JP3923134B2 - 部品装着方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電子部品をプリント基板に装着する電子部品装着方法及び装着装置に関し、特にプリント基板の生産ライン上に複数の電子部品装着機を配設して一つのプリント基板に対して上記電子部品装着機にて電子部品の装着を分担して行うような、部品の装着方法及び装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の電子部品装着機には、製品の小型化のために高密度実装が要請され、かつ製品の製造コストを低減するために装着設備のコンパクト化と、高精度かつ高稼動率の実現とが要請されている。
従来、この種の電子部品装着機における部品供給装置は特公平3−221326号公報に示すような構成が一般的であった。以下、その構成について図11を参照しながら説明する。
図11に示すように、電子部品装着機1は、大きく分けて、部品供給部2と部品装着部3とを備える。部品供給部2は、多数の電子部品を収容した複数のパーツカセット12が並列して設置されかつそのパーツカセット12の並列方向に各々独自に移動可能な、第1供給テーブル13及び第2供給テーブル14を備え、これら供給テーブル13,14により所定の部品供給位置11へ装着する部品を供給する。部品装着部3は、大きく分けて、ロータリヘッド16と、X−Yテーブル17とを備える。ロータリヘッド16は、該ロータリヘッド16に備わるノズルにより、上記部品供給位置11にて電子部品26を保持し装着位置15まで移送する。X−Yテーブル17は、プリント基板18を載置し、プリント基板18上の部品装着位置が上記装着位置15に一致するように、プリント基板18をX,Y方向に移動する。
このような構成により、部品供給部2により部品供給位置11に供給された部品は、ロータリヘッド16のノズルにて吸着され、X−Yテーブル17にて位置決めされたプリント基板18上に装着される。
又、第1供給テーブル13と第2供給テーブル14とに同一部品を収容しておくことで、例えば第1供給テーブル13における任意のパーツカセット12に部品切れが生じた場合、第2供給テーブル14を移動することで上記部品切れが生じた部品と同一部品を収容した、第2供給テーブル14のパーツカセット12を部品供給位置11に配置して部品供給を行っている。したがって電子部品装着機1は、第1供給テーブル13への部品補充が完了するまでの間も部品供給を継続できることから、効率的な生産を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような構成を採った場合でも、第1供給テーブル13及び第2供給テーブル14の両方にて部品切れが発生したときには、当該電子部品実装機1の動作が停止し、これによってプリント基板18の生産ライン全体が停止してしまうという問題がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、生産ライン全体の停止を最小限に抑えた生産性の高い部品装着方法及び部品装着装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1態様の部品装着方法は、部品を被装着体に装着する部品装着機を3台以上配設し、それぞれの上記部品装着機にて上記被装着体へそれぞれの部品を装着する部品装着方法において、
いずれかの上記部品装着機において上記被装着体への装着不可状態が発生したときには、上記装着不可状態が発生した部品装着機では上記装着不可状態に係る部品以外の部品について上記被装着体への装着を行わせ、
一方、上記装着不可状態が発生した部品装着機よりも下流側に配設された部品装着機内に上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機が有るか否かを判断し、
上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機が有るときには、上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機にて上記装着不可状態に係る部品の上記被装着体への装着を行い、
上記装着不可状態が発生した部品装着機よりも下流側に配設された部品装着機内に上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機が無いと判断されたときには、上記装着不可状態が発生した部品装着機よりも上流側に配設された部品装着機内に上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機が有るか否かを判断し、
上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機が有るときには、上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機にて上記装着不可状態に係る部品の装着を行う、
ことを特徴とする。
【0005】
