JP2699462B2 - 衛星放送用受信コンバータ - Google Patents
衛星放送用受信コンバータInfo
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- JP2699462B2 JP2699462B2 JP25400388A JP25400388A JP2699462B2 JP 2699462 B2 JP2699462 B2 JP 2699462B2 JP 25400388 A JP25400388 A JP 25400388A JP 25400388 A JP25400388 A JP 25400388A JP 2699462 B2 JP2699462 B2 JP 2699462B2
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- Japan
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- waveguide
- polarization
- receiving converter
- microstrip line
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- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
- Structure Of Receivers (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、円偏波を使用した12GHz帯(11.7〜12.7GH
z)衛星放送用の受信コンバータ(周波数変換装置)に
関するものである。
z)衛星放送用の受信コンバータ(周波数変換装置)に
関するものである。
従来の技術 円偏波マイクロ波信号を放物面反射鏡の焦点に配置し
た一次放射器で受信し、その信号を円偏波−直線偏波変
換部で直線偏波に変換して後、導波管−MSL(マイクロ
ストリップ線路)変換部によりマイクロストリップ線路
による受信コンバータ回路に導びく場合、従来は第5図
に示すような装置が用いられていた。
た一次放射器で受信し、その信号を円偏波−直線偏波変
換部で直線偏波に変換して後、導波管−MSL(マイクロ
ストリップ線路)変換部によりマイクロストリップ線路
による受信コンバータ回路に導びく場合、従来は第5図
に示すような装置が用いられていた。
第5図は、受信コンバータ筐体56の内部に円偏波−直
線偏波変換部51、導波管−MSL変換部52、モード・フィ
ルタ53および交差偏波終端部54を上記順序に配置した構
造を有している。上記交差偏波終端部54は、第6図に示
すように円形導波管61内の交差偏波成分の電界ベクトル
に平行な直径上に配した薄板状電波吸収体63により交差
偏波成分を吸収していた。
線偏波変換部51、導波管−MSL変換部52、モード・フィ
ルタ53および交差偏波終端部54を上記順序に配置した構
造を有している。上記交差偏波終端部54は、第6図に示
すように円形導波管61内の交差偏波成分の電界ベクトル
に平行な直径上に配した薄板状電波吸収体63により交差
偏波成分を吸収していた。
発明が解決しようとする課題 上述のように、従来の交差偏波終端部54は、電波吸収
体63を使用して不要な交差偏波成分を吸収させており、
使用周波数において良好な電波吸収特性を呈するように
材質、形状および寸法を決定するための設計が必要であ
ったし、材料コストもかさむという課題があった。
体63を使用して不要な交差偏波成分を吸収させており、
使用周波数において良好な電波吸収特性を呈するように
材質、形状および寸法を決定するための設計が必要であ
ったし、材料コストもかさむという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、設計
が容易で、材料コストも安価に抑えることのできるコン
バータを提供しようとするものである。
が容易で、材料コストも安価に抑えることのできるコン
バータを提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 上述の課題を解決するため、本発明は電波吸収体を使
用した交差偏波終端部をなくし、モード・フィルタ終端
部に電磁ホーンを付加し、不要な交差偏波成分を受信コ
ンバータ筐体外部へ放射し、受信コンバータ回路に戻る
ことを防止することにより受信コンバータとしての交差
偏波識別度を確保するものである。
用した交差偏波終端部をなくし、モード・フィルタ終端
部に電磁ホーンを付加し、不要な交差偏波成分を受信コ
ンバータ筐体外部へ放射し、受信コンバータ回路に戻る
ことを防止することにより受信コンバータとしての交差
偏波識別度を確保するものである。
作用 かかる本発明の構成によれば、受信コンバータの入力
部から入力された円偏波信号は、円偏波−直線偏波変換
部で直線偏波信号に変換される。変換された直線偏波信
号のうち所望の成分は、導波管−MSL変換部に後置され
