JP3923303B2 - フラットケーブル用接続器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器や自動車等の電気配線に使用されるフラットケーブルと接続端子との接続部、接続方法、フラットケーブル用接続端子及びフラットケーブル用接続器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気機器や自動車等の電気配線には、フラット導体がフラット絶縁被覆で覆われているフラットケーブルが用いられるようになってきている。
【0003】
従来、電気配線板にフラットケーブルを接続する場合には、図9〜図11に示す構造の接続方法、或いは図12〜図15に示す構造の接続方法があった。
【0004】
図9〜図11に示す構造の接続方法は、絶縁基板1の板面に回路導体2をプレント印刷した電気配線板3に、その端部の回路導体2の箇所でスルーホール4をあけ、この電気配線板3にスルーホール4を利用して接続器5Aを接続し、この接続器5Aに対して、平行に並設された複数のフラット導体6をフラット絶縁被覆7で一括して覆ったフラットケーブル8を、その各フラット導体6に接続した雌接続端子9を差し込むことにより接続していた。この場合、接続器5Aは、先端に開口部10を有する絶縁ハウジング11内に、L形の雄端子12をその脚部12aを外に導出させて収容した構造になっていて、その脚部12aをスルーホール4に通して半田13付けで回路導体2に電気的・機械的に接続していた。雌接続端子9は、端子板部14の幅方向の両縁部に複数のクリンプ片15を突設し、端子板部14の一端に雌接続子16を連接した構造をしていて、これらクリンプ片15がフラット導体6の箇所でフラットケーブル8に突き刺さり、フラット導体6と雌接続端子9との導通がクリンプ片15でなされ、フラットケーブル8を突き抜けた各クリンプ片15の先端部が互いに向かい合わせとなるように打ち向きに円弧状に折曲げられて外れないようにフラットケーブル8に固定されている。この雌接続端子9は、フラット導体6毎に接続されている。これら雌接続端子9は、共通の絶縁ハウジング17内に収容されて接続器18となっている。接続器5Aと接続器18とは、接続器5Aの開口部10に接続器18が差し込まれて、雄端子12と雌接続端子9とが接続されている。
【0005】
次に、図12〜図15に示す構造の接続方法は、絶縁基板1の板面に回路導体2をプレント印刷した電気配線板3に、その端部の回路導体2の箇所でスルーホール4をあけ、この電気配線板3にスルーホール4を利用して接続器5Bを接続し、この接続器5Bに対して、前述したように平行に並設された複数のフラット導体6をフラット絶縁被覆7で一括して覆ったフラットケーブル8を差し込んで接続していた。この場合、接続器5Bは、先端に開口部10を有する絶縁ハウジング11内に、L形をしていて先端に弾性をもった挟持部19aを有し、基端に脚部19bを有する複数の雌端子19を、その脚部19bを外に導出させて収容した構造になっていて、その脚部19bをスルーホール4に通して半田13付けで回路導体2に電気的・機械的に接続していた。一方、フラットケーブル8は、その先端で各フラット導体6を露出させ、この各フラット導体6の露出部分を、その片面側に図14に示すように補強板20に接着固定して補強するか、図15に示すように補強板20の先端で裏側に折り返して接着固定して補強するかして、雌端子19の挟持部19aに圧入し、各フラット導体6を各雌端子19に接続していた。
【0006】
これらの場合、フラットケーブル8としては、従来の断面丸形の導体の断面積として0.3 sqmmや0.5 sqmmに相当する、厚さが0.15mmで、幅が1.5 mm〜2.0 mm程度のフラット導体6が、2.3 mmの配列ピッチで配列されたものが用いられていた。また、接続端子9は、端子板部14の幅が1.2 mm,板厚が0.25mmのものが用いられていた。各クリンプ片15は、金属板から接続端子9を打ち抜き形成する際に、端子板部14の幅方向の両端に各クリンプ片15を一体に打ち抜き、これらクリンプ片15を端子板部14が立ち上げた構造になっていた。
【0007】
しかるに、フラットケーブル8を電子機器の実装基板への配線にも使うことが考えられるようになってきている。この場合、フラットケーブル8の各フラット導体6としては、配線の高密度化に伴って、厚さが0.035 mmで、幅が1.0 mm程度の箔導体が用いられ、各フラット導体6の配列ピッチは従来の2.3 mmよりも狭い1.8 mm程度のファインピッチで配列することが求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フラット導体6の厚さがより薄くなり、配列ピッチがより狭くなるフラットケーブル8に対して各クリンプ片15を突き刺し、該フラットケーブル8を突き抜けた各クリンプ片15を円弧状に曲成する図9〜図11に示す構造の接続方法では、幅方向に対応するクリンプ片15の間隔をさらに狭くしなければならず、フラットケーブル8を突き抜けた各クリンプ片15の先端を円弧状に曲成することが寸法的に出来にくくなる問題点がある。また、端子板部14の板厚がより薄くなることで、これと一体のクリンプ片15の腰が弱くなり、該クリンプ片15をフラット導体6に突き刺した際に、該クリンプ片15が押し曲げられながら突き刺さることになり、フラット導体6とクリンプ片15との電気的接触状態が安定せず、接続の信頼性が低下する問題点がある。
