JP3916741B2 - 窓枠体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の外壁部に設けられた窓開口の内側に嵌め込まれる窓枠体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
窓枠体は、図19に示されるように、建築物の壁部に設けられた窓開口の内側に嵌め込まれて、建築物の外壁側の端部にサッシュ枠等を嵌め込むのに使用される建築部材である。従来の窓枠体F’としては図20に示されるものがあり、この窓枠体F’は、一対の縦枠材Aと一対の横枠材Bとを方形(四角形)枠状に組んで4隅をビスSを介して固定したものである。このビスSを使用した各枠材A,Bの組付作業は、各枠材A,Bの位置決めを正しく行った状態で、複数のビスSをねじ込む必要があって、この位置決めが難しいために、面倒でしかも時間を要する作業であった。
【0003】
また、各枠材A,Bは、例えば、塩化ビニール等の樹脂で成形されて、各枠材A,Bの本体板1,2の幅方向の一端部にはそれぞれフランジ板3,4が全長に亘って設けられているものがある。このフランジ板3,4は、窓開口の周縁を装飾すると共に各枠材A,B自体を壁面に固定するための部分である。このため、一対の縦枠材Aと一対の横枠材Bとを使用して窓枠体F’を形成するには、本体板1,2の部分が方形枠状に形成される必要があると同時に、組込状態において室内側に配置されるフランジ板3,4の部分も方形枠状に形成される必要がある。このため、図20において2点鎖線で示されるように、各縦枠材Aの本体板1の上下端部を所定長(横枠材Bのフランジ板4の幅に対応する長さ)だけ予め切り欠いておくことが必要であり、窓枠体の形成のための工数が多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の窓枠体の上記した不具合に鑑み、施工現場において窓枠体の組付作業の際に、各枠材の正確な位置決めを行う必要が無くて迅速に仮組付けが出来、且つ各枠材の端末同士をビスを用いて連結して組付けができる窓枠体の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、一対の板状の縦枠材と、一対の板状の横枠材と、これら縦横の各枠材の隣接する端末同士をの連結部材で連結して四角形の枠状に組むことができる窓枠体であって、前記連結の棒状の連結材本体には、互いに直交する2方向に向けて夫々突出する複数の差込み片が前記本体部の長手方向で所定の間隔で突設されていると共に、前記長手方向で前記差込み片と干渉しない位置において前記各枠材の端末と連結部材とを連結するためのビス用の複数の挿通孔が互いに直交する2方向に向けて夫々設けられていて、前記縦横の各枠材の前記端末には、前記連結部材の前記差込み片に対応する位置に複数の差込孔と、前記ビス用の挿通孔に対応する位置に複数のビス下孔が前記各部材の幅方向において夫々設けられていて前記連結部材の複数の差込片を前記枠材の端末の複数の夫々の差込孔に差し込んで前記枠材と前記連結部材を仮組みした状態で、ビスを前記ビス用の挿通孔を通して前記ビス下孔にねじ込んで、前記縦横の各枠材の端末同士を前記連結部材を介して連結して四角形の枠状に組むことができることを、その特徴としている。
【0006】
一対の縦枠材と一対の横枠材とを方形枠状に配置すると共に、相隣接する縦横の各枠材の端部に連結材をそれぞれ配置して、該連結材に互いに直交する2方向に向けて突設された各差込み片を、相隣接する縦横の各枠材の端面に設けられた差込み孔に差し込むと、互いに直交して相隣接する縦横の各枠材が連結材を介して連結されて、一対の縦枠材と一対の横枠材とは、4本の連結材を介して方形枠状に組み付けられる。
【0007】
