JP3914097B2 - ボンディングツール、および電子部品の接合装置 - Google Patents

ボンディングツール、および電子部品の接合装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バンプ付き電子部品の基板に形成された電極への接合に用いられるボンディングツール、および電子部品の接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フリップチップなどのバンプ付き電子部品を実装する装置として、超音波圧接を用いる装置が知られている。この装置は、下部に固定したボンディングツールを用いて、バンプ付き電子部品のバンプを基板に形成された電極に超音波振動を付与しながら押圧し接合するものである。以下、図面を参照しながら説明する。
【0003】
図16は、従来のバンプ付き電子部品の接合装置51を示す図である。同図の従来のバンプ付き電子部品の接合装置においては、ボンディングツール53の一端に設けたキャピラリー部55に、バンプ付き電子部品57を吸着させ、その下方に表面に電極が形成された基板59がステージ61上に固定して配置されている。バンプ付き電子部品57は、バンプが形成されている面とが基板59上の電極とが対向するように配置されている。この状態で、ボンディングツール53からバンプ付き電子部品57に超音波振動を付与しながら、バンプ付き電子部品57のバンプを基板59に形成された電極に押圧して接合する。
【0004】
次に、図17および図18を参照して従来のボンディングツール53からバンプ付き電子部品57に付与される振動について説明する。図17は、図10のボンディングツール53を拡大した図である。図18(a)は、ホーン(超音波ホーン)65およびキャピラリー部55における振動の方向および変位量を示す図である。この図において、矢印の示す方向が振動方向であり、矢印の大きさは振動の変位量の大小を示している。図18(b)はホーンの各位置(横軸)におけるホーンの軸心に平行な振動の変位量(縦軸)の変化を示す図である。図17または図18に示すボンディングツール53は、振動子63で作られた振動を、ホーン65を通してキャピラリー部55へ伝える。キャピラリー部55は、ホーンの先端部65aにおいて、その軸心55cがホーンの軸心65cと垂直となるように固定してある。このため、キャピラリー部55に伝えられた振動は、キャピラリー部55の軸心55cに垂直な方向の振動としてキャピラリー部55の先端部55bに吸着されたバンプ付き電子部品57に伝えられる。この状態でバンプ付き電子部品57を基板59に押圧することにより、バンプ付き電子部品57は基板59に形成された電極に接合される。
【0005】
ホーン65を伝搬する振動は、図18(a)および図18(b)に示すように、ホーン65を伝搬するにつれてその変位量が変化する。図18(b)の例ではホーン65の長さ方向において、2つの節(変位量がゼロとなるところ)と3つの腹(変位量が最大となるところ)が存在し、腹となる位置にキャピラリー部55を固定しているため、大きな振動をキャピラリー部55に伝えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
(1)図16または図17に示すように従来のボンディングツールにおいては、振動子63の軸心63cとホーン65の軸心65cを同一直線上に設けている。基板59は生産性向上のため複数個取りとなる場合が多く(図示せず)、従って基板59およびステージ61は大面積化する傾向にある。このため、ボンディングツール53と大面積化した基板59および既に基板上に配置された電子部品(図示せず)との干渉を避けるためには、▲1▼ボンディングツール53を図面上方向(Z方向)に配置する、▲2▼ボンディングツール53の保持部66や振動子63を水平方向(X方向)に延伸した位置に配置する、などといった方法が考えられる。
【0007】
前記▲1▼の方法を採った場合は、キャピラリー部55の長さに影響し、その強度および振動特性に影響を与えるため、ボンディングツール53を上方向(Z方向)に移動配置するには限度がある。同様に前記▲2▼の方法を採った場合は、ホーン65の長さに影響し、その強度および振動特性に影響を与えるため、ボンディングツール53を水平方向(X方向)に延伸するには限度がある。
【0008】
さらに、前記▲2▼の方法を採り、大面積化した基板59に可能な限り対応できるようにボンディングツール53を延伸した場合、バンプ付き電子部品の接合装置51の持つ回転機能によりボンディングツール53を回転させる際に、ステージ61の周辺に存在する各種機構(図示せず)との干渉を考慮する必要があり、それらを水平方向(X方向)に待避させた位置に配置をすると、必然的にバンプ付き電子部品の接合装置全体の大型化を招く要因となっていた。
【0009】
そこで、本発明の目的は水平方向における小型化を実現することができるバンプ付き電子部品の接合装置を提供することにある。