【0009】
一方、図12〜図15に示す構造の接続方法では、非常に薄いフラット導体6の表面からフラット絶縁被覆7を剥離して該フラット導体6を露出させる作業が必要になり、またこの露出させたフラット導体6を補強板20に接着固定して補強する作業が必要になり、手間が掛かるだけでなく、露出されたフラット導体6の表面が酸化するリスクがあり、露出直後に接続しない場合には、フラット導体6の表面をメッキする作業が必要になり、コスト高になる問題点がある。
【0010】
本発明の目的は、フラット導体の厚さがより薄くなり、配列ピッチがより狭くなったフラットケーブルに対する接続端子の接続を容易に、手間をかけずに行え、且つフラット導体の表面にメッキをする必要のないフラットケーブル用接続器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わるフラットケーブル用接続器は、端子部脚(21e)と該端子部脚に基端部が一体に支持され先端側が開閉し得るように設けられた対の端子部ホルダー(21c)及び(21d)と該対の端子部ホルダーにそれぞれ一体に支持されて前記端子部ホルダー(21c)及び(21d)が閉じる側に操作されたときに互いに噛み合う凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)とを有する接続端子(21)と、前記接続端子の少なくとも凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)を収容した絶縁ハウジング(24)と、前記絶縁ハウジングに回転自在に支持されて前記接続端子側に回転させられたときに前記端子部ホルダーを押圧子(25c)で押圧して前記接続端子の凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)を噛み合わせる操作を行うように構成された噛み合わせ操作手段(25)とを具備していて、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルを前記凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)の間に挿入した状態で、前記噛み合わせ操作手段を操作して前記凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)を噛み合わせることにより前記フラット導体の箇所で前記フラットケーブルに切れ目を入れて該切れ目に沿ってフラットケーブルに段違いになった部分を形成し、該段違いになった部分の切れ目の断面で前記フラット導体を前記凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)に押圧接触させるように構成されている
【0012】
上記のように、本発明に係わるフラットケーブル用接続器では、フラット導体の箇所で凸刃端子部と凹刃端子部とを噛み合わせてフラットケーブルに切れ目を入れて、該切れ目に沿ってフラットケーブルに段違いになった部分を形成し、段違いにされた切れ目の断面でフラット導体を凸刃端子部と凹刃端子部とに押圧接触させるので、フラット導体の厚さがより薄くなり、配列ピッチがより狭くなったフラットケーブルに対する接続端子の接続を容易に、手間をかけずに行うことができる。また、フラット導体は凸刃端子部と凹刃端子部とで段違いに切断された直後に、直ちにこれら凸刃端子部と凹刃端子部とに押圧接触させられるので、フラット導体の切断面が酸化する前に凸刃端子部と凹刃端子部とに押圧接触することになって、フラット導体の表面にメッキをする必要がなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は本発明に係るフラットケーブルと接続端子との接続部及びフラットケーブル用接続端子の第1の参考構成例を示したもので、図1は本例のフラットケーブルと接続端子との接続部及びフラットケーブル用接続端子の側面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図2のB−B線断面図、図4は本例のフラットケーブル用接続端子で切断されたフラットケーブルの平面図である。
【0014】