具体的な組み付けの場合には、連結材に互いに直交する2方向に向けて突設された差込み片のうち一方の各差込み片を、互いに連結する縦横の枠材のいずれか一方の枠材の端面に設けられた差込み孔に差し込んで、該一方の枠材と連結材とを仮組みしておいて、該一方の枠材と該連結材とをビスを介して固定する。その後に、連結材に突設された他方の差込み片を他方の枠材の端面の差込み孔に差し込んで、該他方の枠材と連結材とを仮組みしておいて、該他方の枠材と該連結材とをビスを介して固定する。これにより、互いに直交して相隣接する縦横の各枠材は、連結材と複数のビスを介して一体に連結される。この作業を各連結部毎に順次繰り返すと、一対の縦枠材と一対の横枠材とは、4の連結材と複数のビスを介して方形枠状となって一体に連結されて、所定の窓枠体が得られる。このように、連結材の差込み片を枠材の差込み孔に差し込むことで枠材と連結材とが位置合わせされビスで固定される。枠材がフランジ板を有する場合でも枠材のフランジ板を部分的に切り欠く必要もなくなるので、窓枠体を迅速に組み付けできる。
【0008】
連結材に突設される差込み片に、差込み片の差込み方向と直交する方向の両端部に弾性舌片を設けておくと、縦横の各枠材の差込み孔に差込み片が差し込まれたとき前記弾性舌片が前記差込み孔における枠材の板厚方向に沿った内壁面に弾接するので、枠材連結材との仮組強度が高まってビスによる枠材と連結材との固定作業が容易となる。また、差込み片の面に、差込み片の差込み方向に沿った固定突条を設けておくと、上記と同様差込んだとき、前記固定突条が、差込み孔における枠材の板厚方向に対して垂直な内壁面に押圧されるので、この場合においても、枠材と連結材との仮組強度が高められる。
【0009】
また、各枠材がフランジ板を有する場合には、前記連結材本体の長手方向の一端部に方形(四角形)状の連結ピースを一体に設けておくと、縦横の各枠材を方形枠状の窓枠体に組むとき各コーナー部における各フランジ板の欠落により生じる方形(四角形)欠落部に前記連結ピースが充てがわれ、縦横の各枠材を連結材を介して方形枠状の窓枠体に組み付けるとき、各枠材の各フランジ板により形成される方形枠体は、コーナー部に欠落部のないものとなる。
【0010】
更に、連結材を構成する連結材本体の長手方向の一端部に、縦横の各枠材を方形枠状に組んだ状態において相隣接する縦横の各枠材の各外側面と、各枠材の前端部に設けられた各フランジ板の背面とにそれぞれ当接される横断面L字形の各当板体を互いに直交する2方向に向けて一体に設けておくと、連結材を介して連結されている縦横の各枠材が開く方向に変形するのを防止できると同時に、各枠材のフランジ板が本体板の側に変形されるのを防止できる。この場合に、当板体におけるフランジ板の背面に当接する側の当板の端面が、枠材のフランジ板の背面に長手方向に設けられたシーリング空間形成用の突条に当接させると、連結材を介して連結されている縦横の各枠材の形成角度が小さくなる方向に変形(各枠材が開く方向の変形と逆方向に変形)るのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。なお、以下の各実施例において示される縦横の各枠材A,Bを用いる基本的な構成は、「従来の技術」の項目で説明したものと同一である。図1は、本発明に係る窓枠体Fの分解斜視図であり、図2は、連結材J1 の一方側の差込み片Caを縦枠材Aの差込み孔21aに差し込む前の状態を示す部分斜視図であり、図3は、同じく差し込んだ状態の部分斜視図であり、図4は、連結材J1 の他方側の差込み片Cbを横枠材Bの差込み孔21bに差し込む前の状態を示す部分斜視図であり、図5は、同じく差し込んだ状態の部分斜視図であり、図6は、相隣接する縦横の各枠材A,Bが連結材J1 とビスSとを介して一体に連結された状態の部分斜視図である。
【0012】
最初に、図2を参照にして縦枠材Aと横枠材Bとを連結するための連結材J1,J2 について説明する。図1に示されているように、一対の縦枠材Aと一対の横枠材Bとを方形(四角形)枠状に組み付けるには、2ずつの計4の連結材J1,J2 が必要である。各連結材J1,J2 には、後述する連結ピース17が設けられている。窓枠体Fの対角線方向に沿ったコーナー位置の各連結材J1 , 1 (又はJ2 , 2 )は、互いに同一構成となっているが、相隣接する連結材J1,J2 どうしは、連材本体11に設けられた連結ピース17の取付位置が異なるのみで、他の部分の構成は同一である。従って、以下の説明では、一方の連結材J1 についてのみ行う。なお、連結材J1,J2 の各部分、及び縦横の各枠材A,Bの各部分において、構造は同一であるが縦枠材A及び横枠材Bのそれぞれに対応する部分は、同一符号にそれぞれ添字「a」,「b」を付して区別する。
