JP2807180B2 - パチンコ機の前枠ヒンジ構造 - Google Patents
パチンコ機の前枠ヒンジ構造Info
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- JP2807180B2 JP2807180B2 JP6237155A JP23715594A JP2807180B2 JP 2807180 B2 JP2807180 B2 JP 2807180B2 JP 6237155 A JP6237155 A JP 6237155A JP 23715594 A JP23715594 A JP 23715594A JP 2807180 B2 JP2807180 B2 JP 2807180B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパチンコ機の前枠ヒンジ
構造に関するものであり、より詳しくは、パチンコ機の
前枠を容易に外枠に取付けることが可能であるととも
に、外枠に取付けられた前枠の不意の脱落を効果的に防
止し得るパチンコ機の前枠ヒンジ構造に関するものであ
る。
構造に関するものであり、より詳しくは、パチンコ機の
前枠を容易に外枠に取付けることが可能であるととも
に、外枠に取付けられた前枠の不意の脱落を効果的に防
止し得るパチンコ機の前枠ヒンジ構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、パチンコ機において、前
枠を外枠へ取付けることが容易であり作業性を向上する
ことが可能なパチンコ機の前枠および外枠のヒンジ構造
を提供するべく、以下の技術内容に関し特許出願を行っ
た。すなわち、前枠の上端部および/または下端部に取
付けられるとともに、前枠の内部に設けられた取付ピン
と、取付ピンの一方の端部が前枠から上下方向に突出し
得るように取付ピンを付勢しつつ、取付ピンを上下方向
に可動状態にて支持することが可能な支持手段とを有す
る前枠ヒンジと、前枠ヒンジに対応して外枠の上端部お
よび/または下端部に取付けられるとともに、取付ピン
を上下方向に挿通し得る孔部が穿設された前枠取付部を
有し、取付ピンが孔部に挿通されることによって前枠ヒ
ンジと外枠ヒンジとが係合し、前枠が外枠にとりつけら
れることを特徴とするパチンコ機の前枠および外枠のヒ
ンジ構造に関する出願である。これは、従来のヒンジ構
造において、前枠ヒンジに設けられた可動し得ない取付
ピンを外枠ヒンジに形成されたヒンジ孔に嵌合させて前
枠を外枠に取付けることに由来する問題点、すなわち重
い前枠を保持したまま取付ピンとヒンジ孔を目視によっ
て合わせて嵌合することによって作業性が悪くなるとい
う問題点を解決するものであった。
枠を外枠へ取付けることが容易であり作業性を向上する
ことが可能なパチンコ機の前枠および外枠のヒンジ構造
を提供するべく、以下の技術内容に関し特許出願を行っ
た。すなわち、前枠の上端部および/または下端部に取
付けられるとともに、前枠の内部に設けられた取付ピン
と、取付ピンの一方の端部が前枠から上下方向に突出し
得るように取付ピンを付勢しつつ、取付ピンを上下方向
に可動状態にて支持することが可能な支持手段とを有す
る前枠ヒンジと、前枠ヒンジに対応して外枠の上端部お
よび/または下端部に取付けられるとともに、取付ピン
を上下方向に挿通し得る孔部が穿設された前枠取付部を
有し、取付ピンが孔部に挿通されることによって前枠ヒ
ンジと外枠ヒンジとが係合し、前枠が外枠にとりつけら
れることを特徴とするパチンコ機の前枠および外枠のヒ
ンジ構造に関する出願である。これは、従来のヒンジ構
造において、前枠ヒンジに設けられた可動し得ない取付
ピンを外枠ヒンジに形成されたヒンジ孔に嵌合させて前
枠を外枠に取付けることに由来する問題点、すなわち重
い前枠を保持したまま取付ピンとヒンジ孔を目視によっ
て合わせて嵌合することによって作業性が悪くなるとい
う問題点を解決するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本願出
願人が行ったパチンコ機の前枠および外枠のヒンジ構造
においては、取付ピンは支持手段によって上下方向に可
動状態にて支持されているため、前枠が外枠に取付けら
れた状態において、不意に取付ピンが前枠の内部に退行
してしまい前枠が外枠から脱落するおそれがあるという
問題点がある。そこで、本発明の目的は、取付ピンが不
意に前枠内部へ退行して前枠が外枠から脱落することを
