JP2001143175A - 光電式煙感知器 - Google Patents

光電式煙感知器

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JP2001143175A JP31974699A JP31974699A JP2001143175A JP 2001143175 A JP2001143175 A JP 2001143175A JP 31974699 A JP31974699 A JP 31974699A JP 31974699 A JP31974699 A JP 31974699A JP 2001143175 A JP2001143175 A JP 2001143175A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚損によらず正確な煙濃度を示すアナログデ
ータを出力可能な光電式煙感知器を得る。 【解決手段】 検出手段からの検出値Dに基づいて煙濃
度に対応したアナログデータEを出力する制御手段20
Aは、検出値から煙濃度値に変換するための特性関数を
有する煙濃度演算部23Aと、煙濃度がゼロのときの検
出値をゼロ検出値VNとして記憶するゼロ検出値記憶部
26と、ゼロ検出値の変化割合ΔVNを求める変化割合
演算部27と、変化割合に応じて、検出値から煙濃度値
への変換特性を補償するための補償演算部28とを含
み、補償演算部は、変化割合に応じた煙濃度に対する検
出値の出力特性の変化を相殺するように、煙濃度演算部
から煙濃度値VKeを生成させ、汚損による検出値の経
時変化に対して自己補償する機能を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイコンを用い
て火災状態などに対応した煙濃度のアナログデータを受
信機に出力する光電式煙感知器に関し、特に検出手段内
の汚損による受光素子からの検出値(受光レベル)の経
時変化に対して自己補償機能を有する光電式煙感知器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、通気性のよい検出手段内に収
納された発光素子を周期的に駆動して受光素子からの検
出値を取り込み、マイコン処理により火災状態を判定し
たり煙濃度を演算する光電式煙感知器はよく知られてい
る。
【0003】具体的には、検出手段において、煙による
散乱光を受光する受光素子の検出信号を増幅した後、A
/D変換してマイコンに取り込み、取り込んだデジタル
データを対応する煙濃度に変換してアナログデータとし
て送出するものである。
【0004】この種の光電式煙感知器においては、検出
手段の内壁や発光素子および受光素子などが汚損する
と、検出感度が変化するうえ汚損物質の色によって検出
レベルが変動する。
【0005】したがって、汚損状態が判定された場合に
は、火災状態の誤検出を防止するために、清掃を行い元
の状態に戻す必要があるが、清掃が不可能なときには、
検出手段を取り換えるなどの処置を施す必要がある。
【0006】図6および図7は従来の光電式煙感知器を
概略的に示す機能ブロック図および回路ブロック図であ
る。図6において、10は発光素子11および受光素子
12を有する検出手段である。
【0007】発光素子11および受光素子12の間には
遮へい板13が介在されており、また、発光素子11、
受光素子12および遮へい板13は、反射防止光学系を
構成するラビリンス内壁14内に収納されている。
【0008】発光素子11からの出射光L1のうち、受
光素子12に対する直接光は、遮へい板13により遮ら
れている。したがって、受光素子12は、出射光L1の
うちの散乱光L2のみを受光し、ラビリンス内壁14内
の煙濃度に対応した検出値Dを、検出手段10の検出信
号として出力する。
【0009】20はマイコンを含む制御手段であり、検
出値Dに基づいて、検出手段10内の煙濃度に対応した
アナログデータEを出力する。検出手段10および制御
手段20からなる光電式煙感知器は、ビルなどの建物内
において、複数の必要箇所に設置されている。
【0010】各光電式煙感知器の検出データ(アナログ
データE)は、信号線(図示せず)を介した信号伝送に
より、それぞれ、中央局の受信機30に入力される。
【0011】制御手段20は、発光素子11を駆動する
ための駆動パルスPを出力する駆動部21と、検出値D
をデジタルデータDdに変換するA/D変換器22と、
デジタルデータDdから煙濃度値VKeに変換するため
の特性関数テーブル23Tを有する煙濃度演算部23
と、煙濃度値VKeをアナログデータEとしてコード出
力する伝送回路24とを備えている。
【0012】特性関数テーブル23T内には、後述する
ように、正の一次関数(直線)によって近似された特性
関数が格納されている。
【0013】図7において、10〜13、20、L1お
よびL2は、前述(図6参照)と同様のものである。4
0は制御手段20の本体を構成するCPUを含むマイコ
ンであり、図6内のA/D変換器22および煙濃度演算
部23などを構成している。
【0014】41は図6内の駆動部21に対応した発光
回路であり、マイコン40の制御下で発光素子11に給
電を行い、発光素子11のパルス発光制御を行う。42
は受光素子12に接続された受光回路、43は受光回路
42からの検出信号を増幅してマイコン40に入力する
増幅回路である。
【0015】44はマイコン40にクロックパルスCK
を入力する発振回路である。45はマイコン40に接続
されたEEPROMであり、アドレスなどの設定データ
を格納する。
【0016】46は異常発生時の警報手段として機能す
る確認灯、47はマイコン40の制御下で確認灯46を
駆動する点灯回路である。
【0017】48は受信回路であり、外部から受信機3
0(図6参照)などの受信信号をマイコン40に入力す
る。また、49は送信回路であり、マイコン40からの
出力信号を外部に送信する。受信回路48および送信回
路49は、図6内の伝送回路24に相当する。
【0018】50は定電圧回路であり、制御手段20内
のマイコン40および各回路41〜49に給電を行う。
51はダイオードブリッジであり、制御手段20と受信
機30(図6参照)とを信号線(図示せず)を介して接
続するときに、端子を無極性化するように作用する。
【0019】図8は駆動パルスPに対応した受光素子1