【0013】
連結材J1 は、図2に斜視図で示されているように、縦横の各枠材A,Bの本体板1,2の幅に対応した長さの四角棒状の連結材本体11を有しており、該連結材本体11の相隣接する2面に、それぞれ複数(実施例では、夫々3個)の差込み片Ca,Cb が所定間隔をおいて突設ている。残りの相隣接する2面に、複数(実施例では、夫々4個)の座ぐり孔12a,12b が長手方向に所定間隔をおいてそれぞれ設けられ、各座ぐり孔12a,12b の底面に、それぞれビス挿通孔13a,13bが設けられている(図9及び図10参照)。連結材本体11の相隣接する2面に設けられた差込み片Ca,Cb は、連結材本体11の長手方向に沿って同一位置から互いに直交する2方向に沿って突出して設けられている。また、連結材本体11の残りの相隣接する2面に設けられた各ビス挿通孔13a,13bは、長手方向に沿って前記差込み片Ca,Cb と干渉しない位置に設けられ、各ビス挿通孔13a,13bのそれぞれのピッチは互いに同一であって、相隣接するビス挿通孔13a と同13bは、互いに近接して設けられている。
【0014】
各差込み片Ca,Cb は同一構成であって、本体板部14の差込み方向に沿って中央部から基端に至る部分は、残りの部分よりも幅が狭い狭幅部となっていて、当該狭幅部の両側部に弾性舌片15がそれぞれ設けられ、該狭幅部の幅方向の両端部には、一対の固定突条16が差込み方向に沿って設けられている。また、連結材本体11の長手方向の一端部には、方形状の連結ピース17が、該連結材本体11に対して直角に一体に設けられている。この連結ピース17は、縦横の各枠材A,Bを方形枠状の窓枠体に組んだときに、各枠材A,Bの前端部に本体板1,2に対して直交して設けられた各フランジ板3,4の欠落によって生じる各コーナー部の方形欠落部にてがわれる図2及び図15に示されているように、材本体11の長手方向の一端部に連結ピース17が一体に設けられている。また、図2及び図15に示されるように、連結材本体11の長手方向の一端部には、縦横の各枠材A,Bを方形枠状の窓枠体に組んだときに、相隣接する各枠材A,Bの外側面と、各枠材A,Bの前端部に設けられた各フランジ板3,4の背面とにそれぞれ当接される横断面L字形の各当板体Ta,Tb が前記各差込み片Ca,Cb と同一方向に沿ってそれぞれ設けられている。
【0015】
また、図2及び図4に示されているように、縦横の各枠材A,Bの本体板1,2の連結部の各端面には、連結材J1 の各差込み片Ca,Cb が挿入される複数の差込み孔(21 a, 21a…と21 b, 21b…)が夫々設けられている各差込み孔(21 a, 21a…と21 b, 21b…)の間には、連結材J1 のビス挿通孔(13 a, 13a…と13 b, 13b…)に対応する位置にビス下孔(22 a, 22a…と22 b, 22b…)夫々設けられている。また、各枠材A,Bのフランジ板3,4の背面側には、シーリング空間形成用の突条23a,23b が長手方向に沿って設けられている。
【0016】
そして、上記連結材J1,J2 を使用して一対の縦枠材Aと一対の横枠材Bとを連結して窓枠体Fを形成するには、以下のようにして行う。図1において左側の縦枠材Aと上側の横枠材Bとを連結材J1 を介して一体に連結するには、まず、図2及び図3に示されるように、連結材J1 に設けられた一方の差込み片Caを縦枠材Aの端面に設けられた差込み孔21aに挿入する。これにより、図12に示されるように、差込み片Caに設けられた一対の弾性舌片15が、差込み孔21aにおける縦枠材Aの板厚方向に沿った両内壁面24aに弾接する。また、図11及び図13に示されるように、差込み片Caに設けられた一対の固定突条16が、差込み孔21aにおける縦枠材Aの板厚方向に対して垂直な内壁面25aを押圧して僅かに変形させる。これらの各作用によって、縦枠材Aと連結材J1 との仮組強度が高められる。このようにして、縦枠材Aと連結材J1 とが仮組みされた状態において、連結材J1 のビス挿通孔13aに挿通された各ビスSを、縦枠材Aのビス下孔22aにねじ込んで(図9参照)、縦枠材Aと連結材J1 とを一体に連結する。上記のように、縦枠材Aと連結材J1 とが強固に仮組みされているので、ビスSによる固定作業が容易となる。