本発明の第2態様の部品装着装置は、部品を被装着体に装着する複数の部品装着機と、制御装置とを備えた部品装着装置において、
上記制御装置は、
いずれかの上記部品装着機において上記被装着体への装着不可状態が発生したときには、上記装着不可状態が発生した部品装着機に対して上記装着不可状態に係る部品以外の部品について上記被装着体への装着を行わせ、
上記装着不可状態が発生した部品装着機以外の部品装着機に対して上記装着不可状態に係る部品の上記被装着体への装着を行わせる、
ことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態である部品装着方法、及び部品装着装置について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において同じ構成部分については同じ符号を付している。又、上記部品装着方法は、上記部品装着装置にて実行されるものである。
又、本実施形態では、部品の一実施形態として電子部品26を例に採り、被装着体の一実施形態としてプリント基板を例に採り、したがって部品装着機の一実施形態として電子部品装着機1−1,1−2,1−3を例に採るが、これらに限定されるものではなく、複数の部品を複数の装着機にて被装着体に装着していくことで製品を完成させるような部品装着装置に本実施形態の部品装着方法は適用することができる。
又、装着不可状態とは、被装着体に装着すべき部品が何らかの原因で上記被装着体に装着できなかった状態を意味し、装着不可状態の一態様としては下記の実施形態にて示すように、部品供給部2における部品切れが相当する。その他、例えば、部品供給部2や、ロータリヘッド16に備わるノズル等の不具合によりプリント基板18へ電子部品が装着できない場合等が相当する。本実施形態の部品装着方法は、このような装着不可状態に対して適用可能である。
【0007】
図1には、従来の電子部品装着機1を3台、生産ライン25上に配設し、かつそれぞれの電子部品装着機1,1,1を制御装置110にて動作制御するように構成した電子部品装着装置101を示している。尚、個々の電子部品装着機1の構成については上述した構成に同じであることからその説明は省略する。
電子部品装着装置101では、図内右側の上流側から図内左側の下流側へ矢印にて示すI方向に沿ってプリント基板18が搬送され、この搬送経路に配設されるそれぞれの電子部品装着機(説明上、上記上流側から上記下流側へ1−1,1−2,1−3と付番する)によってプリント基板18に対して電子部品26が順次装着されていく。本実施形態では、電子部品装着機1−1,1−2,1−3には、装着する電子部品26がそれぞれ割り振られており、したがって各電子部品装着機1−1,1−2,1−3は、互いに重複することのない各々の装着担当分の電子部品26を有するとともに、少なくとも1種類の電子部品26については自らよりも下流側に配設される電子部品装着機に重複して備えられている。例えば、電子部品装着機1−1に備わる電子部品26の内、少なくとも1種類の電子部品26については、電子部品装着機1−2又は1−3にも備えられており、電子部品装着機1−2に備わる電子部品26の内、少なくとも1種類の電子部品26については、電子部品装着機1−3にも備えられている。上記重複して備えるべき電子部品26の一例としては、非常に装着頻度の高い電子部品26が相当する。尚、本実施形態のように、電子部品装着機1−1,1−2,1−3に対して装着する電子部品26をそれぞれ割り振る必要性は必ずしもない。又、電子部品装着機1−1,1−2,1−3のすべてに同じ電子部品26を備えてもよい。
又、図示するように電子部品装着機1−1,1−2,1−3には、それぞれ第1供給テーブル13及び第2供給テーブル14を備え、第1供給テーブル13及び第2供給テーブル14には、従来と同様に、それぞれが異なる種類の電子部品26を有するパーツカセット12を設けてもよいし、両者にて同種類の電子部品26を有するパーツカセット12を設けてもよいし、一部の種類の電子部品26について両者で共有するようにしてもよい。又、供給テーブルの個数は、本実施形態の2つに限定されるものではなく、例えば一つでもよい。
【0008】
制御装置110には、各電子部品装着機1−1,1−2,1−3が備えている電子部品26の種類の情報、それらの各種の電子部品毎に各電子部品がプリント基板18上に装着される装着位置の情報、並びに部品切れが生じたときには部品切れ情報と部品切れとなった不足部品の種類の情報、及び上記不足部品がプリント基板18上に装着される装着位置の情報が、各電子部品装着機1−1,1−2,1−3のそれぞれの制御部111−1,111−2,111−3から供給される。このような制御装置110は、検索手段112、回答指示手段113、及び追加装着指示手段114を備える。検索手段112は、上記部品切れ情報及び上記不足部品種類情報に基づき、部品切れが発生した電子部品実装機1より下流側に配設される電子部品実装機1に上記不足部品と同種類の電子部品26を備えているか否かを検索する。回答指示手段113は、検索手段112の検索結果を部品切れを発生した電子部品実装機1へ回答する。上記検索の結果、部品切れを発生した電子部品実装機1よりも下流側に配設される電子部品実装機1が上記不足部品を有する場合には、追加装着指示手段114は、その不足部品を有する電子部品実装機1にプリント基板18が搬送されてきたときに、上記不足部品を有する電子部品実装機1に対して上記不足部品に対応する部品を追加装着する指示を出す。