防止し、前枠を簡易かつ確実に外枠に取付けることが可
能なパチンコ機の前枠ヒンジ構造を提供することにあ
る。
願人が行ったパチンコ機の前枠および外枠のヒンジ構造
においては、取付ピンは支持手段によって上下方向に可
動状態にて支持されているため、前枠が外枠に取付けら
れた状態において、不意に取付ピンが前枠の内部に退行
してしまい前枠が外枠から脱落するおそれがあるという
問題点がある。そこで、本発明の目的は、取付ピンが不
意に前枠内部へ退行して前枠が外枠から脱落することを
防止し、前枠を簡易かつ確実に外枠に取付けることが可
能なパチンコ機の前枠ヒンジ構造を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、この発明に係るパチンコ機の前枠ヒンジ構造
は、前枠の上端部および/または下端部に取付けられ、
外枠ヒンジと係合することによって前枠を外枠に取付け
るためのパチンコ機の前枠ヒンジ構造であって、前記前
枠ヒンジ構造は、前記前枠の内部に上下動可能に配置さ
れた取付ピンを一体状に有するヒンジ本体と、前記取付
ピンの端部が前記前枠から上下方向に突出するように前
記ヒンジ本体とともに前記取付ピンを付勢する支持ばね
と、前記ヒンジ本体に一体状に設けられかつ前記前枠か
ら突出した前記取付ピンを前記前枠方向に退行させるこ
とが可能な取付ピン退行レバーと、前記取付ピン退行レ
バーに設けられかつ前記取付ピンが上下方向に突出した
状態にて前記取付ピンが前記前枠方向に退行することを
阻止するロック位置と前記取付ピンが前記前枠方向に退
行することを許容するロック解除位置とに回動されて配
置切り換えされるロック部材と、を備え、 前記ロック部
材は、そのロック部材が前記ロック位置に配置されたと
きに、取付ピンが前枠から突出した状態にて前記前枠と
係合する係合部と、前記係合部と前記前枠との係合を解
除することが可能なロック解除位置まで前記ロック部材
を回動操作するための係合解除部とを一体に備えてい
る。
ために、この発明に係るパチンコ機の前枠ヒンジ構造
は、前枠の上端部および/または下端部に取付けられ、
外枠ヒンジと係合することによって前枠を外枠に取付け
るためのパチンコ機の前枠ヒンジ構造であって、前記前
枠ヒンジ構造は、前記前枠の内部に上下動可能に配置さ
れた取付ピンを一体状に有するヒンジ本体と、前記取付
ピンの端部が前記前枠から上下方向に突出するように前
記ヒンジ本体とともに前記取付ピンを付勢する支持ばね
と、前記ヒンジ本体に一体状に設けられかつ前記前枠か
ら突出した前記取付ピンを前記前枠方向に退行させるこ
とが可能な取付ピン退行レバーと、前記取付ピン退行レ
バーに設けられかつ前記取付ピンが上下方向に突出した
状態にて前記取付ピンが前記前枠方向に退行することを
阻止するロック位置と前記取付ピンが前記前枠方向に退
行することを許容するロック解除位置とに回動されて配
置切り換えされるロック部材と、を備え、 前記ロック部
材は、そのロック部材が前記ロック位置に配置されたと
きに、取付ピンが前枠から突出した状態にて前記前枠と
係合する係合部と、前記係合部と前記前枠との係合を解
除することが可能なロック解除位置まで前記ロック部材
を回動操作するための係合解除部とを一体に備えてい
る。
【0005】
【作用】この発明によれば、支持ばねの付勢作用によっ
て取付ピンが前枠から上下方向に突出した際に、ロック
部材の係合部が前枠に係合することによってそのロック
部材がロック位置に保持され、取付ピンがロックされ、
取付ピンが前枠方向に退行することが阻止される。ま
た、前枠を外枠から取り外す際には、ロック部材が、そ
の係合解除部により係合部と前枠との係合が解除するロ
ック解除位置まで回動操作されることで、取付ピンのロ
ックが解除され、取付ピンの前枠方向への退行を可能と
する。
て取付ピンが前枠から上下方向に突出した際に、ロック
部材の係合部が前枠に係合することによってそのロック
部材がロック位置に保持され、取付ピンがロックされ、
取付ピンが前枠方向に退行することが阻止される。ま
た、前枠を外枠から取り外す際には、ロック部材が、そ
の係合解除部により係合部と前枠との係合が解除するロ
ック解除位置まで回動操作されることで、取付ピンのロ
ックが解除され、取付ピンの前枠方向への退行を可能と
する。
【0006】
【実施例】以下、実施例として、本発明に係る前枠ヒン
ジ構造を用いたパチンコ機1について図1乃至図6に従
って説明する。図4に示すように、本実施例のパチンコ
機1は、前枠10、外枠20とを主体として構成されて
