JP3919856B2 - 引戸の錠前 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は建物の引戸の錠前に関する。本発明は、引戸の一例である強化ガラス扉の下端部に框を介して取付けられる錠前に適する。
【0002】
【従来の技術】
一般に狭框扉(例えば引戸としての強化ガラス扉)の下端部に取付けられた錠前のデッドボルトは、戸枠、床面等の下面に埋設された下部ストライクと係脱する。この場合仮に下部ストライクの係合凹所の深さが浅くなると、錠ケースの下部開口から突出するデッドボルトのストロークも小さくせざるを得ない。
【0003】
ところで、狭框扉に錠前を取付ける場合、端面H型枠状の下部框の内部に錠前を内装し、錠前の錠ケースの底壁部は狭框扉の下端面から突出しないのが普通である。そこで、「チリ(下部框と下部ストライクとの間隙)」が大きい場合に於いて、引戸を上方に持ち上げると、仮にデッドボルトのストロークを多少調整することが可能であるとしても、デッドボルトの構造上ストロークに限界があり、デッドボルトが下部ストライクの係合凹所から外れると言う問題点がある。そして、この問題点は下部ストライクの係合凹所の深さが浅い反面、チリ寸法が大きい場合に顕著である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、第1の目的はチリ寸法が大きい場合、ストライクの係合凹所の深さが浅い場合など理由如何を問わず、デッドボルトが下部ストライクの係合凹所に確実に係合すると同時に、引戸を上方に持ち上げてもデッドボルトが容易に下部ストライクから外れないことである。第2の目的はデッドボルトが錠ケースの開口から下部ストライクへと伸張した際に「ガタガタ」揺れないようにすることである。第3の目的は狭框扉の下部框の形態を考慮し、錠ケースを小型化にしたままで第1の目的を達成することができることである。そのため具体的には、操作部材の回動操作に基づき、デッドボルトは解錠時には錠ケース内にコンパクトな状態で収縮することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の引戸の錠前は、扉の下端部に取付けられる錠前3であり、この錠前3は錠ケース7と、この錠ケース7に内装され、かつ、錠ケース7に設けられた操作部材13の操作により回動するダルマ15と、このダルマ15の駆動により上下動するように錠ケース7に内装されたデッドボルト5とから成り、前記デッドボルト5は、垂直案内長孔56を有する上位デッドボルト50と、この上位デッドボルト50に前記垂直案内長孔56並びに錠ケース7の垂直ガイド部14に案内される支持ピン52を介して懸装された下位デッドボルト51とから成り、デッドボルト5は錠ケース7内では収縮し、一方、ダルマ15を施錠方向へ回転操作すると、下部ストライク4の係合凹所6へと伸張することを特徴とする。
【0006】
また本発明の引戸の錠前は、扉の下端部に取付けられる錠前3であり、この錠前3は錠ケース7と、この錠ケース7に内装され、かつ、錠ケース7に設けられた操作部材13の操作により回動するダルマ15と、このダルマ15の駆動により上下動するように錠ケース7に内装されたデッドボルト5とから成り、前記デッドボルト5は、垂直案内長孔56を有する上位デッドボルト50と、この上位デッドボルト50に前記垂直案内長孔56並びに錠ケース7の垂直ガイド部14に案内される支持ピン52を介して懸装された下位デッドボルト51とから成り、デッドボルト5は錠ケース7内では収縮し、一方、ダルマ15を施錠方向へ操作すると、下部ストライク4の係合凹所6へと伸張し、また前記下位デッドボルト51には垂直長孔65が形成され、この垂直長孔65に案内される横軸44を介し、錠ケース7の開口12から出没する嵌合支持部材40が下位デッドボルト51に懸装されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施の形態を説明する。まず図1は引戸(例えば強化ガラス扉)1の下部に金属製の端面H型長枠状框2を介して取付けられた錠前3と、戸枠、床面等の下面に埋設された下部ストライク4との関係を示す。この種の錠前3は、一般に下部框2の適宜箇所に固定的に内装されている。そして、「チリ」が大きい場合に於いて、引戸1を上方に持ち上げると、錠前3のデッドボルト5が下部ストライク4の係合凹所6から外れる場合がある。そこで、本発明は引戸1を持ち上げた際に、デッドボルト5が下部ストライク4から外れないように特にデッドボルト5のストロークを考慮した構成に成っている。
