JP3915891B2 - 用紙搬送装置およびその方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピーマシンおよびプリンタなどの画像形成装置において、用紙を搬送する用紙搬送装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の用紙トレーを有し、いろいろなサイズ・種類の用紙を用いてコピー・印刷することができる画像形成装置が用いられている。
このような画像形成装置においては、用紙トレーからは1枚ずつ用紙が搬出されるが、よく捌かれていない用紙を用紙トレーにセットしたような場合には、複数の用紙が重なったままで搬送路を搬送(重送)されてしまうことがある。
このように重なったままの用紙に両面印刷すると、印刷されずに白紙のままとなってしまう面が出てしまう。
【0003】
このような不具合に対応するために、「特開平6−26849号公報」は、用紙の厚さを測定するセンサを用いて重送の発生を検出する方法を開示する。
しかしながら、この方法は、複数の用紙トレーに対して共通にセンサを設けて重送を検出するようになっているので、用紙トレーそれぞれから搬送路に用紙が搬出された直後に用紙の厚さを測定することができない。
また、後から搬送された用紙よりも、先に搬送された用紙が明らかに厚く、先に搬送された用紙が重送されたものであることが分かっても、そのまま印刷が行われてしまう可能性がある。
つまり、後から搬送される用紙の厚さに基づいて、先に搬送された用紙の重送を検出し、先に搬送された用紙への印刷を中止するなどの対応を行うことはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複数の用紙トレーそれぞれから用紙が搬出された直後に、重送を検出することができる用紙搬送装置およびその方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、後から搬送される用紙の厚さに基づいて、先に搬送された用紙の重送を検出し、先に搬送された用紙への印刷を中止するなどの対応を行うことができる用紙搬送装置およびその方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[第1の用紙搬送装置]
上記目的を達成するために、本発明にかかる第1の用紙搬送装置は、用紙が搬送される搬送路と、前記搬送路に対して供給される用紙を保持する1つ以上の用紙トレーと、それぞれ、前記1つ以上の用紙トレーそれぞれに保持された用紙を、前記搬送路にプリフィードする1つ以上のプリフィード装置と、それぞれ、前記プリフィードされた用紙それぞれの厚さを測定する1つ以上の用紙厚センサと、前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果と、前記用紙の厚さの平均値とに基づいて、前記プリフィードされた用紙が複数、重なり合っているか否かを判定する第1の判定手段と、前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果に基づいて、前記搬送路を搬送されている用紙が複数、重なり合っているか否かを判定する第2の判定手段とを有する。
【0006】
好適には、前記第1の判定手段は、前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果が、前記用紙の厚さの平均値に所定の第1の定数を乗じた値よりも大きいときに、複数の用紙が重なってプリフィードされたと判定する。
【0007】
好適には、前記第2の判定手段は、前記搬送路を搬送されている用紙の厚さの測定結果が、前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果に所定の第2の定数を乗じた値よりも大きいときに、複数の用紙が重なって前記搬送路を搬送されていると判定する。
【0008】
好適には、前記搬送路を搬送される用紙に対しては、所定の処理がなされ、複数の用紙が重なって前記搬送路を搬送されていると判定されたときに、前記搬送されている用紙に対する所定の処理を停止させる処理停止手段を有する。
【0009】
[第2の用紙搬送装置]
また、本発明にかかる第2の用紙搬送装置は、用紙が搬送される搬送路と、前記搬送路に対して供給される用紙を保持する複数の用紙トレーと、それぞれ、前記複数の用紙トレーのいずれかから前記搬送路に供給される用紙の厚さを測定する複数の用紙厚センサとを有する。
