JP3918969B2 - Ofdm復調装置及びofdm復調方法 - Google Patents

Ofdm復調装置及びofdm復調方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はOFDM(Orthogonal Frequency Divison Multiplex:直交周波数多重)受信装置に関するもので、特にフレーム同期回路およびビット同期回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、移動体向けのデジタル音声放送や地上デジタルテレビ放送等において、OFDM(Orthogonal Frequency Divison Multiplex:直交周波数多重)信号を用いた通信が注目されている。なぜならOFDM信号は周波数効率が良く、多量のデータの高速伝送が可能で、波形等化器なしでも反射波による特性劣化が少なく、その信号波形がランダム雑音に近い形となるので、他のサービスに混信妨害を与えにくい等の特質を有しているからである。
【0003】
図7は、OFDM信号の構成を示す図であり、矢印GAはOFDM信号の各シンボルを時間軸に沿って示し、矢印GBは矢印GAで示したOFDM信号の部分αを拡大して示している。矢印GAに示されるようにOFDM信号SはシンボルSm(m= 1,2,…)を時間軸に沿って並べることにより構成されている。各シンボルSm は周波数の異なる複数(数十〜数千、例えば512)のキャリア(シンボル時間ts において互いに直交している)を、それぞれ伝送すべきデータでデジタル変調(例えばQPSK,16QAM等)し、変調された各キャリアを逆FFT(高速逆フーリエ変換)演算によって周波数軸上で多重することにより構成されている。このため各シンボルSm は、矢印GBに示されるように、全てランダム状の振幅分布を示す。なおこのようなOFDM信号Sは、伝送路上においては各シンボルSm について、実数部と虚数部を重畳した複素信号の形態をとる。
【0004】
ところでこのようなOFDM信号は、有線や無線の伝送路を介して送信側から受信側に送られる。有線の伝送路においては伝送路の伝送特性からその占有周波数帯が規制される。また、無線の伝送路においては、法規制によりその占有周波数帯が規制される。このため送信側は、OFDM信号を中間周波数帯から伝送路の占有周波数帯に変換するようにしている。一方、受信側ではデータの復調にあたって、受信したOFDM信号を伝送路の占有周波数帯域から復調作業のための中間周波数帯に変換するようにしている。
【0005】
受信したOFDM信号にFFT演算を施すことによりOFDM復調することができる。したがって、OFDM信号受信装置にはFFT演算を行うためのOFDMシンボルのシンボルタイミングを再生する必要がある。このため一般にOFDM伝送においてはタイミング同期用の基準シンボルを周期的に送信する。
【0006】
図8にOFDM信号Sのフレーム構成を示す。フレームDFrの先頭にはヌルシンボルNSと呼ばれる無信号期間が設けられ、このヌルシンボルNSを検出することでフレーム同期を行う。またこのヌルシンボルNSによりシンボルタイミングの粗同期も検出される。ヌルシンボルNSに続いてタイミング同期用の基準シンボルRS(以下同期シンボル)が送信され、これにより正確なシンボルタイミングが検出される。同期シンボルRS以降は情報シンボルDSが送信される。
【0007】
従来、このようなフレーム構成を用いて同期を検出するOFDM信号受信装置としては、特開平8−265291号公報に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のOFDM信号受信装置においては、ヌルシンボルNSと同期シンボルRSの2つの同期検出用シンボルが必要であり、その分情報シンボルDSを伝送することができず、伝送効率を低下させる。
【0009】
またヌルシンボルNSの検出によりフレーム同期を確立しないと、同期シンボル検出が行えないため同期確立まで2重の同期確立時間が必要である。
【0010】
同期シンボル検出においては、アナログ・デジタル変換の際のサンプルタイミング信号が、データの識別点でサンプリングできるようにデータのクロック周波数と一致し、位相が正確に同期している必要がある。このビット同期がとれていないと、受信信号に対してサンプルタイミングの位相が刻々と変化し、本来のデータを誤ったデータに変換してしまう可能性がある。受信信号を変換したデジタルデータに誤りがある場合、同期シンボルの検出ができなかったり、誤って同期シンボルを検出して、正確なシンボルタイミングを得ることができない。
【0011】