【0008】
次に図2は框2に内装される錠前3の斜視図である。また図3は錠前3の内部構造を示す縦断面図である。図3は後述するダルマ15及びデッドボルト5が解錠状態に於ける初期位置にある。
【0009】
まず錠ケース7について説明する。錠ケース7は全体として長箱状に形成されている。図3を基準にすると、8は取付け板、また9は断面逆ハット形状のケース本体で、取付け板8並びにケース本体9は取付け孔を貫通する固着具10を介し、框2の内壁面2aに固定されている。ケース本体9の左右の側壁部9a、9bに対する底壁部9cの外壁面には、多少の厚みを付与するために補強板11が固定的に設けられている。12はケース本体9の底壁部9c並びに補強板11の中央部よりの部位に形成されたデッドボルト用開口である。なお、望ましくは錠ケース7の補強板11の外壁面と框2の下端面2bは略同一ライン上に位置させるべきである。
【0010】
次に図2で示すように錠ケース7の前壁部9dの外壁面には、操作部材13の一例としてのサムターンが回動可能に設けられている。錠ケース7の外側に位置する操作部材13と錠ケース7に内装される駆動体は一体的に構成されている。すなわち、操作部材13を回転すると、駆動体としてのダルマは共に同方向に回転する。また錠ケース7の前壁部9d及び後壁部9eには、互いに対向する垂直ガイド部(垂直長孔、垂直長溝)14が形成されている。この垂直ガイド部14は後述するデッドボルトの支持ピン52を案内する。
【0011】
次に図4乃至図7は錠ケース7に内装されるダルマ15と、ダルマ15によって上下動するデッドボルト5と、デッドボルト5を支持する上下開口の嵌合支
持部材40を示す。
【0012】
まず図4及び図5を参照にダルマ15について説明する。16は操作部材13の図示しない突起状の嵌合軸が嵌合する嵌合軸孔で、この嵌合軸孔16は環状部17の中心部に形成されている。環状部17は、図4で示すように嵌合軸孔16の軸芯方向に幅広に形成され、全体として短筒状である。
【0013】
18は環状部17の外周壁17aから外方向に突出する幅広の第1駆動アームである。この第1駆動アーム18の先端面の中央部には、小突起19が環状部17の周方向に形成されている。20は同じく環状部17の外周壁17aから外方向に突出する2本の第2駆動アームである。これらの第2駆動アーム20は、本実施例では第1駆動アーム18に対して略90度の角度が設定されている。すなわち、第2駆動アーム20は第1駆動アーム18に対して直角方向に延び、両駆動アーム18、20の長さは略同一である。第2駆動アームの(嵌合軸方向の)幅は第1駆動アーム18のそれよりも1/3(3分の1)程度であり、また丁度1/3程度の間隔21を有して前後に対設している。22は同じく環状部17の外周壁17aの中央部から外方向に突出する駆動突起で、この駆動突起22は第1駆動アーム18と第2駆動アームとの間に位置し、かつ、環状部17の外周壁17aと交差する交差面22aは前記間隔21に向いている。駆動突起22の突出量は、駆動アーム18の1/2(2分の1)程度であり、図5で示すように第1駆動アーム18の右側面の中央部に連設し、やや弧状の外周面22bを有している。そして、その前面又は後面は台形状である。
【0014】
次に図6及び図7を参照に示す上下開口の嵌合支持部材40、デッドボルト5について説明する。
【0015】
まず嵌合支持部材40は上下開口のケース体であり、デッドボルト5はこの嵌合支持部材40に貫入している。また嵌合支持部材40は錠ケース7の開口12からデッドボルト5に追動して出没することができるように錠ケース7内に設けられている。
【0016】
しかして、41はデッドボルト5を取り囲む矩形状の周胴部である。42は周胴部41の左右の側壁部41a、41bの上端部からそれぞれ突出し、かつ、周胴部41が錠ケース7の開口12から下部ストライク4の係合凹所6へと所定量突出した際に、錠ケース7の底壁部9cの内壁面に係止されるストッパー部である。図6を基準にすると、左側のストッパー部42の中央部及び左側壁部41aの上端中央部には、ダルマ15の第1駆動アーム18の小突起19の通過を許容する逃がし用切欠部43が形成されている。また周胴部41の前後の側壁部41c、41dには横軸44が固定的に横架されている。なお、横軸44の両端部は周胴部41からは突出しない。
【0017】