本例のフラットケーブル用接続端子21は、相互に噛み合ってフラットケーブル8に切れ目を入れる凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとを有している。これら凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとは、端子部ホルダー21c,21dに一体に支持されている。端子部ホルダー21c,21dの基端は、端子部脚21eに一体に支持されている。端子部ホルダー21c,21dの基端側には、これら端子部ホルダー21c,21dの先端側が弾性的に開閉して凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとの噛み合わせができるように抜き孔部21fが形成されている。このフラットケーブル用接続端子21は、通常は凸刃端子部21aが凹刃端子部21b内に嵌まり込んだ状態になっている。
【0015】
次に、このようなフラットケーブル用接続端子21をフラットケーブル8のフラット導体6に接続するフラットケーブルと接続端子との接続方法の一例ついて、図1乃至図4と図5を参照して説明する。
【0016】
本例のフラットケーブルと接続端子との接続方法では、前述した片側の凸刃端子部21aと反対側の凹刃端子部21bとが噛み合うようになっている接続端子21を用いる。図示しない開放手段で図5に示すように凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとを相互に離間させた状態にし、この状態で凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとの間の空間に、フラットケーブル8を挿入する。しかる後、フラット導体6の箇所で凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとを噛み合わせてフラットケーブル8に図4に示すように2条の切れ目22を入れ、これらの切れ目22に沿ってフラットケーブル8の部分を段違いにし、段違いにされた切れ目22の断面でフラット導体6を凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとに押圧接触させる。この状態になると、フラット導体6がフラットケーブル用接続端子21と導通状態になって電気的接続状態になる。
【0017】
このようなフラットケーブルと接続端子との接続部、接続方法、フラットケーブル用接続端子によれば、フラット導体6の厚さがより薄くなり、配列ピッチがより狭くなったフラットケーブル8に対する接続端子21の接続を容易に、手間をかけずに行うことができる。また、フラット導体6は凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとで段違いに切断された直後に、直ちにこれら凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとに押圧接触させられるので、フラット導体6の切断面が酸化する前に凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとに押圧接触することになって、フラット導体6の表面にメッキをする必要がなくなる。
【0018】
図6は本発明に係るフラットケーブル用接続端子の第2の参考構成例を示した横断面図である。
【0019】
本例のフラットケーブル用接続端子21では、端子部ホルダー21cに2個の凸刃端子部21aが所定間隔で突設され、これら凸刃端子部21aが嵌まるように端子部ホルダー21dに2個の凹刃端子部21bが設けられている。その他の構成は、前述した第1の参考構成例と同様である。
【0020】
このように端子部ホルダー21cに2個の凸刃端子部21aを設け、端子部ホルダー21dに2個の凹刃端子部21bを設けると、フラット導体6に対する導通箇所が4箇所となり、接触抵抗を一層低減することができる。
【0021】
図7は本発明に係るフラットケーブル用接続器の実施形態を示した斜視図である。
【0022】
本例のフラットケーブル用接続器23は、相互に噛み合わせてフラットケーブル8に切れ目22を入れる凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとを有し、これらはそれぞれ対応する端子部ホルダー21c,21dに一体に支持され、各端子部ホルダー21c,21dは凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとの噛み合わせ開閉ができるようになっている接続端子21と、少なくとも凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとを内部に収容する絶縁ハウジング24と、凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとの噛み合わせ操作をする噛み合わせ操作手段25とを備えた構造になっている。
【0023】
