JP3916143B2 - 成形機のトグル式型締装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、固定盤と可動盤とに取付けた金型の開閉及び型締を、圧受盤と可動盤との間に設けたトグル機構により行う成形機のトグル式型締装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
通常のトグル式型締装置は、固定盤と可動盤との対向面に突設した受片に、リンクピンにより接続したトグルリンクの端部を軸支して、トグル機構を両盤にわたり取り付け、そのトグルリンクを受圧盤中央に設けたトグル駆動装置により、折畳み又は伸長して可動盤を固定盤に対し進退移動している。
【0003】
固定盤と可動盤に分割して取り付けた金型の型締は、トグルの伸長による型閉後の伸長力によりタイバーを伸ばし、タイバー反力を型締力として金型に付与している。このため受圧盤にも型締力と同等の力が作用することになる。また型締力はタイバーの伸び量によって決定されるので、受圧盤が伸長力により変形すると、その変形分だけタイバーを伸長することができず、設定された型締力を発生することができなくなる。このようなことから受圧盤は厚肉に形成されて剛性が付与されている。
【0004】
受圧盤を厚肉に形成すると、その分だけ型締装置が長くなり、固定盤と受圧盤とにわたり設けたタイバーも長くなる。またタイバーの伸び量は長さに比例するので、トグル機構も作動ストロークが長いものが必要となり、これらのことからトグル式型締装置では必然的に大型となる傾向にある。
【0005】
この発明は、上記トグル式型締装置の課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、受圧盤に対するトグルリンクの軸支手段を変えるだけで、作動ストロークをそのままに受圧盤と可動盤との距離を短縮して、型締装置をコンパクトに構成することができる新たな成形機のトグル式型締装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの発明は、固定盤と圧受盤とをタイバーにより連結し、その圧受盤の中央に駆動装置を設置して、該受圧盤とタイバーに挿通した可動盤とにわたり設けたトグル機構により、固定盤と可動盤とに取付けた金型の開閉及び型締を行う型締装置において、上記受圧盤のトグル駆動装置が位置する中央部を、クロスヘッドと共にリンクピンを収容する内向きの凹所に形成するとともに、凹所の開口内両側に割り溝を設け、その割り溝にトグル機構の短い方のリンクの端部を挿入し、その端部をトグル縮小時に凹所のリンクピンと一緒にリンクが受圧盤内に没入するように受圧盤に軸支して、受圧盤と可動盤の盤間距離を短く構成してなる、というものである。
【0007】
またこの発明の上記トグル駆動装置は、上記凹所の中央に軸受部材により回転自在に支持して設けたねじ軸と、そのねじ軸と螺合したナット部材内装のクロスヘッドとからなり、そのねじ軸の駆動源を電動モータとしてなるというものである。
【0008】
さらに上記トグル駆動装置は、上記受圧盤の中央外側に設置した油圧シリンダと、その油圧シリンダから上記凹所の中央に伸縮自在に挿入したピストンロッドと、そのピストンロッドの先端に取付けたクロスヘッドとからなるというものでもある。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下この発明を竪型成形機のトグル式型締装置について詳説する。
図1〜図3は、駆動源に電動サーボモータを採用したトグル機構の1実施形態を示すものである。
【0010】
図中1は固定盤、2は受圧盤で、両盤は四隅部をタイバー3により連結して、固定盤側を下側に機台上に設置してある。4はタイバー3に挿通して両盤間に設けた可動盤で、その可動盤4と固定盤1の対向面に金型5が分割して取り付けてある。
【0011】
上記受圧盤2の中央部は、後記するクロスヘッドとリンクピンとを収容できる内向きの深い凹所6に形成してある。この凹所6の開口内の両側にはリンク挿入用の複数の並行な割り溝7が設けてあり、その割り溝7と直角な軸孔8が受圧盤2に穿設してある。また凹所6の上部中央には軸受部材9が嵌装してある。
【0012】
10はダブルトグル機構(以下トグル機構という)で、上記軸受部材9により凹所6の中央に回転自在に支持して設けたボールねじ軸11(以下ねじ軸という)と、そのボールねじ軸11と螺合したナット部材内装のクロスヘッド12とからなる駆動装置13と、作動リンク14と共にリンクピン15により接続した長さが異なるトグルリンク(以下リンクという)16,17とからなる。
【0013】
このリンク16,17のうち、長いリンク16は端部を上記可動盤4に突設した受片18に支軸19により軸支して可動盤側に、短いリンク17は端部を上記割り溝7に挿入し、支軸20により軸支して受圧盤内にそれぞれ連結してある。また作動リンク14はクロスヘッド12の側部に突設した耳片にピン21により回動自在に連結され、その作動リンク14がクロスヘッド12と共に移動して、リンクピン15によるリンク16,17の接続部位を引張り又は押し戻し、トグル機構10を伸縮する。
