JP3998808B2 - シート材巻付装置 - Google Patents

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JP3998808B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート材を食材に巻き付けるシート材巻付装置に関し、例えば、餅にのりが巻き付けられたいそべ巻等を製造する際に用いて好適なシート材巻付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、餅や団子等の食材にのりが巻き付けられた、いわゆるいそべ巻は、餅や団子の味に、のりの風味が加わり美味なため、多くの人に食されている。
従来、この種のいそべ巻を製造する際には、上記食材に醤油等を塗布した後に、人手によってその食材の外周にのりを巻き付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来ののり巻きには、以下のような問題が存在する。
多数のいそべ巻を製造する際にも、人が食材毎にのりを巻き付けているため、非効率的であり大量生産には向いていなかった。また、のりの巻き付け具合に関しても一様に揃えることは難しく、出来映えにも問題があった。さらに、巻付に際して人が介在するため、必ずしも衛生的とはいえなかった。
【0004】
一方、複数の団子を串に通し、餡をからめた、いわゆる串団子においては、餡が型くずれしないように、フィルムが巻き付けられてているが、この巻き付け作業においても、上記のり巻きと同様の問題があり、その解決手段の開発が望まれていた。
【0005】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、多数の食材に、効率的で一様に、且つ衛生的にシート材を巻き付けることのできるシート材巻付装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用している。
請求項1記載のシート材巻付装置は、無端帯状のベルト上に食材を載せて搬送する搬送機構と、該搬送された食材の上面に、該食材の外周長に対応するシート材を貼着するシート材貼着機構と、前記食材の上面に貼着された前記シート材の両側縁を下方に向けて押圧した後に、該食材の底面に巻き込むシート材巻込機構とを備えてなることを特徴とするものである。
【0007】
従って、本発明のシート材巻付装置では、まず、搬送機構によってベルトに載せられて搬送された食材に対して、シート材貼着機構が食材の上面に食材の外周長に対応した長さを有するシート材を貼着する。このとき、上面の両側から延出するシート材の長さがほぼ同じになるようにシート材を貼着する。シート材が貼着された食材は、再び搬送機構によってシート材巻込機構へ搬送される。
次に、シート材巻込装置が、食材の上面から延出するシート材の両側縁を下方に向けて押圧した後に、食材の底面に巻き込む。
【0008】
請求項2記載のシート材巻付装置は、請求項1記載のシート材巻付装置において、前記食材を両側から保持して、前記ベルトの幅方向の位置決めを行う一対の位置決め部が前記シート材貼着機構の上流側に設けられ、これら一対の位置決め部間の距離が調節自在とされていることを特徴とするものである。
【0009】
従って、本発明のシート材巻付装置では、シート材貼着機構に搬送される食材に対して一対の位置決め部が両側から保持することにより、ベルトの幅方向の位置決めを行うことができる。また、位置決め部間の距離を調節することにより、種々の幅を有する食材に対応することができる。
【0010】
請求項3記載のシート材巻付装置は、請求項1または2記載のシート材巻付装置において、前記シート材貼着機構の下流側に、前記食材の上面に貼着されたシート材の側縁の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止部が前記ベルトの搬送方向に沿って設けられることを特徴とするものである。
【0011】
従って、本発明のシート材巻付装置では、シート材貼着機構で上面にシート材が貼着された食材をシート材巻込機構に搬送する際に、シート材の側縁が跳ね上がることを跳ね上がり防止部によって防止することができる。
【0012】
請求項4記載のシート材巻付装置は、請求項1から3のいずれかに記載のシート材巻付装置において、前記シート材貼着機構には、前記シート材の表面を所定の間隙を隔てて支持する支持部と、前記間隙に配置され、前記シート材の表面を負圧吸引する吸引部とが設けられ、該吸引部には、前記シート材の表面に対向する方向に伸縮自在なベロー管が用いられていることを特徴とするものである。
【0013】
従って、本発明のシート材巻付装置では、支持部間の間隙をシート材の幅よりも若干狭くすることにより、該支持部がシート材の両側縁を支持した状態で、吸引部がシート材の表面の中央部を負圧吸引することができる。そして、このシート材が食材の上方にある状態で、負圧吸引を解除することにより、シート材を食材の上面に貼着することができる。上記シート材を負圧吸引した際には、吸引部を構成するベロー管内は、大気圧に対して負圧になっているので、シート材の表面に対向する方向に収縮して、シート材の中央部が膨出するように湾曲させることができる。
