JP4170440B2 - ラベル付き容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、成形と同時にラベルを装着したラベル付き容器に関し、更に詳しくは、使用済の空容器となったラベル付き容器を有効利用するに際して、ラベルと容器本体とを容易に分離することができるラベル付き容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル等に代表される熱可塑性樹脂からなる成形容器に、成形と同時にラベルを装着したラベル付き容器が各種の包装用容器として使用されている。しかし、通常、容器と該容器に装着されるラベルとは、同材質の熱可塑性樹脂からなるものを用いるなり、ラベルの容器側に位置する面に容器と接着する接着層を設けるなりして、容器とラベルとは成形時の熱により接着して一体化されるように構成されると共に、ラベルには、通常、商品名や内容表示、あるいは、購買意欲をそそる美麗な絵柄等が印刷されている。そして、かかる容器は、通常使い捨て容器として使用されているが、省資源、あるいは、環境保護の観点から容器を回収して有効に再利用することが望まれている。
【0003】
この再利用方法としては、たとえば、ポリマーとして再び成形用材料として使用する方法、あるいは、素原料に分解、精製したのち、ポリマー原料として再使用する方法等が知られているが、いずれの再利用においても、単一ポリマーとする必要があり、予め少なくとも印刷が施されたラベルと容器本体とは分離する必要がある。
【0004】
しかし、上記したように、成形と同時にラベルを装着したラベル付き容器においては、商品名や内容表示、あるいは、購買意欲をそそる美麗な絵柄等が印刷されたラベルと容器本体とが接着されて一体となっているために、印刷が施されたラベルと容器本体とを分離することは極めて困難であり、そのため前記熱可塑性樹脂を再生したものの利用用途も極めて限定されたものとなっていると共に、リサイクルが進展しない一因ともなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、成形と同時にラベルを装着したラベル付き容器において、使用済の空容器となったラベル付き容器を再生利用するために、商品名や内容表示、あるいは、購買意欲をそそる美麗な絵柄等が印刷されたラベルと容器本体とを容易に分離して容器本体を再生利用することが可能なラベル付き容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記のような問題点を解決すべく種々研究を重ねた結果、請求項1記載の発明のラベル付き容器は、開口部の周縁にフランジ部を有する熱可塑性樹脂からなる容器の周壁を形成する表面に、両端部において一方の端部の表面と他方の端部の裏面とを重ね合わせると共に、重ね合わされた部分に設けられた熱可塑性接着剤層がインモールド成形時の熱により熱接着されることにより筒状ラベルとして容器本体にタイトに、かつ、容器本体に接着して一体化することなく装着されることにより前記容器本体に前記筒状ラベルが装着されている部分の厚みは前記筒状ラベルが装着されていない部分の厚みと比較して薄くなっており、前記筒状ラベルの前記一方の端部が曲線状の端辺を有する端部からなることを特徴とするものである。
【0007】
請求項1記載のように構成することにより、筒状ラベルが容器本体にタイトに装着されているのみのラベル付き容器を得ることができると共に、ラベルと容器本体とは接着して一体化しておらず、容易にラベルと容器本体とを分離することができる。また、前記一方の端部が直線状の端辺を有する端部とした場合に比べて、容器の形状や容器の厚さ、あるいは、容器を形成する樹脂の種類等により発生するこの重ね合わされた部分の容器のワレを防止することができる。
【0008】
また、請求項記載の発明は、請求項1記載のラベル付き容器において、前記筒状ラベルの前記容器のフランジ部側の上端縁が前記フランジ部に一部かかるように装着されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、筒状ラベルが容器本体からはずれるのを防止することができる。
【0009】
また、請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載のラベル付き容器において、前記筒状ラベルの前記容器のフランジ部と反対側の下端縁が前記容器の周壁を形成する表面の下端縁より前記容器のフランジ部側に位置するように装着されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、成形時に容器本体を形成する樹脂が前記容器の周壁を形成する表面の下端縁において、ラベルの厚さだけ突出し、ラベルの下端縁を支えることができるために、筒状ラベルが容器本体からはずれるのを防止することができる。なお、前記筒状ラベルの前記容器本体のフランジ部と反対側の下端縁と前記容器の周壁を形成する表面の下端縁の間隔は、脚付き容器の場合は2mm程度が好ましく、また、脚のない容器の場合、この間隔は容器底部の肉厚よりも小さくする方が望ましい。なぜなら、脚のない容器において、前記間隔を容器底部の肉厚よりも大きくすると容器を射出成形するときに成形樹脂がラベルの表面にまわり見栄えが悪くなる。
