JPS5923782B2

JPS5923782B2 - フライ材料にパン粉を付着させる方法および装置

Info

Publication number: JPS5923782B2
Application number: JP51107448A
Authority: JP
Inventors: 公男菅
Original assignee: Teijin Seiki Co Ltd
Current assignee: Nabtesco Corp
Priority date: 1976-09-08
Filing date: 1976-09-08
Publication date: 1984-06-05
Also published as: JPS5332138A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はフライ材料にパン粉を付着させる方法および装
置、詳しくは食用油でフライにする前工程において、エ
ビ、串カッなどのフライ材料（以下、単にフライ材料と
いう）にパン粉を付着させる方法および装置に関する。

近時、食料品の流通経路の合理化に伴い、パン粉が付着
されたフライ材料がパックに入れられたり、冷凍された
りしてスーパーマーケット食料品店などで販売されてい
る。

従来、このパン粉の付着は作業者の手作業により行なわ
れていたため、非常に非能率的であり、生産性の悪い欠
点があった。

本発明は以上の欠点に鑑みなされたものであり、その１
つは、パン粉に挾まれたフライ材料を載せて搬送する柔
軟なベルトコンベヤを準備する工程と、次いで、ベルト
コンベヤの両側端部を徐々に上方に持ち上げながら内側
に折り曲げてパン粉およびフライ材料を囲むようになし
、フライ材料の周囲もしくは表裏面にパン粉を圧着して
付着させる工程と、次いで、ベルトコンベヤの両側端部
を徐々に平坦にし、パン粉が付着されたフライ材料およ
びパン粉をベルトコンベヤの圧着から解放する工程とを
包含することを特徴とするフライ材料にパン粉を付着さ
せる方法であり、もう１つは、柔軟ナベルトコンベヤと
、ベルトコンベヤの上部の走行位置に沿って位置し、各
々が鼓型の形状をなし互いに接近してこれらの間にベル
トコンベヤを走行させるようになした少なくとも一対の
回転自在なローラとを備えたことを特徴とするフライ材
料にパン粉を付着させる装置であり、さらにもう一つハ
柔軟なベルトコンベヤと、ベルトコンベヤの上部の走行
位置に沿って位置し、各々が鼓型の形状をなし互いに接
近してこれらの間にベルトコンベヤを走行させるように
なした少なくとも−対の固定ガイドローラとを備えたこ
とを特徴とするフライ材料にパン粉を付着させる装置で
ある。

本発明の一実施例を以下図面によって説明する。

第１．２，３図において、１はフレームであり、このフ
レーム１にはローラ２の両端が回転自在に支持される。

ローラ２の一端部に取り付けられたスプロケットホイー
ル３には、図示していない駆動装置に連結されたチェー
ン４が掛は渡され、ローラ２に矢印Ｘの方向の回転を与
えるようにしである。

５はローラ２と、ローラ２と軸線が平行で所定間隔離れ
、これより上方においてフレーム１と連結するフレーム
６に回転自在に支持されたローラ７とに掛は渡された上
流側から下流側に向って上昇するよう傾斜している柔軟
なベルトコンベヤであり、このベルトコンベヤ５はロー
ラ２により矢印Ｙの方向に走行するようなされている。

８はフレーム１と一体的に形成されたフレームであり、
このフレーム８の前面にはベルトコンベヤ５の上方に位
置しこれから離隔したホッパー９の後端が固定される。

ホッパー９の前端はフレーム１と連続するフレーム１０
にブラケット１１を介して固定される。

ホッパー９はその上方が開放しており、パン粉供給ノズ
ル１２からホッパー９内にパン粉が供給されるようなさ
れている。

ホッパ＝９の上部は二股に形成されるとともに、その下
端にはベルトコンベヤ５の進行方向Ｙに互いに離隔して
開口している一対のパン粉放出口１３、１３’が形成
され、パン粉供給ノズル１２から供給されたパン粉を前
後に振り分けてベルトコンベヤ５上に放出させるように
しである。

１４はその下部がフレーム１と連続しているフレームで
あり、一対のパン粉放出口１３、１３’の間に設けら
れたベルトコンベヤ５の進行方向Ｙと平行な軸線を有す
るローラ１５の両端を回転自在に支持している。

このローラ１５と、ローラ１５と軸線が平行で所定間隔
離れてフレーム１４に回転自在に支持されたローラ（図
示していない）との間にはベルト１６が掛は渡され、こ
のベルト１６は図示していない駆動装置によりローラ１
５が回転されることによって矢印Ｚの方向に走行するよ
うなされており、ベルト１６の上流側からたれが付着さ
れたフライ材料Ｆを搬送してきてベルトコンベヤ５上に
これを供給するようにしである。

第１．４．５図において、１７はその下部がフレーム１
と連続するよう形成されたフレームであり、フレーム１
とフレーム６との間のフレーム１７上にはベルト５を挾
むよう一対の上部フレーム１８、１８’が取り付けら
れる。