いる。そして、本実施例における前枠ヒンジ30は、前
枠10の上端隅部に設けられており、外枠20の上端隅
部に設けられた外枠ヒンジ70と係合することにより、
前枠10は外枠20に取付けられるものである。なお、
前枠10の下端隅部には通常のヒンジ、すなわち、前枠
ヒンジに設けられた可動し得ない取付ピンを外枠ヒンジ
に形成されたヒンジ孔に嵌合させる構造のものが用いら
れており、特に図示しない。
ジ構造を用いたパチンコ機1について図1乃至図6に従
って説明する。図4に示すように、本実施例のパチンコ
機1は、前枠10、外枠20とを主体として構成されて
いる。そして、本実施例における前枠ヒンジ30は、前
枠10の上端隅部に設けられており、外枠20の上端隅
部に設けられた外枠ヒンジ70と係合することにより、
前枠10は外枠20に取付けられるものである。なお、
前枠10の下端隅部には通常のヒンジ、すなわち、前枠
ヒンジに設けられた可動し得ない取付ピンを外枠ヒンジ
に形成されたヒンジ孔に嵌合させる構造のものが用いら
れており、特に図示しない。
【0007】前枠ヒンジ30は、図1および図2に示す
ように、前枠10の上端隅部に設置される枠体31と、
ヒンジ本体45と、取付ピン退行レバ−49と、ロック
機構61とから構成される。
ように、前枠10の上端隅部に設置される枠体31と、
ヒンジ本体45と、取付ピン退行レバ−49と、ロック
機構61とから構成される。
【0008】図2に示すように、前枠10の上端隅部に
は、ヒンジ本体45を収納するための空洞部57が形成
されている。空洞部57の上端部59の略中央には、枠
体31のボス41を嵌入し、取付ピン47を挿通するた
めの孔部58が穿設され、空洞部57の下部略中央に
は、支持バネ55を設置するための支持バネ取付部51
aが形成されている。また、前枠10の適所には枠体3
1を螺着固定するために用いる取付ネジ用孔33aが穿
設されている。
は、ヒンジ本体45を収納するための空洞部57が形成
されている。空洞部57の上端部59の略中央には、枠
体31のボス41を嵌入し、取付ピン47を挿通するた
めの孔部58が穿設され、空洞部57の下部略中央に
は、支持バネ55を設置するための支持バネ取付部51
aが形成されている。また、前枠10の適所には枠体3
1を螺着固定するために用いる取付ネジ用孔33aが穿
設されている。
【0009】枠体31は、後述するヒンジ本体45を前
枠10の内部に取付けるための部材であり、図2に示す
ように、直角状に折曲された板状体にて形成されるとと
もに、取付ネジ33にて前枠10の上端隅部に螺着固定
され、前枠10と一体化されている。枠体31の上面側
には、取付ピン47を嵌入し取付けるための取付孔37
が穿設されており、また取付孔37の下部には、取付ピ
ン53を上下方向にのみ可動状態とするためのボス41
が形成されている。また、枠体31の側面側には、取付
ピン47と一体的に上下動を行うヒンジ本体45の可動
範囲に対応して、ヒンジ本体45の上下動を許容するた
めのヒンジ本体移動孔39が穿設されている。また、ヒ
ンジ本体移動孔39の下部には、後述するロック機構6
1の係合突起67を係合し、取付ピン47が前枠10内
部へ退行するのを阻止するための係合孔43が穿設され
ている。
枠10の内部に取付けるための部材であり、図2に示す
ように、直角状に折曲された板状体にて形成されるとと
もに、取付ネジ33にて前枠10の上端隅部に螺着固定
され、前枠10と一体化されている。枠体31の上面側
には、取付ピン47を嵌入し取付けるための取付孔37
が穿設されており、また取付孔37の下部には、取付ピ
ン53を上下方向にのみ可動状態とするためのボス41
が形成されている。また、枠体31の側面側には、取付
ピン47と一体的に上下動を行うヒンジ本体45の可動
範囲に対応して、ヒンジ本体45の上下動を許容するた
めのヒンジ本体移動孔39が穿設されている。また、ヒ
ンジ本体移動孔39の下部には、後述するロック機構6
1の係合突起67を係合し、取付ピン47が前枠10内
部へ退行するのを阻止するための係合孔43が穿設され
ている。
【0010】ヒンジ本体45は、図1および図2に示す
ように、取付ピン47と、支持バネ取付部51とを有
し、前枠10の上端隅部に形成された空洞部57内に設
置される。また、ヒンジ本体45の一端側は、取付ピン
退行レバ−49に連結されている。
ように、取付ピン47と、支持バネ取付部51とを有
し、前枠10の上端隅部に形成された空洞部57内に設
