JP2019113922A - 煙感知器および検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査装置の検査基準をより一定に保つための技術を提供すること。【解決手段】検査装置(100)は、第1出力素子(110)と、第1検出素子(120)と、第1出力素子の出力が第1検出素子に直接入力されることを防ぐための第1遮蔽板(140)と、第1出力素子の出力を直接検出可能な第2検出素子(130)とを備える。第1検出素子は、対象物によって反射された第1出力素子の出力を検出可能に構成される。検査装置の制御装置(200)は、第2検出素子の検出結果と第1参照値(182)とを比較して、第1出力素子の出力レベル、第1検出素子の検出感度、および対象物に関する予め定められた条件を満たしたか否かを判断するために第1検出結果との対比に用いられる閾値(184)のうち少なくとも1つのパラメータを変更するように構成される。【選択図】図2

Description

この開示は、検査装置に関し、より特定的には、検査装置において検査の基準を一定に保つ技術に関する。
検査対象によって反射された出力を検出することによって検査を行なう検査装置が知られている。このような検査装置は、検査の基準(条件)を常に一定に保つ必要がある。
検査装置の一例として、煙感知器について説明する。光学式の煙感知器は、煙によって反射された光を検出することによって煙を感知する。そして、煙感知器は、検出した光量が閾値以上である場合に、火災が生じていることを報知する。このような煙感知器は、発光素子または受光素子が劣化したとしても、火災の検出基準を常に一定に保つ必要がある。
火災の検出基準を一定に保つ技術に関し、例えば、特開平02−018695号公報(特許文献1)は、『煙検出用発光素子に加え、試験時に発光されて受光素子に至る光量に基づいて、汚れによる煙の散乱光成分のセンサ・レベル変化を検知し得るよう煙検出部内に配置された試験用発光素子』を備える火災警報装置を開示している。
特開2005−115970号公報(特許文献2)は、『異なる2波長λ1,λ2の散乱光を受光手段14において受光する構成の煙感知器であって、受光手段14からの波長λ1の散乱光出力yと波長λ2の散乱光出力gとの比を2波長比として求める演算手段15と、前記演算手段15からの2波長比に基づいて、煙の質を判断する』煙感知器を開示している(「要約」参照)。
特開平02−018695号公報 特開2005−115970号公報
特許文献1に開示される技術では、受光素子の劣化を検出することはできるが、煙検出用発光素子の劣化を検出することはできないという課題がある。また、特許文献2は、検査基準を一定に保つための技術について何ら言及していない。したがって、検査装置の検査基準をより一定に保つための技術が必要とされている。
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、ある局面における課題は、検査装置の検査基準をより一定に保つための技術を提供することである。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
ある実施形態に従う検査装置は、第1出力素子と、第1検出素子と、第1出力素子と第1検出素子との間に配置され、第1出力素子の出力が第1検出素子に直接入力されることを防ぐための第1遮蔽板と、第1出力素子の出力を直接検出可能な位置に配置される第2検出素子とを備える。第1検出素子は、対象物によって反射された第1出力素子の出力を検出可能に構成される。検査装置は、第1検出素子の検出結果に基づいて検査装置を制御するための制御装置と、第1出力素子および第2検出素子に関する第1参照値を記憶するための記憶装置とをさらに備える。制御装置は、第2検出素子の検出結果と第1参照値とを比較して、第1出力素子の出力レベル、第1検出素子の検出感度、および対象物に関する予め定められた条件を満たしたか否かを判断するために第1検出素子の検出結果との対比に用いられる閾値のうち少なくとも1つのパラメータを変更するように構成される。
ある実施形態に従う検査装置は、長期にわたり検査基準を一定に保ち得る。
開示された技術的特徴の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
実施形態1に従う煙感知器100の構成を説明するためのブロック図である。 マイコン150の構成の一例を表すブロック図である。 実施形態1に従うプロセッサ200の機能構成の一例を表すブロック図である。 実施形態1に従う煙感知器100が火災を検出する処理を表すフローチャートである。 実施形態1に従う煙感知器100が火災の検出基準を補正する処理を表すフローチャートである。 関連技術に従う煙感知器600の構成および処理を説明するための図である。 実施形態2に従う煙感知器700の構成の一例を表す図である。 マイコン750の構成の一例を表すブロック図である。 実施形態2に従うプロセッサ200の機能構成の一例を表すブロック図である。 実施形態2に従う煙感知器700が火災を検出する処理を表すフローチャートである。 実施形態2に従う煙感知器700が青色LED640の劣化度合いに基づいて火災の検出基準を補正する処理を表すフローチャートである。 実施形態3に従う煙感知器1200の構成を説明するためのブロック図である。 マイコン1250の構成の一例を表すブロック図である。 実施形態3に従うプロセッサ200の機能構成の一例を表すブロック図である。 実施形態3に従う煙感知器1200が火災の検出基準を補正する処理の一例を表すフローチャートである。
以下、この技術的思想の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
以下、本開示に従う検査装置として煙感知器を例にとって説明するが、検査装置は、煙感知器に限られない。
[A.実施形態1]
(a1.煙感知器100の構成)
図1は、実施形態1に従う煙感知器100の構成を説明するためのブロック図である。煙感知器100は、発光素子110と、受光素子120,130と、遮蔽板140と、マイコン150と、これらを格納する筐体160とを有する。
発光素子110は、所定波長の光を出力可能に構成される。発光素子110は、一例として、赤外光を出力するLED(Light Emitting Diode)によって実現される。
受光素子120,130は、発光素子110からの光を検出可能に構成される。受光素子120,130は、一例として、検出した光を電気エネルギーに変換するフォトダイオードによって実現される。受光素子120,130は、検出結果をマイコン150に出力する。
遮蔽板140は、発光素子110と、受光素子120との間に配置され、発光素子110からの光が受光素子120に直接入力されることを防ぐ。
マイコン150は、メモリ180を有する。メモリ180は、初期値182と、閾値184とを記憶している。初期値182は、未使用(または出荷前)の受光素子130によって検出された、未使用(または出荷前)の発光素子110の光量(に対応する電流量)を表し得る。このような初期値182は、煙感知器100の製造者によって、煙感知器100の製造時にメモリ180に記憶され得る。筐体160は、煙粒子170を煙感知器100に導くための開口部162を有する。
(a2.煙感知器100の概略動作)
