JP3916530B2 - 衛星放送受信用コンバータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに直交する2種類の直線偏波信号を受信する衛星放送受信用コンバータに係り、特に、いずれか一方の直線偏波の検出用プローブが回路基板にパターン形成されている衛星放送受信用コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図9はこの種の衛星放送受信用コンバータの従来例を示す断面図であり、同図に示すように、この衛星放送受信用コンバータは、アルミダイカスト等の良導電性の金属材料からなる導波管100と、コンバータ回路等が形成された回路基板101と、有底形状の蓋体102等を具備している。
【0003】
導波管100の一端側には図示せぬホーン部が一体形成されており、他端側は図示下方に開口して開口部100aを形成している。また、導波管100の内部には開口部100aに対向する傾斜面100bが形成されており、この傾斜面100bは導波管100の管軸に対して略45度の角度で交差している。さらに、導波管100の内部にはインピーダンス変換部100cが形成されており、このインピーダンス変換部100cは傾斜面100bに向かって次第に開口面積が小さくなるように階段状に形成されている。回路基板101は導波管100の外壁面に重ねられており、この回路基板101には導波管100の開口部100aに対向する切欠孔101aが形成されると共に、切欠孔101aの中心に向かって延びる突片101bが形成されている。蓋体102は回路基板101の切欠孔101aと突片101bを覆っており、複数本のネジ103を用いて導波管100に固定されている。
【0004】
また、導波管100の内部にピン部材からなる第1のプローブ104と第1の短絡端末105とが挿入されており、この第1のプローブ104は回路基板101に形成された前記コンバータ回路の入力部に半田付けされている。第1の短絡端末105は導波管100内を進行する第1の直線偏波(例えば垂直偏波)を反射して第1のプローブ104に検出させるもので、この第1の短絡端末105は第1のプローブ104から電波の進行方向に約1/4波長離れた位置に設定されている。一方、回路基板の突片101bには第2のプローブ106がパターン形成されており、この第2のプローブ106は前記コンバータ回路の入力部に接続されている。前述した蓋体102の内底面は導波管100内を進行する第2の直線偏波(例えば水平偏波)を反射して第2のプローブ106に検出させる第2の短絡端末107となっており、この第2の短絡端末107は第2のプローブ106から電波の進行方向に約1/4波長離れた位置に設定されている。
【0005】
このように構成された衛星放送受信用コンバータでは、衛星から送信された電波が前記ホーン部から進入して互いに直交する第1の直線偏波および第2の直線偏波として導波管100内を進行すると、第1の直線偏波は第1の短絡端末105で反射されて第1のプローブ104に検出される。また、第2の直線偏波はインピーダンス変換部10cを通過して傾斜面10bで方向変換された後、蓋体12の第2の短絡端末107で反射されて第2のプローブ106に検出される。なお、これら第1および第2のプローブ104,106で検出された直交2偏波信号は、回路基板101に形成された前記コンバータ回路でIF周波数信号に周波数変換された後、図示せぬ出力端子を介して出力されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の衛星放送受信用コンバータにおいては、導波管100の内部に第2の直線偏波のみを通過させる階段状のインピーダンス変換部100cが形成されているため、第2の直線偏波の電界が第1の短絡端末105や傾斜面100bの影響で若干乱れても第2のプローブ106とのマッチングをとることができ、インピーダンス変換部100cによって第2のプローブ106の給電効率を高めることができる。しかしながら、このようなインピーダンス変換部100cを導波管100の内部に形成しなければならないため、導波管100が管軸方向に長くなって小型化しにくいという問題があり、また、導波管100の全体形状が複雑になって製造コストを上昇させるという問題があった。