置される。また、ヒンジ本体45の一端側は、取付ピン
退行レバ−49に連結されている。
【0011】取付ピン47は、後述する外枠ヒンジ70
の前枠取付部73に穿設された取付ピン係合孔75に挿
通されることにより前枠ヒンジ30と外枠ヒンジ70と
を係合させ、前枠10を外枠20に取付けるための部材
であり(図3および図4参照)、ヒンジ本体45表面か
ら上方に突出して形成されている。また、取付ピン47
の上端部には、取付ピン47を取付ピン係合孔75へ容
易に挿通するために、テ−パ−部53が形成されてい
る。
の前枠取付部73に穿設された取付ピン係合孔75に挿
通されることにより前枠ヒンジ30と外枠ヒンジ70と
を係合させ、前枠10を外枠20に取付けるための部材
であり(図3および図4参照)、ヒンジ本体45表面か
ら上方に突出して形成されている。また、取付ピン47
の上端部には、取付ピン47を取付ピン係合孔75へ容
易に挿通するために、テ−パ−部53が形成されてい
る。
【0012】また、支持バネ55は、ヒンジ本体45を
前枠10の空洞部57内にて上下動可能に支持するため
の部材であり、本発明の「取付ピン支持手段」に対応す
るものである。すなわち、支持バネ55は、ヒンジ本体
45の略中央下面に形成された支持バネ取付部51と、
前枠10の空洞部57の下面に形成された支持バネ取付
部51a(図2、図5および図6参照)との間に取付け
られ、ヒンジ本体45を支持するとともに上方に付勢す
るものである。
前枠10の空洞部57内にて上下動可能に支持するため
の部材であり、本発明の「取付ピン支持手段」に対応す
るものである。すなわち、支持バネ55は、ヒンジ本体
45の略中央下面に形成された支持バネ取付部51と、
前枠10の空洞部57の下面に形成された支持バネ取付
部51a(図2、図5および図6参照)との間に取付け
られ、ヒンジ本体45を支持するとともに上方に付勢す
るものである。
【0013】取付ピン退行レバ−49は、図6に示すよ
うに、取付ピン係合孔75に挿通されて前枠10から上
方に突出した取付ピン47を退行させることによって、
前枠ヒンジ30と外枠ヒンジ70との係合を解除するた
めの部材である。取付ピン退行レバ−49は、図1およ
び図2に示すように、略コ字状の板状体として形成さ
れ、その上縁部にてヒンジ本体45に連結されてヒンジ
本体45と一体化されている。また、図2に示すよう
に、取付ピン退行レバ−49の側縁部には、ロック機構
61を取付けるための支軸取付孔65が穿設されるとと
もに、後述する係合突起65が係合孔43に確実に係合
し得るように、凸状のロック機構ストッパ−50が形成
されている。
うに、取付ピン係合孔75に挿通されて前枠10から上
方に突出した取付ピン47を退行させることによって、
前枠ヒンジ30と外枠ヒンジ70との係合を解除するた
めの部材である。取付ピン退行レバ−49は、図1およ
び図2に示すように、略コ字状の板状体として形成さ
れ、その上縁部にてヒンジ本体45に連結されてヒンジ
本体45と一体化されている。また、図2に示すよう
に、取付ピン退行レバ−49の側縁部には、ロック機構
61を取付けるための支軸取付孔65が穿設されるとと
もに、後述する係合突起65が係合孔43に確実に係合
し得るように、凸状のロック機構ストッパ−50が形成
されている。
【0014】ロック機構61は、取付ピン47が前枠1
0から突出した状態にて取付ピン47の退行を阻止する
ために、取付ピン47をロックし、また、必要時には取
付ピン47のロックを解除する部材であり、図1および
図2に示すように、板状体を弓状に撓ませた形状に形成
されている。そして、板状体の下部を係合部62とし、
上部を係合解除部69としている。係合部62が枠体3
1に当接する側の表面には、枠体31の係合孔43と係
合し合うことにより取付ピン47の上下動を拘束可能な
凸状の係合突起67が突出して形成されている。また、
ロック機構61の中央部両側面には、図2に示すよう
に、ロック機構61を取付ピン退行レバ−49の側縁部
に取付けるための支軸63が設けられている。
0から突出した状態にて取付ピン47の退行を阻止する
ために、取付ピン47をロックし、また、必要時には取
付ピン47のロックを解除する部材であり、図1および
図2に示すように、板状体を弓状に撓ませた形状に形成
されている。そして、板状体の下部を係合部62とし、
上部を係合解除部69としている。係合部62が枠体3
1に当接する側の表面には、枠体31の係合孔43と係
