JP3922551B2

JP3922551B2 - High-frequency transmission line substrate

Info

Publication number: JP3922551B2
Application number: JP2002206422A
Authority: JP
Inventors: 昇久保; 秀明板倉
Original assignee: Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Current assignee: Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Priority date: 2002-07-16
Filing date: 2002-07-16
Publication date: 2007-05-30
Anticipated expiration: 2022-07-16
Also published as: JP2004048617A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、金属導体線路に高周波の信号を通過させるための高周波用伝送線路基板に係り、より詳細には、伝送特性及び接続信頼性が向上できる高周波用伝送線路基板に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年のモジュールの高周波化に伴い、半導体素子を搭載するためのパッケージ、回路基板等を伝播する信号速度、更に、パッケージ、回路基板等に接合して用いられたりする異なる信号線形態間を接続するための伝送線路基板を伝播する信号速度が高速になっており、単なる電気的接続では様々なノイズの発生要因となっている。この高周波用伝送線路基板は、セラミックやプラスチックからなる誘電体基材に導体金属からなる信号線とグランドを形成して高速動作に対応できる特性インピーダンス等の電気的設計の考慮がなされている。高周波化に伴い、信号線を伝播する信号遅延、反射ノイズ、クロストークノイズ等の伝送線路としての電磁気的、電磁波的挙動が顕著になるため、反射ノイズを防止するための整合や、ドライバ回路のスイッチング時に生じる電源雑音、不要電磁放射（ＥＭＩ）の対策が重要となっている。
【０００３】
高周波用伝送線路基板上で高速信号を伝播させるには、代表的な伝送線路構造として、マイクロストリップ線路、ストリップ線路、コプレナー線路、グランデットコプレナー線路等がある。それぞれの線路構造の特性インピーダンスは、信号線配線幅、絶縁層（誘電体基材）の厚さや信号線とグランドパターンとの隙間の幾何的寸法と、誘電体基材の比誘電率によって決まる。例えば、信号線に同軸コネクターを接続させるための高周波用伝送線路基板としては、誘電体基材の表面に信号線が形成されるマイクロストリップ線路や、コプレナー線路や、グランデットコプレナー線路構造のものが用いられている。
【０００４】
図４（Ａ）〜（Ｃ）を参照しながら、従来の高周波用伝送線路基板、及びこれに同軸コネクターのコネクター芯線が接続される形態を説明する。図４（Ａ）は従来の高周波用伝送線路基板の平面図を示し、コプレナー線路や、グランデットコプレナー線路構造からなる従来の高周波用伝送線路基板５０は、誘電体基材５１の一方の表面に信号線用の金属導体線路５２とグランド用の金属導体パターン５３を有している。そして、信号線用の金属導体線路５２と、グランド用の金属導体パターン５３は、近接して設けられている。図４（Ｂ）、（Ｃ）はそれぞれコネクター芯線が接続され平面視した概念図、Ｂ−Ｂ’線縦断面図を示し、金属導体線路５２の一方の端部には、同軸コネクターのコネクター芯線５４を接続するための接続部となり、コネクター芯線５４が低温ろう材５５でろう付け接合される。金属導体線路５２の他方の端部は、半導体素子と導通状態とするためのパッド部となり、例えば、ボンディングワイヤ５６でワイヤボンドが行われる。同様に、半導体素子とはグランド用の金属導体パターン５３ともボンディングワイヤ５６でワイヤボンドが行われる。なお、半導体素子との接続には、ボンディングワイヤ５６以外にリボン等からなるリード線を用いて接続したり、フリップチップ方式で半導体素子を直接高周波用伝送線路基板５０に接続させることもできる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の高周波用伝送線路基板は、次のような問題がある。
（１）高周波用伝送線路基板の信号線用の金属導体線路に同軸コネクターのコネクター芯線を接合する時、高周波用伝送線路基板には、基板寸法バラツキ等があり、コネクター芯線には、同軸コネクターとの接合バラツキ等があるので、接合位置ズレが発生する場合がある。特に、金属導体線路とグランド用の金属導体パターンとの間隔が小さいと、コネクター芯線が金属導体線路と金属導体パターンに跨って接触したり、接合材の低温ろうが流れたりして、金属導体線路と金属導体パターンとの間でショートが発生しやすくなる。
（２）コネクター芯線を金属導体線路の一方の端部の接続部に接合する時の低温ろう材は、半導体素子と、例えば、ボンディングワイヤ等のリード線を接続させるための金属導体線路の他方の端部のパッド部まで流れだし、リード線接合用のパッド部を汚すので、リード線の接合信頼性を低下させる問題が発生している。
