JP3915158B2 - 顕微鏡の焦準装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は顕微鏡の焦準装置に関し、特に電動レボルバと電動焦準機構とを備えた顕微鏡の焦準装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の顕微鏡の焦準装置として、電動レボルバと電動焦準機構との動作を制御回路によって制御し、対物レンズの切換え時に対物レンズが光路に入る前に、ステージを一定距離だけ下降させ、対物レンズが光路に入った後、ステージを元の位置に上昇させ、低倍率の対物レンズを焦点合わせした後、高倍率の対物レンズに切り換えた場合でも、高倍率の対物レンズの先端と標本との接触による標本の破損を防止するものが、特公平4−26082号公報に開示されている。
【0003】
この顕微鏡の焦準装置によれば、乾燥系の対物レンズを用いて同じ厚さの標本を観察している場合には標本の破損を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、研究用顕微鏡では、高解像力を求めるため、高倍率の対物レンズでの観察後、更に油や水等の液体を用いた液浸系の対物レンズを使用することが多くなってきている。
【0005】
しかし、対物レンズを液浸系対物レンズに切換えるとき、液体を対物レンズと標本との間に満たすためにはいちいち対物レンズと標本との間隔を作動距離(以下、WD(ワーキングディスタンス)と称する)以上に広げなければならない。
【0006】
また、液浸系対物レンズは作動距離が乾燥系に比べて小さく、対物レンズの先端の直径が大きいため、対物レンズと標本との間隔がわずかでも狭くなると、対物レンズが標本と接触したり、標本を破損したりしてしまうことがある。
【0007】
更に、厚さの異なる標本を観察する場合、先ず厚さの薄い標本を用いて焦準位置を決めた後、厚さの厚い標本に交換するが、対物レンズの切り換えによって対物レンズの先端と標本とが接触し、標本を破損するおそれがある。
【0008】
以下、具体例を挙げて説明する。
【0009】
一般に、標本はスライドグラスの上に数μmの厚さの結晶等を貼り付け、その上にカバーグラスを装着して構成されている。スライドグラスやカバーグラスの厚さにはバラツキがあり、例えばバラツキの許容範囲が以下のように設定されている。
すなわち、スライドグラスで0.7mm、カバーグラスで0.06mmのバラツキが生じるため、標本としては0.76mmのバラツキが生じてしまうことがある。
【0010】
一方、液浸系の対物レンズのWDは、例えば種類により以下のように設定されている。
上記対物レンズのWDと標本の厚さのバラツキとを比較した場合、対物レンズのWDが標本のバラツキより小さくなる状況が生じることがわかる。
【0011】
したがって、この状況で高倍率の対物レンズが光路に入り、ステージが元の位置に上昇したとき、標本が対物レンズの先端と接触し、最悪の場合には標本が破損してしまうおそれがある。
【0012】
また、焦点深度の深い対物レンズを使用し、その焦点深度の端で観察を行った後に焦点深度の浅い対物レンズに切り換えると同様のことが起きる。
【0013】
焦点深度が深い対物レンズには、例えば種類により以下のものがある。
したがって、例えば倍率0.5×の対物レンズの焦点深度範囲の端で観察し、WDの小さい液浸系の対物レンズに切り換えて焦点を合わせようとすると、対物レンズと標本とが接触し、最悪の場合には標本を破損してしまうおそれがある。
【0014】
逆に液浸系の対物レンズから乾燥系の対物レンズに切り換えたときには、標本上面に付けた液体が乾燥系の対物レンズの先端に付着し、像が著しく見え難くなったり、像として見えなくなったりするおそれがある。
【0015】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は液浸系対物レンズから乾燥系対物レンズに切り換えるときに、切換え後の乾燥系対物レンズの先端への液体の付着を防止できる顕微鏡の焦準装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明の顕微鏡の焦準装置は、標本を載置するステージと、電動レボルバによって切り換えられる複数の対物レンズと、前記ステージと前記電動レボルバとの少なくとも一方を移動させ、前記対物レンズと前記標本との間隔を変える電動焦準機構と、前記複数の対物レンズに対応する作動距離と前記電動焦準機構の焦準位置とを記憶する対物レンズデータ記憶部と、前記対物レンズを切り換えたとき、切り換えた先の対物レンズに対応して前記対物レンズデータ記憶部に記憶された焦準位置となるように前記電動焦準機構を制御する制御回路とを備えた顕微鏡の焦準装置において、前記複数の対物レンズは乾燥系の対物レンズと液浸系の対物レンズとを含み、前記制御回路は、現在光路上にある対物レンズが液浸系で、次に光路に入る対物レンズが乾燥系の場合は、前記次に光路に入る対物レンズに対応する焦準位置よりも前記ステージと前記対物レンズとが離れる方向にそれぞれ所定量だけ退避させた位置に前記電動焦準機構の位置を制御することを特徴とする。
