JPH11314622A - ラベル付き容器 - Google Patents

ラベル付き容器

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JPH11314622A
JPH11314622A JP14214098A JP14214098A JPH11314622A JP H11314622 A JPH11314622 A JP H11314622A JP 14214098 A JP14214098 A JP 14214098A JP 14214098 A JP14214098 A JP 14214098A JP H11314622 A JPH11314622 A JP H11314622A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成型と同時にラベルを装着したラベル付き容
器において、使用済の空容器となったラベル付き容器を
再生利用するために、商品名や内容表示、あるいは、購
買意欲をそそる美麗な絵柄等が印刷されたラベルと容器
本体とを容易に分離して容器本体を再生利用することが
可能なラベル付き容器を提供することを目的とするもの
である。 【解決手段】 開口部の周縁にフランジ部を有する熱可
塑性樹脂からなる容器の周壁を形成する表面に、両端部
において一方の端部の表面と他方の端部の裏面とを重ね
合わせると共に、重ね合わされた部分に設けられた熱可
塑性接着剤層が成型時の熱により熱接着されることによ
り筒状ラベルとして装着されていることを特徴とするラ
ベル付き容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形と同時にラベ
ルを装着したラベル付き容器に関し、更に詳しくは、使
用済の空容器となったラベル付き容器を有効利用するに
際して、ラベルと容器本体とを容易に分離することがで
きるラベル付き容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル等に
代表される熱可塑性樹脂からなる成形容器に、成形と同
時にラベルを装着したラベル付き容器が各種の包装用容
器として使用されている。しかし、通常、容器と該容器
に装着されるラベルとは、同材質の熱可塑性樹脂からな
るものを用いるなり、ラベルの容器側に位置する面に容
器と接着する接着層を設けるなりして、容器とラベルと
は成形時の熱により接着して一体化されるように構成さ
れると共に、ラベルには、通常、商品名や内容表示、あ
るいは、購買意欲をそそる美麗な絵柄等が印刷されてい
る。そして、かかる容器は、通常使い捨て容器として使
用されているが、省資源、あるいは、環境保護の観点か
ら容器を回収して有効に再利用することが望まれてい
る。
【0003】この再利用方法としては、たとえば、ポリ
マーとして再び成形用材料として使用する方法、あるい
は、素原料に分解、精製したのち、ポリマー原料として
再使用する方法等が知られているが、いずれの再利用に
おいても、単一ポリマーとする必要があり、予め少なく
とも印刷が施されたラベルと容器本体とは分離する必要
がある。
【0004】しかし、上記したように、成形と同時にラ
ベルを装着したラベル付き容器においては、商品名や内
容表示、あるいは、購買意欲をそそる美麗な絵柄等が印
刷されたラベルと容器本体とが接着されて一体となって
いるために、印刷が施されたラベルと容器本体とを分離
することは極めて困難であり、そのため前記熱可塑性樹
脂を再生したものの利用用途も極めて限定されたものと
なっていると共に、リサイクルが進展しない一因ともな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、成形と同時にラベルを装着したラベル付き容器に
おいて、使用済の空容器となったラベル付き容器を再生
利用するために、商品名や内容表示、あるいは、購買意
欲をそそる美麗な絵柄等が印刷されたラベルと容器本体
とを容易に分離して容器本体を再生利用することが可能
なラベル付き容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記のよ
うな問題点を解決すべく種々研究を重ねた結果、請求項
1記載の発明のラベル付き容器は、開口部の周縁にフラ
ンジ部を有する熱可塑性樹脂からなる容器の周壁を形成
する表面に、両端部において一方の端部の表面と他方の
端部の裏面とを重ね合わせると共に、重ね合わされた部
分に設けられた熱可塑性接着剤層が成型時の熱により熱
接着されることにより筒状ラベルとして装着されている
ことを特徴とするものである。このように構成すること