（３）金属導体線路のパッド部には、ボンディングワイヤや、リボン等のリード線が接続されるが、リード線のインダクタンスによって、パッド部のリード線が接合された周辺部の特性インピーダンスの不整合がおこり、この不整合から伝送特性の悪化が発生している。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、金属導体線路と金属導体パターン間のショートを防止し、金属導体線路のパッド部の汚染を防止すると共に、伝送特性の悪化を低減する高周波用伝送線路基板を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る高周波用伝送線路基板は、高周波の信号を通過させるための信号線用の金属導体線路と、同一面に金属導体線路と間隔を設けて配置されるグランド用の金属導体パターンを有する高周波用伝送線路基板において、金属導体線路の一方の端部が同軸コネクターのコネクター芯線をＡｕ−Ｓｎろう、又はＡｕ−Ｇｅろうからなる低温ろう材でろう付け接合するための接続部、他方の端部が半導体素子と直接又は間接的に接続するためのパッド部からなり、接続部と金属導体パターンとの間隔がパッド部と金属導体パターンとの間隔より大きく、しかも、接続部とパッド部との間には低温ろう材のろう流れを阻害し、電気的容量がスパッタ、又は蒸着で形成できるＣｒ、又はＮｉの金属で金属導体線路と金属導体パターンとの隙間部分に延設し、金属導体線路を横断して被覆し形成される流れ止めパターンを有し、流れ止めパターンがパッド部に接続されるボンディングワイヤや、リボン等のリード線のインダクタンスによる接合部周辺の特性インピーダンスの不整合からおこる伝送特性の悪化を低減させる容量パターンを兼ねている。これにより、信号線用の金属導体線路のコネクター芯線の接続部と、グランド用の金属導体パターンとの間隔は広くできるので、ショートを防止できる。また、ろう流れを阻害する金属で形成する流れ止めパターンでパッド部への汚染を防止してリード線の接続信頼性を確保できる。更に、流れ止めパターンは金属で形成されており、容量を構成するパターンによって、伝送特性の悪化を低減できる電気的容量を容易に形成できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図１は本発明の一実施の形態に係る高周波用伝送線路基板の斜視図、、図２（Ａ）〜（Ｃ）はそれぞれ同高周波用伝送線路基板の変形例の平面図、図３（Ａ）、（Ｂ）はそれぞれ同高周波用伝送線路基板を用いて作製する光通信用パッケージの平面図、Ａ−Ａ’線縦断面図である。
【０００９】
図１に示すように、本発明の一実施の形態に係る高周波用伝送線路基板１０は、コプレナー線路や、グランデットコプレナー線路構造からなり、セラミックや、プラスチック等の誘電体基材１１の一方の表面に高周波の信号を通過させるための信号線用の金属導体線路１２と、同一面に金属導体線路１２と接触しないように誘電体基材１１が露出して絶縁となる間隔を設けて配置されているグランド用の金属導体パターン１３を有している。金属導体線路１２の一方の端部は、同軸コネクター２９（図３参照）のコネクター芯線１４をコネクター芯線１４の軸線方向に合わせて接続するための接続部１５となり、コネクター芯線１４がＡｕ−Ｓｎろうや、Ａｕ−Ｇｅろう等からなる低温ろう材１６でろう付け接合されるのに用いられる。金属導体線路１２の他方の端部は、半導体素子（図示せず）と、例えば、フリップチップ方式で直接、あるいはボンディングワイヤや、リボン等のリード線を用いて間接的に接続するためのパッド部１７となり、半導体素子と接続状態とするのに用いられる。
【００１０】
金属導体線路１２の接続部１５とグランド用の金属導体パターン１３との間隔ａは、金属導体線路１２のパッド部１７と金属導体パターン１３との間隔ｂより大きく（ａ＞ｂ）形成されている。金属導体線路１２の接続部１５とパッド部１７との間には、接続部１５に断面が円形のコネクター芯線１４の一方の端部の側部を接合するための低温ろう材１６の接合時のろう流れを阻害することができる金属で、流れ止めパターン１８が形成されている。また、この流れ止めパターン１８は、電気的な容量が形成できる金属からなり、金属導体線路１２を横断し、金属導体線路１２と金属導体パターン１３との隙間部分に延設するようにして被覆して形成されている。
【００１１】
この流れ止めパターン１８は、例えば、Ａｕ−Ｓｎろうや、Ａｕ−Ｇｅろう等からなる低温ろう材１６のろう流れを阻害する金属の一例である、Ｃｒや、Ｎｉ等の金属からなり、ろう流れを阻害することができる。また、流れ止めパターン１８は、接続部１５での低温ろう材１６のろう流れを阻害すると同時に、パッド部１７に接続されるボンディングワイヤや、リボン等のリード線がもつインダクタンスによる接合部周辺の特性インピーダンスの不整合からおこる伝送特性の悪化を低減させる容量パターンを兼ねることができる。
【００１２】
次いで、図２（Ａ）〜（Ｄ）を参照しながら、誘電体基材１１に形成される信号線とグランドとの隙間の形態について説明する。図２（Ａ）に示すように、例えば、信号線は、接続部１５とパッド部１７の幅が同一からなる金属導体線路１２としている。これに対応するグランド用の金属導体パターン１３は、金属導体線路１２の接続部１５との間隔が大きくなるように引き下げられ、パッド部１７との間隔が小さくなるように飛び出した形状の金属導体パターン１３としている。そして、接続部１５とパッド部１７との間に流れ止めパターン１８を形成している。
【００１３】
図２（Ｂ）に示すように、信号線は、接続部１５の幅がパッド部１７の幅より大きい金属導体線路１２ａとしてもよい。これに対応するグランドは、金属導体線路１２ａの接続部１５との間隔を大きくするように引き下げられ、パッド部１７との間隔を小さくするように飛び出した形状の金属導体パターン１３ａとしている。そして、接続部１５とパッド部１７との間には、流れ止めパターン１８を形成している。この場合は、接続部１５を広くできるので、コネクター芯線１４を容易に接合することができる。また、特性インピーダンスの整合のための形状設計の自由度を得ることができる。
【００１４】
また、図２（Ｃ）に示すように、グランドが同一幅の金属導体パターン１３ｂで金属導体線路１２ｂの接続部１５の幅よりパッド部１７の幅を大きくした形状であってもよい。そして、接続部１５とパッド部１７との間には、流れ止めパターン１８を形成している。この場合には、パッド部１７を広く形成できるので、ワイヤボンド等のリード線を容易に接合させることができる。