【0010】
(2)従来の接合装置においては、図17に示すように振動子63およびホーン65は、水平に配置されている。このためこれら振動子63およびホーン65が実装時に基板側と干渉しないように、キャピラリー部55の長さを延長させなければならなかった。しかしキャピラリー部55を延長させたことで、当該キャピラリー部55の剛性が低下し、振動子からの超音波振動によって、キャピラリー部55に共振が生じ、それにともないキャピラリー部に特有(キャピラリー部の長さ、材質、形状に応じた)の振動を発生する。
【0011】
この振動の変位量の変化の様子を示したものが図19および図20である。図19は、変位量がゼロとなる点(節)が二つ存在する場合(2次の共振モード)の変位量の変化を示す図である。図20は、変位量がゼロとなる点(節)が一つだけ存在する場合(1次の共振モード)の変位量の変化を示す図である。
【0012】
このように構成された半径rのキャピラリー部55の振動は、先端部55bにおいて弧に類似した曲線を描くように振動するため、図21に示す通りZ方向成分を含んだ振動となる。ここで、図21はキャピラリー部先端(電子部品の吸着部)の振動の方向と、そのZ方向成分を示す図である。
【0013】
このような振動を用いて、バンプと電極とを接合する場合には、バンプ付電子部品に伝えられる振動のZ方向成分は、キャピラリー部の径方向の中央部55eでもっとも弱くなり、かつキャピラリー部の径方向の端部55fおよび55rでそれぞれZ2、Z1となり、Z2または/およびZ1がもっとも強くなる傾向にある。このため、バンプに対して均一に振動を加えることができず、キャピラリー部の径方向の中央部55eに対向する部分では接合が弱く、キャピラリー部の径方向の端部55fおよび55rに対向する部分では接合が強くなりやすく、全体として不均一となりやすい。さらに、与えられる振動が不均一であることに起因して、キャピラリー部の径方向の中央部55eに対向する部分の接合強度を十分に得ようとすると、キャピラリー部の径方向の端部55fおよび55rに対向する部分では、バンプ、電極または基板等にクラックが入る場合がある。
【0014】
そこで、本発明のさらなる目的は、バンプ付き電子部品のバンプの基板に形成された電極への接合において、均一な接合を実現できるバンプ付き電子部品の接合装置を提供することにある。また、本発明のさらなる目的は、電子部品へのダメージを少なくできるとともに、接合強度を向上でき、かつ、信頼性の高い接合が可能なバンプ付き電子部品の接合装置を提供することにある。
【0015】
ところで従来のホーン65においては、その先端部65aにてキャピラリー部55を保持するような片持ちの形態となっている。このような形態では、キャピラリー部55に軸心55c方向の力(すなわち実装時における電子部品からの反力)が加わると、この力に比例してホーン65側には変形が生じるのでキャピラリー部55の姿勢が安定せず、電子部品のバンプに対して均一に振動を加えることができなくなるおそれがあった。
【0016】
さらに既存の片持ち式の超音波ホーンでは、当該超音波ホーン内を伝搬する超音波振動の節となる部分に薄肉のフランジを形成し、このフランジを把持することで、超音波振動の伝搬効率を低下させずに固定を行うようにしているが、薄肉のフランジは外力に対し変形し易かった。このため電子部品への押圧によってフランジに変形が生じ、これに伴い振動付与部の姿勢が変動し、電子部品に均一な超音波振動を加えることができなくなるおそれがあった。
【0017】
また従来のホーン65では、円断面のテーパ形状に薄肉フランジが形成された形状であるので、一体加工を行う際、前記薄肉フランジ部が加工途中に変形するおそれがあった。
【0018】
また振動源から発せられる超音波振動は、電子部品への接合効率向上の目的から、接合装置51側に伝搬されることなく、その殆どがキャピラリー部55に伝搬されることが望ましい。このため高剛性でホーンの軸心に平行な振動(縦波の振動)以外の振動の発生を防止できるとともに、超音波振動の伝搬効率の優れたホーン形状が望まれていた。
【0019】
さらに従来のホーンにおいては、保持部を介して接合装置に結合されるので、当該接合装置とホーンとの経路が長くなりがちで、前記接合装置に対するホーンの取付精度が低下するおそれがあった。このため接合装置に対し精度良く取り付けることができるホーン形状が望まれていた。
【0020】
本発明では、これら従来のホーンに生じる問題点に着目し、ホーンの変形を抑えるとともに、振動効率の向上と、接合装置に対する取付精度を向上させたホーンを有するボンディングツール、および電子部品の接合装置を提供することを目的とする。
【0021】