【0014】
請求項5記載のシート材巻付装置は、請求項1から4のいずれかに記載のシート材巻付装置において、前記シート材巻込機構は、前記ベルトの上方に配置され、上下方向に昇降自在な昇降部材と、該昇降部材の両側に配置され、互いに離間、接近自在に水平方向に移動する一対の移動部材と、該各移動部材の下方に互いに対向して設けられ、該移動部材が互いに接近する方向に移動したときに前記食材を挟持する一対の挟持部材とを備え、該挟持部材の前記互いに対向する面には、前記搬送方向の断面輪郭が前記対向する方向へ向けて開口する略半円形状の凹部と、該凹部の下方に位置して、前記互いに対向する方向に突出する突出部とが設けられていることを特徴とするものである。
【0015】
従って、本発明のシート材巻付装置では、移動部材が互いに離間する方向に移動して、挟持部材がシート材の両側縁の上方にある状態で昇降部材が下降することにより、挟持部材がシート材の両側縁を押圧してベルトの上面近傍に位置させることができる。そして、移動部材が互いに接近する方向に水平移動することにより、挟持部材が凹部および突出部にシート材を係合させた状態で食材を両側から挟持する。これにより、シート材は、凹部に係合された部分が食材の側部に貼着され、突出部に係合された部分が食材の底面側に巻き込まれる。ここで、シート材の両側縁は、突出部とベルトとの間で湾曲した状態で拘束されている。
【0016】
次に、昇降部材が上昇することにより、挟持部材が食材を挟持したまま上昇する。これにより、突出部とベルトとの間に挟み込まれていたシート材の両側縁は、ベルトから離間することにより拘束状態から解放され、その反力で食材の底面と略並行になる。そして、再び昇降部材が下降することにより、食材の底面がシート材の両側縁を介してベルトに当接する。これによりシート材の両側縁が食材の底面に貼着される。
【0017】
請求項6記載のシート材巻付装置は、請求項1から5のいずれかに記載のシート材巻付装置において、前記搬送機構は、前記食材を前記シート材貼着機構へ搬送する第1搬送部と、該第1搬送部に対して独立して駆動し、前記シート材が貼着された食材を前記シート材巻込機構へ搬送する第2搬送部とが前記搬送方向に沿って列設された構成を有していることを特徴とするものである。
【0018】
従って、本発明のシート材巻付装置では、シート材巻込機構がシート材を食材の底面に巻き込んでいる間に、第2搬送部はベルトの駆動を停止しているが、第1搬送部がベルトを駆動して次の食材をシート材貼着機構へ搬送することができる。また、逆に、シート材貼着機構がシート材を食材の上面に貼着している間に、第1搬送部はベルトの駆動を停止しているが、第2搬送部がベルトを駆動して以前にシート材が貼着された食材をシート材巻込機構へ搬送することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のシート材巻付装置の第1の実施の形態を、図1ないし図8を参照して説明する。
ここでは、例えば、シート材としてのりを用い、食材として餅を用い、この餅にのりを巻き付けるのり巻き装置の例を用いて説明する。
【0020】
図1において、符号1はのり巻き装置(シート材巻付装置)であり、符号2は餅(食材)である。
のり巻き装置1は、ベース3と、該ベース3に設置される搬送機構4、位置決め機構5、のり貼着機構(シート材貼着機構)6およびのり巻込機構(シート材巻込機構)7とを主体として構成されている。
【0021】
搬送機構4は、搬送方向(図1中左側から右側へ向かう方向)に沿って餅2を搬送するものであって、同様の構成を有する第1搬送部8および第2搬送部9を備えており、これら第1搬送部8および第2搬送部9は上記搬送方向に沿って直列に配置されている。
【0022】
第1搬送部8は、ローラ11,11間において無端帯状のベルト10上に餅2を載せてのり貼着機構6へ搬送するものであって、モータ12と、該モータ12の回転駆動がチェーン13により伝達されて回転し、圧接されたベルト10を、ローラ11,11およびローラ14,14を介して時計回りに走行させる従動ローラ15と、ベルト10に圧接して、ベルト10に加わる張力を調整すると同時にベルト10に付着したカスを取るカス取り・張力調整部26とから構成されている。
【0023】
第2搬送部9は、ローラ16,16間において無端帯状のベルト17上に餅2を載せてのり巻込機構7へ搬送するものであって、モータ18と、該モータ18の回転駆動がチェーン19により伝達されて回転し、圧接されたベルト17を、ローラ16,16およびローラ20,20を介して時計回りに走行させる従動ローラ21と、ベルト17に圧接して、ベルト17に加わる張力を調整すると同時にベルト17に付着したカスを取るカス取り・張力調整部27とから構成されている。
なお、モータ12およびモータ18は、それぞれ独立して駆動可能とされている。
【0024】