【００１５】
更に、図２（Ｄ）に示すように、信号線とグランドは、図２（Ａ）、（Ｃ）の形状の中間的な形状の金属導体線路１２ｃと、金属導体パターン１３ｃであってもよい。そして、接続部１５とパッド部１７との間には、流れ止めパターン１８を形成している。この場合には、特性インピーダンスの整合のための形状設計の自由度を得ることができる。
【００１６】
なお、グランドは、誘電体基材１１の底面側にも、全面にわたって設けられる場合があり、この場合には、誘電体基材１１の上面側と、底面側を貫通する貫通孔に金属導体を形成したビアホールによって、上面側と、底面側のグランド用の金属導体パターンが導通状態に形成されている。また、グランドとしては、高周波用伝送線路基板１０を載置するための金属で形成された台座部を、誘電体基材１１の底面側で導通状態にさせて用いることもできる。
【００１７】
次いで、高周波用伝送線路基板１０の製造方法を説明する。
高周波用伝送線路基板１０を構成する誘電体基材１１は、誘電体の一例である、例えば、アルミナ（Ａｌ_２Ｏ_３）等のセラミックからなり、先ず、アルミナ粉末にマグネシア、シリカ、カルシア等の焼結助剤を適当量加えた粉末に、ジオクチルフタレート等の可塑剤と、アクリル樹脂等のバインダー、及びトルエン、キシレン、アルコール類等の溶剤を加え、十分に混練し、脱泡して粘度２０００〜４００００ｃｐｓのスラリーを作製する。次いで、ドクターブレード法等によって、例えば、厚み０．２５ｍｍのロール状のシートを形成し、適当なサイズの矩形状に切断したセラミックグリーンシートを作製する。そして、このセラミックグリーンシートを、必要に応じて複数枚を重ね合わせ、温度と圧力をかけて積層した後、複数個の誘電体基材１１が焼成後に得られるように、焼成収縮を見込んだ焼成前の外形寸法に合わせて分割用の溝を形成し、約１５５０℃で焼成して焼結体を作製する。なお、グランド用の導体パターンを誘電体基材１１の底面側にも形成する場合には、焼成前のセラミックグリーンシートにパンチングマシーン等で穿孔したり、焼成後に炭酸ガスレーザ等を用いて穿孔したりして上面側と底面側を導通させるためのビア孔を形成する。
【００１８】
次に、誘電体基材１１の上面、必要に応じて底面、及びビア孔に、スパッタや、蒸着法等で、例えば、Ｔｉ、Ｐｄ、Ａｕ等からなる金属薄膜を付着させることで信号線用の金属導体線路１２、１２ａ、１２ｂ、１２ｃ（以下代表して１２とする）、及びグランド用の金属導体パターン１３、１３ａ、１３ｂ、１３ｃ（以下代表して１３とする）を形成する。なお、金属導体線路１２、及び金属導体パターン１３の間の間隔は、スパッタや、蒸着等を行う前にフォトリソグラフィ法で予め間隔部分にレジスト膜を形成しておき、スパッタや、蒸着等を行った後に、レジスト膜を除去して形成している。
【００１９】
次に、金属導体線路１２の一方側がコネクター芯線１４を接続するための接続部１５、他方側がパッド部１７となるように分割する流れ止めパターン１８は、先ず、フォトリソ法で流れ止めパターン１８の形状が開口部として露出するフォトレジスト膜を形成した後、スパッタや、蒸着等を行う。このスパッタや、蒸着等によって、低温ろう材１６の接合溶融時のろう流れを阻害できる、例えば、Ｃｒや、Ｎｉ等からなる金属薄膜層が形成される。次いで、フォトレジスト膜を除去することで、流れ止めパターン１８を作製する。
【００２０】
なお、誘電体基材１１は、アルミナ以外の窒化アルミニウム、低温焼成セラミック等からなるセラミック基材や、各種プラスチックからなる樹脂基材であってもよい。
また、金属導体線路１２の本数は限定されるものではなく、複数本であってもよい。また、金属導体線路１２の形状は直線形状に限定されるものではなく、曲線形状であってもよく、金属導体パターン１３の形状も金属導体線路１２の形状に追随するものであってよい。更に、金属導体パターン１３は、金属導体線路１２の片側にのみあってもよい。
【００２１】
続いて、図３（Ａ）、（Ｂ）を参照しながら、本発明の高周波用伝送線路基板１０が用いられる一例である光通信用パッケージ２０を詳細に説明する。
同軸コネクター２９を介して外部と電気的接続を行ったり、レーザーダイオード等の発光素子からの光波を搬送波として用いるような光通信用の半導体素子を収容するための光通信用パッケージ２０は、ＫＶ（Ｆｅ−Ｎｉ−Ｃｏ系合金、商品名「Ｋｏｖａｒ（コバール）」）や４２アロイ（Ｆｅ−Ｎｉ系合金）等の金属部材からなる枠体２１と、ボード等に取り付けるための固定用孔２２（この実施例では４個）を備え、放熱性に優れたＣｕ−Ｗ（銅タングステン）やＣｕ−Ｍｏ−Ｃｕ（銅モリブデン銅の接合板）等の金属部材からなる底体２３とをＡｇ−Ｃｕろう等の高温ろう材を用いてろう付け接合して、内部に光通信用の半導体素子を搭載するためのキャビティ部２４が形成されている。
【００２２】
枠体２１の一側壁には、キャビティ部２４に連通して切り欠いて形成した取付部２５が設けられている。この取付部２５には、ＫＶや４２アロイ等の金属部材からなるアダプター２６の側壁部２７がＡｇ−Ｃｕろう等の高温ろう材を用いてろう付け接合されている。このアダプター２６は、側壁部２７に一体化され、キャビティ部２４に配置される台座部２８が設けられており、また、側壁部２７に同軸コネクター２９を接続するための挿通孔３０が設けられている。挿通孔３０には、同軸コネクター２９がＡｕ−Ｓｎろうや、Ａｕ−Ｇｅろう等からなる低温ろう材で接合されている。同軸コネクター２９は、ＫＶや、４２アロイ等の金属部材からなる金属製筒体３１の筒内中央部に、金属製筒体３１の軸線を合わせて、高融点ガラス等の絶縁部材３２で長さ方向の中央部でコネクター芯線１４が接合されている。
【００２３】