【0010】
また、請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載のラベル付き容器において、前記容器下端縁近傍の周壁表面に少なくとも3箇所以上の凸部が一定間隔を隔てた位置に形成されている、または、前記容器下端縁近傍の周壁表面に環状凸部が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、上記請求項記載の構成より一層確実に筒状ラベルが容器本体からはずれるのを防止することができる。なお、凸部の突出寸法は0.5〜1.0mmが望ましい。凸部の突出寸法が0.5mmより小さい場合は、ラベルを固定する効果が望むレベルに達せず、また、1.0mmより大きい場合は、成形後に容器をスタックする際に支障をきたすことになる。
【0011】
また、請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載のラベル付き容器において、前記筒状ラベルが前記容器を形成する熱可塑性樹脂と接着しない材質からなることを特徴とするものである。このように構成することにより、一層容器本体とラベルとを簡単に分離することができると共に、容器本体のみ一層容易に回収することができる。特に、筒状ラベルの比重を容器本体を形成する樹脂と異にした構成とすることにより、より一層この効果は増大する。
【0012】
また、請求項記載の発明は、請求項記載のラベル付き容器において、前記熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフタレートのホモポリマー、あるいは、テレフタル酸成分の一部、及び/またはエチレングリコール成分の一部を置換して共重合体させたコポリマーからなることを特徴とするものである。このように構成することにより、容器本体のポリエステルを容易に回収することができると共に、種々なものに再生することができ、現在唯一容器包装リサイクル法でリサイクルが義務付けられているポリエステルのリサイクルシステムの構築が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について、図面に示す実施例に基づき、以下に詳述する。
図1は本発明にかかるラベル付き容器の第1の実施形態を示す斜視図、図2は図1の断面図、図3は第1の実施形態に用いたラベルの平面図、図4は本発明にかかるラベル付き容器の第2の実施形態を示す斜視図、図5は図4の断面図、図6は第2の実施形態に用いたラベルの平面図、図7は他の実施形態を示すラベルの平面図であり、図中の1,11はラベル付き容器、2,2’は容器本体、3,3’,3''はラベル、4は環状凸部、20,20’20'',21,21’は重なりしろ部分、30は熱可塑性接着剤層をそれぞれ示す。
【0014】
図1は本発明にかかるラベル付き容器の第1の実施形態を示す斜視図であって、ラベル付き容器1はコア型とキャビティ型とからなるインモールド金型のキャビティ型の所定位置に図3に示す略扇形状のラベル3を、その両端部を重ね合わせて挿入して後にコア型を閉じて、溶融した熱可塑性ポリエステルを金型内に射出して、所望の容器本体2を成形すると共に前記容器本体2の周壁を形成する表面にラベル3を装着したものであって、前記容器本体2と前記ラベル3とはタイトに装着されているだけである(前記容器本体2と前記ラベル3とは接着して一体化されたものではない)。図2に示すように、図2−(A)は脚なし容器、図2−(B)は脚付き容器の断面を示したものであるが、前記ラベル3は容器本体2の周壁を形成する表面に装着されると共に、前記ラベル3の上端縁(図2において上側)は前記容器本体2のフランジ部にその一部がかかるように、また、前記ラベル3の下端縁(図2において下側)は前記容器本体2の周壁表面の下端縁より前記フランジ部側に位置するように装着され、前記ラベル3の上端縁、および、下端縁が前記容器本体2に対してこのように構成されることにより、前記ラベル3が前記容器本体2からはずれるのを防止している。ところで、前記容器本体2に対する前記ラベル3の上端縁と下端縁の上記構成は、どちらか一方が上記のように構成されていれば、前記ラベル3が前記容器本体2からはずれるのを防止することができる。
【0015】
一方、前記略扇形状からなるラベル3は図3に示すように、前記ラベル3の両端部に筒状とする時の重ねしろ部分20、21が設けられると共に、前記重ねしろ部分20には熱可塑性接着剤層30が設けられている。前記ラベル3を前記重ねしろ部分20を前記重ねしろ部分21の下側にくるように筒状としてインモールド金型に挿入して後に射出成形して前記容器本体2を形成すると共に、前記容器本体2の周壁を形成する表面にラベル3を装着した時に、成形時の熱可塑性ポリエステルの溶融熱により、前記熱可塑性接着剤層30が溶融して前記ラベル3の前記重ねしろ部分20、21が接着するように構成されている。図3においては、前記熱可塑性接着剤層30を前記ラベル3の重ねしろ部分20に設けたが、これに限ることはなく、前記重ねしろ部分20、21の対向する面の少なくとも一方の面に熱可塑性接着剤層30が設けられていればよい。
【0016】