本発明の上記以外の目的及び本発明の特徴とするところは、添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことにより、一層明確になるであろう。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は、超音波ホーン形状をアーチ型に形成し面対称位置に振動付与部を設けるとともに、アーチ背面側にツール取付部を設けるようにすれば、このツール取付部を直に接合装置側に取り付けることが可能になり、ホーン形状の剛性を確保することができるとともに、振動源から発せられた超音波振動が左右対称の超音波ホーンに伝搬されるので、ホーンの軸心に平行な振動(縦波の振動)以外の振動の発生を抑えることができるという知見に基づいてなされたものである。
【0023】
すなわち本発明に係るボンディングツールは、超音波振動を発生させる振動源と、一端において前記振動源が結合され当該振動源で発生した超音波振動を伝搬可能な超音波ホーンと、この超音波ホーンに結合され当該超音波ホーンを介して伝搬された振動を電子部品に付与可能な振動付与部とを有したボンディングツールであって、前記超音波ホーンを円弧部を有したアーチ型に形成し、この円弧部の面対称位置に前記振動付与部を結合するとともに、前記円弧部の背面側に前記振動付与部に対向するツール取付部を設けるよう構成した。
【0024】
そして前記円弧部と前記ツール取付部との間に空隙を形成したり、あるいは前記超音波ホーン内を伝搬する超音波振動の節位置間を結ぶよう前記ツール取付部を形成することが望ましく、さらに詳細には、前記空隙は、穴形状であったり、スリット形状であったり、スリットと穴の複合形状であればよい。また前記ツール取付部における前記振動付与部から垂下した位置に前記超音波ホーンの位置決め手段を設けたり、さらに該振動付与部の長さは、該超音波ホーンから与えられた振動が該振動付与部を電子部品へ伝搬する時に、該超音波ホーンと該電子部品との間に振動の節が発生しない長さに設定することが好ましい。
【0025】
また本発明に係る電子部品の接合装置は、超音波振動を発生させる振動源と一端において前記振動源が結合され当該振動源で発生した超音波振動を伝搬可能な超音波ホーンとこの超音波ホーンに結合され当該超音波ホーンを介して伝搬された振動を電子部品に付与可能な振動付与部とを有したボンディングツールの固定をなす装着部と、この装着部に結合される昇降手段とを有し、前記ボンディングツールを介して前記電子部品を押圧することで基板への接合をなす電子部品の接合装置であって、前記ボンディングツールを前記超音波ホーンを円弧部を有したアーチ型に形成し、この円弧部の面対称位置に前記振動付与部を結合するとともに、前記円弧部の背面側に前記振動付与部に対向し前記装着部との結合をなすツール取付部を設けるよう構成した。
【0026】
そして前記円弧部と前記ツール取付部との間に空隙を形成したり、あるいは前記超音波ホーン内を伝搬する超音波振動の節位置間を結ぶよう前記ツール取付部を形成することが望ましく、さらに詳細には、前記空隙は、穴形状であったり、スリット形状であったり、スリットと穴の複合形状であればよい。また前記ツール取付部における前記振動付与部から垂下した位置に前記装着部に対する前記超音波ホーンの位置決め手段を設けることが望ましく、さらに前記振動付与部と前記位置決め手段と前記昇降手段とは、同一軸心上に配置されることが好ましい。また該振動付与部の長さは、該超音波ホーンから与えられた振動が該振動付与部を電子部品へ伝搬する時に、該超音波ホーンと該電子部品との間に振動の節が発生しない長さであることが望ましい。
【0027】
上記構成によれば、超音波ホーンの取り付けはツール取付部によってなされる。ここで前記ツール取付部は振動付与部に対向配置されているので、ツール取付部を介した接合装置からの押圧力は、片持ち梁に代表されるように迂回することなく垂直方向に伝達される。このため超音波ホーンの剛性を向上させることが可能となり、前記押圧力が加わった場合、超音波ホーンの姿勢が変動し、この変動に伴い振動付与部に傾きが生じ、電子部品のバンプに加える振動が不均一になることを防止することができる。また既存の超音波ホーンのように薄肉のフランジを使用せず、剛性の高いツール取付部にて超音波ホーンを装置側に固定するので、結合部の剛性を確保することができ、外力が及ぶことによって振動付与部に姿勢変化が生じるのを防止することができる。さらに従来型のホーンでは薄肉フランジが存在するので、当該薄肉フランジが加工途中で変形するおそれがあったが、本発明に係るアーチ型ホーンでは、その基本形状をワイヤーカットなどによって行うため、変形が発生することなく安定した加工精度を得ることが可能になる。
【0028】