アダプター２６の台座部２８上には、誘電体基材１１の上面に金属導体線路１２及び金属導体パターン１３を有し、金属導体線路１２の中間部に流れ止めパターン１８を設けて、それぞれ接続部１５とパッド部１７とする高周波用伝送線路基板１０が、コネクター芯線１４のキャビティ部２４内に突出する一方の端部の下側に配置し、一端面部を側壁部２７に実質的に隙間を無くして当接させ、底面側をＡｕ−Ｓｎろうや、Ａｕ−Ｇｅろう等からなる低温ろう材でろう付け接合されている。そして、コネクター芯線１４は、高周波用伝送線路基板１０の金属導体線路１２の接続部１５に、Ａｕ−Ｓｎろうや、Ａｕ−Ｇｅろう等からなる低温ろう材でろう付け接合されている。
【００２４】
また、光通信用パッケージ２０は、アダプター２６が接合される枠体２１の側壁に対向する側壁に、例えば、アルミナ等のセラミックからなるフィードスルー基板３３を有する。フィードスルー基板３３は、パッケージの内外部を導通する導体配線パターン３４ａ、３４ｂを備え、枠体２１に設けられたキャビティ部２４に連通する窓枠状切り欠き部３５に嵌合され、Ａｇ−Ｃｕろう等の高温ろう材で接合されている。枠体２１の外側の導体配線パターン３４ｂには、外部接続端子３６がバタフライ型にろう付け接合され、キャビティ部２４側の導体配線パターン３４ａは、光通信用の半導体素子とボンディングワイヤで接続されるのに用いられる。
【００２５】
更に、枠体２１のアダプター２６及びフィードスルー基板３３が接合されていない一方の側壁部には、キャビティ部２４に連通する貫通孔３７が設けられいる。この貫通孔３７には、光ファイバーの光の入出口となり、ＫＶ、４２アロイ又はステンレス系等の金属部材からなる金属製固定部材３８が挿入され、Ａｇ−Ｃｕろう等の高温ろう材でろう付け接合されている。この金属製固定部材３８には、キャビティ部２４に半導体素子が実装された後、半導体素子との間で光信号を送受するための光ファイバー部材（図示せず）がＡｕ−Ｓｎ等の低温ろう材で接合されたり、ＹＡＧ等のレーザ溶接で接合される。また、枠体２１の上方には、Ａｇ−Ｃｕろう等からなる高温ろう材で接合したＫＶや、４２アロイ等の金属部材からなるシールリング３９がＡｇ−Ｃｕろう等の高温ろう材でろう付け接合されて設けられている。このシールリング３９は、半導体素子を実装した後、蓋体（図示せず）を接合してキャビティ部２４内を気密に封止するために用いられる。
なお、上記の高温ろう材のろう付け接合は、それぞれを一度に、又は複数回に分けてろう付けすることができる。また、低温ろう材のろう付け接合は、高温ろう材のろう付け接合後に行われ、それぞれを一度に、又は複数回に分けてろう付けすることができる。
【００２６】
【発明の効果】
請求項１記載の高周波用伝送線路基板は、金属導体線路の一方の端部が同軸コネクターのコネクター芯線をＡｕ−Ｓｎろう、又はＡｕ−Ｇｅろうからなる低温ろう材でろう付け接合するための接続部、他方の端部が半導体素子と直接又は間接的に接続するためのパッド部からなり、接続部と金属導体パターンとの間隔がパッド部と金属導体パターンとの間隔より大きく、しかも、接続部とパッド部との間には低温ろう材のろう流れを阻害し、電気的容量がスパッタ、又は蒸着で形成できるＣｒ、又はＮｉの金属で金属導体線路と金属導体パターンとの隙間部分に延設し、金属導体線路を横断して被覆し形成される流れ止めパターンを有し、流れ止めパターンがパッド部に接続されるボンディングワイヤや、リボン等のリード線のインダクタンスによる接合部周辺の特性インピーダンスの不整合からおこる伝送特性の悪化を低減させる容量パターンを兼ねているので、コネクター芯線の接続部と、金属導体パターンとの間隔が広くなり、ショートを防止できる。また、ろう流れを阻害する金属による流れ止めパターンでパッド部への汚染を防止してボンディングワイヤや、リボン等のリード線の接続信頼性を確保できる。更に、流れ止めパターンは金属からなり、リード線接合部周辺の特性インピーダンスの不整合からおこる伝送特性の悪化を低減できる電気的容量を容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係る高周波用伝送線路基板の斜視図である。
【図２】（Ａ）〜（Ｃ）はそれぞれ同高周波用伝送線路基板の変形例の平面図である。
【図３】（Ａ）、（Ｂ）はそれぞれ同高周波用伝送線路基板を用いて作製する光通信用パッケージの平面図、Ａ−Ａ’線縦断面図である。
【図４】（Ａ）〜（Ｃ）はそれぞれ従来の高周波用伝送線路基板の説明図である。
【符号の説明】
１０：高周波用伝送線路基板、１１：誘電体基板、１２、１２ａ、１２ｂ、１２ｃ：金属導体線路、１３、１３ａ、１３ｂ、１３ｃ：金属導体パターン、１４：コネクター芯線、１５：接続部、１６：低温ろう材、１７：パッド部、１８：流れ止めパターン、２０：光通信用パッケージ、２１：枠体、２２：固定用孔、２３：底体、２４：キャビティ部、２５：取付部、２６：アダプター、２７：側壁部、２８：台座部、２９：同軸コネクター、３０：挿通孔、３１：金属製筒体、３２：絶縁部材、３３：フィードスルー基板、３４ａ、３４ｂ：導体配線パターン、３５：窓枠状切り欠き部、３６：外部接続端子、３７：貫通孔、３８：金属製固定部材、３９：シールリング[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a high-frequency transmission line substrate for allowing a high-frequency signal to pass through a metal conductor line, and more particularly to a high-frequency transmission line substrate capable of improving transmission characteristics and connection reliability.
