JP3912782B2 - 菓子成形装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状のクッキー生地を折り返して積層した菓子を成形する装置に関する。特には、ラングードシャ生地の折り返しや積層等を行うのに好適な菓子成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
焼成したシート状のクッキー生地(ラングードシャ)を巻いてロール状にしたり、重ねたりした菓子は、従来より知られている。このような菓子は、卵、砂糖等の糖類、バター等の油脂、小麦粉等の材料からなる生地を焼成してシート状の生地を作製し、この生地を巻いてロール状にしたり、重ねたりしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ラングードシャ生地は、焼成してから固まるまでの時間が4秒程度と非常に短く、また、固まった後の生地が脆くて壊れやすい性質をもつ。このため、菓子生地をある程度複雑な形状に成形することは困難であり、ラングードシャ生地を用いた菓子は、上述のようにロール状に巻いたり、シート状の生地を重ねたような簡単に成形できる形状のものがほとんどである。
【0004】
一方、ラングードシャ生地の食感や風味をさらに活かすために、同生地を折り返したり積層した形状の菓子が求められている。そのためには、ラングードシャ生地の硬化時間(4秒)内に、同生地を割れや欠陥を起こさないように折り曲げや積層などの成形を行うことが必要である。
【0005】
本発明は、ラングードシャ生地等を折り返したり積層して、食感に優れるとともに、今までにない新規な外観を有する菓子を成形する装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の菓子成形装置は、 焼成した菓子生地の受け入れ部と、 該受け入れ部に続く、内部に空洞を持たせながら前記菓子生地を折り返して該生地を積層する折り返し部と、 該折り返し部に続く、積層された菓子生地の一部を押して、同部において積層された菓子生地同士を接着する接着部と、を具備することを特徴とする。
折り返し部に空洞を持たせながら積層することができるため、成形された菓子は食べるときにサクサクとした優れた食感が得られる。また、積層された菓子生地の一部を押して、同部において積層された菓子生地同士を接着させるため、菓子の強度を向上できる。
【0007】
本発明においては、 前記折り返し部が、 前記空洞の輪郭を有し、複数列配列された芯材と、 該芯材を前記菓子生地に当てて送りながら該菓子生地を折り返す手段と、を有することとできる。
芯材の外形に沿って空洞の輪郭が形成されるとともに、隣り合う芯材を菓子生地の表裏面に当てて互いに交差する方向に送ることによって菓子生地を折り返すことができる。
【0008】
本発明においては、 前記芯材が、ループ状に駆動されるロープ状のものとし、前記菓子生地の搬送手段を兼ねるようにすれば、空洞の輪郭を適度なアールに成形しつつ送ることができる。
【0009】
本発明においては、 前記接着冷却部が、折り返された前記菓子生地を挟みながら該菓子生地を搬送するベルトを有することとすれば、積層された菓子生地の一部を押して、同部において積層された菓子生地同士を接着しつつ送ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の菓子成形装置で成形された菓子の構造を説明する。
図15は、本発明の菓子成形装置で成形される菓子の構造の一例を示す図である、図15(A)は、菓子生地の平面図、図15(B)は完成した菓子全体の斜視図、図15(C)は菓子のA−A断面図である。
菓子は、図15(A)に示す、平面形状が方形のシート状ラングードシャ生地200から作製される。一例で、生地200の辺の長さは120mmである。このシート状生地200の幅方向中央を、長手方向に延びる線201で山に折り返し、そして、左右幅方向中央を、長手方向に延びる線202で谷に折り返して成形される。完成した菓子210は、図15(B)に示す長手方向に延びる、全体として帯状のものとなる。
【0011】
菓子210は、クッキー生地(ラングードシャ生地)が複数回(この例では3回)折り返されて4層に積層されている。折り返し部214は図の上側に一ヶ所、下側に二ヶ所あり、各折り返し片の幅はほぼ同じである。各折り返し部214の内部には空洞216が形成されている。一方、菓子の幅方向中央部218においては、積層された4層の生地同士が接している。
【0012】
このような形状の菓子は以下の特徴を有する。
▲1▼単にラングードシャ生地を積層したのではサクサクとした食感は得られないが、積層したラングードシャ生地の折り返し部に空洞を形成することにより、サクサクとした優れた食感が得られる。