【0007】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、小型化および低コスト化に好適な衛星放送受信用コンバータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の衛星放送受信用コンバータでは、管内の後端部側に傾斜面と後部開口端を有し、管内に進入した電波が互いに直交する第1の直線偏波および第2の直線偏波として前記傾斜面に向かって進行する導波管と、この導波管の管内に突出するように配設された第1のプローブと、前記第1の直線偏波を反射して前記第1のプローブに検出させる第1の短絡端末と、前記導波管の管軸と平行になるように前記後部開口端に配設された回路基板と、この回路基板にパターン形成されて前記導波管の管内に突出する第2のプローブと、前記回路基板を介して前記後部開口端に対向配置された有底形状の蓋体と、この蓋体の内底面に設けられ、前記傾斜面で方向変換された前記第2の直線偏波を反射して前記第2のプローブに検出させる第2の短絡端末とを備え、前記回路基板に前記第2のプローブの突出方向と略直交する方向へ延びる接地導体をパターン形成し、この接地導体を前記導波管の管内に臨出させると共に、前記蓋体を前記第1の短絡端末によって前記導波管に固定させる構成とした。
【0009】
このように構成された衛星放送受信用コンバータにおいては、導波管の管内に臨出する接地導体が容量成分となり、この接地導体をマッチングパターンとしてパターニング調整することによって第2のプローブの給電効率を高めることができるため、導波管の内部に複雑形状のインピーダンス変換部を設ける必要がなくなり、その分、導波管を単純形状にできると共に管軸方向に短くすることができると共に、内底面に第2の短絡端末が設けられた蓋体を第1の短絡端末によって導波管に固定したため、第1の短絡端末を蓋体の固定手段として兼用することができる。
【0010】
上記の構成において、蓋体に第1の短絡端末を一体形成し、この第1の短絡端末を回路基板と導波管の管内を貫通して該導波管の外壁面に半田付けすれば、組立作業を簡略化できて好ましい。
【0011】
また、上記の構成において、前記接地導体は回路基板の少なくとも片面にパターン形成されていれば良いが、接地導体を回路基板の表裏両面にパターン形成し、これら接地導体同士をスルーホールを介して接続することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は第1の実施形態例に係る衛星放送受信用コンバータの平面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は該衛星放送受信用コンバータに備えられる導波管の斜視図、図4は該導波管を図3と反対側から見た斜視図、図5は該衛星放送受信用コンバータに備えられる回路基板の平面図、図6は該回路基板の背面図、図7は該衛星放送受信用コンバータに備えられる蓋体の斜視図である。
【0013】
本実施形態例に係る衛星放送受信用コンバータは、一端側に傾斜面1aを有する角形筒状の導波管1と、コンバータ回路等が形成された回路基板2と、有底形状の蓋体3等を具備している。
【0014】
導波管1は金属板を折り曲げ加工したものからなり、この導波管1の傾斜面1aと反対側の端面は正方形の前部開口端1bとなっている。この前部開口端1bには図示せぬ誘電体フィーダが取り付けられるようになっており、衛星から送信された電波はこの誘電体フィーダから導波管1内に導かれた後、互いに直交する第1の直線偏波および第2の直線偏波として傾斜面1aに向かって進行する。なお、前記誘電体フィーダに90度移相部を設ければ、衛星から送信された円偏波を直線偏波に変換して導波管1の内部に導くことができる。図3と図4に示すように、導波管1の一側面には長方形状の開口1cが形成されており、この開口1cに対向する導波管1の他側面には孔1dが形成されている。また、開口1cの周縁には複数の脚片1eと複数の折曲片1fおよび1つの係止片1gが形成されており、各折曲片1fは開口1cから外側に向けて折り曲げられているが、係止片1gは開口1cに向けて内側に折り曲げられている。傾斜面1aは導波管1の管軸に対して略45度の角度で交差しており、導波管1の前部開口端1b側から進入した電波は傾斜面1aで直角に折り返されて開口1cの方向へと進行する。
