JP3863682B2 - 竪型射出成形機の型締装置 - Google Patents

竪型射出成形機の型締装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は竪型射出成形機のトグルリンク方式の型締装置に関するものである。特にその自重を相殺する機構を備えた型締装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トグル機構を竪に設けた型締装置において、トグル機構の重力に起因する型締制御の困難性を解決するため、ばね部材を用いてトグル機構の重力を相殺しその困難性を排除したものが特開平10−113964号に開示されている(以下公知技術という)。この公知技術について以下、概略説明する。
【0003】
図2で31は機台32の上面に水平に固設した型置盤、33は機台32の内部に型置盤31側を反力として縦に設けたダブルリンクのトグル機構で、上下に伸縮する上下のリンク34,35の下部にピン結合した受圧板36の四隅部に、上記型置盤31を貫通して上下動自在に設けた型締用の牽引シャフト37,37の下端が連結されている。また牽引シャフト37,37の上端には可動盤38が型置盤31に対し水平に連結されている。
【0004】
この可動盤38の上部には、図では省略されているが、先端にノズルを備えた加熱筒を下向きにした射出装置が縦に設置してある。また上記型置盤31と可動盤38との対向面には射出成形用の金型39a,39bが分割して取付けてあり、その金型39は可動盤38の昇降により開閉するようになっている。
【0005】
トグル機構33は枢軸ピン40により作動リンク41と共に回動自在に連結した上部リンク34と下部リンク35とが左右対をなし、上部リンク34の上端部を型置盤31の下部にピン結合し、一対の下部リンク35を受圧板36にピン結合したものからなっている。
【0006】
また、トグル機構33の中央部には、リンク作動部材42に内装したボールナット43と螺合するボールねじ軸44が、受圧板36に嵌合固定した軸受部材41aに回転自在に保持されている。作動部材42と作動リンク41は側部の耳片をピン47により回動自在に連結している。
【0007】
ボールねじ軸44の軸受部材45から下側に突出した軸端には、回転駆動用のプーリー46が取付けてあり、このプーリー46に電動サーボモータ(図示せず)の回転力が駆動用ベルトをもって伝達され、ボールねじ軸44が回転し、その回転により作動部材42が軸方向に移動して枢軸ピン40の部分を引張りまたは押圧して、上部及び下部リンク34と35を上下方向に伸縮する。
【0008】
48は受圧板36の両側に取付けた重力相殺装置で、受圧板36の側面にねじ止めした軸受49と、その軸受49に上下動自在に支持された支持ロッド50と、その支持ロッド50の下端にボルト51により高さ調整自在に取付けた接地部材52と、軸受49とロッド下端のフランジ53との間に配設したコイル状のばね54とからなり、支持ロッド50の上端には抜け止50aが設けてある。
【0009】
接地部材52は、トグル機構33が伸長しきる前に機台底部のフレーム55に接地する高さに調整されており、リンクの伸長により可動盤38が降下して、可動盤側の金型39aが型置盤31側の金型39bの近くまで閉じてくると、フレーム55に接地する。接地によりばね54は荷重を受けて、受圧板36に作用する重力に抵抗する。これによりボールねじ軸44と螺合したリンク作動部材42内のボールナット43に、重力の反力として作用していた上方への力が除かれて、ボールねじ軸44に対する負荷もなくなる。このため負荷によるボールねじ軸44の設定値以外の回転力が除かれて、低圧で金型39aと39bとが接するようになり、型閉完了付近での型締制御も電動サーボモータにより容易に行うことができる。
【0010】
このようなばね54による重力の相殺によって、トグル機構33を縦に設けた場合でも、トグル特有の作動位置による力の拡大率と速度の変化が得られ、また型閉から型締に至る制御も重力に影響を受けずに行い得るので、駆動源に電動サーボモータを採用した場合であっても、型締に際する金型の保護を行うことができるというものである。
【0011】
しかし、この公知技術では下方の受圧板36の下降限の近傍に、ばね54による重力相殺機構を設けているが、型開閉全ストロークでの重力相殺は不可能である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上に述べた公知技術のごとき竪型射出成形機において、型締装置の自重による影響を全ストロークにおいて排除することのできる型締装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明は、トグルリンク機構による型開閉の全ストロークにおいて型締装置の自重に抗してこれを減殺する方向に作用する自重相殺機構を設けた竪型射出成形機の型締装置であって、前記自重相殺機構は下プラテンの下部にピン結合された上リンク又はトグルサポートの上部にピン結合された下リンクにピンを介して一端が結合されたレバーを設け、該レバーの他端を下プラテンとトグルサポートとの間にあって、上プラテンとトグルサポートを連結するタイバーに上下動可能に挿通されたウエイトにピン結合したものであることを特徴とする。