【0017】
液浸系対物レンズから乾燥系対物レンズに切り換えるとき、ステージと対物レンズとが次に光路に入る対物レンズに対応する焦準位置よりも大きく離れるので、液浸系対物レンズから乾燥系対物レンズに切り換えるとき、対物レンズと標本との間に十分に広い間隔が形成され、標本の厚さが厚くなった場合でも乾燥系対物レンズと標本との接触による乾燥系対物レンズの先端への液体の付着を防止することができる。
【0018】
請求項2の発明の顕微鏡の焦準装置は、請求項1に記載の顕微鏡の焦準装置において、前記制御回路は警告手段を備え、前記次に光路に入る対物レンズと前記標本との間隔が前記所定量以上となったときには、前記標本が前記次に光路に入る対物レンズの焦準位置にないことを前記警告手段によって知らせることを特徴とする。
【0019】
警告手段によって警告を受けたとき、観察者は対物レンズを光路に入れるために標本と次に光路に入る対物レンズの間隔が大きくなっている状態であり、装置の動作不良ではないことを知ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1はこの発明の一実施形態に係る顕微鏡の焦準装置のブロック構成図、図2は対物レンズデータの入力方法の一例を示す図である。
【0022】
顕微鏡の焦準装置(以下、焦準装置と称する)1は、データ入力部20と、対物レンズデータ記憶部3と、制御回路10と、レボルバ40と、レボルバ切換スイッチ4と、レボルバ駆動モータ6と、レボルバ駆動回路7と、センサ8と、ステージ14と、ステージ駆動モータ16と、ステージ駆動回路17と、センサ18と、ブザー60(警告手段)とを備える。
【0023】
データ入力部20はレボルバ40に取り付ける対物レンズの倍率、WD、NA(開口数)、同焦点距離(対物レンズの焦点位置から胴付面までの距離)等の対物レンズデータを入力するものであり、入力されたデータは対物レンズデータ記憶部3に記憶される。
【0024】
このデータ入力部20によるデータの入力は、例えば図2に示すように、所定の用紙にバーコード21で表した対物レンズの倍率等の対物レンズのデータをバーコードリーダ22で読み取ったり、テンキー(図示せず)で入力したり、対物レンズデータ記憶部3に予めデータを記憶させておき、この記憶されたデータを読み出したりすることによって行われる。
【0025】
制御回路10はレボルバ切換スイッチ4が押されたときの対物レンズの焦準位置を対物レンズデータ記憶部3(データテーブル3a)に記憶させるとともに、レボルバ切換スイッチ4の指令に基づいて駆動回路7の通電を制御し、モータ6を所定方向へ回転させてレボルバ40に取り付けられている複数の対物レンズを順次光路上に位置させる。
【0026】
また、制御回路10は駆動回路17の通電を制御することによってモータ16を所定方向へ回転させ、ステージ14を光路方向へ移動させる。
【0027】
更に、制御回路10は次に光路に入る対物レンズと標本との間隔が所定量以上に離れたとき、スイッチ61を閉じてブザー60により警告音を発生させる。
【0028】
センサ8はレボルバ40の位置を監視し、どの対物レンズが光路上に位置しているかを検知するとともに、センサ18はステージ14の位置を監視し、ステージ14の光路方向の位置を検知する。
【0029】
なお、ステージ14と、モータ16と、駆動回路17と、センサ18とから電動焦準機構50が構成される。また、警告手段としてはブザー60のように聴覚に訴えるものに限るものではなく、灯りを点滅させるように視覚に訴えるものであってもよい。
【0030】
図3(a)は焦準位置における乾燥系対物レンズと標本との高さの関係を説明する図、図3(b)は焦準位置における液浸系対物レンズと標本との高さの関係を説明する図、図4は乾燥系対物レンズから液浸系対物レンズへの切換動作を説明する図、図5は顕微鏡の焦準装置の操作を説明するフローチャートである。なお、図5において、S1〜S13は動作の各ステップを示す。
【0031】
図3(a)は倍率20×の乾燥系対物レンズ41を用いた状態を示し、図3(b)は倍率40×の液浸系対物レンズ42を用い、その先端と標本5との間に液体Wが介在している状態を示している。なお、ここでは標本5を載置したステージ14が上下動する正立型の顕微鏡を例に説明する。
【0032】