この上部フレーム１８、１８’はＬ形のアングル材か
ら形成され、その各上面がローラ２の中心軸およびロー
ラ７の中心軸とを結ぶ直線と平行になるようなされてい
る。

上部フレーム１８．１８’の前方側の上面上には一対の
ブラケット１９．１９’が取り付けられ、このブラケッ
ト１９，１９′にはナツト２０を介して固定軸２１の両
端が固定される。

固定軸２１の中央部にはその中央部が内側にくびれた鼓
型のローラ２２が回転自在に支持される。

２３．２３’はブラケツＮ９，１９’の後方で上部フレ
ーム１８゜１８′の上面に取り付けられたブラケットで
あり、このブラケット２３．２３’には中央部に鼓型の
ローラ２４を回転自在に支持した固定軸２５の両端がナ
ツト２６を介して固定される。

２７．２７’はブラケット１９．１９’とブラケット２
３゜２３′との間で上部フレーム１８、１８’の上面
に固着されたクランク形の板ブラケットであり、各々の
板ブラケット２７．２７’の互いに近接する側には上下
面に連通ずる２個の孔２８が穿設される。

上部にねじが刻まれた２対の支持軸２９゜２９′は、そ
の上部が孔２８に挿入されナツト３０を介して板ブラケ
ツ）２７．２７’に垂下するよう固定される。

３１．３１’はベルトコンベヤ５の上部の走行位置に沿
って位置し支持軸２９゜２９′に、内部に設けられたベ
アリング３２゜３２′を介して回転自在に支持されたロ
ーラであり、このローラ３１，３１’は互いにその外周
面の一部が接触をしてころがり接触で回転するようなさ
れている。

ローラ３１，３１’はその中央部が内側にくびれた凹所
３３，３３’を有する鼓型に形成されており、両ローラ
３１，３１’の間でこれらの凹所３３．３３’によって
形成される空間内にはベルトコンベヤ５の上部が走行で
きるよう挿入されて、ローラ２，７近傍においては平坦
であったベルトコンベヤ５をローラ３１，３１’に近付
くにつれ、その両側端部を徐々に持ち上げながら内側に
折り曲げるようなされている。

なお、ローラ３１，３１’の凹所３３，３３’の形状は
フライ材料Ｆの形状に応じてこれを任意に変化させれば
よい。

次に、本発明の作用について説明する。

まず、駆動装置を作動してチェーン４、スプロケットホ
イール３を介してローラ２を矢印Ｘの方向に回転させ、
ベルトコンベヤ５を矢印Ｙの方向に走行させるとともに
、ローラ１５を回転させベルト１６を矢印Ｚの方向に走
行させる。

このとき、パン粉供給ノズル１２からパン粉をホッパー
９内に供給する。

供給されたパン粉はホッパー９内で二股に分かれた前後
に振り分けられ、パン粉放出口１３．１３’からベルト
コンベヤ５上に放出される。

次いで前処理、すなわち小麦粉がまぶされ、たれが付着
されたフライ材料Ｆがベルト１６によって上流側から下
流側に搬送され、ベルト１６の下流端１６ａからパン粉
放出口１３．１３’の間のベルトコンベヤ５上に落下す
る。

このとき、ベルトコンベヤ５上には上流のパン粉放出口
１３′から放出されたパン粉が層状に積もっているため
、フライ材料Ｆはこの層状のパン粉上に落下し、フライ
材料Ｆの下面にパン粉が付着する。

フライ材料Ｆを載せたままベルトコンベヤ５が矢印Ｙの
方向にさらに走行して下流側のパン粉放出口１３の直下
にフライ材料Ｆがくると、下流側のパン粉放出口１３か
ら放出されたパン粉がフライ材料Ｆにふりかけられ、フ
ライ材料Ｆの上面にパン粉が付着する。

このようにしてフライ材料Ｆはパン粉に挾まれる。

このとき、ベルトコンベヤ５はローラ３１．３１’の作
用により平坦な状態かられずかにその両側端部が上方に
持ち上げられる。

パン粉に挾まれたフライ材料Ｆがさらにベルトコンベヤ
５によって矢印Ｙの方向に搬送されローラ３１゜３１′
に近付くと、ベルトコンベヤ５はローラ３１．３１’の
作用によりその両端部がさらに持ち上げられ内側に折り
曲げられるようになる。

パン粉に挾まれたフライ材料Ｆがローラ２４の直下まで
搬送されてくると、ベルトコンベヤ５はその両端部がロ
ーラ２４の外周面によって下方に向かうよう押圧され、
ベルトコンベヤ５の端面同士が接触し、パン粉およびフ
ライ材料Ｆを囲むようになる。