発光素子110が出力する光は、筐体160内に充満した煙粒子170によって反射される。受光素子120は、煙粒子170によって反射された光を間接的に検出可能に構成される。つまり、受光素子120は、筐体160内に煙粒子170が充満していなければ、発光素子110からの光を検出できない。
一方、受光素子130は、発光素子110が出力する光を直接検出可能な位置に配置されている。つまり、受光素子130は、筐体160内に煙粒子170が充満していなくとも、発光素子110からの光を検出できる。
マイコン150は、受光素子120の検出結果に基づいて、火災が生じているか否かを判断する。より具体的には、マイコン150は、受光素子120によって検出された光量(に対応する電流)が、メモリ180に格納されている閾値184以上である場合に、火災が生じていると判断する。
煙感知器100の使用に伴い受光素子120によって検出される光量は減る。その理由は、煙感知器100の使用に伴い、発光素子110が徐々に劣化するためである。より具体的には、発光素子110の出力レベルは、煙感知器100に電力を供給するバッテリ(図示しない)の電圧低下、および埃等のゴミによる発光素子110表面の汚染によって徐々に低下する。
その結果、マイコン150は、筐体160内に煙粒子170が充満しているにも関わらず、火災が生じていないとする誤った判断を行なう可能性がある。
このような課題を解決するために、実施形態1に従うマイコン150は、受光素子130の検出結果に基づいて、火災の検出基準を一定に保つ。より具体的には、マイコン150は、受光素子130の検出結果と、初期値182とを比較して、火災の検出基準を補正する。一例として、マイコン150は、受光素子130の検出結果が初期値182よりも小さい場合に、受光素子120の検出感度を上げることにより、火災の検出基準を一定に保つ。以下、マイコン150の具体的な構成および制御について説明する。
(a3.マイコン150の構成)
図2は、マイコン150の構成の一例を表すブロック図である。マイコン150は、メモリ180に加えて、プロセッサ200と、アンプ210,220と、マルチプレクサ230と、A/D(Analog/Digital)コンバータ240と、電流ドライバ250と、ブザー駆動部260と、通信I/F(インターフェイス)270とをさらに有する。
アンプ210は、受光素子120の検出結果(光量に対応する電流)を増幅してマルチプレクサ230に出力する。アンプ220は、受光素子130の検出結果を増幅してマルチプレクサ230に出力する。
マルチプレクサ230は、プロセッサ200からの選択信号に従い、アンプ210およびアンプ220のうちいずれか一方の出力をA/Dコンバータ240に出力する。A/Dコンバータ240は、入力されたアナログデータをデジタルデータに変換して、変換結果をプロセッサ200に出力する。
電流ドライバ250は、プロセッサ200からの発光信号に従って発光素子110に電力を供給し、発光素子110を発光させる。
ブザー駆動部260は、プロセッサ200からの報知信号に従って、ブザー280に電力を供給し、ブザー280に警報を報知させる。これにより、警報を聞いた人は、煙感知器100が設置された建物で火災が生じたことを認識する。
通信I/F270は、通信モジュール290の接続を受け付ける。通信モジュール290は、一例として、無線LAN(Local Area Network)カードであるとする。プロセッサ200は、通信I/F270および通信モジュール290を介して、LANまたはWAN(Wide Area Network)に接続された外部装置に火災が生じたことを通知する。外部装置は、例えば、煙感知器100が設置される建物の管理者が管理する情報処理端末である。他の例として、外部装置は、消防署が管理する情報処理端末である。
なお、煙感知器100は、ブザー駆動部260,ブザー280の組み合わせ、および通信I/F270,通信モジュール290の組み合わせのうち、一方の組み合わせのみを有するように構成されてもよい。
(a4.プロセッサ200の機能構成)
図3は、実施形態1に従うプロセッサ200の機能構成の一例を表すブロック図である。プロセッサ200は、メモリ180に格納される制御プログラム(図示しない)を実行することにより、入力部310,330、判断部320、比較部340、および補正部350として機能する。
入力部310は、A/Dコンバータ240によって変換されたアンプ210の出力、つまり、増幅された受光素子120の検出結果を受け付ける。入力部310は、受け付けた検出結果を判断部320に出力する。
判断部320は、受光素子120に対応する検出結果と、閾値184とを比較する。判断部320は、検出結果が閾値184以上である場合、その旨を表す報知信号をブザー駆動部260および通信I/F270に出力する。
入力部330は、A/Dコンバータ240によって変換されたアンプ220の出力、つまり、増幅された受光素子130の検出結果を受け付ける。入力部330は、受け付けた検出結果を比較部340に出力する。
比較部340は、受光素子130に対応する検出結果と、初期値182との差分を算出する。上述のように、発光素子110の出力レベルは、煙感知器100の使用に伴い徐々に低下する。この意味で、上記算出結果は、発光素子110の劣化度合いを表す。
ある局面において、比較部340は、算出された差分を補正部350に出力する。他の局面において、比較部340は、算出された差分が予め定められた値を超えた場合にのみ、算出結果を補正部350に出力する。当該構成によれば、煙感知器100は、後述する補正部350による処理の頻度を下げ得る。
補正部350は、入力された差分に基づいて、火災の検出基準(検査基準)を補正する。ある局面において、補正部350は、入力された差分に応じてアンプ210の利得(つまり、受光素子120の検出感度)を上げる。他の局面において、補正部350は、入力された差分に応じて、電流ドライバ250が発光素子110に供給する電力(つまり、発光素子110の出力レベル)を大きくする。さらに他の局面において、補正部350は、入力された差分に応じてメモリ180に格納される閾値184を小さくする。さらに他の局面において、補正部350は、上記の方法を組み合わせて火災の検出基準を補正する。
上記によれば、実施形態1に従う煙感知器100は、発光素子110が劣化した場合であっても、火災の検出基準を長期にわたり一定に保つことができる。
仮に上記のように火災の検出基準が補正されない場合、煙感知器100の使用に伴い発光素子110が劣化した場合にも火災を検出できるように、閾値184が低く設定される。係る場合、発光素子110があまり劣化していない時期において、煙感知器100は、火災に起因しない少量の煙粒子170であっても火災であると誤って判断し得る。このような課題に対し、実施形態1に従う煙感知器100は、発光素子110の劣化具合に応じて適切な火災の検出基準を設定できるため、長期にわたり火災の有無を正確に判断し得る。
また、従来の煙感知器は、火災が生じない限り発光素子110からの光を検出することができなかったところ、実施形態1に従う煙感知器100は、火災が生じていない場合であっても、発光素子110からの光を受光素子130によって検出できる。つまり、煙感知器100は、火災が生じていない状況においても、発光素子110の故障の有無を判断し得る。
(a5.制御構造−火災検出)
図4は、実施形態1に従う煙感知器100が火災を検出する処理を表すフローチャートである。図4に示される各処理は、煙感知器100の制御装置として機能するプロセッサ200が制御プログラムを実行することにより実現される。