また前記押圧力は、ツール取付部から振動付与部に向かって垂直方向に加わるので、たとえ前記押圧力によって超音波ホーンに変形が生じても、振動付与部の姿勢が乱れることがない。このため本ボンディングツールを用いれば、電子部品のバンプに振動を均一に加えることが可能になる。さらに振動付与部は円弧部の面対称位置に結合されるので、超音波ホーンは、振動付与部を境界として左右対称の形状となる。このため超音波ホーンにホーンの軸心に平行な振動(縦波の振動)以外の振動が生じるのを防止することが可能になり、十分な振動を電子部品側に伝達することができる。またアーチ型形状からなる超音波ホーンに振動源が取り付けられているので、当該振動源は基板に対して角度を持って結合される。このため基板周辺に配置された他部品あるいは各種機構に振動源が干渉することを防止することが可能になり、ボンディングツールの小型化を達成することができる。
【0029】
そして円弧部とツール取付部との間に空隙を形成すれば、振動源で発生した振動の大半を円弧部側に伝搬させることができ、ツール取付部側に不要振動が伝搬するのを防止することが可能になり、振動付与部への振動の伝搬効率を向上させることができる。さらにツール取付部の両端を円弧部内を伝搬する超音波振動の節の位置と一致させれば、超音波振動の節の位置からは理論上、振動が伝搬しないのでツール取付部側に不要振動が伝搬するのを一層防止することができる。
【0030】
なおツール取付部において、振動付与部から垂下した位置に超音波ホーンの位置決め手段を設けるようにすれば、振動付与部と位置決め手段とを結ぶ軸上で前記振動付与部が昇降するので、ボンディングツールが装着される接合装置、さらに詳細には昇降手段に接合される装着部に対する位置決め精度を向上させることができる。さらに振動付与部と位置決め手段に加えて、昇降手段も同一軸心上に配置すれば、軸心上に位置決め手段を設けたので、位置決め精度を向上させることが可能になることに加え、昇降手段からの押圧力を迂回することなく直接、振動付与部に伝えることができるので、前記押圧力の伝達経路途中に変形等が生じるのを防止することができる。また装着部に対する超音波ホーンの結合は、ツール取付部によって行われるが、これら装着部とツール取付部との接合は、単一の平面どうしを密着させるようにすることが望ましい。このように単一の面どうしを密着させるようにすれば、密着の際、双方の間に傾きやねじれ等が発生することを防止することができ、取付精度を向上させることができる。また上述したように、振動付与部と装着部との間にツール取付部を介在させるようにしたので(振動付与部に対向するようツール取付部を設けるようにしたので)、超音波ホーンの剛性が向上し、たとえ装着部側への結合の際に、超音波ホーンを変形させる力が加わっても、この超音波ホーンの剛性が、前記力を受け止めるので当該力が超音波ホーンに及ぶことがなく、もって振動付与部に姿勢変化等の障害が発生するのを防止することができる。
【0031】
また超音波ホーンの先端は、円弧部によって凸型に形成されている。このため振動源や超音波ホーンの端部が、振動付与部から離れ、基板上の実装部品など、周囲の部材と干渉することがない。このため干渉を避けるために必要であった振動付与部の長さを、短くすることができる。そして振動付与部の長さを超音波振動によって振動付与部に振動の節が発生しないだけの寸法まで短くすれば、振動付与部の長さ方向に生じる振動の発生を抑えることができ、電子部品に均一な振動を加えることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に、ボンディングツール、および電子部品の接合装置に好適な具体的実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0033】
図1は、本実施の形態に係る電子部品の接合装置を示す断面説明図であり、図2は、図1における要部拡大図である。
【0034】
これらの図を用いて、まず本実施の形態の概略構成について説明する。本実施の形態に係る電子部品の接合装置1は、本体部2、ボンディングツール3およびステージ4等から構成される。
【0035】
本体部2は、固定ブロック5と、垂直方向駆動機構6と、昇降手段となる加圧機構7とから構成される。垂直方向駆動機構6は、固定ブロック5に固定された軸受け6aとその軸受けを貫くボールネジ軸6bとからなる。加圧機構7は、複数の軸受け7a、7c、7eと軸7b、7d、7fを鉛直方向(Z方向)に直列にならべたものであって、垂直方向駆動機構のボールネジ軸6bに固定されている。また加圧機構7の最下端には装着部8が設けられ、当該装着部8の下面に形成された装着面9にボンディングツール3を固定可能としている。このように構成した接合装置1においては、垂直方向駆動機構6と加圧機構7の作用により、接合にかかる電子部品に合わせて、ボンディングツール3を上下方向に移動させることができる。また、加圧機構7により、接合時に電子部品に加わる圧力を調整することができる。
【0036】