により、筒状ラベルが容器本体にタイトに装着されてい
るのみのラベル付き容器を得ることができると共に、ラ
ベルと容器本体とは接着して一体化しておらず、容易に
ラベルと容器本体とを分離することができる。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のラベル付き容器において、前記筒状ラベルの前記一
方の端部が曲線状の端辺を有する端部からなることを特
徴とするものである。このように構成することにより、
前記一方の端部が直線状の端辺を有する端部とした場合
に比べて、容器の形状や容器の厚さ、あるいは、容器を
形成する樹脂の種類等により発生するこの重ね合わされ
た部分の容器のワレを防止することができる。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1、
2のいずれかに記載のラベル付き容器において、前記筒
状ラベルの前記容器のフランジ部側の上端縁が前記フラ
ンジ部に一部かかるように装着されていることを特徴と
するものである。このように構成することにより、筒状
ラベルが容器本体からはずれるのを防止することができ
る。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1〜
3のいずれかに記載のラベル付き容器において、前記筒
状ラベルの前記容器のフランジ部と反対側の下端縁が前
記容器の周壁を形成する表面の下端縁より前記容器のフ
ランジ部側に位置するように装着されていることを特徴
とするものである。このように構成することにより、成
形時に容器本体を形成する樹脂が前記容器の周壁を形成
する表面の下端縁において、ラベルの厚さだけ突出し、
ラベルの下端縁を支えることができるために、筒状ラベ
ルが容器本体からはずれるのを防止することができる。
なお、前記筒状ラベルの前記容器本体のフランジ部と反
対側の下端縁と前記容器の周壁を形成する表面の下端縁
の間隔は、脚付き容器の場合は2mm程度が好ましく、ま
た、脚のない容器の場合、この間隔は容器底部の肉厚よ
りも小さくする方が望ましい。なぜなら、脚のない容器
において、前記間隔を容器底部の肉厚よりも大きくする
と容器を射出成型するときに成型樹脂がラベルの表面に
まわり見栄えが悪くなる。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1〜
4のいずれかに記載のラベル付き容器において、前記容
器下端縁近傍の周壁表面に少なくとも3箇所以上の凸部
が一定間隔を隔てた位置に形成されている、または、前
記容器下端縁近傍の周壁表面に環状凸部が形成されてい
ることを特徴とするものである。このように構成するこ
とにより、上記請求項4記載の構成より一層確実に筒状
ラベルが容器本体からはずれるのを防止することができ
る。なお、凸部の突出寸法は0.5 〜1.0mm が望ましい。
凸部の突出寸法が0.5mm より小さい場合は、ラベルを固
定する効果が望むレベルに達せず、また、1.0mm より大
きい場合は、成型後に容器をスタックする際に支障をき
たすことになる。
【0011】また、請求項6記載の発明は、請求項1〜
5のいずれかに記載のラベル付き容器において、前記筒
状ラベルが前記容器を形成する熱可塑性樹脂と接着しな
い材質からなることを特徴とするものである。このよう
に構成することにより、一層容器本体とラベルとを簡単
に分離することができると共に、容器本体のみ一層容易
に回収することができる。特に、筒状ラベルの比重を容
器本体を形成する樹脂と異にした構成とすることによ
り、より一層この効果は増大する。
【0012】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載のラベル付き容器において、前記熱可塑性樹脂がポリ
エチレンテレフタレートのホモポリマー、あるいは、テ
レフタル酸成分の一部、及び/またはエチレングリコー
ル成分の一部を置換して共重合体させたコポリマーから
なることを特徴とするものである。このように構成する
ことにより、容器本体のポリエステルを容易に回収する
ことができると共に、種々なものに再生することがで
き、現在唯一容器包装リサイクル法でリサイクルが義務
付けられているポリエステルのリサイクルシステムの構
築が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】上記の本発明について、図面に示
す実施例に基づき、以下に詳述する。図1は本発明にか
かるラベル付き容器の第1の実施形態を示す斜視図、図
2は図1の断面図、図3は第1の実施形態に用いたラベ