▲2▼ラングードシャ生地は脆いので、積層した生地の間がスキマだらけでは、菓子全体の強度が保てず、割れや欠陥が生じやすい。しかし、積層生地の一部に生地が接して重なっている部分を設けているため、そのような問題は生じない。
【0013】
次に、この菓子を製造する装置について説明する。
まず、菓子製造ラインの全体の構成について説明する。
図1は、菓子製造ラインの全体を説明する図である。
菓子製造ラインは、上流側から下流側(図の右から左)へ向けて配置された、摺り込み装置、バンドオーブン、菓子成形装置1、包装機から主に構成される。
摺り込み装置においては、ラングードシャ生地を、図15(A)に示すようなシート状に摺り込む。そして、バンドオーブンにて、摺り込まれたシート状ラングードシャ生地を焼成する。ラングードシャ生地の組成例及び焼成条件は以下のとおりである。
組成(生地の配合)例(質量%)
バター 23.78%
ショートニング 4.76%
食塩 0.24%
上白 23.78%
卵白 20.21%
バターフレーバー 0.15%
ミルクフレーバー 0.24%
レモン汁 0.72%
小麦粉 23.78%
コンデンスミルク 2.38%
焼成条件
上火 180℃(4分5秒) 200℃(2分35秒)
下火 130℃(4分5秒) 130℃(2分35秒)
【0014】
バンドオーブンで焼成された生地は、本発明の菓子成形装置1に移される。そして、菓子成形装置1において、焼成直後の生地を、折り曲げ部内に空洞を持たせながら折り曲げて生地を積層する。さらに、積層したものの幅方向中央部を押して、同部においてクッキー生地同士を接着しながら冷却する。その後、成形された生地はさらに冷却された後、包装機に搬送されて包装される。
【0015】
次に、菓子成形装置1の構造及び作用を説明する。
まず、菓子成形装置1の全体構造を説明する。
菓子成形装置1は、上述のように、バンドオーブンの下流側に配置され、上流側から、バンドオーブンで焼成した菓子生地を受け入れる受入部10と、菓子生地を折り返して積層する折り返し積層部60と、積層された菓子生地の一部を押して、同部において積層された菓子生地同士を接着すながら冷却する接着冷却部100とから構成される。
各部は、装置の左右フレーム間に、同装置の長手方向に回転するよう配列された複数のエンドレスロープ及びベルトにより構成される。菓子生地は、これらのロープ上に載せられて搬送されながら成形される。
なお、この例は、菓子生地の大きさが120mm×120mmの場合に適した装置とする。
【0016】
最初に、受入部10の構造及び作用を説明する。
図2は、菓子成形装置の受入部の構造を示す側面図である。
図3は、菓子成形装置の受入部の構造を示す平面図である。
受入部10は、バンドオーブンの下流に配置され、焼成されたクッキー生地Dをバンドオーブンの表面11から離して、折り返し積層部60に移行させる。図2に示すように、受入部10は、バンドオーブンの表面11から生地Dを離すスクレーパ13と、生地Dを折り返し積層部60に運ぶ搬送部15と、生地をスクレーパ13から持ち上げて搬送部15に移す移行部17とから構成される。
【0017】
スクレーパ13は、プレート19と、プレート19の先端側(バンドオーブン側)の辺に取り付けられた先細片21とを有する。図3に示すように、プレート19は方形で、菓子成形装置側の辺から、同辺から対向する辺に向かう平行な2本の切り込み23が形成されている。また、プレート19には、複数の開口25が形成されている。先細片21は断面形状が三角形で、先端は鋭利である。先細片21を含めたプレート19の上面は平坦となっている。
【0018】
プレート19の基部には、アクチュエータ27に接続する台座28が取り付けられている。アクチュエータ27に駆動され、スクレーパ13は、先細片21がバンドオーブン11の上流の表面に接する上位置(図2の二点鎖線で示す)と、プレート19の下辺が搬送部15の上面とほぼ同じ高さに位置する下位置(図2の実線で示す)との間を動く。上位置では、先細片21の下面がバンドオーブンの表面11とほぼ接線方向に接しており、バンドオーブンの回転とともに、焼成された生地Dが先細片21の先端でオーブン表面11からかきとられ、プレート19上に移動する。
生地がプレート19上に移動すると、アクチュエータ27が作動してスクレーパ13は下位置に移動する。
【0019】