位置決め機構5は、搬送方向の最も上流側に設けられ、餅2に対してベルト10の幅方向の位置決めをするものであって、図2に示すように、一対のガイド板(位置決め部)22,22と、該ガイド板22,22に取付ネジ23,23で連結される位置調整板24,24と、該位置調整板24,24をベース3に取り付ける位置調整ネジ25,25とから構成されている。
【0025】
ガイド板22,22は、ベルト10の上方に該ベルト10と隙間を有した状態で、且つベルト10の幅方向の中心からそれぞれ略等距離の位置に、図3に示すように、それぞれ搬送方向に沿って延在するように配置されている。また、これらガイド板22,22の下端同士は餅2の幅よりも若干大きい間隔を隔てて、上端は上方へ向かうにしたがって互いに漸次離間するようにテーパ状に形成されている。
【0026】
位置調整ネジ25は、搬送方向に沿って二カ所配置されており、ベース3に螺着するネジ部28と、該ネジ部28より大径の大径部29とを備えている。
位置調整板24には、一端が外側に開口し上記幅方向に延在する調整溝30,30が搬送方向に沿って、二カ所形成されている。この調整溝30の溝幅は、位置調整ネジ25のネジ部28の直径よりも大きく、且つ大径部29の直径よりも小さく設定されている。
【0027】
のり貼着機構6は、位置決め機構5よりも搬送方向下流側に位置して、図4に示すように、ベルト10上に載せられて搬送された餅2の上面に平面視矩形ののり(シート材)31を貼着するものであって、のりポット32と昇降ロッド33と回転部34と支持部35,35と吸引部36およびセンサー56,56とから構成されている。
【0028】
のりポット32は、餅2の外周長よりも若干大きい長さを有するのり31を上下方向に複数積層させた状態で収納するものであって、軸体37を介してベース3に固設されている。のりポット32の下端部には、水平方向に突出してのり31の上記幅方向の両側縁に係合する係合部38,38が設けられており、これら係合部38,38の間には下方に向けて開口する開口部39が形成されている。
【0029】
昇降ロッド33は、図示しないエアシリンダの駆動により上下方向に昇降するものである。
回転部34は、昇降ロッド33の上端に固設された平板40と、該平板40に上記幅方向に一定間隔をおいて立設する垂直板41,41と、該垂直板41の一方に固定されたモータ42と、該モータ42に、垂直板41,41を貫通するように連結された回転軸43とから概略構成されている。回転軸43は、モータ42の駆動により、水平方向に位置する軸線周りに、180°の往復回転を行う構成とされている。
【0030】
支持部35,35は、のりポット32の開口部39の下方で、且つベルト10上の餅2の上方に位置するように回転軸43の先端に配置されており、各支持部35,35は開口部39の開口幅よりもわずかに小さい間隙44を隔てて上記幅方向に対向するように配置されている。この間隙44には、図示しない負圧吸引機構に接続された吸引部36が、開口部39の略中央部の下方に位置するように配置されている。
【0031】
吸引部36には、のり31の表面に対向する方向、すなわち上下方向に伸縮自在なベロー管が用いられており、このベロー管は管内が大気圧のときに、先端が支持部35,35の先端と略面一か、支持部35,35の先端よりも若干突出するように設定されている。
【0032】
センサー56,56は、ベルト10で搬送された餅2が吸引部36の下方へ到達したことを検知するものであり、ベルト10を挟んだベース3上に対向配置されている。この検知結果は第1搬送部8のモータ12の駆動を制御する制御部(図示せず)に出力される。
【0033】
一方、図1に示すように、のり貼着機構6の下流側には、跳ね上がり防止部45が設けられている。跳ね上がり防止部45は、餅2の上面に貼着されたのり31の側縁の跳ね上がりを防止するものであって、図5に示すように、断面円形の棒材46,46が上記幅方向に、餅2の幅よりも大きく、且つのり31の幅よりも小さく設定された略一定の間隔をあけて配設された構成となっている。また、これら棒材46,46は、搬送方向上流側の端部の下部が餅2の上面よりも若干上方に位置して、搬送方向下流側へ向かうにしたがって、漸次下方に向かうように傾斜して設けられている。
【0034】
のり巻込機構7は、のり貼着機構6よりも搬送方向下流側に位置して、のり貼着機構6で餅2に貼着されたのり31の側縁を、餅2の底面に巻き込むものであって、図6に示すように、昇降部材47と、一対の移動部材48,48と、一対の挟持部材49,49およびセンサー57,57とから構成されている。
【0035】
昇降部材47は、昇降ロッド50,50に連結されて上下方向に昇降するものであって、ベルト17の上方に配置されている。
移動部材48,48は、昇降部材47の上記幅方向両側に、移動ロッド51,51を介して連結されており、移動ロッド51,51の移動に伴って、互いに離間、接近自在に水平方向に移動するものである。
【0036】
挟持部材49,49は、それぞれ取付部材52,52を介して、移動部材48,48の下方に、上記幅方向に互いに対向するように、且つ搬送方向に延在するように取り付けられている。これら各挟持部材49,49の対向する面には、この面を欠落させた凹部53,53が形成されている。凹部53,53の下端部は、挟持部材49,49の下面54,54との間に、互いに対向する方向に向けて突出する突出部55,55を形成している。