2の検出レベルを示す波形図であり、発光素子11に対
する駆動パルスPの出力時に煙濃度がゼロの場合の受信
波形を示している。
【0020】図8に示すように、駆動パルスPは、火災
検出用の第1パルスP1と、第1パルスP1よりも発光
素子11の出力レベルが高い故障検出用の第2パルスP
2とを含む。
【0021】なお、ここでは詳細に示さないが、第2パ
ルスP2は、第1パルスP1に加えて、発光素子11の
発光量を増加させる出力を合わせて出力される。また
は、受光用の増幅回路43の増幅率を増大させることに
より、第2パルスP2を生成してもよい。
【0022】各パルスP1およびP2の出力周期τは等
間隔(たとえば、2秒)に設定されており、故障検出用
の第2パルスP2は、4パルス毎に1回(8秒毎に)生
成される。
【0023】従来の光電式煙感知器は、図6および図7
のように構成されており、検出手段10内において、図
8の駆動パルスPに応じて、出射光L1の発光および散
乱光L2の受光が繰り返され、受光素子12から検出値
Dが生成される。
【0024】また、制御手段20は、受光回路42、増
幅回路43およびA/D変換器22を介して検出値Dを
取り込み、特性関数テーブル23T内の特性関数にした
がって、煙濃度に対応したアナログデータEを、送信回
路49を介して受信機30に出力する。
【0025】このとき、駆動パルスPに含まれる第2パ
ルスP2により、8秒に1回は、発光素子11が高出力
で出射光L1を発生し、受光素子12は、検出手段10
内のノイズレベル検出用の検出値Dを出力する。
【0026】なお、特性関数テーブル23T内の特性関
数は初期値のままであり、特性関数が変化しても補正さ
れることはない。
【0027】国際基準のFDK38Uにおいては、国内
基準のFDK038−Xと同様に、約2秒の出力周期τ
で火災検出または故障検出が行われ、4回に1回の割合
(約8秒周期)で故障検出が行われている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】従来の光電式煙感知器
は以上のように検出レベルの変化に対して何ら補償を施
していないので、実際の検出レベルの特性関数が変化し
た場合に、正確な煙濃度を示すアナログデータEを出力
することができず、受信機30において火災状態を正確
に判定することができなくなる可能性があるという問題
点があった。
【0029】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、汚損による受光素子からの検出
値の経時変化に対して自己補償する機能を設けることに
より、汚損の有無によらず正確な煙濃度を示すアナログ
データを出力可能な光電式煙感知器を得ることを目的と
する。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る光電式煙感知器は、ラビリンス内壁内に収納された発
光素子および受光素子を含み、ラビリンス内壁内の煙濃
度に対応した検出値を受光素子から出力する検出手段
と、検出値に基づいて煙濃度に対応したアナログデータ
を出力する制御手段とを備え、制御手段は、検出値から
煙濃度値に変換するための特性関数を有する煙濃度演算
部と、煙濃度がゼロのときの検出値をゼロ検出値として
記憶するゼロ検出値記憶部と、ゼロ検出値の変化割合を
求める変化割合演算部と、変化割合に応じて、検出値か
ら煙濃度値への変換特性を補償するための補償演算部と
を含み、補償演算部は、変化割合に応じた煙濃度に対す
る検出値の出力特性の変化を相殺するように、煙濃度演
算部から煙濃度値を生成させるものである。
【0031】また、この発明の請求項2に係る光電式煙
感知器は、請求項1において、変化割合演算部は、ゼロ
検出値をゼロ検出値の初期値で除算した値を変化割合と
して求め、補償演算部は、ゼロ検出値の変化割合が1か
ら増大または減少するにつれて、検出値を増大側に補正
設定するものである。
【0032】また、この発明の請求項3に係る光電式煙
感知器は、請求項1において、変化割合演算部は、ゼロ
検出値の初期値からの変化量を初期値で除算した絶対値
を変化割合として求め、補償演算部は、ゼロ検出値の変
化割合の増大に応じて、検出値を増大側に補正設定する
ものである。
【0033】また、この発明の請求項4に係る光電式煙
感知器は、請求項2または請求項3において、補償演算
部は、変化割合に応じて検出値を補正するとともに、ゼ
ロ検出値の変化量を加算または減算することにより、補
償後の検出値を設定するものである。
【0034】また、この発明の請求項5に係る光電式煙
感知器は、請求項1において、変化割合演算部は、ゼロ
検出値をゼロ検出値の初期値で除算した値を変化割合と
して求め、補償演算部は、変化割合が1から増大または
減少するにつれて、現在の特性関数の傾きを初期の傾き
よりも小さい値として補正設定するものである。
【0035】また、この発明の請求項6に係る光電式煙
感知器は、請求項1において、変化割合演算部は、ゼロ
検出値の初期値からの変化量を初期値で除算した絶対値
を変化割合として求め、補償演算部は、変化割合の増大
に応じて、現在の特性関数の傾きを初期の傾きよりも小
さい値として補正設定するものである。
【0036】また、この発明の請求項7に係る光電式煙
感知器は、請求項5または請求項6において、補償演算
部は、変化割合に応じて特性関数の傾きを補正するとと
もに、ゼロ検出値の変化量をゼロ検出値に加算または減
算することにより、補償後の特性関数を設定するもので
ある。
【0037】また、この発明の請求項8に係る光電式煙
感知器は、請求項1から請求項7までのいずれかにおい
て、制御手段は、検出値をデジタルデータに変換するA
/D変換器を含み、煙濃度演算部は、デジタルデータを
煙濃度値に変換するものである。
【0038】また、この発明の請求項9に係る光電式煙
感知器は、請求項1から請求項8までのいずれかにおい
て、補償演算部は、変化割合が所定の補償範囲内である
ことを判定する補償範囲判定手段を含み、変化割合が補
償範囲を逸脱した場合には故障情報を生成するものであ
る。
【0039】また、この発明の請求項10に係る光電式
煙感知器は、請求項9において、補償演算部は、変化割
合が所定の補償範囲内を示す状態が所定時間継続した場
合に、所定時間にわたってゼロ検出値を平均化処理した