また、このようにビット同期をとるためには受信信号のクロック成分を抽出し、PLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路等を用いてデータのクロック周波数と一致させ、かつデータのサンプルタイミングの位相を一致させなければならない。
【0012】
しかし、OFDM信号受信信号は信号波形がランダム雑音に似た形となり、クロック成分を抽出するのは困難である。そのため同期シンボルだけをもちいてクロック再生を行い、ビット同期を確立しなければならない。
【0013】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、1つの同期シンボルだけを用いて同期確立を行う。ビット同期がとれていない状態でも正確に同期シンボルを検出することでき、フレーム同期を確立できる。また同期シンボルの検出が行えるとこれを用いてビット同期を確立できるので、フレーム同期とビット同期が同時に行え、迅速に同期確立が行えるOFDM信号受信装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、複数のデータシンボル中に、基準シンボルがクロック信号に基づいて所定間隔で挿入されたOFDM信号の受信装置であって、
制御信号に基づき、第1のタイミング信号を発生するタイミング信号発生部と、
前記第1のタイミング信号に基づき前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第1の同期シンボル検出信号を生成する第1の同期シンボル検出部と、
前記第1のタイミング信号より前記クロック信号の1サイクルより小さくかつゼロより大きい時間遅れた第2のタイミング信号に基づいて、前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第2の同期シンボル検出信号を生成する第2の同期シンボル検出部と、
前記第1または第2の同期シンボル検出信号が生成されると、前記基準シンボルが検出された方の前記タイミング信号を選択する判定部とを備える。
【0015】
上記のように、第1の発明では、所定パターンの波形を有する基準シンボルとランダムパターンの波形を有するデータシンボルに基づいて、送信されたOFDM信号と受信されたOFDM信号のフレーム同期及びビット同期をとることが出きる。
【0016】
第2の発明は、第1の発明において、選択された同期シンボル検出信号に基づいて、フレーム同期を確立する同期検出部と、
クロック信号の位相と第1のタイミング信号の位相を比較して、位相誤差信号を生成する位相検出部と、
選択された同期シンボル検出信号に基づいて、前記位相誤差信号を保持する保持部と、
前記保持部からの出力信号を平滑化するループフィルタ部とを、更に備える。
【0017】
第3の発明は、第1の発明において、第1の同期シンボル検出部は、
前記第1のタイミング信号に基づいて、前記OFDM信号をサンプリングして第1のデジタル信号を生成する第1のサンプリング部と、
前記第1のデジタル信号に基づいて第1の同期シンボル検出信号を生成する第1の同期信号検出部を備え、
第2の同期シンボル検出部は、
第1のタイミング信号を前記クロック信号の1サイクルより小さくかつゼロより大きい時間遅延させて第2のタイミング信号を生成する遅延部と、
前記第2のタイミング信号に基づいてOFDM信号をサンプリングして、第2のデジタル信号を生成する第2のサンプリング部と、
前記第2のデジタル信号に基づいて基準シンボルを検出して、第2の同期検出信号を生成する第2の同期信号検出部を備える。
【0018】
第4の発明は、第1の発明において、基準シンボルは特定の擬似ランダム系列をASK変調したシンボルであることを特徴とする。
【0019】
第5の発明は、第1の発明において、基準シンボルは特定の擬似ランダム系列をPSK変調したシンボルであることを特徴とする。
【0020】
第6の発明は、第3の発明において、第1及び第2のサンプリング部の少なくとも一つはアナログ・デジタル変換部であることを特徴とする。
【0021】
第7の発明は、第1の発明において、第1及び第2のサンプリング部の少なくとも一つはラッチ回路で構成されることを特徴とする。
【0022】
第8の発明は、第の発明において、前記遅延部は、前記第1のタイミング信号の極性を反転させる反転回路で構成されることを特徴とする。
【0026】
の発明は、複数のデータシンボル中に、基準シンボルがクロック信号に基づいて所定間隔で挿入されたOFDM信号の受信装置であって、
前記OFDM信号を受信し中間周波数帯域の信号に変換するチューナと、
前記チューナの出力を直交検波しベースバンドのOFDM信号に変換する直交検波手段と、
前記直交検波手段の出力をデジタル変換するアナログ・デジタル変換手段と、
前記アナログ・デジタル変換手段の出力をフーリエ変換するフーリエ変換手段と、
前記フーリエ変換手段の出力からデータを再生するデータ復調手段と、
