JP3919403B2 - 光電式煙感知器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マイコンを用いて火災状態などに対応した煙濃度のアナログデータを受信機に出力する光電式煙感知器に関し、特に検出手段内の経時的な汚損による受光素子からの検出値の変化に対して自己補償機能を有する光電式煙感知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、検出手段内に収納された発光素子を周期的に駆動して受光素子からの検出値を取り込み、マイコン処理により火災状態を判定し、また、煙濃度を演算する光電式煙感知器はよく知られている。
【0003】
具体的には、検出手段において、煙による散乱光を受光する受光素子の検出信号を増幅した後、A/D変換してマイコンに取り込み、取り込んだデジタルデータを対応する煙濃度に変換してアナログデータとして送出するものである。
【0004】
この種の光電式煙感知器においては、検出手段の内壁や発光素子および受光素子などが汚損すると、検出感度が変化する上に汚損物質の色によって検出値の検出レベルが変動する。
【0005】
したがって、検出手段が汚損状態であると判定された場合には、火災の誤検出を防止するために、清掃を行い元の状態に戻す必要があるが、清掃が不可能なときには、検出手段を取り換えるなどの処置を施す必要がある。
【0006】
図6および図7は従来の光電式煙感知器を概略的に示す機能ブロック図および回路ブロック図である。図6において、10は発光素子11および受光素子12を含む検出手段である。
【0007】
発光素子11および受光素子12の間には遮へい板13が介在されており、また、発光素子11、受光素子12および遮へい板13は、反射防止光学系を構成するラビリンス内壁14内に収納されている。
【0008】
発光素子11からの出射光L1のうち、受光素子12に対する直接光は、遮へい板13により遮られている。したがって、受光素子12は、出射光L1のうちの散乱光L2のみを受光し、ラビリンス内壁14内の煙濃度検出値Dを、検出手段10の検出信号として出力する。
【0009】
20はマイコンを含む制御手段であり、煙濃度の検出値Dに基づいて、検出手段10内の煙濃度に対応したアナログデータEを出力する。検出手段10および制御手段20からなる光電式煙感知器は、ビルなどの建物内において、複数の必要箇所に設置されている。
【0010】
各光電式煙感知器の検出データ(アナログデータE)は、伝送回路24を介した信号伝送により、それぞれ、中央局の受信機30に入力される。
【0011】
制御手段20は、発光素子11を駆動するための駆動パルスPを出力する駆動部21と、検出値DをデジタルデータDdに変換するA/D変換器22と、検出値DのデジタルデータDd煙濃度値VKeに変換するための特性関数テーブル23Tを有する煙濃度演算部23と、変換された煙濃度値VKeをアナログデータEとしてコード出力する伝送回路24とを備えている。
【0012】
特性関数テーブル23Tには、煙濃度と変化する検出値の検出レベルとの関係について、後述するように、正の一次関数(直線)によって近似された特性関数が格納されている。
【0013】
図7において、10〜13、20、L1およびL2は、前述(図6参照)と同様のものである。40は制御手段20の本体を構成するCPUを含むマイコンであり、図6内のA/D変換器22および煙濃度演算部23などを構成している。
【0014】
41は図6内の駆動部21に対応した発光回路であり、マイコン40の制御下で発光素子11に給電を行い、発光素子11のパルス発光制御を行う。42は受光素子12に接続された受光回路、43は受光回路42からの検出信号を増幅してマイコン40に入力する増幅回路である。
【0015】
44はマイコン40にクロックパルスCKを入力する発振回路である。45はマイコン40に接続されたEEPROMであり、アドレスなどの設定データを格納する。
【0016】
46は異常発生時の警報手段として機能する確認灯、47はマイコン40の制御下で確認灯46を駆動する点灯回路である。
【0017】
48は受信回路であり、外部受信機30(図6参照)などからの受信信号をマイコン40に入力する。また、49は送信回路であり、マイコン40からの出力信号を外部に送信する。受信回路48および送信回路49は、図6の伝送回路24に相当する。
【0018】
50は定電圧回路であり、制御手段20内のマイコン40および各回路41〜49に給電を行う。51はダイオードブリッジであり、制御手段20と受信機30(図6参照)とを信号線(図示せず)を介して接続するときに、端子を無極性化するように作用する。
【0019】
図8は駆動パルスPに対応した受光素子12の検出を示す波形図であり、発光素子11に対する駆動パルスPの出力時に煙濃度がゼロの場合の受信波形を示している。
【0020】
図8に示すように、駆動パルスPは、火災検出用の第1パルスP1とこの第1パルスP1よりも発光素子11の出力レベルが高い故障検出用の第2パルスP2とまれる
【0021】
なお、ここでは詳細に示さないが、第2パルスP2は、第1パルスP1に加えて、発光素子11の発光量を増加させるための出力を合わせて出力している。また、受光用の増幅回路43の増幅率を増大させることによって、第2パルスP2を生成することもできる
【0022】
各パルスP1およびP2の出力周期τは等間隔(たとえば、2秒)に設定されており、故障検出用の第2パルスP2は、4パルス毎に1回(8秒毎に)生成される。
【0023】