凹部53,53は、搬送方向の断面輪郭が対向する方向に向けて開口する略半円形状を有するものである。
【0037】
センサー57,57は、ベルト17で搬送された餅2が挟持部材49,49の下方へ到達したことを検知するものであり、ベルト17を挟んで対向配置されている。この検知結果は第2搬送部9のモータ18の駆動を制御する制御部(図示せず)に出力される。
【0038】
上記の構成ののり巻き装置1により餅2にのり31を巻き付ける手順を以下に説明する。
まず、あらかじめ醤油等のタレが塗布された餅2を、図2に示すように、位置決め機構5でベルト10の幅方向の位置決めを施された状態でベルト10上に載せる。このとき、餅2は、ガイド板22,22が上方が離間しているテーパ上に形成されているので、このガイド板22,22に案内されて支障なくベルト10上に載せられる。
【0039】
ここで、ガイド板22,22の下端間の距離は、餅2の幅よりも若干大きくなるように調整されている。
すなわち、位置調整ネジ25,25を回転させて、ネジ部28の螺着を緩めることにより、位置調整板24,24が調整溝30,30に位置するネジ部28、28をガイドにして上記幅方向に移動自在になる。
【0040】
そして、ガイド板22,22の下端が所定の間隔を隔てた位置にて、位置調整ネジ25,25を上記と逆方向に回転させてネジ部28,28をベース3に螺入させることにより、位置調整ネジ25,25の大径部29,29が位置調整板24,24に係合して、該位置調整板24,24およびガイド板22,22をベース3に固定する。かくして、ガイド板22,22の下端間の距離は、餅2の幅に応じて適宜調整される。
【0041】
次に、搬送機構4の第1搬送部8が駆動して餅2を搬送方向へ搬送する。
すなわち、まず、モータ12の回転駆動がチェーン13を介して従動ローラ15に伝達され、従動ローラ15が図1中時計回りに回転する。
これにより、張力調整部27で張力調整されて従動ローラ15に圧接するベルト10は、図1中時計回りに回転し、ローラ11,11間において水平方向に走行して餅2をのり貼着機構6へ搬送する。
このとき、餅2は、ベルト10に載せられたときに多少曲がっていても、図3に示すように、ガイド板22,22が搬送方向に延在しているので、搬送時にその向きを整えられる。
【0042】
そして、ベルト10で搬送された餅2が、吸引部36の下方へ到達すると、センサー56,56がこの到達を検知して、検知結果を制御部に出力する。制御部は、直ちにモータ12の駆動を停止させることにより、ベルト10の走行を停止させて餅2を吸引部36の下方に位置させる。
【0043】
このとき、吸引部36は、予めのり31を餅2の上面に対向させた状態で吸引して待機している。ここで、餅2が吸引部36の下方へ搬送される前に、のり31を吸引して待機するまでの動作を説明する。
まず、図4に示すように、支持部35,35および吸引部36の先端が上方へ向くように、モータ42を駆動して回転軸43を回転させる。
【0044】
次に、昇降ロッド33を上昇させることにより、支持部35,35および吸引部36の先端を、のりポット32に積層状態で収納されたのり31の内、最下部に位置するのり31に開口部39を通して当接させる。
そして、負圧吸引機構を作動させることにより、両側縁を支持部35,35の先端が支持した状態で吸引部36が上記最下部に位置するのり31の表面中央部を吸着する。
【0045】
ここで、昇降ロッド33を下降させることにより、のり31は、その両側縁が変形してのりポット32の係合部38,38を乗り越えるため、のりポット32から取り出される。
このとき、吸引部36であるベロー管への負圧吸引は継続されているため、ベロー管内は大気圧に対して負圧になる。そのため、このベロー管は、のり31の中央部を吸着したまま収縮するが、のり31の両側縁は支持部35,35に支持されたままなので、図7に示すように、のり31は中央部が膨出するように湾曲する。
【0046】
そして、再び、モータ42を駆動することにより、回転軸43を180°回転させて、支持部35,35および吸引部36の先端が下方へ向くように操作する。
かくして、吸引部36は、のり31をベルト10に対向させた状態で吸着して、餅2への待機状態に入る。
【0047】
ここで、餅2が吸引部36の下方に到達して停止すると、昇降ロッド33が下降することにより、支持部35,35および吸引部36がのり31を吸着したまま下降して、のり31が餅2の上面に当接する。ここで、負圧吸引機構が吸引部36への負圧吸引を解除することにより、餅2は、それ自体が粘着性を有していることに加えて、あらかじめ表面にタレが塗布されているので、当接したのり31は餅2の両側から延出する長さがほぼ同じになるように餅2に貼着される。のり31は、吸引部36で吸引されたときに中央部が膨出するように湾曲していたので、餅2に貼着した際に上面から側面にかけて餅2の外形に沿いやすくなっている。
【0048】
餅2の上面にのり31が貼着されると、次ののり31を吸引するために昇降ロッド33が支持部35,35および吸引部36を伴って上昇するとともに、モータ12,18が駆動してベルト10,17が同速度で走行して餅2を下流側ののり巻込機構7へ向けて搬送する。