【0014】
上記トグル駆動装置13は、受圧盤2の側部に取り付けた電動サーボモータ22を駆動源とし、ねじ軸外端のプーリー23と、電動サーボモータ側のプーリー24とに巻回したタイミングベルト25によりねじ軸11が回転する。これによりクロスヘッド12が内部のナット部材と共にねじ軸11を上下移動し、クロスヘッド12の上昇時に作動リンク14はリンクピン15を引っ張ってリンク16,17を折畳み、可動盤4を上昇して金型5の型開を行う。また降下時にはリンクピン15を元に押し戻して伸長し、可動盤4を降下して金型5の型閉じを行い、さらなる伸長により型締が行われる。
【0015】
図4に示す実施形態は、トグル機構10の駆動を油圧により行う場合を例示するものであつて、図1に示す駆動源を電動モータ22とする実施形態とは、トグル駆動装置13が異なるだけで、トグル機構10は同一構成からなる。したがつて、トグル機構10については符号を付して説明は省略する。
【0016】
この実施形態では、図1に示す凹所6の軸受部材9を受座26に替え、その受座26に油圧シリンダ27を設置している。受座26は中央に貫通孔を有し、その貫通孔を通してピストンロッド28を凹所6に位置させ、その先端に上記クロスヘッド12をピン連結して、ピストンロッド28の伸縮によりクロスヘッド12を上下移動するように構成している。
【0017】
上記実施形態の何れにおいても、上記受圧盤2のトグル駆動装置13が位置する中央部を、クロスヘッド12と共にリンクピン15を収容する内向きの凹所6に形成し、その凹所6の開口内両側に設けた割り溝7に、短いリンク17の端部を挿入して支軸20により回動自在に連結していることから、リンク17の支軸部が受圧盤2の内部となり、これによりリンク相互の折畳みが受圧盤内まで行われるようになって、リンク17は全体が受圧盤内に没入し、受圧盤2と可動盤4との間の作動スペースから除かれる。
【0018】
このため作動ストロークが、従来の受圧盤に突設した受片に、リンクを軸支したトグル機構と同一でも、受圧盤内に没入したリンク17の幅分だけ可動盤4が受圧盤側に接近するようになる。また受圧盤2の内部にリンク端部を挿入して軸支したので、その挿入分だけ受圧盤2と可動盤4の盤間距離を短く設定することができる。この結果、剛性付与のために受圧盤2の盤厚が厚く設定されるトグル式型締装置でも、型締装置の長さ短縮が図られて、全体をコンパクトに構成することが可能となる。特に竪型成形機では型締装置の高さを低く設計することができる。
【0019】
なお、上記実施形態は、型締装置を機台上に竪に設置した竪型成形機について説明したものであるが、通常のごとく機台上に横に設置しても、構成及び作用効果に変わるところがないので、この発明は横型成形機のトグル式型締装置としても採用し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる成形機のトグル式型締装置の型開時の要部縦断面図である。
【図2】 同上のリンク連結部位の縦断側面図である。
【図3】 型閉時の要部縦断面図である。
【図4】 この発明の他の実施形態の型閉時の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定盤
2 受圧盤
3 タイバー
4 可動盤
5 金型
6 凹所
7 割り溝
9 軸受部材
10 トグル機構
11 ねじ軸
12 クロスヘッド
13 トグル駆動装置
14 作動リンク
15 リンクピン
16,17 リンク
20 支軸
22 電動サーボモータ
26 受座
27 油圧シリンダ
28 ピストンロッド

Claims (3)

  1. 固定盤と圧受盤とをタイバーにより連結し、その圧受盤の中央に駆動装置を設置して、該受圧盤とタイバーに挿通した可動盤とにわたり設けたトグル機構により、固定盤と可動盤とに取付けた金型の開閉及び型締を行う型締装置において、
    上記受圧盤のトグル駆動装置が位置する中央部を、クロスヘッドと共にリンクピンを収容する内向きの凹所に形成するとともに、凹所の開口内両側に割り溝を設け、その割り溝にトグル機構の短い方のリンクの端部を挿入し、その端部をトグル縮小時に凹所のリンクピンと一緒にリンクが受圧盤内に没入するように受圧盤に軸支して、受圧盤と可動盤の盤間距離を短く構成してなることを特徴とする成形機のトグル式型締装置。
  2. 上記トグル駆動装置は、上記凹所の中央に軸受部材により回転自在に支持して設けたねじ軸と、そのねじ軸と螺合したナット部材内装のクロスヘッドとからなり、そのねじ軸の駆動源を電動モータとしてなることを特徴とする請求項1記載の成形機のトグル式型締装置。
  3. 上記トグル駆動装置は、上記受圧盤の中央外側に設置した油圧シリンダと、その油圧シリンダから上記凹所の中央に伸縮自在に挿入したピストンロッドと、そのピストンロッドの先端に取付けたクロスヘッドとからなることを特徴とする請求項1記載の成形機のトグル式型締装置。
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