次にデッドボルト5は、図2で示すように支持ピン52を介して錠ケース7に案内される。またデッドボルト5は図6で示すように全体としては3枚の板が縦方向に重なり合う構造体と成っており、上位デッドボルト50、下位デッドボルト51及び嵌合支持部材40は横軸44或いは支持ピン52を介してそれぞれ懸装(ぶら下がり状態に組み合わせられていること。)関係にある。
【0018】
すなわち、図7を基準にすると、50は全体としてコ字型状の上位デッドボルトで、この上位デッドボルト50は下位デッドボルト51の上端部に固定的に横架された支持ピン52を介し、下位デッドボルト51を懸装する。また下位デッドボルト51は横軸44を介し、嵌合支持部材40を懸装する。
【0019】
そこで、まず上位デッドボルト50について説明する。上位デッドボルト50は、図3で示すように解錠状態に於ける初期位置に於いては、バネ部材53のバネ力により係止片54に係止されている。バネ部材53は錠ケース7内に取付けピン55を介して設けられ、その一端部53aはケース本体9の右側壁部9bの内壁面に、一方、他端部53bは上位デッドボルト50の垂直部50aの外壁面にそれぞれ当接する。また係止片54はL字型状であり、取付け板8の中央部に固定されている。
【0020】
しかして、図7で示すように56は垂直部50aに形成された垂直案内長孔で、この垂直案内長孔56の下端部には水平案内短孔57が連通している。50bは垂直部50aに連設する上方水平係合部で、この上方水平係合部50bの先端部には、前記係止片54が入り込む係合溝58が形成されている。そして、上方水平係合部50bの先端部の下面には、ダルマ15の第1駆動アーム18の小突起19が摺接するテーパー面59が形成されている。
【0021】
50cは上方水平係合部50bと対向する下方水平係合部で、この下方水平係合部50cの先端部は、図9で示すようにダルマ15の駆動突起22が摺接する垂直端面60と、図12で示すようにダルマ15の前記第1駆動アーム18の小突起19が摺接する傾斜面61とを有する。なお、傾斜面61とテーパー面59は対向している。
【0022】
次に下位デッドボルト51について説明する。下位デッドボルト51は所要間隔63を有して互いに対向する2枚のデッドプレート51a、51bと、これらのデッドプレート51a、51bの下部を一体的に連結する連結部51cとから成る。しかして、デッドプレート51a、51bの上端部には支持ピン52が貫通する一対の軸孔64が形成されており、またこれらの軸孔64の下方には嵌合支持部材40の横軸44が貫通する一対の垂直長孔65が形成されている。さらにデッドプレート51a、51bの上端部寄りの部位には水平方向に切欠部66が形成され、その結果、デッドプレート51a、51bの上端部は、一対の係合アーム67の機能を有し、これらの係合アーム67はダルマ15の第2駆動アーム20と係合可能である。なお、係合アーム67の先端部も第2駆動アーム20の先端部との摺接を考慮し、テーパー状に形成されている。
【0023】
上記構成に於いて、ダルマ15を施錠方向へ操作すると、錠ケース7内で収縮していたデッドボルト5が下部ストライク4の係合凹所6へと伸張して行く状態を説明する。
【0024】
図3はダルマ15及びデッドボルト5が解錠状態に於ける初期位置にある。この場合デッドボルト5並びに嵌合支持部材40は錠ケース7内に位置している。そして、デッドボルト5の上位デッドボルト50は、バネ部材53によりダルマ15の方向に付勢され、錠ケースの係止片54に係止されている。この時支持ピン52は垂直案内長孔56の上端部に位置している。またデッドボルト5の下位デッドボルト51は、前述したように、切欠部66を介して上端部に形成された係合アーム67を介して、ダルマ15の環状部17から半径外方向へと突出する第2駆動アーム20により持ち上げられている。したがって、上位デッドボルト50と下位デッドボルト51は、丁度同一の水平面に収縮状態に位置していると共に、嵌合支持部材40の横軸44は垂直長孔65の下端部に位置している。
【0025】
図8は操作部材13を時計方向に回し始め、ダルマ15が矢印で示すように同方向に多少回った状態を示す。ダルマ15が回り始めると、下位デッドボルト51は垂直案内長孔56に案内される支持ピン52を介し、そのまま下方に下降する。また嵌合支持部材40は横軸44を介して下位デッドボルト51に懸装されているので、下位デッドボルト51と共に下降し、周胴部41の下端部が錠ケースの開口12から飛び出る。この時下位デッドボルト51を支えているダルマ15の第2駆動アーム20は、下位デッドボルト51の切欠部66内に位置している。
