JP3909624B2 - Absアクチュエータ配置構造 - Google Patents

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    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
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    • B60T8/3675Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units
    • B60T8/368Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units combined with other mechanical components, e.g. pump units, master cylinders
    • B60T8/3685Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units combined with other mechanical components, e.g. pump units, master cylinders characterised by the mounting of the modulator unit onto the vehicle

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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はABSアクチュエータ配置構造に係り、特にABSアクチュエータをエアコンパイプに干渉させることなく、ABSアクチュエータの前端側面部位とエプロンパネルとヘッドライトの後端との間に作業スペースを確保し得て、取付作業性を向上させるABSアクチュエータ配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両には、走行動作を停止させるためにブレーキ装置が設けられている。
そして、このブレーキ装置には、アンチスキッド・ブレーキ・システム(一般に「ABS」ともいう)を採用しているものもある。このアンチスキッド・ブレーキ・システムは、エンジンルーム内に配設されるABSアクチュエータを使用している。
【0003】
前記ABSアクチュエータ配置構造としては、特開平7−132820号公報に開示されるものがある。この公報に開示される自動車のブレーキ系コントロールユニット取付構造は、ブレーキ系コントロールユニットを搭載するブラケットの脚部の下側部に形成した弯曲部をフロントホイールハウスの側面に重合固定し、且つ脚部を接合した載置台部の端部下側にオーバーハング部を形成し、そして重合部分に集中配管部を設け、配管接続作業に支障を来すことなく、ブラケットの脚部の構造を簡単にし、コストダウンを図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のABSアクチュエータ配置構造において、アンチスキッド・ブレーキ・システム用のABSアクチュエータ110は、図14に示す如く、エンジンルーム106内においてエプロンパネル108内側且つストラットタワー114の前側部位に、前記エプロンパネル108に対して平行状態に車体104に固定されている。
【0005】
このとき、前記ABSアクチュエータ110の固定位置をエンジンルーム106の中央部位に平行移動させると、図15に示す如く、エプロンパネル108とABSアクチュエータ110間に右側のヘッドライト118のバルブ等の部品を取り付ける際の作業スペースを確保することはできるが、レイアウトの制約上、前記ABSアクチュエータ110がエアコンパイプ116に干渉するという不都合がある。
【0006】
また、反対に、ABSアクチュエータ110がエアコンパイプ116に干渉するのを防止すべく、ABSアクチュエータ110をエプロンパネル108側に平行移動させると、図16に示す如く、ABSアクチュエータ110とエアコンパイプ116との干渉は回避できるが、エプロンパネル108とABSアクチュエータ110間に作業スペースを確保することができなくなるという不都合がある。
【0007】