[0002]
[Prior art]
With the recent increase in the frequency of modules, the signal speed for propagating a package for mounting a semiconductor element, a circuit board, etc., and also connecting between different signal line forms that are used by being bonded to the package, the circuit board, etc. Therefore, the signal speed propagating through the transmission line substrate is high, and a simple electrical connection is a cause of various noises. In this high-frequency transmission line substrate, consideration is given to electrical design such as characteristic impedance that can correspond to high-speed operation by forming a signal line and ground made of conductive metal on a dielectric base material made of ceramic or plastic. As the frequency increases, the electromagnetic and electromagnetic behaviors of transmission lines such as signal delay, reflection noise, and crosstalk noise that propagate through signal lines become more prominent, so matching to prevent reflection noise and driver circuit Countermeasures against power supply noise and unnecessary electromagnetic radiation (EMI) generated during switching are important.
[0003]
In order to propagate a high-speed signal on a high-frequency transmission line substrate, typical transmission line structures include a microstrip line, a strip line, a coplanar line, a grand coplanar line, and the like. The characteristic impedance of each line structure is determined by the signal line wiring width, the thickness of the insulating layer (dielectric base material), the geometric dimension of the gap between the signal line and the ground pattern, and the relative dielectric constant of the dielectric base material. For example, as a high-frequency transmission line substrate for connecting a coaxial connector to a signal line, a microstrip line in which a signal line is formed on the surface of a dielectric substrate, a coplanar line, or a grounded coplanar line structure Is used.
[0004]
With reference to FIGS. 4A to 4C, a conventional high-frequency transmission line substrate and a form in which a connector core wire of a coaxial connector is connected to this will be described. FIG. 4A shows a plan view of a conventional high-frequency transmission line substrate. A conventional high-frequency transmission line substrate 50 having a coplanar line or a grand coplanar line structure is formed on one surface of a dielectric substrate 51. Are provided with a metal conductor line 52 for signal lines and a metal conductor pattern 53 for ground. The signal line metal conductor line 52 and the ground metal conductor pattern 53 are provided close to each other. 4 (B) and 4 (C) are respectively a conceptual view of the connector core wires connected to each other and a plan view, and a vertical cross-sectional view taken along the line BB ′. A connector core wire of a coaxial connector is provided at one end of the metal conductor line 52. The connector core wire 54 is brazed and joined with a low-temperature brazing material 55. The other end portion of the metal conductor line 52 becomes a pad portion for establishing a conductive state with the semiconductor element. For example, wire bonding is performed by the bonding wire 56. Similarly, the semiconductor element is wire-bonded to the ground metal conductor pattern 53 by the bonding wire 56. The semiconductor element can be connected using a lead wire made of a ribbon or the like in addition to the bonding wire 56, or the semiconductor element can be directly connected to the high-frequency transmission line substrate 50 by a flip chip method.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional high-frequency transmission line substrate as described above has the following problems.
(1) When the connector core wire of the coaxial connector is joined to the metal conductor line for the signal line of the high-frequency transmission line substrate, the high-frequency transmission line substrate has a board size variation, etc. There are cases in which a misalignment of the joining position may occur. In particular, if the distance between the metal conductor line and the ground metal conductor pattern is small, the connector core wire may be in contact with the metal conductor line and the metal conductor pattern, or a low-temperature brazing material may flow, causing the metal conductor line to flow. And a metal conductor pattern are likely to cause a short circuit.
(2) The low-temperature brazing material when the connector core wire is joined to the connection portion at one end of the metal conductor line is the other of the metal conductor line for connecting a semiconductor element and, for example, a lead wire such as a bonding wire. Since it flows to the pad portion at the end and soils the pad portion for joining the lead wire, there is a problem that the joining reliability of the lead wire is lowered.
(3) A lead wire such as a bonding wire or a ribbon is connected to the pad portion of the metal conductor line, but due to the inductance of the lead wire, the characteristic impedance mismatch of the peripheral portion where the lead wire of the pad portion is joined As a result, transmission characteristics deteriorate due to this mismatch.
The present invention has been made in view of such circumstances, and prevents a short circuit between a metal conductor line and a metal conductor pattern, prevents contamination of a pad portion of the metal conductor line, and reduces deterioration of transmission characteristics. An object is to provide a high-frequency transmission line substrate.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A high-frequency transmission line substrate according to the present invention that meets the above-mentioned object is a metal conductor line for a signal line for allowing a high-frequency signal to pass through, and a metal for grounding that is disposed on the same surface with a space from the metal conductor line. In a high-frequency transmission line substrate having a conductor pattern, one end portion of a metal conductor line is a connection portion for brazing and joining a connector core wire of a coaxial connector with a low-temperature brazing material made of Au-Sn brazing or Au-Ge brazing The other end portion is composed of a pad portion for direct or indirect connection with the semiconductor element, and the interval between the connection portion and the metal conductor pattern is larger than the interval between the pad portion and the metal conductor pattern, and between the pad portion inhibits wax flow of cold brazing material, metal conductor lines and the metal conductor pattern electrically capacity sputtering, or Cr can be formed by vapor deposition, or Ni metal To extend into the gap portion between, have a flow stop pattern formed to cover across the metal conductor lines, the bonding wire and the flow stop pattern is connected to the pad portion, due to the inductance of lead wires, such as a ribbon It also serves as a capacitance pattern that reduces the deterioration of transmission characteristics caused by mismatching of the characteristic impedance around the junction . Thereby, since the space | interval of the connection part of the connector core wire of the metal conductor line for signal lines, and the metal conductor pattern for grounds can be widened, a short circuit can be prevented. In addition, the flow stopping pattern formed of a metal that obstructs the brazing flow can prevent the pad portion from being contaminated and ensure the connection reliability of the lead wire. Furthermore, the flow stop pattern is made of metal , and an electric capacity capable of reducing deterioration of transmission characteristics can be easily formed by the pattern constituting the capacity.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings to provide an understanding of the present invention.