【0015】
図5と図6に示すように、回路基板2には長方形状の切欠孔2aと複数の係止孔2bおよび位置決め孔2cと1つの貫通孔2dおよび透孔2eがそれぞれ形成されており、切欠孔2aの長辺側には中心に向かって延びる突片2fが形成されている。この回路基板2の表面には内側接地導体4と外側接地導体5がパターン形成されており、内側接地導体4のうち、切欠孔2aの相対向する長辺側に沿って延びる部分は後述するマッチングパターン4aとして機能する。一方、回路基板2の裏面には図示せぬコンバータ回路の回路素子が実装されており、このコンバータ回路の入力部に接続された第2のプローブ6が突片2f上にパターン形成されている。また、回路基板2の裏面にはその外周縁に沿って外側接地導体7がパターン形成されると共に、切欠孔2aを包囲するように内側接地導体8がパターン形成されている。この内側接地導体8のうち、切欠孔2aの相対向する長辺側に沿って延びる部分は後述するマッチングパターン8aとして機能するもので、回路基板2の表裏両面のマッチングパターン4a,8aは多数のスルーホール9を介して導通されている。
【0016】
図7に示すように、蓋体3は金属板を角形筒状に折り曲げ加工したものからなり、この蓋体3の相対向する側面には複数の位置決め突起3aが一体形成されている。また、蓋体3の一側面には帯状に突出する第1の短絡端末10が一体形成されており、蓋体3の内底面は第2の短絡端末11となっている。
【0017】
図1と図2に示すように、導波管1の係止片1gを回路基板2の一側面に係止すると共に、各脚片1eを対応する係止孔2bに挿入した状態で、各折曲片1fを外側接地導体5に半田付けすることにより、導波管1はその開口1cが内側接地導体4に重なるように回路基板2上に載置・固定されている。これにより導波管1の開口1cは切欠孔2aを除く部分が回路基板2で覆われ、この切欠孔2aと重なる開口1cによって導波管1の後部開口端が形成されている。回路基板2の裏面側からピン部材からなる第1のプローブ12が透孔2eを挿通して導波管1の内部に挿入されており、この第1のプローブ12は回路基板2に形成された前記コンバータ回路の入力部に半田付けされている。
【0018】
また、蓋体3の各位置決め突起3aを回路基板2の対応する位置決め孔2cに挿入すると共に、第1の短絡端末10を貫通孔2dから孔1dに挿通して導波管1の外側面に半田付けすることにより、蓋体3は回路基板2の裏面側に固定されている。これにより導波管1の後部開口端と回路基板2の切欠孔2aが蓋体3で覆われ、導波管1の内部で第1の短絡端末10が第1のプローブ12から電波の進行方向に約1/4波長離れた位置に配置されると共に、第2の短絡端末11が第2のプローブ6から電波の進行方向に約1/4波長離れた位置に配置される。この第1の短絡端末10は導波管1内を進行する第1の直線偏波(例えば垂直偏波)を反射して第1のプローブ12に検出させるもので、第2の短絡端末11は第2の直線偏波(例えば水平偏波)を反射して第2のプローブ6に検出させるものである。さらに、回路基板2の裏面側に金属材からなる枠体13が固定されており、この枠体13は回路基板2の裏面の外側接地導体7に半田付けされている。そして、この枠体13の開口をカバー14で覆うことにより、回路基板2の裏面に形成された前記コンバータ回路が電気的にシールドされるようになっている。
【0019】