ステップS410にて、プロセッサ200は、電流ドライバ250に発光信号を出力することにより、発光素子110を発光させる。
ステップS420にて、プロセッサ200は、アンプ210によって増幅された受光素子120の検出結果を受け付ける。換言すれば、プロセッサ200は、煙粒子170によって反射された光の量を計測する。
ステップS430にて、プロセッサ200は、計測された光量がメモリ180に格納される閾値184以上であるか否かを判断する。プロセッサ200は、計測された光量が閾値184以上であると判断した場合(ステップS430でYES)、火災が発生していると判断してその旨を報知する(ステップS440)。そうでない場合(ステップS430でNO)、プロセッサ200は、一連の処理を終了する。
プロセッサ200は、所定周期に従いステップS410〜S440の処理を繰り返し実行するように構成される。ある局面において、所定周期は10秒に設定される。
(a6.制御構造−補正処理)
図5は、実施形態1に従う煙感知器100が火災の検出基準を補正する処理を表すフローチャートである。図5に示される各処理は、煙感知器100の制御装置として機能するプロセッサ200が制御プログラムを実行することにより実現される。
ステップS510にて、プロセッサ200は、電流ドライバ250に発光信号を出力することにより、発光素子110を発光させる。
ステップS520にて、プロセッサ200は、アンプ220によって増幅された受光素子130の検出結果を受け付ける。
ステップS530にて、プロセッサ200は、メモリ180に格納される初期値182から上記検出結果を差し引いた差分を算出する。
ステップS540にて、プロセッサ200は、算出された差分が予め定められた値以上であるか否かを判断する。この処理において、プロセッサ200は、火災の検出基準が大幅にずれていないか否かを判断する。
プロセッサ200は、算出された差分が予め定められた値以上である場合(ステップS540でYES)、算出された差分に基づいて火災の検出基準を補正する(ステップS550)。そうでない場合(ステップS540でNO)、プロセッサ200は、一連の処理を終了する。
プロセッサ200は、所定周期に従いステップS510〜S550の処理を繰り返し実行するように構成される。ある局面において、所定周期は3日に設定される。
上述のように、発光素子110の出力レベルの低下は、発光素子110に電力を供給するバッテリの電圧低下に起因する。バッテリの電圧低下は、バッテリ(煙感知器100)の使用に伴い生じる。そのため、他の局面において、上記の所定周期は、煙感知器100の使用に伴い、徐々に短くなるように設定されてもよい。
[B.実施形態2]
実施形態1に従う煙感知器100は、1つの発光素子110に対して、2つの受光素子120,130を有するように構成されている。より具体的には、煙感知器100は、火災を検出するための受光素子120と、発光素子110の劣化度合いを検出するための受光素子130とを備える。
実施形態2に従う煙感知器700は、2組の発光素子および受光素子の組み合わせを有する。これら2組の発光素子および受光素子は、火災を検出するための装置としても機能し、これら発光素子および受光素子の劣化度合いを検出するための装置としても機能する。以下では、実施形態2に従う煙感知器700を説明する前に、煙感知器700に関連する煙感知器600について説明する。
(b1.関連技術)
図6は、関連技術に従う煙感知器600の構成および処理を説明するための図である。煙感知器600は、赤外LED610、青色LED640、受光素子620,650、遮蔽板630,660、およびこれらを格納する筐体670を有する。状態(A)において、筐体670の内部には煙粒子170が充満している。
赤外LED610は、赤外光を出力可能に構成される。青色LED640は、青色光を出力可能に構成される。
筐体670は、開口部672,674と、仕切り676とを含む。仕切り676は、筐体670の内部の空間を2つに分割する。より具体的には、仕切り676は、筐体670の内部の空間を、赤外LED610、受光素子620、および遮蔽板630を含む空間と、青色LED640、受光素子650、および遮蔽板660を含む空間とに分割する。
仕切り676により、受光素子620は青色LED640からの青色光を、受光素子650は赤外LED610からの赤外光をそれぞれ検出できない。
遮蔽板630は、赤外LED610と受光素子620との間に配置され、赤外LED610からの赤外光が受光素子620に直接入力されることを防ぐ。受光素子620は、煙粒子170によって反射された赤外光を間接的に検出可能に構成される。つまり、受光素子620は、筐体670内に煙粒子170が充満していなければ、赤外LED610からの赤外光を検出できない。
遮蔽板660は、青色LED640と受光素子650との間に配置され、青色LED640からの青色光が受光素子650に直接入力されることを防ぐ。受光素子650は、煙粒子170によって反射された青色光を間接的に検出可能に構成される。つまり、受光素子650は、筐体670内に煙粒子170が充満していなければ、青色LED640からの青色光を検出できない。
状態(B)において、筐体670の内部には水粒子690が充満している。例えば、煙感知器600の近くで水を沸騰させた場合、状態(B)に示されるように筐体670の内部に水粒子690が充満する。
赤外LED610からの赤外光は水粒子690によっても反射される。そのため、受光素子620は、筐体670の内部に水粒子690が充満している場合にも、赤外LED610からの赤外光を検出する。
一方、青色LED640からの青色光は水粒子690に吸収される。そのため、受光素子650は、筐体670の内部に水粒子690が充満している場合に、青色LED640からの青色光を検出できない。
関連技術に従う煙感知器600は、状態(A)に示されるように、受光素子620によって赤外光を検出し、かつ、受光素子650によって青色光を検出した場合に、火災が生じていると判断する。一方、煙感知器600は、状態(B)に示されるように、受光素子620によって赤外光を検出し、かつ、受光素子650によって青色光を検出していない場合に、火災が生じていないと判断する。
このように、関連技術に従う煙感知器600は、異なる2色の波長の光を用いることにより、水蒸気によって誤って火災が生じていると判断することを抑制する。
(b2.煙感知器700)
図7は、実施形態2に従う煙感知器700の構成の一例を表す図である。煙感知器700のハードウェア構成は、筐体670に替えて筐体770を有する点、およびマイコン750をさらに有する点において、図6に示される煙感知器600のハードウェア構成と相違する。
筐体770は、開口部772と、開口部774と、仕切り776とを有する。開口部772,774は、上述の開口部672,674と同じ機能をそれぞれ有する。仕切り776は、赤外LED610、受光素子620、および遮蔽板630と、青色LED640、受光素子650、および遮蔽板660とを仕切っている。
仕切り776は開口部778を有する。開口部778により、受光素子620は青色LED640からの青色光を、受光素子650は赤外LED610からの赤外光をそれぞれ直接検出できる。なお、他の局面において、煙感知器700は、仕切り776を有さずともよい。
(b3.煙感知器700の概略動作)
