JPH0119240Y2 - - Google Patents

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JPH0119240Y2
JPH0119240Y2 JP18554681U JP18554681U JPH0119240Y2 JP H0119240 Y2 JPH0119240 Y2 JP H0119240Y2 JP 18554681 U JP18554681 U JP 18554681U JP 18554681 U JP18554681 U JP 18554681U JP H0119240 Y2 JPH0119240 Y2 JP H0119240Y2
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rotary blade
base material
base film
magnetic tape
base
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JP18554681U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気テープのベースフイルム剥離装置
に関する。
磁気記録片を有する磁気帳票、磁気カード等の
製法として、ベースフイルムの一方の面に磁気層
を形成し、他方の面に接着剤層を形成してなる磁
気テープを磁気層が上面となる如く上記接着剤層
を介して帳票基材、カード基材等の被貼着基材に
貼着する方法が知られている。しかしながら、こ
の方法においては、ベースフイルムが残置される
ため磁気記録片の厚みがいきおい大きくなり、基
材上に盛り上がるため帳票等の積重ねに不都合を
きたし、且つ傷付き易い等の欠点があつた。この
欠点を解消するため、ベースフイルム上に磁気
層、接着剤層を順次積層形成してなる磁気テープ
をベースフイルムが上面となる如く上記接着剤層
を介して被貼着基材に貼着し、貼着後、ベースフ
イルムを剥離するという方法が提案された。この
方法の実施に当り、磁気層からのベースフイルム
の剥離手段が技術的に重要な問題となる。そこで
本考案者等は第1図に示す如き剥離手段を検討し
た。同図に基き説明すると、矢印a方向に搬送さ
れる連続張票基材、連続カード基材等の連続被貼
着基材1上に適当な手段により仮貼着された磁気
テープ2は熱プレス3と受台4とからなる熱プレ
ス機構5によつて完全に押圧接着される。上記基
材1に貼着された磁気テープ2はベースフイルム
剥離機構6に送られる。該機構6はカツターナイ
フの如き鋭利な先端を持つ固定刃7を備え、この
固定刃7に磁気テープ2上層のベースフイルムが
接触し、剥離される。
しかしながら、上記剥離手段は、1)固定刃を
用いるため刃の接触角及び刃にかゝる荷重を適正
範囲に設定する必要があり,それが適正範囲を少
しでも外れると剥離不良や磁気層、基材の損傷等
を生じる虞れがあり、上記適正範囲が小さいため
その調整が技術的に困難であること、2)使用に
より刃が次第に摩耗し、剥離不良となるため、そ
の都度上記接触角及び荷重の調整が必要であるこ
と、3)摩耗等により刃を交換した場合、一度設
定した接触角や荷重が適正範囲から外れてしまう
ため剥離不良や磁気層、基材の損傷等を起こす虞
れがあり、再度の調整を図らねばならず、面倒で
あること等の欠点を備えていることが判明した。
そこで本考案者等は剥離不良や磁気層、基材の
損傷等を招く虞れがなく、安定的に剥離を行なう
ことができる磁気テープのベースフイルム剥離装
置を開発すべく更に検討を重ねた結果、本考案を
完成するに至つた。
即ち本考案はベースフイルムを有する磁気テー
プを貼着した被貼着基材を一定方向に搬送し、搬
送途中で上記磁気テープのベースフイルムを剥離
する装置において、ベースフイルムに接触してこ
れを剥離する回転刃と、該回転刃を回転駆動する
回転刃駆動体と、該回転刃駆動体及び回転刃を上
下動する機構とを備え、上記回転刃の下方を空所
として構成してなることを特徴とする磁気テープ
のベースフイルム剥離装置を要旨とする。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第2図〜第6図において10は周面に多数の構
成刃10aを形成してなる軸方向に長尺な回転刃
で、この回転刃10は回転刃駆動体としてのモー
タ11に回転可能に枢着されている。該モータ1
1は基台12上に載置固定される。また該基台1
2には横方向に長く張り出した支持杆13を介し
てブロア14が固定され、該ブロア14は回転刃
10の上方位置に臨んでいる。基台12は油圧シ
リンダ、エアーシリンダ等の昇降装置15のピス
トン軸16に連結され、上下動可能に設けられて
いる。17は昇降装置15を支持する支持枠であ
る。
モーター軸に連結され、このモーター軸から横
方向に長く突出する状態で設けられた回転刃10
の前後位置には各々、一対の搬送ロール18,1
9及び20,21が設置されている。この2組の
搬送ロール18,19及び20,21は後述する
連続被貼着基材22を搬送するものであるが、前
者におけるロール間隙を後者におけるそれよりも
大きくし、以て前者における基材ニツプ圧を後者
におけるそれよりも弱くしてある。尚、図中、2
3は基材22を搬送するコンベア、24,25は
位置センサである。
次に本考案の作用を説明する。
ベースフイルム26に磁気層27、接着剤層2
8を順次積層形成してなる短片状の磁気テープ2
9を図示しない熱プレス機構により連続帳票基
材、連続カード基材等の連続被貼着基材22に押
圧接着し、以て磁気テープ29が上記基材22に
転写される。この磁気テープ29をアイランド状
に貼着してなる基材22は第2図において矢印b
方向に搬送され、センサ24の下方を磁気テープ
29が通過すると、それを該センサ24が検知し
て磁気テープ貼着部が回転刃の下方直前に達する
時点にタイミングを合わせ昇降装置を作動させ、
ピストン軸16を降下させ、それにより基台12
と共に回転刃10が降下する。回転刃10が所定