この熱可塑性接着剤層30の材料としては、容器本体2を形成するときに用いる成形用樹脂の溶融熱で溶融するものであればよく、たとえば、塩素化ポリエチレン,塩素化ポリプロピレンなどの変性ポリオレフィン接着剤、あるいは、塩ビ─酢酸ビニル共重合体系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂などのホットメルト型接着剤等を任意に用いることができ、その塗工量としては、5〜30g/m2が好適である。第1の実施形態で用いたように容器本体2を構成する樹脂が熱可塑性ポリエステルの場合、その容器本体2を成形するときの樹脂の温度は概ね280 〜300 °Cであり、このような熱可塑性接着剤を用いることによりラベルの両端部をしっかりと接着させることができる。
【0017】
また、前記ラベル3の材料としては、単層シートあるいは2つ以上の層からなる積層シートのいずれであっても構わないが、少なくとも容器本体2を形成する成形用樹脂と接着しない材質のものを用いる必要がある。たとえば、第1の実施形態のように容器本体2を形成する成形用樹脂が熱可塑性ポリエステルの場合には、2軸延伸ポリプロピレンフィルム単層か、あるいは、2軸延伸ポリプロピレンフィルムを少なくとも2層積層した積層体が好適であり、その総厚さは40〜100 μmが適当である。40μmより薄いと金型へ挿入して金型にセットするのが難しいし、100 ミクロンより厚い場合はコスト的に難しい。
【0018】
また、前記ラベル3には、通常印刷が施されるが、前記ラベル3が単層シートの場合には、容器本体2と直接接触しない面、すなわち、ラベル付き容器1としたときに、印刷面が表出する面に印刷が施される。なぜなら、前記ラベル3の前記容器本体2と直接接触する面に印刷した場合には、成型時の熱および溶融した成型用樹脂により印刷面が流れてしまい、文字や絵柄が正常に再現されないためである。しかし、このようにラベル付き容器1としたときに印刷面が表出するように構成されていると、時として印刷面が擦れ等により傷つくことがある。そのために、取扱等が厳しい場合には、前記ラベル3は積層体が用いられ、ラベル付き容器1に擦れ等が加わっても、絶対に印刷面に影響を及ぼすことがないように印刷面が前記積層体の層間に位置するように構成されたものが用いられる。
【0019】
図4は本発明にかかるラベル付き容器の第2の実施形態を示す斜視図であって、ラベル付き容器11はコア型とキャビティ型とからなるインモールド金型のキャビティ型の所定位置に図6に示す略扇形状のラベル3’を、その両端部を重ね合わせて挿入して後にコア型を閉じて、溶融した熱可塑性ポリエステルを金型内に射出して、所望の容器本体2’を成形すると共に前記容器本体2’の周壁を形成する表面にラベル3’を装着したものであって、前記容器本体2’と前記ラベル3’とはタイトに装着されているだけである(前記容器本体2’と前記ラベル3’とは接着して一体化されたものではない)。図5に示すように、図5−(A)は脚なし容器、図5−(B)は脚付き容器の断面を示したものであるが、前記ラベル3’は容器本体2’の周壁を形成する表面に装着されると共に、前記ラベル3’の上端縁(図5において上側)は前記容器本体2’のフランジ部にその一部がかかるように装着され、また、前記ラベル3の下端縁(図5において下側)は前記容器本体2’の周壁表面の下端縁近傍に設けられた環状凸部4にその一部が乗り上げるように装着されると共に前記容器本体2’の周壁表面の下端縁より前記フランジ部側に位置するように装着され、前記ラベル3’が前記容器本体2’からはずれるのを防止している。この場合、前記容器本体2’の周壁表面の下端縁近傍に環状凸部4が設けられたことにより、第1の実施形態よりも一層前記ラベル3’が前記容器本体2’からはずれにくくなっている。ところで、前記容器本体2’に対する前記ラベル3’の上端縁と下端縁の上記構成は、どちらか一方が上記のように構成されていれば、前記ラベル3’が前記容器本体2’からはずれるのを防止することができる。
【0020】
第2の実施形態では、前記ラベル3’が前記容器本体2’からはずれにくくするために、前記容器本体2’の周壁表面の下端縁近傍に環状凸部4が設けられた実施例を示したが、前記容器本体2’の周壁表面の下端縁近傍に少なくとも3箇所以上の凸部が一定間隔を隔てた位置に形成された容器本体であっても、第2の実施形態と同様に第1の実施形態よりも一層前記ラベル3、3’を容器本体からはずれ難くすることができる。
【0021】
一方、前記略扇形状のラベル3’は図6に示すように、前記ラベル3’の両端部の一方の端部の端辺が4次関数で示される曲線形状に形成されると共に、他方の端部の端辺は直線状に形成され、前記ラベル3’の両端部を重ね合わせて筒状とした時の重ねしろ部分20’、21’において、前記曲線形状からなる一方の端部が前記他方の端部の下側(容器本体2’側)にくるように構成することにより、前記容器本体2’と前記ラベル3’とでラベル付き容器11を形成した際に、前記ラベル3’の重ねしろ部分20’、21’で前記ラベル付き容器11にワレが発生するのを第1の実施形態のラベル付き容器1よりも格段に少なくすることができる。そのために、このラベル3’の構成を、容器の形状や容器の厚さ、あるいは、容器を形成する成型用樹脂の種類等により適宜選択して用いることにより、ラベル付き容器のラベルの重なりしろ部分のワレを防止することができる。前記ラベル3’は前記ラベル3と同様に、前記重ねしろ部分20’、21’の対向する面の少なくとも一方の面に熱可塑性接着剤層30が設けられていることはいうまでもない。