煙感知器700は、赤外LED610を発光させたときの受光素子620の検出結果に基づいて火災の有無を予備的に判断する。煙感知器700は、受光素子620の検出結果に基づいて火災が生じていると判断した場合、青色LED640を発光させ、受光素子650の検出結果に基づいて火災の有無をさらに判断する。煙感知器700は、受光素子650の検出結果に基づいても火災が生じていると判断した場合、(水蒸気による誤検知ではなく)実際に火災が生じていると判断する。
煙感知器700は、赤外LED610を発光させたときの受光素子650の検出結果に基づいて、赤外LED610の劣化度合いを判断する。また、煙感知器700は、青色LED640を発光させたときの受光素子620の検出結果に基づいて、青色LED640の劣化度合いを判断する。煙感知器700は、赤外LED610または青色LED640の劣化度合いを判断する場合、判断対象のLEDのみを発光させ、他方のLEDを発光させない。
(b4.マイコン750の構成)
図8は、マイコン750の構成の一例を表すブロック図である。なお、図8に示される構成要素のうち図2に示される構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付している。そのため、それらの構成要素についての説明は繰り返さない。
マイコン750は、電流ドライバ810をさらに有する。また、メモリ180には、赤外初期値820、青色初期値830、および閾値840,850が格納されている。
赤外初期値820は、未使用(または出荷前)の受光素子650によって検出された、未使用(または出荷前)の赤外LED610の光量を表す。青色初期値830は、未使用(または出荷前)の受光素子620によって検出された、未使用(または出荷前)の青色LED640の光量を表す。このような赤外初期値820、青色初期値830は、煙感知器700の製造者によって、煙感知器700の製造時にメモリ180に記憶され得る。
アンプ210は、受光素子620の検出結果(光量に対応する電流)を増幅してマルチプレクサ230に出力する。アンプ220は、受光素子650の検出結果を増幅してマルチプレクサ230に出力する。
電流ドライバ250は、プロセッサ200からの発光信号に従って赤外LED610に電力を供給し、赤外LED610を発光させる。電流ドライバ810は、プロセッサ200からの発光信号に従って青色LED640に電力を供給し、青色LED640を発光させる。
(b5.プロセッサ200の機能構成)
図9は、実施形態2に従うプロセッサ200の機能構成の一例を表すブロック図である。プロセッサ200は、メモリ180に格納される制御プログラム(図示しない)を実行することにより、入力部910,940、判断部920,930,950、比較部960,980、および補正部970,990として機能する。
入力部910は、A/Dコンバータ240によって変換されたアンプ220の出力、つまり、増幅された受光素子650の検出結果を受け付ける。入力部910は、受け付けた検出結果を判断部920または比較部960に出力する。
上述のように、受光素子650の検出結果は2種類ある。第1の検出結果は、火災の有無を判断するために青色LED640が発光したときの受光素子650の検出結果である。第2の検出結果は、赤外LED610の劣化度合いを検出するために赤外LED610が発光したときの受光素子650の検出結果である。入力部910は、第1の検出結果を判断部920に出力し、第2の検出結果を比較部960にそれぞれ出力する。
判断部920は、青色LED640が発光したときの受光素子650の検出結果(第1の検出結果)が閾値850以上であるか否かを判断する。判断部920は、判断結果を判断部930に出力する。
比較部960は、赤外LED610が発光したときの受光素子650の検出結果(第2の検出結果)と、赤外初期値820との差分を算出する。赤外LED610の出力レベルは、煙感知器700の使用に伴い徐々に低下する。この意味で、比較部960の算出結果は、赤外LED610の劣化度合いを表す。比較部960は、算出された差分を補正部970に出力する。
補正部970は、入力された差分に基づいて、火災の検出基準(検査基準)を補正する。ある局面において、補正部970は、入力された差分に応じてアンプ210の利得(つまり、受光素子620の検出感度)を上げる。他の局面において、補正部970は、入力された差分に応じて、電流ドライバ250が赤外LED610に供給する電力(つまり、赤外LED610の出力レベル)を大きくする。さらに他の局面において、補正部970は、入力された差分に応じてメモリ180に格納される閾値840を小さくする。
入力部940は、A/Dコンバータ240によって変換されたアンプ210の出力、つまり、増幅された受光素子620の検出結果を受け付ける。入力部940は、受け付けた検出結果を判断部950または比較部980に出力する。
上述のように、受光素子620の検出結果は2種類ある。第1の検出結果は、火災の有無を判断するために赤外LED610が発光したときの受光素子620の検出結果である。第2の検出結果は、青色LED640の劣化度合いを検出するために青色LED640が発光したときの受光素子620の検出結果である。入力部940は、第1の検出結果を判断部950に出力し、第2の検出結果を比較部980にそれぞれ出力する。
判断部950は、赤外LED610が発光したときの受光素子620の検出結果(第1の検出結果)が閾値840以上であるか否かを判断する。判断部950は、判断結果を判断部930に出力する。
判断部930は、判断部920,950からそれぞれ判断結果の入力を受け付ける。判断部930は、青色LED640が発光したときの受光素子650の検出結果が閾値850以上であって、かつ、赤外LED610が発光したときの受光素子620の検出結果が閾値840以上であると判断された場合に、その旨を表す報知信号をブザー駆動部260および通信I/F270に出力する。
比較部980は、青色LED640が発光したときの受光素子620の検出結果(第2の検出結果)と、青色初期値830との差分を算出する。青色LED640の出力レベルは、煙感知器700の使用に伴い徐々に低下する。この意味で、比較部980の算出結果は、青色LED640の劣化度合いを表す。比較部980は、算出された差分を補正部990に出力する。
補正部990は、入力された差分に基づいて、火災の検出基準(検査基準)を補正する。ある局面において、補正部990は、入力された差分に応じてアンプ220の利得(つまり、受光素子650の検出感度)を上げる。他の局面において、補正部990は、入力された差分に応じて、電流ドライバ810が青色LED640に供給する電力(つまり、青色LED640の出力レベル)を大きくする。さらに他の局面において、補正部990は、入力された差分に応じてメモリ180に格納される閾値850を小さくする。
上記によれば、実施形態2に従う煙感知器700は、新たな受光素子を追加することなく、もともと関連技術に従う煙感知器600が備える受光素子を利用して、発光素子の劣化度合いを検出し、火災の検出基準を補正できる。
(b6.制御構造−火災検出)
図10は、実施形態2に従う煙感知器700が火災を検出する処理を表すフローチャートである。図10に示される各処理は、煙感知器700の制御装置として機能するプロセッサ200が制御プログラムを実行することにより実現される。
ステップS1010にて、プロセッサ200は、電流ドライバ250に発光信号を出力することにより、赤外LED610を発光させる。
ステップS1020にて、プロセッサ200は、アンプ210によって増幅された受光素子620の検出結果を受け付ける。換言すれば、プロセッサ200は、煙粒子170または水粒子690によって反射された光の量を計測する。
