JP3921428B2 - オーディオ信号雑音除去装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ信号の雑音を除去するオーディオ信号雑音除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ信号雑音除去装置は、オーディオ信号に含まれるノイズを検出したときに、オーディオ増幅器の増幅度を一時的に低下させるか、一時的に信号を遮断してノイズの出力を抑圧する装置である。従来のオーディオ信号雑音除去装置では、ノイズを抑圧するミュート処理を実行するに際して、オーディオ信号の振幅を急激に変化させると、そのことによってノイズが発生するために、ミュート開始時の近傍やミュート終了時の近傍ではオーディオ信号の振幅を徐々に変更するような処理が行われている。信号の振幅を徐々に小さくする処理はフェードアウトと呼ばれ、信号の振幅を徐々に大きくする処理はフェードインと呼ばれる。
【0003】
図3は従来のオーディオ信号雑音除去装置を例示するブロック図である。図3に示すオーディオ信号雑音除去装置30において、遅延部13は入力されたオーディオ信号S1を所定時間τだけ遅延し、遅延されたオーディオ信号S7をミュート部23に与える。ミュート部23は前記オーディオ信号S7にミュート係数K1を乗算し、該乗算結果を出力信号S8として出力する。
一方、ミュート信号発生部19は前記オーディオ信号S1に含まれるノイズを検出し、ミュート部23でのミュート開始時及びミュート終了時を示すミュート信号S5を生成し、係数発生部21に与える。すなわち、ミュート信号発生部19は、ノイズを検出したときにミュート開始のタイミングを示すミュートON信号を発生し、ノイズのない期間が所定時間E以上続いたときにミュート終了のタイミングを示すミュートOFF信号を発生して、係数発生部21に与える。
【0004】
係数発生部21は通常は値が1の係数をミュート部23に与えるが、ミュート信号発生部19からミュートON信号を受信すると、時間τの間に値が1から0まで徐々に減少するフェードアウト用のミュート係数を発生して、ミュート部23はそのミュート係数を用いてフェードアウトを実行する。また、ミュート信号発生部19からミュートOFF信号を受信すると、時間τの間に値が0から1まで徐々に増大するフェードイン用のミュート係数を発生して、ミュート部23はそのミュート係数を用いてフェードインを実行する。
【0005】
図5はミュート信号発生部19の一例を示すブロック図である。図5に示すミュート信号発生部19において、オーディオ信号S1はハイパスフィルタ(HPF)31を介してノイズ増幅回路33に与えられる。ノイズ増幅回路33で増幅されたノイズ信号はノイズ検波回路35に与えられる。ノイズ検波回路35はノイズ増幅回路33の出力信号を整流する整流回路からなり、このノイズ検波出力は積分回路37、波形整形回路39、及びタイマ41に与えられる。
積分回路37は、ノイズ検波回路35から与えられたノイズ検波出力を平滑化してノイズレベルに応じた直流信号を得、これをAGC電圧としてノイズ増幅回路33に与える。これにより、ノイズ増幅回路33はノイズレベルに応じて増幅度が制御されるAGCアンプとして動作する。
【0006】
波形整形回路39はノイズ検波出力を所定の時間幅のパルスに変換してゲート回路43に与える。ノイズ検波回路35においてノイズが検出された後、ノイズが検出されない時間が所定時間E以上継続したときに、タイマ41はミュートOFFのタイミングを示すミュートOFF信号を発生し、ゲート回路43に与える。ゲート回路43は波形整形回路39の出力信号43とタイマ41の出力を基に、ミュート開始のタイミングとミュート終了のタイミングを示すミュート信号S5を生成して係数発生部21に出力する。
【0007】
図4は従来例オーディオ信号雑音除去装置30に係る各部の信号の状態又はミュート係数を示す図である。図4において、(a)は図3に示すオーディオ信号S1のノイズ成分を示し、(b)は図3に示すミュート信号S5を示し、(c)は図3に示す遅延部13の出力信号S7のノイズ成分を示し、(d)は図3に示す係数発生部21の出力K1を示す。