従来の光電式煙感知器は、図6および図7に示されるように構成されており、検出手段10において、図8に示される駆動パルスPに応じて、出射光L1の発光および散乱光L2の受光が繰り返され、受光素子12から検出値Dが出力される。
【0024】
また、制御手段20は、受光回路42、増幅回路43およびA/D変換器22を介して検出値Dを取り込み、特性関数テーブル23Tの特性関数にしたがって、煙濃度に対応したアナログデータEを、煙濃度演算部23から送信回路を介して受信機30に出力する。
【0025】
このとき、駆動パルスPに含まれる第2パルスP2により、8秒に1回は、発光素子11が高出力で出射光L1を発生し、受光素子12は、検出手段10のノイズレベル検出用の検出値Dを出力する。
【0026】
なお、検出値Dの検出レベルが変化しても、特性関数テーブル23Tの特性関数は初期値のままであり、補正されることはない。
【0027】
国際基準のFDK38Uにおいては、国内基準のFDK038−Xと同様に、約2秒の出力周期τで火災検出または故障検出が行われ、故障検出は、4回に1回の割合(約8x秒周期)で行われている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光電式煙感知器では、検出値の検出レベルの変化に対して検出値に何らの補正や補償を施していないので、実際に検出値の検出レベルが変化した場合に、正確な煙濃度を示すアナログデータEを出力することができず、受信機30において火災状態を正確に判定することができなくなる可能性があるという問題点があった。
【0029】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、経時的な汚損による受光素子からの検出値の検出レベルの変化に対して、その検出値を自己補償する機能を設けることにより、汚損の有無に拘わらず正確な煙濃度を示すアナログデータを出力可能な光電式煙感知器を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、ラビリンス内壁内に収納された発光素子および受光素子を含み、ラビリンス内壁内の煙濃度検出値を出力する検出手段と、この検出手段からの検出値を特性関数にしたがって煙濃度値に変換するための煙濃度演算部を含み、煙濃度に対応したアナログデータを出力する制御手段を備えた光電式煙感知器において、制御手段は、前記煙濃度がゼロのときの検出値をゼロ検出値として記憶するためのゼロ検出値記憶部と、ゼロ検出値の変化割合を求める変化割合演算部と、この変化割合演算部で求められた変化割合に応じて前記特性関数を補償するための補償演算部を含み、この補償演算部で求められた変化割合に応じて、特性関数の補償が、前記ゼロ検出値の変化割合が1.0の近傍の領域に設定された補償範囲内にある場合に、煙濃度検出値の検出レベルの変化を相殺するように行われるものである。
【0031】
また、請求項2に係る発明は、請求項1の光電式煙感知器において、変化割合演算部は、ゼロ検出値をゼロ検出値の初期値で除算した値変化割合として求められ、補償演算部は、ゼロ検出値の変化割合が1から増大または減少するにつれて、検出値を増大するように特性関数が補償されるものである。
【0032】
また、請求項3に係る発明は、請求項1の光電式煙感知器において、変化割合演算部では、ゼロ検出値の初期値からの変化量を初期値で除算した絶対値変化割合として求められ、補償演算部は、ゼロ検出値の変化割合の増大に応じて、検出値を増大するように特 性関数が補償されるものである。
【0033】
また、請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3の光電式煙感知器において、補償演算部は、ゼロ検出値の変化割合に応じて検出値を補正するとともに、ゼロ検出値の初期値からの変化量を加算または減算することにより、特性関数を補償するための補償値が設定されるものである。
【0034】
また、請求項5に係る発明は、請求項1の光電式煙感知器において、変化割合演算部は、ゼロ検出値をゼロ検出値の初期値で除算した値を変化割合として求め、補償演算部は、ゼロ検出値の変化割合が1から増大または減少するにつれて、特性関数の傾き初期の傾きよりも小さい値となるように補償値が設定されるものである。
【0035】
また、請求項6に係る発明は、請求項1の光電式煙感知器において、変化割合演算部は、ゼロ検出値の初期値からの変化量を初期値で除算した絶対値を変化割合として求め、補償演算部は、変化割合の増大に応じて、特性関数の傾きを初期の傾きよりも小さい値となるように補償値が設定されるものである。
【0036】
また、請求項7に係る発明は、請求項5または請求項6の光電式煙感知器において、補償演算部は、ゼロ検出値の変化割合に応じて特性関数の傾きを補正するとともに、ゼロ検出値の初期値からの変化量をゼロ検出値に加算またはそれから減算することにより、補償後の特性関数設定されるものである。
【0037】
また、請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7までのいずれかの光電式煙感知器において、制御手段には、検出値をデジタルデータに変換するA/D変換器を含み、煙濃度演算部は、デジタルデータ煙濃度値に変換されるものである。
【0038】
また、請求項9に係る発明は、請求項1から請求項8までのいずれかの光電式煙感知器において、補償演算部は、ゼロ検出値の変化割合が1.0近傍の所定の補償範囲内であることを判定する補償範囲判定手段を含み、変化割合が補償範囲を逸脱した場合には故障情報生成されるものである。