合し合うことにより取付ピン47の上下動を拘束可能な
凸状の係合突起67が突出して形成されている。また、
ロック機構61の中央部両側面には、図2に示すよう
に、ロック機構61を取付ピン退行レバ−49の側縁部
に取付けるための支軸63が設けられている。
【0015】しかして、前枠ヒンジ30が構成される。
すなわち、図1に示すように、ヒンジ本体45は前枠1
0の空洞部57内にて上下方向に可動とされ、通常は支
持バネ55の付勢作用により、空洞部57の上端部59
に当接した状態で支持されるものである。そして、図3
に示すように、取付ピン47が前枠10から突出した状
態とされる。
すなわち、図1に示すように、ヒンジ本体45は前枠1
0の空洞部57内にて上下方向に可動とされ、通常は支
持バネ55の付勢作用により、空洞部57の上端部59
に当接した状態で支持されるものである。そして、図3
に示すように、取付ピン47が前枠10から突出した状
態とされる。
【0016】次に、外枠ヒンジ70について説明する。
外枠ヒンジ70は、図3に示すように、外枠20の上端
隅部に設けられており、枠体71と、枠体71から前枠
10方向に突出して形成された前枠取付部73とからな
る。枠体71は、図3に示すように、外枠ヒンジ70を
外枠20に取付けるための部材であり、外枠20の上端
隅部に取付ネジ77によって螺着固定される。また、前
枠取付部73は、取付ピン47と係合して前枠10を外
枠20に取付けるための部材であり、前枠取付部73の
略中央には取付ピン47が嵌入し係合するための取付ピ
ン係合孔75が穿設されている。
外枠ヒンジ70は、図3に示すように、外枠20の上端
隅部に設けられており、枠体71と、枠体71から前枠
10方向に突出して形成された前枠取付部73とからな
る。枠体71は、図3に示すように、外枠ヒンジ70を
外枠20に取付けるための部材であり、外枠20の上端
隅部に取付ネジ77によって螺着固定される。また、前
枠取付部73は、取付ピン47と係合して前枠10を外
枠20に取付けるための部材であり、前枠取付部73の
略中央には取付ピン47が嵌入し係合するための取付ピ
ン係合孔75が穿設されている。
【0017】次に、前枠10の外枠20への取付を行
う。すなわち図3に示すように、前枠10を外枠20に
対向させ、取付ピン47を前枠取付部73に当接させ
る。そして、取付ピン47は、テ−パ−部53の作用に
よって前枠取付部73に押されて下降し、取付ピン係合
孔75の位置に達した時に支持バネ55の付勢作用によ
って突出し、取付ピン47は取付ピン係合孔75に嵌入
し係合されるのである。これによって、図4に示すよう
に、前枠10は外枠20に取付けられ、本実施例のパチ
ンコ機1が形成されるものである。なお、パチンコ機1
には、例えば中間枠、機構板、遊戯板等が付設される
が、本実施例においてはその説明は省略する。
う。すなわち図3に示すように、前枠10を外枠20に
対向させ、取付ピン47を前枠取付部73に当接させ
る。そして、取付ピン47は、テ−パ−部53の作用に
よって前枠取付部73に押されて下降し、取付ピン係合
孔75の位置に達した時に支持バネ55の付勢作用によ
って突出し、取付ピン47は取付ピン係合孔75に嵌入
し係合されるのである。これによって、図4に示すよう
に、前枠10は外枠20に取付けられ、本実施例のパチ
ンコ機1が形成されるものである。なお、パチンコ機1
には、例えば中間枠、機構板、遊戯板等が付設される
が、本実施例においてはその説明は省略する。
【0018】次に、本実施例における、取付ピンのロッ
クおよびロック解除の作用について説明する。前枠10
を外枠20に取付けた状態においては、図5に示すよう
に、取付ピン47は外枠ヒンジ70の取付ピン係合孔7
5に係合している。この時、支持バネ55の付勢作用に
より、ヒンジ本体45、取付ピン退行レバ−49、ロッ
ク機構61は取付ピン47に対応して上限に位置し、ま
た、ロック機構61のうち係合部62に形成された係合
突起67は、前枠ヒンジ30の枠体31に穿設された係
合孔43と対面することとなる。しかして、例えば指な
どによって係合部62を押し、係合突起67を係合孔4
3に係合させる。これによって、ヒンジ本体45、取付
ピン退行レバ−49、ロック機構61は一体的に上下動
を阻止され、これにより取付ピン47の前枠10方向へ
の退行が阻止され、取付ピン47はロックされることと
なる。なお、ロック時において、ロック機構61は凸状
のロック機構ストッパ−50に当接するため(図1参