るモード・フィルタで反射され、導波管−MSL変換部で
マイクロストリップ線路モードに変換され受信コンバー
タ回路へ導かれる。一方、不要な交差偏波成分は、上記
モード・フィルタを通過し、モード・フィルタの終端部
に付加接続される電磁ホーンにより、上記受信コンバー
タの筐体外部へ放射される。
部から入力された円偏波信号は、円偏波−直線偏波変換
部で直線偏波信号に変換される。変換された直線偏波信
号のうち所望の成分は、導波管−MSL変換部に後置され
るモード・フィルタで反射され、導波管−MSL変換部で
マイクロストリップ線路モードに変換され受信コンバー
タ回路へ導かれる。一方、不要な交差偏波成分は、上記
モード・フィルタを通過し、モード・フィルタの終端部
に付加接続される電磁ホーンにより、上記受信コンバー
タの筐体外部へ放射される。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面に基づいて説
明する。第1図a,bは、本発明の一実施例を示す。本実
施例は、円偏波−直線偏波変換部11、導波管−MSL変換
部12、モード・フィルタ13、電磁ホーン14と、受信コン
バータ回路筐体16内に図のように配置され、導波管−MS
L変換部12に受信コンバータ回路部15が接続されてい
る。筐体16において、電磁ホーン14の放射開口面に相当
する部分19は、電磁ホーン14の放射の妨げとならないよ
うに開口が設けられている。
明する。第1図a,bは、本発明の一実施例を示す。本実
施例は、円偏波−直線偏波変換部11、導波管−MSL変換
部12、モード・フィルタ13、電磁ホーン14と、受信コン
バータ回路筐体16内に図のように配置され、導波管−MS
L変換部12に受信コンバータ回路部15が接続されてい
る。筐体16において、電磁ホーン14の放射開口面に相当
する部分19は、電磁ホーン14の放射の妨げとならないよ
うに開口が設けられている。
円偏波−直線偏波変換部11は、第2図a,bに示したよ
うに直線偏波のTE11モードの電界ベクトルと45゜の角度
をなして円形導波管21の直径上に挿入された電界ベクト
ルが板面に平行なTE11モードと垂直なTE11モードとの位
相差が1/4波長の誘電体位相板22によって構成され、こ
れによって受信された円偏波信号が直線偏波信号に変換
される。変換された直線偏波信号のうち所望の成分23
は、第3図に示したような導波管−MSL変換部12によっ
て円形導波管TE11モードからマイクロストリップ線路モ
ードに変換され、受信コンバータ回路15へ導かれて、低
雑音増幅と周波数変換が施され、出力コネクタ18から出
力される。
うに直線偏波のTE11モードの電界ベクトルと45゜の角度
をなして円形導波管21の直径上に挿入された電界ベクト
ルが板面に平行なTE11モードと垂直なTE11モードとの位
相差が1/4波長の誘電体位相板22によって構成され、こ
れによって受信された円偏波信号が直線偏波信号に変換
される。変換された直線偏波信号のうち所望の成分23
は、第3図に示したような導波管−MSL変換部12によっ
て円形導波管TE11モードからマイクロストリップ線路モ
ードに変換され、受信コンバータ回路15へ導かれて、低
雑音増幅と周波数変換が施され、出力コネクタ18から出
力される。
一方、円偏波−直線偏波変換部11で変換された直線偏
波信号のうち不要な偏波成分である交差偏波成分24は、
モード・フィルタ13を透過し、モード・フィルタ終端部
に付加接続された電磁ホーン14により、受信コンバータ
筐体16外部へ放射され、受信コンバータ筐体16内へ戻っ
て受信コンバータの交差偏波識別度を劣化させることは
ない。
波信号のうち不要な偏波成分である交差偏波成分24は、
モード・フィルタ13を透過し、モード・フィルタ終端部
に付加接続された電磁ホーン14により、受信コンバータ
筐体16外部へ放射され、受信コンバータ筐体16内へ戻っ
て受信コンバータの交差偏波識別度を劣化させることは
ない。
モード・フィルタ13としては、第4図のような線格子
状の金属薄板が用いられ、電界ベクトルが線格子と平行
な所望の偏波成分23は、上記金属薄板で反射されて、導
波管−MSL変換で変換され、電界ベクトルが線格子と垂
直な交差偏波成分24は透過し、モード・フィルタ13に付
加接続された電磁ホーン14へ導かれる。
状の金属薄板が用いられ、電界ベクトルが線格子と平行
な所望の偏波成分23は、上記金属薄板で反射されて、導
波管−MSL変換で変換され、電界ベクトルが線格子と垂
直な交差偏波成分24は透過し、モード・フィルタ13に付
加接続された電磁ホーン14へ導かれる。
なお、第3図に、導波管−MSL変換部12の構造を示
す。受信コンバータ回路15と電磁気的に結合される導波
管プローブ32は、所望の偏波成分の電界ベクトル23と平
行で、不要な交差偏波成分の電界ベクトル24と垂直な関
係にある。
す。受信コンバータ回路15と電磁気的に結合される導波
管プローブ32は、所望の偏波成分の電界ベクトル23と平