スクレーパ13が下位置に移動すると、次に移行部17が作動する。移行部17は、平行な2本の上アーム29と、上アーム29と同じ平面位置にある平行な2本の下アーム31とを備える。各アームは側面形状がほぼZ型で、各アーム先端の対向する面の各々には、生地と接するパッド33、35が取り付けられている。各アームの基端にはアクチュエータ37、39が取り付けられている。アクチュエータ37、39が作動すると、上アーム29は下方向に回転し、下アーム31は上方向に回転して、両アームの先端が近づく。このとき、下アーム31はスクレーパ13のプレート19の切り込み23(図3参照)を通り抜けて、両アームのパッド33、35はプレート19の上方で接する。
【0020】
そして、上アーム29のパッド33と下アーム31のパッド35で、プレート19上に移された生地Dをつかむ。両アーム29、31が生地Dをつかむと、移行部17は、その状態を維持したまま、下流方向に所定距離(一例で180mm)水平に移動する。すると、生地は上下アーム29、31につかまれたまま搬送部15上に移される。このときスクレーパ13は下位置にあり、プレート19の下辺が搬送部15の上面の近傍に位置しているため、焼成後の柔らかい生地Dを滑らかに搬送部15上に移行することができる。移行部17は生地が完全に搬送部15上に移動するまで下流方向に移動し(図2の二点鎖線で示す)、その後アクチュエータ37、39が解除されて上下アーム29、31が開いて生地Dを離して移行部15上に移す。
【0021】
搬送部15は、6本のエンドレスチェーン41からなる。各チェーン41は、図3に示すように、装置の幅方向に所定の間隔(一例で、順に、15mm、27mm、24mm、27mm、15mm)で平行及び同じ高さに配置されている。そして、チェーン間の間隔が広い部分(間隔が27mmの部分)に、移行部13の上下アーム29、31が配置されている。チェーン41は複数のリンク部材対が互いに回転可能に連結されたもので、リンク部材間(チェーンの幅)には所定の幅が開けられている。これらのチェーン41の上面が生地の載置面となる。チェーン41が複数であること、及び、チェーン41自身がある程度の幅を持っていることにより、この載置面はほぼ平面となり、柔らかい生地Dはほぼシート状の形状を保ったまま載せられる。
【0022】
各チェーン41は、各々上流側ローラ43と、同ローラ43と同じ高さの下流側ローラ51、55、これら2つのローラの下方に位置する下ローラ45間に巻き回されている。各上流側ローラ43は、図3に示すように、2個ずつが組となって回転軸47に固定されている。各下ローラ45は共通の回転軸49に固定されている。一方、図3に示すように、外側の2本のチェーン41bの下流側ローラ51の回転軸53と、内側の4本のチェーン41aの下流側ローラ55の回転軸73とは別となっている。つまり、内側の4本のチェーン41aの下流ローラ軸73は、後述する主搬送用エンドレスロープの上流側ローラ軸73と同じであり、外側の2本のチェーンの41bの上流側ローラ軸53は、主搬送用エンドレスロープの上流側ローラ軸73の上流に配置されている。
【0023】
受入部10の搬送距離(上流側ローラ軸47と下流側ローラ軸73との距離)は、一例で400mmである。各チェーン41の上流側ローラ43と下流側ローラ51、55間の部分は下流方向へ動く。チェーン41の移動速度は、例えば350mm/s程度である。以下、この速度を初期搬送速度とする。チェーンの駆動系統については後述する。
【0024】
次に、折り返し積層部60の構造及び作用を説明する。
まず、折り返し積層部及び接着冷却部の作用を簡単に説明する。
図4は、折り返し積層部及び接着冷却部の作用を模式的に説明する図である。
この折り返し積層部60では、焼成されたクッキー生地を折り曲げ部内に空洞をもたせながら折り曲げて生地を積層する。そして、接着冷却部100で、積層したものの幅方向中央部を押して、生地同士を接着する。
折り返し積層部60においては、図4(A)に示すように、焼成したシート状生地Dが、複数本(この図では3本)のロープ状芯材61a、65の上に載せられている。芯材は等間隔に平行に配置されている。中央の芯材61aの上方には、シート状生地Dの厚み分だけ離れた位置に、上の芯材63が配置されている。生地Dは中央で上の芯材63と下の芯材61aとの間(図15の線201に対応)で押えられる。
【0025】
次に、図4(B)に示すように、左右の芯材65は動かさないで、中央の心材63、61aを下方向に移動させて、シート状生地Dを折り曲げる。シート状生地Dの左右の芯材65の外側の左片と右片は、折り曲げ部材89(図15の線202に対応)に当って下方に曲げられる。これにより、シート状生地Dは逆W字型の形状となる。
【0026】
折り返し積層部60でシート状生地が折り曲げられた後、接着冷却部100において、図4(C)に示すように、シート状生地Dを左右一対の押圧部材111によって厚さ方向両側から挟むように押して、幅方向中央部において生地を重ねる。押圧部材は111、対向する面が凸状となっており、幅方向中央部のみが接着される。