【0017】
次に、図4及び図5に示されるように、連結材J1 に設けられた他方の差込み片Cbを横枠材Bの端面に設けられた差込み孔21bに挿入して、上記と同様にして、横枠材Bと連結材J1 とが強固に仮組みされた状態において、連結材J1 のビス挿通孔13bに挿通された各ビスSを、横枠材Bのビス下孔22bにねじ込んで(図10参照)、横枠材Bと連結材J1 とを一体に連結する。これにより、図6に示されるように、縦枠材Aと横枠材Bとは、連結材J1 複数のビスSを介して一体に連結される。引き続いて、残りの3つの各連結部においても同に連材J1 (又はJ2 )を用いて相隣接する縦横の各枠材A,Bを一体に連結すると、図7に示されるように、一対の縦枠材Aと一対の横枠材Bとが、4本の連結材J1,J2 複数のビスSを介して一体に連結された方形枠状の窓枠体Fが得られる。
【0018】
また、一対の縦枠材Aと一対の横枠材Bとを方形枠状に組むときに各コーナー部において各フランジ板3,4の欠落により方形状の欠落部が発生するが、連結材J1,J2 の一端部に連結ピース17が設けられているので組み付けと同時に、前記方形欠落部にてがわれる。従って図6及び図7に示されるように、各枠材A,Bのフランジ板3,4により形成される方形枠状の窓枠はコーナー部に欠落のないものとなる。また、図6及び図15に示されるように、連結材J1,J2 の一端部に設けられた横断面L字形の各当板体Ta,Tb の第1当板26a,26b 及び第2当板27a,27b が、縦横の各枠材A,Bの本体板1,2の外側面、及びフランジ板3,4の背面にそれぞれ当接するために、縦横の各枠材A,Bが開く方向に変形されるのが防止されるとに、フランジ板3,4が本体板1,2の側に変形されるのも防止される(図16参照)。更に、前記第2当板27a,27b の端面が、縦横の各枠材A,Bのフランジ板3,4の背面に設けられた突条23a,23bに当接するために、連結材J1,J2 を介して連結されている縦横の各枠材A,Bの交差角度が小さくなる方向に各枠材A,Bが変位するも併せて防止できる。
【0019】
また、図7に示されるように、建築物の外壁部を構成するパネル材Pには、方形状をした窓開口31が設けられている。そして、図7及び図8に示されるようにして、方形枠状に組み付けられた窓枠体Fを前記窓開口31に嵌め込んで、各枠材A,Bのフランジ板3,4をビスSを介して前記パネル材Pに固定すると、窓枠体Fの全体がパネル材Pに固定される。これにより、図17に示されるように、各枠材A,Bの各フランジ板3,4の背面に設けられた突条23a,23b は、前記パネル材Pに当接して、各フランジ板3,4と前記パネル材Pとの間にシーリング空間が形成され、該空間にシーリング剤32を充填したり、各フランジ板3,4の前面の凹部に、ビスSを隠蔽するためのカバー類33を取付けたりすると、外壁部に対する窓枠体Fの取付けのための施工が完了する。
【0020】
また、上記実施例の各連結材J1,J2 に設けられた差込み片Ca,Cbの両側面に弾性舌片15が設けられていて、縦横の各枠材A,Bの差込み孔21a,21b に差し込まれるときに差込み孔21a,21bの内壁面24a,24bに弾接するために、各枠材A,Bと連結材J1,J2 との仮組強度が高まる利点があるが、この差込み片の本来的な機能は、各枠材の差込み孔に差し込んで、相隣接する縦横の各枠材A,Bを仮組みできれば足りる。従って、例えば、図18に示されるように、弾性舌片が無い一枚板状の差込み片C'a(C'b) であっても十分である。更に、連結材本体11に設けられる差込み片の数は、縦横の板状の各枠材A,Bの幅との関係において相対的に定められるものである。
【0021】
また、上記実施例の縦横の各枠材A,Bは、樹脂製のものであるが、アルミニウム等の金属材で成形されることもあり、このような場合には、各枠材A,Bの差込み孔21a(21b)に前記差込み片Ca,Cb を差し込んだ状態においては、図14に示されるように、各枠材A,Bは変形されないで、固定突条16が押し潰された状態となって、差込み孔21a(21b)の内壁面25a(25b)に弾接する。