位置まで降下したとき昇降装置15の作動は停止
する。基材搬送方向に対してリバース回転する回
転刃10(回転刃10は第2図において矢印c方
向に回転する)が上記降下により基材22に接触
すると共に、直ちにベースフイルム26に接触
し、第5図、第6図に示すようにベースフイルム
26をその端部から剥離する。この場合、回転刃
10の下方を空所として構成してあるから回転刃
10による押圧力が基材22に強く働かない。し
かも、ロール18,19間の基材ニツプ圧はロー
ル20,21間におけるそれよりも弱いため、回
転刃10が基材22に接触したとき基材22とロ
ール18,19との間でスリツプが起こり、第5
図に示すようにロール18,19側で基材22の
逃げが起こる(基材22が撓む)。このようにロ
ール18,19とロール20,21との間におけ
る基材22のテンシヨンは微少なものとなり、回
転刃10と基材22との接触面の圧力はほゞ基材
22を押し下げた回転刃10のストロークに対す
る基材22の反発力とロール18,19と基材2
2との摩擦力に起因するものとなる。その結果、
回転刃10による押圧力がある程度吸収されて基
材22に及ぼされる力は適度なものとなり、その
ため磁気層27や基材22を傷付ける程の力は働
かず、ベースフイルム26を剥離するだけの適正
な力が及ぼされる。従つて、磁気層、基材を損傷
することなくベースフイルムの剥離を安定的に行
なうことができる。
上記動作により剥離されたベースフイルム26
は回転刃10上方のブロア14により吸引除去さ
れる。ベースフイルム26の剥離された磁気テー
プ29が回転刃10の下方を通過するとセンサ2
5がそれを検知して昇降装置を作動させてピスト
ン軸16を上昇させ、これによつて基台12と共
に回転刃10が上昇し、基材22面より離間す
る。次のアイランド状の磁気テープを貼着した基
材が搬送されてくると前述と同様の動作が繰り返
し行なわれる。尚、後工程において基材22は適
宜大きさに切断される。
本考案は連続状の被貼着基材に適用する場合に
限定されず、最終製品寸法形状の単片状被貼着基
材に適用することもできる。この場合、該基材に
は各々、個々にベースフイルムが貼着され、この
ベースフイルムを貼着してなる基材1つ1つを連
続的に或いは間欠的に搬送して本考案装置に適用
させる。この時、位置センサは基材の端部を検知
しても或いは磁気テープの端部を検知するように
してもよい。
以上説明したように、本考案装置は回転刃を用
いるので固定刃を用いる場合と異なり刃の接触角
及び刃にかゝる荷重を設定する必要がなく、その
ような設定がなくても剥離不良や磁気層、基材の
損傷等を生じる虞れはない。また回転刃の下方を
空所として構成したので、基材に及ぼされた回転
刃からの押圧力は基材が撓むことによつて適当に
緩和されるので基材には適正な押圧力が及ぼさ
れ、押圧力過多による磁気層等の損傷を確実に防
止できる。更に適正な押圧力が得られるので回転
刃の摩耗が少なく、且つ回転刃は多数の構成刃を
有するので、剥離失敗の度合いが少なく不良品の
発生を極力防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は固定刃を用いたベースフイルム剥離機
構を示す概略正面説明図、第2図〜第6図は本考
案の実施例を示し、第2図は本考案装置の概略正
面図、第3図は手前の搬送ロールを省略して描い
た第2図の側面図、第4図は回転刃の斜視図、第
5図は剥離状態を示す説明図、第6図は第5図の
要部詳細断面図である。 10…回転刃、11…モータ、15…昇降装
置、22…被貼着基材、26…ベースフイルム、
29…磁気テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースフイルムを有する磁気テープを貼着した
    被貼着基材を一定方向に搬送し、搬送途中で上記
    磁気テープのベースフイルムを剥離する装置にお
    いて、ベースフイルムに接触してこれを剥離する
    回転刃と、該回転刃を回転駆動する回転刃駆動体
    と、該回転刃駆動体及び回転刃を上下動する機構
    とを備え、上記回転刃の下方を空所として構成し
    てなることを特徴とする磁気テープのベースフイ
    ルム剥離装置。
JP18554681U 1981-12-12 1981-12-12 磁気テ−プのベ−スフイルム剥離装置 Granted JPS5890534U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18554681U JPS5890534U (ja) 1981-12-12 1981-12-12 磁気テ−プのベ−スフイルム剥離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18554681U JPS5890534U (ja) 1981-12-12 1981-12-12 磁気テ−プのベ−スフイルム剥離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5890534U JPS5890534U (ja) 1983-06-18
JPH0119240Y2 true JPH0119240Y2 (ja) 1989-06-05

Family

ID=29986695

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18554681U Granted JPS5890534U (ja) 1981-12-12 1981-12-12 磁気テ−プのベ−スフイルム剥離装置

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JP (1) JPS5890534U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5890534U (ja) 1983-06-18

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