このように制御装置110の制御により、プリント基板18が生産ライン25上を搬送されていく間に各電子部品装着機1−1,1−2,1−3により順次電子部品26がプリント基板18に装着されていく。又、この装着動作中、各電子部品装着機1−1,1−2,1−3における部品供給部2の部品切れ状況が制御装置110にて管理されている。
【0009】
又、本実施形態では1台の制御装置110にて3台の電子部品装着機1−1,1−2,1−3を制御するが、これに限定されるものではなく、例えば図3に示す電子部品装着装置102のように、各電子部品装着機1−1,1−2,1−3が有する制御部111−1,111−2,111−3を相互に接続してこれらの制御部111−1,111−2,111−3にて制御装置110と同様の制御を行わしてもよい。
【0010】
このように構成される電子部品装着装置101の動作、即ち部品装着方法について図2を参照して以下に説明する。尚、電子部品実装機1の部品供給部2及び部品装着部3における動作は上述の従来の場合と変わらないことからその説明は省略する。
生産ライン25に沿ってプリント基板18が搬送されてきたとき、それぞれの電子部品実装機1は、ステップ(図内では「S」にて示す)1において、制御装置110からの上記追加装着の指示の有無を確認する。上記追加装着の指示を有している場合には、ステップ2にて上記追加指示における不足部品をプリント基板18の上記不足部品が装着されるべき箇所に装着するリカバリー装着を行う。尚、該リカバリー装着とは、少なくとも上述の上記追加指示における不足部品をプリント基板18の上記不足部品が装着されるべき箇所に装着することを意味する。しかしながら、実際には、上記不足部品の装着を実行している内に当該不足部品の部品切れが発生することも考えられることから、上記リカバリー装着には、図7に示すように、後述のステップ4,6,7,8の動作が含まれる。
該リカバリー装着後、ステップ3に移行して、当該電子部品実装機1に割り当てられている電子部品26のプリント基板18への装着が行われる。尚、ステップ1にて上記追加装着の指示が無い場合には直ちにステップ3に移行する。
又、本実施形態では、生産効率向上のため、部品切れが発生した電子部品実装機1の下流側に配設される電子部品実装機1にて上記リカバリー装着を行うようにしているので、上記ステップ1及びステップ2の動作は、最も上流側に配設される電子部品実装機1、即ち本実施形態では電子部品実装機1−1では、制御装置110からの情報の供給はなされるが、実際には実行されることはない。但し、被装着体の搬送方向を問わずに上記リカバリー装着を行うように制御される部品装着装置においては、もちろん、最上流側に配設される部品装着機においても上記リカバリー装着が実行されることになる。
【0011】
ステップ3における装着動作において、部品切れの有無が常にステップ4にて検出される。尚、部品切れの検出方法としては、従来からの公知の方法を適用することができる。例えば、ロータリヘッド16に備わるノズルに部品が保持されていないことを検出したり、予め制御部111に各種の電子部品26毎の搭載個数を入力しておき制御部111にてその使用個数をチェックする等がある。
部品切れが発生しない場合には、ステップ5にて、当該電子部品実装機1に割り当てられた分の電子部品26の装着が完了したか否かが判断され、完了した場合にはプリント基板18は、下流側に配設される次の電子部品実装機1へ搬送される。一方、装着が完了していないときには、上記ステップ3へ戻り、上述の動作が繰り返えされる。
【0012】
一方、ステップ4にて部品切れが発生した場合には、ステップ6にて、制御装置110は上記不足部品の種類情報に基づき、部品切れが発生した電子部品実装機1よりも下流側に配設される電子部品実装機1に上記不足部品と同じ部品が有るか否かを判断する。上記不足部品と同じ部品が有ると判断したときには、ステップ9にて制御装置110は上記不足部品と同じ部品を有する電子部品実装機1に対して追加装着の指示を送出する。そしてステップ10へ移行して、当該電子部品実装機1に割り当てられている電子部品26の内、上記不足部品以外の電子部品26についてプリント基板18への装着が完了したか否かが判断される。完了していない場合には、再度ステップ3へ戻り、完了した場合には、プリント基板18を下流側に配設される次の電子部品実装機1へ搬送する。
【0013】
一方、ステップ6にて上記不足部品と同じ部品は無いと判断したときには、部品切れを発生した電子部品実装機1において上記不足部品の補給が行われ、ステップ7にてその補給が完了したか否かが判断される。補給完了後、部品切れを発生しその部品が補給された電子部品実装機1において、ステップ8にて、補給された電子部品26がプリント基板18へ装着され、上述のステップ5へ移行する。
