JP3910191B2 - 推進管施工方法 - Google Patents
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この第2の構成においては、コンクリート製ケーシングの外周を鋼板製の外皮とすることにより、刃先となる鋼製ケーシング部分を、コンクリート製ケーシングの外周鋼板に溶接することができる。
この第3の構成においては、到達立坑でも、鋼製ケーシング部分に先導管が到達できるため、立坑設置時に到達坑口の位置合わせが不要であり、立坑施工が従来のコンクリート製ケーシングに比べて簡単である。また、コンクリートをはつって到達立坑を設置する必要もないため、到達坑口が簡単にできる。
(1)全周回転または揺動により地中に圧入するコンクリート製円形ケーシングの先端を、切削刃を有する鋼製ケーシングとすることにより、鋼製ケーシング部分に発進装置を簡単に設置できるとともに、鋼製ケーシング対応の発進装置をそのまま使用することができる。また、立坑施工後に発進坑口を鋼製ケーシングに設置できるため、立坑施工が簡単で、計画変更にも柔軟に対応できる。
推進管敷設後は、鋼製ケーシング部分を部分的に現場打ちコンクリートでマンホール施工を行うため、発進坑口、到達坑口およびアンカーボルト部の補修の必要が無い。
鋼製ケーシングは、立坑設置後に発進坑口を設置するため、立坑施工がコンクリート製ケーシングに比べて簡単である。また、立坑設置後の計画変更にも柔軟に対応できる。
また、鋼管立坑の場合は先導管が到達したらアセチレンガスによりケーシングを切断して行うために、コンクリートをはつる場合に比べて短時間でできるし、鋼製ケーシングは仮設物であるため補修の必要はない。
(3)到達立坑でも鋼製ケーシング部分に先導管が到達できるため、立坑施工後に到達坑口を設置でき、立坑の施工が簡単であり、到達坑口も簡単に設置ができる。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態に係る推進管施工方法の発進立坑掘削工程を示す説明図、図2は同実施の形態における発進装置設置状態を示す断面図、図3は同実施の形態における推進管施工状態を示す断面図、図4は同実施の形態における発進立坑完成状態を示す断面図である。
このようにして、本実施の形態の分割式外周鋼板コンクリート製円形ケーシング10を用いて立坑を構築し、また推進管を施工することができる。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る推進管施工方法の発進立坑掘削工程を示す説明図である。
この第2の実施の形態では、第1の実施の形態における分割式外周鋼板コンクリート製円形ケーシング10の代わりに、分割式ではない外周鋼板コンクリート製円形ケーシング17を用いたものである。
その他の構成および、施工方法は、第1の実施の形態における分割式外周鋼板コンクリート製円形ケーシング10を外周鋼板コンクリート製円形ケーシング17に読み替えることにより、同様に実施することができるので、説明を省略する。
図6は本発明の第3の実施の形態に係る推進管施工方法の発進立坑掘削工程を示す説明図、図7は同実施の形態における発進立坑完成状態を示す断面図である。
この第3の実施の形態では、第2の実施の形態における外周鋼板コンクリート製円形ケーシング17の代わりに、外周全体に鋼板製の外皮を有しないコンクリート製円形ケーシング18を用いたものである。
このコンクリート製円形ケーシング18は、筒形のコンクリート18aの上下端部を接続ボルト19で結合するようにしており、その接合部のみの周囲に鋼板18bを設けた構成となっている。
その他の構成および、施工方法は、第1の実施の形態における分割式外周鋼板コンクリート製円形ケーシング10をコンクリート製円形ケーシング18に読み替えることにより、同様に実施することができるので、説明を省略する。
2 到達立坑
10,10−1〜10−4 分割式外周鋼板コンクリート製円形ケーシング
11 コンクリート
12 鋼板
13 接続ボルト
14,16 溶接部
15 止水リング
17,17−1〜17−4 外周鋼板コンクリート製円形ケーシング
17a コンクリート
17b 鋼板
18,18−1 コンクリート製円形ケーシング
18a コンクリート
18b 鋼板
19 接続ボルト
20 鋼製ケーシング
21 切削刃
30 ベースマシン
31 グラブバケット
40 チュービング装置
41 圧入シリンダ
50 底盤コンクリート
51 開口部
52 止水器
53,54 発進装置固定用ブラケット
55 発進装置
56 推進ジャッキ
57 押し板
58 現場打ちコンクリート
59 マンホールブロック
60 推進管
61 レーザ投光器
Claims (3)
- 全周回転または揺動により地中に圧入するコンクリート製円形ケーシングの先端に、切削刃を先端に有する鋼製ケーシングを取り付けて発進立坑の掘削を行い、所定深さまで掘削した後に、前記鋼製ケーシングの底部に底盤コンクリートを打設し、前記鋼製ケーシング内部に発進装置を取り付けて推進管を推進することを特徴とする推進管施工方法。
- 前記コンクリート製円形ケーシングの外周は鋼板製の外皮を有していることを特徴とする請求項1記載の推進管施工方法。
- 全周回転または揺動により地中に圧入するコンクリート製円形ケーシングの先端に、切削刃を先端に有する鋼製ケーシングを取り付けて到達立坑の掘削を行い、所定深さまで掘削した後に、前記鋼製ケーシングの底部に底盤コンクリートを打設し、前記発進立坑から推進された先導管、および推進管を前記到達立坑の鋼製ケーシングに到達させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の推進管施工方法。
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JP2004158000A JP3910191B2 (ja) | 2004-05-27 | 2004-05-27 | 推進管施工方法 |
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