図4に示すように、ノイズがt1からt7まで続き、t7以降は所定時間Eの間にノイズが発生しなかったものとし、また、フェードインに要する時間、フェードアウトに要する時間、遅延部13における遅延時間を同一の時間τとしている。
【0008】
図4において、オーディオ信号S1に含まれるノイズがt=t1で検出されると、ミュート信号S5は1から0に立ち下がる。この立下りはミュート開始時を示すミュートON信号となる。遅延部13の出力信号S7でみると、ノイズは時間t2から(t7+τ)まで発生している。t7からE後の時間t3で、ミュート信号S5は0から1に立ち上がる。この立ち上がりはミュート終了のタイミングを示すミュートOFF信号である。
本明細書では、ミュート開始時とは図4に示す時間t1を指し、ミュート終了時とは時間t3を指す。係数発生部21は、通常時は値が1のミュート係数をミュート部23に与えるが、ミュートが実行されるときには別のミュート係数を出力する。すなわち、ミュート係数K1は時間t1以前で1であり、t1からt2までの間、ミュート係数の値を1から0まで直線的に減少させ、t3からt4までの間、ミュート係数の値を0から1まで直線的に増加させ、t4以降は1である。ここに、(t2−t1)及び(t4−t3)は時間τである。
【0009】
ミュート部23は入力されたオーディオ信号S7とミュート係数K1とを乗算し、その乗算結果を信号S8として出力する。したがって、遅延部13に振幅1のオーディオ信号が入力されているとすると、ミュート部23の出力信号S8の振幅は図4の(d)に示すようになり、フェードアウト期間t1〜t2でフェードアウトを実行し、フェードイン期間t3〜t4でフェードインを実行する。
このように、ミュート開始時近傍またはミュート終了時近傍で、オーディオ信号の振幅を急激に変化させないようにし、振幅の急激な変化によるノイズの発生を防止している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のオーディオ信号雑音除去装置30においては、ミュート終了時t3以降、すなわちフェードイン開始時以降にノイズを完全には除去できず、ミュート部23からノイズが出力されてしまう問題がある。以下、この点について図4を用いて説明する。
図4において、t3はミュート終了時であり、フェードイン開始時である。また、t4はフェードイン終了時である。
遅延部13に入力されるオーディオ信号S1には、t1からt7までの間ノイズが含まれる。この信号は遅延部13で時間τだけ遅延されてミュート部23に与えられるため、ミュート部23の入力信号S7には、t2から(t7+τ)までノイズが含まれる。前記時間Eは時間τより小さく設定される。そして、図4の(c)に示すように、ミュート部23の入力信号S7には、t3以降もノイズが含まれることになり、t3以降はミュート係数K1が0ではないために、ミュート部23からノイズが出力されることとなる。
【0011】
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ミュート動作を実行した際のノイズ出力が少ないオーディオ信号雑音除去装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、オーディオ信号の雑音を検出してミュート開始時とミュート終了時とを示すミュート信号を発生するミュート信号発生部と、前記オーディオ信号に対してミュート係数に応じてミュートを実行する前段ミュート部と、該前段ミュート部の出力を所定時間遅延させて出力する遅延部と、該遅延部の出力に対してミュート係数に応じてミュートを実行する後段ミュート部と、前記ミュート信号発生部の出力に応じてミュート係数を発生し該ミュート係数を前記前段ミュート部と前記後段ミュート部とに与える係数発生部とを備え、前記前段ミュート部はミュート開始時に直ちにオーディオ信号の出力を停止し、ミュート終了時以降徐々に増幅度を大きくしてフェードインを実行し、前記後段ミュート部はミュート開始時以降徐々に増幅度を小さくしてフェードアウトを実行するようにしたオーディオ信号雑音除去装置である。
【0013】
第2の発明は、第1の発明のオーディオ信号雑音除去装置において、前記前段ミュート部及び前記後段ミュート部は、夫々に入力されたオーディオ信号に夫々のミュート係数を乗算して出力するようにしたオーディオ信号雑音除去装置である。
