JP3922515B2 - フロントバンパー取付部の車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントバンパー取付部の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車101の前部には、図6に示すようにエンジンルーム103が配設されており、該エンジンルーム103の前端部には、上下方向にフードロックブレース105が配設されている。
一方、図7に示すように、フードロックブレース105の下部には、車幅方向に沿ってフロントロアメンバー107が配設されており、これらのフードロックブレース105とフロントロアメンバー107とはブラケット109を介して連結されている。また、フードロックブレース105とブラケット109とは、図8に示すように、その断面形状が双方共に略コ字状に形成され、互いに重ね合わされている。そして、フードロックブレース105とブラケット109には、ボス穴111,113が穿設されており、該ボス穴の下部のブラケット109には、クリップ穴115が穿設されている。従って、フロントバンパー117を車体に取り付けると、図9に示すように、フロントバンパー117のボス119とクリップ121がそのままむき出しの状態でエンジンルーム内部に突き出ている。
【0003】
ここで、図10に示すように、上記フードロックブレース105とフードロックブレースブラケット109の車両後方側、即ちエンジンルーム側には、エンジン123が配設されている。このエンジン123は車両走行中には非常に高温になるため、主として熱可塑性樹脂から形成されたフロントバンパー117のボス119やクリップ121が熱によって傷むおそれがある。よって、図10に示すように、エンジン123とフードロックブレース105との距離Zを極力大きくして、エンジン123から発せられる熱125の影響を小さくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エンジンルーム内部は種々の部品を収納する必要があり、距離Zを大きくすると、自由度が少なくなり、他の部品のレイアウトを犠牲にしなければならない場合もあった。また、図9に示すように、フロントバンパー117をフードロックブレースブラケット109に取り付けるクリップ121の位置が車両前方側になるため、該クリップ121が見えやすくなり、外観上好ましくなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、エンジン部品等が発生する熱からフロントバンパーの取付部を守ると共に、エンジンルーム内部に配設する部品等のレイアウトの自由度を大きくするフロントバンパー取付部の車体構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るフロントバンパー取付部の車体構造は、上記目的を達成するため、エンジンルームの車両前方側に配設したフードロックブレースと該フードロックブレースの下方に配設したフロントロアメンバーとをブラケットを介して連結すると共に、該ブラケットに係止穴を穿設し、該係止穴にフロントバンパーの裏面側に設けた突起を挿入することによって、該フロントバンパーを車体に係止するフロントバンパー取付部の車体構造において、上記フードロックブレースの下端部を、上記突起とエンジンとの間に介在させた状態で配置している。
【0006】
上記突起は、熱可塑性樹脂などの熱によって損傷を受けやすい材質から形成されており、例えばフロントバンパーのボスなどである。この突起は、フロントバンパーに一体形成しても良く、別体のボスをフロントバンパーに固定しても良い。
また、本発明の一形態では、上記フードロックブレースの下端部と上記ブラケットとによって閉断面を形成し、この閉断面の内部に上記突起を挿入している。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るフロントバンパー取付部の車体構造を示す分解斜視図である。自動車1の前部には、エンジン等を収納するためのエンジンルーム3が設けられており、該エンジンルーム3の前端には、図2にも示すように、フードロックブレース5、フードロックブレースブラケット7、及びフロントロアメンバー9が配設されている。
【0008】
上記フードロックブレース5は、車幅方向の略中央部に上下方向に沿って配設されており、図2と図3に示すように、その幅方向の両端部に形成された平坦なフランジ部11と、該フランジ部11から車両後方側に向けて屈曲した傾斜面13と、車幅方向に沿って形成された後面15とから形成されている。図3と図4に示すように、このフードロックブレース5の下端部17は、後述するフロントバンパー19のボス21よりも下側にまで延設されているため、上記後面15と傾斜面13によってボス21のエンジンルーム側が覆われている。
【0009】
一方、フードロックブレース5の下部には、車幅方向に沿って延びるフロントロアメンバー9が配設されている。このフロントロアメンバー9は、図4に示すように、略コ字状の前側パネル23と板状の後側パネル25とを接合することによって閉断面空間27を形成している。
そして、上述したフードロックブレース5の下端部17とフロントロアメンバー9の上面29とを連結するために、図2に示すフードロックブレースブラケット7が設けられている。該フードロックブレースブラケット7は、幅方向の両端部に形成されウェルドナット31を有する平坦なフランジ33と、該フランジ33から屈曲して車両前方側に延びる側面35と、車幅方向に沿って配設された前面37とからなり、該前面37にはボス穴39及びクリップ穴41が穿設されている。また、フードロックブレースブラケット7の下端部は、車両前方側に向けて屈曲した取付面43に形成されており、該取付面43がフロントロアメンバー9の上面29に固定されている。
【0010】