制御信号に基づき、第1のタイミング信号を発生する第1のタイミング信号発生手段と、
前記第1のタイミング信号に基づき前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第1の同期シンボル検出信号を生成する第1の同期シンボル検出手段と、
前記第1のタイミング信号より前記クロック信号の1サイクルより小さくかつゼロより大きい時間遅れた第2のタイミング信号に基づいて、前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第2の同期シンボル検出信号を生成する第2の同期シンボル検出手段と、
前記第1または第2の同期シンボル検出信号が生成されると、前記基準シンボルが検出された方の前記タイミング信号を選択する判定手段と、
前記判定手段の出力に基づき、フレーム同期を確立するフレーム同期検出手段とを備え、
前記フーリエ変換手段は、前記フレーム同期検出手段の出力に基づき、フーリエ変換を施す。
【0027】
10の発明は、第の発明において、前記OFDM信号受信装置はさらに、
前記クロック信号の位相と前記第1のタイミング信号の位相を比較して、位相誤差信号を生成する位相検出手段と、
前記判定手段の出力に基づいて、前記位相誤差信号を保持する保持手段と、
前記保持手段からの出力を平滑化し、前記制御信号として前記第1タイミング発生手段へ出力するループフィルタ手段とを備える。
【0028】
11の発明は、複数のデータシンボル中に、基準シンボルがクロック信号に基づいて所定間隔で挿入されたOFDM信号の受信方法であって、
制御信号に基づき、第1のタイミング信号を発生し、
前記第1のタイミング信号に基づき前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第1の同期シンボル検出信号を生成する第1の同期シンボル検出処理を施し、
前記第1のタイミング信号より前記クロック信号の1サイクルより小さくかつゼロより大きい時間遅れた第2のタイミング信号に基づいて、前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第2の同期シンボル検出信号を生成する第2の同期シンボル検出処理を施し、
前記第1または第2の同期シンボル検出信号が生成されると、前記基準シンボルが検出された方の前記タイミング信号を選択することを特徴とする。
【0029】
12の発明は、第11の発明において、前記選択された同期シンボル検出信号に基づいて、フレーム同期を確立し、
前記クロック信号の位相と前記第1のタイミング信号の位相を比較して、位相誤差信号を生成し、
前記選択された同期シンボル検出信号に基づいて、前記位相誤差信号を保持する保持処理を施し、
前記保持処理の結果を平滑化することを特徴とする。
【0030】
13の発明は、第11の発明において、前記第1の同期シンボル検出処理は、
前記第1のタイミング信号に基づいて、前記OFDM信号をサンプリングして第1のデジタル信号を生成する第1のサンプリング処理を施し、
前記第1のデジタル信号に基づいて前記第1の同期シンボル検出信号を生成する第1の同期信号検出処理を施し、
前記第2の同期シンボル検出処理は、
前記第1のタイミング信号を前記クロック信号の1サイクルより小さくかつゼロより大きい時間遅延させて前記第2のデジタル信号を生成する第2のサンプリング処理を施し、
前記第2のタイミング信号に基づいて前記OFDM信号をサンプリングして、前記第2のデジタル信号を生成する第2のサンプリング処理を施し、
前記第2のデジタル信号に基づいて前記基準シンボルを検出して、前記第2の同期検出信号を生成する第2の同期信号検出処理を施すことを特徴とする。
【0031】
14の発明は、第11の発明において、前記基準シンボルは特定の疑似ランダム系列をASK変調したシンボルであることを特徴とする。
【0032】
15の発明は、第11の発明において、前記基準シンボルは特定の疑似ランダム系列をPSK変調したシンボルであることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る実施の形態を図1、図2、図3、図4、図5、及び図6を参照して説明する。図3に、本発明におけるOFDM信号Saのフレーム構成を示す。各データフレームDFの先頭にフレーム同期用の同期シンボルである基準シンボルRSが付加されている。なお同期シンボルRSはクロック成分の抽出が比較的容易に行える信号を選択すればよい。例えば特定のPN系列をASK変調あるいはPSK変調した信号等を用いることができる。
【0036】