【0026】
図9及び図10はダルマ15がさらに回転し続け、上位デッドボルト50がダルマ15の駆動突起22により、バネ部材53のバネ力に抗して矢印(右)方向に移動し、錠ケースの係止片54から外れた状態を示す。この場合上位デッドボルト50は、ダルマ15の回転中に該ダルマ15の駆動突起22の外周面22bが下方水平係合部50cの垂直端面60にそれぞれ摺接し、また支持ピン52が水平案内短孔57に入り込むので、矢印方向に移動する。そして、下降する嵌合支持部材40は、そのストッパー部42が錠ケースの底壁部9cと係合し、所定の位置で停止する。
【0027】
図11及び図12はダルマ15がさらに回転し、下位デッドボルト51が下部ストライク4の係合凹所6内に下降した状態を示す。これらの図から明らかなように、支持ピン52が水平案内短孔57に入り込むと、上位デッドボルト50と下位デッドボルト51は支持ピン52を介して一体的になり、ダルマ15が回転し続けると、デッドボルト5は長い状態に変身したまま係合凹所6内に深く進入する。しかして、図12に於いて、ダルマ15の第1駆動アーム18の小突起19は上位デッドボルト50の傾斜面61に当接し、また横軸44は下位デッドボルト51の垂直長孔65の上端部に位置している。
【0028】
【実施例】
まず本発明の実施例に於いて、デッドボルト5は3枚プレートの構造体となっているが、要は上位デッドボルト50と下位デッドボルト51が互いにスライド(伸縮)できる構造体に成っていれば良い。また操作部材13は、サムターンの他にキー操作に回動する一般的なシリンダー錠(内筒、外筒、ロックピンなどの組合せからなる錠体)であっても良い。
【0029】
また嵌合支持部材40は、本発明の第1の目的との関係に於いては発明を特定する要件ではない。すなわち、請求項1記載の発明では、下位デッドボルト51が支持ピン52を介して上位デッドボルト50に伸縮可能に懸装されていれば、第1の目的を達成することができ、また下位デッドボルト51の係合アーム67の形状は任意に設計変更可能であるから、嵌合支持部材40は必ずしも必要ない。嵌合支持部材40は、望ましくは本発明の実施例のように下位デッドボルト51の上端部に切欠部66が形成されている場合に、本発明の第2の目的との関係に於いて発明を特定するための要件である。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙するような効果がある。
(1)請求項1記載の発明は、チリ寸法が大きい場合、ストライクの係合凹所の深さが浅い場合など理由如何を問わず、デッドボルトが下部ストライクの係合凹所に確実に係合すると同時に、引戸を上方に持ち上げてもデッドボルトが容易に下部ストライクから外れない。
(2)請求項8記載の発明は、デッドボルトが錠ケースの開口から下部ストライクへと伸張した際に「ガタガタ」揺れない。
(3)請求項1及び請求項8記載の発明は、操作部材の回動操作に基づき、デッドボルトは解錠時には錠ケース内にコンパクトな状態で収縮し、一方、施錠時にはストライクの係合凹所の深さに対応して伸張する。したがって、狭框扉の下部框の形態に対応し、錠ケースを小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図13は本発明の実施の形態を説明するための各説明図。
【図1】発明の実施の形態の一例を示す斜視図。
【図2】錠前の外観構成を示す斜視図。
【図3】錠前の内部構造を示す縦断面図(デッドボルトが解錠状態に於ける初期位置にある。)。
【図4】ダルマとデッドボルトとの関係を示す説明図。
【図5】図4の5−5線断面図。
【図6】デッドボルトと嵌合支持部材との関係を示す説明図。
【図7】図6に於ける分解斜視図。
【図8】図3に於いて、ダルマが回転し始めた所の説明図。
【図9】ダルマの駆動突起と上位デッドボルトとの関係を示す説明図。
【図10】ダルマの回転中に於ける各部材の説明図。
【図11】下位デッドボルトが嵌合支持部材を貫通して下降する説明図。
【図12】デッドボルトの最終的な施錠状態の説明図。
【図13】図12の13−13線に基づく拡大縦断面説明図。
【符号の説明】