照)、係合突起67が不用意に外れる心配が解消され
る。
クおよびロック解除の作用について説明する。前枠10
を外枠20に取付けた状態においては、図5に示すよう
に、取付ピン47は外枠ヒンジ70の取付ピン係合孔7
5に係合している。この時、支持バネ55の付勢作用に
より、ヒンジ本体45、取付ピン退行レバ−49、ロッ
ク機構61は取付ピン47に対応して上限に位置し、ま
た、ロック機構61のうち係合部62に形成された係合
突起67は、前枠ヒンジ30の枠体31に穿設された係
合孔43と対面することとなる。しかして、例えば指な
どによって係合部62を押し、係合突起67を係合孔4
3に係合させる。これによって、ヒンジ本体45、取付
ピン退行レバ−49、ロック機構61は一体的に上下動
を阻止され、これにより取付ピン47の前枠10方向へ
の退行が阻止され、取付ピン47はロックされることと
なる。なお、ロック時において、ロック機構61は凸状
のロック機構ストッパ−50に当接するため(図1参
照)、係合突起67が不用意に外れる心配が解消され
る。
【0019】次に、例えば前枠10を外枠20から取り
外すような場合には、図6に示すように、例えば指など
によってロック機構61のうち係合解除部69を押す。
そして、支軸63を中心とするロック機構61の回転作
用によって係合突起67の係合孔43への係合を解除さ
せるのである。これによって、取付ピン47のロックは
解除され、取付ピン退行レバ−49を下降させることに
より、取付ピン47は容易に前枠10方向に退行可能と
なる。そして、取付ピン47と取付ピン係合孔75との
係合を解除し、前枠10を外枠20から取り外すことが
可能となる。
外すような場合には、図6に示すように、例えば指など
によってロック機構61のうち係合解除部69を押す。
そして、支軸63を中心とするロック機構61の回転作
用によって係合突起67の係合孔43への係合を解除さ
せるのである。これによって、取付ピン47のロックは
解除され、取付ピン退行レバ−49を下降させることに
より、取付ピン47は容易に前枠10方向に退行可能と
なる。そして、取付ピン47と取付ピン係合孔75との
係合を解除し、前枠10を外枠20から取り外すことが
可能となる。
【0020】なお、本実施例の前枠ヒンジ30および、
これに対応する外枠ヒンジ70は、前枠10および外枠
20の上端隅部のみに用いたが、例えばこれを前枠10
および外枠20の下端隅部のみに、或いは、上端隅部お
よび下端隅部の両方に用いても良い。
これに対応する外枠ヒンジ70は、前枠10および外枠
20の上端隅部のみに用いたが、例えばこれを前枠10
および外枠20の下端隅部のみに、或いは、上端隅部お
よび下端隅部の両方に用いても良い。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、ヒンジ本体とともに
取付ピンを付勢する支持ばねの付勢作用により前枠から
上下方向に突出した取付ピンはロック位置に配置された
ロック部材によって前枠方向への退行を阻止されるた
め、前枠が外枠に取付けられた状態において、不意に取
付ピンが前枠方向に退行して前枠が外枠から脱落するこ
とが効果的に防止される。また、前枠を外枠から取り外
す際には、ロック部材が、その係合解除部により係合部
と前枠との係合が解除するロック解除位置まで回動操作
されることで、ロック解除されるため、簡便かつ確実な
取付ピンのロックおよびロック解除が行い得る。
取付ピンを付勢する支持ばねの付勢作用により前枠から
上下方向に突出した取付ピンはロック位置に配置された
ロック部材によって前枠方向への退行を阻止されるた
め、前枠が外枠に取付けられた状態において、不意に取
付ピンが前枠方向に退行して前枠が外枠から脱落するこ
とが効果的に防止される。また、前枠を外枠から取り外
す際には、ロック部材が、その係合解除部により係合部
と前枠との係合が解除するロック解除位置まで回動操作
されることで、ロック解除されるため、簡便かつ確実な
取付ピンのロックおよびロック解除が行い得る。
【図1】本実施例の前枠ヒンジの構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】同じく、本実施例の前枠ヒンジの構造を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】本実施例における前枠と外枠の取付状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本実施例のパチンコ機の構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】取付ピンが前枠から突出した状態にて、取付ピ