さらに、わずかにベルトコンベヤ５が矢印Ｙの方向に走
行すると、ベルトコンベヤ５、パン粉、フライ材料Ｆは
ローラ３１，３１’に挾まれて放射方向内側に向かう圧
縮力を受け、フライ材料Ｆの周囲もしくは表裏面にパン
粉が圧着されて付着される。

このとき、ローラ３１，３１’はベルトコンベヤ５との
摩擦力によって回転させられる。

ベルトコンベヤ５がさらに矢印Ｙ方向に走行すると、ベ
ルトコンベヤ５の両側端部は徐々に下方に下がって平坦
となり、パン粉が付着されたフライ材料Ｆおよびパン粉
はベルトコンベヤ５の圧着から解放される。

次いでパン粉が付着されたフライ材料Ｆがベルトコンベ
ヤ５に搬送されてローラ７のところまでくると、パン粉
が付着されたフライ材料Ｆは落下して図示していないコ
ンベヤにより次工程・＼搬送されるとともに、フライ材
料Ｆに付着しなかったパン粉は落丁して図示していない
コンベヤによって図示していないパン粉のパケットに戻
される。

以上が１個のフライ材料Ｆに着目してこれにパン粉を付
着させる工程を説明したものであり、本発明においては
、フライ材料Ｆは連続的に供給されるものであるため、
上述の工程が連続的に繰り返し行なわれる。

なお、前述の実施例においては、ローラ３１゜３１′は
ベアリング３２．３２’を介して支持軸２９．２９’に
回転自在に支持された場合について説明したが、本発明
においては前述したベアリング３２．３２’を除去し、
ローラ３１，３１’を支持軸２９．２９’に固定して固
定ガイドローラとなしてもよい。

また、前述の実施例においては、ベルトコンベヤ５の両
側端部を上方に持ち上げながら内側に折り曲げてパン粉
およびフライ材料Ｆを囲むようにし、フライ材料Ｆの周
囲もしくは表裏面にパン粉を圧着して付着させるために
鼓型のローラ３１，３１’を用いた場合について説明し
たが内径が徐々に狭くなるよう形成された複数段のラッ
パ状の管を用いてもよく、また、圧縮空気によってベル
トコンベヤ５を内側に折り曲げるようにしてもよい。

また、前述の実施例においては、ローラ２，７の軸線と
垂直な軸線を有するローラ３１，３１’を用いた場合に
ついて説明したが、平行でもよく、また、斜めに傾斜し
ていてもよい。

また、本発明においては、ローラ３１゜３１′は少なく
とも一対あればよい。

また、本発明においては、フライ材料Ｆの周囲のみなら
ず、その表裏面にパン粉を圧着して付着させるものも含
まれる。

また、本発明の装置は、フライ材料にパン粉を付着させ
た後、フライ材料を整形する工程に適用してもよい。

この整形工程においては、パン粉が付着されたフライ材
料のみをコン・＼ア上に載置してローラ間を通すように
し、フライ材料の姿を整える。

以上説明したように本発明によれば、非常に能率的にフ
ライ材料にパン粉を付着させることができ、生産性が著
しく向上する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るフライ材料にパン粉を付着させる方
法および装置の一実施例を示すものであり、第１図はそ
の一部が省略された正面図第２図はホッパー近傍の正面
図、第３図は第２図のＡ−Ａ矢視図、第４図は鼓型のロ
ーラ近傍の平面図、第５図は第４図のＢ−Ｂ断面図であ
る。５はベルトコンベヤ、３１，３１′はローラ、Ｆはフラ
イ材料である。

Claims

【特許請求の範囲】１パン粉に挾まれたフライ材料を載せて搬送する柔軟
なベルトコンベアを準備する工程と次いで、ベルトコン
ベヤの両側端部を徐々に上方に持ち上げながら内側に折
り曲げてパン粉およびフライ材料を囲むようになし、フ
ライ材料の周囲もしくは表裏面にパン粉を圧着して付着
させる工程と、次いで、ベルトコンベヤの両側端部を徐
々に平坦にし、パン粉が付着されたフライ材料およびパ
ン粉をベルトコンベヤの圧着から解放する工程とを包含
することを特徴とするフライ材料にパン粉を付着させる
方法。２柔軟なベルトコンベヤと、ベルトコンベヤの上部の
走行位置に沿って位置し、各々が鼓型の形状をなし互い
に接近してこれらの間にベルトコンベヤを走行させるよ
うになした少なくとも一対の回転自在なローラとを備え
たことを特徴とするフライ材料にパン粉を付着させる装
置。３柔軟なベルトコンベヤと、ベルトコンベヤの上部の
走行位置に沿って位置し、各々が鼓型の形状をなし互に
接近してこれらの間にベルトコンベヤを走行させるよう
になした少なくとも一対の固定ガイドローラとを備えた
ことを特徴とするフライ材料にパン粉を付着させる装置
。