【0039】
また、請求項10に係る発明は、請求項9の光電式煙感知器において、補償演算部は、ゼロ検出値の変化割合が所定の補償範囲内であることを示す状態が所定時間継続した場合に、所定時間にわたってゼロ検出値を平均化処理した値最終的な変化割合として用いられるものである。
【0040】
また、請求項11に係る発明は、請求項1から請求項10までのいずれかの光電式煙感知器において、補償演算部は、ゼロ検出値の変化割合に対する補償値を固定的に格納する補償値設定部まれるものである。
【0041】
また、請求項12に係る発明は、請求項11の光電式煙感知器において、補償演算部は、ゼロ検出値に応じて補償値を修正するための修正値を設定する修正値設定手段まれるものである。
【0042】
また、請求項13に係る発明は、請求項12の光電式煙感知器において、修正値設定手段は、修正値を格納するための修正値記憶手段を含み、修正値は、外部からの入力操作により変更可能に構成されているものである。
【0043】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1を概略的に示す機能ブロック図であり、但し、図6および図7に示される従来の光電式煙感知器の構成と同様のものについては、同一符号を付し、対応するものについては符号の後に「A」を付して、それぞれ説明を省略する。
【0044】
なお、図1に示されない構成は図6および図7に示される従来の光電式煙感知器の構成と同様であり、回路構成は図7に示される通りである。さらに、発光素子11に印加される駆動パルスPのタイミングは、図8に示されるところと同様であり煙濃度と検出手段10からの検出値の検出レベルとの関係は、図9〜図13に示されている。
【0045】
図1において、この発明の制御手段20Aは、従来の光電式煙感知器の駆動部21、A/D変換器22、煙濃度演算部23Aおよび伝送回路24の他に、ゼロ検出値演算部25、初期ゼロ検出値記憶部26、変化割合演算部27および補償演算部28を備えている。
【0046】
ゼロ検出値演算部25は、第パルスP(図8参照)に応答した検出値DのデジタルデータDdに基づいて、煙濃度Keがゼロのときの検出値をゼロ検出値VNとして演算する。初期ゼロ検出値記憶部26は、ゼロ検出値VNの初期値(汚損前の値)を初期ゼロ検出値VN0として記憶する。
【0047】
変化割合演算部27は、ゼロ検出値VNおよび初期ゼロ検出値VN0に基づいて、たとえば両者の比(=VN/VN0)、または、初期ゼロ検出値VN0からのゼロ検出値VNの変化量を初期値VN0で除算(正規化)した値の絶対値(=|(VN−VN0)/VN0|)を、ゼロ検出値の変化割合ΔVNとして求める。
【0048】
補償演算部28は、変化割合ΔVNに応じて、検出値DのデジタルデータDdから煙濃度値VKeへの変換に際し、検出レベルの変化を補償するための補償値Cを演算する。
【0049】
補償演算部28において設定された補償値Cを煙濃度演算部23Aに入力することにより、変化割合ΔVNに応じ煙濃度Ke検出値Dの検出レベルの変化(図11、図13参照)を相殺するように、煙濃度演算部23Aにおいて、検出値DのデジタルデータDdを煙濃度値VKeに変換する。
【0050】
この場合、補償演算部28は、ゼロ検出値の変化割合ΔVNの増大に応じて、検出値DのデジタルデータDd増大側に補正されるように補償値Cが設定される。
【0051】
また、補償演算部28は、変化割合ΔVNに応じて設定された補償値Cを固定的に格納する補償値設定部28Tを有する。
【0052】
ここで、検出手段10の感度の変化について具体的に説明する。まず、図9〜図13を参照しながら、汚損のパターン別について説明する。図9〜図13は煙濃度Ke[%/m]に対する検出値Dの検出レベルVdの変化傾向を汚損パターン毎に分けて示す説明図である。なお、一点鎖線が汚損前(初期)の検出値Dの検出レベルの変化傾向を示し、実線が汚損後の検出値Dの検出レベルの変化傾向を示している。
【0053】
図9は白色系物質または黒色系物質により各素子11、12の表面(レンズ)が汚損された場合の検出値Dの検出レベルVd1の変化傾向を示している。
【0054】
図10は白色系物質によりラビリンス内壁14が汚損された場合の検出値Dの検出レベルVd2の変化傾向を示し、図11は白色系物質により検出手段10内の全体(各素子11、12、ラビリンス内壁14)が汚損された場合の検出値Dの検出レベルVd3の変化傾向を示している。さらに、図11の検出レベルVd3の変化傾向は、図9および図10の関数を合成した合成関数により近似させることができる
【0055】
また、図12は黒色系物質によりラビリンス内壁14が汚損された場合の検出レベルVd2の変化傾向、図13は黒色系物質により検出手段10内の全体が汚損された場合の検出値Dの検出レベルVd3の変化傾向を示している。
図13の検出レベルVd3の変化傾向は、図9および図12の関数を合成した合成関数により近似させることができる
【0056】
図9〜図13において、汚損前(初期)の検出値Dの検出レベルの変化傾向を示す一点鎖線と汚損後の検出値Dの検出レベルの変化傾向を示す実線は、図に示されるように直線をなし、正の一次関数によって近似されるものである。なお、ここでは、実際のデータ変換に使用されない煙濃度Keが負の領域の場合を便宜的に破線で示し、この関数の直線全体を示している。従来の光電式煙感知器の煙濃度演算部において、検出値Dを煙濃度値に変換するためにこのような関数を特性関数として利用ている。
【0057】