【0010】
[用紙搬送方法]
また、本発明にかかる用紙搬送方法は、1つ以上の用紙トレーそれぞれに保持される用紙を、前記用紙が搬送される搬送路にプリフィードし、前記プリフィードされた用紙それぞれの厚さを測定し、前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果と、前記用紙の厚さの平均値とに基づいて、前記プリフィードされた用紙が複数、重なり合っているか否かを判定し、前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果に基づいて、前記搬送路を搬送されている用紙が複数、重なり合っているか否か判定する。
【0011】
[プログラム]
また、本発明にかかるプログラムは、1つ以上の用紙トレーそれぞれに保持される用紙を、前記用紙が搬送される搬送路にプリフィードするステップと、前記プリフィードされた用紙それぞれの厚さを測定するステップと、前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果と、前記用紙の厚さの平均値とに基づいて、前記プリフィードされた用紙が複数、重なり合っているか否かを判定するステップと、前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果に基づいて、前記搬送路を搬送されている用紙が複数、重なり合っているか否かを判定するステップとをコンピュータに実行させる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明にかかる用紙搬送方法が適用されるプリンタ装置1の構成を示す図である。
図2は、図1に示したプリンタ装置1の構成を、制御装置4を中心として示す図である。
【0013】
図1に示すように、プリンタ装置1は、感光装置100、定着装置102、用紙搬送装置12および制御装置4などから構成される。
用紙搬送装置12は、用紙搬送路122、複数の用紙トレー120−1〜120−4(図1は4個の場合を例示)およびプリフィード装置14−1〜14−4などから構成される。
図2に示すように、制御装置4は、CPU402およびメモリ404などを含む御装置本体40、通信装置42、記録装置44およびUI装置46などから構成される。
【0014】
図1,図2に示したプリンタ装置1の各構成部分10は、制御装置4の制御に従って動作し、コピー装置、FAX装置およびネットワークプリンタとしての機能を実現する。
なお、以下、用紙トレー120−1〜120−4など、複数、存在する構成要素のいずれかを示す場合には、単に「用紙トレー120」などとも記す。
【0015】
[用紙搬送装置12]
用紙搬送装置12において、複数の用紙トレー120それぞれは、ユーザによりセットされた用紙を保持し、プリフィード装置14を介して用紙搬送路122に対して供給する。
用紙搬送路122は、用紙トレー120それぞれから供給された用紙を、感光装置100および定着装置102などに搬送する。
【0016】
[プリフィード装置14]
図3は、図1に示したプリフィード装置14の構成を示す図である。
図3に示すように、プリフィード装置14は、フィードモータ140、レベルセンサ142、ナッジャソレノイド(Nudger Sol)144、ナッジャロール146、プリフィードロール(Pre-Feed Roll)148、用紙厚センサ150およびプリフィードセンサ152から構成される。
【0017】
図1に示すように、複数のプリフィード装置14それぞれは、複数の用紙トレー120それぞれに備えられる。
前の用紙が用紙搬送路122を介して感光装置100などに搬送されると直ぐに、プリフィード装置14は、用紙トレー120に保持された用紙160を、用紙搬送路122の方向に搬送し、図3に示す用紙162の位置まで搬送(プリフィード)する。
用紙厚センサ150は、上述のようにプリフィードされた用紙162の厚さを測定し、制御装置4に対して出力する。
【0018】
[重送の判定方法]
次に、プリンタ装置1において、複数の用紙が重なったまま用紙搬送路122を搬送されている状態、または、複数の用紙が重なったままプリフィード装置14によりプリフィードされた状態(重送)を検出する方法を説明する。