値を最終的な変化割合として用いるものである。
【0040】また、この発明の請求項11に係る光電式
煙感知器は、請求項1から請求項10までのいずれかに
おいて、補償演算部は、変化割合に対する補償値を固定
的に格納する補償値設定部を含むものである。
【0041】また、この発明の請求項12に係る光電式
煙感知器は、請求項11において、補償演算部は、ゼロ
検出値に応じて補償値を修正するための修正値を設定す
る修正値設定手段を含むものである。
【0042】また、この発明の請求項13に係る光電式
煙感知器は、請求項12において、修正値設定手段は、
修正値を格納するための修正値記憶手段を含み、修正値
は、外部からの入力操作により変更可能に構成されたも
のである。
【0043】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
実施の形態1を概略的に示す機能ブロック図であり、前
述(図6参照)と同様のものについては前述と同一符号
を付し、前述と対応するものについては符号の後に
「A」を付して、それぞれ詳述を省略する。
【0044】また、図1に示されない構成は前述と同様
であり、回路ブロック構成は図7に示した通りである。
さらに、発光素子11に印加される駆動パルスPのタイ
ミングは、前述(図8参照)と同様であり、検出手段1
0の汚損後の特性関数の変化は、図9〜図13(後述す
る)に示されている。
【0045】図1において、制御手段20Aは、駆動部
21、A/D変換器22、煙濃度演算部23Aおよび伝
送回路24のみならず、ゼロ検出値演算部25と、初期
ゼロ検出値記憶部26と、変化割合演算部27と、補償
演算部28とを備えている。
【0046】ゼロ検出値演算部25は、第2パルスP2
(図8参照)に応答した検出値DのデジタルデータDd
に基づいて、煙濃度Keがゼロのときの検出値をゼロ検
出値VNとして演算する。初期ゼロ検出値記憶部26
は、ゼロ検出値VNの初期値(汚損前の値)を初期ゼロ
検出値VN0として記憶する。
【0047】変化割合演算部27は、ゼロ検出値VNお
よび初期ゼロ検出値VN0に基づいて、たとえば両者の
比(=VN/VN0)、または、初期ゼロ検出値VN0
からのゼロ検出値VNの変化量を初期値VN0で除算
(正規化)した値の絶対値(=|(VN−VN0)/V
N0|)を、ゼロ検出値の変化割合ΔVNとして求め
る。
【0048】補償演算部28は、変化割合ΔVNに応じ
て、検出値DのデジタルデータDdから煙濃度値VKe
への変換特性を補償するための補償値Cを演算する。
【0049】補償演算部28は、補償値Cを煙濃度演算
部23Aに入力することにより、変化割合ΔVNに応じ
た煙濃度Keに対する検出値Dの出力特性の変化(図1
1、図13参照)を相殺するように、煙濃度演算部23
Aから煙濃度値VKeを生成させる。
【0050】この場合、補償演算部28は、ゼロ検出値
の変化割合ΔVNの増大に応じて、検出値Dのデジタル
データDdを増大側に補正設定するように補償値Cを生
成する。
【0051】また、補償演算部28は、変化割合ΔVN
に応じた補償値Cを固定的に格納する補償値設定部28
Tを有する。
【0052】ここで、感度特性の変化について具体的に
説明する。まず、図9〜図13を参照しながら、汚損の
パターン別の傾向について検討する。図9〜図13は煙
濃度Ke[%/m]に対する検出値Dのレベル(検出レベ
ル)Vdの特性関数の変化傾向を各汚損パターン毎に分
けて示す説明図である。
【0053】図9は白色系物質または黒色系物質により
各素子11、12の表面(レンズ)が汚損された場合の
検出レベルVd1の変化傾向を示している。
【0054】図10は白色系物質によりラビリンス内壁
14が汚損された場合の検出レベルVd2の変化傾向を
示し、図11は白色系物質により検出手段10内の全体
(各素子11、12、ラビリンス内壁14)が汚損され
た場合の検出レベルVd3の変化傾向を示している。図
11の変化傾向は、図9および図10の合成関数により
近似される。
【0055】また、図12は黒色系物質によりラビリン
ス内壁14が汚損された場合の検出レベルVd2の変化
傾向、図13は黒色系物質により検出手段10内の全体
が汚損された場合の検出レベルVd3の変化傾向を示し
ている。図13の変化傾向は、図9および図12の合成
関数により近似される。
【0056】図9〜図13において、一点鎖線は汚損前
(初期)の特性関数、実線は汚損後の特性関数であり、
各特性関数は正の一次関数によって近似される。なお、
ここでは、実際のデータ変換に使用されない煙濃度Ke
が負の領域を、便宜的に破線で示し、特性関数の直線全
体を示している。
【0057】図9において、発光素子11および受光素
子12の汚損により、光の透過量が一定の割合で減少す
るので、汚損後の検出レベルVd1の特性関数(実線)
は、汚損物質の色にかかわらず、汚損前(一点鎖線)よ
りも直線の傾き(検出感度)が低下する。
【0058】図10において、ラビリンス内壁14の白
色汚損により、光の反射量(ノイズレベル)が一定値だ
け増加するので、汚損後の検出レベルVd2の特性関数
(実線)は、汚損前(一点鎖線)よりも検出レベル上昇
方向にシフトする。
【0059】図11において、汚損後の検出レベルVd
3の特性関数(実線)は、汚損前(一点鎖線)よりも傾
きが減少するものの、検出レベル上昇方向にシフトする
ので、煙濃度Keがゼロのときのレベル(ゼロ検出値)
VNは、初期のゼロ検出値VN0よりも増加する。
【0060】図12において、ラビリンス内壁14の黒
色汚損により、光の反射量(ノイズレベル)が一定値だ
け減少するので、汚損後の検出レベルVd2の特性関数
(実線)は、汚損前(一点鎖線)よりも検出レベル低下
方向にシフトする。
【0061】図13において、汚損後の検出レベルVd
3の特性関数(実線)は、汚損前(一点鎖線)よりも傾
きが減少し且つ検出レベル低下方向にシフトするので、
ゼロ検出値VNは、初期のゼロ検出値VN0よりも減少
する。
【0062】図2は煙濃度Ke[%/m]に対する検出値
Dのレベル(検出レベル)Vdの特性関数の変化および
補償演算手順を示す説明図であり、白色媒体(前述の図
11に対応)により汚損された場合の補償演算手順を示
している。
【0063】図2において、一点鎖線Y0は汚損前(初
期)の特性関数、実線Ydは汚損後(現在)の特性関数