FIG. 1 is a perspective view of a high-frequency transmission line substrate according to an embodiment of the present invention. FIGS. 2A to 2C are plan views of modified examples of the high-frequency transmission line substrate. 3 (A) and 3 (B) are a plan view and a longitudinal sectional view taken along line AA ′ of an optical communication package manufactured using the same high-frequency transmission line substrate, respectively.
[0009]
As shown in FIG. 1, a high-frequency transmission line substrate 10 according to an embodiment of the present invention has a coplanar line or a grounded coplanar line structure, and is one of a dielectric base material 11 such as ceramic or plastic. The metal conductor line 12 for signal lines for allowing high-frequency signals to pass through on the surface of the metal substrate 11 and the dielectric substrate 11 is exposed and insulated so as not to contact the metal conductor line 12 on the same surface. The ground metal conductor pattern 13 is provided. One end of the metal conductor line 12 serves as a connection portion 15 for connecting the connector core wire 14 of the coaxial connector 29 (see FIG. 3) in accordance with the axial direction of the connector core wire 14, and the connector core wire 14 is Au-Sn brazing. In addition, it is used for brazing and joining with a low-temperature brazing material 16 made of Au—Ge brazing or the like. The other end portion of the metal conductor line 12 is a pad portion for directly connecting to a semiconductor element (not shown) by, for example, a flip chip method or indirectly using a lead wire such as a bonding wire or a ribbon. 17 is used to establish a connection state with the semiconductor element.
[0010]
The distance a between the connection portion 15 of the metal conductor line 12 and the ground metal conductor pattern 13 is larger than the distance b between the pad portion 17 of the metal conductor line 12 and the metal conductor pattern 13 (a> b). . Between the connecting portion 15 of the metal conductor line 12 and the pad portion 17, when the low-temperature brazing material 16 for joining one side portion of the connector core wire 14 having a circular cross section to the connecting portion 15 is joined. A flow stop pattern 18 is formed of a metal capable of inhibiting the brazing flow. Further, the flow stop pattern 18 is made of a metal capable of forming an electric capacity, and is covered so as to cross the metal conductor line 12 and extend in a gap portion between the metal conductor line 12 and the metal conductor pattern 13. Is formed.
[0011]
The flow stop pattern 18 is made of a metal such as Cr or Ni, which is an example of a metal that inhibits the brazing flow of the low-temperature brazing material 16 made of, for example, Au—Sn brazing or Au—Ge brazing. Can be inhibited. Further, the flow stop pattern 18 inhibits the brazing flow of the low temperature brazing material 16 at the connection portion 15 and at the same time, the characteristics around the joint portion due to the inductance of the bonding wire connected to the pad portion 17 and the lead wire such as a ribbon. It can also serve as a capacitance pattern that reduces deterioration of transmission characteristics caused by impedance mismatch.
[0012]
Next, the form of the gap between the signal line formed on the dielectric substrate 11 and the ground will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 2A, for example, the signal line is a metal conductor line 12 in which the widths of the connecting portion 15 and the pad portion 17 are the same. The ground metal conductor pattern 13 corresponding to this is pulled down so that the distance from the connection part 15 of the metal conductor line 12 is increased, and protrudes so that the distance from the pad part 17 is reduced. 13 A flow stop pattern 18 is formed between the connection portion 15 and the pad portion 17.
[0013]
As shown in FIG. 2B, the signal line may be a metal conductor line 12 a in which the width of the connection portion 15 is larger than the width of the pad portion 17. The ground corresponding to this is formed as a metal conductor pattern 13a which is pulled down so as to increase the distance from the connection part 15 of the metal conductor line 12a and protrudes so as to reduce the distance from the pad part 17. A flow stop pattern 18 is formed between the connection portion 15 and the pad portion 17. In this case, since the connecting portion 15 can be widened, the connector core wire 14 can be easily joined. Further, it is possible to obtain a degree of freedom in shape design for matching characteristic impedance.
[0014]
Further, as shown in FIG. 2C, the metal conductor pattern 13b having the same width as the ground may have a shape in which the width of the pad portion 17 is larger than the width of the connection portion 15 of the metal conductor line 12b. A flow stop pattern 18 is formed between the connection portion 15 and the pad portion 17. In this case, since the pad part 17 can be formed widely, lead wires, such as a wire bond, can be joined easily.
[0015]
Further, as shown in FIG. 2D, the signal line and the ground may be a metal conductor line 12c having a shape intermediate between those shown in FIGS. 2A and 2C and a metal conductor pattern 13c. . A flow stop pattern 18 is formed between the connection portion 15 and the pad portion 17. In this case, it is possible to obtain a degree of freedom in shape design for matching characteristic impedance.
[0016]
The ground may be provided over the entire bottom surface side of the dielectric base material 11, and in this case, a metal conductor is provided in the top surface side of the dielectric base material 11 and through holes penetrating the bottom surface side. By the formed via hole, the metal conductor pattern for ground on the upper surface side and the bottom surface side is formed in a conductive state. Further, as the ground, a pedestal portion made of metal for placing the high-frequency transmission line substrate 10 can be used in a conductive state on the bottom surface side of the dielectric substrate 11.
[0017]
Next, a method for manufacturing the high-frequency transmission line substrate 10 will be described.