プリフィード装置14の用紙厚センサ150(図3)が測定した用紙162の厚さの値が、それまで用紙搬送路122(図1)に供給された用紙の厚さの測定値の平均に所定の定数(例えば、1.5)を乗じた値より大きくなった場合に、用紙162が、複数の用紙が重なった重送の状態となっていると判断される。
【0019】
[用紙厚センサ150による用紙厚の測定]
用紙厚センサ150(図3)には、用紙162がプリフィードされると回転するレバー、および、圧電素子など(図示せず)が備えられる。
用紙厚センサ150のレバーは、プリフィードされた用紙162が存在しない場合にも、所定の圧力を圧電素子に加えており、圧電素子は、加えられた圧力に応じた値の電圧信号を出力する。
用紙162がプリフィードされたときには、用紙厚センサ150のレバーは回転し、用紙が存在しない場合よりも、強い圧力を圧電素子に加える。
用紙厚センサ150の圧電素子は、レバーにより加えられる力に応じた値の電圧信号を出力する。
従って、用紙厚センサ150の圧電素子の電圧信号の値を読み出すことにより、プリフィードされた用紙162の厚さを測定することができる。
【0020】
[平均値の更新]
以下、用紙の厚さの平均値の更新処理を説明する。
図4は、図3に示したプリフィードセンサ152が用紙を検出するタイミングと、重送の検出に用いられる用紙厚の平均値の算出方法との関係を示す図であって、(A)は、プリフィードセンサ152が用紙を検出するタイミングを示し、(B)は、プリンタ装置1のパワーオンの後、最初の用紙が搬送される前に、用紙厚センサ150が測定するタイミングを示す。
図4に示すように、プリンタ装置1の電源が投入された後(Power ON)、プリンタ装置1が診断モードを終えた後(Diag Exit)、または、異常処理が終了した後(Fault Exit)であって、プリフィードセンサ152(図3)が用紙を検出しない状態において、所定の時間間隔(例えば数ms)ごとに、連続して10回、用紙厚センサ150が出力する電圧信号が読み出される。
以下、プリンタ装置1の電源の投入、プリンタ装置1の診断モード終了、および、異常処理の終了を、単にパワーオンとも記す。
【0021】
図5は、プリンタ装置1のパワーオン時に読み出された用紙厚センサ150の電圧信号の取り扱いを例示する図である。
なお、図5などに示す用紙厚センサ150の電圧信号値は、必ずしも電圧値に対応しない所定の単位で示されている。
【0022】
プリンタ装置1のパワーオンの後、プリフィードセンサ152が最初の用紙を検出する前までに、用紙厚センサ150から出力される電圧信号は10回、読み出される。
このように読み出された用紙厚センサ150の10個の電圧信号値S1〜S10の内、最初の3個は廃棄され、後の7個の電圧信号値S4〜S10から、最初の平均値AV0が算出される。
つまり、AV0=(S4+S5+・・・+S10)/7であり、図5に例示した数値の平均値AV0は70(小数点以下切り捨て、以下同じ)となる。
この平均値AV0は、用紙厚センサ150の位置に用紙が存在しない場合に、用紙厚センサ150が出力する電圧信号値として、次の段階の平均値算出において用いられる。
【0023】
図6は、プリフィードセンサ152が1枚目の用紙を検出した時に読み出された電圧信号値S1〜S6の取り扱いを例示する図である。
次に、図4(A)に示すように、プリフィードセンサ152が1枚目の用紙を検出すると、用紙厚センサ150から出力される電圧信号は6回、読み出される。
このように読み出された電圧信号値S1〜S6の内、図6に示すように、最大の電圧信号値S4と、最小の電圧信号値S2とは廃棄され、他の4個の電圧信号値S1,S3,S5,S6から、平均値AV1が算出される。
つまり、AV1=(S1+S3+S5+S6)/4であり、図6に例示した数値の平均値AV1は84となる。
電圧信号値AV1と電圧信号値AV0の差分(84−70=14)は、用紙の厚さ、例えば、用紙厚0.1mmに対応する。
【0024】
通常、このような差分値(14)が期待されるのに対し、差分値が2以下程度であると、用紙厚センサ150が誤った電圧信号値を出力していると考えることができる。
従って、例えば、差分値AV1−AV0<2であるような場合には、用紙厚センサ150の異常が検出される。
【0025】
図7は、プリフィードセンサ152が1枚目の用紙を検出しなくなってから読み出された電圧信号値S1〜S3の取り扱いを例示する図である。