【0027】
次に、折り返し積層部60の構造を説明する。
図5は、菓子成形装置の折り返し積層部の構造を示す側面図である。
図6は、菓子成形装置の折り返し積層部の構造を示す平面図である。
図7〜11は、折り返し積層部の正面断面図である。図7は、図5のI-I断面図であり、図8は図5のII-II断面であり、図9は図5のIII-III断面であり、図10は図5のIV-IV断面であり、図11は図5のV-V断面である。
折り返し積層部60は、装置の左右フレーム間に配置された、5本の搬送用エンドレスロープ(芯材)61、1本の生地押え用エンドレスロープ(芯材)63、2本の折り返し用エンドレスロープ(芯材)65から構成される。各ロープは、例えば、径が5mmのウレタン製のエンドレスロープである。各ロープは、フレームの幅方向に延びる回転軸に沿ってフレームの長手方向に回転可能に配置されている。
【0028】
搬送用エンドレスロープ61は、中央の1本の比較的長い主搬送用ロープ61aと、同主搬送用ロープの外側の4本の比較的短い初期搬送用エンドレスロープ61bとからなる。図5に示すように、全ての搬送用ロープ61は、装置の幅方向に等間隔(一例で、27mm)で平行に配置されている。
主搬送用ロープ61aは、下流側ローラ67と上流側ローラ69との間に巻き回されている。一方、4本の初期搬送用ロープ61bも、上流側ローラ69と下流側ローラ71との間に巻き回されている。この下流側ローラ71は共通の回転軸75に固定されている。
【0029】
各上流側ローラ69は共通の回転軸73に固定されている。この回転軸73には、上述のように、4本のエンドレスチェーン用のローラ55が取り付けられている。図6、図7に示すように、同軸73上では、4本のエンドレスチェーン41aと5本のエンドレスロープ61は交互に配置されている。
また、同軸73上において、上流側ローラ69に巻かれた搬送用ロープ61の上側の高さと、下流側ローラ55に巻かれたチェーン41の上側の高さは同じである。これにより、受入部10の搬送面の高さと、折り返し積層部60の搬送面の高さが同じになる(図7参照)。
【0030】
図5に示すように、下流側ローラ67、71は、上流側ローラ69よりも低い位置に位置し、搬送用ロープ61は下流に向かって下方向に傾斜している。主搬送用ロープ61aの両ローラ69、67の間の上側の部分の、水平面に対する傾斜角度は、約5°である。また、初期搬送用ロープ61bの両ローラ69、71間の上側の部分の、水平面に対する傾斜角度は約8°である。
主搬送用ロープ61aの搬送距離(両ローラ軸間の距離)は、一例で596.86mmであり、初期搬送用ロープ61bの搬送長さ(両ローラ軸間の距離)は、一例で350mmである。主搬送用ロープ61aの両ローラ69、67間の上側の部分は下流方向に動き、同ロープ61aの移動速度は、一例で350mm/sで、初期搬送速度と等しい。初期搬送用ロープ61bの両ローラ69、71間の上側の部分も下流方向に動き、同ロープ61bの移動速度は、一例で350mm/sで、初期搬送速度と等しい。各ローラの駆動系統については後述する。
【0031】
生地押え用ロープ63は、下流側ローラ77と上流側ローラ79との間に巻き回されている。下流側ローラ77と上流側ローラ79は、両ローラ間に巻き回された生地押え用ロープ63の下側の部分が、主搬送用ロープ61aの上側の部分と、菓子生地の厚み分(一例で1.5mm)だけ離れるように配置される。そして、フレームの長手方向においては、上流側ローラ79は搬送用ロープ上流側ローラ69のやや下流に位置し、下流側ローラ77は主搬送用ロープ下流側ローラ67とほぼ同じ位置に位置する。
【0032】
生地押え用ロープ63の両ローラ79、77間の下側の部分は、下流方向に動く。生地押え用ロープ63の移動速度は、一例で350mm/sで、主搬送用ロープ61aの移動速度と等しい。ローラの駆動系統については後述する。
【0033】
生地押え用ロープ63の下側の部分と主搬送用ロープ61aの上側の部分とが対向している部分が、生地の主搬送面S(図5参照)となり、幅方向において主搬送ラインP(図6参照)となる。主搬送面Sは、上述のように、下流に向かって下方向に傾斜している(水平面に対する傾斜角度約5°)。この主搬送面Sにおいて、菓子生地の幅方向中央が挟まれつつ送られる(図8参照)。
【0034】
折り返し用ロープ65は、図6に示すように2本で、フレームの幅方向において、主搬送用ロープ61aの両側に、等間隔で平行に配置されている。折り返し用ロープ65は、下流側ローラ81と上流側ローラ83との間に巻き回されている。フレーム長手方向において、下流側ローラ81は、生地押え用ロープの下流側ローラ77及び主搬送用ロープの下流側ローラ67の下流に配置されている。上流側ローラ83は、初期搬送用ロープの下流側ローラ71のやや下流に配置されている。