図9において、発光素子11および受光素子12の汚損により、光の透過量減少するので、煙濃度に対する汚損後の検出値Dの検出レベルVd1の変化傾向すなわち関数(実線)は、汚損物質の色にかかわらず、汚損前(一点鎖線)よりも直線の傾き(検出感度)が低下する。
【0058】
図10において、ラビリンス内壁14の白色汚損により、光の反射量(ノイズレベル)が一定値だけ増加するので、汚損後の検出値Dの検出レベルVd2の変化傾向すなわち関数(実線)は、汚損前の検出値Dの検出レベルVd2の(変化傾向)関数(一点鎖線)よりも高いレベルにシフトする。
【0059】
図11において、汚損後の検出値Dの検出レベルVd3の変化傾向すなわち関数(実線)は、汚損前の検出レベルVd3の関数(一点鎖線)よりも傾きが減少するものの、煙濃度Keがゼロのときの検出レベルVd3が高い位置にシフトするので、ゼロ検出値VNは、初期のゼロ検出値VN0よりも大きい
【0060】
図12において、ラビリンス内壁14の黒色汚損により、光の反射量(ノイズレベル)が一定値だけ減少するので、汚損後の検出値Dの検出レベルVd2の変化傾向すなわち関数(実線)は、汚損前の検出レベルVd2の関数(一点鎖線)よりも低いレベルにシフトする。
【0061】
図13において、汚損後の検出値Dの検出レベルVd3の(変化傾向)関数(実線)は、汚損前の検出値Dの検出レベルVd3の変化傾向すなわち関数(一点鎖線)よりも傾きが減少し且つ低いレベルにシフト、ゼロ検出値VNは、初期のゼロ検出値VN0よりも低い位置にある
【0062】
図2は、検出手段10内の全体が白色媒体(前述の図11に対応)により汚損されている場合における、煙濃度Ke[%/m]に対する検出値Dの検出レベルVdの特性関数の変化および補償演算手順を示す説明図である。
【0063】
図2において、一点鎖線Y0は汚損前(初期)の検出レベルVdの変化傾向を示す初期特性関数であり、実線Ydは汚損後(現在)の検出レベルVdの変化傾向を示す特性関数である。また、二点鎖線Yc1は、煙濃度演算部において、補償演算部で設定される補償値を用いて補正された特性関数であり、ゼロ検出値VNの変化割合ΔVNに応じた一定増幅率で検出レベルVdを増加側に補正した場合を示している。
【0064】
図2に示されるように、特性関数Yc1(二点鎖線)の傾きは、初期の特性関数Y0(一点鎖線)の傾きと一致するように補償される(弧状矢印参照)。さらに、この傾き補償演算後の特性関数Yc1は、ゼロ検出値VNcと初期ゼロ検出値VN0との差が平行移動補償され、初期特性関数Y0のレベルに一致する(垂直矢印)。
【0065】
図3はゼロ検出値VNの変化割合ΔVN(=VN/VN0)に対する各検出レベルの特性関数の傾き変化割合ΔAの関係を示す特性図である。ここでは、演算を簡略化するために、ゼロ検出値VNの変化割合ΔVNをVN/VN0で定義し、特性関数の傾き変化割合ΔAをA/A0(A0は初期の特性関数Y0の傾き、Aは汚損後の特性関数Ydの傾き)で定義した場合を示している(図2参照)。
【0066】
図3において、変化割合ΔVNが初期値(基準値βとなることができる)「1.0」(VN=VN0:特性関数YdとY0との交点)から逸脱して減少側および増加側に大きくなればなるほど、汚損後の特性関数Ydの傾きAの変化割合ΔA減少することが分かる。
【0067】
ここで、変化割合ΔVNをX軸、傾き変化割合ΔAをY軸とし、ΔVN≦1.0における傾きの変化割合ΔAの関数(直線)をY1、ΔVN≧1.0における傾きの変化割合ΔAの関数(直線)をY2とすれば、各関数Y1、Y2は、それぞれ、以下の(1)式、(2)式により近似させることができる。
【0068】
Y1= 0.1X+0.9 ・・・(1)
Y2=−0.1X+1.1 ・・・(2)
【0069】
なお、変化割合ΔVNが初期値「1.0」の近傍の領域、補償範囲として設定され、変化割合ΔVNが初期値「1.0」から比較的大きく逸脱した領域は、感度補償処理とは別に故障判別処理が実行される故障範囲として設定される。
【0070】
また、ここでは詳細に示さないが、故障範囲における故障判別には時間的要素が付加され、故障と判断される場合には、感度補償処理が実行されずに、検出手段10の故障状態を報知して交換を促されることになる。
【0071】
したがって、補償演算部28は、ゼロ検出値VNの変化割合ΔVNが所定の補償範囲内であることを判定する補償範囲判定手段を含み、変化割合ΔVNが感度補償範囲を逸脱している場合(故障範囲)には、故障情報を生成して故障報知を実行し、感度補償を実行しない。
【0072】
次に、図2、図3、図7〜図13とともに、図4および図5のフローチャートを参照しながら、図1に示したこの発明の実施の形態1である光電式煙感知器の動作について説明する。図4において、まず、制御手段20Aは、駆動パルスP(図8参照)のタイミングから、故障検出周期であるか否かを判定する(ステップS1)。
【0073】
もし、故障検出用の第2パルスP2の出力タイミングであって、故障検出周期である(すなわち、YES)と判定されれば、補償値決定ルーチン(図5参照)を実行し(ステップS2)、図4のルーチンを終了する。
【0074】
一方、ステップS1において、故障検出周期でない(すなわち、NO)と判定されれば、火災検出用の第1パルスP1(図8参照)の出力タイミングであり、制御手段20Aに相当するマイコン40(図7参照)は、発光回路41に第1パルスP1を出力する。
【0075】
これにより、制御手段20Aは、発光素子11を発光させて、受光素子12からの検出値DをA/D変換器22を介して取り込み、続いて、補償フラグFCがセットされるべきか否かを判定する(ステップS3)。