【0014】
第3の発明は、第2の発明のオーディオ信号雑音除去装置において、前記係数発生部は、ミュート開始時から所定時間をかけて、1から0まで徐々に減少するミュート係数を出力し、ミュート終了時から所定時間をかけて、0から1まで徐々に増加するミュート係数を出力するようにしたオーディオ信号雑音除去装置である。
【0015】
第4の発明は、第2又は第3の発明のオーディオ信号雑音除去装置において、前記前段ミュート部に与えるミュート係数をミュート開始時とミュート終了時とで切り替えるミュート係数切替部をさらに備え、前記ミュート係数切替部は、ミュート開始時以降では値が0のミュート係数を前記前段ミュート部に与え、ミュート終了時以降では前記係数発生部から出力されたミュート係数を前記前段ミュート部に与えるようにしたオーディオ信号雑音除去装置である。
【0016】
第5の発明は、第1乃至第4のいずれかの発明のオーディオ信号雑音除去装置において、フェードインに要する時間と、フェードアウトに要する時間と、前記遅延部での遅延時間とを等しくしたオーディオ信号雑音除去装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明のオーディオ信号雑音除去装置では、オーディオ信号を遅延させる遅延部の前段と後段とに前段ミュート部と後段ミュート部とをそれぞれ設け、ミュート開始時には、遅延部13へのオーディオ信号の入力を前段ミュート部によって直ちに停止するとともに、後段ミュート部によってフェードアウトを開始し、ミュート終了時には前段ミュート部にフェードイン用のミュート係数を与えることにより、前記後段ミュート部からノイズを除去したオーディオ信号を出力する。
【0018】
以下、本発明の実施例について、図1を用いて説明する。図1は本発明オーディオ信号雑音除去装置の一実施例を示すブロック図である。図1と図3とで同一機能、同一動作の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図1に示すオーディオ信号雑音除去装置10において、前段ミュート部11は入力されたオーディオ信号S1に対してミュート係数K2を乗算し、乗算結果を信号S2として遅延部13に与える。遅延部13は入力されたオーディオ信号S2を所定時間τだけ遅延し、遅延されたオーディオ信号S3を後段ミュート部15に与える。後段ミュート部15は前記オーディオ信号S3とミュート係数K1とを乗算し、該乗算結果を信号S4として出力する。前記所定時間τは例えば20−30m秒とする。
【0019】
一方、ミュート信号発生部19は前記オーディオ信号S1に含まれるノイズを検出して、ミュート開始時及びミュート終了時を示すミュート信号をミュート係数切替部17及び係数発生部21に与える。すなわち、ミュート信号発生部19は、ノイズを検出したときにミュートON信号を発生し、その後ノイズがない期間が所定時間E以上になったときにミュートOFF信号を発生して、ミュート係数切替部17及び係数発生部21に与える。
係数発生部21が出力するミュート係数K1は後段ミュート部15及びミュート係数切替部17に与えられる。係数発生部21はノイズが検出される前は値が1のミュート係数を出力するが、ミュート信号発生部19からミュートON信号を受信すると、時間τの間に値が1から0まで徐々に減少するフェードアウト用のミュート係数を発生して、後段ミュート部15はそのフェードアウト用のミュート係数を用いてフェードアウトを実行する。また、係数発生部21は、ミュート信号発生部19からミュートOFF信号を受信すると、時間τの間に値が0から1まで徐々に増大するフェードイン用のミュート係数を発生する。該フェードイン用のミュート係数は後段ミュート部15に与えられるとともに、ミュート係数切替部17を介して前段ミュート部11にも与えられる。この場合、前段ミュート部11に与えられるミュート係数K2は後段ミュート部15に与えられるミュート係数K1と同一である。
【0020】
ミュート係数切替部17はミュート信号発生部19の出力に応じて、出力するミュート係数K2の値を切り替える。すなわち、ミュート開始時以前にはミュート係数K2として1を出力し、ミュート開始時からミュート終了時まではミュート係数K2として0を出力し、ミュート終了時から時間τの間は、係数発生部21から与えられたフェードイン用のミュート係数をミュート係数K2として出力し、ミュート終了時からさらに時間τが経過した後は1をミュート係数K2として出力する。