【0035】
折り返し用ロープ65の両ローラ間の上側の部分は水平面と平行である。そして、図5に示すように、側面からみると、折り返し用ロープ65の両ローラ間の上側の部分は、最も上流では主搬送面Sの下方に位置しているが(図9参照)、途中で主搬送面Sと交差し、下流側では主搬送面Sの上方に位置している(図10参照)。このような配置により、主搬送面Sにはさまれている菓子生地の幅方向中央に対して、同生地の両側の左右片はこれらのロープ65で相対的に上方向に持ち上げられることとなる。この折り返しロープ65のローラ間の上側の面を折り返し面Fとする。
なお、主搬送面Sの最下流位置の高さと、同位置における折り返し面Fの高さとの差は、この例では27mmである。主搬送面Sの最下流位置と、折り返し面の最下流位置との長さ方向の距離は、この例では108.4mmである。
【0036】
折り返し用ロープ65の搬送長さ(両ローラ軸間の距離)は、一例で、432.06mmである。折り返しロープ65のローラ間の上側の部分は下流方向に動く。折り返し用ロープの移動速度は、一例で350mm/sで、主搬送用ロープ61aの移動速度と等しい。ローラの駆動系統は後述する。
【0037】
下流側ローラ81の上方には押えローラが83配置されている(図11参照)。押えローラ85は下流側ローラ81の表面に接して回転可能に配置されている。
【0038】
折り返し用ロープ65の各々の外側には、主搬送ラインPに対してフレームの幅方向に対称となるように生地押え部材89(図10参照)が配置されている。各生地押え部材89は、複数本のワイヤが平行に配列されたものである。各生地押え部材89は、ほぼ折り返し用ロープ65の長さ方向に沿って配置されている。そして、押え部材89は、正面からみて下側が広がっている。また、各ワイヤの上流側の端部は外方向へ広がっている。
【0039】
次に、折り返し積層部60の作用について説明する。
生地Dは、最初に、初期搬送ベルト61bに載せられて下流へ送られる。そして、生地押え用ロープ63の下方に達すると、菓子生地Dの幅方向中央は、生地押え用ロープ63と主搬送用ロープ61bとの間(主搬送面S)に挟まれる(図8参照)。そして、生地Dが、主搬送面Sに沿って初期搬送用ロープ61aの下流側ローラ71を越えて進むと、折り返し用ロープ65が生地Dの下方から近づく(図9参照)。生地Dが主搬送面Sに沿って下方に向かって傾斜しながらさらに進み、高さ方向において主搬送面Sと折り返しロープ65が交差する位置で、生地Dの両側の左右片の下方から折り返し用エンドレスロープ65が当る。
【0040】
ここで、主搬送面Sは上述のように下流に向かって下方に傾斜しているが、折り返し面Fは水平である。菓子生地Dは、同生地の幅方向中央部が主搬送面Sに固定された状態で、主搬送面Sに沿って下方に傾斜しながら送られる。一方、菓子生地Dの左右片は折り返し用ロープ65上に乗っただけの自由な状態である。菓子生地Dはこの位置ではまだある程度の変形性を備えているため、同生地の左右片は、主搬送面Sに対して相対的に上方に傾斜する折り返し用ロープ65上を、引き上げられる(図10参照)。なお、この際、生地はロープ65に対して、送り方向に対する直角方向に滑る。
このとき、生地Dの左右片の、折り返し用ロープ65の外側の部分は重力により下方に曲がるとともに、押え部材89で下方向に押えられる(図10参照)。押え部材89は下側が広がっており、さらに、上流側端部は外方向へ広がっているため、生地Dは壊れることなく緩やかに押えこまれる。
【0041】
折り返し用ロープ65の最下流においては、菓子生地Dは、幅方向中央部が生地押え用ロープ63と主搬送用ロープ61bではさまれて左右片が上方向に折られ、そして、折られた左右片の幅方向中央部が折り返し用ロープ65と押え部材89ではさまれて下方向に折られた状態となる。このように、菓子生地は正面断面形状が逆W字状に折り曲げられる。
【0042】
なお、図5に示すように、主搬送面Sの最下流位置の高さと、同位置における折り返し面Fの高さとの差は27mmである。主搬送面Sを出た直後において、生地の左右両側の各面は、折り返しロープ65で27mmの高さに折り曲げられることとなる。そして、折り返しロープ65で引っ掛けられた状態で、主搬送面Sの最下流位置と、折り返し面Fの最下流位置との間(108.14mm)を通過するが、この間の距離は生地Dのほぼ全長に渡る長さである。
【0043】
このとき、主搬送用ロープ61bと生地押え用ロープ63ではさまれた菓子生地の幅方向中央部の折り返し部、及び、折り返しロープ65で折り返された左右片の折り返し部は、ロープの曲率とほぼ等しい曲率の湾曲部となる。このため、折り返し部で生地が接触せずに空洞を形成する。