さらに、図4(A)に示すように、プリフィードセンサ152が1枚目の用紙を検出しなくなってから、用紙厚センサ150が出力する電圧信号値は3回、読み出される。
このように読み出された電圧信号値S1〜S3と、図5に示した電圧信号値S4〜S7との平均値AV2(図7に示した場合においてはAV2=70)が算出され、この平均値AV2が、詰まりセンサ122が用紙を検出していない場合の電圧信号値の平均値として用いられる。
【0026】
図8は、プリフィードセンサ152が2枚目の用紙を検出した時に読み出された電圧信号値S1〜S6の取り扱いを例示する図である。
図4(A)に示すように、プリフィードセンサ152が2枚目の用紙を検出すると、1枚目の用紙を検出したときと同様に、用紙厚センサ150が出力する電圧信号値は6回、読み出される。
【0027】
図8に例示するように、プリフィードセンサ152が1枚目の用紙を検出したときと同様に、読み出された電圧信号値S1〜S6から最小値と最大値(図8においてはS5,S6)が廃棄され、残りの電圧信号値S1〜S4から平均値AV3が算出される。
また、プリフィードセンサ152が1枚目の用紙を検出したときと同様に、差分値AV3−AV2<2の場合には用紙厚センサ150の異常が検出される。
【0028】
さらに、差分値AV3−AV2の値が、プリフィードセンサ152が1枚目の用紙を検出したときに算出された差分値AV1−AV0の値の1.5倍より大きい場合(AV3−AV2>1.5×(AV1−AV0))には、用紙厚センサ150が、重送された用紙の厚さを測定したと判断することができる。
【0029】
図9は、プリフィードセンサ152が2枚目の用紙を検出しなくなってから読み出された電圧信号値S1〜S3の取り扱いを例示する図である。
図4(A)に示すように、プリフィードセンサ152が2枚目の用紙を検出しなくなった後には、図9に示すように、平均値AV2の計算に用いられた電圧信号値S1〜S10(図7)の内、古い電圧信号値S1〜S3が廃棄され、新たな電圧信号値S1〜S3が用いられて、プリフィードセンサ152が用紙を検出しなくなった場合の平均値AVが算出される。
【0030】
図10は、プリフィードセンサ152が3枚目の用紙を検出した時に読み出された電圧信号値S1〜S6の取り扱いを例示する図である。
図4(A)に示すように、プリフィードセンサ152が3枚目の用紙を検出すると、プリフィードセンサ152が1,2枚目の用紙を検出したときと同様に、用紙厚センサ150が出力する電圧信号値は6回、読み出される。
【0031】
図10に例示するように、プリフィードセンサ152が1,2枚目の用紙を検出したときと同様に、読み出された電圧信号値S1〜S6から最小値と最大値(図10においてはS2,S6)が廃棄され、残りの電圧信号値S1,S3〜S5から平均値AV5が算出される。
また、プリフィードセンサ152が1,2枚目の用紙を検出したときと同様に、差分値AV5−AV4<2の場合には用紙厚センサ150の異常が検出される。
【0032】
さらに、差分値AV5−AV4の値が、プリフィードセンサ152が2枚目の用紙を検出したときに算出された差分値AV3−AV2の値の1.5倍より大きい場合(AV5−AV4>1.5×(AV3−AV2))には、用紙厚センサ150が、重送された用紙の厚さを測定したと判断することができる。
なお、以上、図4〜図10を参照して説明した平均値の更新処理は、プリフィードセンサ152が3枚目の用紙を検出しなくなったとき以降についても、順次、実行される。
【0033】
[本発明にかかる用紙搬送方法の概略]
以下、本発明にかかる用紙搬送方法の概略を説明する。
図11は、本発明にかかる用紙搬送方法の概略を示す図である。
図11には、点線に示すように、用紙トレー120−4において用紙162がプリフィードされ、符号A〜Bの間に、用紙162に先行して用紙164が感光装置100の方向に搬送されている。
先行する用紙164は、プリフィード装置14−1において用紙厚センサ150により厚さが測定され、用紙164が用紙搬送路122に供給されたときに、用紙162はプリフィード装置14−1によりプリフィードされ、用紙厚センサ150により厚さが測定される。
【0034】
まず、プリフィード装置14−1により測定された用紙162の厚さと、用紙164の厚さとが、ほぼ等しい場合には、用紙162,164のいずれも、重送されていないことがわかる。
【0035】