行で、不要な交差偏波成分の電界ベクトル24と垂直な関
係にある。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、上述のように、交差
偏波成分を電磁ホーンで受信コンバータ筐体外の自由空
間に放射してしまうので、従来用いられていた交差偏波
吸収体が不必要になり、設計の容易さ、材料コストの低
減等の工業的価値大なるものがある。
偏波成分を電磁ホーンで受信コンバータ筐体外の自由空
間に放射してしまうので、従来用いられていた交差偏波
吸収体が不必要になり、設計の容易さ、材料コストの低
減等の工業的価値大なるものがある。
第1図a,bは、本発明の一実施例における衛星放送用受
信コンバータの正面図,側面図、第2図(a),(b)
は、同コンバータに使用される円偏波−直線偏波変換部
の正面図および側面図、第3図は、同コンバータに使用
される導波管−MSL変換部の正面図、第4図(a),
(b)は、同コンバータに使用されるモード・フィルタ
の正面図および側面図、第5図は、従来例における衛星
放送受信コンバータの正面図、第6図(a),(b)
は、同コンバータに使用される交差偏波終端部の正面図
および側面図である。 11……円偏波−直線偏波変換部、12……導波管−MSL変
換部、13……モード・フィルタ、14……電磁ホーン、15
……受信コンバータ回路。
信コンバータの正面図,側面図、第2図(a),(b)
は、同コンバータに使用される円偏波−直線偏波変換部
の正面図および側面図、第3図は、同コンバータに使用
される導波管−MSL変換部の正面図、第4図(a),
(b)は、同コンバータに使用されるモード・フィルタ
の正面図および側面図、第5図は、従来例における衛星
放送受信コンバータの正面図、第6図(a),(b)
は、同コンバータに使用される交差偏波終端部の正面図
および側面図である。 11……円偏波−直線偏波変換部、12……導波管−MSL変
換部、13……モード・フィルタ、14……電磁ホーン、15
……受信コンバータ回路。
Claims (1)
- 【請求項1】円形導波管により形成された円偏波−直線
偏波変換部を前記受信コンバータ筐体内部で導波管−マ
イクロストリップ線路変換部に前置し、かつ上記導波管
−マイクロストリップ線路変換部に、この導波管−マイ
クロストリップ線路変換部で変換される直線偏波成分と
直交する交差偏波成分を透過させるモード・フィルタを
後置し、上記交差偏波成分を上記モード・フィルタ終端
部から上記受信コンバータ筐体外部へ放射させる電磁ホ
ーンを付加したことを特徴とする衛星放送用受信コンバ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25400388A JP2699462B2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | 衛星放送用受信コンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25400388A JP2699462B2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | 衛星放送用受信コンバータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02100523A JPH02100523A (ja) | 1990-04-12 |
JP2699462B2 true JP2699462B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=17258910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25400388A Expired - Lifetime JP2699462B2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | 衛星放送用受信コンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2699462B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04115601A (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 衛星放送受信コンバータ |
KR100781896B1 (ko) * | 2006-04-26 | 2007-12-03 | 서수철 | 쌍 지게형 절첩식 휴대용 독서대 |
-
1988
- 1988-10-07 JP JP25400388A patent/JP2699462B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02100523A (ja) | 1990-04-12 |
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