【0076】
もし、補償フラグFCがセットされるべき(すなわち、YES)と判定されれば、補償演算部28は、実線の特性関数Ydから二点鎖線の特性関数Yc1(図2参照)のような傾きに、特性関数の傾き補償演算(ステップS4)を実行する。
【0077】
また、補償演算部28は、図2に示されるように、平行移動補償値を演算して(ステップS5)、傾きの補償された二点鎖線の特性関数Yc1を一点鎖線の特性関数Y0の位置へと平行移動補償演算を実行する(ステップS6)。
【0078】
たとえば、ステップS4においては、工場出荷時における感度設定時のゼロ検出値の初期値VN0(図10や図12に示されるように、ラビリンス内壁の白色汚損により増加する一定値より低く、黒色汚損により減少する一定値より高い)を基準として、現場設置状態でのゼロ検出値VNの変化割合ΔVNに基づいて傾き補償値を求め、今回の検出値の検出レベルVdの感度補償を行う。
【0079】
これにより、図2のように、汚損により低下した特性関数Yd(実線)の傾きは、二点鎖線Yc1のように補正され、初期の特性関数Y0(一点鎖線)の傾きとほぼ一致することとなる
【0080】
ステップS5においては、初期ゼロ検出値VN0と傾き補償値を用いて平行移動補償値(増幅率)を演算する。
【0081】
また、ステップS6においては、傾き補償後の検出レベルVdの特性関数Yc1(図2参照)を平行移動補償値で補正し、ゼロ検出値VNcを減少側にシフトして、初期ゼロ検出値VN0(図2参照)に完全に一致させることができる
【0082】
これにより、検出値Dに基づくデジタルデータDdは、初期の特性関数Y0に一致した特性関数に補正されるので、煙濃度演算部23AにおけるデジタルデータDdから煙濃度値VKeへの変換初期の特性関数Y0(一次関数)に基づいて正確に行うことができる。
【0083】
このとき、図2にように、煙濃度KeをX軸、検出レベルVdをY軸に設定すれば、初期の特性関数Y0(一点鎖線)、汚損後の特性関数Yd(実線)は、それぞれ、以下の(3)式、(4)式のように表すことができる
【0084】
Y0=A0・X+VN0 ・・・(3)
Yd= A・X+VN ・・・(4)
【0085】
また、傾き補償後の特性関数Yc1(二点鎖線)は、以下の(5)式のようにされる。
【0086】
Yc1=A0・X+VNc ・・・(5)
【0087】
さらに、平行移動補償後の特性関数Yc2は、上記(3)式に近似、初期の特性関数Y0と一致することが分かる。
【0088】
ここで、初期ゼロ検出値VN0(定数)は、煙の存在しない状態での検出レベルVd(ノイズレベル)であり、傾きA0およびAは、煙濃度Keの変化に対する検出レベルVdの感度(変化割合)に相当する。
【0089】
図4において、ステップS4〜S6の補償処理は、経年変化によるゼロ検出値VNの変動(主に汚れによる)があるときに、変化割合ΔVNを減少させるような補償値Cを設定することにより実行される。
【0090】
こうして求められた補償値Cを、ゼロ検出値VNを減算(または、加算)した値との積に利用し、その後、煙濃度Keへの変換が実行される。以下、ゼロ検出値VNを減算した場合を例にとって説明する。
このとき、図2において、初期の特性関数Y0(直線)が原点を通るように補正された値を用いる。
【0091】
すなわち、煙濃度演算部23Aは、補償値Cによる補償演算後(ステップS4〜S6)の検出レベルVdcから初期ゼロ検出値VN0を減算した値(Vdc−VN0)を用いて、特性関数テーブル23Tを用いて煙濃度値VKeに変換する(ステップS7)。
【0092】
以下、伝送回路24は、煙濃度値VKeをアナログデータEとして変換し、受信機30に出力する。こうして、第1パルスP1に応答した通常の煙濃度検出処理を終了する。
【0093】
このように、通常の煙濃度Keは、補償後の検出レベルVdc(デジタルデータレベル)からゼロ検出値VN0を減算した値を用いて特性関数テーブルに適用して求めることができる。
【0094】
次に、図5を参照しながら、駆動パルスPが故障検出周期(第2パルスP2)を示す場合の補償値決定ルーチン(図4内のステップS2)について説明する。まず、現時点で既に故障状態であるか否かを判定し(ステップS11)、故障状態でない(すなわち、NO)と判定されれば、続いて、火災状態であるか否かを判定する(ステップS12)。
【0095】
もし、ステップS11またはS12のいずれかにおいて、故障状態または火災状態である(すなわち、YES)と判定されれば、補償値Cの演算を実行せずに、補償値演算用の変数(ゼロ検出積算値VNi、補償カウンタ値CNT)を0クリアして(ステップS13)、図5の処理ルーチンを終了する。
【0096】
一方、ステップS12において、火災状態でない(すなわち、NO)と判定されれば、補償値Cを演算するために、まず、ゼロ検出積算値VNiを今回の検出レベルVdを加算した値に更新し(ステップS14)、補償カウンタ値CNTをインクリメントする(ステップS15)。
【0097】
次に、補償カウンタ値CNTが基準更新時間α(たとえば、12時間程度)に達したか否かを判定し(ステップS16)、CNT<α(すなわち、NO)と判定されれば、そのまま、図の処理ルーチンを終了する。
【0098】
一方、ステップS16において、CNT≧α(すなわち、YES)と判定されれば、ゼロ検出積算値VNiおよび補償カウンタ値CNTを用いて、以下の(6)式のように、ゼロ検出平均値VNmを求める(ステップS17)。
【0099】
VNm=VNi/CNT ・・・(6)
【0100】