である。また、二点鎖線Yc1は傾き補償演算後の特性
関数であり、ゼロ検出値VNの変化割合ΔVNに応じた
一定増幅率で検出レベルVdを増加側に補正した場合を
示している。
【0064】図2において、傾き補償演算後の特性関数
Yc1(二点鎖線)の傾きは、初期の特性関数Y0(一
点鎖線)の傾きと一致している。実際には、さらに、傾
き補償演算後の特性関数のゼロ検出値VNcと初期ゼロ
検出値VN0との差が平行移動補償される。
【0065】図3はゼロ検出値VNの変化割合ΔVNに
対する特性関数の傾き変化割合ΔAの関係を示す特性図
である。ここでは、演算を簡略化するために、ゼロ検出
値VNの変化割合ΔVNをVN/VN0で定義し、特性
関数の傾き変化割合ΔAをA/A0(A0は初期の特性
関数の傾き、Aは汚損後の特性関数の傾き)で定義した
場合の特性を示している。
【0066】図3において、変化割合ΔVNが初期値
「1.0」(VN=VN0)から逸脱して減少側および
増加側に大きくなればなるほど、汚損後の特性関数の傾
きA(傾き変化割合ΔA)が減少することが分かる。
【0067】ここで、変化割合ΔVNをX軸、傾き変化
割合ΔAをY軸とし、ΔVN≦1.0におけるΔAの関
数(直線)をY1、ΔVN≧1.0におけるΔAの関数
(直線)をY2とすれば、各関数Y1、Y2は、それぞ
れ、以下の(1)式、(2)式により近似することがで
きる。
【0068】Y1= 0.1X+0.9 ・・・(1) Y2=−0.1X+1.1 ・・・(2)
【0069】なお、変化割合ΔVNが「1.0」の近傍
の領域は、感度補償範囲として設定され、変化割合ΔV
Nが「1.0」から比較的大きく逸脱した領域は、感度
補償動作とは別に実行される故障判別における故障範囲
として設定されている。
【0070】また、ここでは詳細に示されないが、故障
範囲の判別には時間的要素が付加されており、故障と判
断される場合には、感度補償処理が実行されずに、検出
手段10の故障状態を報知して交換を促すことになる。
【0071】さらに、補償演算部28は、変化割合ΔV
Nが所定の感度補償範囲内であることを判定する補償範
囲判定手段を含み、変化割合ΔVNが感度補償範囲を逸
脱した場合(故障範囲)においては、故障情報を生成す
ることにより、感度補償を実行せずに、故障報知を実行
してもよい。
【0072】次に、図2、図3、図7〜図13ととも
に、図4および図5のフローチャートを参照しながら、
図1に示したこの発明の実施の形態1の動作について説
明する。図4において、まず、制御手段20Aは、駆動
パルスP(図8参照)のタイミングから、故障検出周期
であるか否かを判定する(ステップS1)。
【0073】もし、故障検出用の第2パルスP2の出力
タイミングであって、故障検出周期である(すなわち、
YES)と判定されれば、補償値決定ルーチン(図5参
照)を実行し(ステップS2)、図4のルーチンを終了
する。
【0074】一方、ステップS1において、故障検出周
期でない(すなわち、NO)と判定されれば、火災検出
用の第1パルスP1(図8参照)の出力タイミングなの
で、制御手段20Aに相当するマイコン40(図7参
照)は、発光回路41に第1パルスP1を出力する。
【0075】これにより、制御手段20Aは、発光素子
11を発光させるとともに、A/D変換器22を介して
受光素子12からの検出値Dを取り込み、続いて、補償
フラグFCがセットされているか否かを判定する(ステ
ップS3)。
【0076】もし、補償フラグFCがセットされている
(すなわち、YES)と判定されれば、補償演算部28
は、実線の特性関数Ydから二点鎖線の特性関数Yc1
(図2参照)のように、特性関数の傾き補償演算(ステ
ップS4)を実行する。
【0077】また、補償演算部28は、平行移動補償値
を演算して(ステップS5)、図2内の二点鎖線の特性
関数Yc1から一点鎖線の特性関数Y0のように、平行
移動補償演算を実行する(ステップS6)。
【0078】たとえば、ステップS4においては、工場
出荷時の感度設定時のゼロ検出値の初期値VN0を基準
として、現場設置状態での今回のゼロ検出値VNの変化
割合ΔVNに基づいて傾き補償値を求め、今回の検出レ
ベルVdの感度補償を行う。
【0079】これにより、図2のように、汚損により低
下した特性関数Yd(実線)の傾き(感度)は、二点鎖
線Yc1のように補正され、初期の特性関数Y0(一点
鎖線)の傾きとほぼ一致する。
【0080】ステップS5においては、初期ゼロ検出値
VN0と傾き補償値(増幅率)とを用いて平行移動補償
値を演算する。
【0081】また、ステップS6においては、傾き補償
後の検出レベルVdの特性関数Yc1(図2内の二点鎖
線)を平行移動補償値で補正し、ゼロ検出値VNcを減
少側にシフトして、初期ゼロ検出値VN0に完全に一致
させる。
【0082】これにより、検出値Dに基づくデジタルデ
ータDdは、初期の特性関数(一次関数)に一致した特
性関数に補正されるので、煙濃度演算部23Aにおける
デジタルデータDdから煙濃度値VKeへの変換は、初
期の特性関数(一次関数)に基づいて正確に行われる。
【0083】このとき、図2にように、煙濃度KeをX
軸、検出レベルVdをY軸に設定すれば、初期の特性関
数Y0(一点鎖線)、汚損後の特性関数Yd(実線)
は、それぞれ、以下の(3)式、(4)式のように近似
される。
【0084】Y0=A0・X+VN0 ・・・(3) Yd= A・X+VN ・・・(4)
【0085】また、傾き補償後の特性関数Yc1(二点
鎖線)は、以下の(5)式のように近似される。
【0086】Yc1=A0・X+VNc ・・・(5)
【0087】さらに、平行移動補償後の特性関数Yc2
は、上記(3)式により近似され、初期の特性関数Y0
と完全に一致することが分かる。
【0088】ここで、初期ゼロ検出値VN0(定数)
は、煙の存在しない状態での検出レベル(ノイズレベ
ル)であり、傾きA0およびAは、煙濃度Keの変化に
対する検出レベルVdの感度(変化の割合)に相当す
る。
【0089】図4において、ステップS4〜S6の補償
処理は、経年変化的なゼロ検出値VNの変動(主に汚れ
によると考えられる)があるときに、変化割合ΔVNを
減少させるような補償値Cを設定するために実行され
る。
【0090】こうして求められた補償値Cを、ゼロ検出
値VNを減算(または、加算)した値との積に利用し、