一方、用紙164の厚さに比べ、用紙162の厚さが有意に薄い場合、用紙164が重送されていることが分かる。
このような場合には、用紙164が重送されている旨がUI装置46などに表示され、感光装置100および定着装置102による処理はなされず、用紙164は用紙搬送路122を素通りして排出される。
【0036】
また、用紙164の厚さに比べ、用紙162の厚さが有意に厚い場合、用紙162が重送されていることがわかる。
このような場合には、用紙162が重送されており、用紙を取り除く必要がある旨などがUI装置46などに表示され、用紙搬送路122に対する用紙162の供給が停止される。
【0037】
[用紙搬送プログラム5]
図12は、本発明にかかる用紙搬送方法を実現する用紙搬送プログラム5の構成を示す図である。
図12に示すように、用紙搬送プログラム5は、プリント制御部50および用紙搬送制御部52から構成され、用紙搬送制御部52は、プリフィードセンサ読み取り部520、用紙厚センサ読み取り部522、重送判定部524および平均値算出部526から構成される。
用紙搬送プログラム5は、例えば、記録媒体440(図1)を介して制御装置4のメモリ404にロードされ、実行される。
【0038】
[プリント制御部50]
用紙搬送プログラム5において、プリント制御部50は、プリンタ装置1(図1)の各構成部分および用紙搬送制御部52の各構成部分の動作を制御する。
また、プリント制御部50は、重送が検出された旨、および、用紙の取り除きが必要な旨をUI装置46に表示する。
【0039】
[プリフィードセンサ読み取り部520]
プリフィードセンサ読み取り部520は、各プリフィード装置14のプリフィードセンサ152(図1,図3)それぞれの用紙検出結果を読み取り、重送判定部524に対して出力する。
【0040】
[用紙厚センサ読み取り部522]
用紙厚センサ読み取り部522は、用紙厚センサ150の電圧信号値を読み取り、紙厚情報として重送判定部524および平均値算出部526に対して出力する。
【0041】
[平均値算出部526]
平均値算出部526は、用紙厚センサ読み取り部522から入力される紙厚情報、および、重送判定部524から入力される判定結果に基づいて、図4〜図110を参照して説明した平均値AVを算出し、重送判定部524に対して出力する。
【0042】
[重送判定部524]
重送判定部524は、プリフィードセンサ読み取り部520の検出結果、用紙厚センサ読み取り部522の検出結果、および、用紙搬送制御部526から入力される平均値AVに基づいて、用紙164,162(図11)のいずれに重送が発生しているかを判定し、プリント制御部50に対して通知する。
【0043】
[用紙搬送プログラム5の処理]
以下、用紙搬送プログラム5の処理を説明する。
図13は、図12に示した用紙搬送プログラム5の処理を示すフローチャートである。
図13に示すように、ステップ100(S100)において、プリント制御部50は、プリフィード装置14を制御し、用紙トレー120に保持された用紙160をプリフィードさせる。
【0044】
ステップ102(S102)において、プリント制御部50は、プリフィードセンサ読み取り部520にプリフィードセンサ152の検出結果を読みとらせ、用紙162(図3)のプリフィードが終了したか否かを判断する。
プリフィードが終了した場合には用紙搬送プログラム5はS104の処理に進み、これ以外の場合にはS102の処理に留まる。
【0045】
ステップ104(S104)において、用紙厚センサ読み取り部522は、プリフィード装置14の用紙厚センサ150が、図4(A),(B)に示したように測定した用紙162(図3)の厚さの測定値を読み取る。
【0046】
ステップ106(S106)において、プリント制御部50は、S100の処理においてプリフィードされた用紙162(図3)に先行して用紙搬送路122を搬送されている用紙があるか否か、および、既に排出された用紙があるか否かを判断する。
このような用紙がない場合には、用紙搬送プログラム5は、S114の処理に進み、これ以外の場合にはS108の処理に進む。
【0047】
ステップ108(S108)において、重送判定部524は、用紙厚センサ読み取り部522が読み取った用紙厚センサ150による用紙162(図3)の測定結果を受け、用紙162の厚さが、先行して用紙搬送路122を搬送されている用紙164(図11)の1.5倍以上であるか否かを判断する。