倍率20×の乾燥系対物レンズ41の作動距離がWD1、倍率40×の液浸系対物レンズ42の作動距離がWD2であるので、液浸系対物レンズ42は倍率の高い、作動距離の小さいものであることがわかる(WD1>WD2)。
【0033】
次に図4及び図5を参照して乾燥系対物レンズから液浸系対物レンズへ切り換えるときの焦準装置の操作を説明する。
【0034】
観察光路に、例えば倍率20×の乾燥系対物レンズ41が入っている場合、倍率20×の乾燥系対物レンズ41に対応するレボルバ位置がセンサ8によって検知される(S1)。
【0035】
制御回路10は検知された位置に対応する焦準位置データAをデータテーブル3aから読み出す(S2)。
【0036】
焦準位置データAに基づいて駆動回路17を介してモータ16を駆動し、標本5(ステージ14)を所定の焦準位置へ移動させる(S3)。
【0037】
その後、画像を見ながら手動によりステージ14を上下動させてピント合わせを行う(S4)。
【0038】
レボルバ切換スイッチ4が押されたとき(S5)、次の対物レンズデータを読み取る(S6)。
【0039】
現在光路に入っている対物レンズが液浸系対物レンズであるか否かを判断する(S7)。
【0040】
現在光路に入っている対物レンズが液浸系対物レンズでないので(NO)、次に光路に入れる対物レンズが液浸系であるか否かを判断する(S8)。
【0041】
次に光路に入れる対物レンズが液浸系対物レンズ42であるので、ステージ14の退避位置を、次に光路に入れる液浸系対物レンズ42の焦準位置に退避量A(標本5と対物レンズが離れる方向の変化量、例えば、20mm)を加えた位置とする(S9)(図4(b)参照)。
【0042】
そのため、液浸系対物レンズ42の先端と標本との間には間隔Bが生じるので、この間隔Bを利用して液浸系対物レンズ42に油を付ける。このとき、ステージ14が退避位置にあることをブザー60の警報音によって警告する。
【0043】
データテーブル3aの焦準位置データに基づきステージ14を所定の焦準位置へ移動させる(S10)。
【0044】
レボルバ40を回転させ(S11)、倍率40×の液浸系対物レンズ42に切り換える。
【0045】
レボルバ40は停止した後、センサ8によってレボルバ位置が確認される(S12)。
【0046】
上記操作によってピントが合わない状態となるので、観察者は再度ピント合わせるために手動による焦準位置への操作を行う(S4)。
【0047】
図6は液浸系対物レンズから乾燥系対物レンズへの切換動作を説明する図である。
【0048】
また、図5及び図6を参照して液浸系対物レンズから乾燥系対物レンズへ切り換えるときの焦準装置の動作を説明する。
【0049】
観察光路に、例えば倍率40×の液浸系対物レンズ42が入っている場合、倍率40×の液浸系対物レンズ42に対応するレボルバ位置がセンサ8によって検知される(S1)。
【0050】
制御回路10は検知された位置に対応する焦準位置データAをデータテーブル3aから読み出す(S2)。
【0051】
焦準位置データAに基づいて駆動回路17を介してモータ16を駆動し、標本5(ステージ14)を所定の焦準位置へ移動させる(S3)。
【0052】
その後、画像を見ながら手動によりステージ14を上下動させてピント合わせを行う(S4)。
【0053】
レボルバ切換スイッチ4が押されたとき(S5)、次の対物レンズデータを読み取る(S6)。
【0054】
現在光路に入っている対物レンズが液浸系対物レンズであるか否かを判断する(S7)。
【0055】
現在光路に入っている対物レンズが液浸系対物レンズ42であるので(YES)、ステージ14の退避位置を、次に光路に入れる対物レンズの焦準位置に退避量C(標本5と対物レンズが離れる方向の変化量、例えば、20mm)とを加えた位置とする(S13)(図5(b)参照)。このとき、ステージ14が退避位置にあることをブザー60の警報音によって警告する。
【0056】
データテーブル3aの焦準位置データに基づきステージ14を所定の焦準位置へ移動させる(S10)。
【0057】
レボルバ40を回転させ(S11)、倍率20×の乾燥系対物レンズ41に切り換える。
【0058】
レボルバ40は停止した後、センサ8によってレボルバ位置が確認される(S12)。
【0059】
上記操作によってピントが合わない状態となるので、観察者は再度ピントを合わせるために手動による焦準位置への操作を行う(S4)。
【0060】
この実施形態によれば、以下の効果を発揮できる。
▲1▼乾燥系対物レンズ41から液浸系対物レンズ42に切り換えるとき、対物レンズ42と標本5との間に十分に広い間隔が形成されるので、標本5の厚さが厚くなった場合でも対物レンズ42と標本5との接触を避けることができる。また、標本5に迅速に液体Wを付着させることができるので、液浸観察のための作業性が向上する。