【0049】
この搬送の際、餅2に貼着されたのり31は、図5に示すように、跳ね上がり防止部45の棒材46によって、幅方向の両側縁が上方へ跳ね上がることを阻止されている。また、餅2は、搬送途中でベルト10からベルト17へ乗り移ることになるが、これらは搬送方向に沿って列設されるとともに同速度で走行しているので支障なく搬送される。
【0050】
そして、ベルト17で搬送された餅2が、挟持部材49,49の下方へ到達すると、センサー57,57がこの到達を検知して、検知結果を制御部に出力する。制御部は、直ちにモータ18の駆動を停止させることにより、ベルト17の走行を停止させて餅2を挟持部材49,49の下方に位置させる。
【0051】
餅2が停止すると、移動ロッド51,51を介して移動部材48,48が互いに離間する方向へ移動して、挟持部材49,49を、その下面54、54が餅2の幅よりも外側で、且つ、のり31の両側縁の上方に位置させる。続いて、昇降ロッド50を介して昇降部材47が下降して、図8(a)に示すように、挟持部材49,49の下面54,54とベルト17との間でのり31の両側縁を挟み込む。
【0052】
次に、移動部材48,48が互いに接近する方向に移動して、挟持部材49,49が、凹部53、53および突出部55、55にのり31を係合させた状態で餅2を両側から挟持する。これにより、図8(b)に示すように、凹部53、53に係合されたのり31は餅2の側部に貼着され、突出部55、55に係合されたのり31は、餅2の底面に巻き込まれる。このとき、のり31の両側縁は、突出部55、55とベルト17との間に、すなわち、下面54、54とベルト17との間で拘束される。
【0053】
そして、昇降部材47が上昇すると、図8(c)に示すように、挟持部材49、49も餅2を挟持した状態で上昇する。これにより、拘束されていたのり31の両側縁が、その反力で凹部53の下端部から、該凹部53を形成する円弧形状の接線方向に沿って餅2の底面側へ延出する。
【0054】
続いて、昇降部材47が下降すると、図8(d)に示すように、のり31の両側縁は、餅2とベルト17との間に形成された突出部55の厚さ程度の空間に位置する。この後、移動部材48,48が互いに離間する方向に移動することにより、図8(e)に示すように、挟持部材49,49が互いに離間する方向に移動して、餅2に対する挟持が解除される。
【0055】
これにより、餅2は、のり31の両側縁を介してベルト17上に再び載せられる。
すなわち、のり31の両側縁は、餅2の自重により餅2の底面に貼着される。
かくして、餅2の外周へののり31の巻き付けが完了する。
のり31の巻付けが完了すると、モータ18が作動してベルト17上に載せられた餅2をさらに下流側へ搬送し、包装工程等の二次加工装置側へ送出する。
なお、餅2の搬送が完了したベルト10,17は、時計回りに走行して、カス取り・張力調整部26,27で、表面に付着したタレ等のカスが除去されて次の搬送に備える。
【0056】
本実施の形態のシート材巻付装置では、搬送機構4で搬送された餅2に対して、のり貼着機構6およびのり巻込機構7が自動的に、且つ連続的に餅2の外周にのり31を巻き付けるので、例えば、いそべ巻きを効率的に大量生産することができるとともに、のり31の巻付け具合も一様に揃えることができる。
【0057】
また、これらの工程は全て自動化されて、人が介在していないので、非常に衛生的である。そして、のり巻込機構7の挟持部材49,49が、昇降部材47の上下移動および移動部材48,48の水平移動という簡単な動作だけでのり31を餅2に巻き付けることができるので、装置自体の構成も簡素化できる。
【0058】
加えて、本実施の形態のシート材巻付装置では、餅2の位置決めを行う位置決め機構5が設けられており、そのガイド板22,22間の距離が調節自在になっているので、供給される餅2が多少曲がってベルト10に載せられても、確実にベルト10の幅方向の略中心に位置させた状態でのり貼着機構6へ向けて搬送できるとともに、種々の幅を有する餅等の食材にも容易に対応することができる。
【0059】
さらに、上記のり貼着機構6が餅2の上面にのり31を貼着する際に、あらかじめ吸引部36が収縮してのり31を湾曲させていたので、餅2の上面から側面にかけて餅2の外周に沿いやすくすることができる。また、この餅2を、のり貼着機構6からのり巻込機構7へ搬送する際にも、跳ね上がり防止部45が設けられているので、餅2の上面に貼着されたのり31の両側縁が上方へ跳ね上がることを防止でき、のり巻込機構7において確実にのち31の両側縁を餅2の底面に巻き込むことができる。
【0060】
一方、本実施の形態のシート材巻付装置では、搬送機構4が第1搬送部8と第2搬送部9とから構成されており、また、これらが独立して駆動される構成になっているので、例えば、のり巻込機構7がのり31を餅2の底面に巻き込んでいて、第2搬送部9が駆動を停止しているときでも、第1搬送部8は次の餅をのり貼着機構6へ搬送することができる。
【0061】