ルの平面図、図4は本発明にかかるラベル付き容器の第
2の実施形態を示す斜視図、図5は図4の断面図、図6
は第2の実施形態に用いたラベルの平面図、図7は他の
実施形態を示すラベルの平面図であり、図中の1,11は
ラベル付き容器、2,2’は容器本体、3,3’,3''
はラベル、4は環状凸部、20,20’20'',21,21’は重
なりしろ部分、30は熱可塑性接着剤層をそれぞれ示す。
【0014】図1は本発明にかかるラベル付き容器の第
1の実施形態を示す斜視図であって、ラベル付き容器1
はコア型とキャビティ型とからなるインモールド金型の
キャビティ型の所定位置に図3に示す略扇形状のラベル
3を、その両端部を重ね合わせて挿入して後にコア型を
閉じて、溶融した熱可塑性ポリエステルを金型内に射出
して、所望の容器本体2を成形すると共に前記容器本体
2の周壁を形成する表面にラベル3を装着したものであ
って、前記容器本体2と前記ラベル3とはタイトに装着
されているだけである(前記容器本体2と前記ラベル3
とは接着して一体化されたものではない)。図2に示す
ように、図2−(A)は脚なし容器、図2−(B)は脚
付き容器の断面を示したものであるが、前記ラベル3は
容器本体2の周壁を形成する表面に装着されると共に、
前記ラベル3の上端縁(図2において上側)は前記容器
本体2のフランジ部にその一部がかかるように、また、
前記ラベル3の下端縁(図2において下側)は前記容器
本体2の周壁表面の下端縁より前記フランジ部側に位置
するように装着され、前記ラベル3の上端縁、および、
下端縁が前記容器本体2に対してこのように構成される
ことにより、前記ラベル3が前記容器本体2からはずれ
るのを防止している。ところで、前記容器本体2に対す
る前記ラベル3の上端縁と下端縁の上記構成は、どちら
か一方が上記のように構成されていれば、前記ラベル3
が前記容器本体2からはずれるのを防止することができ
る。
【0015】一方、前記略扇形状からなるラベル3は図
3に示すように、前記ラベル3の両端部に筒状とする時
の重ねしろ部分20、21が設けられると共に、前記重ねし
ろ部分20には熱可塑性接着剤層30が設けられている。前
記ラベル3を前記重ねしろ部分20を前記重ねしろ部分21
の下側にくるように筒状としてインモールド金型に挿入
して後に射出成形して前記容器本体2を形成すると共
に、前記容器本体2の周壁を形成する表面にラベル3を
装着した時に、成形時の熱可塑性ポリエステルの溶融熱
により、前記熱可塑性接着剤層30が溶融して前記ラベル
3の前記重ねしろ部分20、21が接着するように構成され
ている。図3においては、前記熱可塑性接着剤層30を前
記ラベル3の重ねしろ部分20に設けたが、これに限るこ
とはなく、前記重ねしろ部分20、21の対向する面の少な
くとも一方の面に熱可塑性接着剤層30が設けられていれ
ばよい。
【0016】この熱可塑性接着剤層30の材料としては、
容器本体2を形成するときに用いる成形用樹脂の溶融熱
で溶融するものであればよく、たとえば、塩素化ポリエ
チレン,塩素化ポリプロピレンなどの変性ポリオレフィ
ン接着剤、あるいは、塩ビ─酢酸ビニル共重合体系樹
脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂などのホットメルト型
接着剤等を任意に用いることができ、その塗工量として
は、5〜30g/m2が好適である。第1の実施形態で用いた
ように容器本体2を構成する樹脂が熱可塑性ポリエステ
ルの場合、その容器本体2を成形するときの樹脂の温度
は概ね280 〜300°Cであり、このような熱可塑性接着
剤を用いることによりラベルの両端部をしっかりと接着
させることができる。
【0017】また、前記ラベル3の材料としては、単層
シートあるいは2つ以上の層からなる積層シートのいず
れであっても構わないが、少なくとも容器本体2を形成
する成形用樹脂と接着しない材質のものを用いる必要が
ある。たとえば、第1の実施形態のように容器本体2を
形成する成形用樹脂が熱可塑性ポリエステルの場合に
は、2軸延伸ポリプロピレンフィルム単層か、あるい
は、2軸延伸ポリプロピレンフィルムを少なくとも2層
積層した積層体が好適であり、その総厚さは40〜100 μ
mが適当である。40μmより薄いと金型へ挿入して金型
にセットするのが難しいし、100 ミクロンより厚い場合
はコスト的に難しい。
【0018】また、前記ラベル3には、通常印刷が施さ
れるが、前記ラベル3が単層シートの場合には、容器本
体2と直接接触しない面、すなわち、ラベル付き容器1
としたときに、印刷面が表出する面に印刷が施される。
なぜなら、前記ラベル3の前記容器本体2と直接接触す