1…引戸、2…框、3…錠前、4…下部ストライク、5…デッドボルト、6…係合凹所、7…錠ケース、8…取付け板、9…ケース本体、12…開口、13…操作部材、14…垂直ガイド部、15…ダルマ、16…嵌合軸孔、17…環状部、18…第1駆動アーム、20…第2駆動アーム、22…駆動突起、40…嵌合支持部材、41…周胴部、42…ストッパー部、44…横軸、50…上位デッドボルト、51…下位デッドボルト、51a、51b…デッドプレート、52…支持ピン、53…バネ部材、54…係止片、56…垂直案内長孔、57…水平案内短孔、65…垂直長孔、67…係合アーム。
Claims (10)
- 扉の下端部に取付けられる錠前3であり、この錠前3は錠ケース7と、この錠ケース7に内装され、かつ、錠ケース7に設けられた操作部材13の操作により回動するダルマ15と、このダルマ15の駆動により上下動するように錠ケース7に内装されたデッドボルト5とから成り、前記デッドボルト5は、垂直案内長孔56を有する上位デッドボルト50と、この上位デッドボルト50に前記垂直案内長孔56並びに錠ケース7の垂直ガイド部14に案内される支持ピン52を介して懸装された下位デッドボルト51とから成り、デッドボルト5は錠ケース7内では収縮し、一方、ダルマ15を施錠方向へ回転操作すると、下部ストライク4の係合凹所6へと伸張することを特徴とする引戸の錠前。
- 請求項1に於いて、錠ケース7内にはバネ部材53及び係止片54が設けられ、上位デッドボルト50は、解錠状態に於ける初期位置に於いて、前記バネ部材53のバネ力により係止片54に係止されることを特徴とする引戸の錠前。
- 請求項1に於いて、垂直案内長孔56の下端部には水平案内短孔57が連通していることを特徴とする引戸の錠前。
- 請求項1に於いて、上位デッドボルト50に懸装された下位デッドボルト51は、所要間隔63を有して互いに対向する2枚のデッドプレート51a、51bと、これらのデッドプレート51a、51bの下部を一体的に連結する連結部51cとから成り、前記デッドプレート51a、51bの上端部には、切欠部66を介して係合アーム67が形成され、該係合アーム67はダルマ15と係合することを特徴とする引戸の錠前。
- 請求項4に於いて、ダルマ15は、嵌合軸孔16を有する環状部17と、この環状部の外周壁17aから外方向にそれぞれ突出する第1駆動アーム18及び第2駆動アーム20を有し、前記第1駆動アーム18は、上位デッドボルト50の先端部と摺接し、一方、前記第2駆動アーム20は、下位デッドボルト51の係合アーム67の先端部と係合することを特徴とする引戸の錠前。
- 請求項5に於いて、第1駆動アーム18と第2駆動アーム20との間には、上位デッドボルト50を錠ケース7に内装したバネ部材53のバネ力に抗して水平方向へ移動させ、かつ、支持ピン52を垂直案内長孔56の下端部と連通する水平案内短孔57へと入れる駆動突起22が形成されていることを特徴とする引戸の錠前。
- 請求項1に於いて、錠前3は引戸の下端部に内装され、一方、下部ストライク4の係合凹所6は、床面に形成された凹所であることを特徴とする引戸の錠前。
- 扉の下端部に取付けられる錠前3であり、この錠前3は錠ケース7と、この錠ケース7に内装され、かつ、錠ケース7に設けられた操作部材13の操作により回動するダルマ15と、このダルマ15の駆動により上下動するように錠ケース7に内装されたデッドボルト5とから成り、前記デッドボルト5は、垂直案内長孔56を有する上位デッドボルト50と、この上位デッドボルト50に前記垂直案内長孔56並びに錠ケース7の垂直ガイド部14に案内される支持ピン52を介して懸装された下位デッドボルト51とから成り、デッドボルト5は錠ケース7内では収縮し、一方、ダルマ15を施錠方向へ操作すると、下部ストライク4の係合凹所6へと伸張し、また前記下位デッドボルト51には垂直長孔65が形成され、この垂直長孔65に案内される横軸44を介し、錠ケース7の開口12から出没する嵌合支持部材40が下位デッドボルト51に懸装されていることを特徴とする引戸の錠前。
- 請求項8に於いて、嵌合支持部材40はデッドボルト5に追動して出没することができるように錠ケース7に設けられていることを特徴とする引戸の錠前。
- 請求項8に於いて、嵌合支持部材40は、デッドボルト5を取り囲む矩形状の周胴部41と、周胴部41の側壁部の上端部から突出し、かつ、周胴部41が錠ケース7の開口12から下部ストライク4へと所定量突出した際に、錠ケース7の内壁面に係止されるストッパー部42とを有することを特徴とする引戸の錠前。
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