【0014】
尚、最も下流側に配設された電子部品実装機1−3においては、これより下流側に電子部品実装機は配設されていないことより、上述のステップ6、ステップ9、ステップ10は、実際には実行されない。
【0015】
上述の部品装着方法によれば、電子部品実装機1における部品供給部2のパーツカセット12の搭載数を増やすこと無く、部品切れによる生産ライン全体の停止を防止することができ、生産ラインの稼動率を高めることができる。
又、パーツカセット12や、ロータリヘッド16に備わる電子部品26を保持するノズル等のトラブルにて、電子部品26が装着不可となった場合においても、上述した部品装着方法を行うことができ、それにより、さらに生産ラインの稼動率を高めることができる。
【0016】
又、上述の実施形態では部品切れが発生した場合、いずれかの部品装着機、例えば上述のように部品切れを発生した部品装着機の下流側に配設される部品装着機にて上記リカバリー装着を行うようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、最も下流側に配設される部品装着機に、これより上流側に配設されるすべての部品装着機に備わるすべての部品を備えておき、上記最も下流側に配設される部品装着機をリカバリー専用機としてもよい。即ち、上述の電子部品装着装置101の場合、電子部品装着機1−3を上記リカバリー専用機とすることができる。
このようにリカバリー専用機を設けることで、例えば電子部品装着装置101においては、電子部品装着装置101の制御を単純化できる。又、それぞれの電子部品装着機1の部品供給部2においても、供給テーブルを2分割する必要が少なく、単一の供給テーブルとすることにより、上記I方向に沿った電子部品装着機1の長さを短縮化することが可能になる。
【0017】
又、上述の実施形態では、ステップ6にて、下流側に配設される装着機に上記不足部品と同一部品が有るか否かを判断し、無い場合にはステップ7へ移行するようにしたが、図5に示すように、ステップ6とステップ7との間にステップ15を設けてもよい。即ち、ステップ15では、制御装置110は、下流側の装着機に上記同一部品が無い場合には、上流側に配設される装着機に上記同一部品が有るか否かを判断し、有る場合にはステップ16へ移行して、その上流側の装着機へ上記追加装着指示を送出する。そしてステップ16から上述したステップ10へ移行する。一方、ステップ15にて、上流側の装着機にも上記同一部品が無いと判断されたときには、上述のステップ7へ移行する。尚、ステップ15,16を設けた動作を行う場合には、図6に示すように、生産ライン25に沿って少なくとも3台の電子部品装着機1−1,1−2,1−3を設けることになり、さらに、下流側の電子部品装着機から上流側の電子部品装着機へプリント基板18を搬送する搬送手段140を設ける必要がある。
【0018】
尚、上述の実施形態では、生産ライン25に沿って同一種類の電子部品装着機1−1,1−2,1−3を配設したが、これに限定されるものではなく、異種類の電子部品装着機を配設してももちろんよい。又、各電子部品装着機における部品供給部2においても、本実施形態のようにすべてをパーツカセット12とすることなく、他の部品供給装置を使用してもよい。
【0019】
又、上述の実施形態では、生産ライン25に沿って3台の電子部品装着機1−1,1−2,1−3を配設したが、これに限定されるものではない。即ち、図8に示すように被装着体に部品を装着する部品装着機は、少なくとも2台存在すればよく、これら2台の部品装着機131,132間で相互に上述のリカバリー装着を行えばよい。尚、部品装着機131,132間における上記相互のリカバリー装着は、上述の制御装置110に対応する制御装置133にて図9に示すフローチャートに基づき実行される。尚、図9に示すフローチャートにおいて、上述の実施形態との整合性のため、装着不可状態として部品切れを例にとる。又、図9に示すフローチャートと図2に示すフローチャートとの相違点は、ステップ40,60,90であり、図9に示すフローチャートにおけるステップ40,60,90の各動作は、図2に示すフローチャートのステップ4,6,9の各動作にそれぞれ対応する。このようなステップ40,60,90における各動作とステップ4,6,9の各動作との相違は、図9に示す動作において、部品装着機を2台のみ設けた点、及びこれら2台の部品装着機にて相互に上記リカバリー装着を行う点に起因するものであるので、ステップ40,60,90における各動作はステップ4,6,9の各動作に実質的に同一である。したがって、図9のフローチャートの説明は省略する。
【0020】
