回転駆動によって周回移動する。また、中間転写ベルトユニット115は、検知部180、中間転写クリーニング部110等を備える。
そして、中間転写ベルト108は、矢印方向に走行して、1次転写ローラ109の1次転写ニップの位置で、感光体ドラム101上のトナー像が1次転写される。
その後、トナー像が1次転写された中間転写ベルト108は、2次転写部材としての2次転写ローラ119との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ112Bが、2次転写ローラ119との間に中間転写ベルト108を挟み込んで2次転写ニップを形成している。
そして、中間転写ベルト108上に形成されたトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等のシート材P上に転写される。
ここで、シート材Pは、画像形成装置本体100の下方に配設された給紙部126から給送装置200によって給送され、レジストローラ対128等を経由して搬送されたものである。
給紙部126には、転写紙等のシート材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給送装置200によって一番上のシート材Pがレジストローラ対128に向けて給送される。
レジストローラ対128(タイミングローラ対)に搬送されたシート材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対128のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト108上の画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対128が回転駆動されて、シート材Pが2次転写ニップに向けて搬送され、所望の画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置で画像が転写されたシート材Pは、定着部120の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写された画像がシート材P上に定着される。
そして、シート材Pは、排紙ローラ対(排出ローラ対)130によって装置本体100外へと排出され、スタック部131上に順次スタックされる。
次に、給送装置200の一例について図19を参照して説明する。図19は同給送装置の一例を示す説明図である。
給送装置200は、シート材Pをピックアップするピックアップローラ201を有している。ピックアップローラ201の下流側には、給送ローラ或いは搬送ローラとなるフィードローラ202と、フィードローラ202に圧接する分離ローラ203とが配置され、フィードローラ202の下流側には搬送ローラ対215が配置されている。
ピックアップローラ201、フィードローラ202及び分離ローラ203は、回転体又は軸が挿入される部材である。ピックアップローラ201には固定の軸205が、フィードローラ202には駆動軸となる軸206が、分離ローラ203には駆動軸となる軸207が挿入されている。
ピックアップローラ201は、給紙部126のトレイに載置されたシート材Pを下流側に送り出す。送られた1枚又は複数のシート材Pは、給送ローラとしてのフィードローラ202と分離ローラ203の間へ到達する。そして、フィードローラ202と分離ローラ203とで1枚ずつ分離されて、搬送ガイド222及びハウジング220などで形成される搬送経路224へ送られる。
つまり、フィードローラ202はシート材Pを下流側へ送り出す方向へ回転駆動され、一方、分離ローラ203はフィードローラ202とは逆方向すなわちシート材Pを上流側に戻す方向へトルクリミッタを介して回転駆動される。
フィードローラ202と分離ローラ203との間にシート材Pがないときには、フィードローラ202はシート材Pを下流側へ送り出す方向へ回転駆動される。分離ローラ203にはフィードローラ202から駆動力が伝達され、分離ローラ203はトルクリミッタによりフィードローラ202に連れまわって回転する。
フィードローラ202と分離ローラ203との間に一枚のシート材Pのみが挟まれているときは、フィードローラ202の回転駆動によりシート材Pが下流側に送られる。このとき、分離ローラ203には、フィードローラ202から駆動力が1枚のシート材Pを介して伝達され、分離ローラ203はトルクリミッタによりフィードローラ202に連れ回って回転する。
これに対し、フィードローラ202と分離ローラ203との間に複数枚のシート材Pが挟まれているときは、シート材P同士が滑るため、フィードローラ202側のシート材Pだけがフィードローラ202の駆動力によって下流側に送られ、他のシート材Pは分離ローラ203がシート材Pを戻す方向へ回転することで上流側に順次戻される。
これにより、複数のシート材Pがまとめて送られることなく、1枚ずつシート材Pを送ることができる。
次に、給送装置の3本のローラについて図20ないし図22を参照して説明する。図20は同ローラ部分のローラを軸に装着するときの斜視説明図、図21は同ローラ部分のローラを軸に装着した状態の斜視説明図、図22は同ローラ部分のローラを軸から取り外すときの状態の斜視説明図である。なお、図20ないし図22ではスナップフィット部は簡略化して示している。
ピックアップローラ201、フィードローラ202及び分離ローラ203は、前述したように、回転体又は軸が挿入される部材であり、前記第1実施形態のスナップフィット部43などを含むホルダ部14を端面に備えている。
そして、図20に示すように、ピックアップローラ201は軸205に嵌め込まれ、図21に示すように、ホルダ部14のスナップフィット部43によって軸端部に保持される。同様に、フィードローラ202は軸206に、分離ローラ203は軸207にそれぞれ嵌め込まれて、図21に示すように、ホルダ部14のスナップフィット部43によって軸端部に保持される。