【0021】
図2は本発明オーディオ信号雑音除去装置に係る各部の信号の状態又はミュート係数を示す図である。図2において、(a)はミュート信号S5を示し、(b)は前段ミュート部11に与えられるミュート係数K2を示し、(c)は入力信号S1の振幅を1とした場合の遅延部13の出力信号S3の振幅を示し、(d)は係数発生部21から出力されるミュート係数K1を示し、(e)は入力されるオーディオ信号S1の振幅を1とした場合に後段ミュート部15から出力される信号S4の振幅を示す。
なお、同図(b)は、入力されるオーディオ信号S1の振幅を1とした場合に前段ミュート部11から出力される信号S2の振幅をも示している。また、オーディオ信号S1に含まれるノイズ及び係数発生部21から出力されるミュート係数については、図3及び図4を用いてすでに説明したものと同じである。
【0022】
図2(a)に示すように、オーディオ信号S1に含まれるノイズが時間t=t1で検出されると、ミュート信号S5はt=t1で1から0に立ち下がる。この立下りはミュート開始時を示し、ミュートON信号となる。オーディオ信号S1にノイズが含まれる期間はt1〜t7であり、t7から所定時間E経過した時間t3でミュート信号S5は0から1に立ち上がり、この立ち上がりはミュート終了時を示し、ミュートOFF信号となる。同図(b)に示すように、ミュート係数切替部17から前段ミュート部11に与えられるミュート係数K2は、t=t1で1から0に変わり、t1〜t3では0であり、t3からt4までは、時間τの間に0から1まで直線的に増加するフェードイン信号である。前記フェードイン信号は係数発生部21で生成された信号である。
【0023】
同図(c)に示すように、オーディオ信号S1の振幅を1とした場合の遅延部13の出力信号S3の振幅変化は、(b)に示すミュート係数K2と比較して時間τだけ遅延したものとなる。係数発生部21が出力するミュート係数K1は同図(d)に示すように、時間t1〜t2(=t1+τ)では1から0まで直線的に減少するフェードアウト信号であり、t2〜t3では0であり、t3〜t4(=t3+τ)では0から1まで直線的に増加するフェードイン信号であり、t4以降では1である。
【0024】
前段ミュート部11は信号S1とミュート係数K2との乗算を行い、該乗算結果を信号S2として遅延部13に与える。また、後段ミュート部15は信号S3とミュート係数K1との乗算を行い、該乗算結果を信号S4として出力する。したがって、入力信号S1の振幅を1とした場合の信号S4の振幅は、同図(e)に示すようになる。すなわち、t1〜t2では1から0まで直線的に減少し、t2〜t4では0であり、t4〜t5(=t4+τ)では0から1まで直線的に増加する。
【0025】
前記したようにミュート係数K2はミュート開始時(t1)に1から0に変更され、ミュート終了時(t3)まで0とされる。このため、信号S3及びS4の振幅はt2〜t4では入力信号S1の振幅に関わらず0となる。すなわち、t1〜t7間で入力信号S1にノイズが含まれていても、そのノイズは出力信号S4には含まれない。
なお、図2に示す例ではフェードアウトに要する時間(t2−t1)及びフェードインに要する時間(t4−t3、及びt5−t4)は、遅延部13の遅延時間τと等しいとしたが、これに限定しなくても本発明を適用することができる。しかし、フェードアウトに要する時間及びフェードインに要する時間を、遅延部13の遅延時間τと等しくすることにより、ミュート係数切替部17や係数発生部21におけるタイミングの管理を行うタイマのプログラムを簡略にすることができる。
【0026】
また、上記実施例では、図2に示すt3〜t4において後段ミュート部15にフェードイン用のミュート係数が与えられるとして説明したが、後段ミュート部15にt3〜t4でフェードイン用のミュート係数を与えることは必須ではなく、t3〜t4間でミュート係数を0から1にしてもよい場合がある。しかし、ミュート係数を急激に変化させることは、ノイズ発生の原因になることがあるので、t3〜t4ではミュート係数を徐々に増加させたほうがノイズ発生の危険が少ない。