その後、煙濃度Keへの変換が実行される。以下、ゼロ
検出値VNを減算した場合を例にとって説明する。この
とき、図2において、初期の特性関数(直線)が原点を
通るように、さらに補正された値を用いる。
【0091】すなわち、煙濃度演算部23Aは、補償値
Cによる補償演算後(ステップS4〜S6)の検出レベ
ルVdcから初期ゼロ検出値VN0を減算した値(Vd
c−VN0)を用いて、特性関数テーブル23Tを参照
して煙濃度値VKeに変換する(ステップS7)。
【0092】以下、伝送回路24は、煙濃度値VKeを
アナログデータEとして変換し、受信機30に出力す
る。こうして、第1パルスP1に応答した通常の煙濃度
検出処理を終了する。
【0093】このように、通常の煙濃度Keは、補償後
の検出レベルVdc(デジタルデータレベル)からゼロ
検出値VN0を減算した値を傾きA0で除算することに
より求められる。
【0094】次に、図5を参照しながら、駆動パルスP
が故障検出周期(第2パルスP2)を示す場合の補償値
決定ルーチン(図4内のステップS2)について説明す
る。まず、現時点で既に故障状態であるか否かを判定し
(ステップS11)、故障状態でない(すなわち、N
O)と判定されれば、続いて、火災状態であるか否かを
判定する(ステップS12)。
【0095】もし、ステップS11またはS12のいず
れかにおいて、故障状態または火災状態である(すなわ
ち、YES)と判定されれば、補償値Cの演算を実行せ
ずに、補償値演算用の変数(ゼロ検出積算値VNi、補
償カウンタ値CNT)を0クリアして(ステップS1
3)、図5の処理ルーチンを終了する。
【0096】一方、ステップS12において、火災状態
でない(すなわち、NO)と判定されれば、補償値Cを
演算するために、まず、ゼロ検出積算値VNiとして、
今回の検出レベルVdを加算した値に更新し(ステップ
S14)、補償カウンタ値CNTをインクリメントする
(ステップS15)。
【0097】次に、補償カウンタ値CNTが基準更新時
間α(たとえば、12時間程度)に達したか否かを判定
し(ステップS16)、CNT<α(すなわち、NO)
と判定されれば、そのまま、図2の処理ルーチンを終了
する。
【0098】一方、ステップS16において、CNT≧
α(すなわち、YES)と判定されれば、ゼロ検出積算
値VNiおよび補償カウンタ値CNTを用いて、以下の
(6)式のように、ゼロ検出平均値VNmを求める(ス
テップS17)。
【0099】VNm=VNi/CNT ・・・(6)
【0100】続いて、変化割合演算部27は、ゼロ検出
平均値VNmおよび初期ゼロ検出値VN0を用いて、以
下の(7)式のように、変化割合ΔVNを求める(ステ
ップS18)。
【0101】ΔVN=VNm/VN0 ・・・(7)
【0102】次に、変化割合ΔVNの初期値(=1)か
ら離れた分の絶対値が補償開始用の基準値β以上か否か
を判定し(ステップS19)、|1−ΔVN|<β(す
なわち、NO)と判定されれば、補償フラグFCをクリ
アして(ステップS20)、ステップS13に進む。
【0103】一方、ステップS19において、|1−Δ
VN|≧β(すなわち、YES)と判定されれば、補償
フラグFCを「1」にセットして(ステップS21)、
変化割合ΔVNを用いて、補償値演算部28内の変換テ
ーブルから傾き補償値C1を決定する(ステップS2
2)。
【0104】なお、ステップS18の演算処理におい
て、ゼロ検出値の変化割合ΔVNを、初期ゼロ検出値V
N0からの変化量の絶対値として直接求めてもよい。こ
の場合、変化割合ΔVNと基準値βとを直接比較するこ
とができる。
【0105】このとき、補償演算部28は、汚損後の変
化割合ΔVNと傾き変化割合ΔAとの関係(図3内の直
線的な比例関係)に注目して、直接傾きを補償できるよ
うな対応テーブルをROM内に作成し、傾き補償値C1
を選択すればよい。
【0106】なお、補償開始用の基準値βは、任意に設
定され得るが、極めて0に近い値に設定して、少ない変
化で補償が開始されるようにしてもよい。
【0107】最後に、変化割合ΔVNから決定した傾き
補償値C1が誤差を含む場合を考慮して、ステップS2
2に続いて、傾き補償値C1の修正処理(ステップS2
3)を実行し、ステップS13に進む。
【0108】すなわち、ステップS23においては、初
期ゼロ検出値VN0および傾き補償値C1を用いて、傾
き補償値C1をさらに補償するための修正値C2を設定
し、この修正値C2を用いて傾き補償値C1を修正し、
最終的な感度補償値とする。
【0109】なお、傾き補償値C1の微調整に用いられ
る修正値C2は、たとえば、外部からの入力操作により
最適値に設定され、補償演算部28内のEEPROM内
にあらかじめ格納されている。修正値C2は、変化割合
ΔVNとは無関係な一定値である。
【0110】このように、変化割合ΔVNから求められ
た感度補償値は、補償演算部28内のメモリに記憶され
る。したがって、次の第1パルスP1に応答した検出タ
イミングにおいて、補償された検出レベルVdcに基づ
いて正確な煙濃度値VKeを求めることができる。
【0111】このとき、前述の(5)式による傾き補償
後の特性関数Yc1は、(4)式から、以下の(8)式
のように近似される。
【0112】 Yc1=(A・X+VN)×C1×C2 ・・・(8)
【0113】(8)式において、ゼロ検出値VNは、ゼ
ロ検出平均値VNmから既知であるが、汚損後の傾きA
は未知であるため、傾き補償値C1および修正値C2を
用いて補償される。
【0114】なお、前述の(3)式内の傾きA0および
初期ゼロ検出値VN0は初期特性から既知であり、
(4)式内のゼロ検出値VNも検出レベルVdのゼロ検
出平均値VNmから既知である。
【0115】(8)式の特性関数Yc1は、平行移動に
よりVN=VN0となるように補償されるが、平行移動
補償後の特性関数Yc2は、(8)式内のVN×C1×
C2がVN0と一致すればよいから、以下の(9)式の
ように近似される。
【0116】 Yc2=Yc1+(VN0−VN×C1×C2) ・・・(9)
【0117】(9)式において、VN0−VN×C1×
C2は、以下の(10)式のように変形することができ
る。
【0118】 VN0−VN×C1×C2=VN0×(1−ΔVN×C1×C2) ・・・( 10)
【0119】(10)式から明らかなように、すべての