The dielectric base 11 constituting the high-frequency transmission line substrate 10 is an example of a dielectric, for example, ceramic such as alumina (Al ₂ O ₃ ). First, alumina powder is made of magnesia, silica, calcia, or the like. Add a plasticizer such as dioctyl phthalate, a binder such as acrylic resin, and a solvent such as toluene, xylene, alcohols, etc. to a powder with an appropriate amount of sintering aid added, knead thoroughly, defoamed, and a viscosity of 2000 Make a slurry of ˜40000 cps. Next, for example, a roll-shaped sheet having a thickness of 0.25 mm is formed by a doctor blade method or the like, and a ceramic green sheet cut into a rectangular shape having an appropriate size is produced. Then, after stacking a plurality of ceramic green sheets as necessary and applying temperature and pressure, the ceramic green sheets are fired with a view to firing shrinkage so that a plurality of dielectric base materials 11 can be obtained after firing. A dividing groove is formed in accordance with the previous external dimensions, and sintered at about 1550 ° C. to produce a sintered body. When the conductor pattern for grounding is also formed on the bottom surface side of the dielectric substrate 11, the ceramic green sheet before firing is punched with a punching machine or the like, or after firing with a carbon dioxide laser or the like. Then, a via hole for connecting the upper surface side and the bottom surface side is formed.
[0018]
Next, a metal thin film made of, for example, Ti, Pd, Au, or the like is attached to the top surface of the dielectric substrate 11, the bottom surface as necessary, and the via hole by sputtering or vapor deposition, for example, for signal lines. Metal conductor lines 12, 12a, 12b, and 12c (representatively referred to as 12) and ground metal conductive patterns 13, 13a, 13b, and 13c (representatively referred to as 13) are formed. Note that the distance between the metal conductor line 12 and the metal conductor pattern 13 is such that a resist film is formed in advance on the gap portion by photolithography before sputtering or vapor deposition, and sputtering or vapor deposition is performed. After that, the resist film is removed and formed.
[0019]
Next, the flow stop pattern 18 that is divided so that one side of the metal conductor line 12 becomes the connection portion 15 for connecting the connector core wire 14 and the other side becomes the pad portion 17 is first formed in the shape of the flow stop pattern 18 by photolithography. After forming a photoresist film exposed as an opening, sputtering or vapor deposition is performed. By this sputtering, vapor deposition, or the like, a metal thin film layer made of, for example, Cr, Ni, or the like that can inhibit the brazing flow when the low-temperature brazing material 16 is joined and melted is formed. Next, the photoresist film is removed to produce the flow stop pattern 18.
[0020]
The dielectric substrate 11 may be a ceramic substrate made of aluminum nitride other than alumina, a low-temperature fired ceramic, or the like, or a resin substrate made of various plastics.
Further, the number of the metal conductor lines 12 is not limited and may be plural. Further, the shape of the metal conductor line 12 is not limited to a linear shape, but may be a curved shape, and the shape of the metal conductor pattern 13 may also follow the shape of the metal conductor line 12. Furthermore, the metal conductor pattern 13 may be only on one side of the metal conductor line 12.
[0021]
Next, the optical communication package 20 as an example in which the high-frequency transmission line substrate 10 of the present invention is used will be described in detail with reference to FIGS. 3 (A) and 3 (B).
An optical communication package 20 for accommodating a semiconductor element for optical communication that is electrically connected to the outside via a coaxial connector 29 or that uses a light wave from a light emitting element such as a laser diode as a carrier wave is KV ( A frame 21 made of a metal member such as an Fe-Ni-Co-based alloy, trade name "Kovar") or 42 alloy (Fe-Ni-based alloy), and a fixing hole 22 for attaching to a board or the like (this In the embodiment, the bottom body 23 made of a metal member such as Cu-W (copper tungsten) or Cu-Mo-Cu (copper molybdenum-copper joint plate) having excellent heat dissipation is provided. A cavity portion 24 for mounting a semiconductor element for optical communication is formed inside by brazing and joining using a high-temperature brazing filler metal or the like.
[0022]
On one side wall of the frame body 21, there is provided an attachment portion 25 formed by cutting out in communication with the cavity portion 24. A side wall portion 27 of an adapter 26 made of a metal member such as KV or 42 alloy is brazed to the mounting portion 25 using a high-temperature brazing material such as Ag-Cu brazing. The adapter 26 is integrated with the side wall 27, provided with a pedestal 28 arranged in the cavity 24, and provided with an insertion hole 30 for connecting the coaxial connector 29 to the side wall 27. Yes. A coaxial connector 29 is joined to the insertion hole 30 with a low-temperature brazing material made of Au—Sn brazing, Au—Ge brazing, or the like. The coaxial connector 29 is made of an insulating member 32 such as refractory glass by aligning the axis of the metal cylinder 31 with the central portion of the metal cylinder 31 made of a metal member such as KV or 42 alloy. The connector core wire 14 is joined at the center in the direction.
[0023]
On the pedestal portion 28 of the adapter 26, the metal conductor line 12 and the metal conductor pattern 13 are provided on the upper surface of the dielectric base material 11, and the flow stop pattern 18 is provided in the middle portion of the metal conductor line 12, respectively. The high-frequency transmission line substrate 10, 15 and the pad portion 17, is disposed below one end portion protruding into the cavity portion 24 of the connector core wire 14, and the one end surface portion is substantially eliminated from the side wall portion 27. The bottom surface side is brazed with a low-temperature brazing material made of Au—Sn brazing, Au—Ge brazing, or the like. The connector core wire 14 is brazed and joined to the connecting portion 15 of the metal conductor line 12 of the high-frequency transmission line substrate 10 with a low-temperature brazing material such as Au—Sn brazing or Au—Ge brazing.