そして、前記レバーの一端が上下のリンクを連結しているピンに連結されていることが望ましい。
また、下プラテンとウエイトとの間にばねを介在させることが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1に基づいて説明する。図1で、1は上プラテン、2は上部プラテン1に支持され、下プラテン3を貫通するタイバーである。4はタイバー2が貫通し、これに案内されて上下動するウエイトである。このウエイト4と下プラテン3との間にはばね5が装着されている。6はトグルサポートで、前記タイバー2の下端に固着されている。トグルリンク機構7は以下の構造となっている。下プラテン3の下部に設けた突出部にピン結合された上リンク8と、トグルサポート6の上部に設けた突出部にピン結合された下リンク9とがピン10で結合されている。そして上リンク8と下リンク9の間には、上リンク8と下リンク9の先端を結合するピン10に一端を結合されたもう一本のレバー11がピン結合されている。レバー11の他端は前記ウエイト4にピン結合されている。
【0015】
下リンク9の中間位置にはクロスヘッド12の端部に結合された作動リンク13がピン結合されている。クロスヘッド12の中間位置にボールねじ軸15の上端が軸受14を介して支持されている。ボールねじ軸15はトグルサポート6に取付けられたボールナット16と螺合し、その下端は基台17上に設けた支持部18で回転自在に設置されたプーリー19に対し、その内部に設けたスプラインと上下摺動可能にスプライン結合されている。
【0016】
20はフレーム21に支持されたサーボモータで、これにより駆動されるプーリー22に巻回されたベルト23を介し、前記内部にスプライン部を設けたプーリー19を駆動する。
【0017】
さて型を閉じるとき、サーボモータ20を駆動し、ベルト23によってボールねじ軸15を回転すると、これと螺合するボールナット16が下降する。するとトグルサポート6が同時に下るので、クロスヘッド12、作動リンク13を介しトグルリンク機構7がピン10を支点にして下方に伸びる。このとき、図1(b)の如く型締装置の可動部の重力により、トグルリンク機構7の下リンク9と上リンク8は伸ばされ(直線状に)ようとする。このときウエイト4がレバー11を介して下リンク9と上リンク8を曲げる方向に作用する。このことは、トグルサポート6を上昇させる方向に働く。その結果、型締装置の重力を相殺する働きをする。また、このときばね5を併用することにより、ばね5がウエイト4の上昇に対し反力として作用するので、その分ウエイト4を小さくすることができ、構成をコンパクト化できる。なお、レバー11の一端をピン10に連結したが、下リンク9又は上リンク8に直接ピン連結してもよい。
【0018】
【発明の効果】
型開閉の全ストロークにおいて、トグルリンク機構の上リンク又は下リンクにピンを介してもう一本のレバーを設け、このレバーの他端をタイバーに案内されて上下するウエイト4と連結したことにより、型締装置の自重を相殺することができる。
さらにこのウエイト4とプラテンとの間にばね5を装着することにより、ウエイト4の大きさを小さくでき、構成をコンパクト化できる。
かくして、従来技術に比し、より簡単な構成で型開閉時の全ストロークにおいて、上下開閉をスムーズかつ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自重相殺機構を備えた型締装置の正面模式図で、(a)は型開時、(b)は型全閉時を示す。
【図2】公知発明の自重相殺装置を備えた型締装置を示し、(a)は型閉時、(b)は型開時を示す。
【符号の説明】
1 上プラテン 2 タイバー
3 下プラテン 4 ウエイト
5 ばね 6 トグルサポート
7 トグルリンク機構 8 上リンク
9 下リンク 10 ピン
11 レバー 12 クロスヘッド
13 作動リンク 14 軸受
15 ボールねじ軸 16 ボールナット
17 基台 18 支持部
19 プーリー 20 サーボモータ
21 フレーム 22 プーリー
23 ベルト

Claims (3)

  1. トグルリンク機構による型開閉の全ストロークにおいて型締装置の自重に抗してこれを減殺する方向に作用する自重相殺機構を設けた竪型射出成形機の型締装置であって、
    前記自重相殺機構が下プラテンの下部にピン結合された上リンク又はトグルサポートの上部にピン結合された下リンクにピンを介して一端が結合されたレバーを設け、該レバーの他端を下プラテンとトグルサポートとの間にあって、上プラテンとトグルサポートを連結するタイバーに上下動可能に挿通されたウエイトにピン結合したものであることを特徴とする竪型射出成形機の型締装置。
  2. 前記レバーの一端が上下リンクを連結しているピンに連結されていることを特徴とする請求項記載の竪型射出成形機の型締装置。
  3. 下プラテンとウエイトとの間にばねを介在させたことを特徴とする請求項記載の竪型射出成形機の型締装置。
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