更に、前記ABSアクチュエータ110に取り付けられる内側に位置する4本の第1〜第4ブレーキパイプ122−1、122−2、122−3、122−4は、図14及び図17に示す如く、ABSアクチュエータ110からエンジンルーム106の中央部位側且つ斜め前側に指向すべく配管されている。
【0008】
この結果、第1〜第4ブレーキパイプ122−1、122−2、122−3、122−4を工具126を使用して取り付ける際に、図17に示す如く、工具126が第1〜第4ブレーキパイプ122−1、122−2、122−3、122−4やブレーキ用マスタシリンダ138、車体104等と干渉することとなり、ナットであるフレアナットの十分な締付スペースを確保することができないという不都合がある。
【0009】
参考までに記載すると、フレアナットの規定締付トルクを得るためには、工具が約60度回転するだけの締付スペースが必要である。
【0010】
更にまた、前記ABSアクチュエータ110を車体104に固定するブラケット112は、車体側に水平状態に固定される第1脚部をボルト締結する際に、図18に示す如く、前記ABSアクチュエータ110に装着されるハイドロリック・ユニット・モータ136が邪魔となり、ABSアクチュエータ110とブラケット112との取付順序が限定され、実用上不利であるという不都合がある。
【0011】
つまり、前記ABSアクチュエータ110を車体104に固定するための取付順序は、先ず、ブラケット112を車体104に取り付け、このブラケット112の取付後に、ブラケット112にABSアクチュエータ110を取り付けるものである。
【0012】
また、本体部を板状に形成したブラケットにおいては、このブラケットにABSアクチュエータを取り付ける際に、ABSアクチュエータの縦方向、つまり車体の前後方向とABSアクチュエータの横方向、つまり車体の左右方向との位置決めを全く行うことができないという不具合がある。
【0013】
このため、前記ブラケット112の本体部128に、図19(a)及び図19(b)に示す如く、車体の左右方向への移動を阻止するための受け板部134−3を立設する方策が考えられる。
【0014】
しかし、取付作業のためだけに、部品を加工したり、治具を作成したりする必要があり、取付作業が面倒となるという不都合がある。
【0015】
前記ブラケット112を車体104に取り付ける際にも、図19(c)に示す如く、何ら位置決めが行われず、上述と同様に、取付作業のためだけに、部品を加工したり、治具を作成したりする必要があり、取付作業が面倒となるという不都合がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、エンジンルーム内の車体のエプロンパネル内側に設けたアンチスキッド・ブレーキ・システム用のABSアクチュエータ配置構造において、前記ABSアクチュエータは、エンジンルーム内においてエプロンパネルとストラットタワー前側とヘッドライトとによって囲繞される領域に配設し、前記ABSアクチュエータのヘッドライト側となる前端部位を前記エンジンルームの中央部位に接近させるべく前記車体側にブラケットを介して前記ABSアクチュエータを斜め状態に配置し、前記ABSアクチュエータの前端側面部位と前記エプロンパネルと前記ヘッドライトの後端との間に作業スペースとなる空間部を確保するとともに、前記ブラケットは、取付ボルト用の取付孔部が形成されている第1脚部を有し、該第1脚部の端部を前記ABSアクチュエータよりも突出するように延長して設け、前記第1脚部を前記空間部を利用して上方からボルトを締め付けることで前記車体に水平状態に固定し、前記ブラケットが車体に固定されていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
上述の如く発明したことにより、ABSアクチュエータを配置する際には、ABSアクチュエータの前端部位をエンジンルームの中央部位に接近させるべく斜め状態に配置し、ABSアクチュエータをエアコンパイプに干渉させることなく、ABSアクチュエータの前端側面部位とエプロンパネルとヘッドライトの後端との間に作業スペースを確保し、取付作業性を向上させるとともに、設計の自由度をアップさせている。
【0018】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
【0019】