【0044】
また、下流側ローラ81の上方に配置された押えローラ85(図11参照)により、下流側ローラ81から接着冷却部100へ送られる生地の飛び出しを防いで、ほぼ水平な状態で安定に移行させることができる。
【0045】
次に、菓子の折り曲げ工程について図7〜11の正面断面図を用いて一連に説明する。
図7に示す、生地固定ロープ63の最上流位置においては、生地Dは、チェーン41とロープ61からなる搬送面上に載置される。チェーン41とロープ61の回転軸は同じ軸73であり、チェーン41とロープ61は一部が幅方向に重なっている。また、チェーン41とロープ61も同じ高さにあるため、搬送面はほぼ平面状である。
【0046】
図8に示す、初期搬送用ロープ61bの最下流位置においては、菓子生地Dの幅方向中央は、生地押え用ロープ63と主搬送用ロープ61aとの間(主搬送面S)に挟まれており、左右の片は初期搬送用ロープ61b上に乗っている。この位置で、主搬送面Sの高さは、初期搬送用ロープ61bの上面の高さよりやや高い。
【0047】
図9に示す、折り返しロープ65の最上流においては、菓子生地Dの幅方向中央は、生地押え用ロープ63と主搬送用ロープ61bとの間(主搬送面S)に挟まれており、左右の片の下方から折り返しロープ65が近づいてくる
【0048】
そして、図10に示す、生地固定ロープ63及び主搬送ロープ61aの最下流位置においては、菓子生地Dは、幅方向中央部が生地押え用ロープ63と主搬送用ロープ61bとの間(主搬送面S)ではさまれて左右片が上方向に折られ、そして、折られた左右片の幅方向中央部が折り返し用ロープ65(折り返し面F)に沿って下方向に折られ、さらに、押え部材89で押えられている。このように、菓子生地は正面断面形状が逆W字状に折り曲げられる。
【0049】
図11に示す、折り返しロープ65の最下流位置においては、生地Dは、折り返しロープ65に引っ掛けられた状態である。そして、押えローラ85により、菓子生地Dが折り返し面Fから接着冷却部100の受入部123へ移行するときの上方への飛び出しを抑えているとともに、送り出しの役目をしている。
【0050】
次に、受入部10と折り返し積層部60の駆動系統についてまとめて説明する。
図12は、受入部と折り返し積層部の駆動系統を説明する側面図である。
上述のロープ、チェーンは、モータ(図示されず)で回転するギア91によって駆動される。ギア91の回転軸91aはモータの回転軸に固定されており、図において時計方向に回転する。ギア91は、主搬送ロープ駆動ギア93及び折り返しロープ駆動ギア95と噛み合っている。ギア91が回転すると、主搬送ロープ駆動ギア93と折り返しロープ駆動ギア95は反時計方向に回転する。
【0051】
主搬送ロープ駆動ギア93の回転軸93aには、主搬送ロープの下流側ローラ67が固定されている。ギア91が回転すると、主搬送ロープ駆動ギア93とともに主搬送ロープの下流側ローラ67が反時計方向に回転し、主搬送ロープ65のローラ間の上側の部分は下流に向かって動く。また、折り返しロープ駆動ギア95の回転軸95aには、折り返しロープの下流側ローラ81が固定されている。ギア91が回転すると、折り返しロープ駆動ギア95とともに折り返しロープの下流側ローラ81が反時計方向に回転し、折り返しロープ81のローラ間の上側の部分は下流に向かって動く。
【0052】
主搬送ロープ駆動ギア93には生地固定ロープ駆動ギア97が噛み合っている。ギア91が回転し、同ギアと噛み合う主搬送ロープ駆動ギア93が回転すると、生地固定ロープ駆動ギア97が、時計方向に回転する。生地固定ロープ駆動ギア97の回転軸97aには生地固定ロープの下流側ローラ77が固定されている。ギア91が回転すると、生地固定ロープの下流側ローラ77は時計方向に回転し、生地固定ロープ63のローラ間の下側の部分は下流方向に移動する。
【0053】
また、主搬送ロープ61aの移動によって、同ロープが巻き回されている上流側ローラ69が、同ローラ69と同ロープ61aとの摩擦によって回転する。すると、この上流側ローラ69と下流側ローラ71との間に巻き回されている初期搬送用ロープ61bが、主搬送ロープ61aと同方向に回転する。
また、上流側ローラ69の回転によって、同ローラ69の回転軸73に固定されている内側のチェーン41aも下流方向に回転する。内側のチェーン41aの回転に連動して、外側のチェーン41bも下流方向に回転する。
【0054】
このようにロープやチェーンを回転させることにより、受入部10から折り返し部60へ生地を移動させることができる。
【0055】
次に、接着冷却部100の構造及び作用を説明する。
図13は、菓子成形装置の接着冷却部の構造を示す側面図である。