続いて、変化割合演算部27は、ゼロ検出平均値VNmおよび初期ゼロ検出値VN0を用いて、以下の(7)式のように、変化割合ΔVNを求める(ステップS18)。
【0101】
ΔVN=VNm/VN0 ・・・(7)
【0102】
次に、変化割合ΔVNの初期値(=1)から離れた分の絶対値が補償開始用の基準値β以上か否かを判定し(ステップS19)、|1−ΔVN|<β(すなわち、NO)と判定されれば、補償フラグFCをクリアして(ステップS20)、ステップS13に進む。
【0103】
一方、ステップS19において、|1−ΔVN|≧β(すなわち、YES)と判定されれば、補償フラグFCを「1」にセットして(ステップS21)、変化割合ΔVNを用いて、補償値演算部28内の特性関数変換テーブル23Tから傾き補償値C1を決定する(ステップS22)。
【0104】
なお、ステップS18の演算処理において、ゼロ検出値の変化割合ΔVNを、初期ゼロ検出値VN0からの変化量の絶対値として直接求めてもよい。この場合、変化割合ΔVNと基準値βとを直接比較することができる。
【0105】
このとき、補償演算部28は、汚損後の変化割合ΔVNと傾き変化割合ΔAとの関係(図3内の直線的な比例関係)に注目して、直接傾きを補償できるような対応テーブルをROM内に作成し、そこから傾き補償値C1を選択してもよい。
【0106】
なお、補償開始用の基準値βは、任意に設定され得るが、極めて0に近い値に設定して、少ない変化で補償が開始されるようにするのがよい(図3参照)。
【0107】
最後に、変化割合ΔVNから決定された傾き補償値C1が誤差を含む場合を考慮して、ステップS22に続いて、傾き補償値C1の修正処理(ステップS23)を実行し、ステップS13に進む。
【0108】
すなわち、ステップS23においては、初期ゼロ検出値VN0および傾き補償値C1を用いて、傾き補償値C1をさらに補償するための修正値C2を設定し、この修正値C2を用いて傾き補償値C1を修正し、最終的な感度補償値とする。
【0109】
なお、傾き補償値C1の微調整に用いられる修正値C2は、たとえば、外部からの入力操作により最適値に設定し、補償演算部28内のEEPROM内にあらかじめ格納するのがよい。なお、修正値C2は、変化割合ΔVNとは無関係な一定値である。
【0110】
このように、変化割合ΔVNから求められた感度補償値は、補償演算部28内のメモリに記憶される。したがって、次の第1パルスP1に応答した検出タイミングにおいて、補償された検出レベルVdcに基づいて正確な煙濃度値VKeを求めることができる。
【0111】
このとき、前述の(5)式による傾き補償後の特性関数Yc1は、(4)式から、以下の(8)式のように近似されるものである。
【0112】
Yc1=(A・X+VN)×C1×C2 ・・・(8)
【0113】
(8)式において、ゼロ検出値VNは、ゼロ検出平均値VNmから既知であるが、汚損後の傾きAは未知であるため、傾き補償値C1およびその修正値C2を用いて補償される。
【0114】
なお、前述の(3)式内の傾きA0および初期ゼロ検出値VN0はそれぞれの初期値として既知であり、(4)式内のゼロ検出値VNには検出レベルVdのゼロ検出平均値VNmが相当する
【0115】
(8)式の特性関数Yc1は、平行移動によりVN=VN0となるように補償されるが、この平行移動補償後の特性関数Yc2は、(8)式内のVN×C1×C2がVN0と一致すればよいから、以下の(9)式のように近似されることができる
【0116】
Yc2=Yc1+(VN0−VN×C1×C2) ・・・(9)
【0117】
(9)式において、VN0−VN×C1×C2は、以下の(10)式のように変形することができる。
【0118】
VN0−VN×C1×C2=VN0×(1−ΔVN×C1×C2) ・・・(10)
【0119】
(10)式から明らかなように、すべてのパラメータが既知の値であり、以上の補償演算により、最終的な感度補償後の直線Yc2は、以下の(11)式のように近似されることができる
【0120】
Yc2=(C1×C2×A)X+VN0 ・・・(11)
【0121】
(11)式において、傾き(C1×C2×A)が以下の(12)式の関係を満たせば、初期特性関数Y0と同一の特性関数に補償されたことになる。
【0122】
C1×C2×A=A0 ・・・(12)
【0123】
なお、傾き補償値C1の更新時間αは、たとえば、EEPROM内の2つのパラメータK1、K2により決定され、K1=100、K2=54とすると、更新時間αは、8[秒]×100×54=43200[秒]=12[時間]毎となる。
【0124】
更新時間αは、8[秒]から8[秒]×255×255=520200[秒]=144.5[時間]までの範囲で可変設定することができる。
【0125】
また、感度補償を開始する変化割合ΔVNの基準値βも、EEPROM内のパラメータK3に応じて可変設定することができる。たとえば、K3=95とすれば、5%以上の変化があった場合、すなわち、変化割合ΔVN≦95[%]となった場合に、感度補償を開始するように設定することができる。
【0126】
変化割合ΔVNは、0%〜100%までの範囲で可変設定することができる。また、種々のパラメータ値は、EEPROM内に記憶される。
【0127】
また、図5内のステップS11〜S13から明らかなように、断線や上下限故障などが発生した故障状態の場合、または、確認灯46(図7参照)が点灯駆動された火災状態の場合には、傾き補償値C1の更新処理は行われない。
【0128】