図1〜図12はこの発明の実施例を示すものである。図1において、2は車両、4は車体、6はエンジンルーム、8はエプロンパネル、10は図示しないアンチスキッド・ブレーキ・システム用のABSアクチュエータである。
【0020】
前記車両2のフロント側には、エンジンルーム6が形成されている。そして、このエンジンルーム6内には、アンチスキッド・ブレーキ・システム用のABSアクチュエータ10が配置されている。
【0021】
このとき、ABSアクチュエータ10は、図1〜図3に示す如く、ABSアクチュエータ10の前端部位を前記エンジンルーム6の中央部位に接近させるべく、前記車体4側にブラケット12を介して斜め状態に配置する構成とする。
【0022】
詳述すれば、前記ABSアクチュエータ10は、図1〜図3に示す如く、エンジンルーム6内においてエプロンパネル8とストラットタワー14とエアコンパイプ16とヘッドライト18とによって囲繞される領域に配設される。
【0023】
そして、図1〜図3に示す如く、前記ABSアクチュエータ10を斜め状態に配置し、このABSアクチュエータ10の前端側面部位とエプロンパネル8とヘッドライト18の後端との間の作業スペースとなる空間部20を現出させるものである。
【0024】
また、前記ABSアクチュエータ10を、エプロンパネル8の内側且つストラットタワー14の前側に配設するとともに、ABSアクチュエータ10の上面内側に4本の第1〜第4ブレーキパイプ22−1、22−2、22−3、22−4を連絡して設けている。
【0025】
このとき、先端たる前記車両2の前方に位置する第1ブレーキパイプ22−1を、図3及び図4に示す如く、前記エプロンパネル8側に指向させた後に前記ストラットタワー14側に指向させるとともに、残りの第2〜第4ブレーキパイプ22−2、22−3、22−4をストラットタワー14側に指向させ、ストラットタワー14の前側において収束させた後に、図1に示す如く、エアコンパイプ16下側を通過すべく配管する。
【0026】
更に、前記第1〜第4ブレーキパイプ22−1、22−2、22−3、22−4を、図12に示す如く、ABSアクチュエータ10に第1〜第4ナット24−1、24−2、24−3、24−4により夫々固定する際に、内側に位置する第2及び第3ナット24−2、24−3の長さを他の第1及び第4ナット24−1、24−4の長さよりも長く形成する。
【0027】
前記第2及び第3ナット24−2、24−3の長さは、工具26によって第2及び第3ナット24−2、24−3を締め付ける際に、工具26の両端の第1及び第4ナット24−1、24−4への干渉を回避するためのものであるので、工具26の厚みによって第2及び第3ナット24−2、24−3の長さが任意に設定される。
【0028】
更にまた、前記ABSアクチュエータ10を車体4に固定するブラケット12は、図6〜図8に示す如く、板状の本体部28と、この本体部28に連絡し前記車体4側に水平状態に固定される第1脚部30と、本体部28に連絡し車体4側に垂直状態に固定される第2脚部32と、前記本体部28上方に立設される支持部34とからなる。
【0029】
そして、前記第1脚部30を、図5に示す如く、従来のものよりも延長して設け、第1脚部30の端部を前記ABSアクチュエータ10に装着されるハイドロリック・ユニット・モータ36よりも突出させる。
【0030】
前記第1脚部30は、図6及び図7に示す如く、板状部30−1と、この板状部30−1の縁部に形成したフランジ部30−2と、板状部30−1の途中部位に形成した水抜き孔部30−3と、前記板状部30−1の長手方向に指向する断面U字状の補強用溝部30−4と、取付孔部30−5とを有している。
【0031】
つまり、延長して設けた前記第1脚部30の補強を行うために、フランジ部30−2と補強用溝部30−4と設けるとともに、第1脚部30の先端側に水抜き孔部30−3を設け、この水抜き孔部30−3に合致する車体4側の位置にも図示しない孔部を形成し、水抜きを効率良く行い、電子部品であるABSアクチュエータ10を水分から保護するものである。
【0032】
前記第2脚部32は、板状部32−1と、この板状部32−1の両側部位に形成したフランジ部32−2と、取付用切欠き部32−3とを有している。
【0033】
前記第1脚部30と第2脚部32との車体4側への夫々の取付面30f、32fは、直交すべく形成されており、前記ブラケット12の位置決めを果たしている(図11参照)。