逆に、のり貼着機構6がのり31を餅2の上面に貼着していて、第1搬送部8が駆動を停止しているときでも、第2搬送部9はのり31が貼着された餅2をのり巻込機構7へ搬送することができ、作業効率を向上させることができる。
さらに、カス取り・張力調整部26,27を調整して、ベルト10,17に加わる張力を解放することにより、これらベルト10,17を簡単に取り外すことができ、タレ等の付着物の除去をより一層容易に行うことができる。
【0062】
図9および図10は、本発明のシート材巻付装置の第2の実施の形態を示す図である。
これらの図において、図1ないし図8に示す第1の実施の形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施の形態と上記の第1の実施の形態とが異なる点は、のり巻込機構に代わって柏葉巻込機構を設けたことである。
なお、本実施の形態においては、のりポット32に、餅2の外周長よりも幾分長い柏の葉が積層状態で収納され、第1の実施の形態と同様に、のり貼着機構6において餅2の上面に柏の葉が貼着される構成とする。
【0063】
図9において、符号7aは、柏葉巻込機構(シート材巻込機構)である。
柏葉巻込機構7aは、のり貼着機構6よりも搬送方向下流側に位置して、のり貼着機構6で餅2に貼着された柏の葉31aの側縁を、餅2の底面に巻き込むものであって、昇降部材47と、一対の移動部材48,48と、一対の挟持部材49,49と、一対の移動部材61,61と、一対の柏葉押しプレート64,65およびセンサー57,57とから構成されている。
【0064】
移動部材61,61は、移動部材48,48の上記幅方向外側にそれぞれ取付部材52,52を介して取り付けられており、上記外側に向けて設けられた移動ロッド62、62を水平方向に個別に移動自在とするものである。
移動ロッド62,62の上記外側先端には、取付部材63,63の一端側が固設されており、取付部材63,63の他端側には柏葉押しプレート64,65がそれぞれ取り付けられている。
【0065】
柏葉押しプレート64,65の先端は、水平面に沿って延在し、且つ水平方向に移動して接近したときに、互いに接触することがないように、各プレート64,65の厚さ程度の高低差を有してそれぞれ挟持部材49,49の下方に配置されている。
他の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0066】
上記の構成の柏葉巻込機構7aにより、餅2に柏の葉31aを巻き込む動作を説明する。
のり貼着機構6において、上面に柏の葉31aが貼着された餅2がベルト17で搬送されて挟持部材49,49の下方へ到達すると、センサー57,57がこの到達を検知して、検知結果を制御部に出力する。
制御部は、直ちにモータ18の駆動を停止させることにより、ベルト17の走行を停止させて餅2を挟持部材49,49の下方に位置させる。
【0067】
餅2が停止すると、移動ロッド51,51を介して移動部材48,48が互いに離間する方向へ移動して、挟持部材49,49を、その下面54、54が餅2の幅よりも外側で、且つ、のり31の両側縁の上方に位置させる。このとき、移動部材61,61は作動せず、したがって柏葉押しプレート64,65も挟持部材49,49の移動に伴って、餅2の幅よりも外側で、且つ、柏の葉31aの両側縁の上方に位置する。
続いて、昇降ロッド50を介して昇降部材47が下降して、図10(a)に示すように、柏葉押しプレート64,65の先端とベルト17との間で柏の葉31aの両側縁を挟み込む。
【0068】
次に、移動部材48,48が互いに接近する方向に移動して、挟持部材49,49が、凹部53、53および突出部55、55にのり31を係合させた状態で餅2を両側から挟持する。これにより、図10(b)に示すように、凹部53、53に係合された柏の葉31aは餅2の側部に貼着され、突出部55、55に係合された柏の葉31aは、餅2の底面に巻き込まれる。このとき、柏の葉31aの両側縁は、柏葉押しプレート64,65とベルト17との間で拘束される。
【0069】
そして、昇降部材47が上昇すると、図10(c)に示すように、挟持部材49、49も同時に餅2を挟持した状態で上昇する。これにより、拘束されていた柏の葉31aの両側縁が、突出部55,55間から下方へ向けて垂れ下がる。
【0070】
ここで、移動部材61の一方が作動して移動ロッド62を餅2に接近する方向に移動させることにより、図10(d)に示すように、柏葉押しプレート64が柏の葉31aの側縁の一方を押した状態で柏葉押しプレート65へ向けて移動する。そして、この柏葉押しプレート64が挟持部材49から突出した状態で停止すると、移動部材61の他方が作動して移動ロッド62を餅2に接近する方向に移動させる。
【0071】
これにより、図10(e)に示すように、柏葉押しプレート65は、柏の葉31aの側縁の他方を押した状態で柏葉押しプレート64へ向けて移動し、その先端が柏葉押しプレート64とオーバーラップした状態で該柏葉押しプレート64の下方で停止する。
このとき、柏の葉31aの両側縁は、互いに重なり合った状態で屈曲し、両柏葉押しプレート64,65間で挟持される。
【0072】