この場合、傾き補償値C1は、火災状態または故障状態になる直前の値に保持され、正常復帰した時点で直前の値により補償れ、その後、正常状態が更新時間αだけ持続すれば、傾き補償値C1は更新されることになる。
【0129】
また、傾き補償値C1は、制御手段20Aがリセットされると消失し、再び更新時間αが経過するまで補償は実行することができない(EEPROM内に補償値が書き込まれない)。
【0130】
このように、補償演算部28は、検出手段10内の発光素子11および受光素子12が汚損してゼロ検出値VNが初期ゼロ検出値VN0から変動した場合に、検出レベルVdを増大方向に補正するための傾き補償値C1および修正値C2を設定する。
【0131】
また、煙濃度演算部23Aは、補償後の検出レベルVdcから初期ゼロ検出値VN0を減算した値から煙濃度値VKeに変換し、伝送回路24を介してアナログデータEを出力する。
【0132】
したがって、受信機30は、検出手段10が汚損された後においても、高精度の煙濃度値VKeを示すアナログデータEに基づいて、信頼性の高い煙濃度を判別し続けることができる。
【0133】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、補償演算部28は、ゼロ検出値VNの変化割合ΔVNに応じて、汚損後の特性関数Ydが実質的に初期の特性関数Y0と一致するように、検出レベルVdの値を増大させるための補償値を演算したが、煙濃度値VKeへの変換用の特性関数の傾きを減少させるための補償値を演算してもよい。
【0134】
この場合、補償演算部28は、変化割合ΔVNの増大に応じて、検出レベルVdから煙濃度値VKeへの変換用の特性関数の傾きを、初期の傾きA0よりも小さい値に補償するための補償値Cを演算することになる。
【0135】
また、補償演算部28は、変化割合ΔVNに応じて特性関数の傾きを補正するとともに、ゼロ検出値VNの変化量を加算(または、減算して、平行移動)することにより、補償後の特性関数を汚損後の検出レベルVdに対応させることができる。
【0136】
また、上記実施の形態1では、代表的に、白色汚損後の検出レベルVdの変化(図2参照)を補償する場合について説明したが、黒色汚損後の検出レベルVdの変化(図13参照)を補償する場合も同様の補償処理により、信頼性を向上させることができる。
【0137】
また、上記各実施の形態では、伝送回路24を用いてアナログデータEを出力する(いわゆる、アナログ式の)火災感知器について説明したが、煙濃度値VKeを直接火災判別に用いてもよく、その判別結果を伝送回路24から出力するようにしてもよい。
【0138】
さらに、この発明は、容易に理解できるように好適な実施の形態に基づいて開示されたが、これらの形態は、この発明の技術思想のにおいて、適当な変更ならびに修正が当然なされ得るものである。
【0139】
【発明の効果】
以上のように、この発明の光電式煙感知器によれば、ラビリンス内壁内の煙濃度検出値を出力する検出手段と、この検出手段からの検出値煙濃度値に変換するための特性関数テーブルを有する煙濃度演算部を含み、煙濃度に対応したアナログデータを出力する制御手段を備えた光電式煙感知器において、制御手段は、煙濃度がゼロのときの検出値をゼロ検出値として記憶するためのゼロ検出値記憶部と、このゼロ検出値の変化割合を求める変化割合演算部と、この変化割合演算部において求められた変化割合に応じて、特性関数を補償するための補償演算部を含み、この補償演算部における特性関数の補償が、煙濃度の検出値の検出レベルの変化を相殺するように行われるので自己補償により検出手段 汚損の有無に拘わらず、正確な煙濃度を示すアナログデータを出力可能な光電式煙感知器が得られる。
【0140】
なお、請求項2から請求項13に係る発明によれば、それぞれ請求項1に係る発明を確実に実施できるところの、自己補償により、検出手段の汚損の有無に拘わらず、正確な煙濃度を示すアナログデータを出力可能な光電式煙感知器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の光電式煙感知器の制御手段を概略的に示す機能ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の光電式煙感知器の制御手段による補償演算手順を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の光電式煙感知器の検出値の検出レベルの変化割合と各特性関数の関係を示す特性図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の光電式煙感知器による通常時の煙濃度検出動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1の光電式煙感知器による故障検出時の処理動作を示すフローチャートである。
【図6】 従来の光電式煙感知器を概略的に示す機能ブロック図である。
【図7】 従来の光電式煙感知器を概略的に示す回路ブロック図である。
【図8】 一般的な発光素子に対する駆動パルスを示す波形図である。
【図9】 光電式煙感知器の検出手段の素子の汚損後の煙濃度検出レベルの変化を示す説明図である。
【図10】 ラビリンス内壁の白色汚損後の煙濃度検出値レベルの変化を示す説明図である。
【図11】 検出手段内の光学系全体の白色汚損後の煙濃度検出値レベルの変化を示す説明図である。
【図12】 ラビリンス内壁の黒色汚損後の煙濃度の検出値レベルの変化を示す説明図である。
【図13】 検出手段内の光学系全体の黒色汚損後の煙濃度の検出値レベルの変化を示す説明図である。