【0034】
また、前記ブラケット12の支持部34は、図6〜図8に示す如く、本体部28から切り起こして形成された切り起こし片部34−1と、この切り起こし片部34−1に形成した取付孔部34−2と、前記切り起こし片部34−1に対して直交すべく前記本体部28の外周部位に形成された受け板部34−3と、この受け板部34−3に形成した取付孔部34−4とからなる。
【0035】
そして、前記切り起こし片部34−1とこの切り起こし片部34−1に対して直交する受け板部34−2とによって、前記ABSアクチュエータ10の位置決めを果たしている。
【0036】
ここで、前記ブラケット12について、図9〜図11を使用して概略的に説明すると、図9に示す如く、本体部28に支持部34を形成する切り起こし片部34−1と受け板部34−3とが直交すべく形成されており、本体部28に前記ABSアクチュエータ10を取り付ける際に、図10に示す如く、切り起こし片部34−1と受け板部34−3とがABSアクチュエータ10の側部において直交する2面に接触することとなる。
【0037】
また、前記ブラケット12の本体部28には、図11に示す如く、下方向に指向する第2脚部32が形成されており、この第2脚部32の取付面32fが車体4側に接触することとなる。
【0038】
なお符号38は、ブレーキ用マスタシリンダ、40は前記ABSアクチュエータ10をブラケット12を介して車体4に固定する際に使用される取付ボルトである。
【0039】
次に作用を説明する。
【0040】
前記ABSアクチュエータ10を車体4に固定する際には、ブラケット12を介して固定する、
【0041】
すなわち、先ず、ブラケット12の本体部28上面に取付ボルト40によって前記ABSアクチュエータ10を取り付ける。
【0042】
このとき、前記ブラケット12の本体部28に形成した切り起こし片部34−1と受け板部34−3とが、ABSアクチュエータ10の側部において直交する2面に接触することとなり、ABSアクチュエータ10の位置決めが確実に行われる。
【0043】
ABSアクチュエータ10をブラケット12に取り付けた後には、前記車体4の側面部位に位置する図示しない取付孔部に取付ボルト40を仮止めし、この仮止めした取付ボルト40にブラケット12の第2脚部32に形成した取付用切欠き部32−3を係合させ、第1、第2脚部30、32の取付面30f、32fによってブラケット12の位置決めを行う。
【0044】
そして、第1脚部30の取付孔部30−5と第2脚部32の取付用切欠き部32−3とを利用して、取付ボルト40によって前記ABSアクチュエータ10を車体4に固定する。
【0045】
このとき、ABSアクチュエータ10は、ABSアクチュエータ10の前端部位を前記エンジンルーム6の中央部位に接近させるべく、前記車体4側に斜め状態に配置され、図1及び図2に破線で示す如く、ABSアクチュエータ10の前端側面部位とエプロンパネル8とヘッドライト18の後端との間に作業スペースとなる空間部20が確保される。
【0046】
また、ABSアクチュエータ10を車体4に固定した後には、ABSアクチュエータ10の上面内側に4本の第1〜第4ブレーキパイプ22−1、22−2、22−3、22−4を配管する。
【0047】
すなわち、先ず、第1及び第4ナット24−1、24−4によって両端に位置する第1及び第4ブレーキパイプ22−1、22−4を工具26を利用して配管し、第1及び第4ブレーキパイプ22−1、22−4の配管後に、長さを大とした第2及び第3ナット24−2、24−3によって残りの第2〜第3ブレーキパイプ22−2、22−3を配管する。
【0048】
そして、第1〜第4ブレーキパイプ22−1、22−2、22−3、22−4の配管状態は、第1ブレーキパイプ22−1を、図3及び図4に示す如く、前記エプロンパネル8側に指向させた後に前記ストラットタワー14側に指向させるべく配管するとともに、残りの第2〜第4ブレーキパイプ22−2、22−3、22−4をストラットタワー14側に指向させる配管し、ストラットタワー14の前側において4本の第1〜第4ブレーキパイプ22−1、22−2、22−3、22−4を収束させた後に、図1に示す如く、エアコンパイプ16下側を通過すべく配管するものである。
【0049】