用紙162の厚さが、用紙164の厚さの1.5倍以上である場合には、用紙搬送プログラム5は、S110の処理に進み、これ委倍の場合にはS112の処理に進む。
【0048】
ステップ110(S110)において、重送判定部524は、用紙164が重送されていると判定し、この判定結果をプリント制御部50に通知する。
プリント制御部50は、UI装置46(図1,図2)に用紙162が重送されている旨、および、ユーザに対して用紙162を取り除くよう促す旨の表示を行う。
さらに、平均値算出部526は、それまで算出した平均値AVを無効に(クリア)する。
【0049】
ステップ112(S112)において、重送判定部524は、用紙164(図11)の厚さが、用紙162の厚さの1.5倍以上であるか否かを判断する。
用紙164の厚さが、用紙162の厚さの1.5倍以上である場合には、用紙搬送プログラム5は、S116の処理に進み、これ以外の場合にはS114の処理に進む。
【0050】
ステップ114(S114)において、平均値算出部526は、用紙厚センサ読み取り部522が測定した用紙162の厚さを用いて、図4〜図10に示したように平均値AVを更新する。
【0051】
ステップ116(S116)において、重送判定部524は、用紙164(図11)が重送されていると判定し、プリント制御部50に通知する。
プリント制御部50は、用紙搬送装置12、感光装置100および定着装置102(図1)を制御して、用紙164に対するプリント処理などを行わせずに、用紙搬送路122を素通りさせる。
さらに、平均値算出部526は、用紙164を用いた平均値AVを無効に(クリア)する。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる用紙搬送装置およびその方法によれば、複数の用紙トレーそれぞれから用紙が搬出された直後に、重送を検出することができる。
また、本発明にかかる用紙搬送装置およびその方法によれば、後から搬送される用紙の厚さに基づいて、先に搬送された用紙の重送を検出し、先に搬送された用紙への印刷を中止するなどの対応を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる用紙搬送方法が適用されるプリンタ装置の構成を示す図である。
【図2】図1に示したプリンタ装置の構成を、制御装置を中心として示す図である。
【図3】図1に示したプリフィード装置の構成を示す図である。
【図4】図3に示したプリフィードセンサが用紙を検出するタイミングと、重送の検出に用いられる用紙厚の平均値の算出方法との関係を示す図であって、(A)は、プリフィードセンサが用紙を検出するタイミングを示し、(B)は、プリンタ装置1のパワーオンの後、最初の用紙が搬送される前に、用紙厚センサが測定するタイミングを示す。
【図5】プリンタ装置のパワーオン時に読み出された用紙厚センサの電圧信号の取り扱いを例示する図である。
【図6】プリフィードセンサが1枚目の用紙を検出した時に読み出された電圧信号値S1〜S6の取り扱いを例示する図である。
【図7】プリフィードセンサが1枚目の用紙を検出しなくなってから読み出された電圧信号値S1〜S3の取り扱いを例示する図である。
【図8】プリフィードセンサが2枚目の用紙を検出した時に読み出された電圧信号値S1〜S6の取り扱いを例示する図である。
【図9】プリフィードセンサが2枚目の用紙を検出しなくなってから読み出された電圧信号値S1〜S3の取り扱いを例示する図である。
【図10】プリフィードセンサが3枚目の用紙を検出した時に読み出された電圧信号値S1〜S6の取り扱いを例示する図である。
【図11】本発明にかかる用紙搬送方法の概略を示す図である。
【図12】本発明にかかる用紙搬送方法を実現する用紙搬送プログラムの構成を示す図である。
【図13】図12に示した用紙搬送プログラムの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・プリンタ装置
10・・・各構成部分
12・・・用紙搬送装置
120・・・用紙トレー
122・・・用紙搬送路
14・・・プリフィード装置
140・・・フィードモータ
142・・・レベルセンサ
144・・・ナッジャソレノイド
146・・・ナッジャロール
148・・・プリフィードロール
150・・・用紙厚センサ
152・・・プリフィードセンサ
4・・・制御装置
40・・・御装置本体
402・・・CPU