又、上述の説明では一つの生産ライン25を設けた場合を想定しているが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、図10に示すように、複数の生産ライン25−1,25−2に備わる部品装着機間においても上記リカバリー装着動作を行うこともできる。即ち、生産ライン25−1には、部品の搬送方向Iに沿って例えば部品装着機151,152,153を備えた複数の部品装着機が設けられ、又、生産ライン25−2には、部品の搬送方向Iに沿って例えば部品装着機161,162,163を備えた複数の部品装着機が設けられている。又、部品装着機151,152,153,161,162,163、及び後述の部品搬送手段171は制御装置180にて動作制御される。このような構成において、例えば部品装着機152にて上記装着不可状態が発生し、部品装着機151,153では上記リカバリー装着を行うことができないが、部品装着機161,162,163のいずれかにおいて上記リカバリー装着が行えると制御装置180が判断したときには、部品搬送手段171は、制御装置180の制御に従い、部品装着機152から被装着体を受け取り上記リカバリー装着が可能な部品装着機161,162,163のいずれかに受け渡す。よって、部品装着機161,162,163のいずれかにおいてリカバリー装着が行われる。
【0021】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の第1態様の部品装着方法、及び第2態様の部品装着装置によれば、部品装着機とこれを制御する制御装置とを備え、装着不可状態が発生したときには該装着不可状態に係る部品以外の部品について装着動作を行った後、上記装着不可状態に係る部品については、当該装着不可状態が発生した部品装着機以外の部品装着機にて装着を行うことから、装置全体の作業停止を最小限に抑えることができ生産性の高い部品装着方法及び装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の部品装着装置における構成を示す図である。
【図2】 図1に示す部品装着装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】 図1に示す部品装着装置の他の実施形態の構成を示す図である。
【図4】 図1に示す制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 図1に示す部品装着装置の他の実施形態における動作を示すフローチャートである。
【図6】 図1に示す部品装着装置の別の実施形態の構成を示す図である。
【図7】 図2に示すリカバリー装着の具体的動作を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の他の実施形態の部品装着装置における構成を示す図である。
【図9】 図8に示す部品装着装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】 本発明のさらに他の実施形態の部品装着装置における構成を示す図である。
【図11】 従来の部品装着装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
2…部品供給部、3…部品装着部、
25,25−1,25−2…生産ライン、26…電子部品、
101,102…電子部品装着装置、110…制御装置、
111−1,111−2,111−3…制御部、
131,132…部品装着機。
Claims (1)
- 部品を被装着体に装着する部品装着機を3台以上配設し、それぞれの上記部品装着機にて上記被装着体へそれぞれの部品を装着する部品装着方法において、
いずれかの上記部品装着機において上記被装着体への装着不可状態が発生したときには、上記装着不可状態が発生した部品装着機では上記装着不可状態に係る部品以外の部品について上記被装着体への装着を行わせ、
一方、上記装着不可状態が発生した部品装着機よりも下流側に配設された部品装着機内に上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機が有るか否かを判断し、
上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機が有るときには、上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機にて上記装着不可状態に係る部品の上記被装着体への装着を行い、
上記装着不可状態が発生した部品装着機よりも下流側に配設された部品装着機内に上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機が無いと判断されたときには、上記装着不可状態が発生した部品装着機よりも上流側に配設された部品装着機内に上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機が有るか否かを判断し、
上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機が有るときには、上記装着不可状態に係る部品と同じ部品を有する部品装着機にて上記装着不可状態に係る部品の装着を行う、
ことを特徴とする部品装着方法。
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