また、ピックアップローラ201を交換するときには、図22に示すように、スナップフィット部43を操作して凹部31と引っ掛け部44との係合を外し、ピックアップローラ201を軸205から引き抜く。そして、新規のピックアップローラ201を軸205に嵌め込み、図21に示すように、ホルダ部14のスナップフィット部43によって軸端部に保持する。フィードローラ202、分離ローラ203を交換するときも同様にして行うことができる。
なお、回転体は、上記給送装置の各ローラなどの給紙に関わるローラ(給紙ローラ)、その他、搬送ローラ、排紙ローラ、定着ローラ、転写ローラ、帯電ローラ、塗布ローラ、ベルトを支持するローラなどとすることができる。また、ガイド部材を軸によって保持するような場合には、ガイド部材を軸が挿入される部材として、本発明を適用することができる。
1 回転部材
2 回転体
3 軸
12 コロ保持部
13 コロ部
14 ホルダ部(抜け止め部材)
31 凹部
32 壁部
41 取付け部
42 ヒンジ部
43 スナップフィット部(保持手段、抜け止め部)
44 引っ掛け部
46 摘み部
47 フック部
100 画像形成装置本体
200 給送装置
201 ピックアップローラ
202 フィードローラ
203 分離ローラ
205、206、207 軸
431 引っ掛け部材
432 保持部材(保持部)

Claims (13)

  1. 軸が挿入される回転体であって、
    前記回転体の端部には前記回転体を前記軸に保持する保持手段を備え、
    前記保持手段は、前記軸の端部に設けられた凹部に着脱可能に引っ掛かる引っ掛け部と、前記引っ掛け部を保持する回動可能な保持部と、を含み、
    前記保持部は、前記引っ掛け部が弾性変形して前記凹部よりも軸方向外側の突部を乗り越えて移動するように、回動可能であり、
    前記引っ掛け部と前記保持部とは材質が異なる
    ことを特徴とする回転体。
  2. 前記引っ掛け部は、前記保持部よりも耐摩耗性が高い
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転体。
  3. 前記保持部は、前記回転体の端面に取り付けられた取付け部にヒンジ部を介して回動可能に保持され、
    前記引っ掛け部は、前記軸の中心を挟んで複数配置され、
    前記複数の引っ掛け部は連結部を介して連結され、
    前記連結部は、前記軸の中心を挟んで前記ヒンジ部とは反対側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転体。
  4. 前記連結部に摘み部が設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の回転体。
  5. 前記取付け部には、前記保持部の回動支点と反対側を着脱可能に係止するフック部を有し、
    前記連結部には、前記フック部を係止する係止部を有する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の回転体。
  6. 前記軸の中心を挟んで対向する2つの前記引っ掛け部と前記保持部との連結位置を結ぶ線は前記軸の中心を通る
    ことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の回転体。
  7. 前記保持部は、前記引っ掛け部との連結位置において、前記軸の軸方向における位置決めを行う第1位置決め面を有し、
    前記引っ掛け部は、前記第1位置決め面と当接して前記軸方向における位置決めを行う第2位置決め面を有し、
    前記第1位置決め面と前記第2位置決め面のいずれか一方には、面方向における位置決めを行う係合部を有し、
    前記第1位置決め面と前記第2位置決め面の他方には、前記係合部に係合される被係合部を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の回転体。
  8. 前記第1位置決め面と前記第2位置決め面には、位置決めを行う前記係合部及び前記被係合部をそれぞれ複数有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の回転体。
  9. 前記引っ掛け部は、前記軸の周方向の端部及び前記軸の長手方向の端部がテーパー形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の回転体。
  10. 前記回転体は、シートを送りだす給送ローラ、シートを搬送する搬送ローラ、シートを排出する排出ローラ、シートに画像を定着する定着ローラ、被転写体へ画像を転写する転写ローラ、被帯電体を帯電させる帯電ローラ、シートに塗布剤を塗布する塗布ローラ、ベルトを支持するローラの少なくともいずれかである
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の回転体。
  11. 軸が挿入される部材であって、
    前記部材の端部には、前記部材を前記軸に保持する保持手段を備え、
    前記保持手段は、前記軸の端部に設けられた凹部に着脱可能に引っ掛かる引っ掛け部と、前記引っ掛け部を保持して回動可能な保持部とを含み、
    前記保持部は、前記引っ掛け部が弾性変形して前記凹部よりも軸方向外側の突部を乗り越えて移動するように、回動可能であり、
    前記引っ掛け部と前記保持部とは材質が異なる
    ことを特徴とする軸が挿入される部材。
  12. 軸が挿入される部材の端部に取付ける抜け止め部材であって、
    前記部材に取付ける取付け部と、
    前記取付け部に回動可能に取付けられた抜け止め部と、を有し、
    前記抜け止め部は、前記軸の端部に設けられた凹部に着脱可能に引っ掛かる引っ掛け部と、前記引っ掛け部を保持して回動可能な保持部とを含み、
    前記保持部は、前記引っ掛け部が弾性変形して前記凹部よりも軸方向外側の突部を乗り越えて移動するように、回動可能であり、
    前記引っ掛け部と前記保持部とは材質が異なる
    ことを特徴とする抜け止め部材。
  13. 請求項1ないし10のいずれかに記載の回転体、請求項11に記載の軸が挿入される部材、又は、請求項12に記載の抜け止め部材を備えている
    ことを特徴とする装置。
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