図1に示すように、OFDM受信装置は、第1のサンプリング器101、第2のサンプリング器102、第1の基準シンボル検出器103、第2の基準シンボル検出器104、判定器105、フレーム同期検出器106、遅延器107、タイミング信号発生器108、ループフィルタ109、サンプルホールド器110、クロック信号再生器111、位相比較器112、チューナ113、直交検波器114、アナログ・デジタル変換器115、フーリエ変換器116、データ復調器117および搬送波再生器118を有している。
【0037】
チューナ113は、外部に設けられた受信機(図示せず)に接続されて、OFDM発信装置(図示せず)から送信されたOFDM信号Saを受信する。チューナ113は、受信OFDM信号Sa(以降OFDM信号と略称す)を伝送路の周波数帯域から中間周波数帯域に変換する。但し、変換後も、データフレーム構造に変わりは無い。
【0038】
直交検波器114は、チューナ113に接続されて中間周波数帯域のOFDM信号Saの入力を得る。直交検波器114は、入力されたOFDM信号SaをベースバンドOFDM信号に変換し、実数部Iと虚数部Qとを取り出す。
【0039】
アナログ・デジタル変換器115は、直交検波器114に接続されて、ベースバンドOFDM信号の実数部Iと虚数部Qの入力を得る。アナログ・デジタル変換器115は、同実数部I及び虚数部QをそれぞれデジタルデータSa(I)及びSa(Q)に変換する。
【0040】
フーリエ変換器116は、アナログ・デジタル変換器115に接続されて、ベースバンドOFDM信号のデジタルデータSa(I)及びSa(Q)の入力を得て、各シンボル毎に高速フーリエ変換を施す。このようにして、OFDM信号は周波数軸上で各デジタル変調波の実数部Sa(I)及び虚数部Sa(Q)に分離される。
【0041】
データ復調器117はフーリエ変換器116に接続されて、デジタル変調波の実数部Sa(I)と虚数部Sa(Q)の双方の入力を得て、原データSOを再生する。さらに、再生された原データSOは、受信局内に設けられた更なる処理設備(図示せず)に出力される。
【0042】
第1のサンプリング器101は、チューナ113及びタイミング信号発生器108に接続されて、それぞれOFDM信号Saと第一のタイミング信号Sck1の入力を得る。サンプリング器101は、第一のタイミング信号Sck1の立ち上がりエッジで中間周波数の信号Saをサンプリングして、第1のデジタル信号Sg1に変換する。
【0043】
第1の基準シンボル検出器103では、OFDM信号Saの基準シンボルRSの波形データが予め格納されていると共に、第1のサンプリング器101に接続されてデジタル信号Sg1の入力を得る。第1の基準シンボル検出器103は、第1のデジタル信号Sg1と予め格納された基準シンボルRSを比較して、該格納された基準シンボルRSが第1のデジタル信号Sg1と重なり合う時間あるいは期間を検出する。そして、デジタル信号Sg1が格納された基準シンボルRSと一致する時には、第1の基準シンボル検出器103は第1の同期シンボル検出信号Srs1を生成する。
このようにして、第2のサンプリング器102及び第2の基準シンボル検出器104は、それぞれ第1のサンプリング器101及び第2の基準シンボル検出器104と同様に設けられている。第2のサンプリング器102及び第2の基準シンボル検出器104は、それぞれ第1のサンプリング器101及び第1の基準シンボル検出器103と実質的に同じ構造を有している。同様に、第2のサンプリング器102は、チューナ113に接続されてOFDM信号の入力を得ると共に、遅延器107を通してタイミング信号発生器108に接続されている。
【0044】
遅延器107は、第1のタイミング信号Sck1を、1サイクルより短い所定の時間Dt、たとえば半サイクルだけ遅延させて、第2のタイミング信号Sckを生成する。第2のサンプリング器102は、第2のタイミング信号Sckの立ち上がりエッジのタイミングで信号Saをサンプリングして、第2のデジタルデータSg2に変換する。第2の基準シンボル検出器104は、予め格納されている基準シンボルRSと第2のデジタルデータSg2とを比較して両者の重なりを検出して、同様に、第2の同期シンボル検出信号Srs2を生成する。
【0045】
このようにして、第2のサンプリング器102、第2の基準シンボル検出器104、及び遅延器107は、第1のタイミング信号Sck1のタイミングより遅延したタイミングで基準シンボルを検出しようとする同期シンボル検出器SSDを構成している。第1の基準シンボル検出器103及び第2の基準シンボル検出器104は、たとえば相関器や比較器を用いて実現できる。この場合、基準シンボル検出器103(104)は、相関器における基準シンボルRS及びデジタル信号Sg1(Sg2)との差異である相関値を得ると共に、その得られた値を所定の閾値と比較する。閾値を越えている場合には、基準シンボルRSが検出されていると認識して、同期シンボル検出信号Srs1(Srs2)を出力する。