図2に示すように、上記フードロックブレース5のフランジ部11及びフードロックブレースブラケット7のフランジ33を互いに当接させ、図示しないボルトをフードロックブレース5のボルト穴(図示せず)に通して上記ウェルドナット31に螺合させることによって、フードロックブレース5をフードロックブレースブラケット7に固定している。これらのフードロックブレース5とフードロックブレースブラケット7によって、図3に示すように、閉断面28を形成している。従って、フロントバンパー19の裏面に設けられたボス21をフードロックブレースブラケット7のボス穴39に挿入すると、該ボス21の車両後方側、即ちエンジンルーム側はフードロックブレース5によって覆われる。
【0011】
上記構成を有するフロントバンパー取付部の車体構造による作用を以下に説明する。
フロントバンパー19の中央部を車体に取り付けるには、図1に示すように、まず、フロントバンパー19の裏面側に設けたボス21をフードロックブレースブラケット7のボス穴39に挿入し、こののち、クリップ45をフロントバンパー19の挿通穴47を介してフードロックブレースブラケット7のクリップ穴41に嵌合させる。
【0012】
この状態においては、図3に示すように、上記ボス21がフードロックブレースブラケット7とフードロックブレース5とによって形成された閉断面28の内部に収納されるため、ボス21の車両後方側はフードロックブレース5によって覆われる。従って、図5に示すように、エンジン49から発生する熱51をフードロックブレース5が遮断するので、従来よりもフロントバンパー取付部とエンジン49との距離Lを小さくすることができる。また、クリップ45の取付位置を、従来の場合よりも車両後方側に移動することができるため、クリップ45が見えにくくなるため、外観上の見栄えが向上する。そして、従来は、図7〜図9に示すように、フードロックブレース105とフードロックブレースブラケット109との双方にボス穴111,113を穿設していたが、本発明においては、フードロックブレース5にはボス穴を設けていないため、該フードロックブレース5の強度が向上すると共に、ボス穴39周辺の防錆対策にも寄与する。さらに、図4に示すように、上記クリップ45の車両後方側もフードロックブレース5の後面15によって遮られているため、熱損傷を受けやすい材質のクリップ45であっても好適に用いることができる。
【0013】
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、自動車のフロントバンパー19を車体前部に位置決めする車体構造について説明したが、自動車のみならず、他の車両にも本発明を適用することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明では、エンジンルームの車両前方側に配設したフードロックブレースと該フードロックブレースの下方に配設したフロントロアメンバーとをブラケットを介して連結すると共に、該ブラケットに係止穴を穿設し、該係止穴にフロントバンパーの裏面側に設けた突起を挿入することによって、フロントバンパーを車体に係止するフロントバンパー取付部の車体構造において、上記フードロックブレースの下端部を、上記突起とエンジンとの間に配置しているので、上記フロントバンパーの突起を、エンジン部品の熱から遮断することにより、該突起とエンジン部品との距離を小さくすることができる。従って、エンジンルーム内のレイアウト設計の自由度を広げることができると共に、フロントバンパーを車体に取り付けるための部品、例えばクリップなどを見えにくくすることによって外観向上を図ることもできる。
また、本発明の一形態では、上記フードロックブレースの下端部と上記ブラケットとによって閉断面を形成し、この閉断面の内部に上記突起を挿入しているので、フロントバンパー取付部の強度を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロントバンパー取付部の車体構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1の要部を拡大した斜視図である。
【図3】図2のA−A線による断面図である。
【図4】図2のB−B線による断面図である。
【図5】本発明に係るフロントバンパー取付部とエンジン部品との位置関係を示す断面図である。
【図6】従来のフロントバンパー取付部の車体構造を示す分解斜視図である。
【図7】図6の要部を示す斜視図である。
【図8】図7のC−C線による断面図である。
【図9】図7のD−D線による断面図である。
【図10】従来のフロントバンパー取付部とエンジン部品との位置関係を示す断面図である。
【符号の説明】
1 自動車
3 エンジンルーム
5 フードロックブレース
7 フードロックブレースブラケット
9 フロントロアメンバー
11 フランジ部
13 傾斜面
15 後面
17 下端部
19 フロントバンパー
21 ボス
23 前側パネル
25 後側パネル
27 閉断面空間
28 閉断面
29 上面
31 ウェルドナット
33 フランジ
35 側面
37 前面
39 ボス穴
41 クリップ穴
43 取付面
45 クリップ
47 挿通穴
49 エンジン
51 熱
L,Z 距離

Claims (2)

  1. エンジンルームの車両前方側に配設したフードロックブレースと該フードロックブレースの下方に配設したフロントロアメンバーとをブラケットを介して連結すると共に、該ブラケットに係止穴を穿設し、該係止穴にフロントバンパーの裏面側に設けた突起を挿入することによって、該フロントバンパーを車体に係止するフロントバンパー取付部の車体構造において、上記フードロックブレースの下端部を、上記突起とエンジンとの間に配置したことを特徴とするフロントバンパー取付部の車体構造。
  2. 上記フードロックブレースの下端部と上記ブラケットとによって閉断面を形成し、この閉断面の内部に上記突起を挿入したことを特徴とする請求項1に記載のフロントバンパー取付部の車体構造。
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