更に詳述すると、本例のフラットケーブル用接続器23は、端子部脚21eと該端子部脚に基端部が一体に支持され先端側が開閉し得るように設けられた対の端子部ホルダー21c及び21dと該対の端子部ホルダーにそれぞれ一体に支持されて前記端子部ホルダー21c及び21dが閉じる側に操作されたときに互いに噛み合う凸刃端子部21a及び凹刃端子部21bとを有する接続端子21と、接続端子の少なくとも凸刃端子部21a及び凹刃端子部21bを収容した絶縁ハウジング24と、絶縁ハウジングに回転自在に支持されて接続端子側に回転させられたときに端子部ホルダーを押圧子25cで押圧して接続端子の凸刃端子部21a及び凹刃端子部21bを噛み合わせる操作を行うように構成された噛み合わせ操作手段25とを備えていて、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルを前記凸刃端子部21a及び凹刃端子部21bの間に挿入した状態で 、噛み合わせ操作手段を操作して凸刃端子部21a及び凹刃端子部21bを噛み合わせることによりフラット導体の箇所でフラットケーブルに切れ目を入れて、該切れ目の断面でフラット導体を凸刃端子部21a及び凹刃端子部(21b)に押圧接触させるように構成されている。
【0024】
本例で用いている接続端子21は、第1の参考構成例とは違って、凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとの間が開いた状態で待機するタイプのものである。この接続端子21のその他の構成は、ほぼ第1の参考構成例で用いたものと同じである。
【0025】
絶縁ハウジング24は、四角形の筒状になっていて、内部に複数の接続端子21を、フラットケーブル8における各フラット導体6の配列ピッチにあわせて平行に収容している。これら接続端子21の端子部脚21eは、絶縁ハウジング24の底面から外部に導出されている。絶縁ハウジング24の上面には、各端子部ホルダー21cに対応させて窓26があけられている。
【0026】
噛み合わせ操作手段25は、絶縁ハウジング24の幅方向に跨がるコ字形フレーム25aを有し、このコ字形フレーム25aは絶縁ハウジング24の両側面で支持軸25bで回転自在に支持されている。また、コ字形フレーム25aには、絶縁ハウジング24の各窓26に対応させてこれら窓26内に入って対応する各端子部ホルダー21cを押圧する押圧子25cが突設され、且つこのコ字形フレーム25aの回転操作をするレバー部材25dが突設されている。
【0027】
次に、このような構成のフラットケーブル用接続器23の各接続端子21にフラットケーブル8の各フラット導体6を接続する接続方法について説明する。
【0028】
各接続端子21の凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとは、前述したように開いた状態で待機しているので、これら凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとの間の隙間にフラットケーブル8をその各フラット導体6を各接続端子21に合わせて挿入する。かかる状態で、噛み合わせ操作手段25を矢印方向に回転し、各押圧子25cを絶縁ハウジング24の各窓26に押し入れ、各接続端子21の各端子部ホルダー21cを押圧して、凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとを噛み合わせる。これにより、フラットケーブル8には各フラット導体6の箇所で2条の切れ目22が入り、これらの切れ目22に沿ってフラットケーブル8の部分が段違いになり、段違いになった切れ目22の断面でフラット導体6が凸刃端子部21aと凹刃端子部21bとに押圧接触する。この状態になると、各フラット導体6が各フラットケーブル用接続端子21と導通状態になって電気的接続状態になる。この状態では、噛み合わせ操作手段25が逆転しないように、図示しないロック手段でレバー部材25d等をロックする。
【0029】
図8は本発明に係るフラットケーブル用接続器の参考構成例を示した斜視図である。
【0030】
本例のフラットケーブル用接続器23では、四角形の筒状をなす絶縁ハウジング24が、前後方向の中央の仕切り壁24aで前後に区画され、前後の各部屋に図7に示した例と同様に複数の接続端子21が、フラットケーブル8における各フラット導体6の配列ピッチにあわせて平行に収容されている。このフラットケーブル用接続器23の絶縁ハウジング24の底面から外部に突出している各端子部脚21eは電気配線板3の各スルーホール4に通されて、各回路導体2に半田13付けで接続されている。その他の構成は、前述した第1例と同様である。
【0031】