【0046】
判定器105は、第1及び第2の基準シンボル検出器103及び104に接続されて、それぞれより、第1及び第2の同期シンボル検出信号Srs1及びSrs2の入力を得る。判定器105は、同期シンボルRSが検出されているかどうかを判定して、同期シンボル検出信号を出力する。タイミング信号発生器108から出力される第1のタイミング信号Sck1は、受信信号Sa(Sa‘)にビット同期しておらず、サンプリングタイミング(Sck)の位相も受信信号(Sa)によって刻々と変化する。受信信号Saが識別点でサンプリングされるとき、受信信号Saを正しくビット変換できる。しかしながら、サンプリングタイミングが変化して、受信信号Saが変化点でサンプリングされる場合には、誤ったビットに変換される。
【0047】
この場合変換されたデジタルデータSgには誤りが含まれており、このデジタルデータからは同期シンボルRSを検出できなかったり、誤って検出する恐れがある。しかし、第1のタイミング信号Sck1によってデータの変化点で受信信号をサンプリングするような場合でも、半周期分遅らせた第2のタイミング信号Sckではデータの識別点でサンプリングすることになり、受信信号を正しくデジタルデータSg2に変換することができる。
【0048】
図4を参照して、上述の状態について説明する。同図において受信信号Saは、タイミング信号Sck1及びSc2の立ち上がりエッジでサンプリングされるものとする。この場合、デジタルデータSaから基準シンボルRSを正しく検出して、第2のタイミング信号Sck2によってサンプリングできる。つまり、第1及び第2のタイミング信号Sck1及びSck2の少なくとも一つは、受信信号Saを識別点IPでサンプリングして、デジタルデータSg1或いはSg2に変換できる。
【0049】
図1に戻って、判定器105は第1および第2の同期シンボル検出信号Srs1及びSrs2のうち少なくとも一方が入力されれば、同期シンボルRSが検出されたと判定する。そして、同期シンボルが検出できた方のタイミング信号Sck1或いはSck2のタイミングに同期して同期検出信号Sjを出力する。フレーム同期検出器106は判定器105に接続されて同期検出信号Sjの入力を得て、フレーム同期を確立する。このようにして確立されたフレーム同期に基づいて、フレーム同期検出器106はシンボルタイミング信号SsTを生成して、フーリエ変換器116に出力する。なお、サンプリング器101及び102は、アナログ・デジタル変換器やラッチ回路で実現することができる。
【0050】
また第1のタイミング信号Sck1に対し、第2のタイミング信号Sck2を半周期分遅らせる場合には、遅延器107は極性を反転させる反転回路を用いて実現することができる。
【0051】
クロック信号再生器111はチューナ113に接続されて、受信OFDM信号Saの入力を得る。クロック信号再生器111は、受信信号Saからクロック成分を抽出し、OFDM変調器(図示せず)がOFDM信号Saを変調した際の基準としたクロック信号Sbを再生する。なおクロック信号再生器111は、例えば、受信信号Sa(Sa')のエッジ成分を抽出する微分回路と波形整形回路等で実現することができる。
【0052】
位相比較器112は、クロック信号再生器111及びタイミング信号発生器108に接続されて、それぞれ、再生されたクロック信号Sbとタイミング信号Sck1の入力を得る。位相比較器112は、再生クロックSbと第1のタイミング信号Sck1との位相を比較しその誤差を位相誤差信号Scとして出力する。
【0053】
サンプルホールド器110は、判定器105及び位相比較器112に接続されて、それぞれ、同期検出信号Sj及び位相誤差信号Scの入力を得る。サンプルホールド器110は、同期検出信号Sjに基づいて、位相誤差信号Scをサンプリングし、その値をホールドする。同期シンボルRSの期間は、位相誤差信号Scをタイミング信号発生器108にフィードバックするため、そのまま出力する。同期シンボル期間以外の期間に切り替わるタイミングで位相誤差信号Scの最終値をサンプリングし、つぎの同期シンボル期間までその値をホールドする。
【0054】
図5を参照して、上述の状態について説明する。同図において、縦軸は位相誤差Ephを示し、横軸は時間を示している。サンプルホールド器110は、同期シンボルRSの期間P(A)、時刻t1〜t2、では入力される位相誤差信号Scをそのまま出力する。これは同期シンボルRSの再生クロック信号Sbとサンプリングタイミング信号Sck1の位相比較を行い、比較結果Scをタイミング信号発生器108へフィードバックし、PLLを動作させるためである。なお、PLLは、タイミング信号発生器108、ループフィルタ109、サンプルホールド器110、クロック信号再生器111、及び位相比較器112によって構成されている。