[0024]
Further, the optical communication package 20 has a feedthrough substrate 33 made of ceramic such as alumina on the side wall facing the side wall of the frame body 21 to which the adapter 26 is joined. The feedthrough substrate 33 includes conductor wiring patterns 34a and 34b that conduct the inside and outside of the package. The feedthrough substrate 33 is fitted into a window frame-shaped cutout portion 35 that communicates with the cavity portion 24 provided in the frame body 21, and Ag-Cu It is joined with a high temperature brazing material such as brazing. An external connection terminal 36 is brazed and joined to the conductor wiring pattern 34b outside the frame 21 in a butterfly shape, and the conductor wiring pattern 34a on the cavity portion 24 side is connected to a semiconductor element for optical communication with a bonding wire. Used for
[0025]
Furthermore, a through hole 37 communicating with the cavity portion 24 is provided in one side wall portion of the frame body 21 where the adapter 26 and the feedthrough substrate 33 are not joined. A metal fixing member 38 made of a metal member such as KV, 42 alloy or stainless steel is inserted into the through hole 37, and is brazed with a high-temperature brazing material such as Ag-Cu brazing. Has been. The metal fixing member 38 has an optical fiber member (not shown) for transmitting and receiving an optical signal to and from the semiconductor element after the semiconductor element is mounted on the cavity portion 24, and a low-temperature brazing material such as Au-Sn. Or by laser welding such as YAG. In addition, a seal ring 39 made of a metal member such as KV or 42 alloy joined with a high temperature brazing material made of Ag—Cu brazing is brazed with a high temperature brazing material such as Ag—Cu brazing. It is joined and provided. The seal ring 39 is used for sealing the inside of the cavity portion 24 by bonding a lid (not shown) after mounting a semiconductor element.
In addition, the brazing joining of the above-mentioned high-temperature brazing material can be performed by brazing each at once or in a plurality of times. Further, the brazing joining of the low temperature brazing material is performed after the brazing joining of the high temperature brazing material, and each of them can be brazed at once or divided into a plurality of times.
[0026]
【The invention's effect】
High-frequency transmission line substrate of claim 1 Symbol placement, one of the metal conductor lines end connector core Au-Sn brazing coaxial connector, or Au-Ge at a low temperature brazing material made of brazing brazed to for The connection part, the other end part is composed of a pad part for direct or indirect connection with a semiconductor element, and the distance between the connection part and the metal conductor pattern is larger than the distance between the pad part and the metal conductor pattern, and the connection Between the pad portion and the pad portion, the brazing flow of the low temperature brazing material is obstructed, and the electric capacity extends to the gap portion between the metal conductor line and the metal conductor pattern with a metal of Cr or Ni that can be formed by sputtering or vapor deposition. set, and have a flow stop pattern formed to cover across the metal conductor lines, the bonding wire and the flow stop pattern is connected to the pad portions, inductance of lead wires of the ribbon or the like Since also serves as a capacitance pattern that reduces the deterioration of the transmission characteristics caused by characteristic impedance mismatch of the peripheral portions bonded by a connecting portion of the connector core, the interval between the metal conductor pattern is widened, the short can be prevented. In addition, the metal flow-inhibiting pattern that inhibits the brazing flow can prevent the pad from being contaminated and ensure the connection reliability of bonding wires and lead wires such as ribbons. Further, the flow stop pattern is made of metal, and an electric capacity capable of reducing deterioration of transmission characteristics caused by mismatch of characteristic impedance around the lead wire joint portion can be easily formed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a high-frequency transmission line substrate according to an embodiment of the present invention.
FIGS. 2A to 2C are plan views of modifications of the high-frequency transmission line substrate, respectively.
FIGS. 3A and 3B are a plan view and a vertical cross-sectional view taken along line AA ′ of an optical communication package manufactured using the same high-frequency transmission line substrate, respectively.
4A to 4C are explanatory views of a conventional high-frequency transmission line substrate, respectively.
[Explanation of symbols]
10: High-frequency transmission line substrate, 11: Dielectric substrate, 12, 12a, 12b, 12c: Metal conductor line, 13, 13a, 13b, 13c: Metal conductor pattern, 14: Connector core wire, 15: Connection part, 16: Low temperature brazing material, 17: pad portion, 18: flow stop pattern, 20: optical communication package, 21: frame body, 22: fixing hole, 23: bottom body, 24: cavity portion, 25: attachment portion, 26: Adapter: 27: Side wall part, 28: Pedestal part, 29: Coaxial connector, 30: Insertion hole, 31: Metal cylinder, 32: Insulating member, 33: Feedthrough substrate, 34a, 34b: Conductor wiring pattern, 35: Window frame-shaped notch, 36: external connection terminal, 37: through hole, 38: metal fixing member, 39: seal ring

Claims

In a high-frequency transmission line substrate having a metal conductor line for a signal line for allowing a high-frequency signal to pass through and a metal conductor pattern for ground arranged on the same surface with a space from the metal conductor line,
One end portion of the metal conductor line is a connection portion for brazing the connector core wire of the coaxial connector with a low temperature brazing material made of Au—Sn brazing or Au—Ge brazing , and the other end portion is directly connected to the semiconductor element. Or it consists of a pad part for connecting indirectly, and the space between the connection part and the metal conductor pattern is larger than the space between the pad part and the metal conductor pattern, and the connection part and the pad part Between the metal conductor line and the metal conductor pattern with a metal of Cr or Ni that inhibits the brazing flow of the low-temperature brazing material and the electric capacity can be formed by sputtering or vapor deposition. and, wherein the metal conductor lines and have a flow stop pattern to be coated to form across the bonding wire and the flow re stop pattern is connected to the pad portion, Li ribbon like High-frequency transmission line substrate, characterized in that also serves as a capacitance pattern that reduces the deterioration of the transmission characteristics caused by characteristic impedance mismatch of the peripheral joint portion due to the inductance of the lead wire.