ステップS1030にて、プロセッサ200は、計測された光量がメモリ180に格納される閾値840以上であるか否かを判断する。プロセッサ200は、計測された光量が閾値840以上であると判断した場合(ステップS1030でYES)、火災が発生している可能性があると判断して、ステップS1040の処理を実行する。そうでない場合(ステップS1030でNO)、プロセッサ200は、一連の処理を終了する。
ステップS1040にて、プロセッサ200は、電流ドライバ810に発光信号を出力することにより、青色LED640を発光させる。
ステップS1050にて、プロセッサ200は、アンプ220によって増幅された受光素子650の検出結果を受け付ける。換言すれば、プロセッサ200は、煙粒子170によって反射された光の量を計測する。
ステップS1060にて、プロセッサ200は、計測された光量がメモリ180に格納される閾値850以上であるか否かを判断する。プロセッサ200は、計測された光量が閾値850以上であると判断した場合(ステップS1060でYES)、火災が発生していると判断してその旨を報知する(ステップS1070)。そうでない場合(ステップS1060でNO)、プロセッサ200は、一連の処理を終了する。
プロセッサ200は、所定周期に従いステップS1010〜S1070の処理を繰り返し実行するように構成される。ある局面において、所定周期は10秒に設定される。
図10に示されるように、プロセッサ200は、火災の有無を判断するにあたり、赤外LED610と青色LED640とを異なるタイミングで発光(出力)させる。
(b7.制御構造−補正処理)
図11は、実施形態2に従う煙感知器700が青色LED640の劣化度合いに基づいて火災の検出基準を補正する処理を表すフローチャートである。図11に示される各処理は、煙感知器700の制御装置として機能するプロセッサ200が制御プログラムを実行することにより実現される。
なお、赤外LED610の劣化度合いに基づいて火災の検出基準を補正する処理は、青色LED640の劣化度合いに基づいて火災の検出基準を補正する処理と同様の処理手順であるため、その処理の説明は繰り返さない。また、プロセッサ200は、火災の検出基準を補正する処理を実行するにあたり、赤外LED610と青色LED640とを異なるタイミングで出力させる。
ステップS1110にて、プロセッサ200は、電流ドライバ810に発光信号を出力することにより、青色LED640を発光させる。
ステップS1120にて、プロセッサ200は、アンプ210によって増幅された受光素子620の検出結果を受け付ける。
ステップS1130にて、プロセッサ200は、メモリ180に格納される青色初期値830から上記検出結果を差し引いた差分を算出する。
ステップS1140にて、プロセッサ200は、算出された差分が予め定められた値以上であるか否かを判断する。プロセッサ200は、算出された差分が予め定められた値以上である場合(ステップS1140でYES)、算出された差分に基づいて火災の検出基準を補正する(ステップS1150)。そうでない場合(ステップS1140でNO)、プロセッサ200は、一連の処理を終了する。
プロセッサ200は、所定周期に従いステップS1110〜S1150の処理を繰り返し実行するように構成される。ある局面において、所定周期は3日に設定される。
[実施形態3]
実施形態2に従う煙感知器700は、赤外LED610が発光したときの受光素子650の検出結果が赤外初期値820よりも小さい場合に、赤外LED610が劣化していると仮定して、火災の検出基準を補正するように構成されている。つまり、実施形態2に従う煙感知器700は、受光素子が劣化していないという前提のもと、火災の検出基準を補正している。
一般的に、バッテリの電池電圧の低下など、発光素子の方が受光素子よりも劣化しやすい。そのため、実施形態2に従う煙感知器700は、高確率で火災の検出基準を正しく補正できる。
しかしながら、表面の汚染などを理由に受光素子も劣化し得る。一例として、受光素子650が劣化している場合について説明する。係る場合、実施形態2に従う煙感知器700は、本来受光素子650の検出感度を上げる、または青色LED640の出力レベルを上げる必要があるところ、受光素子620の検出感度を上げる、または赤外LED610の出力レベルを上げてしまう。
この場合、煙感知器700は、火災に起因しない少量の煙粒子170であっても火災であると誤って判断し得る。そこで、以下に、このような課題を解決し得る実施形態3に従う煙感知器の構成および制御について説明する。
(c1.煙感知器1200の構成)
図12は、実施形態3に従う煙感知器1200の構成を説明するためのブロック図である。煙感知器1200のハードウェア構成は、発光素子1210をさらに有する点、およびマイコン750に替えてマイコン1250を有する点において、図7に示される煙感知器700のハードウェア構成と相違する。発光素子1210は、一例として、LEDによって実現される。
(c2.煙感知器1200の概略動作)
上述のように、赤外LED610を発光させたときの受光素子650の検出結果が赤外初期値820よりも小さい場合に、マイコン1250は、赤外LED610が劣化しているのか受光素子650が劣化しているのかを判別できない。
そこで、マイコン1250は、発光素子1210を発光させたときの受光素子650の検出結果と、当該検出結果に対応する初期値とを比較する。当該検出結果が対応する初期値よりも小さい場合、マイコン1250は、受光素子650が劣化していると判断する。一方、当該検出結果と対応する初期値とが略同じ場合、マイコン1250は、赤外LED610が劣化していると判断する。
マイコン1250は、同様にして、青色LED640が劣化しているのか、受光素子620が劣化しているのかを判別する。
(c3.マイコン1250の構成)
図13は、マイコン1250の構成の一例を表すブロック図である。なお、図13に示される構成要素のうち図8に示される構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付している。そのため、それらの構成要素についての説明は繰り返さない。
マイコン1250は、電流ドライバ1310をさらに有する。電流ドライバ1310は、プロセッサ200からの発光信号に従って、発光素子1210に電力を供給し、発光素子1210を発光させる。
また、メモリ180には、比較初期値1320,1330がさらに格納されている。比較初期値1320は、未使用(または出荷前)の受光素子620によって検出された、未使用(または出荷前)の発光素子1210の光量を表す。比較初期値1330は、未使用(または出荷前)の受光素子650によって検出された、未使用(または出荷前)の発光素子1210の光量を表す。このような比較初期値1320,1330は、煙感知器1200の製造者によって、煙感知器1200の製造時にメモリ180に記憶され得る。
(c4.プロセッサ200の機能構成)
図14は、実施形態3に従うプロセッサ200の機能構成の一例を表すブロック図である。実施形態3に従うプロセッサ200の機能構成は、比較部960,980に替えて比較部1460,1480を有する点、および補正部970,990に替えて補正部1470,1490を有する点において、実施形態2に従うプロセッサ200の機能構成と相違する。