パラメータが既知の値となる。以上の補償演算により、
最終的な感度補償後の直線Yc2は、以下の(11)式
のように近似される。
【0120】 Yc2=(C1×C2×A)X+VN0 ・・・(11)
【0121】(11)式において、傾き(C1×C2×
A)が以下の(12)式の関係を満たせば、初期特性と
同一に補償されたことになる。
【0122】C1×C2×A=A0 ・・・(12)
【0123】なお、傾き補償値C1の更新時間αは、た
とえば、EEPROM内の2つのパラメータK1、K2
により決定され、K1=100、K2=54とすると、
更新時間αは、8[秒]×100×54=43200[秒]
=12[時間]毎となる。
【0124】更新時間αは、8[秒]から8[秒]×255
×255=520200[秒]=144.5[時間]までの
範囲で可変設定することができる。
【0125】また、感度補償を開始する変化割合ΔVN
の基準値βも、EEPROM内のパラメータK3に応じ
て可変設定することができる。たとえば、K3=95と
すれば、5%以上の変化があった場合、すなわち、変化
割合ΔVN≦95[%]となった場合に、感度補償を開始
するように設定することができる。
【0126】変化割合ΔVNは、0%〜100%までの
範囲で可変設定することができる。また、種々のパラメ
ータ値は、EEPROM内に記憶される。
【0127】また、図5内のステップS11〜S13か
ら明らかなように、断線や上下限故障などが発生した故
障状態の場合、または、確認灯46(図7参照)が点灯
駆動された火災状態の場合には、傾き補償値C1の更新
処理されない。
【0128】この場合、傾き補償値C1は、火災状態ま
たは故障状態になる直前の値に保持され、正常復帰した
時点で直前の値で補償がかけられ、その後、正常状態が
更新時間αだけ持続すれば、傾き補償値C1は更新され
ることになる。
【0129】また、傾き補償値C1は、制御手段20A
がリセットされると消失し、再び更新時間αが経過する
まで補償は実行されない(EEPROM内に補償値が書
き込まれない)。
【0130】このように、補償演算部28は、検出手段
10内の発光素子11および受光素子12が汚損してゼ
ロ検出値VNが初期ゼロ検出値VN0から変動した場合
に、検出レベルVdを増大方向に補正するための傾き補
償値C1および修正値C2を設定する。
【0131】また、煙濃度演算部23Aは、補償後の検
出レベルVdcから初期ゼロ検出値VN0を減算した値
から煙濃度値VKeに変換し、伝送回路24を介してア
ナログデータEを出力する。
【0132】したがって、受信機30は、検出手段10
が汚損された後においても、高精度の煙濃度値VKeを
示すアナログデータEに基づいて、信頼性の高い煙濃度
を判別し続けることができる。
【0133】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、補償演算部28は、ゼロ検出値VNの変化割合ΔV
Nに応じて、汚損後の特性関数Ydが実質的に初期の特
性関数Y0と一致するように、検出レベルVdの値を増
大させるための補償値を演算したが、煙濃度値VKeへ
の変換用の特性関数の傾きを減少させるための補償値を
演算してもよい。
【0134】この場合、補償演算部28は、変化割合Δ
VNの増大に応じて、検出レベルVdから煙濃度値VK
eへの変換用の特性関数の傾きを、初期の傾きA0より
も小さい値に補償するための補償値Cを演算することに
なる。
【0135】また、補償演算部28は、変化割合ΔVN
に応じて特性関数の傾きを補正するとともに、ゼロ検出
値VNの変化量を加算(または、減算して、平行移動)
することにより、補償後の特性関数を汚損後の検出レベ
ルVdに対応させることができる。
【0136】また、上記実施の形態1では、代表的に、
白色汚損後の検出レベルVdの変化(図2参照)を補償
する場合について説明したが、黒色汚損後の検出レベル
Vdの変化(図13参照)を補償する場合も同様の補償
処理により、信頼性を向上させることができる。
【0137】また、上記各実施の形態では、伝送回路2
4を用いてアナログデータEを出力する(いわゆる、ア
ナログ式の)火災感知器について説明したが、煙濃度値
VKeを直接火災判別に用いてもよく、その判別結果を
伝送回路24から出力するようにしてもよい。
【0138】さらに、この発明を好適な実施の形態によ
り開示したが、当業者であれば容易に理解できるよう
に、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更
ならびに修正が当然なされ得るものであるから、その特
許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等
な領域を基準として定めなければならない。
【0139】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、ラビリンス内壁内に収納された発光素子および受
光素子を含み、ラビリンス内壁内の煙濃度に対応した検
出値を受光素子から出力する検出手段と、検出値に基づ
いて煙濃度に対応したアナログデータを出力する制御手
段とを備え、制御手段は、検出値から煙濃度値に変換す
るための特性関数を有する煙濃度演算部と、煙濃度がゼ
ロのときの検出値をゼロ検出値として記憶するゼロ検出
値記憶部と、ゼロ検出値の変化割合を求める変化割合演
算部と、変化割合に応じて、検出値から煙濃度値への変
換特性を補償するための補償演算部とを含み、補償演算
部は、変化割合に応じた煙濃度に対する検出値の出力特
性の変化を相殺するように、煙濃度演算部から煙濃度値
を生成させ、汚損による受光素子からの検出値の経時変
化に対して自己補償する機能を設けたので、汚損の有無
によらず正確な煙濃度を示すアナログデータを出力可能
な光電式煙感知器が得られる効果がある。
【0140】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、変化割合演算部は、ゼロ検出値をゼロ検
出値の初期値で除算した値を変化割合として求め、補償
演算部は、ゼロ検出値の変化割合が1から増大または減
少するにつれて、検出値を増大側に補正設定するように
したので、汚損の有無によらず正確な煙濃度を示すアナ
ログデータを出力可能な光電式煙感知器が得られる効果
がある。