続いて、図10(f)に示すように、昇降部材47が下降した後、移動部材48,48および移動部材61,61が互いに離間する方向に移動することにより、図10(g)に示すように、挟持部材49,49および柏葉押しプレート64,65が互いに離間する方向に移動して、餅2に対する挟持が解除される。
【0073】
これにより、餅2は、柏の葉31aの両側縁を介してベルト17上に再び載せられる。
すなわち、柏の葉31aは、両側縁が重なって屈曲した状態で、餅2の自重により餅2の底面に貼着される。
かくして、餅2の外周への柏の葉31aの巻き付けが完了する。
【0074】
本実施の形態のシート材巻付装置によれば、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、柏餅のように、柏の葉31aが餅2の外周長よりもかなり長いものであっても、水平方向に移動する柏葉押しプレート64,65を付設することにより、柏の葉31aを餅2に容易に巻き付けることが可能である。
【0075】
なお、上記実施の形態において、シート材としてのりおよび柏の葉を用いる構成としたが、これに限られることなく、のりポットの形状を適宜変更することにより桜の葉を収納して桜餅の製造にも容易に適用することができる。
【0076】
また、シート材を食材ではなく、透明フィルムにし、搬送される食材を上記串団子にすることにより、餡がからめられた串団子にフィルムを巻き付けて餡の型ぐずれを防ぐことが容易に行えるようになる。
この場合、応用例として、上記のり巻き装置1の下流側に同様の構造を有するフィルム巻付装置を配置し、のり巻き装置1でのり31が巻き付けられた餅2の外周に、フィルム巻付装置がさらにフィルムを巻き付けるような構成にしてもよい。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係るシート材巻付装置は、ベルト上に食材を載せて搬送する搬送機構と、食材の上面にシート材を貼着するシート材貼着機構と、シート材の両側縁を食材の底面に巻き込むシート材巻込機構とを備える構成となっている。
これにより、このシート材巻付装置では、自動的に、且つ連続的に食材の外周にシート材を巻き付けることができるので、例えば、いそべ巻きを効率的に大量生産することができるとともに、シート材の巻付け具合も一様に揃えることができる。また、製造工程を全て自動化でき、人が介在していないので衛生的な食材を提供できるという効果も得られる。
【0078】
請求項2に係るシート材巻付装置は、食材のベルトの幅方向の位置決めを行う一対の位置決め部がシート材貼着機構の上流側に設けられ、これら一対の位置決め部間の距離が調節自在な構成となっている。
これにより、このシート材巻付装置では、供給される食材が多少曲がってベルトに載せられても、この食材を確実にベルトの幅方向の略中心に位置させた状態でシート材貼着機構へ向けて搬送できるとともに、種々の幅を有する食材にも容易に対応することができるという効果が得られる。
【0079】
請求項3に係るシート材巻付装置は、シート材貼着機構の下流側に、食材の上面に貼着されたシート材の側縁の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止部が設けられる構成となっている。
これにより、このシート材巻付装置では、食材の上面に貼着されたシート材の両側縁が上方へ跳ね上がることを防止でき、シート材巻込機構において確実にシート材の両側縁を食材の底面に巻き込むことができる。
【0080】
請求項4に係るシート材巻付装置は、シート材貼着機構が、シート材の表面を一定間隔を隔てて支持する支持部と、この間隙に配置されシート材の表面を負圧吸引する吸引部とを備えており、この吸引部にベロー管が用いられる構成となっている。
これにより、このシート材巻付装置では、食材の上面にシート材を貼着する際に、あらかじめベロー管が収縮してシート材を湾曲させるので、食材の上面から側面にかけて食材の外周に沿いやすくすることができる。
【0081】
請求項5に係るシート材巻付装置は、シート材巻込機構が、上下方向に昇降自在な昇降部材と、水平方向に自在に接近、離間する一対の移動部材と、接近したときに食材を挟持する挟持部材とを備えており、挟持部材の対向する面に、略半円形状の断面輪郭を有する凹部と、互いに対向する方向に突出する突出部とが設けられる構成となっている。
これにより、このシート材巻付装置では、挟持部材が、昇降部材の上下移動および移動部材の水平移動という簡単な動作だけでシート材を食材に巻き付けることができるので、装置自体の構成を簡素化できるという効果が得られる。
【0082】
請求項6に係るシート材巻付装置は、搬送機構が食材をシート材貼着機構へ搬送する第1搬送部と、シート材が貼着された食材をシート材巻込機構へ搬送する第2搬送部とを備える構成となっている。
これにより、このシート材巻付装置では、搬送部の一方が停止していても、他方が駆動して食材を搬送することができるので、作業効率を向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す図であって、ベースに搬送機構、位置決め機構、のり貼着機構およびのり巻込機構が設けられたのり巻き装置の正面図である。