【0022】
【0023】
【発明の効果】
本発明に係る窓枠体は、相隣接する縦横の各枠材を連結するための連結材を構成する棒状の連結材本体に、互いに直交する2方向に向けて複数の差込み片がそれぞれ突設されていると共に、前記縦横の各枠材の端面に、前記連結材の差込み片が差し込まれる差込み孔が設けられ、前記連結材に互いに直交する2方向に向けて突設された各差込み片が、相隣接する縦横の各枠材の端面の差込み孔にそれぞれ差し込まれて、方形枠状に配置された縦横の各枠材の端部の連結部が、前記連結とビスを介して連結されるので、連結材の差込み片を枠材の差込み孔に差し込むことで、互いに連結すべき縦横の各枠材の正確な位置決めが容易に行われる。従って、施工現場において、各枠材を迅速に組み付けできる。
【0024】
また、連結材を構成する連結材本体の一端部に方形状の連結ピースを設けておくと、縦横の各枠材を方形枠状に組み付けるとき各コーナー部において各枠材の各フランジ板の欠落により生じる欠落部に連結ピースが充てがわれるので、別体の連結ピースを格別に必要としない
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る窓枠体Fの分解斜視図である。
【図2】 連結材J1 の一方側の差込み片Caを縦枠材Aの差込み孔21aに差し込む前の状態を示す部分斜視図である。
【図3】 同じく差し込んだ状態の部分斜視図である。
【図4】 連結材J1 の他方側の差込み片Cbを横枠材Bの差込み孔21bに差し込む前の状態を示す部分斜視図である。
【図5】 同じく差し込んだ状態の部分斜視図である。
【図6】 相隣接する縦横の各枠材A,Bが連結材J1 とビスSとを介して一体に連結された状態の部分斜視図である。
【図7】 方形枠状に組み付けられた窓枠体Fを窓開口31に嵌め込む前の状態の斜視図である。
【図8】 同じく嵌め込んだ状態の斜視図である。
【図9】 縦枠材Aと連結材J1 とが複数のビスSを介して一体化された状態の断面図である。
【図10】 横枠材Bと連結材J1 とが複数のビスSを介して一体化された状態の断面図である。
【図11】 縦横の各枠材A,Bの差込み片Ca,Cb の部分の連結断面図である。
【図12】 連結材J1 の差込み片Ca,Cb が各枠材A,Bの差込み孔21a,21b に差し込まれた状態の平面断面図である。
【図13】 同様の状態の横断面図である。
【図14】 縦横の各枠材A,Bが金属で構成されている場合における図13に相当する図である。
【図15】 縦横の各枠材A,Bが連結材J1 を介して連結された状態における当板体Ta,Tb の部分の断面図である。
【図16】 縦横の各枠材A,Bが連結材J1 を介して連結された状態における各枠材A,Bのフランジ板3,4の部分の横断面図である。
【図17】 図8のX−X線拡大断面図である。
【図18】 連結材J1 に設けられる異なる差込み片C'a(C'b) を示す斜視図である。
【図19】 窓開口に窓枠体Fが嵌め込まれた状態の斜視図である。
【図20】 従来の窓枠体F’の斜視図である。
【符号の説明】
A:縦枠材
B:横枠材
Ca,Cb :差込み片
F:窓枠体
1,J2 :連結
S:ビス
Ta,Tb :当板体
3,4:枠材のフランジ板
11:連結材本体
13a,13b :ビス挿通孔
15:弾性舌片
16:固定突条
17:連結ピース
21a,21b :枠材の差込み孔
23a,23b :枠材のフランジ板の背面の突条
24a,24b :差込み孔における枠材の板厚方向の内壁面

Claims (15)

  1. 一対の板状の縦枠材と、一対の板状の横枠材と、これら縦横の各枠材の隣接する端末同士をの連結部材で連結して四角形の枠状に組むことができる窓枠体であって、
    前記連結の棒状の連結材本体には、互いに直交する2方向に向けて夫々突出する複数の差込み片が前記本体部の長手方向で所定の間隔で突設されていると共に、前記長手方向で前記差込み片と干渉しない位置において前記各枠材の端末と連結部材とを連結するためのビス用の複数の挿通孔が互いに直交する2方向に向けて夫々設けられていて