ンをロックした構造を示す断面図である。
ンをロックした構造を示す断面図である。
【図6】図5において、取付ピンのロックを解除し、取
付ピンを退行させた構造を示す断面図である。
付ピンを退行させた構造を示す断面図である。
1 パチンコ機 10 前枠 20 外枠 30 前枠ヒンジ 31 枠体 43 係合孔 45 ヒンジ本体 47 取付ピン 49 取付ピン退行レバ− 55 支持バネ 61 ロック機構 62 係合部 67 係合突起 69 係合解除部 70 外枠ヒンジ
Claims (1)
- 【請求項1】 前枠の上端部および/または下端部に取
付けられ、外枠ヒンジと係合することによって前枠を外
枠に取付けるためのパチンコ機の前枠ヒンジ構造であっ
て、 前記前枠ヒンジ構造は、前記前枠の内部に上下動可能に
配置された取付ピンを一体状に有するヒンジ本体と、 前記取付ピンの端部が前記前枠から上下方向に突出する
ように前記ヒンジ本体とともに前記取付ピンを付勢する
支持ばねと、 前記ヒンジ本体に一体状に設けられかつ前記前枠から突
出した前記取付ピンを前記前枠方向に退行させることが
可能な取付ピン退行レバーと、 前記取付ピン退行レバーに設けられかつ前記取付ピンが
上下方向に突出した状態にて前記取付ピンが前記前枠方
向に退行することを阻止するロック位置と前記取付ピン
が前記前枠方向に退行することを許容するロック解除位
置とに回動されて配置切り換えされるロック部材と、を
備え、 前記ロック部材は、そのロック部材が前記ロック位置に
配置されたときに、取付ピンが前枠から突出した状態に
て前記前枠と係合する係合部と、前記係合部と前記前枠
との係合を解除することが可能なロック解除位置まで前
記ロック部材を回動操作するための係合解除部とを一体
に備えている パチンコ機の前枠ヒンジ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6237155A JP2807180B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | パチンコ機の前枠ヒンジ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6237155A JP2807180B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | パチンコ機の前枠ヒンジ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0898937A JPH0898937A (ja) | 1996-04-16 |
JP2807180B2 true JP2807180B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=17011222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6237155A Expired - Lifetime JP2807180B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | パチンコ機の前枠ヒンジ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2807180B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4920267B2 (ja) * | 2006-02-21 | 2012-04-18 | 三協立山アルミ株式会社 | ドア |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5213187U (ja) * | 1975-07-14 | 1977-01-29 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6237155A patent/JP2807180B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0898937A (ja) | 1996-04-16 |
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