404・・・メモリ
42・・・通信装置
44・・・記録装置
440・・・記録媒体
46・・・UI装置
5・・・用紙搬送プログラム
50・・・プリント制御部
52・・・用紙搬送制御部
520・・・プリフィードセンサ読み取り部
522・・・用紙厚センサ読み取り部
524・・・重送判定部
526・・・平均値算出部

Claims (7)

  1. 用紙が搬送される搬送路と、
    前記搬送路に対して供給される用紙を保持する1つ以上の用紙トレーと、
    それぞれ、前記1つ以上の用紙トレーそれぞれに保持された用紙を、前記搬送路にプリフィードする1つ以上のプリフィード装置と、
    それぞれ、前記プリフィードされた用紙それぞれの厚さを測定する1つ以上の用紙厚センサと、
    前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果と、前記用紙の厚さの平均値とに基づいて、前記プリフィードされた用紙が複数、重なり合っているか否か判定する第1の判定手段と、
    前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果に基づいて、前記搬送路を搬送されている用紙が複数、重なり合っているか否かを判定する第2の判定手段と
    を有する用紙搬送装置。
  2. 前記第1の判定手段は、前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果が、前記用紙の厚さの平均値に所定の第1の定数を乗じた値よりも大きいときに、複数の用紙が重なってプリフィードされたと判定する
    請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記第2の判定手段は、前記搬送路を搬送されている用紙の厚さの測定結果が、前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果に所定の第2の定数を乗じた値よりも大きいときに、複数の用紙が重なって前記搬送路を搬送されていると判定する
    請求項1または2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記搬送路を搬送される用紙に対しては、所定の処理がなされ、
    複数の用紙が重なって前記搬送路を搬送されていると判定されたときに、前記搬送されている用紙に対する所定の処理を停止させる処理停止手段
    を有する請求項3に記載の用紙搬送装置。
  5. 用紙が搬送される搬送路と、
    前記搬送路に対して供給される用紙を保持する複数の用紙トレーと、
    それぞれ、前記複数の用紙トレーのいずれかから前記搬送路に供給される用紙の厚さを測定する複数の用紙厚センサと
    を有する用紙搬送装置。
  6. 1つ以上の用紙トレーそれぞれに保持される用紙を、前記用紙が搬送される搬送路にプリフィードし、
    前記プリフィードされた用紙それぞれの厚さを測定し、
    前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果と、前記用紙の厚さの平均値とに基づいて、前記プリフィードされた用紙が複数、重なり合っているか否かを判定し、
    前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果に基づいて、前記搬送路を搬送されている用紙が複数、重なり合っているか否かを判定する
    用紙搬送方法。
  7. 1つ以上の用紙トレーそれぞれに保持される用紙を、前記用紙が搬送される搬送路にプリフィードするステップと、
    前記プリフィードされた用紙それぞれの厚さを測定するステップと、
    前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果と、前記用紙の厚さの平均値とに基づいて、前記プリフィードされた用紙が複数、重なり合っているか否かを判定するステップと、
    前記プリフィードされた用紙の厚さの測定結果に基づいて、前記搬送路を搬送されている用紙が複数、重なり合っているか否かを判定するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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