このとき、配管に使用される工具26には、第1〜第4ブレーキパイプ22−1、22−2、22−3、22−4の配管状態によって、図3に示す如く、工具26が約60度回転するだけの締付スペースが確保される。
【0050】
これにより、前記ABSアクチュエータ10の前端部位をエンジンルーム6の中央部位に接近させるべく斜め状態に配置したABSアクチュエータ10によって、エアコンパイプ16に干渉させることなく、ABSアクチュエータ10の前端側面部位とエプロンパネル8とヘッドライト18の後端との間に作業スペースとなる空間部20を確保し得て、右側のヘッドライト18のバルブ等の部品を取り付ける際の取付作業性を向上させることができ、実用上有利であるとともに、設計の自由度をアップさせることができる。。
【0051】
また、前記ABSアクチュエータ10を、エプロンパネル8の内側且つストラットタワー14の前側に配設するとともに、ABSアクチュエータ10の上面内側に4本の第1〜第4ブレーキパイプ22−1、22−2、22−3、22−4を連絡して設ける際に、前記車両2の前方に位置する第1ブレーキパイプ22−1を前記エプロンパネル8側に指向させた後に前記ストラットタワー14側に指向させるとともに、残りの第2〜第4ブレーキパイプ22−2、22−3、22−4をストラットタワー14側に指向させ、ストラットタワー14の前側において収束させた後に、エアコンパイプ16下側を通過すべく配管したことにより、工具26が約60度回転するだけの締付スペースを確保することができ、締付作業性を向上し得るとともに、配管長さを短縮させることができ、コストを低減し得て、しかも配管の剛性をも向上させることができ、耐久性を向上し得て、また配管の剛性アップによってクランプ等の係止具の個数を減少させることができ、経済的に有利である。
【0052】
更に、前記第1〜第4ブレーキパイプ22−1、22−2、22−3、22−4をABSアクチュエータ10に第1〜第4ナット24−1、24−2、24−3、24−4により夫々固定する際に、内側に位置する第2及び第3ナット24−2、24−3の長さを他の第1及び第4ナット24−1、24−4の長さよりも長く形成したことにより、第1及び第4ナット24−1、24−4によって両端に位置する第1及び第4ブレーキパイプ22−1、22−4を工具26を利用して配管した後、残りの第2〜第3ブレーキパイプ22−2、22−3を配管する際に、長さを大とした第2及び第3ナット24−2、24−3によって、工具26が第1及び第4ナット24−1、24−4に干渉する惧れがないとともに、締付作業性が良好となる。
【0053】
更にまた、前記ブラケット12を、板状の本体部28と、この本体部28に連絡し前記車体4側に水平状態に固定される第1脚部30と、本体部28に連絡し車体4側に垂直状態に固定される第2脚部32と、前記本体部28上方に立設される支持部34とによって構成したことにより、第1、第2脚部30、32によってブラケット12の位置決めを行うことができ、別途位置決め用の部材を設ける必要がないとともに、車体4側へのブラケット12の取付作業を容易に行うことができ、実用上有利である。
【0054】
また、前記ブラケット12の第1脚部30を、従来のものよりも延長して設けたことにより、前記ABSアクチュエータ10を斜め状態に配置したことと相俟って、平面視において第1脚部30の取付孔部30−3がハイドロリック・ユニット・モータ36の取付位置から突出することとなり、ABSアクチュエータ10をブラケット12に取り付けた後に、ブラケット12を車体4に取り付けることができ、組付作業性を向上し得る。
【0055】
更に、前記ブラケット12の第1脚部30を、板状部30−1と、この板状部30−1の縁部に形成したフランジ部30−2と、板状部30−1の途中部位に形成した水抜き孔部30−3と、前記板状部30−1の長手方向に指向する断面U字状の補強用溝部30−4と、取付孔部30−5とによって形成したことにより、フランジ部30−2と補強用溝部30−4とによって第1脚部30を補強することができ、剛性をアップさせて耐久性を向上し得るとともに、前記水抜き孔部30−3によって水抜きを効率良く行うことができ、排水性を向上させて電子部品であるABSアクチュエータ10を水分から保護し得て、ABSアクチュエータ10の耐食性を向上させ、ABSアクチュエータ10の使用寿命を長くすることができるものである。
【0056】