【0022】
また、図6で示した前記一方の端部の端辺の曲線形状は、この形状に限るものではなく、要するに、ラベルを筒状とする際に、ラベルの重なりしろ部分となるラベルの両端部の一方の端部の端辺が直線形状ではなく曲線形状であれば、いかなる形状であってもよく、たとえば、図7に示すようにラベル3''の重なりしろ部分となる両端部の一方の端部の重なりしろ部分20''の端辺が2次関数からなる曲線形状であっても構わない。
【0023】
また、本発明のラベル付き容器は、容器本体を成型する樹脂として熱可塑性ポリエステル、ラベルとして2軸延伸ポリプロピレンフィルムを用いて説明してきたが、このように互いに接着しない成型用樹脂とラベルとからラベル付き容器を構成することにより、容器本体とラベルとは従来のように接着して一体化してはおらず、容器本体にラベルがタイトに密着した状態で装着されているだけであり、空となったラベル付き容器は粉砕することにより、容器本体とラベルとを剥がすことができると共に、圧空により容器本体とラベルとを簡単に分離することができ、容器本体のみを容易に回収することができる。容器本体の成型用樹脂として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンナフタレート等を用いた場合ついても同様に、前記ポリエチレン、前記ポリプロピレン、前記ポリスチレン、前記ポリ塩化ビニル、前記ポリエチレンナフタレート等と接着しない材質からなるラベルをそれぞれに用いたラベル付き容器とすることにより、上記同様に容器本体とラベルとを簡単に分離することができ、容器本体を容易に回収することができることはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】
本発明のラベル付き容器は、今まで縷々説明してきたように、成形と同時にラベルを装着したラベル付き容器であって、商品名や内容表示、あるいは、購買意欲をそそる美麗な絵柄等が印刷されたラベルと容器本体とを容易に分離することができて容器本体を再生利用することができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるラベル付き容器の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 図1の断面図である。
【図3】 第1の実施形態に用いたラベルの平面図である。
【図4】 本発明にかかるラベル付き容器の第2の実施形態を示す斜視図である。
【図5】 図4の断面図である。
【図6】 第2の実施形態に用いたラベルの平面図である。
【図7】 他の実施形態を示すラベルの平面図である。
【符号の説明】
1,11 ラベル付き容器
2,2’ 容器本体
3,3’,3'' ラベル
4 環状の凸部
20,20’,20'',21,21’ 重なりしろ部分
30 熱可塑性接着剤層

Claims (6)

  1. 開口部の周縁にフランジ部を有する熱可塑性樹脂からなる容器の周壁を形成する表面に、両端部において一方の端部の表面と他方の端部の裏面とを重ね合わせると共に、重ね合わされた部分に設けられた熱可塑性接着剤層がインモールド成形時の熱により熱接着されることにより筒状ラベルとして容器本体にタイトに、かつ、容器本体に接着して一体化することなく装着されることにより前記容器本体に前記筒状ラベルが装着されている部分の厚みは前記筒状ラベルが装着されていない部分の厚みと比較して薄くなっており、前記筒状ラベルの前記一方の端部が曲線状の端辺を有する端部からなることを特徴とするラベル付き容器。
  2. 前記筒状ラベルの前記容器のフランジ部側の上端縁が前記フランジ部に一部かかるように装着されていることを特徴とする請求項1記載のラベル付き容器。
  3. 前記筒状ラベルの前記容器のフランジ部と反対側の下端縁が前記容器の周壁を形成する表面の下端縁より前記容器のフランジ部側に位置するように装着されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のラベル付き容器。
  4. 前記容器下端縁近傍の周壁表面に少なくとも3箇所以上の凸部が一定間隔を隔てた位置に形成されている、または、前記容器下端縁近傍の周壁表面に環状凸部が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のラベル付き容器。
  5. 前記筒状ラベルが前記容器を形成する熱可塑性樹脂と接着しない材質からなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のラベル付き容器。
  6. 前記熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフタレートのホモポリマー、あるいは、テレフタル酸成分の一部、及び/またはエチレングリコール成分の一部を置換して共重合体させたコポリマーからなることを特徴とする請求項記載のラベル付き容器。
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