【符号の説明】
10 検出手段、11 発光素子、12 受光素子、14 ラビリンス内壁、20A 制御手段、22 A/D変換器、23A 煙濃度演算部、23T 特性関数テーブル、26 ゼロ検出値記憶部、27 変化割合演算部、28 補償演算部、28T 補償値設定部、40 マイコン、46 確認灯、48 受信回路、49 送信回路、D 検出値、E アナログデータ、Ke 煙濃度、P 駆動パルス、Vd 検出レベル、VKe 煙濃度値、VN ゼロ検出値、VN0 初期ゼロ検出値、ΔVN 変化割合、Yd 特性関数、Y0 初期特性関数、S2 補償値決定ルーチン、S4 特性関数の傾き補償演算を実行するステップ、S6 特性関数の平行移動補償演算を実行するステップ、S7 煙濃度値にテーブル変換するステップ、S18 ゼロ検出値を平均化処理して変化割合を求めるステップ。

Claims (13)

  1. ラビリンス内壁内に収納された発光素子および受光素子を含み、前記ラビリンス内壁内の煙濃度検出値を出力する検出手段と、この検出手段からの検出値を特性関数にしたがって煙濃度値に変換するための煙濃度演算部を含み、煙濃度に対応したアナログデータを出力する制御手段を備えた光電式煙感知器において
    前記制御手段には、前記煙濃度がゼロのときの検出値をゼロ検出値として記憶するためのゼロ検出値記憶部と、
    前記ゼロ検出値の変化割合を求める変化割合演算部と、
    この変化割合演算部で求められた変化割合に応じて前記特性関数を補償するための補償演算部を含み、
    この補償演算部における特性関数の補償が、前記ゼロ検出値の変化割合が1.0近傍の領域に設定された補償範囲内にある場合に、煙濃度の検出値の検出レベルの変化を相殺するように行われることを特徴とする光電式煙感知器。
  2. 前記変化割合演算部は、前記ゼロ検出値をゼロ検出値の初期値で除算した値変化割合として求められ、前記補償演算部は、前記ゼロ検出値の変化割合が1から増大または減少するにつれて、前記検出値を増大するように特性関数が補償されることを特徴とする請求項1に記載の光電式煙感知器。
  3. 前記変化割合演算部は、前記ゼロ検出値の初期値からの変化量を前記初期値で除算した絶対値前記変化割合として求められ、前記補償演算部は、前記ゼロ検出値の変化割合の増大に応じて、前記検出値を増大するように特性関数が補償されることを特徴とする請求項1に記載の光電式煙感知器。
  4. 前記補償演算部は、前記ゼロ検出値の変化割合に応じて前記検出値を補正するとともに前記ゼロ検出値の初期値からの変化量を加算または減算することにより、特性関数を補償するための補償値が設定されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光電式煙感知器。
  5. 前記変化割合演算部は、前記ゼロ検出値をゼロ検出値の初期値で除算した値を変化割合として求め、前記補償演算部は、前記ゼロ検出値の変化割合が1から増大または減少するにつれて、特性関数の傾き初期の傾きよりも小さい値となるように補償値が設定されることを特徴とする請求項1に記載の光電式煙感知器。
  6. 前記変化割合演算部は、前記ゼロ検出値の初期値からの変化量を前記初期値で除算した絶対値を変化割合として求め、前記補償演算部は、前記変化割合の増大に応じて、特性関数の傾きを初期の傾きよりも小さい値となるように補償値が設定されることを特徴とする請求項1に記載の光電式煙感知器。
  7. 前記補償演算部は、前記ゼロ検出値の変化割合に応じて特性関数の傾きを補正するとともに前記ゼロ検出値の初期値からの変化量をゼロ検出値に加算またはそれから減算することにより、補償後の特性関数設定されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光電式煙感知器。
  8. 前記制御手段は、前記検出値をデジタルデータに変換するA/D変換器を含み、前記煙濃度演算部は、前記デジタルデータ前記煙濃度値に変換されることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載の光電式煙感知器。
  9. 前記補償演算部は、前記ゼロ検出値の変化割合が1.0近傍の所定の補償範囲内あることを判定する補償範囲判定手段を含み、前記変化割合が補償範囲を逸脱した場合には故障情報生成されることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載の光電式煙感知器。
  10. 前記補償演算部は、前記ゼロ検出値の変化割合が所定の補償範囲内であることを示す状態が所定時間継続した場合に、前記所定時間にわたってゼロ検出値を平均化処理した値最終的な変化割合として用いられることを特徴とする請求項9に記載の光電式煙感知器。
  11. 前記補償演算部は、前記ゼロ検出値の変化割合に対する補償値を固定的に格納する補償値設定部まれることを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれかに記載の光電式煙感知器。
  12. 前記補償演算部は、前記ゼロ検出値に応じて補償値を修正するための修正値を設定する修正値設定手段まれることを特徴とする請求項11に記載の光電式煙感知器。
  13. 前記修正値設定手段は、前記修正値を格納するための修正値記憶手段まれ、前記修正値は、外部からの入力操作により変更可能に構成されていることを特徴とする請求項12に記載の光電式煙感知器。
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