【0027】
以上詳述したように、本発明を適用した実施の形態によれば、オーディオ信号を所定時間τ遅延させる遅延部の前に前段ミュート部を設け、前記遅延部の後ろに後段ミュート部を設けて、前記前段ミュート部及び後段ミュート部は入力されたオーディオ信号に夫々にミュート係数を乗算して出力する。ミュート係数を発生する係数発生部は、ミュート開始時から時間τをかけてミュート係数の値を徐々に小さくしてフェードアウト用のミュート係数を発生し、ミュート終了時から時間τをかけてミュート係数の値を徐々に増大させてフェードイン用のミュート係数を発生する。そして、ミュート信号発生部がミュートON信号を発したときは、前記前段ミュート部では直ちにオーディオ信号の出力を停止し、前記後段ミュート部は前記フェードアウト用のミュート係数を用いてフェードアウトを実行する。
【0028】
一方、ミュート信号発生部がミュートOFF信号を発したときには、前記前段ミュート部は前記フェードイン用のミュート係数を用いてフェードインを実行する。
したがって、ミュート開始時からミュート終了時までは前記遅延部にオーディオ信号やノイズが入力されず、すなわち、ミュート開始時のτ後からミュート終了時のτ後までは、前記後段ミュート部にはオーディオ信号やノイズが入力されず、前段ミュート部に入力されたオーディオ信号中に含まれているノイズが、ミュート終了時近傍で後段ミュート部から出力されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明オーディオ信号雑音除去装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明オーディオ信号雑音除去装置に係る各部の信号の状態又はミュート係数を示す図である。
【図3】従来のオーディオ信号雑音除去装置を例示するブロック図である。
【図4】従来例オーディオ信号雑音除去装置に係る各部の信号の状態又はミュート係数を示す図である。
【図5】ミュート信号発生部19の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 前段ミュート部
13 遅延部
15 後段ミュート部
17 ミュート係数切替部
19 ミュート信号発生部
21 係数発生部

Claims (3)

  1. オーディオ信号の雑音を検出してミュート開始時とミュート終了時とを示すミュート信号を発生するミュート信号発生部と、前記オーディオ信号に対してミュート係数に応じてミュートを実行する前段ミュート部と、該前段ミュート部の出力を所定時間遅延させて出力する遅延部と、該遅延部の出力に対してミュート係数に応じてミュートを実行する後段ミュート部と、前記ミュート信号発生部の出力に応じてミュート係数を発生し該ミュート係数を前記前段ミュート部と前記後段ミュート部とに与える係数発生部とを備え、
    前記前段ミュート部はミュート開始時に直ちにオーディオ信号の出力を停止し、ミュート終了時以降徐々に増幅度を大きくしてフェードインを実行し、前記後段ミュート部はミュート開始時以降徐々に増幅度を小さくしてフェードアウトを実行し、
    前記前段ミュート部及び前記後段ミュート部は、夫々に入力されたオーディオ信号に夫々のミュート係数を乗算して出力し、
    前記前段ミュート部に与えるミュート係数をミュート開始時とミュート終了時とで切り替えるミュート係数切替部をさらに備え、前記ミュート係数切替部は、ミュート開始時以降では値が0のミュート係数を前記前段ミュート部に与え、ミュート終了時以降では前記係数発生部から出力されたミュート係数を前記前段ミュート部に与えることを特徴とするオーディオ信号雑音除去装置。
  2. 前記係数発生部は、ミュート開始時から所定時間をかけて、1から0まで徐々に減少するミュート係数を出力し、ミュート終了時から所定時間をかけて、0から1まで徐々に増加するミュート係数を出力することを特徴とする請求項記載のオーディオ信号雑音除去装置。
  3. フェードインに要する時間と、フェードアウトに要する時間と、前記遅延部での遅延時間とを等しくしたことを特徴とする請求項1又は2記載のオーディオ信号雑音除去装置。
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