JP3913293B2 - インモールドラベル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器等の成形時に金型内に挿入し射出成形と同時に取り付けるラベル(インモールドラベル)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインモールドラベルは次のようなものであった。
【0003】
▲1▼絵柄を裏刷りしたOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムの裏面にCPP(未延伸ポリプロピレン)フィルムまたはPS(ポリスチレン)フィルムをドライラミネート(DL)したもの(層構成:OPP/印刷/DL/CPPorPS)であって、OPPフィルムに静電気防止剤を含浸させている。
【0004】
▲2▼絵柄を裏刷りしたOPP(延伸ポリプロピレン)またはCPP(未延伸ポリプロピレン)フィルムの裏面にコーティングによりヒートシール(HS)層を設けたもの(層構成:OPPorCPP/印刷/HS)であって、OPPまたはCPPフィルムに静電気防止剤を含浸させている。
【0005】
▲3▼OPP(延伸ポリプロピレン)の表面に絵柄を印刷し裏面にコーティングによりヒートシール層(HS)を設けたもの(層構成:印刷/OPP/HS)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記▲1▼のインモールドラベルは、2枚のフィルムをドライラミネートで貼り合わせる時のラミネート条件によってはカールを生じることがあるため、製造が容易でなく、また、2枚のフィルムを用いるためコスト高となるという問題があった。
【0007】
また、上記▲2▼のインモールドラベルは、印刷層がヒートシール層に接するため、成形時の樹脂圧および樹脂温度の条件によっては印刷インキに流れが生ずるという問題があった。
【0008】
また、上記▲3▼のインモールドラベルは、印刷層が最外面にあるため、成形時若しくは使用時に絵柄が取られ易いという問題があった。
【0009】
したがって、コスト高にならず、成形時に印刷インキに流れが生じず、また、成形時若しくは使用時に絵柄が取られることのないインモールドラベルを提供することが課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基材の裏面側に熱可塑性樹脂層を設けるとともに、ウレタン系インキ等による印刷層を基材の表面側に設け、印刷層の上に保護層を、それも2液硬化型インキからなる保護層を設け、保護層(2液硬化型インキ)/印刷層/基材/熱可塑性樹脂層の層構成を有するインモールドラベルとすることによって上記課題を解決したものである。このインモールドラベルは、印刷層が基材の表面側にあって熱可塑性樹脂層に直接接しないため、成形時の樹脂圧や樹脂温度で印刷インキが流れることがない。また、このインモールドラベルは、印刷層が保護層によって覆われるため、成形時若しくは使用時に絵柄が取られるのが防止される。そして、保護層は2液硬化型インキからなるもので、耐熱性に優れているため、保護層自体が金型に取られることもない。また、2液硬化型インキからなる保護層は耐摩耗性に優れているため、長期に亙って印刷層の絵柄が保護される。また、このインモールドラベルは、基材以外にフィルムを用いないためコストを低く抑えられる。
【0011】
また、アクリル系の2液硬化型インクは光沢に優れているが、反面、インクが硬くなるため、硬化時のインキ収縮によりカールが発生する。そのため、保護層を構成する2液硬化型インキには可塑剤を添加するのがよく、そうすることにより硬化時のインキ収縮によるカールを防止できる。
【0012】
また、成形時にインモールドラベルを自動供給する際に静電気によりラベル同士が密着し2枚出しとなるのを防止するには、保護層の上に静電気防止剤層を設けるのがよい。静電気防止剤層は例えばアニオン系界面活性剤をコーティングしたものであってよい。その際、保護層のインキが完全に硬化していない状態で静電気防止剤をコーティングすると、保護層内に静電気防止剤が沈んでしまって静電気防止効果が出なくなるため、保護層のインキが完全に硬化してからコーティングする必要がある。
【0013】
また、熱可塑性樹脂層はEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)系樹脂のエマルジョンをコーティングしたものとするのがよく、その場合、射出樹脂として通常使用されるPP(ポリプロピレン)あるいはHIPS(耐衝撃性ポリスチレン)のいずれの樹脂による射出成形にも適用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるインモールドラベル1の層構成を示している。このインモールドラベル1は、OPP(延伸ポリプロピレン)フィルム,PET(ポリエステル)フィルム,紙,合成紙等を基材2とし、その基材2の裏面にEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)系のエマルジョンのコーティングによる熱可塑性樹脂層3を形成した後、基材2の表面側にグラビア印刷によりウレタン系インキによる絵柄印刷層4を形成し、その後、絵柄印刷層4の上にアクリルポリオール系2液硬化型インキのコーティングによる保護層5を形成し、さらに、保護層5のインキが完全に硬化した後、保護層5の上にアニオン系界面活性剤のコーティングによる静電気防止剤層6を形成したものである。
【0015】
基材2は、ラベルの腰およびコストの面より所定の厚みが必要であり、OPPの場合は40〜80μ、PETの場合は50〜75μが望ましい。また、紙の場合は70〜110g/cm2のものが望ましい。
【0016】
保護層5のアクリル系2液硬化型インキは、インキ自体が硬く、硬化時の熱によりインキが収縮するため、カール防止のために可塑剤を2〜5%添加している。
【0017】
熱可塑性樹脂層3は、ラベルを自動供給する時の滑り性を良くするため、必要に応じてPE(ポリエチレン)ワックスを10〜20%程度添加することにより、外面(ラベル裏面)に微細な凹凸を設ける。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、コスト高を招くことなく、成形時のインモールドラベルのインキ流れを防止し、かつ、成形時若しくは使用時に印刷層の絵柄が取られるのを防止することができる。
【0019】
また、保護層の2液硬化型インキに可塑剤を添加することにより硬化時のカールを防止できる。
【0020】
また、保護層の上に静電気防止剤層を設けることによりインモールドラベルを自動供給する際の2枚出しを防止できる。
【0021】
また、熱可塑性樹脂層にEVA系樹脂を使用することにより、PPあるいはHIPSのいずれの樹脂による射出成形にも適用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインモールドラベルの層構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インモールドラベル
2 基材
3 熱可塑性樹脂層
4 絵柄印刷層
5 保護層
6 静電気防止剤層

Claims (3)

  1. 容器等の成形時に金型内に挿入し一枚ずつ射出成形と同時に取り付けるシート状のインモールドラベルであって、基材の裏面側の最表面に熱可塑性樹脂層が形成されるとともに、前記基材の表面側に印刷層が形成され、この印刷層の上に可塑剤が添加されているアクリル系2液硬化型インキからなる保護層が形成されており、この保護層の2液硬化型インキが完全に硬化してからその上に静電気防止剤をコーティングすることにより前記表面側の最表面に静電気防止剤層が形成されたことを特徴とするインモールドラベル。
  2. 容器等の成形時に金型内に挿入し一枚ずつ射出成形と同時に取り付けるシート状のインモールドラベルであって、基材の裏面側の最表面にポリエステルワックスを10〜20%添加することにより外面に微細な凹凸を設けた熱可塑性樹脂層が形成されるとともに、前記基材の表面側に印刷層が形成され、この印刷層の上に可塑剤が添加されているアクリル系2液硬化型インキからなる保護層が形成されており、この保護層の2液硬化型インキが完全に硬化してからその上に静電気防止剤をコーティングすることにより前記表面側の最表面に静電気防止剤層が形成されたことを特徴とするインモールドラベル。
  3. 熱可塑性樹脂層がエチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂により構成されている請求項1または2記載のインモールドラベル。
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