    前記縦横の各枠材の前記端末には、前記連結部材の前記差込み片に対応する位置に複数の差込孔と、前記ビス用の挿通孔に対応する位置に複数のビス下孔が前記各枠材の幅方向において夫々設けられていて
    前記連結部材の複数の差込片を前記枠材の端末の複数の夫々の差込孔に差し込んで前記枠材と前記連結部材を仮組みした状態で、ビスを前記ビス用の挿通孔を通して前記ビス下孔にねじ込んで、前記縦横の各枠材の端末同士を前記連結部材を介して連結して四角形の枠状に組むことができることを特徴とする窓枠体。
  2. 前記差込み片差込み方向と直交する方向の両端部に弾性舌片が設けられていて、前記枠材の差込み孔に前記差込み片が差し込まれたとき
    前記弾性舌片は、前記差込み孔における前記枠材の板厚方向に沿った内壁面に弾接することを特徴とする請求項1に記載の窓枠体。
  3. 前記差込み片の板面には前記差込み片の差込み方向に沿っ固定突条が設けられていて、前記枠材の差込み孔に前記差込み片が差し込まれたとき
    前記固定突条は、前記差込み孔における前記枠材の板厚方向と直交する内壁面押圧することを特徴とする請求項1又は2に記載の窓枠体。
  4. 前記直交する2方向のビス用の挿通孔は前記本体部の長手方向で互いに異なる位置に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の窓枠体。
  5. 縦横の各枠材は共に、前記枠材の室内側に配置される側縁に沿って枠材の外側に向けて突出するフランジ板が一体に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の窓枠体。
  6. 前記連結本体の長手方向の一端部には四角形状の連結ピースが前記本体部と一体に設けられ、縦横の各枠材を四角形の枠状に組んだときに前記各枠材の前記フランジ板により枠体の各コーナー部に生じる四角形欠落部が前記連結ピースで充てがわれることを特徴とする請求項に記載の窓枠体。
  7. 前記連結の本の長手方向の一端部には互いに直交する2方向に向けて突出する横断面L字形の当板体が一体に設けられ、縦横の各枠材を四角形の枠状に組んだとき、前記当板体のL字形の一辺が、縦横の各枠材の外側面と、他の一辺がフランジ板の背面とにそれぞれ当接されることを特徴とする請求項に記載の窓枠体。
  8. 前記フランジ板の背面に当接する側の当板の端面は、前記枠材の前記フランジ板の背面に長手方向に設けられた突に当てがわれることを特徴とする請求項に記載の窓枠体。
  9. 2方向のビス挿通孔は前記本体部の長手方向で前記差込み片とは異なる位置に形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の窓枠体。
  10. ビス用の複数の挿通孔は、前記本体部の長手方向で隣り合うビス挿通孔同士が互いに直交する方向を向くように形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の窓枠体。
  11. 夫々のビス用の挿通孔は、ビスを差し込む側に座ぐり部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の窓枠体。
  12. 縦横の各枠材は合成樹脂から形成されていることを特徴とする請求 項1ないし11のいずれかに記載の窓枠体。
  13. 前記四角形の窓枠体の対角線上に配置される2個の連結部材は互いに同一形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の窓枠体。
  14. 前記複数の差込み片は、前記本体部の長手方向で同一位置から互いに直交する方向に向けて夫々突設されていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の窓枠体。
  15. 前記フランジ板の背面には長手方向に沿って突条が形成されていて窓枠体がパネル材に取り付けられたとき、前記突条がパネル材に当接して、前記フランジ板の背面と前記パネル材との間に空間が形成され、前記空間がシーリング剤で充填可能となっていることを特徴とする請求項5ないし14のいずれかに記載の窓枠体。
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