【0141】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1において、変化割合演算部は、ゼロ検出値の初期値
からの変化量を初期値で除算した絶対値を変化割合とし
て求め、補償演算部は、ゼロ検出値の変化割合の増大に
応じて、検出値を増大側に補正設定するようにしたの
で、汚損の有無によらず正確な煙濃度を示すアナログデ
ータを出力可能な光電式煙感知器が得られる効果があ
る。
【0142】また、この発明の請求項4によれば、請求
項2または請求項3において、補償演算部は、変化割合
に応じて検出値を補正するとともに、ゼロ検出値の変化
量を加算または減算することにより、補償後の検出値を
設定するようにしたので、汚損の有無によらず正確な煙
濃度を示すアナログデータを出力可能な光電式煙感知器
が得られる効果がある。
【0143】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1において、変化割合演算部は、ゼロ検出値をゼロ検
出値の初期値で除算した値を変化割合として求め、補償
演算部は、変化割合が1から増大または減少するにつれ
て、現在の特性関数の傾きを初期の傾きよりも小さい値
として補正設定するようにしたので、汚損の有無によら
ず正確な煙濃度を示すアナログデータを出力可能な光電
式煙感知器が得られる効果がある。
【0144】また、この発明の請求項6によれば、請求
項1において、変化割合演算部は、ゼロ検出値の初期値
からの変化量を初期値で除算した絶対値を変化割合とし
て求め、補償演算部は、変化割合の増大に応じて、現在
の特性関数の傾きを初期の傾きよりも小さい値として補
正設定するようにしたので、汚損の有無によらず正確な
煙濃度を示すアナログデータを出力可能な光電式煙感知
器が得られる効果がある。
【0145】また、この発明の請求項7によれば、請求
項5または請求項6において、補償演算部は、変化割合
に応じて特性関数の傾きを補正するとともに、ゼロ検出
値の変化量をゼロ検出値に加算または減算することによ
り、補償後の特性関数を設定するようにしたので、汚損
の有無によらず正確な煙濃度を示すアナログデータを出
力可能な光電式煙感知器が得られる効果がある。
【0146】また、この発明の請求項8によれば、請求
項1から請求項7までのいずれかにおいて、制御手段
は、検出値をデジタルデータに変換するA/D変換器を
含み、煙濃度演算部は、デジタルデータを煙濃度値に変
換するようにしたので、汚損の有無によらず正確な煙濃
度を示すアナログデータを出力可能な光電式煙感知器が
得られる効果がある。
【0147】また、この発明の請求項9によれば、請求
項1から請求項8までのいずれかにおいて、補償演算部
は、変化割合が所定の補償範囲内であることを判定する
補償範囲判定手段を含み、変化割合が補償範囲を逸脱し
た場合には故障情報を生成するようにしたので、汚損の
有無によらず正確な煙濃度を示すアナログデータを出力
可能な光電式煙感知器が得られる効果がある。
【0148】また、この発明の請求項10によれば、請
求項9において、補償演算部は、変化割合が所定の補償
範囲内を示す状態が所定時間継続した場合に、所定時間
にわたってゼロ検出値を平均化処理した値を最終的な変
化割合として用いたので、汚損の有無によらず正確な煙
濃度を示すアナログデータを出力可能な光電式煙感知器
が得られる効果がある。
【0149】また、この発明の請求項11によれば、請
求項1から請求項10までのいずれかにおいて、補償演
算部は、変化割合に対する補償値を固定的に格納する補
償値設定部を含むようにしたので、汚損の有無によらず
正確な煙濃度を示すアナログデータを出力可能な光電式
煙感知器が得られる効果がある。
【0150】また、この発明の請求項12によれば、請
求項11において、補償演算部は、ゼロ検出値に応じて
補償値を修正するための修正値を設定する修正値設定手
段を含むようにしたので、汚損の有無によらず正確な煙
濃度を示すアナログデータを出力可能な光電式煙感知器
が得られる効果がある。
【0151】また、この発明の請求項13によれば、請
求項12において、修正値設定手段は、修正値を格納す
るための修正値記憶手段を含み、修正値は、外部からの
入力操作により変更可能に構成されたので、汚損の有無
によらず正確な煙濃度を示すアナログデータを出力可能
な光電式煙感知器が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を概略的に示す機能
ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による補償演算手順
を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による特性関数の関
係を示す特性図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による通常時の煙濃
度検出動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1による故障検出時の
処理動作を示すフローチャートである。
【図6】 従来の光電式煙感知器を概略的に示す機能ブ
ロック図である。
【図7】 従来の光電式煙感知器を概略的に示す回路ブ
ロック図である。
【図8】 一般的な発光素子に対する駆動パルスを示す
波形図である。
【図9】 発光素子または受光素子の汚損後の煙濃度に
対する検出値レベルの特性関数の変化を示す説明図であ
る。
【図10】 ラビリンス内壁の白色汚損後の煙濃度に対
する検出値レベルの特性関数の変化を示す説明図であ
る。
【図11】 検出手段内の光学系全体の白色汚損後の煙
濃度に対する検出値レベルの特性関数の変化を示す説明
図である。
【図12】 ラビリンス内壁の黒色汚損後の煙濃度に対
する検出値レベルの特性関数の変化を示す説明図であ
る。
【図13】 検出手段内の光学系全体の黒色汚損後の煙
濃度に対する検出値レベルの特性関数の変化を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 検出手段、11 発光素子、12 受光素子、1
4 ラビリンス内壁、20A 制御手段、22 A/D
変換器、23A 煙濃度演算部、23T 特性関数テー
ブル、26 ゼロ検出値記憶部、27 変化割合演算