入力部910は、A/Dコンバータ240によって変換されたアンプ220の出力、つまり、増幅された受光素子650の検出結果を受け付ける。入力部910は、受け付けた検出結果を判断部920または比較部1460に出力する。
上述のように、受光素子650の検出結果は3種類ある。第1の検出結果は、火災の有無を判断するために青色LED640が発光したときの受光素子650の検出結果である。第2の検出結果は、赤外LED610または受光素子650の劣化度合いを検出するために赤外LED610が発光したときの受光素子650の検出結果である。第3の検出結果は、赤外LED610および受光素子650のいずれが劣化しているのかを判断するために、発光素子1210が発光したときの受光素子650の検出結果である。
入力部910は、第1の検出結果を判断部920に出力し、第2の検出結果および第3の検出結果を比較部1460にそれぞれ出力する。
比較部1460は、赤外LED610が発光したときの受光素子650の検出結果(第2の検出結果)が赤外初期値820よりも小さい場合に、赤外LED610および受光素子650のうち少なくともいずれか一方が劣化していると判断する。また、比較部1460は、赤外初期値820から第2の検出結果を差し引いた差分を補正部1470に出力する。
次に、比較部1460は、発光素子1210が発光したときの受光素子650の検出結果(第3の検出結果)と、比較初期値1330とを比較する。比較部1460は、第3の検出結果が比較初期値1330よりも小さい場合、受光素子650が劣化していると判断する。一方、比較部1460は、第3の検出結果が比較初期値1330と略同じである場合、赤外LED610が劣化していると判断する。比較部1460は、判断結果を補正部1470に出力する。
補正部1470は、受光素子650が劣化しているとの判断結果を受け付けた場合、入力された差分に応じてアンプ220の利得(つまり、受光素子650の検出感度)を上げる。なお他の局面において、補正部1470は、入力された差分に基づいて、青色LED640の出力レベルを大きくしてもよいし、閾値850を小さくしてもよい。
一方、補正部1470は、赤外LED610が劣化しているとの判断結果を受け付けた場合、入力された差分に応じて、アンプ210の利得(つまり、受光素子620の検出感度)を上げる。他の局面において、補正部1470は、入力された差分に基づいて、赤外LED610の出力レベルを大きくしてもよいし、閾値840を小さくしてもよい。
入力部940は、A/Dコンバータ240によって変換されたアンプ210の出力、つまり、増幅された受光素子620の検出結果を受け付ける。入力部940は、受け付けた検出結果を判断部950または比較部1480に出力する。
上述のように、受光素子620の検出結果は2種類ある。第1の検出結果は、火災の有無を判断するために赤外LED610が発光したときの受光素子620の検出結果である。第2の検出結果は、青色LED640または受光素子650の劣化度合いを検出するために青色LED640が発光したときの受光素子620の検出結果である。第3の検出結果は、青色LED640および受光素子620のいずれが劣化しているのかを判断するために、発光素子1210が発光したときの受光素子620の検出結果である。
入力部940は、第1の検出結果を判断部950に出力し、第2の検出結果および第3の検出結果を比較部1480にそれぞれ出力する。
比較部1480は、青色LED640が発光したときの受光素子620の検出結果(第2の検出結果)が青色初期値830よりも小さい場合に、青色LED640および受光素子620のうち少なくともいずれか一方が劣化していると判断する。また、比較部1480は、青色初期値830から第2の検出結果を差し引いた差分を補正部1490に出力する。
次に、比較部1480は、発光素子1210が発光したときの受光素子620の検出結果(第3の検出結果)と、比較初期値1320とを比較する。比較部1480は、第3の検出結果が比較初期値1320よりも小さい場合、受光素子620が劣化していると判断する。一方、比較部1480は、第3の検出結果が比較初期値1320と略同じである場合、青色LED640が劣化していると判断する。比較部1480は、判断結果を補正部1490に出力する。
補正部1490は、受光素子620が劣化しているとの判断結果を受け付けた場合、入力された差分に応じてアンプ210の利得(つまり、受光素子620の検出感度)を上げる。なお他の局面において、補正部1490は、入力された差分に基づいて、赤外LED610の出力レベルを大きくしてもよいし、閾値840を小さくしてもよい。
一方、補正部1490は、青色LED640が劣化しているとの判断結果を受け付けた場合、入力された差分に応じて、アンプ220の利得(つまり、受光素子650の検出感度)を上げる。他の局面において、補正部1490は、入力された差分に基づいて、青色LED640の出力レベルを大きくしてもよいし、閾値850を小さくしてもよい。
上記によれば、実施形態3に従う煙感知器1200は、発光素子だけでなく受光素子の劣化度合いを検出できるため、実施形態2に従う煙感知器700よりも適切に火災の検出基準を補正し得る。
(c5.制御構造−補正処理)
図15は、実施形態3に従う煙感知器1200が火災の検出基準を補正する処理の一例を表すフローチャートである。図15に示される各処理は、煙感知器1200の制御装置として機能するプロセッサ200が制御プログラム(図示しない)を実行することにより実現される。なお、煙感知器1200が火災を検出する処理は、図10に示される処理と同じであるため、その処理については繰り返し説明しない。
ステップS1510にて、プロセッサ200は、電流ドライバ1310に発光信号を出力することにより、発光素子1210を発光させる。
ステップS1520にて、プロセッサ200は、アンプ210によって増幅された受光素子620の検出結果を受け付ける。
ステップS1530にて、プロセッサ200は、メモリ180に格納される比較初期値1320からステップS1520の検出結果を差し引いた差分(以下、「第1の差分」とも言う)を算出する。
ステップS1540にて、プロセッサ200は、電流ドライバ810に発光信号を出力することにより、青色LED640を発光させる。
ステップS1550にて、プロセッサ200は、アンプ210によって増幅された受光素子620の検出結果を受け付ける。
ステップS1560にて、プロセッサ200は、メモリ180に格納される青色初期値830からステップS1550の検出結果を差し引いた差分(以下、「第2の差分」とも言う)を算出する。
ステップS1570にて、プロセッサ200は、第1の差分と第2の差分とに基づいて、火災の検出基準を補正する。以下、具体例を用いてステップS1570の処理を説明する。
ある局面において、比較初期値1320が「100」で、青色初期値830が「100」で、ステップS1520の検出結果が「50」で、ステップS1550の検出結果が「30」であったとする。
係る場合、プロセッサ200は、第1の差分が「50」で、第2の差分が「70」であると算出する。この第1の差分「50」は、受光素子620の劣化度合いを表す。また、第2の差分から第1の差分を差し引いた値「20」は、青色LED640の劣化度合いを表す。
そこで、ある局面において、プロセッサ200は、第1の差分「50」に基づいてアンプ210の利得(つまり、受光素子620の検出感度)を上げる。プロセッサ200はさらに、第2の差分から第1の差分を差し引いた値「20」に基づいて、アンプ220の利得(つまり、受光素子650の検出感度)を上げる。