る面に印刷した場合には、成型時の熱および溶融した成
型用樹脂により印刷面が流れてしまい、文字や絵柄が正
常に再現されないためである。しかし、このようにラベ
ル付き容器1としたときに印刷面が表出するように構成
されていると、時として印刷面が擦れ等により傷つくこ
とがある。そのために、取扱等が厳しい場合には、前記
ラベル3は積層体が用いられ、ラベル付き容器1に擦れ
等が加わっても、絶対に印刷面に影響を及ぼすことがな
いように印刷面が前記積層体の層間に位置するように構
成されたものが用いられる。
【0019】図4は本発明にかかるラベル付き容器の第
2の実施形態を示す斜視図であって、ラベル付き容器11
はコア型とキャビティ型とからなるインモールド金型の
キャビティ型の所定位置に図6に示す略扇形状のラベル
3’を、その両端部を重ね合わせて挿入して後にコア型
を閉じて、溶融した熱可塑性ポリエステルを金型内に射
出して、所望の容器本体2’を成形すると共に前記容器
本体2’の周壁を形成する表面にラベル3’を装着した
ものであって、前記容器本体2’と前記ラベル3’とは
タイトに装着されているだけである(前記容器本体2’
と前記ラベル3’とは接着して一体化されたものではな
い)。図5に示すように、図5−(A)は脚なし容器、
図5−(B)は脚付き容器の断面を示したものである
が、前記ラベル3’は容器本体2’の周壁を形成する表
面に装着されると共に、前記ラベル3’の上端縁(図5
において上側)は前記容器本体2’のフランジ部にその
一部がかかるように装着され、また、前記ラベル3の下
端縁(図5において下側)は前記容器本体2’の周壁表
面の下端縁近傍に設けられた環状凸部4にその一部が乗
り上げるように装着されると共に前記容器本体2’の周
壁表面の下端縁より前記フランジ部側に位置するように
装着され、前記ラベル3’が前記容器本体2’からはず
れるのを防止している。この場合、前記容器本体2’の
周壁表面の下端縁近傍に環状凸部4が設けられたことに
より、第1の実施形態よりも一層前記ラベル3’が前記
容器本体2’からはずれにくくなっている。ところで、
前記容器本体2’に対する前記ラベル3’の上端縁と下
端縁の上記構成は、どちらか一方が上記のように構成さ
れていれば、前記ラベル3’が前記容器本体2’からは
ずれるのを防止することができる。
【0020】第2の実施形態では、前記ラベル3’が前
記容器本体2’からはずれにくくするために、前記容器
本体2’の周壁表面の下端縁近傍に環状凸部4が設けら
れた実施例を示したが、前記容器本体2’の周壁表面の
下端縁近傍に少なくとも3箇所以上の凸部が一定間隔を
隔てた位置に形成された容器本体であっても、第2の実
施形態と同様に第1の実施形態よりも一層前記ラベル
3、3’を容器本体からはずれ難くすることができる。
【0021】一方、前記略扇形状のラベル3’は図6に
示すように、前記ラベル3’の両端部の一方の端部の端
辺が4次関数で示される曲線形状に形成されると共に、
他方の端部の端辺は直線状に形成され、前記ラベル3’
の両端部を重ね合わせて筒状とした時の重ねしろ部分2
0’、21’において、前記曲線形状からなる一方の端部
が前記他方の端部の下側(容器本体2’側)にくるよう
に構成することにより、前記容器本体2’と前記ラベル
3’とでラベル付き容器11を形成した際に、前記ラベル
3’の重ねしろ部分20’、21’で前記ラベル付き容器11
にワレが発生するのを第1の実施形態のラベル付き容器
1よりも格段に少なくすることができる。そのために、
このラベル3’の構成を、容器の形状や容器の厚さ、あ
るいは、容器を形成する成型用樹脂の種類等により適宜
選択して用いることにより、ラベル付き容器のラベルの
重なりしろ部分のワレを防止することができる。前記ラ
ベル3’は前記ラベル3と同様に、前記重ねしろ部分2
0’、21’の対向する面の少なくとも一方の面に熱可塑
性接着剤層30が設けられていることはいうまでもない。
【0022】また、図6で示した前記一方の端部の端辺
の曲線形状は、この形状に限るものではなく、要する
に、ラベルを筒状とする際に、ラベルの重なりしろ部分
となるラベルの両端部の一方の端部の端辺が直線形状で
はなく曲線形状であれば、いかなる形状であってもよ
く、たとえば、図7に示すようにラベル3''の重なりし
ろ部分となる両端部の一方の端部の重なりしろ部分20''
の端辺が2次関数からなる曲線形状であっても構わな
い。
【0023】また、本発明のラベル付き容器は、容器本
体を成型する樹脂として熱可塑性ポリエステル、ラベル
として2軸延伸ポリプロピレンフィルムを用いて説明し
てきたが、このように互いに接着しない成型用樹脂とラ