▲2▼液浸系対物レンズ42から乾燥系対物レンズ41に切り換えるとき、対物レンズ41と標本5との間に十分に広い間隔が形成されるので、標本5の厚さが厚くなった場合でも乾燥系対物レンズ41と標本5との接触による乾燥系対物レンズ41の先端への液体Wの付着を防止することができる。また、液浸系対物レンズ42を取り外し易いので、液浸系対物レンズ42の先端に付着した液体Wの除去が容易である。
▲3▼切り換えの際、接触のおそれのある対物レンズ41,42の種類は限られるので、退避の対象とする対物レンズ41,42を、例えば対物レンズデータ記憶部3に予め記憶させておくことで顕微鏡の操作性を向上させることができる。
▲4▼ブザー60によって警告を受けたとき、観察者は顕微鏡が対物レンズ41,42を光路に入れるために標本5と次に光路に入る対物レンズ41,42との間隔が大きくなっている退避状態であり、動作不良ではないことを知ることができる。
▲5▼対物レンズ41,42を切り換えるとき、対物レンズ41,42と標本5とが接触しないよう所定量離すだけの制御であるので、制御回路10を簡単な構成とすることができる。
【0061】
なお、上記実施形態では乾燥系対物レンズから液浸系対物レンズに切り換えるときも液浸系対物レンズから乾燥系対物レンズに切り換えるとき退避量を同じ20mmとしたが、異なる退避量であってもよく、要は対物レンズと標本とが接触しない退避量であればよい。
【0062】
【発明の効果】
以上に説明したように請求項1記載の発明の顕微鏡の焦準装置によれば、乾燥系対物レンズから液浸系対物レンズに切り換えるとき、対物レンズと標本との間に十分に広い間隔が形成される。
【0063】
したがって、液浸系対物レンズから乾燥系対物レンズに切り換えるとき、標本の厚さが厚くなった場合でも乾燥系対物レンズと標本との接触による乾燥系対物レンズの先端への液体の付着を防止することができる。
【0064】
請求項2に記載の発明の顕微鏡の焦準装置によれば、警告手段によって警告を受けたとき、観察者は顕微鏡が対物レンズを光路に入れるために標本と次に光路に入る対物レンズとの間隔が大きくなっている状態であり、動作不良ではないことを知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施形態に係る顕微鏡の焦準装置のブロック構成図である。
【図2】図2は対物レンズデータの入力方法の一例を示す図である。
【図3】図3(a)は焦準位置における乾燥系対物レンズと標本との高さの関係を説明する図、図3(b)は焦準位置における液浸系対物レンズと標本との高さの関係を説明する図である。
【図4】図4は乾燥系対物レンズから液浸系対物レンズへの切換動作を説明する図である。
【図5】図5は顕微鏡の焦準装置の操作を説明するフローチャートである。
【図6】図6は液浸系対物レンズから乾燥系対物レンズへの切換動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 顕微鏡の焦準装置
5 標本
3 対物レンズデータ記憶部
10 制御回路
14 ステージ
40 電動レボルバ
41,42 対物レンズ
50 電動焦準機構
60 ブザー(警告手段)
Claims (2)
- 標本を載置するステージと、電動レボルバによって切り換えられる複数の対物レンズと、前記ステージと前記電動レボルバとの少なくとも一方を移動させ、前記対物レンズと前記標本との間隔を変える電動焦準機構と、前記複数の対物レンズに対応する作動距離と前記電動焦準機構の焦準位置とを記憶する対物レンズデータ記憶部と、前記対物レンズを切り換えたとき、切り換えた先の対物レンズに対応して前記対物レンズデータ記憶部に記憶された焦準位置となるように前記電動焦準機構を制御する制御回路とを備えた顕微鏡の焦準装置において、
前記複数の対物レンズは乾燥系の対物レンズと液浸系の対物レンズとを含み、
前記制御回路は、現在光路上にある対物レンズが液浸系で、次に光路に入る対物レンズが乾燥系の場合は、前記次に光路に入る対物レンズに対応する焦準位置よりも前記ステージと前記対物レンズとが離れる方向にそれぞれ所定量だけ退避させた位置に前記電動焦準機構の位置を制御することを特徴とする顕微鏡の焦準装置。 - 前記制御回路は警告手段を備え、前記次に光路に入る対物レンズと前記標本との間隔が前記所定量以上となったときには、前記標本が前記次に光路に入る対物レンズの焦準位置にないことを前記警告手段によって知らせることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡の焦準装置。
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