ボンディングツールについては後に詳述するため、ここではその概略を説明する。ボンディングツール3の最下端には、振動付与部となるキャピラリー部10が固定されている。当該キャピラリー部10の下端には、吸着器(不図示)によりバンプ付き電子部品11を吸着することができる。キャピラリー部10の下方には電極が形成された基板12を固定して配置するためのステージ4が設けられている。ステージ4は、水平方向(X−Y方向)に移動しても、常にボンディングツール3先端のキャピラリー部10の下方に位置するようになっている。バンプ付き電子部品11は、バンプが形成されている面が基板12の電極側に対向するように配置している。また、加圧機構7により、バンプ付き電子部品11を基板12に押圧することができる。この状態で、ボンディングツール3のキャピラリー部10からバンプ付き電子部品11に振動子15によって発生する超音波振動を付与しながら、バンプ付き電子部品11のバンプを基板12に形成された電極に押圧して接合することができる。
【0037】
本実施の形態においては、ボンディングツールの構成およびキャピラリー部の形状に主な特徴があるため、これらについて以下で順次説明する。
【0038】
(1)ボンディングツール
図3は、超音波ホーンの形状を示す上側面図であり、図4は、図3に示す超音波ホーンの正面図である。
【0039】
図2、図3、図4に示すように、本実施の形態に係るボンディングツール3は、電子部品の接合装置1における本体部2に固定されており、振動源となる振動子15と、超音波ホーン17と、キャピラリー部10とから構成されている。
【0040】
超音波ホーン17は、図3に示すように一定の厚みからなり、その厚みは少なくともキャピラリー部10が結合可能であるとともに、本体部2側による昇降に対して十分な強度を確保できるだけの寸法に設定されている。また図4に示すように、超音波ホーン17の正面形状は、左右が対称であるアーチ型となっている。すなわち超音波ホーン17では、下向きに凸状となる円弧部25と、当該円弧部25の両端からはこの円弧部25の接線方向に延長される直線部27が形成されている。ここで円弧部25と前記ツール取付部29との間には、空隙となる抜き穴28が形成され、円弧部25とツール取付部29とを分離するようにしている。
【0041】
また円弧部25と直線部27との背面側には、本体部2側への接合をなすためのツール取付部29が形成されている。さらにこのツール取付部29と直線部27とを結ぶ端面31の片側には、メネジ部33が形成されており、このメネジ部33に振動子15の先端を螺合させることで、超音波ホーン17に振動子15を固定可能にする。
【0042】
なおメネジ部33によって固定される振動子15の軸心は、円弧部25の厚みの中央位置を通り、その後、直線部27にて接線方向に延長される規定面35内に含まれており、振動子15で発生した超音波振動の大半が規定面35上(すなわち円弧部25内)を伝搬するようにしている。すなわち振動子15と超音波ホーン17の軸心とは幾何学的に連続した形態となっている。また円弧部25における最下端、すなわち超音波ホーン17を左右対称に分ける境界面37上には、キャピラリー取付穴39が設けられており、キャピラリー部10をこのキャピラリー取付穴39に差し込み挿入させることで、超音波ホーン17にキャピラリー部10を結合可能にしている。
【0043】
さらにツール取付部29における位置合わせ面43において、前記キャピラリー取付穴39の軸心と交差する部分には、位置決め手段となる位置決め穴41が形成されている。そして本体部2側の装着面9にあらかじめ形成された位置決め用の凸部(図示せず)を前記位置決め穴41に凹凸嵌合させることで、本体部2に対するボンディングツール3の位置合わせを行うようにしている。
【0044】
なおツール取付部29における位置合わせ面43において、前記キャピラリー取付穴39の左右には、貫通穴45が形成されている。このため当該貫通穴45に抜き穴28側から結合用ボルトを挿入し、装着面9側に設けられた図示しないメネジ部に、この結合用ボルトを螺合させることで、ボンディングツール3と本体部2に強固に結合できるようにしている。
【0045】
また超音波ホーン17に形成された抜き穴28の形状は、以下によって設定される。
【0046】
図5は、超音波ホーンの定常振動モードを示す説明図であり、図6は、横軸に距離、縦軸に振幅の度合いを設定し、図5における定常振動の節と腹の状態を示した説明図である。なお図5における矢印は、超音波振動の振幅の大小を示している。
【0047】
これらの図に示すように、超音波ホーン17に結合された振動子15を稼働させると、当該振動子15から超音波振動が発生し、この超音波振動が円弧部25へと伝搬する。ここで円弧部25と、その両側に位置する直線部27の長さの合計は、図6に示すように、超音波振動の1波長(λ)に相当するよう設定されているので、超音波振動の振幅が最大になるのは、超音波ホーン17における両側の端面31と、円弧部25の中央であるキャピラリー取付穴39である。そして図6におけるA位置では、超音波振動の節になっているので、理論上ではこの位置に振動が発生することがない。このため超音波ホーン17に形成された抜き穴28の縁辺をA位置に一致させれば、直線部27から円弧部25へと伝搬する超音波振動が、ツール取付部29側に伝搬するのを防止することができ、振動子15から発生した殆どの超音波振動を円弧部25側に伝搬させることができる。