ベルとからラベル付き容器を構成することにより、容器
本体とラベルとは従来のように接着して一体化してはお
らず、容器本体にラベルがタイトに密着した状態で装着
されているだけであり、空となったラベル付き容器は粉
砕することにより、容器本体とラベルとを剥がすことが
できると共に、圧空により容器本体とラベルとを簡単に
分離することができ、容器本体のみを容易に回収するこ
とができる。容器本体の成型用樹脂として、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンナフタレート等を用いた場合ついても同様
に、前記ポリエチレン、前記ポリプロピレン、前記ポリ
スチレン、前記ポリ塩化ビニル、前記ポリエチレンナフ
タレート等と接着しない材質からなるラベルをそれぞれ
に用いたラベル付き容器とすることにより、上記同様に
容器本体とラベルとを簡単に分離することができ、容器
本体を容易に回収することができることはいうまでもな
い。
【0024】
【発明の効果】本発明のラベル付き容器は、今まで縷々
説明してきたように、成形と同時にラベルを装着したラ
ベル付き容器であって、商品名や内容表示、あるいは、
購買意欲をそそる美麗な絵柄等が印刷されたラベルと容
器本体とを容易に分離することができて容器本体を再生
利用することができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるラベル付き容器の第1の実施
形態を示す斜視図である。
【図2】 図1の断面図である。
【図3】 第1の実施形態に用いたラベルの平面図であ
る。
【図4】 本発明にかかるラベル付き容器の第2の実施
形態を示す斜視図である。
【図5】 図4の断面図である。
【図6】 第2の実施形態に用いたラベルの平面図であ
る。
【図7】 他の実施形態を示すラベルの平面図である。
【符号の説明】
1,11 ラベル付き容器 2,2’ 容器本体 3,3’,3'' ラベル 4 環状の凸部 20,20’,20'',21,21’ 重なりしろ部分 30 熱可塑性接着剤層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部の周縁にフランジ部を有する熱可
    塑性樹脂からなる容器の周壁を形成する表面に、両端部
    において一方の端部の表面と他方の端部の裏面とを重ね
    合わせると共に、重ね合わされた部分に設けられた熱可
    塑性接着剤層が成型時の熱により熱接着されることによ
    り筒状ラベルとして装着されていることを特徴とするラ
    ベル付き容器。
  2. 【請求項2】 前記筒状ラベルの前記一方の端部が曲線
    状の端辺を有する端部からなることを特徴とする請求項
    1記載のラベル付き容器。
  3. 【請求項3】 前記筒状ラベルの前記容器のフランジ部
    側の上端縁が前記フランジ部に一部かかるように装着さ
    れていることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記
    載のラベル付き容器。
  4. 【請求項4】 前記筒状ラベルの前記容器のフランジ部
    と反対側の下端縁が前記容器の周壁を形成する表面の下
    端縁より前記容器のフランジ部側に位置するように装着
    されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のラベル付き容器。
  5. 【請求項5】 前記容器下端縁近傍の周壁表面に少なく
    とも3箇所以上の凸部が一定間隔を隔てた位置に形成さ
    れている、または、前記容器下端縁近傍の周壁表面に環
    状凸部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載のラベル付き容器。
  6. 【請求項6】 前記筒状ラベルが前記容器を形成する熱
    可塑性樹脂と接着しない材質からなることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載のラベル付き容器。
  7. 【請求項7】 前記熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフ
    タレートのホモポリマー、あるいは、テレフタル酸成分
    の一部、及び/またはエチレングリコール成分の一部を
    置換して共重合体させたコポリマーからなることを特徴
    とする請求項6記載のラベル付き容器。
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