このように構成された衛星放送受信用コンバータでは、衛星から送信された電波が前部開口端1bに取り付けられた図示せぬ誘電体フィーダから導波管1の内部に進入し、この電波が互いに直交する第1の直線偏波および第2の直線偏波として導波管1内を進行すると、第1の直線偏波は第1の短絡端末10で反射されて第1のプローブ12に検出される。また、第2の直線偏波は導波管1の傾斜面1aで方向変換された後、蓋体3の第2の短絡端末11で反射されて回路基板2上の第2のプローブ6に検出される。ここで、回路基板2の表裏両面には導波管1と蓋体3の内部に臨出する切欠孔2aの外側にマッチングパターン4a,8aが形成されており、これらマッチングパターン4a,8aは第2のプローブ6の突出方向と直交する方向へ延びているため、導波管1と蓋体3の内部に第2のプローブ6のリアクタンス成分とマッチングパターン4a,8aの容量成分ができることになる。したがって、マッチングパターン4a,8aの幅や長さを含むパターン形状を適宜設定することにより、第2の直線偏波の電界が第1の短絡端末10や傾斜面1aの影響で若干乱れても第2のプローブ6とのマッチングをとることができ、第2のプローブ6の給電効率を高めることができる。なお、これら第1および第2のプローブ12,6で検出された直交2偏波信号は、回路基板2に形成された前記コンバータ回路でIF周波数信号に周波数変換された後、図示せぬ出力端子を介して出力されるようになっている。
【0020】
上記した第1の実施形態例に係る衛星放送受信用コンバータにおいては、回路基板2の切欠孔2aの外側に第2のプローブ6の突出方向と直交する方向へ延びるマッチングパターン4a,8aを形成し、これらマッチングパターン4a,8aを導波管1と蓋体3の内部に臨出したので、導波管1の内部に複雑形状のインピーダンス変換部を設けることなく第2のプローブ6の給電効率を高めることができる。したがって、金属板を折り曲げ加工した単純形状の導波管1を使用することができ、その分、導波管1の製造コストを低減化できできると共に、導波管1の寸法を管軸方向に短くして小型化を図ることができる。また、回路基板2の表裏両面にマッチングパターン4a,8aを形成して両者をスルーホール9を介して導通したので、マッチングパターン4a,8aのパターン形状の自由度が広がり、第2の直線偏波と第2のプローブ6とのマッチングを簡単にとることができる。さらに、蓋体3に第1の短絡端末10を一体形成し、この第1の短絡端末10を回路基板2と導波管1の管内を貫通して該導波管1の外壁面に半田付けしたので、第1の短絡端末10を蓋体3の固定手段として兼用することができると共に、組立作業を簡略化することができる。
【0021】
図8は第2の実施形態例に係る衛星放送受信用コンバータの要部断面図であり、図2に対応する部分には同一符号を付してある。
【0022】
本実施形態例に係る衛星放送受信用コンバータが前述した第1の実施形態例と相違する点は、導波管20と蓋体21をいずれもアルミダイカスト等の金属材料で形成すると共に、第1の短絡端末22を蓋体21と別部材で形成したことにあり、それ以外の構成は基本的に同じである。すなわち、導波管20は一端側に前部開口端20aを有し、他端側には後部開口端20bが形成されると共に、内部に後部開口端20bに対向する傾斜面20cが形成されている。回路基板2は第1の実施形態例と同様に構成されており、蓋体21は導波管1の後部開口端20bと回路基板2の切欠孔2aを覆い、第1の短絡端末22とネジ23を用いて導波管20に固定されている。
【0023】
このように構成された第2の実施形態例に係る衛星放送受信用コンバータにおいても、回路基板2の切欠孔2aの外側に第2のプローブ6の突出方向と直交する方向へ延びるマッチングパターン4a,8aを形成し、これらマッチングパターン4a,8aを導波管20と蓋体21の内部に臨出したので、導波管20の内部に複雑形状のインピーダンス変換部を設けることなく第2のプローブ6の給電効率を高めることができ、その分、導波管20を単純形状にしてその製造コストを低減化できると共に、導波管20の寸法を管軸方向に短くして小型化を図ることができる。
【0025】
なお、上記した第1および第2の実施形態例では、回路基板2の表裏両面にマッチングパターン4a,8aを形成した場合について説明したが、いずれか一方のマッチングパターン4a,8aを省略しても良い。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】