部、28 補償演算部、28T 補償値設定部、40
マイコン、46 確認灯、48 受信回路、49 送信
回路、D 検出値、E アナログデータ、Ke 煙濃
度、P 駆動パルス、Vd 検出レベル、VKe 煙濃
度値、VN ゼロ検出値、VN0 初期ゼロ検出値、Δ
VN 変化割合、Yd 特性関数、Y0 初期特性関
数、S2補償値決定ルーチン、S4 特性関数の傾き補
償演算を実行するステップ、S6 特性関数の平行移動
補償演算を実行するステップ、S7 煙濃度値にテーブ
ル変換するステップ、S18 ゼロ検出値を平均化処理
して変化割合を求めるステップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA01 BB01 GG03 JJ02 JJ17 JJ23 KK01 KK04 LL04 MM01 MM03 MM05 MM10 MM14 MM15 NN07 PP03 PP06 5C085 AA03 AB01 AC03 AC14 BA33 CA07 CA13 CA25 DA07 DA08 DA16 DA19 EA16 EA27 EA31 EA38 EA55 EA56

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラビリンス内壁内に収納された発光素子
    および受光素子を含み、前記ラビリンス内壁内の煙濃度
    に対応した検出値を前記受光素子から出力する検出手段
    と、 前記検出値に基づいて前記煙濃度に対応したアナログデ
    ータを出力する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記検出値から煙濃度値に変換するための特性関数を有
    する煙濃度演算部と、 前記煙濃度がゼロのときの検出値をゼロ検出値として記
    憶するゼロ検出値記憶部と、 前記ゼロ検出値の変化割合を求める変化割合演算部と、 前記変化割合に応じて、前記検出値から前記煙濃度値へ
    の変換特性を補償するための補償演算部とを含み、 前記補償演算部は、前記変化割合に応じた前記煙濃度に
    対する前記検出値の出力特性の変化を相殺するように、
    前記煙濃度演算部から前記煙濃度値を生成させることを
    特徴とする光電式煙感知器。
  2. 【請求項2】 前記変化割合演算部は、前記ゼロ検出値
    を前記ゼロ検出値の初期値で除算した値を前記変化割合
    として求め、 前記補償演算部は、前記ゼロ検出値の変化割合が1から
    増大または減少するにつれて、前記検出値を増大側に補
    正設定することを特徴とする請求項1に記載の光電式煙
    感知器。
  3. 【請求項3】 前記変化割合演算部は、前記ゼロ検出値
    の初期値からの変化量を前記初期値で除算した絶対値を
    前記変化割合として求め、 前記補償演算部は、前記ゼロ検出値の変化割合の増大に
    応じて、前記検出値を増大側に補正設定することを特徴
    とする請求項1に記載の光電式煙感知器。
  4. 【請求項4】 前記補償演算部は、前記変化割合に応じ
    て前記検出値を補正するとともに、前記ゼロ検出値の変
    化量を加算または減算することにより、補償後の検出値
    を設定することを特徴とする請求項2または請求項3に
    記載の光電式煙感知器。
  5. 【請求項5】 前記変化割合演算部は、前記ゼロ検出値
    を前記ゼロ検出値の初期値で除算した値を前記変化割合
    として求め、 前記補償演算部は、前記変化割合が1から増大または減
    少するにつれて、現在の特性関数の傾きを初期の傾きよ
    りも小さい値として補正設定することを特徴とする請求
    項1に記載の光電式煙感知器。
  6. 【請求項6】 前記変化割合演算部は、前記ゼロ検出値
    の初期値からの変化量を前記初期値で除算した絶対値を
    前記変化割合として求め、 前記補償演算部は、前記変化割合の増大に応じて、現在
    の特性関数の傾きを初期の傾きよりも小さい値として補
    正設定することを特徴とする請求項1に記載の光電式煙
    感知器。
  7. 【請求項7】 前記補償演算部は、前記変化割合に応じ
    て前記特性関数の傾きを補正するとともに、前記ゼロ検
    出値の変化量を前記ゼロ検出値に加算または減算するこ
    とにより、補償後の特性関数を設定することを特徴とす
    る請求項5または請求項6に記載の光電式煙感知器。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記検出値をデジタル
    データに変換するA/D変換器を含み、 前記煙濃度演算部は、前記デジタルデータを前記煙濃度
    値に変換することを特徴とする請求項1から請求項7ま
    でのいずれかに記載の光電式煙感知器。
  9. 【請求項9】 前記補償演算部は、前記変化割合が所定
    の補償範囲内であることを判定する補償範囲判定手段を
    含み、前記変化割合が補償範囲を逸脱した場合には故障
    情報を生成することを特徴とする請求項1から請求項8
    までのいずれかに記載の光電式煙感知器。
  10. 【請求項10】 前記補償演算部は、前記変化割合が所
    定の補償範囲内を示す状態が所定時間継続した場合に、
    前記所定時間にわたって前記ゼロ検出値を平均化処理し
    た値を最終的な変化割合として用いることを特徴とする
    請求項9に記載の光電式煙感知器。
  11. 【請求項11】 前記補償演算部は、前記変化割合に対
    する補償値を固定的に格納する補償値設定部を含むこと
    を特徴とする請求項1から請求項10までのいずれかに
    記載の光電式煙感知器。
  12. 【請求項12】 前記補償演算部は、前記ゼロ検出値に
    応じて前記補償値を修正するための修正値を設定する修
    正値設定手段を含むことを特徴とする請求項11に記載
    の光電式煙感知器。
  13. 【請求項13】 前記修正値設定手段は、前記修正値を
    格納するための修正値記憶手段を含み、 前記修正値は、外部からの入力操作により変更可能に構
    成されたことを特徴とする請求項12に記載の光電式煙
    感知器。
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