なお、受光素子650および赤外LED610の劣化度合いを検出して火災の検出基準を補正する処理は、図15に示される処理(受光素子620および青色LED640の劣化度合いを検出して火災の検出基準を補正する処理)の手順と同じであるため、その処理の説明は繰り返さない。
上記によれば、実施形態3に従う煙感知器1200は、発光素子1210を備えることにより、発光素子の劣化度合いだけでなく受光素子の劣化度合いも検出できる。そのため、煙感知器1200は、実施形態2に従う煙感知器700よりも適切に火災の検出基準を補正できる。
[変形例]
上記の実施形態1に従う煙感知器100は、火災の有無を判断するための受光素子120とは別に、発光素子110の劣化度合いを検出するための受光素子130を有する構成であった。他の局面において、煙感知器は、受光素子130に替えて、遮蔽板140を駆動する機構を有するように構成されてもよい。
変形例に従う煙感知器は、火災の有無を判断する場合に、発光素子110と受光素子120との間に遮蔽板140を配置する。これにより、受光素子120は、煙粒子170によって反射された発光素子110の光を検出できる。一方、煙感知器は、発光素子110の劣化度合いを判断する場合に、受光素子120が発光素子110の光を直接検出できるように、遮蔽板140の位置を変更する。
係る場合、変形例に従う煙感知器は、受光素子120の検出結果と当該検出結果の初期値とを比較して、発光素子110の劣化度合いを検出し得る。
上記説明した各種処理は、1つのプロセッサ200によって実現されるものとしてあるが、これに限られない。これらの各種機能は、少なくとも1つのプロセッサのような半導体集積回路、少なくとも1つの特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのDSP(Digital Signal Processor)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、および/またはその他の演算機能を有する回路によって実装され得る。
これらの回路は、有形の読取可能な少なくとも1つの媒体から、1以上の命令を読み出すことにより上記の各種処理を実行しうる。
このような媒体は、磁気媒体(たとえば、ハードディスク)、光学媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)、DVD)、揮発性メモリ、不揮発性メモリの任意のタイプのメモリなどの形態をとるが、これらの形態に限定されるものではない。
揮発性メモリはDRAM(Dynamic Random Access Memory)およびSRAM(Static Random Access Memory)を含み得る。不揮発性メモリは、ROM、NVRAMを含み得る。
[構成]
以上に開示された技術的特徴は、以下のように要約され得る。
(構成1) 煙感知器100は、発光素子110と、受光素子120と、発光素子110と受光素子120との間に配置され、発光素子110からの光が受光素子120に直接入力されることを防ぐための遮蔽板140と、発光素子110からの光を直接検出可能な位置に配置される受光素子130とを備える。受光素子120は、煙によって反射された発光素子110からの光を検出可能に構成される。煙感知器100は、受光素子120の検出結果と閾値184とを比較して火災が生じているか否かを判断するためのプロセッサ200と、発光素子110および受光素子130に関する初期値182を記憶するためのメモリ180とをさらに備える。プロセッサ200は、受光素子130の検出結果と初期値182とを比較して、発光素子110の出力レベル、受光素子120の検出感度、および閾値のうち少なくとも1つのパラメータを変更するように構成される。
なお、上述した通り、本開示に従う技術思想は、煙感知器のみならず、検査対象によって反射された出力を検出することによって検査を行なう検査装置全般に適用可能である。
煙感知器以外の検査装置の一例として、人感センサが挙げられる。人感センサは、一般的に、赤外線等を出力する出力素子と、人(対象物)によって反射された赤外線等を検出する第1検出素子とを有する。実施形態に従う人感センサは、出力素子の出力を直接検出可能な第2検出素子をさらに有する。当該人感センサは、第2検出素子による検出結果と、当該検出結果の初期値とに基づいて、出力素子の出力レベルや、第1検出素子の検出感度を補正することにより、人の検出基準を一定に保ち得る。
煙感知器以外の検出装置の他の例として、測距センサが挙げられる。測距センサは、一般的に、超音波等を出力する出力素子と、対象物によって反射された著押音波等を検出する第1検出素子とを有する。実施形態に従う測距センサは、出力素子の出力を直接検出可能な第2検出素子をさらに有する。当該測距センサは、第2検出素子による検出結果と、当該検出結果の初期値とに基づいて、出力素子の出力レベルや、第1検出素子の検出感度を補正することにより、対象物までの距離の測定基準を一定に保ち得る。
そこで、実施形態1〜3で説明した技術的特徴を検査装置全般に置き換えると、以下のように表現され得る。
(構成2) 検査装置は、第1出力素子(例えば赤外LED610)と、第1検出素子(例えば受光素子620)と、第1出力素子と第1検出素子との間に配置され、第1出力素子の出力が第1検出素子に直接入力されることを防ぐための第1遮蔽板(例えば遮蔽板630)と、第1出力素子の出力を直接検出可能な位置に配置される第2検出素子(例えば受光素子650)とを備える。第1検出素子は、対象物によって反射された第1出力素子の出力を検出可能に構成される。検査装置は、第1検出素子の検出結果に基づいて検査装置を制御するための制御装置(例えばプロセッサ200)と、第1出力素子および第2検出素子に関する第1参照値(例えば赤外初期値820)を記憶するための記憶装置(例えばメモリ180)とをさらに備える。制御装置は、第2検出素子の検出結果と第1参照値とを比較して、第1出力素子の出力レベル、第1検出素子の検出感度、および対象物に関する予め定められた条件を満たしたか否かを判断するために第1検出素子の検出結果との対比に用いられる閾値のうち少なくとも1つのパラメータを変更するように構成される。
(構成3) (構成2)に従う検査装置は、第2出力素子(例えば青色LED640)と、第2出力素子と第2検出素子との間に配置され、第2出力素子の出力が第2検出素子に直接入力されることを防ぐための第2遮蔽板(例えば遮蔽板660)とをさらに備える。第1検出素子は、第2出力素子の出力を直接検出可能な位置に配置される。第2検出素子は、対象物によって反射された第2出力素子の出力を検出可能に構成される。記憶装置は、第2出力素子および第1検出素子に関する第2参照値(例えば青色初期値830)をさらに記憶している。制御装置は、第1検出素子の検出結果と第2参照値とを比較して、第2出力素子の出力レベル、第2検出素子の検出感度、および対象物に関する予め定められた条件を満たしたか否かを判断するために第2検出素子の検出結果との対比に用いられる閾値のうち少なくとも1つのパラメータを変更するように構成される。
(構成4) 制御装置は、第1および第2出力素子を、異なるタイミングで出力させるように制御する。