【0048】
このように構成されたボンディングツール3では、キャピラリー部10と位置決め穴41が同一軸心上に配置されるので、本体部2からの押圧力が余分な経路を介さずに直に加わる。このため押圧によって超音波ホーン17に変形が生じても、キャピラリー部10に姿勢変動が生じず、実装対称となる電子部品に均一な振動を加えることができるのである。さらに位置合わせ面43は分割された複数の面から構成されるのではなく、位置決め穴41の軸心まわりに形成された単一面であることから、この位置合わせ面43を装着面9に押しつけるだけで、容易に装着面9に対するボンディングツール3の姿勢を設定することが可能になる。また超音波ホーン17をアーチ型に形成し、左右対称形状にしたことから、前記超音波ホーン17における剛性の向上が図れるとともに、ホーンの軸心に平行な振動(縦波の振動)以外の振動の発生が抑えられることはいうまでもない。
【0049】
図7は、超音波ホーンの応用例の形状を示す上側面図であり、図8は、図7に示す超音波ホーンの正面図であり、図9は、同超音波ホーンの定常振動モードを示す説明図である。
【0050】
なお本応用例では、超音波ホーンの形状が一部異なるだけで、その他の構成については同様であることから、共通の箇所に関しては同一の番号を付与して説明を行うこととする。
【0051】
これらの図に示すように、応用例となる超音波ホーン47では、円弧部25側とツール取付部29側とを狭幅の脚部49で接続した形態となっている。このように脚部49の幅を狭くし、この脚部49の先端を超音波振動の節の部分に接続すれば、ツール取付部29に伝搬する不要振動50(図5および図9を参照)をより一層低減させることができる。
【0052】
また本発明においては、抜き穴28を空隙として説明を行ったがこの形態に限定されることもなく種々の変形が可能である。
【0053】
図10は、超音波ホーンの第1変形例の形状を示す上側面図であり、図11は、図10に示す超音波ホーンの正面図であり、図12は、同超音波ホーンの定常振動モードを示す説明図である。なお第1変形例および後述する第2変形例では、超音波ホーンの形状が一部異なるだけで、その他の構成については同様であることから、共通の箇所に関しては同一の番号を付与して説明を行うこととする。
【0054】
これらの図に示すように第1変形例となる超音波ホーン52では、円弧部25側とツール取付部29側との間の空隙を、抜き穴54とこの抜き穴54の周囲に形成されたスリット56とで構成した。このように前記空隙を、抜き穴54とスリット56との複合形態としても、前記スリット56によって形成される左右一対の脚部58によって円弧部25側とツール取付部29側との分離がなされるため、図12に示すようにツール取付部29に伝搬する不要振動50をより一層低減させることができる。なお上記スリット56の幅は、円弧部25が振動子15からの超音波振動によって振動した際、前記円弧部25がツール取付部29側に接触しないだけの(干渉しないだけの)寸法以上に設定されればよく、具体的な寸法は加工機等の精度や、超音波ホーンの取り付け操作性などによって設定すればよい。
【0055】
図13は、超音波ホーンの第2変形例の形状を示す上側面図であり、図14は、図13に示す超音波ホーンの正面図であり、図15は、同超音波ホーンの定常振動モードを示す説明図である。
【0056】
これらの図に示すように第2変形例となる超音波ホーン60では、第1変形例となる超音波ホーン52に対して抜き穴54が無く、スリット62のみで空隙を形成するようにしている。このような形態であっても前記スリット62によって形成される左右一対の脚部64によって円弧部25側とツール取付部29側との分離がなされるため、上述した種々の超音波ホーンと同様、図15に示すようにツール取付部29に伝搬する不要振動50をより一層低減させることが可能になる。
【0057】
(2)キャピラリー部
次に、本実施の形態で用いられるキャピラリー部10について述べる。
キャピラリー部10では、超音波ホーン17から伝搬された振動の振幅が最大(腹)になっている。ところで超音波ホーン17(超音波ホーン47も同様)では、円弧部25が下向きの凸型形状を形成しているので、超音波ホーン17の端部や、振動子15はキャピラリー部10に対して上方に配置される。ゆえに超音波ホーン17の端部や、振動子15が基板側と干渉することが防止されるので、従来、干渉を避けるために、延長させていたキャピラリー部10を短くすることができる。そして当該キャピラリー部10の長さは、振動がキャピラリー部10の先端部10bまで伝搬しても、キャピラリー部に振動の変位量がゼロとなる点(節)が存在しないような長さに設定すればよく、本実施の形態においては、その長さは1mm以下であることが望ましい。
【0058】