図14は、菓子成形装置の接着冷却部の構造を示す平面図である。
接着冷却部100は折り返し部60の下流に配置され、左右フレーム間に配置されたベルトコンベア101と、同ベルトコンベア上に配置された一対の押圧部材103から構成される。
【0056】
ベルトコンベア101は、接着冷却部100の最下流に配置された駆動ローラ105と、同部の最上流に配置された回転ローラ107との間に巻き回されたエンドレスベルト109を備える。ベルト109の両ローラ間の上側の面は水平面であり、同面は主搬送面Sの出側のやや下方に位置する。また、同面の高さは、折り返し面Fの高さより低く、差はこの例では27mmである。この差により、折り返し積層部60でほぼ27mmの幅に折られた生地の下側の辺を、滑らかにベルト109上に移すことができる。
【0057】
駆動用ローラ105は、モータ(図示されず)により反時計方向に回転し、ベルト109のローラ間の上側の部分は、下流方向に動く。駆動ローラ105の周速度は、一例で350mm/s程度であり、ベルト109の移動速度は、一例で350mm/s程度で、初期搬送速度と等しい。
【0058】
押圧部材103は、図14に示すように、一対のエンドレスベルト111であり、各エンドレスベルト111は接着冷却部100の下流に配置された駆動ローラ113と、同部の上流に配置された回転ローラ115との間に、2個のガイドローラ117、119を介して巻き回されている。各ローラの回転軸はベルトコンベア101の搬送面(エンドレスベルト109の上面)に対して直角である。これらのローラは主搬送ラインPに対して対称に配置されている。エンドレスベルト111の幅(高さ)はこの例では30mmである。各ベルト111の外側の面の中央には、ベルトの長さ方向に沿って幅(高さ)30mmの加圧ベルト121が取り付けられている。(図13参照)。加圧ベルト121の断面は内側に出っ張るなめらかな凸状となっている。
【0059】
図14に示すように、フレームの幅方向において、各回転ローラ115は、折り返し用ロープの下流側ローラ81の外側に配置されている。各上流側ガイドローラ117は、回転ローラ115から下流に離れた位置に、主搬送軸Pに対して比較的近接した位置に配置される。そして、各ローラにベルト111が巻き回されたとき、回転ローラ115と上流側ガイドローラ117との間には、主搬送ラインPに対して対称な三角形の空間123が形成される。そしてこの空間123に、上流側から折り返しエンドレスロープの下流側ローラ81が突き出ており、折り返し積層部60から生地が受け入れられる。
【0060】
上流側ガイドローラ117と下流側ガイドローラ119との間隔は、一例で600mmである。上流側ガイドローラ117間の間隔と、下流側ガイドローラ119間の間隔は等しく(一例で10mm)、上流側ガイドローラ117と下流側ガイドローラ119との間では、ローラ間に巻き回されているベルト111は平行となる。
【0061】
受入部123に受け入れられた生地は、ベルトコンベア101上を移動しつつ、先端側からベルト111で両側をはさまれて、上流側ガイドローラ117間に移動する。そして、上流側ガイドローラ117と下流側ガイドローラ119との間の空間内で、エンドレスベルト111によって両側から押し付けられて接着される。このとき、ベルト111の高さ方向中央には加圧ベルト121が取り付けられており、断面が凸状となっている。このため、菓子生地Dの高さ(図における幅)方向中央が他の部分より強い力で接着される。これにより、菓子生地Dの幅方向中央部のみが接着された形状となる。なお、幅方向の上下端の折り返し部に形成された空洞は維持される。
【0062】
上述のように、上流側ガイドローラ117と下流側ガイドローラ119との間の実質的な接着部の長さは約600mmであり、この間に生地が約3個挟まれる。そして、1つの生地がこの接着部を通過する時間は約15秒である。この間に生地が接着されるとともに接着したままの姿勢で搬送され、その間に約40〜50℃程度に冷却される。このとき、ベルト111の長さは約1200mmとなる。
【0063】
駆動ローラ113は、下流側ガイドローラ119のやや外側に配置されている。このような構成により、下流側ガイドローラ119と駆動ローラ113との間で、ベルト111は外方向に広がっている。
【0064】
各駆動用ローラ113は、互いに噛み合うギア127の回転軸125に固定されている。一方のギア127(図の上側)の回転軸125にはモータ(図示されず)の回転軸が固定されている。モータによりギア127が図の時計方向に回転すると、同ギア127とかみ合うギア127(図の下側)は反時計方向に回転し、両ベルト111の内側の部分は、下流方向に動く。駆動ローラ113の周速度は、一例で350mm/sであり、エンドレスベルト111の移動速度は、一例で350mm/sで、ベルトコンベア101の移動速度と等しい。
