JP2503761B2 - ラベル付き二軸延伸プラスチック容器 - Google Patents

ラベル付き二軸延伸プラスチック容器

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JP2503761B2
JP2503761B2 JP2339039A JP33903990A JP2503761B2 JP 2503761 B2 JP2503761 B2 JP 2503761B2 JP 2339039 A JP2339039 A JP 2339039A JP 33903990 A JP33903990 A JP 33903990A JP 2503761 B2 JP2503761 B2 JP 2503761B2
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container
biaxially stretched
plastic container
film
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郁乃 示野
高志 高木
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Toppan Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリエステル樹脂にて二軸延伸成形すると
同時に容器表面にラベルを一体化したラベル付き二軸延
伸プラスチック容器に関する。
<従来技術> 従来から成形したプラスチック容器の表面に模様等を
印刷したラベルを貼着したラベル付容器は市場において
一般的に用いられている。
このように成形した容器へ後からラベルを貼着するた
め、作業工程が多くなり、また容器表面にラベルが突出
した状態のものとなっていた。
これに代わるものとして、容器の成形と同時にラベル
を一体に設けた容器が使用されるようになっている。
この容器は、ラベルの表面が他の容器の表面と同じ高
さになり、ラベルが容器の一部となった構造となってい
た。
また容器の成形方法としては、パリソンを横方向のみ
に延伸させるダイレクトブローと、プリフォームを縦横
方向に延伸させる二軸延伸成形方法がある。
前記二軸延伸成形方法のなかで、合成樹脂の材料とし
て、近時飲料水・食用油等の容器としてポリエチレンテ
レフタレート樹脂を使用したプラスチックボトル(以下
延伸PETボトルと言う)が多数採用されている。
この延伸PETボトルにラベルを成形と同時に一体化し
たものも商品化されているが、そのラベルとしては基材
に、紙あるいは合成紙を使用したもので、いずれも不透
明なため、美観の問題上透明なラベルがのぞまれてい
る。
透明ラベルとしては、延伸或いは未延伸のポリプロピ
レン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の透明フ
ィルムに接着ニスをコーティングしたもの〔〕、同透
明フィルムにエチレン酢酸ビニル共重合体フィルムを貼
り合わせたもの〔〕がある。
<本発明が解決しようとする課題> 上記のラベルでは成形時の熱によって、接着ニス中
の残留溶剤が気化し、それがラベルの外へ通過せず、気
泡として残り外観が損なわれるという問題があり、また
上記のラベルにおいては、エチレン酢酸ビニル共重合
体フィルムは接着剤を用いることなく容器と一体化する
ことができるが、樹脂の特性上完全な透明感が得られな
いという問題点があった。
<課題を解決するための手段> 本発明は、上記課題を解決したものであって、ポリエ
ステル樹脂にて二軸延伸成形すると同時に容器表面にラ
ベルを一体化したラベル付き二軸延伸プラスチック容器
において、ラベル1は、少なくともプラスチック容器側
と接する内層に設けた30℃乃至85℃のガラス転移温度を
有する共重合ポリエステル樹脂による熱融着性のフィル
ム乃至はコーティング層を介して、容器成形と同時の熱
融着により容器面に一体化されていることを特徴とする
ラベル付き二軸延伸プラスチック容器を提供するもので
ある。
<作用> 本発明のラベル付き二軸延伸プラスチック容器は、プ
ラスチック容器側の内層に30℃乃至85℃のガラス転移温
度を有する共重合ポリエステル樹脂による熱融着性のフ
ィルム乃至はコーティング層を備えているので従来の成
形条件で成形でき、且つ透明性に優れて中空容器が得ら
れる。
<実施例> 以下、本発明に係るラベル付き二軸延伸プラスチック
容器を具体的実施例を用いて詳細に説明する。
本発明のラベル付き二軸延伸プラスチック容器に使用
するラベルは、プラスチックボトルなどプラスチック容
器の成形と同時に熱融着させる、所謂インモールドラベ
ルであって、ポリエチレンテレフタレート樹脂を使用し
た二軸延伸PETボトルと称されるプラスチックボトルを
対象にしたラベルである。