【0055】
サンプルホールド器110は、同期シンボルRSの終了タイミングT(B)で位相誤差信号Scの値Ephをサンプリングし、次の同期シンボルRSが検出されるまでの期間P(C)、時刻t2〜t3、その値をホールドする。これにより同期シンボルRS以外の受信信号Saの再生クロック信号Sbとの位相誤差をフィードバックすることを防ぐ。結果、同期シンボルRS以外の受信信号Saからクロック成分を抽出するのが困難な場合でも、誤った位相誤差がフィードバックされない。
【0056】
次の同期シンボル期間P(D)、時刻t3〜t4では、サンプルホールド器110は入力される位相誤差信号Scをそのままサンプルホールド信号Sdとしてループフィルタ109を経てタイミング信号発生器108に出力する。そうして、期間P(A)と同様に、PLL(108、109、110、111、及び112)を動作させる。つまり、先の同期(基準)シンボル期間P(A)である程度ロック範囲に近づいた位相誤差Ephを、後続の同期(基準)シンボル期間P(D)で更にロック範囲に近づけることができる。図5に例示した各同期シンボル期間P(A)、P(B)、及びP(C)のいずれかの内にロック範囲に引き込めなくても、これを繰り返すことで、位相誤差Ephをロック範囲に引き込み安定的に同期を確立できる。
【0057】
サンプルホールド器110からの出力信号Scは、平滑化のためのループフィルタ109を介してタイミング信号発生器108に対する制御信号Seとして、タイミング信号発生器108にフィードバックすることにより、PLLを構成し、受信信号Sa(Sa')と位相同期したタイミング信号Sck1が得られ、ビット同期を確立することができる。なおタイミング信号発生器108は、VCO回路と分周回路等で実現することができる。
【0058】
図6に、受信OFDM信号Sa、再生クロック信号Sb、位相誤差信号Sc、サンプルホールド信号Sd、及びタイミング信号発生用制御信号Seの波形を時間軸上に同期して示す。時刻t10〜t11、時刻t11〜t12、及び時刻t12〜t13のそれぞれは、同期シンボル期間P(A)、データシンボル期間P(C)、及び同期シンボル期間P(D)に相当する。
【0059】
図6に例示されるように、OFDM信号Saには、その情報シンボルDSの波形はノイズと識別し難い波形を有しているので、周波数成分の抽出し易い波形を有する基準シンボルRSが挿入されている。その結果、生成したタイミング信号Sck1と再生したクロック信号Sbとを比較することによって、時刻t10〜t11及びt12〜t13の同期期間において、典型的なパターンの波形を有し、時刻t11〜t12のデータ期間ではランダムな波形を有する位相誤差信号Scが得られる。
【0060】
サンプルホールド信号Sdは、時刻t10〜t11及びt12〜t13の同期期間における位相誤差信号Scと同じ波形を有し、データシンボル期間における同期シンボルの最終(時刻t11及び時刻t13)値PHを有する。このようにして、データシンボル期間におけるランダムパターンの位相誤差値Ephは、PLLにフィードバックされない。
【0061】
制御信号Seは、タイミング信号Sck1を生成するために、同期期間において位相比較にのみ用いられる。データシンボル期間では、位相比較は有効ではないので、その間は位相誤差が保存される。
【0062】
図2を参照して、図1に示した同期シンボル検出器SSDの変形例について説明する。図1では、同期シンボル検出器SSDが一つだけ設けられた例が示されているが、図2においては、所定数n(nは整数)個の同期シンボル検出器SSD1〜SSDnを平行して設けられている。これら所定数の同期シンボル検出器SSD1〜SSDnは、図2に典型的に示されているように、それぞれ図1に示した同期シンボル検出器SSDと実質的に同一の部材によって構成されている。遅延器107−1〜107−nのそれぞれは、タイミング信号発生器108に接続されて、タイミング信号Sck1をそれぞれ異なる遅延時間Dtだけ遅延させて、第2〜第n+1のタイミング信号Sck2〜Sckn+1を生成する。
【0063】
つまり、遅延器107−m+1(mは1より大きく、かつnより小さい整数)の遅延時間は、選考する遅延器107−mのそれより大きい。なお、遅延器107−1〜107−nの各間の遅延時間Dtは、好ましくは1/nサイクルである。しかしながら、この遅延時間間隔は必ずしも一定の割合で増加させる必要は無い。結果、第2〜第(n+1)のデジタル信号Sg2〜Sgn+1がそれぞれ検出器SSD1〜SSDn内で生成されて、更に第2〜第(n+1)の同期シンボル検出信号Srs2〜Srsn+1が出力される。信号Srs2〜Srsn+1のそれぞれの間隔は非常に短いので、判定器105は正しい同期シンボルを迅速に判定できる。
【0064】