上記の思想に基づいてキャピラリー部10の長さを設定すれば、当該キャピラリー部10の先端は、従来のように弧に類似した曲線を描いて振動することはほとんどなく、水平方向(X方向)に振動することとなる。このため、バンプと電極とを接合するときにバンプ付き電子部品11に伝える振動は、すべてのバンプに対して均一とすることが可能である。よって、バンプと電極との接合は、全体として均一とすることができるため、バンプ、電極または基板等にクラックが入るような不具合が生じるのを防止することができる。
【0059】
以上のように構成したことにより、バンプ付き電子部品のバンプの基板に形成された電極への接合において、均一な接合を実現できるバンプ付き電子部品の接合装置を提供することができる。さらに、電子部品へのダメージを少なくできるとともに、接合強度を向上でき、かつ、信頼性の高い接合が可能なバンプ付き電子部品の接合装置を提供することができる。
【0060】
以下に、本実施の形態の変形例について述べる。
本実施の形態においては、超音波ホーン17における直線部27は、基板の平面方向に対して一定の傾斜角度(図4における角度θを参照)に設定するようにしたが、この設定された傾斜角度に限定されることもなく設計および振動の伝搬において許容される角度、すなわちキャピラリー部10に前記基板の平面方向と平行な振動が伝搬される角度であれば、設計の許容する範囲内でどのような角度であってもよい。さらに、ホーン17および振動子15は、図面の奥行き方向、手前方向等任意の方向に配置することも可能である。
【0061】
ホーン17における円弧部25の曲率半径は、任意の値を取ることが可能である。また、円弧部25の外縁形状は、円以外の非直線的形状(楕円、サイクロイド等)の一部を構成するものであってもよい。さらに、ホーンの外縁形状に円弧部がなく複数の直線部を組み合わせたアーチ型としてもよい。
【0062】
本実施の形態においては、ホーン17は、2つの直線部27と、これら直線部27に挟まれる円弧部25とを有していたが、前記円弧部25だけを残し、直線部27を削除するように形成してもよい。
【0063】
本実施例においては、キャピラリー部10のキャピラリー取付穴39において、振動の振幅が最大(腹)となるようにしていたが、バンプと電極の接合条件によっては、キャピラリー部10のキャピラリー取付穴39が振動の振幅が最大(腹)となる箇所から外れていてもよい。
【0064】
本発明について上記実施の形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明における思想の範囲内において改良または変更が可能である。
【0065】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、ボンディングツールにおける超音波ホーンの先端は、円弧部によって凸型に形成されているので振動源等を基板側より離すことが可能になり、ボンディングツールおよび接合装置の小型化を図ることができる。そして振動付与部を基準としてボンディングツールは左右対称になっていることから、ホーンの軸心に平行な振動(縦波の振動)以外の振動の発生を防止することができ、さらに前記振動付与部の直上にツール取付部を形成したことから、ツール自体の剛性の向上を図るとともに位置決め精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る電子部品の接合装置を示す断面説明図である。
【図2】図1における要部拡大図である。
【図3】超音波ホーンの形状を示す上側面図である。
【図4】図3に示す超音波ホーンの正面図である。
【図5】超音波ホーンの振動モードを示す説明図である。
【図6】横軸に距離、縦軸に振幅の度合いを設定し、図5における定常振動の節と腹の状態を示した説明図である。
【図7】超音波ホーンの応用例の形状を示す上側面図である。
【図8】図7に示す超音波ホーンの正面図である。
【図9】同超音波ホーンの定常振動モードを示す説明図である。
【図10】超音波ホーンの第1変形例の形状を示す上側面図である。
【図11】図10に示す超音波ホーンの正面図である。
【図12】同超音波ホーンの定常振動モードを示す説明図である。
【図13】超音波ホーンの第2変形例の形状を示す上側面図である。
【図14】図13に示す超音波ホーンの正面図である。
【図15】同超音波ホーンの定常振動モードを示す説明図である。
【図16】従来のバンプ付き電子部品の接合装置51を示す図である。
【図17】図10の超音波振動を与えるためのボンディングツールを拡大した図である。
【図18】(a)は、超音波ホーン(ホーン)およびキャピラリー部における振動の方向および変位量を示す図である。(b)はホーンの各部位における振動(ホーンの軸心に平行な方向の振動)の変位量の変化を示す図である。
【図19】変位量がゼロとなる点(節)が二つ存在する場合(2次の共振モード)の変位量の変化を示す図である。