まずラベル(1)は第1図に示すように透明性に優れ
た保護フィルム(2)の内側に内層が30℃乃至85℃のガ
ラス転移温度を有する共重合ポリエステル樹脂よりなる
熱融着性フィルム(3)を積層したことを特徴としたも
のである。
ここで透明性に優れた保護フィルム(2)としは、ポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミ
ド、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなるフィルムが
使用できる。
ここで、この保護フィルム(2)の内側にはインキに
よる印刷層(4)と30℃乃至85℃のガラス転移温度を有
する共重合ポリエステル樹脂よりなる熱融着性フィルム
(3)がもうけられている。即ち、ガラス転移温度(T
g)が30℃より低いと、熱接着性が劣り且つブロッキン
グ現象を起こす事となり、(Tg)が85℃より高いと熱接
着性が劣る。この熱融着性フィルム(3)としては、通
常酸成分がテレフタル酸であり、グリコール成分エチレ
ングリコールであるポリエステル樹脂であり、他の酸成
分としては、イソフタル酸、ジフェーニルエーテル4,
4′−ジカルボン酸、ナフタレン1,4または2,6ジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸、デカン1,−10ジカルボ
ン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、アゼライン酸、ダイ
マー酸、グルタル酸、また他のグリコール成分として、
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、ジエチレングリコール、シクロヘキ
サンジメタノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキ
シフェニル)プロパン、またはオキシ酸としてP−オキ
シ安息香酸、P−オキシエトキシ安息香酸、等を含有す
る樹脂が使用でき、さらに二種以上のポリエステル樹脂
のブレンドであっても良い。
上記保護フィルム(2)と熱融着性フィルム(3)と
はポリエステル系またはポリウレタン系の接着剤にて貼
り合わせると透明性に優れたラベルが可能となった。
保護フィルムの内面には第1図に示すように通常は印
刷層(4)が形成されていて、そのフィルムと熱融着性
フィルム(3)とが貼り合わさることになる。上記ラベ
ル(1)を所望の形状に打ち抜き、二軸延伸成形用の金
型内に係止しポリエチレンテレフタレートプリフォーム
を二軸延伸成形し、二軸延伸中空容器を得る。
ここで、成形時金型温度としては熱融着フィルム
(3)が容器に融着可能な80−100℃に設定し、プリフ
ォームの温度は110℃程度にしておく。
以下、熱融着フィルム(3)のガラス転移温度(Tg)
とシール強度及び接着性の関係を表1にしめす。
<効果> 本発明は上記の如きの構成であって、本発明のラベル
付き二軸延伸プラスチック容器の容器面に使用するラベ
ルとして透明性に優れていて透明性の有るプラスチック
ボトルに用いたときには美観上優れており、また、接着
ニスを用いないので、ボトルとラベルの間に気泡が生じ
ない、従来のラベルのような熱接着性のあるエチレン酢
酸ビニル共重合体フィルムに比べ本発明の如くポリエチ
レンテレフタレート樹脂フィルムを用いた方が透明性に
すぐれている。
さらに、低温融着性に優れているので、ボトル成形条
件に影響を与えないと言う実用性にもすぐれている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のラベル付き二軸延伸プラスチック容器
に使用するラベルの一実施例を示す断面説明図である。 (1)……ラベル、(2)……保護フィルム (3)……熱融着フィルム (4)……印刷層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステル樹脂にて二軸延伸成形すると
    同時に容器表面にラベルを一体化したラベル付き二軸延
    伸プラスチック容器において、ラベル1は、少なくとも
    プラスチック容器側と接する内層に設けた30℃乃至85℃
    のガラス転移温度を有する共重合ポリエステル樹脂によ
    る熱融着性のフィルム乃至はコーティング層を介して、
    容器成形と同時の熱融着により容器面に一体化されてい
    ることを特徴とするラベル付き二軸延伸プラスチック容
    器。
JP2339039A 1990-11-30 1990-11-30 ラベル付き二軸延伸プラスチック容器 Expired - Lifetime JP2503761B2 (ja)

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