(構成5) (構成3)に従う検査装置は、第3出力素子(例えば発光素子1210)をさらに備える。第1および第2検出素子はそれぞれ、第3出力素子の出力を直接検出可能な位置に配置される。記憶装置は、第3出力素子および第1検出素子に関する第3参照値(例えば比較初期値1320)と、第3出力素子および第2検出素子に関する第4参照値(例えば比較初期値1330)とをさらに記憶している。制御装置は、第2検出素子による第1出力素子の出力の検出結果と第1参照値との比較結果と、第2検出素子による第3出力素子の出力の検出結果と第4参照値との比較結果とに基づいて、第1出力素子の出力レベル、第1検出素子の検出感度、および対象物に関する予め定められた条件を満たしたか否かを判断するために第1検出素子の検出結果との対比に用いられる閾値のうち少なくとも1つのパラメータを変更する。制御装置はさらに、第1検出素子による第2出力素子の出力の検出結果と第2参照値との比較結果と、第1検出素子による第3出力素子の出力の検出結果と第3参照値との比較結果とに基づいて、第2出力素子の出力レベル、第2検出素子の検出感度、および対象物に関する予め定められた条件を満たしたか否かを判断するために第2検出素子の検出結果との対比に用いられる閾値のうち少なくとも1つのパラメータを変更する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
100,600,700,1200 煙感知器、110,1210 発光素子、120,130,620,650 受光素子、140,630,660 遮蔽板、150,750,1250 マイコン、160,670,770 筐体、162,672,674,772,774,778 開口部、170 煙粒子、180 メモリ、182 初期値、184,840,850 閾値、200 プロセッサ、210,220 アンプ、230 マルチプレクサ、240 コンバータ、250,810,1310 電流ドライバ、260 ブザー駆動部、280 ブザー、290 通信モジュール、310,330,910,940 入力部、320,920,930,950 判断部、340,960,980,1460,1480 比較部、350,970,990,1470,1490 補正部、676,776 仕切り、610 赤外LED、640 青色LED、690 水粒子、820 赤外初期値、830 青色初期値、1320,1330 比較初期値。

Claims (5)

  1. 煙感知器であって、
    発光素子と、
    第1受光素子と、
    前記発光素子と前記第1受光素子との間に配置され、前記発光素子からの光が前記第1受光素子に直接入力されることを防ぐための遮蔽板と、
    前記発光素子からの光を直接検出可能な位置に配置される第2受光素子とを備え、
    前記第1受光素子は、煙によって反射された前記発光素子からの光を検出可能に構成され、
    前記煙感知器は、
    前記第1受光素子の検出結果と閾値とを比較して火災が生じているか否かを判断するための制御装置と、
    前記発光素子および前記第2受光素子に関する参照値を記憶するための記憶装置とをさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記第2受光素子の検出結果と前記参照値とを比較して、前記発光素子の出力レベル、前記第1受光素子の検出感度、および前記閾値のうち少なくとも1つのパラメータを変更するように構成される、煙感知器。
  2. 検査装置であって、
    第1出力素子と、
    第1検出素子と、
    前記第1出力素子と前記第1検出素子との間に配置され、前記第1出力素子の出力が前記第1検出素子に直接入力されることを防ぐための第1遮蔽板と、
    前記第1出力素子の出力を直接検出可能な位置に配置される第2検出素子とを備え、
    前記第1検出素子は、対象物によって反射された前記第1出力素子の出力を検出可能に構成され、
    前記検査装置は、
    前記第1検出素子の検出結果に基づいて前記検査装置を制御するための制御装置と、
    前記第1出力素子および前記第2検出素子に関する第1参照値を記憶するための記憶装置とをさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記第2検出素子の検出結果と前記第1参照値とを比較して、前記第1出力素子の出力レベル、前記第1検出素子の検出感度、および前記対象物に関する予め定められた条件を満たしたか否かを判断するために前記第1検出素子の検出結果との対比に用いられる閾値のうち少なくとも1つのパラメータを変更するように構成される、検査装置。
  3. 第2出力素子と、
    前記第2出力素子と前記第2検出素子との間に配置され、前記第2出力素子の出力が前記第2検出素子に直接入力されることを防ぐための第2遮蔽板とをさらに備え、
    前記第1検出素子は、前記第2出力素子の出力を直接検出可能な位置に配置され、
    前記第2検出素子は、対象物によって反射された前記第2出力素子の出力を検出可能に構成され、
    前記記憶装置は、前記第2出力素子および前記第1検出素子に関する第2参照値をさらに記憶しており、
    前記制御装置は、前記第1検出素子の検出結果と前記第2参照値とを比較して、前記第2出力素子の出力レベル、前記第2検出素子の検出感度、および前記対象物に関する予め定められた条件を満たしたか否かを判断するために前記第2検出素子の検出結果との対比に用いられる閾値のうち少なくとも1つのパラメータを変更するように構成される、請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記制御装置は、前記第1および第2出力素子を、異なるタイミングで出力させるように制御する、請求項3に記載の検査装置。
  5. 第3出力素子をさらに備え、
    前記第1および第2検出素子はそれぞれ、前記第3出力素子の出力を直接検出可能な位置に配置され、
    前記記憶装置は、前記第3出力素子および前記第1検出素子に関する第3参照値と、前記第3出力素子および前記第2検出素子に関する第4参照値とをさらに記憶しており、
    前記制御装置は、
    前記第2検出素子による前記第1出力素子の出力の検出結果と前記第1参照値との比較結果と、前記第2検出素子による前記第3出力素子の出力の検出結果と前記第4参照値との比較結果とに基づいて、前記第1出力素子の出力レベル、前記第1検出素子の検出感度、および前記対象物に関する予め定められた条件を満たしたか否かを判断するために前記第1検出素子の検出結果との対比に用いられる閾値のうち少なくとも1つのパラメータを変更し、
    前記第1検出素子による前記第2出力素子の出力の検出結果と前記第2参照値との比較結果と、前記第1検出素子による前記第3出力素子の出力の検出結果と前記第3参照値との比較結果とに基づいて、前記第2出力素子の出力レベル、前記第2検出素子の検出感度、および前記対象物に関する予め定められた条件を満たしたか否かを判断するために前記第2検出素子の検出結果との対比に用いられる閾値のうち少なくとも1つのパラメータを変更するように構成される、請求項3に記載の検査装置。
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JP7438403B2 (ja) 2020-04-30 2024-02-26 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 装置、装置を較正する方法、および装置を較正するためのデバイス

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