更にまた、前記ブラケット12の支持部34を、本体部28から切り起こして形成された切り起こし片部34−1と、この切り起こし片部34−1に形成した取付孔部34−2と、前記切り起こし片部34−1に対して直交すべく前記本体部28の外周部位に形成された受け板部34−3と、この受け板部34−3に形成した取付孔部34−4とによって形成したことにより、切り起こし片部34−1と受け板部34−2とをブラケット12の成形時に同時に形成することができ、部品点数が増加する惧れがなく、製作が容易で、コストを低廉に維持し得るとともに、切り起こし片部34−1とこの切り起こし片部34−1に対して直交する受け板部34−2とによって、ABSアクチュエータ10の位置決めを確実に果たすことができ、アクチュエータ10にブラケット12を取り付ける際の取付作業性を向上させることができる。
【0057】
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0058】
例えば、この発明の実施例において、ABSアクチュエータの前端部位をエンジンルームの中央部位に接近させるべく車体側にブラケットを介してABSアクチュエータを斜め状態に配置する構成としたが、前記ABSアクチュエータをXYZの3軸の少なくとも1軸を中心として回転させ、ABSアクチュエータを傾斜させる構成(SG1)とすることも可能である。
【0059】
すなわち、図13に示すABSアクチュエータ42において、第1面42−1を車両の前方に指向させるとともに、車両の左右方向に指向する軸をX、車両の上下方向に指向する軸をY、車両の前後方向に指向する軸をZとした際に、Y軸を中心として前記ABSアクチュエータ42を回転させると、この発明の実施例と略同様に、ABSアクチュエータ42を配置することができるものである。
【0060】
そしてこのとき、XYZの3軸の少なくとも1軸、例えばY軸とX軸とを夫々中心として回転させてABSアクチュエータ42を配設すれば、ABSアクチュエータ42の前端側面部位とエプロンパネルとヘッドライトの後端との間に作業スペースを確保することができるとともに、ABSアクチュエータ42の上面が前方あるいは後方に傾斜することとなり、ABSアクチュエータ42の上面に水やゴミが溜まるのを確実に防止することができる。
【0061】
また、Y軸とZ軸とを夫々中心としてABSアクチュエータ42を回転させると、ABSアクチュエータ42の前端側面部位とエプロンパネルとヘッドライトの後端との間に作業スペースを確保することができるとともに、ABSアクチュエータ42とエプロンパネル間を上方に向かって漸次大とすることも可能であり、作業スペースが拡大し、取付作業性を向上し得て、しかもABSアクチュエータ42の上面が左右の一側に傾斜することとなり、ABSアクチュエータ42の上面に水やゴミが溜まるのを確実に防止することができるものである。
【0062】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如くこの本発明によれば、ABSアクチュエータをエアコンパイプに干渉させることなく、ABSアクチュエータの前端側面部位とエプロンパネルとヘッドライトの後端との間に作業スペースを確保し得て、取付作業性を向上させることができ、実用上有利であるとともに、設計の自由度をアップさせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すABSアクチュエータの配設状態の概略斜視図である。
【図2】ABSアクチュエータの配設状態の概略平面図である。
【図3】ABSアクチュエータの配設部位の概略拡大平面図である。
【図4】ABSアクチュエータの配管状態の概略平面図である。
【図5】ABSアクチュエータをブラケットを介して車体に固定する状態の概略正面図である。
【図6】ブラケットの斜視図である。
【図7】ブラケットにABSアクチュエータを取り付ける状態の組付斜視図である。
【図8】ABSアクチュエータをブラケットを介して車体に固定する状態の組付斜視
図である。
【図9】ブラケットにABSアクチュエータを取り付ける状態の概略説明用の斜視図である。
【図10】ブラケットにABSアクチュエータを取り付けた状態の概略説明用の平面図である。
【図11】ブラケットを介してABSアクチュエータを車体に取り付ける状態の概略説明用の正面図である。
【図12】ABSアクチュエータの拡大右側面図である。