このような構造によれば、1つのフラットケーブル用接続器23に対して2条のフラットケーブル8を接続することができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明に係るフラットケーブル用接続器では、フラット導体の箇所で凸刃端子部と凹刃端子部とを噛み合わせてフラットケーブルに切れ目を入れて、該切れ目に沿ってフラットケーブルに段違いな部分を形成し、段違いになった部分の切れ目の断面でフラット導体を凸刃端子部と凹刃端子部とに押圧接触させるので、フラット導体の厚さがより薄くなり、配列ピッチがより狭くなったフラットケーブルに対する接続端子の接続を容易に、手間をかけずに行うことができる。また、フラット導体は凸刃端子部と凹刃端子部とで段違いに切断された直後に、直ちに凸刃端子部と凹刃端子部とに押圧接触させられるので、フラット導体の切断面が酸化する前にフラット導体を凸刃端子部と凹刃端子部とに押圧接触させることができる。従って、フラット導体の表面にメッキをする必要性をなくして、コストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフラットケーブルと接続端子との接続部及びフラットケーブル用接続端子の実施の形態の第1の参考構成例でのフラットケーブルと接続端子との接続部及びフラットケーブル用接続端子の側面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図2のB−B線断面図である。
【図4】 本例のフラットケーブル用接続端子で切断されたフラットケーブルの平面図である。
【図5】 図1に示したフラットケーブル用接続端子凸刃端子部と凹刃端子部とを離間させて凸刃端子部と凹刃端子部との間にフラットケーブルを挿入する際の状態を示す側面図である。
【図6】 本発明に係るフラットケーブル用接続端子の第2の参考構成例の横断面図である。
【図7】 本発明に係るフラットケーブル用接続器の実施形態を示す斜視図である。
【図8】 本発明に係るフラットケーブル用接続器の参考構成例を示す縦断面図である。
【図9】 従来の接続器の接続前の状態を示す縦断面図である。
【図10】 従来の接続端子をフラットケーブルに接続前の状態を示す斜視図である。
【図11】 従来の接続端子をフラットケーブルに接続した後の状態を示す斜視図である。
【図12】 従来の電気配線板に接続された接続器に対してフラットケーブルを接続する前の状態を示す斜視図である。
【図13】 図12の縦断面図である。
【図14】 図13に示すフラットケーブルの先端の状態の一例を示す縦断面図である。
【図15】 図13に示すフラットケーブルの先端の状態の他の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板
2 回路導体
3 電気配線板
4 スルーホール
5a,5b 接続器
6 フラット導体
7 フラット絶縁被覆
8 フラットケーブル
9 雌接続端子
10 開口部
11 絶縁ハウジング
12 雄端子
12a 脚部
13 半田
14 端子板部
15 クリンプ片
16 雌接続子
17 絶縁ハウジング
18 接続器
19 雌端子
19a 挟持部
19b 脚部
20 補強板
21 フラットケーブル用接続端子
21a 凸刃端子部
21b 凹刃端子部
21c,21d 端子部ホルダー
21e 端子部脚
21f 抜き孔部
22 切れ目
23 フラットケーブル用接続器
24 絶縁ハウジング
25 噛み合わせ操作手段
25a コ字形フレーム
25b 支持軸
25c 押圧子
25d レバー部材
26 窓

Claims (1)

  1. 端子部脚(21e)と該端子部脚に基端部が一体に支持され先端側が開閉し得るように設けられた対の端子部ホルダー(21c)及び(21d)と該対の端子部ホルダーにそれぞれ一体に支持されて前記端子部ホルダー(21c)及び(21d)が閉じる側に操作されたときに互いに噛み合う凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)とを有する接続端子(21)と、前記接続端子の少なくとも凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)を収容した絶縁ハウジング(24)と、前記絶縁ハウジングに回転自在に支持されて前記接続端子側に回転させられたときに前記端子部ホルダーを押圧子(25c)で押圧して前記接続端子の凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)を噛み合わせる操作を行うように構成された噛み合わせ操作手段(25)とを具備し、
    フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆してなるフラットケーブルを前記凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)の間に挿入した状態で、前記噛み合わせ操作手段を操作して前記凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)を噛み合わせることにより前記フラット導体の箇所で前記フラットケーブルに切れ目を入れて該切れ目に沿ってフラットケーブルに段違いになった部分を形成し、該段違いになった部分の切れ目の断面で前記フラット導体を前記凸刃端子部(21a)及び凹刃端子部(21b)に押圧接触させるように構成されているフラットケーブル用接続器。
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