【図20】変位量がゼロとなる点(節)が一つだけ存在する場合(1次の共振モード)の変位量の変化を示す図である。
【図21】キャピラリー部先端(電子部品の吸着部)の振動の方向と、そのZ方向成分を示す図である。
【符号の説明】
1………電子部品の接合装置
2………本体部
3………ボンディングツール
4………ステージ
5………固定ブロック
6………垂直方向駆動機構
6a………軸受け
6b………ボールネジ軸
7………加圧機構
7a………軸受け
7b………軸
7c………軸受け
7d………軸
7e………軸受け
7f………軸
8………装着部
9………装着面
10………キャピラリー部
11………電子部品
12………基板
15………振動子
17………超音波ホーン
25………円弧部
27………直線部
28………抜き穴
29………ツール取付部
31………端面
33………メネジ部
35………規定面
37………境界面
39………キャピラリー取付穴
41………位置決め穴
43………位置合わせ面
45………貫通穴
47………超音波ホーン
49………脚部
50………不要振動
52………超音波ホーン
54………抜き穴
56………スリット
58………脚部
60………超音波ホーン
62………スリット
64………脚部

Claims (15)

  1. 超音波振動を発生させる振動源と、一端において前記振動源が結合され当該振動源で発生した超音波振動を伝搬可能な超音波ホーンと、この超音波ホーンに結合され当該超音波ホーンを介して伝搬された振動を電子部品に付与可能な振動付与部とを有したボンディングツールであって、前記超音波ホーンを円弧部を有したアーチ型に形成し、この円弧部の凸面側に前記振動付与部を結合するとともに、前記円弧部の背面側にツール取付部を設け、前記振動付与部の長さは、前記超音波振動によって前記振動付与部に振動の節が発生しないだけの寸法に設定されていることを特徴とするボンディングツール。
  2. 前記円弧部と前記ツール取付部との間に空隙を形成したことを特徴とする請求項1に記載のボンディングツール。
  3. 前記空隙は、穴形状であることを特徴とする請求項2に記載のボンディングツール。
  4. 前記空隙は、スリット形状であることを特徴とする請求項2に記載のボンディングツール。
  5. 前記空隙は、スリットと穴の複合形状であることを特徴とする請求項2に記載のボンディングツール。
  6. 前記超音波ホーン内を伝搬する超音波振動の節位置間を結ぶよう前記ツール取付部を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載のボンディングツール。
  7. 前記ツール取付部における前記振動付与部から垂下した位置に前記超音波ホーンの位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1に記載のボンディングツール。
  8. 超音波振動を発生させる振動源と一端において前記振動源が結合され当該振動源で発生した超音波振動を伝搬可能な超音波ホーンとこの超音波ホーンに結合され当該超音波ホーンを介して伝搬された振動を電子部品に付与可能な振動付与部とを有したボンディングツールの固定をなす装着部と、この装着部に結合される昇降手段とを有し、前記ボンディングツールを介して前記電子部品を押圧することで基板への接合をなす電子部品の接合装置であって、前記ボンディングツールを前記超音波ホーンを円弧部を有したアーチ型に形成し、この円弧部の凸面側に前記振動付与部を結合するとともに、前記円弧部の背面側に前記装着部との結合をなすツール取付部を設け、前記振動付与部の長さは、前記超音波振動によって前記振動付与部に振動の節が発生しないだけの寸法に設定されていることを特徴とする電子部品の接合装置。
  9. 前記円弧部と前記ツール取付部との間に空隙を形成したことを特徴とする請求項に記載の電子部品の接合装置。
  10. 前記空隙は、穴形状であることを特徴とする請求項に記載の電子部品の接合装置。
  11. 前記空隙は、スリット形状であることを特徴とする請求項に記載の電子部品の接合装置。
  12. 前記空隙は、スリットと穴の複合形状であることを特徴とする請求項に記載の電子部品の接合装置。
  13. 前記超音波ホーン内を伝搬する超音波振動の節位置間を結ぶよう前記ツール取付部を形成したことを特徴とする請求項乃至請求項12のいずれか1に記載の電子部品の接合装置。
  14. 前記ツール取付部における前記振動付与部から垂下した位置に前記装着部に対する前記超音波ホーンの位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項乃至請求項13のいずれか1に記載の電子部品の接合装置。
  15. 前記振動付与部と前記位置決め手段と前記昇降手段とは、同一軸心上に配置されることを特徴とする請求項14に記載の電子部品の接合装置。
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