【図13】この発明の他の第1の実施例を示すABSアクチュエータの概略斜視図である。
【図14】この発明の従来技術を示すABSアクチュエータの配設状態の概略斜視図である。
【図15】ABSアクチュエータをエンジンルームの中央部位に平行移動させて配設した状態の概略平面図である。
【図16】ABSアクチュエータをエプロンパネル側に平行移動させて配設した状態の概略平面図である。
【図17】ABSアクチュエータの配設部位の概略拡大平面図である。
【図18】ABSアクチュエータをブラケットを介して車体に固定する状態の概略正面図である。
【図19】ブラケットによる取付状態を示し、(a)はブラケットにABSアクチュエータを取り付ける状態の概略説明用の斜視図、(b)はブラケットにABSアクチュエータを取り付けた状態の概略説明用の平面図、(c)はブラケットを介してABSアクチュエータを車体に取り付ける状態の概略説明用の正面図である。
【符号の説明】
2 車両
4 車体
6 エンジンルーム
8 エプロンパネル
10 ABSアクチュエータ
12 ブラケット
14 ストラットタワー
16 エアコンパイプ
18 ヘッドライト
20 空間部
22−1 第1ブレーキパイプ
22−2 第2ブレーキパイプ
22−3 第3ブレーキパイプ
22−4 第4ブレーキパイプ
24−1 第1ナット
24−2 第2ナット
24−3 第3ナット
24−4 第4ナット
26 工具
28 本体部
30 第1脚部
32 第2脚部
34 支持部
36 ハイドロリック・ユニット・モータ
38 ブレーキ用マスタシリンダ

Claims (6)

  1. エンジンルーム内の車体のエプロンパネル内側に設けたアンチスキッド・ブレーキ・システム用のABSアクチュエータ配置構造において、前記ABSアクチュエータは、エンジンルーム内においてエプロンパネルとストラットタワー前側とヘッドライトとによって囲繞される領域に配設し、前記ABSアクチュエータのヘッドライト側となる前端部位を前記エンジンルームの中央部位に接近させるべく前記車体側にブラケットを介して前記ABSアクチュエータを斜め状態に配置し、前記ABSアクチュエータの前端側面部位と前記エプロンパネルと前記ヘッドライトの後端との間に作業スペースとなる空間部を確保するとともに、前記ブラケットは、取付ボルト用の取付孔部が形成されている第1脚部を有し、該第1脚部の端部を前記ABSアクチュエータよりも突出するように延長して設け、前記第1脚部を前記空間部を利用して上方からボルトを締め付けることで前記車体に水平状態に固定し、前記ブラケットが車体に固定されていることを特徴とするABSアクチュエータ配置構造。
  2. 前記ABSアクチュエータは、エプロンパネル内側且つストラットタワー前側に配設されるとともに、連絡する4本の第1〜第4ブレーキパイプを有し、先端に位置する第1ブレーキパイプを前記エプロンパネル側に指向させた後に前記ストラットタワー側に指向させるとともに、残りの第2〜第4ブレーキパイプをストラットタワー側に指向させ、ストラットタワーの前側において収束させた後にエアコンパイプ下側を通過すべく配管した請求項1に記載のABSアクチュエータ配置構造。
  3. 前記第1〜第4ブレーキパイプは、ABSアクチュエータに第1〜第4ナットにより夫々固定されるとともに、内側に位置する第2及び第3ナットの長さを他の第1及び第4ナットの長さよりも長く形成した請求項2に記載のABSアクチュエータ配置構造。
  4. 前記ブラケットは、板状の本体部と、この本体部に連絡し前記車体側に水平状態に固定される前記第1脚部と、本体部に連絡し車体側に垂直状態に固定される第2脚部と、前記本体部上方に立設される支持部とからなる請求項1に記載のABSアクチュエータ配置構造。
  5. 前記ブラケットの第1脚部は、板状部と、この板状部の両側部位に形成したフランジ部と、板状部の途中部位に形成した水抜き孔部と、前記板状部の長手方向に指向する断面U字状の補強用溝部とを有する請求項4に記載のABSアクチュエータ配置構造。
  6. 前記ブラケットの支持部は、本体部から切り起こして形成された切り起こし片部と、この切り起こし片部に対して直交すべく前記本体部の外周部位に形成された受け板部とからなる請求項4に記載のABSアクチュエータ配置構造。
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