管内の後端部側に傾斜面と後部開口端を有し、管内に進入した電波が互いに直交する第1の直線偏波および第2の直線偏波として傾斜面に向かって進行する導波管と、この導波管の管内に突出するように配設された第1のプローブと、第1の直線偏波を反射して第1のプローブに検出させる第1の短絡端末と、導波管の管軸と平行になるように後部開口端に配設された回路基板と、この回路基板にパターン形成されて導波管の管内に突出する第2のプローブと、回路基板を介して後部開口端に対向配置された有底形状の蓋体と、この蓋体の内底面に設けられ、傾斜面で方向変換された第2の直線偏波を反射して第2のプローブに検出させる第2の短絡端末とを備え、回路基板に第2のプローブの突出方向と略直交する方向へ延びる接地導体をパターン形成し、この接地導体を導波管の管内に臨出させると共に、蓋体を第1の短絡端末によって導波管に固定させたので、導波管の管内に臨出する接地導体が容量成分となり、この接地導体をマッチングパターンとしてパターニング調整することによって第2のプローブの給電効率を高めることができ、それ故、導波管の内部に複雑形状のインピーダンス変換部を設ける必要がなくなり、導波管を単純形状にできると共に管軸方向に短くすることができる。また、内底面に第2の短絡端末が設けられた蓋体を第1の短絡端末によって導波管に固定したため、第1の短絡端末を蓋体の固定手段として兼用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例に係る衛星放送受信用コンバータの平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】該衛星放送受信用コンバータに備えられる導波管の斜視図である。
【図4】該導波管を図3と反対側から見た斜視図である。
【図5】該衛星放送受信用コンバータに備えられる回路基板の平面図である。
【図6】該回路基板の背面図である。
【図7】該衛星放送受信用コンバータに備えられる蓋体の斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施形態例に係る衛星放送受信用コンバータの要部断面図である。
【図9】従来例に係る衛星放送受信用コンバータの断面図である。
【符号の説明】
1 導波管
1a 傾斜面
1b 前部開口端
1c 開口
1d 孔
1e 脚片
1f 折曲片
1g 係止片
2 回路基板
2a 切欠孔
2b 係止孔
2c 位置決め孔
2d 貫通孔
2e 透孔
2f 突片
3 蓋体
3a 位置決め突起
4 内側接地導体
4a マッチングパターン
5 外側接地導体
6 第2のプローブ
7 外側接地導体
8 内側接地導体
8a マッチングパターン
9 スルーホール
10 第1の短絡端末
11 第2の短絡端末
12 第1のプローブ
20 導波管
20a 前部開口端
20b 後部開口端
20c 傾斜面
21 蓋体
22 第1の短絡端末
Claims (3)
- 管内の後端部側に傾斜面と後部開口端を有し、管内に進入した電波が互いに直交する第1の直線偏波および第2の直線偏波として前記傾斜面に向かって進行する導波管と、この導波管の管内に突出するように配設された第1のプローブと、前記第1の直線偏波を反射して前記第1のプローブに検出させる第1の短絡端末と、前記導波管の管軸と平行になるように前記後部開口端に配設された回路基板と、この回路基板にパターン形成されて前記導波管の管内に突出する第2のプローブと、前記回路基板を介して前記後部開口端に対向配置された有底形状の蓋体と、この蓋体の内底面に設けられ、前記傾斜面で方向変換された前記第2の直線偏波を反射して前記第2のプローブに検出させる第2の短絡端末とを備え、
前記回路基板に前記第2のプローブの突出方向と略直交する方向へ延びる接地導体をパターン形成し、この接地導体を前記導波管の管内に臨出させると共に、前記蓋体を前記第1の短絡端末によって前記導波管に固定したことを特徴とする衛星放送受信用コンバータ。 - 請求項1の記載において、前記蓋体に前記第1の短絡端末を一体形成し、この第1の短絡端末を前記回路基板と前記導波管の管内を貫通して該導波管の外壁面に半田付けしたことを特徴とする衛星放送受信用コンバータ。
- 請求項1または2の記載において、前記接地導体を前記回路基板の表裏両面にパターン形成すると共に、これら接地導体同士をスルーホールを介して接続したことを特徴とする衛星放送受信用コンバータ。
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