【図2】 本発明の実施の第1の形態を示す図であって、のり巻き装置を構成する位置決め機構の正面図である。
【図3】 同位置決め機構の平面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態を示す図であって、のり巻き装置を構成するのり貼着機構の正面図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態を示す図であって、のり巻き装置を構成する跳ね上がり防止部の正面図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態を示す図であって、のり巻き装置を構成するのり巻込機構の正面図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態を示す図であって、吸引部がのりを吸着する正面図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態を示す図であって、のり巻付機構によりのりの両側縁を餅の底面に貼着させる工程図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態を示す図であって、挟持部材の下方に柏の葉押し用エアーシリンダーが設けられた正面図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態を示す図であって、柏葉巻付機構により柏の葉を餅に巻き付ける工程図である。
【符号の説明】
1…のり巻き装置(シート材巻付装置)、2…餅(食材)、4…搬送機構、6…のり貼着機構(シート材貼着機構)、7…のり巻込機構(シート材巻込機構)、7a…柏葉巻込機構(シート材巻込機構)、8…第1搬送部、9…第2搬送部、10,17…ベルト、22…ガイド板(位置決め部)、31…のり(シート材)、31a…柏の葉(シート材)、35…支持部、36…吸引部、44…間隙、45…跳ね上がり防止部、47…昇降部材、48…移動部材、49…挟持部材、53…凹部、55…突出部。

Claims (6)

  1. 無端帯状のベルト上に食材を載せて搬送する搬送機構と、
    該搬送された食材の上面に、該食材の外周長に対応するシート材を貼着するシート材貼着機構と、
    前記食材の上面に貼着された前記シート材の両側縁を下方に向けて押圧した後に、該食材の底面に巻き込むシート材巻込機構とを備えてなることを特徴とするシート材巻付装置。
  2. 請求項1記載のシート材巻付装置において、
    前記食材を両側から保持して、前記ベルトの幅方向の位置決めを行う一対の位置決め部が前記シート材貼着機構の上流側に設けられ、
    これら一対の位置決め部間の距離が調節自在とされていることを特徴とするシート材巻付装置。
  3. 請求項1または2記載のシート材巻付装置において、
    前記シート材貼着機構の下流側に、前記食材の上面に貼着されたシート材の側縁の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止部が前記ベルトの搬送方向に沿って設けられることを特徴とするシート材巻付装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のシート材巻付装置において、
    前記シート材貼着機構には、前記シート材の表面を所定の間隙を隔てて支持する支持部と、
    前記間隙に配置され、前記シート材の表面を負圧吸引する吸引部とが設けられ、
    該吸引部には、前記シート材の表面に対向する方向に伸縮自在なベロー管が用いられていることを特徴とするシート材巻付装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のシート材巻付装置において、
    前記シート材巻込機構は、前記ベルトの上方に配置され、上下方向に昇降自在な昇降部材と、
    該昇降部材の両側に配置され、互いに離間、接近自在に水平方向に移動する一対の移動部材と、
    該各移動部材の下方に互いに対向して設けられ、該移動部材が互いに接近する方向に移動したときに前記食材を挟持する一対の挟持部材とを備え、
    該挟持部材の前記互いに対向する面には、前記搬送方向の断面輪郭が前記対向する方向へ向けて開口する略半円形状の凹部と、
    該凹部の下方に位置して、前記互いに対向する方向に突出する突出部とが設けられていることを特徴とするシート材巻付装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のシート材巻付装置において、
    前記搬送機構は、前記食材を前記シート材貼着機構へ搬送する第1搬送部と、該第1搬送部に対して独立して駆動し、前記シート材が貼着された食材を前記シート材巻込機構へ搬送する第2搬送部とが前記搬送方向に沿って列設された構成を有していることを特徴とするシート材巻付装置。
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