なお、ベルト111は、上下流側ガイドローラ117、119間で3回停止するように間欠駆動される。
【0065】
このような構造により、折り返し積層部60から送り出された成形後の生地は、接着冷却部100のベルト111間に挟まれて、室温下で約15秒の間搬送されながら冷却される。
【0066】
以上の工程において、生地がバンドオーブンから取り出して成形されるまでの時間は約4秒(接着冷却部での冷却時間を除く)であり、ラングードシャ生地の硬化時間内に、積層、折り返しを施した、断面形状が逆W字型の菓子を成形することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ラングードシャ生地を3ヶ所の折り返しを行って4層に積層して、正面断面をW型とした菓子を成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】菓子製造ラインの全体を説明する図である。
【図2】菓子成形装置の受入部の構造を示す側面図である。
【図3】菓子成形装置の受入部の構造を示す平面図である。
【図4】折り返し積層部及び接着冷却部の作用を模式的に説明する図である。
【図5】菓子成形装置の折り返し積層部の構造を示す側面図である。
【図6】菓子成形装置の折り返し積層部の構造を示す平面図である。
【図7】図5のI-I断面図である。
【図8】図5のII-II断面である。
【図9】図5のIII-III断面である。
【図10】図5のIV-IV断面である。
【図11】図5のV-V断面である。
【図12】受入部と折り返し積層部の駆動系統を説明する側面図である。
【図13】菓子成形装置の接着冷却部の構造を示す側面図である。
【図14】菓子成形装置の接着冷却部の構造を示す平面図である。
【図15】本発明の菓子成形装置で成形される菓子の構造の一例を示す図である、図15(A)は、菓子生地の平面図、図15(B)は完成した菓子全体の斜視図、図15(C)は菓子のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 菓子成形装置 10 受入部
11 バンドオーブン表面 13 スクレーパ
15 搬送部 17 移行部
19 プレート 21 先細片
23 切り込み 25 開口
27 アクチュエータ 28 台座
29 上アーム 31 下アーム
33、35 パッド 37、39 アクチュエータ
41 エンドレスチェーン 43 上流側ローラ
45 下ローラ 47 回転軸
49 回転軸 51、55 下流側ローラ
60 折り返し積層部
61 搬送用エンドレスロープ(芯材)
63 生地押え用エンドレスロープ(芯材)
65 折り返し用エンドレスロープ(芯材)
67 下流側ローラ 69 上流側ローラ
71 下流側ローラ 73 回転軸
75 回転軸 77 下流側ローラ
79 上流側ローラ 81 下流側ローラ
83 上流側ローラ 85 押えローラ
89 生地押え部材 91 ギア
93 主搬送ロープ駆動ギア 95 折り返しロープ駆動ギア
97 生地固定ロープ駆動ギア
100 接着冷却部 101 ベルトコンベア
103 押圧部材 105 駆動ローラ
107 回転ローラ 109 エンドレスベルト
111 エンドレスベルト 113 駆動ローラ
115 回転ローラ 117、119 ガイドローラ
123 空間 125 回転軸
127 ギア

Claims (4)

  1. 焼成した菓子生地の受け入れ部と、
    該受け入れ部に続く、内部に空洞を持たせながら前記菓子生地を折り返して該生地を積層する折り返し部と、
    該折り返し部に続く、積層された菓子生地の一部を押して、同部において積層された菓子生地同士を接着する接着部と、
    を具備することを特徴とする菓子成形装置。
  2. 前記折り返し部が、
    前記空洞の輪郭を有し、複数列配列された芯材と、
    該芯材を前記菓子生地に当てて送りながら該菓子生地を折り返す手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の菓子成形装置。
  3. 前記芯材が、ループ状に駆動されるロープ状のものであって、前記菓子生地の搬送手段を兼ねることを特徴とする請求項2記載の菓子成形装置。
  4. 前記接着冷却部が、折り返された前記菓子生地を挟みながら該菓子生地を搬送するベルトを有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の菓子成形装置。
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