更に、本発明に係るOFDM受信装置を構成する全部材はコンピュータプログラムのようなソフトウェアや、電気回路のようなハードウェアによって実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態におけるOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したOFDM受信装置に用いられる同期シンボル検出器の変形例を示すブロック図である。
【図3】図1に示してOFDM受信装置によって、処理されるOFDM信号のフレーム構造の説明図である。
【図4】本発明における受信OFDM信号とサンプリングタイミングの関係の説明図である。
【図5】図1に示すOFDM受信装置に用いられるサンプルホールド装置の動作の説明図である。
【図6】図1に示すOFDM受信装置で観察される各種信号を示す図である。
【図7】OFDM信号の構成を示す図である。
【図8】従来のOFDM伝送システムで用いられるOFDM信号のフレーム構造を示す図である。
【符号の説明】
101 第1のサンプリング器
102 第2のサンプリング器
103 第1の基準シンボル検出器
104 基準シンボル検出器
105 判定器
106 フレーム同期検出器
107 遅延器
108 タイミング信号発生器
109 ループフィルタ
110 サンプルホールド器
111 クロック信号再生器
112 位相比較器
113 チューナ
114 直交検波器
115 アナログ・デジタル変換器
116 フーリエ変換器
117 データ復調器
118 搬送波再生器
SSD 同期シンボル検出器

Claims (15)

  1. 複数のデータシンボル中に、基準シンボルがクロック信号に基づいて所定間隔で挿入されたOFDM信号の受信装置であって、
    制御信号に基づき、第1のタイミング信号を発生するタイミング信号発生手段と、
    前記第1のタイミング信号に基づき前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第1の同期シンボル検出信号を生成する第1の同期シンボル検出手段と、
    前記第1のタイミング信号より前記クロック信号の1サイクルより小さくかつゼロより大きい時間遅れた第2のタイミング信号に基づいて、前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第2の同期シンボル検出信号を生成する第2の同期シンボル検出手段と、
    前記第1または第2の同期シンボル検出信号が生成されると、前記基準シンボルが検出された方の前記タイミング信号を選択する判定手段とを備えるOFDM信号受信装置。
  2. 前記選択された同期シンボル検出信号に基づいて、フレーム同期を確立する同期検出手段と、
    前記クロック信号の位相と前記第1のタイミング信号の位相を比較して、位相誤差信号を生成する位相検出手段と、
    前記選択された同期シンボル検出信号に基づいて、前記位相誤差信号を保持する保持手段と、
    前記保持手段からの出力信号を平滑化するループフィルタ手段とを、更に備える請求項1に記載のOFDM信号受信装置。
  3. 前記第1の同期シンボル検出手段は、
    前記第1のタイミング信号に基づいて、前記OFDM信号をサンプリングして第1のデジタル信号を生成する第1のサンプリング手段と、
    前記第1のデジタル信号に基づいて前記第1の同期シンボル検出信号を生成する第1の同期信号検出手段を備え、
    前記第2の同期シンボル検出手段は、
    前記第1のタイミング信号を前記クロック信号の1サイクルより小さくかつゼロより大きい時間遅延させて前記第2のタイミング信号を生成する遅延手段と、
    前記第2のタイミング信号に基づいて前記OFDM信号をサンプリングして、前記第2のデジタル信号を生成する第2のサンプリング手段と、
    前記第2のデジタル信号に基づいて前記基準シンボルを検出して、前記第2の同期検出信号を生成する第2の同期信号検出手段を備える請求項1に記載のOFDM信号受信装置。
  4. 前記基準シンボルは特定の擬似ランダム系列をASK変調したシンボルである請求項1に記載のOFDM信号受信装置。
  5. 前記基準シンボルは特定の擬似ランダム系列をPSK変調したシンボルである請求項1に記載のOFDM信号受信装置。
  6. 前記第1及び第2のサンプリング手段の少なくとも一つはアナログ・デジタル変換器である請求項3に記載のOFDM信号受信装置。
  7. 前記第1及び第2のサンプリング手段の少なくとも一つはラッチ回路で構成される請求項1に記載のフレームOFDM信号受信装置。
  8. 前記遅延手段は、前記第1のタイミング信号の極性を反転させる反転回路で構成される請求項3に記載のOFDM信号受信装置。
  9. 複数のデータシンボル中に、基準シンボルがクロック信号に基づいて所定間隔で挿入されたOFDM信号の受信装置であって、
    前記OFDM信号を受信し中間周波数帯域の信号に変換するチューナと、
    前記チューナの出力を直交検波しベースバンドのOFDM信号に変換する直交検波手段と、
    前記直交検波手段の出力をデジタル変換するアナログ・デジタル変換手段と、
    前記アナログ・デジタル変換手段の出力をフーリエ変換するフーリエ変換手段と、
    前記フーリエ変換手段の出力からデータを再生するデータ復調手段と、
    制御信号に基づき、第1のタイミング信号を発生する第1のタイミング発生手段と、
    前記第1のタイミング信号に基づき前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第1の同期シンボル検出信号を生成する第1の同期シンボル検出手段と、
    前記第1のタイミング信号より前記クロック信号の1サイクルより小さくかつゼロより大きい時間遅れた第2のタイミング信号に基づいて、前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第2の同期シンボル検出信号を生成する第2の同期シンボル検出手段と、
    前記第1または第2の同期シンボル検出信号が生成されると、前記基準シンボルが検出された方の前記タイミング信号を選択する判定手段と、
    前記判定手段の出力に基づき、フレーム同期を確立するフレーム同期検出手段とを備え、
    前記フーリエ変換手段は、前記フレーム同期検出手段の出力に基づき、フーリエ変換を施すOFDM信号受信装置。
  10. 前記OFDM信号受信装置はさらに、
    前記クロック信号の位相と前記第1のタイミング信号の位相を比較して、位相誤差信号を生成する位相検出手段と、
    前記判定手段の出力に基づいて、前記位相誤差信号を保持する保持手段と、
    前記保持手段からの出力を平滑化し、前記制御信号として前記第1タイミング発生手段へ出力するループフィルタ手段とを備える請求項に記載のOFDM信号受信装置。
  11. 複数のデータシンボル中に、基準シンボルがクロック信号に基づいて所定間隔で挿入されたOFDM信号の受信方法であって、
    制御信号に基づき、第1のタイミング信号を発生し、
    前記第1のタイミング信号に基づき前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第1の同期シンボル検出信号を生成する第1の同期シンボル検出処理を施し、
    前記第1のタイミング信号より前記クロック信号の1サイクルより小さくかつゼロより大きい時間遅れた第2のタイミング信号に基づいて、前記OFDM信号中の前記基準シンボル検出を行い、前記基準シンボルが検出された場合に第2の同期シンボル検出信号を生成する第2の同期シンボル検出処理を施し、
    前記第1または第2の同期シンボル検出信号が生成されると、前記基準シンボルが検出された方の前記タイミング信号を選択するOFDM信号受信方法。
  12. 前記選択された同期シンボル検出信号に基づいて、フレーム同期を確立し、
    前記クロック信号の位相と前記第1のタイミング信号の位相を比較して、位相誤差信号を生成し、
    前記選択された同期シンボル検出信号に基づいて、前記位相誤差信号を保持する保持処理を施し、
    前記保持処理の結果を平滑化する請求項11に記載のOFDM信号受信方法。
  13. 前記第1の同期シンボル検出処理は、
    前記第1のタイミング信号に基づいて、前記OFDM信号をサンプリングして第1のデジタル信号を生成する第1のサンプリング処理を施し、
    前記第1のデジタル信号に基づいて前記第1の同期シンボル検出信号を生成する第1の同期信号検出処理を施し、
    前記第2の同期シンボル検出処理は、
    前記第1のタイミング信号を前記クロック信号の1サイクルより小さくかつゼロより大きい時間遅延させて前記第2のタイミング信号を生成する遅延処理を施し、
    前記第2のタイミング信号に基づいて前記OFDM信号をサンプリングして、前記第2のデジタル信号を生成する第2のサンプリング処理を施し、
    前記第2のデジタル信号に基づいて前記基準シンボルを検出して、前記第2の同期検出信号を生成する第2の同期信号検出処理を施す請求項11に記載のOFDM信号受信方法。
  14. 前記基準シンボルは特定の疑似ランダム系列をASK変調したシンボルである請求項11に記載のOFDM信号受信方法。
  15. 前記基準シンボルは特定の疑似ランダム系列をPSK変調したシンボルである請求項11に記載のOFDM信号受信方法。
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